JPH0636280A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JPH0636280A JPH0636280A JP21232092A JP21232092A JPH0636280A JP H0636280 A JPH0636280 A JP H0636280A JP 21232092 A JP21232092 A JP 21232092A JP 21232092 A JP21232092 A JP 21232092A JP H0636280 A JPH0636280 A JP H0636280A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カールのない平坦な磁気記録媒体を得ること
が可能な磁気記録媒体の製造方法を提供すること。 【構成】 支持体上に磁性層を形成して原反を作製し、
該原反の支持体の裏面もしくは磁性層の表面の一方を、
熱雰囲気下にて、カール修正ロールへ巻き付けて走行せ
しめる磁気記録媒体の製造方法。
が可能な磁気記録媒体の製造方法を提供すること。 【構成】 支持体上に磁性層を形成して原反を作製し、
該原反の支持体の裏面もしくは磁性層の表面の一方を、
熱雰囲気下にて、カール修正ロールへ巻き付けて走行せ
しめる磁気記録媒体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体の製造に
関し、とくにプラスチックフィルムを支持体とする磁気
テ−プ及びプリペイドカ−ド等のカ−ルを修正する方法
に関する。
関し、とくにプラスチックフィルムを支持体とする磁気
テ−プ及びプリペイドカ−ド等のカ−ルを修正する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、ポリエステルフィルム
等の可撓性の非磁性支持体の表面に、溶剤により溶解さ
れた結合剤中に強磁性微粒子を分散させてなる磁性層用
塗液を塗布し、乾燥固化して作製する塗布型磁気記録媒
体の他、前記支持体の表面にイオンプレ−ティング、ス
パッタリング、真空蒸着等の方式によって磁性層を作製
する非塗布型磁気記録媒体がある。塗布型磁気記録媒体
は、一般的に塗膜強度保持のため結合剤として例えばイ
ソシアネ−ト基と反応するウレタン樹脂等が用いられ
る。このため、乾燥固化後ブロッキングの発生がなく且
つ効果的に硬化促進させるために、巻取状態のまま一定
温度下(40℃から50℃程度)で一定期間(約7日か
ら20日程度)キュア−を行っていた。しかしながら、
このキュア−処理の際の熱エネルギ−によって、磁性層
及び支持体に残留内部応力を生じ、いわゆる巻き癖カ−
ルが発生するという問題があった。又、非塗布型磁気記
録媒体は、通常、冷却ドラムなどによって、支持体表面
に強磁性材を真空蒸着する方法であるため、真空蒸着時
に、支持体表面に形成された強磁性金属薄膜層は、高融
点の溶融金属の輻射熱や蒸発金属粒子のエネルギ−によ
り、残留内部応力を生じて、強磁性金属薄膜層側にカ−
ルするという問題があった。そこで、従来より、残留内
部応力を除去してカ−ルを軽減する目的で、例えば、特
公平1−35074号のように強磁性金属薄膜層形成
後、強磁性金属薄膜層表面を加熱ロ−ルに接触させた
り、又、特開昭62−60127号のように強磁性金属
薄膜層表面に熱風を吹き付けたりすることが提案されて
いる。さらに、特開平4−79023号では、支持体表
面もしくは強磁性金属薄膜層表面の一方を加熱ロ−ルに
接触させると同時に、他方に熱風を吹き付けたりするこ
とが提案されている。
等の可撓性の非磁性支持体の表面に、溶剤により溶解さ
れた結合剤中に強磁性微粒子を分散させてなる磁性層用
塗液を塗布し、乾燥固化して作製する塗布型磁気記録媒
体の他、前記支持体の表面にイオンプレ−ティング、ス
パッタリング、真空蒸着等の方式によって磁性層を作製
する非塗布型磁気記録媒体がある。塗布型磁気記録媒体
は、一般的に塗膜強度保持のため結合剤として例えばイ
ソシアネ−ト基と反応するウレタン樹脂等が用いられ
る。このため、乾燥固化後ブロッキングの発生がなく且
つ効果的に硬化促進させるために、巻取状態のまま一定
温度下(40℃から50℃程度)で一定期間(約7日か
ら20日程度)キュア−を行っていた。しかしながら、
このキュア−処理の際の熱エネルギ−によって、磁性層
及び支持体に残留内部応力を生じ、いわゆる巻き癖カ−
