JPH0636774A - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池Info
- Publication number
- JPH0636774A JPH0636774A JP4189411A JP18941192A JPH0636774A JP H0636774 A JPH0636774 A JP H0636774A JP 4189411 A JP4189411 A JP 4189411A JP 18941192 A JP18941192 A JP 18941192A JP H0636774 A JPH0636774 A JP H0636774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- gas
- fuel cell
- fuel
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、セパレータ材料の腐食が低減すると
ともに、セパレータと単セルとの間のガスシールが長期
にわたって安定した燃料電池を提供することにある。 【構成】本発明の燃料電池は、単セルとセパレータとが
接触する界面に、セパレータ材料との間で材料物性値あ
るいは材料組成が連続的あるいは段階的に変化する電気
絶縁体を介装させているので、セパレータ材料と電気絶
縁材料の接合面に生じる熱応力が緩和され、電気絶縁材
料のひび割れや剥離などを生ずることなく、セパレータ
材料の腐食が低減するとともに、セパレータと単セルと
の間のガスシールが長期にわたって安定である。
ともに、セパレータと単セルとの間のガスシールが長期
にわたって安定した燃料電池を提供することにある。 【構成】本発明の燃料電池は、単セルとセパレータとが
接触する界面に、セパレータ材料との間で材料物性値あ
るいは材料組成が連続的あるいは段階的に変化する電気
絶縁体を介装させているので、セパレータ材料と電気絶
縁材料の接合面に生じる熱応力が緩和され、電気絶縁材
料のひび割れや剥離などを生ずることなく、セパレータ
材料の腐食が低減するとともに、セパレータと単セルと
の間のガスシールが長期にわたって安定である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料電池に係わり、特
に、セパレータおよび単セルとの接触界面に電気絶縁性
材料を介装させる燃料電池に関する。
に、セパレータおよび単セルとの接触界面に電気絶縁性
材料を介装させる燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は電池本体での電気化学的反応
から直接に電気出力を得る発電方法であり、電池本体
は、電気化学反応によって生じたイオンの伝導体となる
電解質層を,多孔質性の燃料極と多孔質性の空気極とに
より挟んだ構造の単セルと、この単セルの燃料極に燃料
ガスを,同時に空気極に酸化剤ガスを互いに隔てて供給
するセパレータとを順次積層して構成されている。
から直接に電気出力を得る発電方法であり、電池本体
は、電気化学反応によって生じたイオンの伝導体となる
電解質層を,多孔質性の燃料極と多孔質性の空気極とに
より挟んだ構造の単セルと、この単セルの燃料極に燃料
ガスを,同時に空気極に酸化剤ガスを互いに隔てて供給
するセパレータとを順次積層して構成されている。
【0003】セパレータは金属などの導電性材料によっ
て構成され、ガス供給機能と同時に、隣接する単セル同
士を電気的に直列に接続する機能を有する。単セルとセ
パレータとの接触面は多孔質体の単セルから染み出た電
解質液によって濡らされており、その接触面のガスシー
ルが保たれ、セパレータ内を流れる燃料ガスあるいは酸
化剤ガスは積層体の外部気体から隔離される。
て構成され、ガス供給機能と同時に、隣接する単セル同
士を電気的に直列に接続する機能を有する。単セルとセ
パレータとの接触面は多孔質体の単セルから染み出た電
解質液によって濡らされており、その接触面のガスシー
ルが保たれ、セパレータ内を流れる燃料ガスあるいは酸
化剤ガスは積層体の外部気体から隔離される。
【0004】燃料電池は、燃料ガスおよび酸化剤ガスの
配流によって大きく3種のタイプに分類される。すなわ
ち、燃料ガスと酸化剤ガスとを同方向に流すのが並行流
タイプ、燃料ガスと酸化剤ガスを向き合う方向に流すの
が対向流タイプ、また、燃料ガスと酸化剤ガスとを交差
する方向に流すのが直交流タイプである。
配流によって大きく3種のタイプに分類される。すなわ
ち、燃料ガスと酸化剤ガスとを同方向に流すのが並行流
タイプ、燃料ガスと酸化剤ガスを向き合う方向に流すの
