JPH0637238B2 - 油種センサー付給油装置 - Google Patents

油種センサー付給油装置

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JPH0637238B2
JPH0637238B2 JP23140787A JP23140787A JPH0637238B2 JP H0637238 B2 JPH0637238 B2 JP H0637238B2 JP 23140787 A JP23140787 A JP 23140787A JP 23140787 A JP23140787 A JP 23140787A JP H0637238 B2 JPH0637238 B2 JP H0637238B2
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肇 安田
正次 橋本
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株式会社富永製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は給油所等において使用され、自動車に燃料油を
供給する装置に関するものである。
(ロ)従来技術 給油所には複数の油種、たとえばガソリンと軽油を供給
する装置が並んで設置されている。
そのためにガソリン車へ軽油を、あるいは軽油車へガソ
リンを給油する事故が度々発生しており、どちらの場合
にしても自動車の燃料タンクや送油路内の油を抜き取ら
なければならず多額の出費や手間を必要とする。
一方油種を判定する方法として特開昭61-95245にみられ
る比誘電率と光の透過度を利用するものがある。
前者は正,負電極を有するセンサー部が油に漬ったとき
の両電極間の静電容量値の変化から判定するもので、後
者は発光部と受光部とを対向させておき両者間に液が存
在するとき受光部が受信する光の強さによって判定する
ものである。
また、ガスセンサーを利用して燃料ガスの存在を検出し
(油種の判定はできない)給油装置を制御するものが実
公昭51-2332に示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 油種の判定方法として前記比誘電率あるいは光の透過度
を検出する方法を採用して自動車の燃料タンク内の油の
種類を判定しようとした場合には下記の問題点が生じ
る。
第1に、給油を受けようとする自動車は一般的に燃料タ
ンク内の油の残量が減っており、給油口から油までの距
離が長くなり、センサーを余程奥まで突っ込まないと油
に漬らず、センサーをノズルへ取り付ける場合には検知
時のみセンサーがノズルから大幅に飛び出す構造をとら
ざるを得ずこの為の駆動機構が複雑化し、また大きなス
ペースを占めるのでノズルそのものの操作性も悪くな
る。
第2に車種によっては給油口と燃料タンクとを繋ぐパイ
プが極端に屈曲したものがあり、センサーが油まで届か
ないものがある。
一方、ガスセンサー方式のものは油種の判定を行なえる
機能は有しておらず、単に給油口を検出して給油を許可
させるだけのものであり、センサーそのものがノズルの
吐出管先端に付いているので油面が上昇してセンサーが
油中に沈してしまうとセンサーが壊れてしまう恐れがあ
る。
(ニ)問題点を解決するための構成および作用 本発明はガスセンサーを利用してガソリンや軽油に共通
して含まれ、油種によって濃度差のあるガス成分の濃度
を計ることによってそのガス成分が当該給油ノズルの油
種と一致するか否かを判断し、一致すれば給油を許可す
る装置を提案するものであり、第1,2,3,4の発明
の構成のうち共通構成は、送油用ポンプと、このポンプ
で汲み出した油を計量する流量計と流量計に繋がる油流
路であり、ハウジング外に延長された給油ホースと、給
油ホース先端の給油ノズルと、一方端が給油ノズルの吐
出管近傍まで延長され他方端が負圧発生手段に接続され
た通気路と、この通気路を介して吸引されるガスに接触
する位置に設置され油から発生する検知対象成分ガスの
濃度を検出し対応する出力値の信号を発生するガスセン
サーとを備え、高濃度の検知対象成分ガスが発生するG
油と、低濃度の検知対象成分ガスが発生するD油を取り
扱う場所に設置される給油装置であってD油ガス検出時
の前記ガスセンサーの出力値と非検出時の出力値との中
間のAレベル値が設定されており、第1の発明はこの共