ルが発生するという問題があった。又、非塗布型磁気記
録媒体は、通常、冷却ドラムなどによって、支持体表面
に強磁性材を真空蒸着する方法であるため、真空蒸着時
に、支持体表面に形成された強磁性金属薄膜層は、高融
点の溶融金属の輻射熱や蒸発金属粒子のエネルギ−によ
り、残留内部応力を生じて、強磁性金属薄膜層側にカ−
ルするという問題があった。そこで、従来より、残留内
部応力を除去してカ−ルを軽減する目的で、例えば、特
公平1−35074号のように強磁性金属薄膜層形成
後、強磁性金属薄膜層表面を加熱ロ−ルに接触させた
り、又、特開昭62−60127号のように強磁性金属
薄膜層表面に熱風を吹き付けたりすることが提案されて
いる。さらに、特開平4−79023号では、支持体表
面もしくは強磁性金属薄膜層表面の一方を加熱ロ−ルに
接触させると同時に、他方に熱風を吹き付けたりするこ
とが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの方
法では強磁性金属薄膜層の残留内部応力の除去がまだ十
分でなく、非塗布型磁気記録媒体のカ−ルを充分に修正
することができなかった。又、プリペイドカ−ドのよう
に支持体の厚さが厚い塗布型磁気記録媒体の場合は前記
従来技術ではカ−ルを修正することが困難なため、乾燥
固化後直ちに断裁して平板状態でキュア−を行いカ−ル
発生を防止していた。このような方法では、後工程で行
う印刷の寸法別に断裁しなければならないため、製品管
理上非常に無駄が多いという問題を有するものであっ
た。本発明の目的は、カールのない平坦な磁気記録媒体
を得ることが可能な磁気記録媒体の製造方法を提供せん
とするにある。
法では強磁性金属薄膜層の残留内部応力の除去がまだ十
分でなく、非塗布型磁気記録媒体のカ−ルを充分に修正
することができなかった。又、プリペイドカ−ドのよう
に支持体の厚さが厚い塗布型磁気記録媒体の場合は前記
従来技術ではカ−ルを修正することが困難なため、乾燥
固化後直ちに断裁して平板状態でキュア−を行いカ−ル
発生を防止していた。このような方法では、後工程で行
う印刷の寸法別に断裁しなければならないため、製品管
理上非常に無駄が多いという問題を有するものであっ
た。本発明の目的は、カールのない平坦な磁気記録媒体
を得ることが可能な磁気記録媒体の製造方法を提供せん
とするにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる現状に
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、支持体上に
磁性層を形成して原反を作製し、該原反の支持体の裏面
もしくは磁性層の表面の一方を、熱雰囲気下にて、カー
ル修正ロールへ巻き付けて走行せしめることを特徴とす
る磁気記録媒体の製造方法である。
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、支持体上に
磁性層を形成して原反を作製し、該原反の支持体の裏面
もしくは磁性層の表面の一方を、熱雰囲気下にて、カー
ル修正ロールへ巻き付けて走行せしめることを特徴とす
る磁気記録媒体の製造方法である。
【0005】以下、本発明による磁気記録媒体の製造方
法を工程順序に従って説明する。まず、磁気記録媒体を
製造するには、プラスチックフィルム等よりなる支持体
上に磁性層を形成し、ロール状に巻取って磁気記録媒体
の原反を作製する。本発明を構成する支持体としては、
紙あるいはポリエステルフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ナイロンフィルム、ポリフッ化ビニルフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリア
ミドフィルムなど、一般に磁気記録媒体に使用されるプ
ラスチックフィルムや複合材料シートが使用される。支
持体上に形成する磁性層としては、非塗布型磁気記録媒
体のための磁性層と塗布型磁気記録媒体のための磁性層
とがあり、非塗布型磁気記録媒体の磁性層を形成する強
磁性材としては、コバルト、ニッケル、鉄などの金属単
体の他、これらの合金あるいは酸化物、及びCo−P、
Co−Ni−Pなどが使用され、磁性層の形成は真空蒸
着による他、イオンプレ−ティング、スパッタリング、
メッキ等の手段によって形成されるものである。又、塗