が対向流タイプ、また、燃料ガスと酸化剤ガスとを交差
する方向に流すのが直交流タイプである。
【0005】ここでは、並行流タイプの燃料電池を図5
を参照して説明する。単セル1は電解質層2と、その両
面に密着して配置される空気極3(カソードと称する)
および燃料極4(アノードと称する)とからなる積層体
を骨格子として構成される。発電時には電解質層の電解
質液が単セル1全体を濡らす。単セル1にはセパレータ
5が密着するように接している。このセパレータ5は、
酸化剤ガス6および燃料ガス7をそれぞれカソード3と
アノード4とに分けて安定に供給する流路となる。単セ
ル1とセパレータ5との密着によってセパレータ内を流
れる酸化剤ガス6あるいは燃料ガス7はセパレータ5外
のガスとシールが保たれている。
を参照して説明する。単セル1は電解質層2と、その両
面に密着して配置される空気極3(カソードと称する)
および燃料極4(アノードと称する)とからなる積層体
を骨格子として構成される。発電時には電解質層の電解
質液が単セル1全体を濡らす。単セル1にはセパレータ
5が密着するように接している。このセパレータ5は、
酸化剤ガス6および燃料ガス7をそれぞれカソード3と
アノード4とに分けて安定に供給する流路となる。単セ
ル1とセパレータ5との密着によってセパレータ内を流
れる酸化剤ガス6あるいは燃料ガス7はセパレータ5外
のガスとシールが保たれている。
【0006】次に、ガスシール機能を有する単セルとセ
パレータの接触部分の構造を図6(a),(b)に示
す。図6(a)では、電解質層2とセパレータ5のエッ
ジ部とが密着する。図6(b)ではカソード3およびア
ノード4とセパレータ5とが密着する。電解質層2は電
解質液を含んでおり、電解質液は多孔質体であるカソー
ド3およびアノード4にも含浸されることになる。しが
って、図6(a)および(b)のいずれの場合にも、セ
パレータ5と単セル1の接触界面は電解質液によって濡
らされ、ガスを有効にシールし得る。しかし、電解質液
はイオン伝導性を有するので、電解質液によって濡らさ
れた金属製セパレータは腐食され易い環境におかれてい
ることになる。
パレータの接触部分の構造を図6(a),(b)に示
す。図6(a)では、電解質層2とセパレータ5のエッ
ジ部とが密着する。図6(b)ではカソード3およびア
ノード4とセパレータ5とが密着する。電解質層2は電
解質液を含んでおり、電解質液は多孔質体であるカソー
ド3およびアノード4にも含浸されることになる。しが
って、図6(a)および(b)のいずれの場合にも、セ
パレータ5と単セル1の接触界面は電解質液によって濡
らされ、ガスを有効にシールし得る。しかし、電解質液
はイオン伝導性を有するので、電解質液によって濡らさ
れた金属製セパレータは腐食され易い環境におかれてい
ることになる。
【0007】セパレータ金属材料のミクロ的な不均質
は、ミクロ的な電位の不均衡を促し、電解質液とセパレ
ータ金属とを閉回路とする局部電流が発生する。この機
構は局部電池と呼ばれ、電子あるいはイオンの移動が金
属材料を腐食するものとして一般的に知られている。
は、ミクロ的な電位の不均衡を促し、電解質液とセパレ
ータ金属とを閉回路とする局部電流が発生する。この機
構は局部電池と呼ばれ、電子あるいはイオンの移動が金
属材料を腐食するものとして一般的に知られている。
【0008】局部電池の機構の例を図7に示す。導電性
液体8が母材金属9と異種金属10とからなる金属表面
を濡らしていると、2種の金属の電位の相違から、金属
内部の電気伝導(電子移動11)と導電性液体内部のイ
オン伝導(イオン移動12)とが生じる。この局部的な
電池反応の仕組みによって、金属が溶け出したり、ガス
が発生したりする金属腐食が進行する。
液体8が母材金属9と異種金属10とからなる金属表面
を濡らしていると、2種の金属の電位の相違から、金属
内部の電気伝導(電子移動11)と導電性液体内部のイ
オン伝導(イオン移動12)とが生じる。この局部的な
電池反応の仕組みによって、金属が溶け出したり、ガス
が発生したりする金属腐食が進行する。
【0009】燃料電池本体は、より不活性なガスによっ
て大気より隔離されているが、大気、あるいは大気を主
成分とするガスのように、電池反応に寄与し得る活性な
ガスによって取り囲まれている場合もある。その場合上
述の局部電池機構がもう少しマクロ的に生じる。セパレ
ータ内部の燃料ガスあるいは酸化材ガスとセパレータ外
部のガスとが、セパレータと単セル中に含まれる電解質
液とを介してマクロ的な局部電池機構を構成し、この作
用による電子あるいはイオンの移動がセパレータの腐食
を進行させる。
