JPH06350302A - ストリップラインフィルタ - Google Patents
ストリップラインフィルタInfo
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- JPH06350302A JPH06350302A JP5137647A JP13764793A JPH06350302A JP H06350302 A JPH06350302 A JP H06350302A JP 5137647 A JP5137647 A JP 5137647A JP 13764793 A JP13764793 A JP 13764793A JP H06350302 A JPH06350302 A JP H06350302A
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- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 abstract description 23
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Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グランド端子電極に発生する残留インダクタ
ンスのばらつきが少ないストリップラインフィルタを得
る。 【構成】 ストリップラインフィルタ15は、内部に一
対のストリップ線路が設けられ、底面に共通グランド電
極が設けられている。フィルタ15の端面部には、共通
グランド電極に接続された半田付け用グランド端子電極
10,12,13,14が設けられている。そして、各
ストリップ線路と共通グランド電極とを接続した中継用
グランド端子電極9,11が、半田付け用グランド端子
電極10から離隔してフィルタ15の端面部に設けられ
ている。このフィルタ15を印刷配線板等に表面実装す
る際、半田付け用グランド端子電極10,12,13,
14には半田を付着するが、中継用グランド端子電極
9,11には半田を付着しない。
ンスのばらつきが少ないストリップラインフィルタを得
る。 【構成】 ストリップラインフィルタ15は、内部に一
対のストリップ線路が設けられ、底面に共通グランド電
極が設けられている。フィルタ15の端面部には、共通
グランド電極に接続された半田付け用グランド端子電極
10,12,13,14が設けられている。そして、各
ストリップ線路と共通グランド電極とを接続した中継用
グランド端子電極9,11が、半田付け用グランド端子
電極10から離隔してフィルタ15の端面部に設けられ
ている。このフィルタ15を印刷配線板等に表面実装す
る際、半田付け用グランド端子電極10,12,13,
14には半田を付着するが、中継用グランド端子電極
9,11には半田を付着しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回路等に組み込ま
れて使用されるストリップラインフィルタに関する。
れて使用されるストリップラインフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】図8に示すように、従来のストリ
ップラインフィルタ49は、左右の端面部にそれぞれ入
出力端子電極50,51が設けられ、手前側及び奥側の
端面部にそれぞれグランド端子電極52,53が設けら
れていた。グランド端子電極52,53は、フィルタ4
9の内部に配設されたストリップ線路とフィルタ49の
底面に配設された共通グランド電極とを接続するもので
あり、手前側及び奥側の端面を略全面被覆する程の広面
積の電極であった。このストリップラインフィルタ49
は印刷配線板55に表面実装される。すなわち、入出力
端子電極51及びグランド端子電極52は、それぞれ印
刷配線板55の表面に設けられた回路導体56,57に
半田60,61にて電気的に接続され、かつ固定され
る。入出力端子電極50及びグランド端子電極53も、
同様にそれぞれ印刷配線板55の表面に設けられた回路
導体に半田によって電気的に接続され、かつ固定され
る。
ップラインフィルタ49は、左右の端面部にそれぞれ入
出力端子電極50,51が設けられ、手前側及び奥側の
端面部にそれぞれグランド端子電極52,53が設けら
れていた。グランド端子電極52,53は、フィルタ4
9の内部に配設されたストリップ線路とフィルタ49の
底面に配設された共通グランド電極とを接続するもので
あり、手前側及び奥側の端面を略全面被覆する程の広面
積の電極であった。このストリップラインフィルタ49
は印刷配線板55に表面実装される。すなわち、入出力
端子電極51及びグランド端子電極52は、それぞれ印
刷配線板55の表面に設けられた回路導体56,57に
半田60,61にて電気的に接続され、かつ固定され
る。入出力端子電極50及びグランド端子電極53も、
同様にそれぞれ印刷配線板55の表面に設けられた回路
導体に半田によって電気的に接続され、かつ固定され
る。