布型磁気記録媒体の磁性層を形成する強磁性材として
は、γFe2O3、Co被着型γFe2O3、BaO・6F
e2O3などが使用され、磁性層は磁性材と界面活性剤と
を適当な結合剤とで混合し、サンドミル等の分散機で均
一に分散させて磁性層用塗料を作製し、グラビア法、リ
バ−スロ−ル法、ドクタ−ブレ−ド法などの方法により
支持体上に塗布形成されるものである。
法を工程順序に従って説明する。まず、磁気記録媒体を
製造するには、プラスチックフィルム等よりなる支持体
上に磁性層を形成し、ロール状に巻取って磁気記録媒体
の原反を作製する。本発明を構成する支持体としては、
紙あるいはポリエステルフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ナイロンフィルム、ポリフッ化ビニルフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリア
ミドフィルムなど、一般に磁気記録媒体に使用されるプ
ラスチックフィルムや複合材料シートが使用される。支
持体上に形成する磁性層としては、非塗布型磁気記録媒
体のための磁性層と塗布型磁気記録媒体のための磁性層
とがあり、非塗布型磁気記録媒体の磁性層を形成する強
磁性材としては、コバルト、ニッケル、鉄などの金属単
体の他、これらの合金あるいは酸化物、及びCo−P、
Co−Ni−Pなどが使用され、磁性層の形成は真空蒸
着による他、イオンプレ−ティング、スパッタリング、
メッキ等の手段によって形成されるものである。又、塗
布型磁気記録媒体の磁性層を形成する強磁性材として
は、γFe2O3、Co被着型γFe2O3、BaO・6F
e2O3などが使用され、磁性層は磁性材と界面活性剤と
を適当な結合剤とで混合し、サンドミル等の分散機で均
一に分散させて磁性層用塗料を作製し、グラビア法、リ
バ−スロ−ル法、ドクタ−ブレ−ド法などの方法により
支持体上に塗布形成されるものである。
【0006】次に前記ロール状に巻取られた磁気記録媒
体の原反に対して、カールを取り除く工程を図1に基づ
いて説明する。図1は、本発明の磁気記録媒体の製造方
法において使用されるカ−ル修正装置の概要図である。
本装置により、巻出ロ−ル1から送り出された磁気記録
媒体の原反2は、加熱処理装置5に導入される。そし
て、加熱処理装置5内に配設されたカ−ル修正ロール3
を通過することにより、カ−ルは修正され、巻取ロ−ル
4に巻き取られるものとなっている。そして、巻取ロー
ルに巻取られた磁気記録媒体の原反は、カード状等任意
の形状にカットされ平坦な磁気記録媒体が得られるもの
である。こうして、磁気記録媒体の原反2は、加熱処理
装置5内を走行する間に表裏両面から加熱されると同時
にカ−ル修正ロール3に巻き付いて通過することによ
り、しごかれるため、磁気記録媒体の原反2を構成して
いる支持体及び磁性層に生じた残留内部応力が有効に除
去されて、カ−ルを修正することが出来る。カール修正
ロール3に接触する磁気記録媒体の原反2の面は、支持
体の面であってもよいし、磁性層の面であってもよい。
しかしながら、効果的にカールを修正するため、磁気記
録媒体の原反のそった面とは逆の面をカール修正ロール
に接触し、巻き付けたほうが好ましい。
体の原反に対して、カールを取り除く工程を図1に基づ
いて説明する。図1は、本発明の磁気記録媒体の製造方
法において使用されるカ−ル修正装置の概要図である。
本装置により、巻出ロ−ル1から送り出された磁気記録
媒体の原反2は、加熱処理装置5に導入される。そし
て、加熱処理装置5内に配設されたカ−ル修正ロール3
を通過することにより、カ−ルは修正され、巻取ロ−ル
4に巻き取られるものとなっている。そして、巻取ロー
ルに巻取られた磁気記録媒体の原反は、カード状等任意
の形状にカットされ平坦な磁気記録媒体が得られるもの
である。こうして、磁気記録媒体の原反2は、加熱処理
装置5内を走行する間に表裏両面から加熱されると同時
にカ−ル修正ロール3に巻き付いて通過することによ
り、しごかれるため、磁気記録媒体の原反2を構成して
いる支持体及び磁性層に生じた残留内部応力が有効に除
去されて、カ−ルを修正することが出来る。カール修正
ロール3に接触する磁気記録媒体の原反2の面は、支持
体の面であってもよいし、磁性層の面であってもよい。
しかしながら、効果的にカールを修正するため、磁気記
録媒体の原反のそった面とは逆の面をカール修正ロール