て大気より隔離されているが、大気、あるいは大気を主
成分とするガスのように、電池反応に寄与し得る活性な
ガスによって取り囲まれている場合もある。その場合上
述の局部電池機構がもう少しマクロ的に生じる。セパレ
ータ内部の燃料ガスあるいは酸化材ガスとセパレータ外
部のガスとが、セパレータと単セル中に含まれる電解質
液とを介してマクロ的な局部電池機構を構成し、この作
用による電子あるいはイオンの移動がセパレータの腐食
を進行させる。
【0010】図8にセパレータ内外のガスが寄与する局
部電池の例を示す。セパレータ内部の反応ガス(酸化剤
ガス6あるいは燃料ガス7)とセパレータ外部のガス1
3とが電池反応を生じると、セパレータ5に電子移動1
1、単セル1に含まれる電解質液14にイオン移動12
が伴い、セパレータ5の腐食の原因となる。特に、セパ
レータ外部のガス13が空気を含むような場合には、セ
パレータ内部の燃料ガス7と空気中の酸素とが、本来の
燃料電池発電と同様な電気化学反応を生じる。セパレー
タ5と電解質液14と燃料ガス7とが共存する三相界線
およびセパレータ外部で電解質液14と空気とがセパレ
ータ15と共存する三相界線とにおいて、電子とイオン
の授受が行われる。このとき本来の燃料電池発電回路と
異なるのは、酸化反応と還元反応とが共通のセパレータ
上で行われることである。したがって、本来の燃料電池
発電回路に比較して、回路の電気抵抗が非常に小さく、
反応は進行し易い。
部電池の例を示す。セパレータ内部の反応ガス(酸化剤
ガス6あるいは燃料ガス7)とセパレータ外部のガス1
3とが電池反応を生じると、セパレータ5に電子移動1
1、単セル1に含まれる電解質液14にイオン移動12
が伴い、セパレータ5の腐食の原因となる。特に、セパ
レータ外部のガス13が空気を含むような場合には、セ
パレータ内部の燃料ガス7と空気中の酸素とが、本来の
燃料電池発電と同様な電気化学反応を生じる。セパレー
タ5と電解質液14と燃料ガス7とが共存する三相界線
およびセパレータ外部で電解質液14と空気とがセパレ
ータ15と共存する三相界線とにおいて、電子とイオン
の授受が行われる。このとき本来の燃料電池発電回路と
異なるのは、酸化反応と還元反応とが共通のセパレータ
上で行われることである。したがって、本来の燃料電池
発電回路に比較して、回路の電気抵抗が非常に小さく、
反応は進行し易い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、金属製セパレ
ータ材料の腐食を防ぐ目的で、単セルとセパレータとの
間に電気絶縁性材料を介装してセパレータ材料表面で生
じる局部電池機構を遮る方法があるが、セパレータ材料
と電気絶縁材とは熱膨脹係数が異なるために、サーマル
サイクルによってそれらの界面が剥離するという問題が
あった。その問題点を解決するために、特開平2−10
0270号公報で開示されているように、セパレータ材
料と電気絶縁材との間に第三の層を熱応力緩衝材として
設けることが知られている。しかしながら、三層からな
る材料の二界面において、熱膨脹係数が異なることは否
めず、サーマルサイクルを受けると、ひび割れや剥離な
どを生じる。
ータ材料の腐食を防ぐ目的で、単セルとセパレータとの
間に電気絶縁性材料を介装してセパレータ材料表面で生
じる局部電池機構を遮る方法があるが、セパレータ材料
と電気絶縁材とは熱膨脹係数が異なるために、サーマル
サイクルによってそれらの界面が剥離するという問題が
あった。その問題点を解決するために、特開平2−10
0270号公報で開示されているように、セパレータ材
料と電気絶縁材との間に第三の層を熱応力緩衝材として
設けることが知られている。しかしながら、三層からな
る材料の二界面において、熱膨脹係数が異なることは否
めず、サーマルサイクルを受けると、ひび割れや剥離な
どを生じる。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的はセパレータ材料の腐食が低減するととも
に、セパレータと単セルとの間のガスシールが長期にわ
たって安定した燃料電池を提供することにある。
で、その目的はセパレータ材料の腐食が低減するととも
に、セパレータと単セルとの間のガスシールが長期にわ
たって安定した燃料電池を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、多孔質性の燃料極と多孔質性
の空気極との間に挟まれた電解質層からなる単セルと前
記単セルに燃料ガスおよび酸化剤ガスを互いに隔てて供
給するセパレータとを交互に積層してなる燃料電池にお
いて、前記単セルと前記セパレータとが接触する界面
