JPH0638953B2 - 高純度水の製造装置 - Google Patents
高純度水の製造装置Info
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- JPH0638953B2 JPH0638953B2 JP60248413A JP24841385A JPH0638953B2 JP H0638953 B2 JPH0638953 B2 JP H0638953B2 JP 60248413 A JP60248413 A JP 60248413A JP 24841385 A JP24841385 A JP 24841385A JP H0638953 B2 JPH0638953 B2 JP H0638953B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体製造工場や原子力発電所等で広く使用
されている純水やいわゆる超純水を連続的に製造する高
純度水の製造装置に関する。
されている純水やいわゆる超純水を連続的に製造する高
純度水の製造装置に関する。
[従来の技術] LSIや超LSIの製造においては、多量の純水や超純
水が用いられている。超純水は理論純水(H2Oのみか
らなる水)の比抵抗18.24MΩ・cmに極めて近く、
17〜18MΩ・cmの比抵抗を有する純水である。
水が用いられている。超純水は理論純水(H2Oのみか
らなる水)の比抵抗18.24MΩ・cmに極めて近く、
17〜18MΩ・cmの比抵抗を有する純水である。
従来の超純水製造装置は第2図に示す如く、前処理シス
テムA、1次純水システムB及びサブシステムCから構
成されている。しかして、第2図の装置において、市
水、工業用水又は井水等の原水は、前処理システムAに
おいて、活性炭、砂、その他の濾材等で濾過処理され、
または凝集沈殿処理され、あるいはこれらの処理を組合
せた処理等を施され、1次純水システムBに送給され
る。1次純水システムBは逆浸透(RO)装置21、カ
チオン交換塔及びアニオン交換塔(両交換塔の間にアニ
オン交換樹脂の負担を軽減するための脱炭酸塔(図示せ
ず)を備える)からなるイオン交換装置22、並びに、
処理水の純水を更に高めるためのカチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂との混合イオン交換処理装置である混床
塔23からなる。この混床塔23の処理水は、紫外線殺
菌処理装置及び非再生型イオン交換器又は限外濾過器等
からなるサブシステムCにおいて、最終的に処理され、
超純水が得られる。製造された超純水は、ウェハー洗浄
工程等のユースポイントへ送られる。
テムA、1次純水システムB及びサブシステムCから構
成されている。しかして、第2図の装置において、市
水、工業用水又は井水等の原水は、前処理システムAに
おいて、活性炭、砂、その他の濾材等で濾過処理され、
または凝集沈殿処理され、あるいはこれらの処理を組合
せた処理等を施され、1次純水システムBに送給され
る。1次純水システムBは逆浸透(RO)装置21、カ
チオン交換塔及びアニオン交換塔(両交換塔の間にアニ
オン交換樹脂の負担を軽減するための脱炭酸塔(図示せ
ず)を備える)からなるイオン交換装置22、並びに、
処理水の純水を更に高めるためのカチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂との混合イオン交換処理装置である混床
塔23からなる。この混床塔23の処理水は、紫外線殺
菌処理装置及び非再生型イオン交換器又は限外濾過器等
からなるサブシステムCにおいて、最終的に処理され、
超純水が得られる。製造された超純水は、ウェハー洗浄
工程等のユースポイントへ送られる。
第2図の従来装置において、1次純水システムBの構成
の詳細は第3図に示す通りである。第3図の如く、前処
理された原水は、HOCl及び酸を添加した後、逆浸透
装置21で膜分離処理される。この透過水は、含有する
残留塩素を還元作用により除去するためにNaHSO3
が添加された後、イオン交換装置22に送られる。この
イオン交換装置22は、2床3塔式のうちイオン交換塔
を2系列設置してあり、カチオン交換塔(H塔)31a
及び31b、脱ガス塔32、アニオン交換塔(OH塔)
33a及び33bよりなる。カチオン塔31a,b及び