に接触し、巻き付けたほうが好ましい。
【0007】ここで、加熱処理装置5は低部に熱風供給
孔6と、上部に熱風排出孔7が設けられ温度調節が出来
るようになっている。加熱処理装置の熱風温度は、80
〜130°C、風速は1〜30m/sの範囲にすること
が効果的にカールを修正することができるので好まし
い。又、図2のカール修正ロール3の拡大図を参照し
て、カール修正ロール3へ巻き付けられる磁気記録媒体
の原反2の接触角θは、可変であることが好ましい。な
ぜならば、磁気記録媒体の原反2のカールは、支持体あ
るいは磁性層の材質および厚さ等によりカールの強さが
異なるため、前記接触角θを可変とすることによりカー
ルの修正強さを調節し、過度にカール修正をおこなわ
ず、適性なカールの修正をおこなうことができるように
するためである。具体的には、図1において、カール修
正ロール3を上下可能な構造として接触角θを可変とす
る方法がある。又、図3のようにカール修正ロール3の
前に第1のガイドロール8、カール修正ロール3の後に
第2のガイドロール9を設け、第1のガイドロール8、
カール修正ロール3および第2のガイドロール9の順に
磁気記録媒体の原反2を接触走行せしめる構造とし、第
1のガイドロール8と第2のガイドロール9を固定し、
カール修正ロール3を上下移動可能な構造とするか、あ
るいは、カール修正ロール3を固定し、第1のガイドロ
ール8と第2のガイドロール9とを上下可能な構造とす
るか、あるいは、第1のガイドロール8と第2のガイド
ロール9との間隔hを任意に設定できるような構造とす
ることにより接触角θを可変とする方法がある。この場
合、カール修正ロールの高さHは、高いほど接触角θが
大きくなり支持体及び磁性層に生じた残留内部応力が除
去されやすいが、該Hがあまり高いと装置自体が大きく
なってしまうので高さHの上限は200mmとすること
が好ましい。ここで、カール修正ロールの直径は、小さ
いほど磁気記録媒体の原反を曲げる力が強くなるので熱
風温度及び風速ともども支持体または磁性層の材質及び
厚さにより適宜選択して設定すれば良い。具体的に前記
第1のガイドロールおよび第2のガイドロールを使用し
たカ−ル修正装置の例を図4に示した。図4において、
巻出ロ−ル1から送り出された磁気記録媒体の原反2
は、ロ−ル10を介して加熱処理装置5に導入される。
そして、加熱処理装置5内に配設された第1のガイドロ
−ル8と第2のガイドロール9の間に設けられたカール
修正ロ−ル3に接触走行することによってカ−ルは修正
され、ロ−ル11、ロール12を介して巻取ロ−ル4に
巻き取られるものとなっている。又、図5には、他のカ
ール修正装置を示し、図4のカール修正装置における第
1のガイドロール8、カール修正ロール3および第2の
ガイドロール9の位置が横になっているものである。
又、図6には、さらに他のカール修正装置を示し、第1
のガイドロール8、カール修正ロール3および第2のガ
イドロール9を複数設けたものである。
孔6と、上部に熱風排出孔7が設けられ温度調節が出来
るようになっている。加熱処理装置の熱風温度は、80
〜130°C、風速は1〜30m/sの範囲にすること
が効果的にカールを修正することができるので好まし
い。又、図2のカール修正ロール3の拡大図を参照し
て、カール修正ロール3へ巻き付けられる磁気記録媒体
の原反2の接触角θは、可変であることが好ましい。な
ぜならば、磁気記録媒体の原反2のカールは、支持体あ
るいは磁性層の材質および厚さ等によりカールの強さが
異なるため、前記接触角θを可変とすることによりカー
ルの修正強さを調節し、過度にカール修正をおこなわ
ず、適性なカールの修正をおこなうことができるように
するためである。具体的には、図1において、カール修
正ロール3を上下可能な構造として接触角θを可変とす
る方法がある。又、図3のようにカール修正ロール3の
前に第1のガイドロール8、カール修正ロール3の後に
第2のガイドロール9を設け、第1のガイドロール8、
カール修正ロール3および第2のガイドロール9の順に
磁気記録媒体の原反2を接触走行せしめる構造とし、第
1のガイドロール8と第2のガイドロール9を固定し、
カール修正ロール3を上下移動可能な構造とするか、あ
るいは、カール修正ロール3を固定し、第1のガイドロ
ール8と第2のガイドロール9とを上下可能な構造とす
るか、あるいは、第1のガイドロール8と第2のガイド