に、当該セパレータ材料との間で材料物性値が連続的あ
るいは段階的に変化する電気絶縁体を介装させたことを
特徴とする。ここでいう材料物性値とは、熱伝導率など
の熱物性値および縦弾性係数などの機械的物性値などを
総称したものである。また、請求項2は、セパレータ材
料とアルミニウム、ジルコニウム、チタン、タングステ
ンから選ばれた金属の炭化物、酸化物または硼化物から
なる電気絶縁体との間で、材料組成が連続的あるいは段
階的に変化するように配置したことを特徴とする。
に、本発明の請求項1は、多孔質性の燃料極と多孔質性
の空気極との間に挟まれた電解質層からなる単セルと前
記単セルに燃料ガスおよび酸化剤ガスを互いに隔てて供
給するセパレータとを交互に積層してなる燃料電池にお
いて、前記単セルと前記セパレータとが接触する界面
に、当該セパレータ材料との間で材料物性値が連続的あ
るいは段階的に変化する電気絶縁体を介装させたことを
特徴とする。ここでいう材料物性値とは、熱伝導率など
の熱物性値および縦弾性係数などの機械的物性値などを
総称したものである。また、請求項2は、セパレータ材
料とアルミニウム、ジルコニウム、チタン、タングステ
ンから選ばれた金属の炭化物、酸化物または硼化物から
なる電気絶縁体との間で、材料組成が連続的あるいは段
階的に変化するように配置したことを特徴とする。
【0014】
【作用】セパレータ材料と電気絶縁材料を材料物性値あ
るいは材料組成が連続的に変化するように接合すること
で、両者の接合面に生じる熱応力が緩和され、電気絶縁
材料のひび割れや剥離などを生ずることなく、セパレー
タ材料の腐食が低減するとともに、セパレータと単セル
との間のガスシールが長期にわたって安定に保証され
る。
るいは材料組成が連続的に変化するように接合すること
で、両者の接合面に生じる熱応力が緩和され、電気絶縁
材料のひび割れや剥離などを生ずることなく、セパレー
タ材料の腐食が低減するとともに、セパレータと単セル
との間のガスシールが長期にわたって安定に保証され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の断面図である。同図にお
いて、燃料電池本体は従来技術による積層体と同様であ
り、単セル1とセパレータ5からなる構成単位である。
単セル1は電解質層2とその両面に密着して配置される
カソード3およびアノード4からなる積層体であり、い
ずれも多孔質体で形成されており、発電時には電解質層
2に含まれていた電解質液15が単セル1全体を濡らし
ている。
る。図1は本発明の一実施例の断面図である。同図にお
いて、燃料電池本体は従来技術による積層体と同様であ
り、単セル1とセパレータ5からなる構成単位である。
単セル1は電解質層2とその両面に密着して配置される
カソード3およびアノード4からなる積層体であり、い
ずれも多孔質体で形成されており、発電時には電解質層
2に含まれていた電解質液15が単セル1全体を濡らし
ている。
【0016】本実施例が従来例と異なる点は、単セルと
接触するセパレータの表面に電気絶縁材料を介装した点
にあり、しかもその介装部においては、セパレータ材料
の材料物性値と電気絶縁材の材料物性値とが連続的ある
いは段階的に変化することにある。
接触するセパレータの表面に電気絶縁材料を介装した点
にあり、しかもその介装部においては、セパレータ材料
の材料物性値と電気絶縁材の材料物性値とが連続的ある
いは段階的に変化することにある。
【0017】図2はニッケルクロム合金からなるセパレ
ータ材料とセラミックスであるジルコニアからなる電気
絶縁材との介装部の熱伝導率を示したものである。例え
ばこのように熱伝導率がセパレータ材料と電気絶縁材料
との介装部で連続で、従来のように急変しないため、従
来起こっていた接合面近傍で発生していた局所的な過大
な熱応力が緩和され、サーマルサイクルによってひび割
れや剥離を生じることがなく、セパレータの腐食を抑え
るとともに、ガスシールを長期にわたって安定に保持す
ることができる。
ータ材料とセラミックスであるジルコニアからなる電気
絶縁材との介装部の熱伝導率を示したものである。例え
ばこのように熱伝導率がセパレータ材料と電気絶縁材料
との介装部で連続で、従来のように急変しないため、従
来起こっていた接合面近傍で発生していた局所的な過大
な熱応力が緩和され、サーマルサイクルによってひび割
れや剥離を生じることがなく、セパレータの腐食を抑え
るとともに、ガスシールを長期にわたって安定に保持す
ることができる。
【0018】図3(a)はニッケルクロム合金からなる
セパレータ材料とジルコニアからなる電気絶縁材料との
介装部においての材料組成をミクロ的に表示したもので