通構成に加えてG油ガス検出時のガスセンサーの出力値
とD油ガス検出時のガスセンサーの出力値の中間のBレ
ベル値を設定し、ガスセンサーの出力値がAレベル値を
超えてあらかじめ定めた定時間経過後にBレベル値を超
えていないことを条件にD油ガスの存在を認識する判定
手段を設けたものであり、第2の発明の構成は先の共通
構成に加えて、ガスセンサーの出力値がAレベル値に達
したことを条件にこの出力値の時間に対する変化率を演
算しその演算値があらかじめ設定されているD油ガスの
変化率とG油ガスの変化率との間のS値を超えない範囲
にあることを条件にD油ガスの存在を認識する演算判定
手段を設けたものである。
そして第3の発明は先の共通構成に加えてG油ガス検出
時のガスセンサーの出力値とD油ガス検出時のガスセン
サーの出力値の中間のBレベル値を設定し、ガスセンサ
ーの出力値がAレベル値を超えてあらかじめ定めた定時
間経過内にBレベル値を超えていることを条件にG油ガ
スの存在を認識する判定手段を設けたものであり、第4
の発明の構成は先の共通構成に加えて、ガスセンサーの
出力値がAレベル値に達したことを条件にこの出力値の
時間に対する変化率を演算してその演算値があらかじめ
設定されているD油ガスの変化率とG油ガスの変化率と
の間のS値を超える範囲にあることを条件にG油ガスの
存在を認識する演算判定手段を設けたものであり、それ
ぞれガスセンサーの出力値がAレベル値を超えた時を基
点にD油ガスかG油ガスかの判定動作を開始し、ガスセ
ンサーの出力値あるいはその変化率をもとに油種を特定
する。
(ホ)実施例 まず第1の発明について第1,2,3,5図をもとに以下説明
する。
第1図において、Hは給油装置のハウジングで、コンク
リートで作られたアイランドI上に設置されている。
Pはポンプで図示しない貯蔵タンクから送油管Tを介し
て油を汲み上げ、流量計Fへ送る。
Jは給油パルス発信器で、流量計Fが単位油量(たとえ
ば1/100リットル)を計量する毎に1個の流量パルス信
号pを出力する。
Nは給油ノズルで、先端に吐出管NPを備え回転管継手
R,ホースL,連絡管Mを介して流量計Fに繋がってい
る。
Sはノズル検知スイッチで、ノズルケースKへノズルN
が掛け留められているとき検知信号eを出力し、外され
ているとき非検知信号dを出力する。
Qは負圧発生手段である送気用の可逆ポンプで、正転時
には通気路Uを介して空気を吸い込んで排気口QOから
排出し、逆転時には逆に排気口QOから空気を吸い込ん
で通気路Uへ排出する。
WはノズルNに取り付けられたセンサーブロック、UP
はセンサーブロックWから先すなわち吐出管NP側に延
長された通気路、MPはポンプ駆動用モーター、MQは
可逆ポンプQを駆動する可逆回転可能な送気用モータ
ー、Cは給油量表示器、Yは後述する電気回路を収めた
制御部、Eは自動車の燃料タンクで給油口EIを備えて
いる。
第2図においてZは油に含まれる可燃成分や特定成分の
ガス、たとえばペンタン(可燃成分やペンタンのガソリ
ンにおける含有率は軽油におけるそれよりも高い)の濃
度を検出して濃度に対応する値の出力信号fを発生する
ガスセンサーで、ブロックボディ(2)に形成され、通気
路Uと通気路UPとが繋がるセンサー室(4)に設置され
ており、ブロックキャップ(6)により押し付け固定され
ている。
(8)はセンサー室(4)を大気に開放する大気導入孔で、ネ
ジ式のバルブ(10)によって開口面積が調節される。
この大気導入孔(8)の役目は通気路UPを介して燃料タ
ンクE内のガスを吸引中に油面(12)が上昇して通気路U
Pの先端開口部(14)が油中に沈しても大気導入孔(8)か
ら空気を吸引させることによって通気路UP内の油の上
昇限度を第2図のようにセンサー室(4)へ達しない程度
の高さhに止まらせることにある。なお、センサー室
(4)内において互いに直線上で向き合う通気路Uの端面
(16)と通気路UPの端面(18)との軸線上から外れた場所
にガスセンサーZが位置しているのはガスセンサーZの
種類として半導体方式や接触燃焼方式のように加熱を必
要とするものを採用した場合にはガスセンサーZが直接
ガスの流れの中にあるとこのガス流によって熱が奪われ
て検知感度が狂ってしまうのでこれを防止するためで、
ガスセンサーZへは乱流状態で流れるガス流の一部が到
達することになる。
なお、ガスセンサーZの出力信号fは信号線(20)を介し