【0003】一方、このストリップラインフィルタ49
を高周波帯域にて使用すると、グランド端子電極52,
53に残留インダクタンスが発生する。この残留インダ
クタンスは、半田61の量や半田61の拡がり面積に依
存してその値が変動する。ところで、グランド端子電極
52,53は広面積の電極であるため、半田61の量や
半田61の拡がり面積のばらつきが大きくなる。従っ
て、従来のストリップラインフィルタ49は、グランド
端子電極52,53に発生する残留インダクタンスの値
が大きく変動し、フィルタ特性に大きなばらつきが生じ
るという問題があった。
を高周波帯域にて使用すると、グランド端子電極52,
53に残留インダクタンスが発生する。この残留インダ
クタンスは、半田61の量や半田61の拡がり面積に依
存してその値が変動する。ところで、グランド端子電極
52,53は広面積の電極であるため、半田61の量や
半田61の拡がり面積のばらつきが大きくなる。従っ
て、従来のストリップラインフィルタ49は、グランド
端子電極52,53に発生する残留インダクタンスの値
が大きく変動し、フィルタ特性に大きなばらつきが生じ
るという問題があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、グランド端子電
極に発生する残留インダクタンスのばらつきが少ないス
トリップラインフィルタを提供することにある。
極に発生する残留インダクタンスのばらつきが少ないス
トリップラインフィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るストリップラインフィルタは、
(a)少なくとも二つの共振器を備え、(b)前記共振
器の共通グランド電極に接続された半田付け用グランド
端子電極をフィルタ端面に設け、(c)前記共振器のス
トリップ線路と前記共通グランド電極とを接続した少な
くとも二つの中継用グランド端子電極を、前記フィルタ
端面に前記半田付け用グランド端子電極から離隔して設
けた、ことを特徴とする。
するため、本発明に係るストリップラインフィルタは、
(a)少なくとも二つの共振器を備え、(b)前記共振
器の共通グランド電極に接続された半田付け用グランド
端子電極をフィルタ端面に設け、(c)前記共振器のス
トリップ線路と前記共通グランド電極とを接続した少な
くとも二つの中継用グランド端子電極を、前記フィルタ
端面に前記半田付け用グランド端子電極から離隔して設
けた、ことを特徴とする。
【0006】以上の構成において、グランド端子電極を
半田付け用グランド端子電極と中継用グランド端子電極
の二種類とし、ストリップラインフィルタを印刷配線板
等に表面実装する際には、半田付け用グランド端子電極
を印刷配線板の表面に設けた回路導体に半田付けし、中
継用グランド端子電極には実装のための半田を付着しな
い。半田付け用グランド端子電極は、その電極幅を所定
値にすることにより電極面積が小さくなる。従って、従
来のフィルタと比較して半田の量や半田の拡がり面積が
小さくなる。また、グランド端子電極に発生する残留イ
ンダクタンスの値は、中継用グランド端子電極に実装の
ための半田付着がないため、共通グランド電極から中継
用グランド端子電極を介してストリップ線路に到るまで
の距離によって決定される。
半田付け用グランド端子電極と中継用グランド端子電極
の二種類とし、ストリップラインフィルタを印刷配線板
等に表面実装する際には、半田付け用グランド端子電極
を印刷配線板の表面に設けた回路導体に半田付けし、中
継用グランド端子電極には実装のための半田を付着しな
い。半田付け用グランド端子電極は、その電極幅を所定
値にすることにより電極面積が小さくなる。従って、従
来のフィルタと比較して半田の量や半田の拡がり面積が
小さくなる。また、グランド端子電極に発生する残留イ
ンダクタンスの値は、中継用グランド端子電極に実装の
ための半田付着がないため、共通グランド電極から中継
用グランド端子電極を介してストリップ線路に到るまで
の距離によって決定される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るストリップラインフィル
タの実施例について添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1〜図5]第1実施例は誘電体基板に
二つの共振器を備えたマイクロストリップラインフィル
タであり、バンドパスフィルタとして機能するものにつ
いて説明する。
タの実施例について添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1〜図5]第1実施例は誘電体基板に
二つの共振器を備えたマイクロストリップラインフィル
タであり、バンドパスフィルタとして機能するものにつ
いて説明する。
【0008】図1に示すように、誘電体基板1の上面に
は一対のストリップ線路2,3が形成されている。スト
リップ線路2の引出し部2aは誘電体基板1の左側縁部
に露出し、引出し部2bは誘電体基板1の手前側縁部の