ロール9との間隔hを任意に設定できるような構造とす
ることにより接触角θを可変とする方法がある。この場
合、カール修正ロールの高さHは、高いほど接触角θが
大きくなり支持体及び磁性層に生じた残留内部応力が除
去されやすいが、該Hがあまり高いと装置自体が大きく
なってしまうので高さHの上限は200mmとすること
が好ましい。ここで、カール修正ロールの直径は、小さ
いほど磁気記録媒体の原反を曲げる力が強くなるので熱
風温度及び風速ともども支持体または磁性層の材質及び
厚さにより適宜選択して設定すれば良い。具体的に前記
第1のガイドロールおよび第2のガイドロールを使用し
たカ−ル修正装置の例を図4に示した。図4において、
巻出ロ−ル1から送り出された磁気記録媒体の原反2
は、ロ−ル10を介して加熱処理装置5に導入される。
そして、加熱処理装置5内に配設された第1のガイドロ
−ル8と第2のガイドロール9の間に設けられたカール
修正ロ−ル3に接触走行することによってカ−ルは修正
され、ロ−ル11、ロール12を介して巻取ロ−ル4に
巻き取られるものとなっている。又、図5には、他のカ
ール修正装置を示し、図4のカール修正装置における第
1のガイドロール8、カール修正ロール3および第2の
ガイドロール9の位置が横になっているものである。
又、図6には、さらに他のカール修正装置を示し、第1
のガイドロール8、カール修正ロール3および第2のガ
イドロール9を複数設けたものである。
【0008】
【作用】磁気記録媒体のカ−ル発生は、磁性層形成時又
は磁性層形成後に受ける熱によって支持体及び磁性層の
持つ応力が緩和することによつて起こるものである。従
って、応力緩和したことによって発生したカ−ルは、再
び熱によって応力を緩和させればカ−ルが修正されるこ
とになる。そこで、効果的にカ−ル修正を行うために
は、磁気記録媒体の原反の両面を加熱処理し、応力緩和
が進む段階でカ−ル修正する側をカール修正ロールに巻
き付けて、鋭角に「しごく」ことによって除去すること
ができる。又、本発明においては支持体上に形成する層
は磁性層としているが、電気感応記録層、感光記録層、
感圧記録層、感熱記録層、光導伝体層、壁装材層等の層
をもつものにも同様な作用効果が期待できる。
は磁性層形成後に受ける熱によって支持体及び磁性層の
持つ応力が緩和することによつて起こるものである。従
って、応力緩和したことによって発生したカ−ルは、再
び熱によって応力を緩和させればカ−ルが修正されるこ
とになる。そこで、効果的にカ−ル修正を行うために
は、磁気記録媒体の原反の両面を加熱処理し、応力緩和
が進む段階でカ−ル修正する側をカール修正ロールに巻
き付けて、鋭角に「しごく」ことによって除去すること
ができる。又、本発明においては支持体上に形成する層
は磁性層としているが、電気感応記録層、感光記録層、
感圧記録層、感熱記録層、光導伝体層、壁装材層等の層
をもつものにも同様な作用効果が期待できる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例に基づいて、本
発明の効果を例証する。 <実施例1および2>厚さ12μmのポリエステルフィ
ルムに真空蒸着法によって、厚さ2000オングストロ
ームのCo磁性層を形成し、ロール状の原反を作製し
た。次いで、この磁性層が形成された磁気記録媒体の原
反を図6に示すカ−ル修正装置(第1および第2のガイ
ドロールの直径100mm、第1および第2のガイドロ
ールの間隔(h)80mm、カール修正ロールの直径2
0mm、ガイド修正ロールに接触する磁気記録媒体の原
反の面は支持体面側)により、60m/分の走行速度で
表1に示す種々条件によりそれぞれ処理した。しかる
後、これを所定の寸法に断裁してカ−ル測定を行った。 <実施例3及び4>厚さ188μmのポリエステルフィ
ルムにドクタ−ブレ−ド法によって、厚さ約13μmの
BaO・6Fe2O3磁性層を形成した後、磁性層が外側
となるように巻回し、さらに温度約45℃のキュア−室
に20日放置し、ロール状の原反を作製した。次いで、
この磁気記録媒体の原反を実施例1および2と同様の方
法によつて処理した。但し、走行速度は30m/分とし
表1に示す種々条件によりそれぞれ処理した。しかる
後、これを所定の寸法に断裁してカ−ル測定を行った。 <比較例1>実施例1において、原反をカール修正ロ−
ルに巻き付ける工程を除いた以外同様にして処理を行っ