アニオン塔33a,bは、各々、並列に2基ずつ設けら
れているが、これは、一方が再生時のときでも他方で処
理することにより、運転を停止せず、純水採水を継続し
てできるようにするためである。なお、34はカチオン
塔再生装置、35はアニオン塔再生装置である。イオン
交換装置22の処理水は、前述の如く、混床塔23で処
理された後、サブシステムに送られる。なお、この混床
塔23のイオン交換樹脂も再生する必要があるが、再生
の頻度は前段のイオン交換装置22のアニオン塔やカチ
オン塔に比べて低く、ユースポイントの休止時等に再生
することができることから、特に並列して設ける必要は
ない。
の詳細は第3図に示す通りである。第3図の如く、前処
理された原水は、HOCl及び酸を添加した後、逆浸透
装置21で膜分離処理される。この透過水は、含有する
残留塩素を還元作用により除去するためにNaHSO3
が添加された後、イオン交換装置22に送られる。この
イオン交換装置22は、2床3塔式のうちイオン交換塔
を2系列設置してあり、カチオン交換塔(H塔)31a
及び31b、脱ガス塔32、アニオン交換塔(OH塔)
33a及び33bよりなる。カチオン塔31a,b及び
アニオン塔33a,bは、各々、並列に2基ずつ設けら
れているが、これは、一方が再生時のときでも他方で処
理することにより、運転を停止せず、純水採水を継続し
てできるようにするためである。なお、34はカチオン
塔再生装置、35はアニオン塔再生装置である。イオン
交換装置22の処理水は、前述の如く、混床塔23で処
理された後、サブシステムに送られる。なお、この混床
塔23のイオン交換樹脂も再生する必要があるが、再生
の頻度は前段のイオン交換装置22のアニオン塔やカチ
オン塔に比べて低く、ユースポイントの休止時等に再生
することができることから、特に並列して設ける必要は
ない。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来の純水製造装置は、1次純水システムに
イオン交換装置を備えているところから、次の問題があ
った。
イオン交換装置を備えているところから、次の問題があ
った。
イオン交換装置は、平均して、1〜5日に1回の割合
でイオン交換樹脂の再生操作が必要でり、再生のための
設備が不可欠である。また、1系列のみで構成した単一
装置による連続運転は不可能であり、単一装置の場合に
は運転を休止して再生を行わねばならない。
でイオン交換樹脂の再生操作が必要でり、再生のための
設備が不可欠である。また、1系列のみで構成した単一
装置による連続運転は不可能であり、単一装置の場合に
は運転を休止して再生を行わねばならない。
第2図に示すようにイオン交換装置を2系列とすれ
ば、連続運転が可能であるが、この場合においても、再
生装置等を省くことはできず、再生剤の消費も伴う。
ば、連続運転が可能であるが、この場合においても、再
生装置等を省くことはできず、再生剤の消費も伴う。
前段のイオン交換装置のイオン交換樹脂からの溶出物
が、後段へ悪影響を及ぼす恐れがある。
が、後段へ悪影響を及ぼす恐れがある。
イオン交換装置の給水(逆浸透装置透過水)中の残留
塩素を還元作用により消去する目的でNaHSO3が使
用されているが、このNaHSO3は後段のイオン交換
樹脂を劣化させることがある。
塩素を還元作用により消去する目的でNaHSO3が使
用されているが、このNaHSO3は後段のイオン交換
樹脂を劣化させることがある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の高純度水の製造装置は、活性炭等により前処理
した原水に殺菌剤及び/又はpH調整剤を添加する手段
と、該殺菌剤及び/又はpH調整剤を添加した原水を逆浸
透膜処理する第1の逆浸透膜分離器と、該第1の逆浸透
膜分離器の透過水を活性炭処理する活性炭吸着塔と、該
活性炭吸着塔の処理水をさらに逆浸透膜処理する第2の
逆浸透膜分離器と、第2の逆浸透膜分離器の浸透水を取
り出す系及び第2の逆浸透膜分離器の濃縮水を前記第1
の逆浸透膜分離器の原水供給系に返送するための系とを
備えたものである。
した原水に殺菌剤及び/又はpH調整剤を添加する手段
と、該殺菌剤及び/又はpH調整剤を添加した原水を逆浸
透膜処理する第1の逆浸透膜分離器と、該第1の逆浸透