左寄りの位置に露出している。ストリップ線路3の引出
し部3aは誘電体基板1の右側縁部に露出し、引出し部
3bは誘電体基板1の手前側縁部の右寄りの位置に露出
している。誘電体基板1の下面には、略全面に共通グラ
ンド電極4が形成されている。共通グランド電極4の引
出し部4a,4b,4cはそれぞれ誘電体基板1の手前
側縁部の左寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露
出している。さらに、共通グランド電極4の引出し部4
d,4e,4fはそれぞれ誘電体基板1の奥側縁部の左
寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露出してい
る。ストリップ線路2,3及び共通グランド電極4は、
例えば、AgやCu等のペーストを印刷法により塗布、
乾燥して形成してもよいし、スパッタリングやフォトリ
ソグラフ等の薄膜法を用いて形成してもよい。この誘電
体基板1の上面に、誘電体基板6を接着剤にて一体的に
貼り付け、ストリップラインフィルタ15とする。
は一対のストリップ線路2,3が形成されている。スト
リップ線路2の引出し部2aは誘電体基板1の左側縁部
に露出し、引出し部2bは誘電体基板1の手前側縁部の
左寄りの位置に露出している。ストリップ線路3の引出
し部3aは誘電体基板1の右側縁部に露出し、引出し部
3bは誘電体基板1の手前側縁部の右寄りの位置に露出
している。誘電体基板1の下面には、略全面に共通グラ
ンド電極4が形成されている。共通グランド電極4の引
出し部4a,4b,4cはそれぞれ誘電体基板1の手前
側縁部の左寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露
出している。さらに、共通グランド電極4の引出し部4
d,4e,4fはそれぞれ誘電体基板1の奥側縁部の左
寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露出してい
る。ストリップ線路2,3及び共通グランド電極4は、
例えば、AgやCu等のペーストを印刷法により塗布、
乾燥して形成してもよいし、スパッタリングやフォトリ
ソグラフ等の薄膜法を用いて形成してもよい。この誘電
体基板1の上面に、誘電体基板6を接着剤にて一体的に
貼り付け、ストリップラインフィルタ15とする。
【0009】このストリップラインフィルタ15は、図
2に示すように、左側端面部にストリップ線路2の引出
し部2aに電気的に接続された状態で入出力端子電極7
が設けられている。同様に、右側端面部には、ストリッ
プ線路3の引出し部3aに電気的に接続された状態で入
出力端子電極8が設けられている。手前側の端面部左寄
りの位置にはストリップ線路2の引出し部2b及び共通
グランド電極4の引出し部4aに電気的に接続された状
態で中継用グランド端子電極9が設けられ、中央の位置
には共通グランド電極4の引出し部4bに電気的に接続
された状態で半田付け用グランド端子電極10が設けら
れ、右寄りの位置にはストリップ線路3の引出し部3b
及び共通グランド電極4の引出し部4cに電気的に接続
された状態で中継用グランド端子電極11が設けられ
る。さらに、奥側の端面部左寄りの位置には共通グラン
ド電極4の引出し部4dに電気的に接続された状態で半
田付け用グランド端子電極12が設けられ、中央の位置
には共通グランド電極4の引出し部4eに電気的に接続
された状態で半田付け用グランド端子電極13が設けら
れ、右寄りの位置には共通グランド電極4の引出し部4
fに電気的に接続された状態で半田付け用グランド端子
電極14が設けられている。従って、ストリップ線路
2,3はそれぞれ中継用グランド端子電極9,11を介
して共通グランド電極4に電気的に接続されている。端
子電極7〜14は、例えばAgやAg−Pd等のペース
トを印刷法により塗布、乾燥して形成してもよいし、ス
パッタリングやフォトリソグラフ等の薄膜法を用いて形
成してもよい。薄膜法を採用した場合は、より高精度の
電極形成が可能となり、半田付けの際の半田の量や半田
の拡がり面積のばらつきがより小さくなる。
2に示すように、左側端面部にストリップ線路2の引出
し部2aに電気的に接続された状態で入出力端子電極7
が設けられている。同様に、右側端面部には、ストリッ
プ線路3の引出し部3aに電気的に接続された状態で入
出力端子電極8が設けられている。手前側の端面部左寄
りの位置にはストリップ線路2の引出し部2b及び共通
グランド電極4の引出し部4aに電気的に接続された状
態で中継用グランド端子電極9が設けられ、中央の位置
には共通グランド電極4の引出し部4bに電気的に接続
された状態で半田付け用グランド端子電極10が設けら
れ、右寄りの位置にはストリップ線路3の引出し部3b
及び共通グランド電極4の引出し部4cに電気的に接続
された状態で中継用グランド端子電極11が設けられ
る。さらに、奥側の端面部左寄りの位置には共通グラン
ド電極4の引出し部4dに電気的に接続された状態で半
田付け用グランド端子電極12が設けられ、中央の位置