て制御部Yへ送られる。
第3図において、(22)は計数回路で、流量パルス信号p
の数を計数し、その計数値を計数値信号iとして給油量
表示器Cへ出力し給油量として表示させる。
(24)は判定値設定回路Aで、第5図においてガスセンサ
ーZの出力信号fの値がD油(軽油)ガスを検出してい
るときの値とガスをまったく検出していないときの値と
の中間値すなわちAレベルの値が設定されており、この
Aレベルの値を信号rとして出力している。
また、(26)は判定値設定回路Bで、やはり第5図におい
てガスセンサーZの出力信号fの値がG油(ガソリン)
ガスを検出しているときの値とD油ガスを検出している
ときの値との中間値すなわちBレベル値が設定されてお
り、このBレベル値を信号lとして出力している。
(28)はクロックパルス発生回路で、クロック信号qを出
力している。
(30)は判定回路で、ガスセンサーZの出力信号fの値が
信号rの値すなわちAレベルの値に至ったことを条件に
クロック信号qをもとに一定時間であるt1時間(たとえ
ば1秒間)を計時しt1時間経過後の信号fの値がBレベ
ル値に達していないことを条件に、すなわちD油ガスで
あると判定して給油許可信号(以後判定信号という)k
(ワンパルス)を出力する。
(32)はポンプ用モーターMPを制御するポンプ用モータ
ー駆動回路で、判定信号kが入力されることを条件に駆
動信号mを出力してポンプ用モーターMPを付勢させ、
ノズル検知スイッチSからの出力信号が非検知信号dか
ら検知信号eへと変化したことを条件に駆動信号mの出
力を停止してポンプ用モーターMPを消勢させる。
(34)はタイマー回路でノズル検知スイッチSの出力信号
が非検知信号dから検知信号eへ変化したことを条件
に、すなわちノズルNがノズルケースKへ戻されたこと
を条件に第6図のt2時間(たとえば10秒間)の間信号
uを出力する。
(36)は送気用モーターMQを制御する送気用モーター駆
動回路で、ノズル検知スイッチSの出力信号が検知信号
eから非検知信号dへ変ったことすなわちノズルNがノ
ズルケースKから外されたことを条件に正転信号nを出
力して可逆ポンプQを正転させるべく送気用モーターM
Qを付勢させ、信号uが入力されるとこの信号uが入力
されている間正転信号nに代って逆転信号vを出力して
可逆ポンプQを逆転駆動させ、信号uが消滅すると逆転
信号vの出力を停止して送気用モーターMQを消勢させ
る。
以上の構成をもとにD油供給用給油装置における第1の
発明について説明を進める。
まず、ノズルNをノズルケースKから取り外すとノズル
検知スイッチSの出力信号が検知信号eから非検知信号
dへと変化し、これによって計数回路(22)の前回計数値
が帰零され計数値信号iの値がゼロになるとともに送気
用モーター駆動回路(36)は正転信号nを出力して送気用
モーターMQを正転付勢させるので可逆ポンプが正転し
て通気路U,UP内の空気を吸引して排気口QOから吐
出させる。
吐出管NPを給油口EIへ挿入すると通気路UPの先端
開口部(14)から燃料タンクE内の油ガスが吸引されガス
センサーZへ至る。
するとガスセンサーZの出力信号fの値が上昇して信号
rの値すなわち第5図Aレベルの値に達すると判定回路
(30)はクロック信号qをもとにt1時間を計時し、このt1
時間経過時に信号fの値が信号lの値すなわちBレベル
の値を超えていないことを条件に、すなわちD油ガスで
あることを確認して判定信号kを出力してポンプモータ
ー用制御回路(36)え与え、ポンプ用モーターMPをして
ポンプPを駆動させ給油可能な状態とする。
ここで、燃料タンクE内の油がG油であった場合には、
ガスセンサーZの出力信号fの値の上昇がD油であった
場合に比して急激であるため、Aレベルの値を超えてか
らt1時間経過後には第5図にみられるようにBレベルの
値を超えてしまうのでD油ガスではないと判断して判定
回路(30)はt1時間が経過しても判定信号kを出力せずよ
ってポンプPは駆動されず給油不能な状態が続くことに
なる。
給油が行なわれると給油量に応じた数のパルス信号pが
パルス発信器Jから出力され、計数回路(22)ではこれを
計数して計数値を計数値信号iとして給油量表示器Cへ
与え、給油量表示を行なわせる。
給油終了後ノズルNをノズルケースKへ戻すとノズル検
知スイッチSの出力信号が非検知信号dから検知信号e
へと変化し、これによってポンプ用モーター駆動回路(3