あり、図3(b)はその組成の分布を示したものであ
る。2種類の材料が連続的に混合されており、明かな界
面をもたないので、サーマルサイクルに対して電気絶縁
材のひび割れや剥離は生じることなく、セパレータの腐
食を抑えることができる。また同時に、ガスシールを安
定に保持することができる。
セパレータ材料とジルコニアからなる電気絶縁材料との
介装部においての材料組成をミクロ的に表示したもので
あり、図3(b)はその組成の分布を示したものであ
る。2種類の材料が連続的に混合されており、明かな界
面をもたないので、サーマルサイクルに対して電気絶縁
材のひび割れや剥離は生じることなく、セパレータの腐
食を抑えることができる。また同時に、ガスシールを安
定に保持することができる。
【0019】本発明は、上記したジルコニアに限らず、
電気絶縁材料としては、ZrB2 ,TiC,Al
2 O3 ,TiN,WB2 なども有効である。ホウ化物は
導電性をもち、電気絶縁材料とはいえないが、金属に比
べて耐食性に優れる点から有効である。
電気絶縁材料としては、ZrB2 ,TiC,Al
2 O3 ,TiN,WB2 なども有効である。ホウ化物は
導電性をもち、電気絶縁材料とはいえないが、金属に比
べて耐食性に優れる点から有効である。
【0020】上記したような材料は、単セルと接触する
セパレータシール部の全面に施されてもよいが、マクロ
的な局部電池回路を妨げるには、図4(a),(b),
(c)に示す3種の方法で上記材料を施しても同様な効
果がある。
セパレータシール部の全面に施されてもよいが、マクロ
的な局部電池回路を妨げるには、図4(a),(b),
(c)に示す3種の方法で上記材料を施しても同様な効
果がある。
【0021】すなわち、図4(a)では、単セル1とセ
パレータ5とを仕切るように絶縁材料15が介装され、
この絶縁材料15は単セル1の中に含まれる電解質液1
4とセパレータ5の接触部が反応ガスと触れる部分にお
いて、それらを電気的に絶縁する。この場合、反応ガス
は電解質液14と導電性のセパレータ5と共に三相界線
を形成することはなく、セパレータの腐食の原因になる
局部電池機構は構成されない。したがって、反応ガスの
化学変化を伴って生じる電解質液14とセパレータ5と
の間の電子授受を阻み、セパレータ材料の腐食を抑制す
ることができる。
パレータ5とを仕切るように絶縁材料15が介装され、
この絶縁材料15は単セル1の中に含まれる電解質液1
4とセパレータ5の接触部が反応ガスと触れる部分にお
いて、それらを電気的に絶縁する。この場合、反応ガス
は電解質液14と導電性のセパレータ5と共に三相界線
を形成することはなく、セパレータの腐食の原因になる
局部電池機構は構成されない。したがって、反応ガスの
化学変化を伴って生じる電解質液14とセパレータ5と
の間の電子授受を阻み、セパレータ材料の腐食を抑制す
ることができる。
【0022】また、図4(b)では、電解質液14によ
って漏らされた単セル1と導電性のセパレータ5とが接
触する部分のうち、セパレータ外部のガスが触れる部分
において、電解質液14とセパレータ5とを仕切る絶縁
性材料15を介装させる。この場合、セパレータ外部の
ガス13と電解質液14と導電性のセパレータ5とが共
存する三相界線は形成されず、セパレータ5の腐食の原
因になる局部電池機構は構成されない。したがって、燃
料電池本体外部のガス13の化学変化を伴なって生じる
電解質液14とセパレータ5との間の電子の授受を阻
み、セパレータ材料の腐食を抑制することができる。
って漏らされた単セル1と導電性のセパレータ5とが接
触する部分のうち、セパレータ外部のガスが触れる部分
において、電解質液14とセパレータ5とを仕切る絶縁
性材料15を介装させる。この場合、セパレータ外部の
ガス13と電解質液14と導電性のセパレータ5とが共
存する三相界線は形成されず、セパレータ5の腐食の原
因になる局部電池機構は構成されない。したがって、燃
料電池本体外部のガス13の化学変化を伴なって生じる
電解質液14とセパレータ5との間の電子の授受を阻
み、セパレータ材料の腐食を抑制することができる。
【0023】さらに、図4(c)では、セパレータ5の
内部と外部とを絶縁材料15で仕切った構造を示す。反
応ガス(酸化剤ガス6あるいは燃料ガス7)が単セル1
の中に含まれる電解質液14とセパレータ材料と共存す
る三相界線を形成すると同時に、セパレータ5の外部に
おいては外部のガス13が単セル1の中に含まれる電解
質液14とセパレータ材料と共存する三相界線を形成す
るが、セパレータの内部とセパレータの外部とを結ぶ電
流が流れないので、局部電池機構は成立しない。したが