には共通グランド電極4の引出し部4eに電気的に接続
された状態で半田付け用グランド端子電極13が設けら
れ、右寄りの位置には共通グランド電極4の引出し部4
fに電気的に接続された状態で半田付け用グランド端子
電極14が設けられている。従って、ストリップ線路
2,3はそれぞれ中継用グランド端子電極9,11を介
して共通グランド電極4に電気的に接続されている。端
子電極7〜14は、例えばAgやAg−Pd等のペース
トを印刷法により塗布、乾燥して形成してもよいし、ス
パッタリングやフォトリソグラフ等の薄膜法を用いて形
成してもよい。薄膜法を採用した場合は、より高精度の
電極形成が可能となり、半田付けの際の半田の量や半田
の拡がり面積のばらつきがより小さくなる。
【0010】こうして得られたストリップラインフィル
タ15は、例えば、図3に示すように、印刷配線板20
に表面実装されて使用される。すなわち、入出力端子電
極8及び半田付け用グランド端子電極10が、それぞれ
印刷配線板20の表面に設けられた回路導体21,22
に半田24,26によって電気的に接続され、かつ固定
される。入出力端子電極7及び半田付け用グランド端子
電極12,13,14も同様にそれぞれ印刷配線板20
の表面に設けられた回路導体に半田によって電気的に接
続され、かつ固定される。
タ15は、例えば、図3に示すように、印刷配線板20
に表面実装されて使用される。すなわち、入出力端子電
極8及び半田付け用グランド端子電極10が、それぞれ
印刷配線板20の表面に設けられた回路導体21,22
に半田24,26によって電気的に接続され、かつ固定
される。入出力端子電極7及び半田付け用グランド端子
電極12,13,14も同様にそれぞれ印刷配線板20
の表面に設けられた回路導体に半田によって電気的に接
続され、かつ固定される。
【0011】半田付け用グランド端子電極10,12,
13,14は電極面積が小さいため、従来のフィルタと
比較して半田26の量や半田26の拡がり面積のばらつ
きが小さくなる。また、このフィルタ15は、中継用グ
ランド端子電極9,11には印刷配線板への実装のため
の半田付着がないため、共通グランド電極4から中継用
グランド端子電極9,11を介してストリップ線路2,
3に到るまでの距離によって決定される残留インダクタ
ンスが発生する。従って、残留インダクタンスの値を設
計時において、容易に予測することができ、フィルタを
設計する際にこの残留インダクタンスを回路構成要素と
して取り込むことができる。
13,14は電極面積が小さいため、従来のフィルタと
比較して半田26の量や半田26の拡がり面積のばらつ
きが小さくなる。また、このフィルタ15は、中継用グ
ランド端子電極9,11には印刷配線板への実装のため
の半田付着がないため、共通グランド電極4から中継用
グランド端子電極9,11を介してストリップ線路2,
3に到るまでの距離によって決定される残留インダクタ
ンスが発生する。従って、残留インダクタンスの値を設
計時において、容易に予測することができ、フィルタを
設計する際にこの残留インダクタンスを回路構成要素と
して取り込むことができる。
【0012】図4は、ストリップラインフィルタ15の
等価電気回路図である。ストリップ線路2が有するイン
ダクタンスL1及びストリップ線路2と共通グランド電
極4の間に形成されるキャパシタンスC1が一方の共振
器を構成し、ストリップ線路3が有するインダクタンス
L2及びストリップ線路3と共通グランド電極4の間に
形成されるキャパシタンスC2が他方の共振器を構成し
ている。二つの共振器は相互インダクタンスMにて電気
的に結合している。L3,L4は共通グランド電極4か
ら中継用グランド端子電極9,11を介してストリップ
線路2,3に到るまでの寸法によって決定される残留イ
ンダクタンスである。
等価電気回路図である。ストリップ線路2が有するイン
ダクタンスL1及びストリップ線路2と共通グランド電
極4の間に形成されるキャパシタンスC1が一方の共振
器を構成し、ストリップ線路3が有するインダクタンス
L2及びストリップ線路3と共通グランド電極4の間に
形成されるキャパシタンスC2が他方の共振器を構成し
ている。二つの共振器は相互インダクタンスMにて電気
的に結合している。L3,L4は共通グランド電極4か
ら中継用グランド端子電極9,11を介してストリップ
線路2,3に到るまでの寸法によって決定される残留イ
ンダクタンスである。
【0013】図5は、以上の構成からなるストリップラ
インフィルタ15の帯域特性図である。図中、実線A
1,A3はそれぞれ基準状態(厚さ0.10mmのマス
クを使用して印刷配線板20の回路導体上の1.2mm
×1.5mmの面積に半田ペーストを塗布した後、フィ
ルタ15を半田付けした状態)のフィルタ15の減衰量
及び挿入損失を表示している。実線A2は比較状態(厚
さ0.35mmのマスクを使用して印刷配線板20の回
路導体上の1.2mm×1.5mmの面積に半田ペース
トを厚く塗布した後、フィルタ15を半田付けした状