膜分離器の透過水を活性炭処理する活性炭吸着塔と、該
活性炭吸着塔の処理水をさらに逆浸透膜処理する第2の
逆浸透膜分離器と、第2の逆浸透膜分離器の浸透水を取
り出す系及び第2の逆浸透膜分離器の濃縮水を前記第1
の逆浸透膜分離器の原水供給系に返送するための系とを
備えたものである。
即ち、上記従来の問題点を解消するものとして、本出願
人は、活性炭等により前処理した原水に殺菌剤及び/又
はpH調整剤を添加する手段と、該殺菌剤及び/又はpH調
整剤を添加した原水を逆浸透膜処理する第1の逆浸透膜
分離器と、該第1の逆浸透膜分離器の透過水にヒドラジ
ンを添加する手段と、該ヒドラジンを添加した第1の逆
浸透膜分離器の透過水をさらに逆浸透膜処理する第2の
逆浸透膜分離器と、第2の逆浸透膜分離器の透過水を取
り出す系及び第2の逆浸透膜分離器の濃縮水を前記第1
の逆浸透膜分離器の原水供給系に返送するための系とを
備えてなる高純度水の製造装置を見い出し、先に特許出
願した(特願昭60−179630号。以下、「先願」
という。)。
人は、活性炭等により前処理した原水に殺菌剤及び/又
はpH調整剤を添加する手段と、該殺菌剤及び/又はpH調
整剤を添加した原水を逆浸透膜処理する第1の逆浸透膜
分離器と、該第1の逆浸透膜分離器の透過水にヒドラジ
ンを添加する手段と、該ヒドラジンを添加した第1の逆
浸透膜分離器の透過水をさらに逆浸透膜処理する第2の
逆浸透膜分離器と、第2の逆浸透膜分離器の透過水を取
り出す系及び第2の逆浸透膜分離器の濃縮水を前記第1
の逆浸透膜分離器の原水供給系に返送するための系とを
備えてなる高純度水の製造装置を見い出し、先に特許出
願した(特願昭60−179630号。以下、「先願」
という。)。
上記先願によれば、従来のイオン交換装置を備える純水
製造装置の問題点を解消し、極めて純度の高い超純水を
効率的に製造することが可能であるが、この先願の装置
は、第1の逆浸透膜分離器の透過水中の残留塩素の除去
のために、ヒドラジンを添加する手段を備える。このヒ
ドラジン添加の如く、薬品添加を行なうものは、通水S
V(SVは空間速度Space Velocityの
略)の変化等により必要添加量が変化することから、過
剰添加や過少添加等の添加ミスが発生し易く、添加ミス
等が発生した場合、後工程の第2の逆透過膜分離器の膜
に悪影響を与えることがあり、装置の安定運転が損なわ
れる可能性がある。
製造装置の問題点を解消し、極めて純度の高い超純水を
効率的に製造することが可能であるが、この先願の装置
は、第1の逆浸透膜分離器の透過水中の残留塩素の除去
のために、ヒドラジンを添加する手段を備える。このヒ
ドラジン添加の如く、薬品添加を行なうものは、通水S
V(SVは空間速度Space Velocityの
略)の変化等により必要添加量が変化することから、過
剰添加や過少添加等の添加ミスが発生し易く、添加ミス
等が発生した場合、後工程の第2の逆透過膜分離器の膜
に悪影響を与えることがあり、装置の安定運転が損なわ
れる可能性がある。
そこで、本発明者らは、上記先願に基き、更に容易かつ
安定な純水製造を行なうことができる装置を開発すべく
検討を重ね、第1の逆透過膜分離器の透過水中の残留塩
素の除去手段として、活性炭吸着塔を設けた装置を見い
出し、本発明を完成させたものである。
安定な純水製造を行なうことができる装置を開発すべく
検討を重ね、第1の逆透過膜分離器の透過水中の残留塩
素の除去手段として、活性炭吸着塔を設けた装置を見い
出し、本発明を完成させたものである。
[作用] 本発明の高純度水製造装置は、市水、工業用水、井水等
を前処理した原水を、2段に設けた逆浸透膜分離器から
なる主要システムで処理するものであり、各系の作用は
下記の通りである。
を前処理した原水を、2段に設けた逆浸透膜分離器から
なる主要システムで処理するものであり、各系の作用は
下記の通りである。
原水に殺菌剤を添加することにより、第1の逆浸透膜
分離器の逆浸透膜が殺菌され、微生物による劣化やスラ
イム発生による回収率の低下等が防止される。
分離器の逆浸透膜が殺菌され、微生物による劣化やスラ
イム発生による回収率の低下等が防止される。
原水にpH調整剤を添加することにより、第1の逆浸透
膜分離器の逆浸透膜の加水分解が最小限におさえられ、
CaCO3等の膜面への析出が防止される。