た。 <比較例2>実施例4において、原反をカール修正ロ−
ルに巻き付ける工程を除いた以外同様にして処理を行っ
た。なお、カール修正ロ−ルの高さ(H)は、第2のガ
イドロ−ルの最下部とカール修正ロ−ルの最上部までの
距離である。
発明の効果を例証する。 <実施例1および2>厚さ12μmのポリエステルフィ
ルムに真空蒸着法によって、厚さ2000オングストロ
ームのCo磁性層を形成し、ロール状の原反を作製し
た。次いで、この磁性層が形成された磁気記録媒体の原
反を図6に示すカ−ル修正装置(第1および第2のガイ
ドロールの直径100mm、第1および第2のガイドロ
ールの間隔(h)80mm、カール修正ロールの直径2
0mm、ガイド修正ロールに接触する磁気記録媒体の原
反の面は支持体面側)により、60m/分の走行速度で
表1に示す種々条件によりそれぞれ処理した。しかる
後、これを所定の寸法に断裁してカ−ル測定を行った。 <実施例3及び4>厚さ188μmのポリエステルフィ
ルムにドクタ−ブレ−ド法によって、厚さ約13μmの
BaO・6Fe2O3磁性層を形成した後、磁性層が外側
となるように巻回し、さらに温度約45℃のキュア−室
に20日放置し、ロール状の原反を作製した。次いで、
この磁気記録媒体の原反を実施例1および2と同様の方
法によつて処理した。但し、走行速度は30m/分とし
表1に示す種々条件によりそれぞれ処理した。しかる
後、これを所定の寸法に断裁してカ−ル測定を行った。 <比較例1>実施例1において、原反をカール修正ロ−
ルに巻き付ける工程を除いた以外同様にして処理を行っ
た。 <比較例2>実施例4において、原反をカール修正ロ−
ルに巻き付ける工程を除いた以外同様にして処理を行っ
た。なお、カール修正ロ−ルの高さ(H)は、第2のガ
イドロ−ルの最下部とカール修正ロ−ルの最上部までの
距離である。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】尚、カ−ル量の測定は、図7に示すよう
に、支持体21の表面に磁性層22を形成して得られた
磁気記録媒体aが、磁性層22を上側にしてカ−ルした
状態での磁気記録媒体aの高さgを測定して行った。こ
の場合、磁性層が凸状の状態をプラスカ−ルとし、凹状
の状態をマイナスカ−ルとした。又、各実施例及び比較
例で得られた磁気記録媒体について、シワの発生を目視
で観察し、その結果を表2に示した。表2から明らかの
ように、本発明の製造方法で得られた磁気記録媒体は、
シワの発生を生ずることなく効果的にカ−ル修正が出来
ていることが確認された。
に、支持体21の表面に磁性層22を形成して得られた
磁気記録媒体aが、磁性層22を上側にしてカ−ルした
状態での磁気記録媒体aの高さgを測定して行った。こ
の場合、磁性層が凸状の状態をプラスカ−ルとし、凹状
の状態をマイナスカ−ルとした。又、各実施例及び比較
例で得られた磁気記録媒体について、シワの発生を目視
で観察し、その結果を表2に示した。表2から明らかの
ように、本発明の製造方法で得られた磁気記録媒体は、
シワの発生を生ずることなく効果的にカ−ル修正が出来
ていることが確認された。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気記録
媒体の両面を熱風加熱し、カール修正ロ−ルに接触させ
ながら走行しているので、支持体もしくは磁性層の残留
内部応力を効果的に緩和することが出来、カ−ルのない
平坦な磁気記録媒体が得られる。又、本発明において
は、カール修正ロールへ巻き付けられる磁気記録媒体の
原反の接触角θを可変とすることによって、さまざまな
カール状態を有する磁気記録媒体の原反に最適なカール
修正をおこなうことができる。
媒体の両面を熱風加熱し、カール修正ロ−ルに接触させ
ながら走行しているので、支持体もしくは磁性層の残留
内部応力を効果的に緩和することが出来、カ−ルのない
平坦な磁気記録媒体が得られる。又、本発明において
は、カール修正ロールへ巻き付けられる磁気記録媒体の
原反の接触角θを可変とすることによって、さまざまな
カール状態を有する磁気記録媒体の原反に最適なカール
修正をおこなうことができる。
【図1】図1は、本発明の一実施例を示すカ−ル修正装
置の概要図である。
置の概要図である。
【図2】図2は、カ−ル修正ロール部の拡大図である。
【図3】図3は、第1のガイドロール、カール修正ロー
ルおよび第2のガイドロールの位置関係を示す図であ
る。