態)のフィルタ15の減衰量を表示している。比較のた
め、グランド端子電極が広面積の従来のフィルタの帯域
特性も、点線B1,B2,B3にて示している。点線B
1,B3はそれぞれ基準状態のフィルタの減衰量及び挿
入損失を表示し、点線B2は比較状態のフィルタの減衰
量を表示している。この図5に基づいて、以下に示す表
1が得られる。表1は、基準状態のフィルタ特性を基準
にして、比較状態のフィルタ特性との差を表したもので
ある。
インフィルタ15の帯域特性図である。図中、実線A
1,A3はそれぞれ基準状態(厚さ0.10mmのマス
クを使用して印刷配線板20の回路導体上の1.2mm
×1.5mmの面積に半田ペーストを塗布した後、フィ
ルタ15を半田付けした状態)のフィルタ15の減衰量
及び挿入損失を表示している。実線A2は比較状態(厚
さ0.35mmのマスクを使用して印刷配線板20の回
路導体上の1.2mm×1.5mmの面積に半田ペース
トを厚く塗布した後、フィルタ15を半田付けした状
態)のフィルタ15の減衰量を表示している。比較のた
め、グランド端子電極が広面積の従来のフィルタの帯域
特性も、点線B1,B2,B3にて示している。点線B
1,B3はそれぞれ基準状態のフィルタの減衰量及び挿
入損失を表示し、点線B2は比較状態のフィルタの減衰
量を表示している。この図5に基づいて、以下に示す表
1が得られる。表1は、基準状態のフィルタ特性を基準
にして、比較状態のフィルタ特性との差を表したもので
ある。
【0014】
【表1】
【0015】第1実施例のフィルタ15は、通過帯域の
両側に位置するポールa,bが半田量の違いで10〜1
5MHzしかずれていない(減衰量では1.0〜1.5
dBの差)。他方、従来例のフィルタは、通過帯域の両
側に位置するポールa,bが40〜50MHzもずれて
いる(減衰量では3.5〜5.0dBの差)。従って、
第1実施例のフィルタ15はフィルタ特性のばらつきを
従来のフィルタの約30%に抑えることができる。
両側に位置するポールa,bが半田量の違いで10〜1
5MHzしかずれていない(減衰量では1.0〜1.5
dBの差)。他方、従来例のフィルタは、通過帯域の両
側に位置するポールa,bが40〜50MHzもずれて
いる(減衰量では3.5〜5.0dBの差)。従って、
第1実施例のフィルタ15はフィルタ特性のばらつきを
従来のフィルタの約30%に抑えることができる。
【0016】[第2実施例、図6及び図7]第2実施例
のストリップラインフィルタ31は、図6に示すよう
に、一対のストリップ線路35,36を表面に設けた誘
電体グリーンシート32と、共通グランド電極37を表
面に設けた誘電体グリーンシート33と、誘電体グリー
ンシート34を積み重ねた後、加圧し、焼成して一体化
したものである。
のストリップラインフィルタ31は、図6に示すよう
に、一対のストリップ線路35,36を表面に設けた誘
電体グリーンシート32と、共通グランド電極37を表
面に設けた誘電体グリーンシート33と、誘電体グリー
ンシート34を積み重ねた後、加圧し、焼成して一体化
したものである。
【0017】ストリップ線路35の引出し部35aは誘
電体グリーンシート32の左側縁部に露出し、引出し部
35bは誘電体グリーンシート32の手前側縁部の左寄
りの位置に露出している。ストリップ線路36の引出し
部36aは誘電体グリーンシート32の右側縁部に露出
し、引出し部36bは誘電体グリーンシート32の手前
側縁部の右寄りの位置に露出している。共通グランド電
極37の引出し部37a,37b,37cは、それぞれ
誘電体グリーンシート33の手前側縁部の左寄りの位
置、中央の位置、右寄りの位置に露出している。さら
に、共通グランド電極4の引出し部37d,37e,3
7fは、それぞれ誘電体グリーンシート33の奥側縁部
の左寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露出して
いる。
電体グリーンシート32の左側縁部に露出し、引出し部
35bは誘電体グリーンシート32の手前側縁部の左寄
りの位置に露出している。ストリップ線路36の引出し
部36aは誘電体グリーンシート32の右側縁部に露出
し、引出し部36bは誘電体グリーンシート32の手前
側縁部の右寄りの位置に露出している。共通グランド電
極37の引出し部37a,37b,37cは、それぞれ
誘電体グリーンシート33の手前側縁部の左寄りの位
置、中央の位置、右寄りの位置に露出している。さら
に、共通グランド電極4の引出し部37d,37e,3
7fは、それぞれ誘電体グリーンシート33の奥側縁部
の左寄りの位置、中央の位置、右寄りの位置に露出して
いる。
【0018】図7に示すように、一体化されたストリッ
プラインフィルタ31は左側端面部に引出し部35aに
電気的に接続された状態で入出力端子電極39が設けら
れている。同様に、右側端面部には、引出し部36aに
電気的に接続された状態で入出力端子電極40が設けら
れている。手前側の端面部左寄りの位置には引出し部3
5b,37aに電気的に接続された状態で中継用グラン