って、セパレータ材料の腐食を抑制することができる。
すなわち、セパレータ内部の反応ガスに触れる部分のセ
パレータとセパレータ外部のガスに触れる部分のセパレ
ータとを電気的に絶縁させる。この場合には、セパレー
タの内側とセパレータの外側との間をセパレータ材料の
内部を伝導して流れる電子を抑制することができ、局部
電池の回路が形成されないので、セパレータ材料の腐食
を低減することが可能である。
内部と外部とを絶縁材料15で仕切った構造を示す。反
応ガス(酸化剤ガス6あるいは燃料ガス7)が単セル1
の中に含まれる電解質液14とセパレータ材料と共存す
る三相界線を形成すると同時に、セパレータ5の外部に
おいては外部のガス13が単セル1の中に含まれる電解
質液14とセパレータ材料と共存する三相界線を形成す
るが、セパレータの内部とセパレータの外部とを結ぶ電
流が流れないので、局部電池機構は成立しない。したが
って、セパレータ材料の腐食を抑制することができる。
すなわち、セパレータ内部の反応ガスに触れる部分のセ
パレータとセパレータ外部のガスに触れる部分のセパレ
ータとを電気的に絶縁させる。この場合には、セパレー
タの内側とセパレータの外側との間をセパレータ材料の
内部を伝導して流れる電子を抑制することができ、局部
電池の回路が形成されないので、セパレータ材料の腐食
を低減することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
セパレータと単セルの界面に、セパレータ材料と電気絶
縁材との材料物性値あるいは材料組成が連続的にあるい
は段階的に変化するよう、電気絶縁材を介装することに
より、サーマルサイクルによる電気絶縁材料のひび割れ
や剥離を抑えることができ、セパレータ材料の腐食を抑
えることができる。
セパレータと単セルの界面に、セパレータ材料と電気絶
縁材との材料物性値あるいは材料組成が連続的にあるい
は段階的に変化するよう、電気絶縁材を介装することに
より、サーマルサイクルによる電気絶縁材料のひび割れ
や剥離を抑えることができ、セパレータ材料の腐食を抑
えることができる。
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】図1のセパレータと電気絶縁材料との介装部の
熱伝導率の変化を示す図。
熱伝導率の変化を示す図。
【図3】図1のセパレータと電気絶縁材料との介装部の
材料組成説明図。
材料組成説明図。
【図4】同図(a),(b)および(c)は本発明のそ
れぞれ異なる他の実施例の断面図。
れぞれ異なる他の実施例の断面図。
【図5】従来の燃料電池本体の斜視図。
【図6】同図(a)は単セルとセパレータとの接触部分
の断面図、同図(b)は他の単セルとセパレータとの接
触部分の断面図。
の断面図、同図(b)は他の単セルとセパレータとの接
触部分の断面図。
【図7】局部電池機構によって生じる金属材料腐食説明
図。
図。
【図8】燃料電池特有の局部電池機能の説明図。
1…単セル、2…電解質層、3…カソード、4…アノー
ド、5…セパレータ、6…酸化剤ガス、7…燃料ガス、
8…導電性液体、9…母材金属、10…異種金属、13
…外部ガス、14…電解質液、15…絶縁材料。
ド、5…セパレータ、6…酸化剤ガス、7…燃料ガス、
8…導電性液体、9…母材金属、10…異種金属、13
…外部ガス、14…電解質液、15…絶縁材料。
Claims (2)
- 【請求項1】 多孔質性の燃料極と多孔質性の空気極と
の間に挟まれた電解質層からなる単セルと前記単セルに
燃料ガスおよび酸化剤ガスを互いに隔てて供給するセパ
レータとを交互に積層してなる燃料電池において、前記
単セルと前記セパレータとが接触する界面に、当該セパ
レータ材料との間で材料物性値が連続的あるいは段階的
に変化する電気絶縁体を介装させたことを特徴とする燃
料電池。 - 【請求項2】 セパレータ材料とアルミニウム、ジルコ
ニウム、チタン、タングステンから選ばれた金属の炭化
物、酸化物または硼化物からなる電気絶縁体との間で、
材料組成が連続的あるいは段階的に変化するように配置
したことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189411A JPH0636774A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189411A JPH0636774A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636774A true JPH0636774A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16240824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4189411A Pending JPH0636774A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636774A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5996874A (en) * | 1995-02-15 | 1999-12-07 | Max Co., Ltd. | Contact arm locking mechanism for screw driving machine |
| US11929500B2 (en) | 2019-02-21 | 2024-03-12 | Lg Energy Solution, Ltd. | Electrode assembly |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP4189411A patent/JPH0636774A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5996874A (en) * | 1995-02-15 | 1999-12-07 | Max Co., Ltd. | Contact arm locking mechanism for screw driving machine |
| US11929500B2 (en) | 2019-02-21 | 2024-03-12 | Lg Energy Solution, Ltd. | Electrode assembly |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6444340B1 (en) | Electrical conductivity in a fuel cell assembly | |
| US7150931B1 (en) | Fuel cell gas separator | |
| US5643696A (en) | Battery plates with lightweight cores | |
| JP3145522B2 (ja) | 固体電解質型燃料電池 | |
| US5334464A (en) | Lightweight battery plates | |
| JP2005511795A (ja) | 高温安定性シーリング | |
| JP6013304B2 (ja) | セパレータ付燃料電池単セル,および燃料電池スタック | |
| US5645959A (en) | Battery plates with self-passivating iron cores and mixed acid electrolyte | |
| JP5101775B2 (ja) | ユニット固体酸化物型燃料電池 | |
| US7422818B2 (en) | Seal construction for a fuel cell electrolyser and process for making a fuel cell with same | |
| JPH0636774A (ja) | 燃料電池 | |
| JP2023023051A (ja) | 電気化学反応単セル | |
| JPH05258762A (ja) | 燃料電池の停止保管方法 | |
| JP4287364B2 (ja) | 溶融炭酸塩型燃料電池とその製造方法 | |
| JPS62262376A (ja) | 溶融炭酸塩形燃料電池 | |
| JPH07245115A (ja) | 固体電解質型燃料電池 | |
| JPH0758621B2 (ja) | 燃料電池用セパレータ及び該セパレータを用いた燃料電池 | |
| JPH0544071A (ja) | 電解セル | |
| JP2003263997A (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
| JPH08287930A (ja) | 導電性接合剤 | |
| JPH0831446A (ja) | 固体電解質燃料電池 | |
| JPH10340735A (ja) | 固体電解質型燃料電池 | |
| JP4176673B2 (ja) | 燃料電池 | |
| JPH0633282A (ja) | 固体電解質電解セル | |
| JP2658082B2 (ja) | 溶融炭酸塩型燃料電池 |