2)から出されている信号mが消失し、ポンプPは停止す
る。
同時に、タイマー回路(34)はt2時間の計時を始めるとと
もに送気用モーター駆動回路(36)へ信号uを出力するの
で、送気用モーター駆動回路(36)の出力信号が正転信号
nから逆転信号vへと変化し可逆ポンプQは排気口QO
から空気を吸い込んで通気路U,センサー室(4),通気
路UPを介して先端開口部(14)から吐出する。このと
き、センサー室(4)を通過するガスの混っていない空気
によってガスセンサーZがクリーニングされて出力信号
fの値が非検出時の値まで低下し、通気路UPの先端部
(14)に油が付いていてもこれを吹き飛ばして次回の測定
時への影響を無くさせる。
t2時間が経過すると信号uが消失するので逆転信号vも
消失して可逆ポンプQが消勢され、次の来客を待つこと
になる。
次に以上の説明を利用して第3の発明について第1の発
明との相違点のみをあげて説明すると、G油用装置であ
った場合にはガスセンサーZの出力信号fの値がAレベ
ルの値を超えてからt1時間が経過するまでの間にBレベ
ルの値を超えるとG油ガスが存在していると判断して判
定回路(30)は判定信号kを出力し、給油を許可するが、
t1時間が経過しても未だBレベル値を超えない場合には
G油ガスが存在していないと判断して給油を許可しな
い。
すなわち第1,3の発明によればD油用装置ではt1時間
経過後にガスセンサーZの出力信号fの値がBレベルの
値を超えていないことを条件にD油ガスの存在を認識
し、G油用装置ではt1時間が経過するまでに同出力信号
fの値がBレベルの値を超えていることを条件にG油ガ
スの存在を認識している。
続いて第1,2,4,5,6図をもとに第2の発明につ
いて説明するが、第1の発明と同一構成部分は同一番号
で記し、その説明は省略するものとする。
第4図において、(40)は判定値設定回路Cで第5図のガ
スセンサーZの出力信号fの値がAレベル値に達した時
点を起点とした信号fと時間との関係たとえばD油検知
曲線の変化率であり傾きの値であるα値とG油検出曲線
の変化率であり傾きの値であるβ値との中間の値である
δ値が設定されており、そのδ値を信号xとして出力し
ている。
(42)は演算判定回路で、ガスセンサーZの出力信号fの
値がAレベルの値に達した時点を起点として信号fの値
の変化とクロック信号qをもとにした時間との関係から
信号fの変化率である傾きを演算し、その演算値が信号
xの値であるδ値よりも小さければD油ガスであると判
定して判定信号k(ワンパルス)を出力する。
以上の構成をもとにD油供給用給油装置における第2の
発明についてさらに説明を続ける。
まず、ノズルNをノズルケースKから取り外すとノズル
検知スイッチSの出力信号が検知信号eから非検知信号
dへと変化し、これによって計数回路の前回計数値が帰
零され計数値信号iの値がゼロになるとともに送気用モ
ーター駆動回路(36)は正転信号nを出力して送気用モー
ターMQを正転付勢させるので可逆ポンプが正転して通
気路U,UP内の空気を吸引して排気口QOから吐出さ
せる。
吐出管NPを給油口EIへ挿入すると通気路UPの先端
開口部(14)から燃料タンクE内の油ガスが吸引されガス
センサーZへ至る。
するとガスセンサーZの出力信号fの値が上昇して信号
rの値すなわち第5図のAレベルの値に達すると演算判
定回路(42)はクロック信号qをもとにガスセンサーZの
出力信号fの値の時間に対する変化すなわち出力信号f
の傾きが演算され、その演算値が前記δ値よりも小さけ
れば(傾きが緩やかであれば)D油ガスであることを確
認して判定信号kを出力してポンプモーター制御回路(3
6)へ与え、ポンプ用モーターMPをしてポンプPを駆動
させ給油可能な状態とする。
ここで燃料タンクE内の油がG油であった場合にはガス
センサーZの出力信号fの値の時間に対する変化値すな
わち傾きがD油であった場合に比して急である(大き
い)ためにδ値を超えてしまい、この場合にはD油ガス
ではないと判定して演算判定回路(42)は判定信号kを出
力せずよってポンプPは駆動されず給油不能な状態が続
くことになる。
給油が行なわれると給油量に応じた数のパルス信号pが
パルス発信器Jから出力され、計数回路(22)ではこれを
計数して計数値を計数値信号iとして給油量表示器Cへ
与え、給油量表示を行なわせる。
給油終了後ノズルNをノズルケースKへ戻すとノズル検