ド端子電極41が設けられ、中央の位置には引出し部3
7bに電気的に接続された状態で半田付け用グランド端
子電極42が設けられ、右寄りの位置には引出し部36
b,37cに電気的に接続された状態で中継用グランド
端子電極43が設けられている。さらに、奥側の端面部
左寄りの位置には引出し部37dに電気的に接続された
状態で半田付け用グランド端子電極44が設けられ、中
央の位置には引出し部37eに電気的に接続された状態
で半田付け用グランド端子電極45が設けられ、右寄り
の位置には引出し部37fに電気的に接続された状態で
半田付け用グランド端子電極46が設けられている。従
って、ストリップ線路35,36はそれぞれ中継用グラ
ンド端子電極41,43を介して共通グランド電極37
に電気的に接続されている。
プラインフィルタ31は左側端面部に引出し部35aに
電気的に接続された状態で入出力端子電極39が設けら
れている。同様に、右側端面部には、引出し部36aに
電気的に接続された状態で入出力端子電極40が設けら
れている。手前側の端面部左寄りの位置には引出し部3
5b,37aに電気的に接続された状態で中継用グラン
ド端子電極41が設けられ、中央の位置には引出し部3
7bに電気的に接続された状態で半田付け用グランド端
子電極42が設けられ、右寄りの位置には引出し部36
b,37cに電気的に接続された状態で中継用グランド
端子電極43が設けられている。さらに、奥側の端面部
左寄りの位置には引出し部37dに電気的に接続された
状態で半田付け用グランド端子電極44が設けられ、中
央の位置には引出し部37eに電気的に接続された状態
で半田付け用グランド端子電極45が設けられ、右寄り
の位置には引出し部37fに電気的に接続された状態で
半田付け用グランド端子電極46が設けられている。従
って、ストリップ線路35,36はそれぞれ中継用グラ
ンド端子電極41,43を介して共通グランド電極37
に電気的に接続されている。
【0019】以上の構成からなるストリップラインフィ
ルタ31は、第1実施例のフィルタ15と同様の作用、
効果を奏する。 [他の実施例]本発明に係るストリップラインフィルタ
は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲
内で種々に変形することができる。
ルタ31は、第1実施例のフィルタ15と同様の作用、
効果を奏する。 [他の実施例]本発明に係るストリップラインフィルタ
は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲
内で種々に変形することができる。
【0020】半田付け用グランド端子電極や中継用グラ
ンド端子電極は、それぞれフィルタの端面部に二つ以
上、三つ以上設けていてもよい。また、中継用グランド
端子電極の表面を絶縁性材料にて被覆し、半田が確実に
中継用グランド端子電極上に付着しないようにしてもよ
い。
ンド端子電極は、それぞれフィルタの端面部に二つ以
上、三つ以上設けていてもよい。また、中継用グランド
端子電極の表面を絶縁性材料にて被覆し、半田が確実に
中継用グランド端子電極上に付着しないようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、グランド端子電極を半田付け用グランド端子電
極と中継用グランド端子電極の二種類としたので、スト
リップラインフィルタを印刷配線板等に表面実装する際
には、半田付け用グランド端子電極を印刷配線板の表面
に設けた回路導体に半田付けして電気的に接続し、かつ
固定する。半田付け用グランド端子電極は電極面積が小
さいため、従来のフィルタと比較して半田の量や半田の
広がり面積を小さくすることができる。そして、このフ
ィルタは中継用グランド端子電極には実装のための半田
が付着しないので、共通グランド電極から中継用グラン
ド端子電極を介してストリップ線路に到るまでの距離に
よって決定される残留インダクタンス値が得られる。以
上の結果により、グランド端子電極に発生する残留イン
ダクタンスのばらつきが少ないストリップラインフィル
タが得られる。
よれば、グランド端子電極を半田付け用グランド端子電
極と中継用グランド端子電極の二種類としたので、スト
リップラインフィルタを印刷配線板等に表面実装する際
には、半田付け用グランド端子電極を印刷配線板の表面
に設けた回路導体に半田付けして電気的に接続し、かつ
固定する。半田付け用グランド端子電極は電極面積が小
さいため、従来のフィルタと比較して半田の量や半田の
広がり面積を小さくすることができる。そして、このフ
ィルタは中継用グランド端子電極には実装のための半田
が付着しないので、共通グランド電極から中継用グラン
ド端子電極を介してストリップ線路に到るまでの距離に
よって決定される残留インダクタンス値が得られる。以
上の結果により、グランド端子電極に発生する残留イン
ダクタンスのばらつきが少ないストリップラインフィル
タが得られる。
【図1】本発明に係るストリップラインフィルタの第1
実施例を示す組立て斜視図。