ルおよび第2のガイドロールの位置関係を示す図であ
る。
【図4】図4は、本発明の他の実施例を示すカ−ル修正
装置の概要図である。
装置の概要図である。
【図5】図5は、本発明のさらに他の実施例を示すカ−
ル修正装置の概要図である。
ル修正装置の概要図である。
【図6】図6は、本発明のさらに他の実施例を示すカ−
ル修正装置の概要図である。
ル修正装置の概要図である。
【図7】図7は、カ−ル量の測定方法を説明する磁気記
録媒体の断面図である。
録媒体の断面図である。
1 巻出ロ−ル 2 磁気記録媒体の原反 3 カール修正ロ−ル 4 巻取ロール 5 加熱処理装置 6 熱風供給孔 7 熱風排気孔 8 第1のガイドロール 9 第2のガイドロール
Claims (3)
- 【請求項1】支持体上に磁性層を形成して原反を作製
し、該原反の支持体の裏面もしくは磁性層の表面の一方
を、熱雰囲気下にて、カール修正ロールへ巻き付けて走
行せしめることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】前記カール修正ロールへ巻き付けられる原
反の接触角θが可変であることを特徴とする請求項1記
載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項3】前記原反が第1のガイドロール、カール修
正ロールおよび第2のガイドロールの順に接触走行せし
め、カール修正ロールと、第1のガイドロールおよび第
2のガイドロールとを相対的に移動せしめて原反の接触
角θを可変とすることを特徴とする請求項2記載の磁気
記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21232092A JPH0636280A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21232092A JPH0636280A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636280A true JPH0636280A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16620595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21232092A Pending JPH0636280A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636280A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60111345A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-17 | Olympus Optical Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
| JPH01149223A (ja) * | 1987-12-04 | 1989-06-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体のカール修正装置 |
| JPH0221421A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-24 | Sony Corp | 磁気記録媒体の製造方法 |
| JPH02193315A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-31 | Konica Corp | 磁気ディスクの取得方法 |
| JPH02245263A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-10-01 | Hitachi Maxell Ltd | ロール状原反の熱処理方法およびその装置 |
| JPH04241226A (ja) * | 1991-01-09 | 1992-08-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21232092A patent/JPH0636280A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980428 |