知スイッチSの出力信号が非検知信号dから検知信号e
へと変化し、これによってポンプ用モーター駆動回路(3
2)から出力されている信号mが消失し、ポンプPは停止
する。
同時に、タイマー回路(34)はt2時間の計時を始めるとと
もに送気用モーター駆動回路(36)へ信号uを出力するの
で送気用モーター駆動回路(36)の出力信号が正転信号n
から逆転信号vへと変化し可逆ポンプQは排気口QOか
ら空気を吸い込んで通気路U,センサー室(4),通気路
UPを介して先端開口部(14)から吐出する。このとき、
センサー室(4)を通過するガスの混っていない空気によ
ってガスセンサーZがクリーニングされて出力信号fの
値が非検出時の値まで低下し、通気路UPの先端部(14)
に油が付いてもこれを吹き飛ばして次回の測定時への影
響を無くさせる。
t2時間が経過すると信号uが消失するので逆転信号vも
消失して可逆ポンプQが消勢され、次の客を待つことに
なる。
次に以上の説明を利用して第4の発明について第2の発
明との相違点をあげて説明すると、G油用装置であった
場合にはガスセンサーZの出力信号fの値がAレベルの
値を超えてからの変化(傾き)がS値よりも大きい(急
峻)場合にはG油ガスが存在していると判断して演算判
定回路(42)は判定信号kを出力し、給油を許可するが、
S値よりも小さい(緩やか)場合にはG油ガスが存在し
ないと判断して給油を許可しない。
すなわち第2,4の発明によればD油用装置では信号f
の変化がS値よりも小さいことを条件にD油ガスの存在
を認識し、G油用装置では同変化がS値よりも大きいこ
とを条件にG油ガスの存在を認識している。
なお、第1,2,3,4の発明において、第1図に二点
鎖線で示したようにセンサーブロックWをノズルNにで
はなく可逆ポンプQの排気口QOへ取り付けることもで
き、この場合にはガスがガスセンサーZへ達するのに時
間がかかり、よって応答速度が遅くなるがノズルNの部
分には通気路Uが通るだけなのでノズルの取り扱いが容
易になる利点がある。
また、必要に応じてG油ガスを検出したときに音や光で
報知することも可能である。
さらに、ガスセンサーZのクリーニング開始のタイミン
グはノズル検知スイッチSからの検知信号eの出力タイ
ミングではなく判定回路(30),(42)が判定信号kを出力
する時点から開始させ、検知信号eの入力からt2時間後
に終了させるようにしても良い。
(ヘ)効果 以上詳述した如く構成したので、センサーそのものが油
中に沈するまで燃料タンクへ深く挿入する必要が無くな
り、よってセンサー繰り出し用の複雑な機構が不要で、
よってノズルの操作性を損うことはなく、給油口と燃料
タンクを繋ぐパイプが極端に屈曲していても油種の判別
が可能となり、ガスセンサーの出力値をもとに油種の判
別を開始するタイミングが設定されているので迅速な判
別が可能となる給油装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は給油装置全体の構成を、第2図はセンサーブロ
ックの構造を示した図で、第3図は第1,3の発明にお
ける電気回路を、第4図は第2,4の発明における電気
回路をそれぞれ示し、第5図はガス検出曲線を、第6図
は送気用モーターの正転と逆転のタイミングをあらわし
た図である。 P……ポンプ、Q……可逆ポンプ W……センサーブロック、Z……ガスセンサー U,UP……通気路、EI……給油口 (4)……センサー室、(8)……大気導入孔 (10)……バルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送油用ポンプと、このポンプで汲み出した
    油を計量する流量計と、流量計に繋がる油流路でありハ
    ウジング外に延長された給油ホースと給油ホース先端の
    給油ノズルと、一方端が給油ノズルの吐出管近傍まで延
    長され他方端が負圧発生手段に接続された通気路と、こ
    の通気路を介して吸引されるガスに接触する位置に設置
    され、油から発生する検知対象成分ガスの濃度を検出
    し、対応する出力値の信号を発生するガスセンサーとを
    備え、高濃度の検知対象成分ガスが発生するG油と、低
    濃度の検知対象成分ガスが発生するD油を取り扱う場所
    に設置される給油装置であってD油ガス検出時の前記ガ
    スセンサーの出力値と非検出時の出力値との中間のAレ