実施例を示す組立て斜視図。
【図2】図1に示したストリップラインフィルタの外観
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図3】図2に示したストリップラインフィルタが印刷
配線板に表面実装された状態を示す斜視図。
配線板に表面実装された状態を示す斜視図。
【図4】図2に示したストリップラインフィルタの等価
電気回路図。
電気回路図。
【図5】表面実装後のストリップラインフィルタの帯域
特性を示すグラフ。
特性を示すグラフ。
【図6】本発明に係るストリップラインフィルタの第2
実施例を示す組立て斜視図。
実施例を示す組立て斜視図。
【図7】図6に示したストリップラインフィルタの外観
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図8】従来例を示す斜視図。
1,6…誘電体基板 2,3…ストリップ線路 4…共通グランド電極 9,11…中継用グランド端子電極 10,12,13,14…半田付け用グランド端子電極 15…ストリップラインフィルタ 31…ストリップラインフィルタ 32,33,34…誘電体シート 35,36…ストリップ線路 37…共通グランド電極 41,43…中継用グランド端子電極 42,44,45,46…半田付け用グランド端子電極
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも二つの共振器を備え、 前記共振器の共通グランド電極に接続された半田付け用
グランド端子電極をフィルタ端面に設け、 前記共振器のストリップ線路と前記共通グランド電極と
を接続した少なくとも二つの中継用グランド端子電極
を、前記フィルタ端面に前記半田付け用グランド端子電
極から離隔して設けた、 ことを特徴とするストリップラインフィルタ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13764793A JP2869912B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ストリップラインフィルタ |
| US08/252,238 US5519366A (en) | 1993-06-08 | 1994-06-01 | Strip line filter |
| KR1019940012808A KR0150253B1 (ko) | 1993-06-08 | 1994-06-08 | 스트립 라인 필터 |
| DE4420060A DE4420060C2 (de) | 1993-06-08 | 1994-06-08 | Streifenleitungsfilter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13764793A JP2869912B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ストリップラインフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06350302A true JPH06350302A (ja) | 1994-12-22 |
| JP2869912B2 JP2869912B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=15203534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13764793A Expired - Fee Related JP2869912B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ストリップラインフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869912B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09148802A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型バンドパスフィルタ |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13764793A patent/JP2869912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09148802A (ja) * | 1995-11-20 | 1997-06-06 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型バンドパスフィルタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869912B2 (ja) | 1999-03-10 |
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