    ベル値と、G油ガス検出時のガスセンサーの出力値とD
    油ガス検出時のガスセンサーの出力値の中間のBレベル
    値とを設定し、ガスセンサーの出力値がAレベル値を超
    えてからあらかじめ定めた定時間経過後にBレベル値を
    超えていないことを条件にD油ガスの存在を認識する判
    定手段を設けたことを特徴とする油種センサー付給油装
    置。
  2. 【請求項2】送油用ポンプと、このポンプで汲み出した
    油を計量する流量計と、流量計に繋がる油流路でありハ
    ウジング外に延長された給油ホースと給油ホース先端の
    給油ノズルと、一方端が給油ノズルの吐出管近傍まで延
    長され他方端が負圧発生手段に接続された通気路と、こ
    の通気路を介して吸引されるガスに接触する位置に設置
    され、油から発生する検知対象成分ガスの濃度を検出
    し、対応する出力値の信号を発生するガスセンサーとを
    備え、高濃度の検知対象成分ガスが発生するG油と、低
    濃度の検知対象成分ガスが発生するD油を取り扱う場所
    に設置される給油装置であってD油ガス検出時の前記ガ
    スセンサーの出力値と非検出時の出力値との中間のAレ
    ベル値を設定し、G油ガス存在時のガスセンサーの出力
    値の時間に対する変化率とD油ガス存在時の同変化率と
    の中間の変化率であるS値を設定し、ガスセンサーの出
    力値がAレベル値に達したことを条件にこの出力値の時
    間に対する変化率を演算し、その演算値が前記S値を超
    えていないことを条件にD油ガスの存在を認識する演算
    判定手段を設けたことを特徴とする油種センサー付給油
    装置。
  3. 【請求項3】送油用ポンプと、このポンプで汲み出した
    油を計量する流量計と、流量計に繋がる油流路でありハ
    ウジング外に延長された給油ホースと給油ホース先端の
    給油ノズルと、一方端が給油ノズルの吐出管近傍まで延
    長され他方端が負圧発生手段に接続された通気路と、こ
    の通気路を介して吸引されるガスに接触する位置に設置
    され、油から発生する検知対象成分ガスの濃度を検出
    し、対応する出力値の信号を発生するガスセンサーとを
    備え、高濃度の検知対象成分ガスが発生するG油と、低
    濃度の検知対象成分ガスが発生するD油を取り扱う場所
    に設置される給油装置であってD油ガス検出時の前記ガ
    スセンサーの出力値と非検出時の出力値との中間のAレ
    ベル値と、G油ガス検出時のガスセンサーの出力値とD
    油ガス検出時のガスセンサーの出力値の中間のBレベル
    値とを設定し、ガスセンサーの出力値がAレベル値を超
    えてからあらかじめ定めた定時間経過内にBレベル値を
    超えていることを条件にG油ガスの存在を認識する判定
    手段を設けたことを特徴とする油種センサー付給油装
    置。
  4. 【請求項4】送油用ポンプと、このポンプで汲み出した
    油を計量する流量計と、流量計に繋がる油流路でありハ
    ウジング外に延長された給油ホースと給油ホース先端の
    給油ノズルと、一方端が給油ノズルの吐出管近傍まで延
    長され他方端が負圧発生手段に接続された通気路と、こ
    の通気路を介して吸引されるガスに接触する位置に設置
    され、油から発生する検知対象成分ガスの濃度を検出
    し、対応する出力値の信号を発生するガスセンサーとを
    備え、高濃度の検知対象成分ガスが発生するG油と、低
    濃度の検知対象成分ガスが発生するD油を取り扱う場所
    に設置される給油装置であってD油ガス検出時の前記ガ
    スセンサーの出力値と非検出時の出力値との中間のAレ
    ベル値を設定し、G油ガス存在時のガスセンサーの出力
    値の時間に対する変化率とD油ガス存在時の同変化率と
    の中間の変化率であるS値を設定し、ガスセンサーの出
    力値がAレベル値に達したことを条件にこの出力値の時
    間に対する変化率を演算し、その演算値が前記S値を超
    えていることを条件にG油ガスの存在を認識する演算判
    定手段を設けたことを特徴とする油種センサー付給油装
    置。
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