膜分離器の逆浸透膜の加水分解が最小限におさえられ、
CaCO3等の膜面への析出が防止される。
第1の逆浸透膜分離器により十分に脱塩され、被処理
水中の電解質の大部分、例えば95%程度が分離され
る。
水中の電解質の大部分、例えば95%程度が分離され
る。
第1の逆浸透膜分離器の透過水を活性炭吸着塔で活性
炭処理することにより、透過水中の残留塩素が吸着除去
される。
炭処理することにより、透過水中の残留塩素が吸着除去
される。
第1の逆浸透膜分離器の透過水にpH調整剤を添加する
ことにより、水中のCO2がHCO3 -となり、第2の逆
浸透膜分離器での炭酸成分の高効率除去が可能となる。
また第2の逆浸透膜分離器には、一度膜分離された低濃
度の透過水が供給されるため、脱塩性能が極めて高いも
のとなる。
ことにより、水中のCO2がHCO3 -となり、第2の逆
浸透膜分離器での炭酸成分の高効率除去が可能となる。
また第2の逆浸透膜分離器には、一度膜分離された低濃
度の透過水が供給されるため、脱塩性能が極めて高いも
のとなる。
第2の逆浸透膜分離器により更に脱塩が行われ、原水
中に含まれていた電解質の殆ど全て、例えば98%程度
が分離される。また濃縮液を第1の逆浸透膜分離器の原
水供給系に戻すことにより、濃縮液の有効利用が図れ
る。
中に含まれていた電解質の殆ど全て、例えば98%程度
が分離される。また濃縮液を第1の逆浸透膜分離器の原
水供給系に戻すことにより、濃縮液の有効利用が図れ
る。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の高純度水の製造装置の一実施例を示す
系統図である。
系統図である。
図示の実施例に係る装置は、脱ガス塔1、第1の逆浸透
膜分離器2、活性炭吸着塔3、第2の逆浸透膜分離器4
及び混床塔5から主として構成されており、活性炭等に
より前処理した原水を脱ガス塔1に送給する配管11、
原水に殺菌剤を添加する配管12、原水にpH調整剤を添
加する配管13、脱ガス塔1の処理水を第1の逆浸透膜
分離器2に送給する配管14、第1の逆浸透膜分離器2
の透過水を活性炭吸着塔3に送給する配管15、活性炭
吸着塔3の処理水を第2の逆浸透膜分離器4に送給する
配管16、第1の逆浸透膜分離器2の透過水にpH調整剤
を添加する配管17、第2の逆浸透膜分離器4の透過水
を混床塔5に送給する配管18、第2の逆浸透膜分離器
4の濃縮水を第1の逆浸透膜分離器2の上流側に戻す配
管19、混床塔5の処理水をサブシステム等に送給する
配管20を備えている。
膜分離器2、活性炭吸着塔3、第2の逆浸透膜分離器4
及び混床塔5から主として構成されており、活性炭等に
より前処理した原水を脱ガス塔1に送給する配管11、
原水に殺菌剤を添加する配管12、原水にpH調整剤を添
加する配管13、脱ガス塔1の処理水を第1の逆浸透膜
分離器2に送給する配管14、第1の逆浸透膜分離器2
の透過水を活性炭吸着塔3に送給する配管15、活性炭
吸着塔3の処理水を第2の逆浸透膜分離器4に送給する
配管16、第1の逆浸透膜分離器2の透過水にpH調整剤
を添加する配管17、第2の逆浸透膜分離器4の透過水
を混床塔5に送給する配管18、第2の逆浸透膜分離器
4の濃縮水を第1の逆浸透膜分離器2の上流側に戻す配
管19、混床塔5の処理水をサブシステム等に送給する
配管20を備えている。
このような本発明の装置による原水の処理手順につい
て、以下に説明する。
て、以下に説明する。
第1図に示す如く、原水である市水、工業用水、井水等
に活性炭吸着等の通常の前処理を施した前処理水は、配
管11により脱ガス塔1に供給されるが、その過程で配
管12及び配管13より殺菌剤及びpH調整剤が添加され
る。
に活性炭吸着等の通常の前処理を施した前処理水は、配
管11により脱ガス塔1に供給されるが、その過程で配
管12及び配管13より殺菌剤及びpH調整剤が添加され
る。
配管12により添加される殺菌剤としては、HOClや
NaClO等の塩素系のものが好適に用いられ、原水中
の残留塩素が0.5〜1ppm程度検出されるように調整
・添加される。
NaClO等の塩素系のものが好適に用いられ、原水中
の残留塩素が0.5〜1ppm程度検出されるように調整
・添加される。
この殺菌剤の注入により、後段の第1の逆浸透膜分離器
2の逆浸透膜が微生物により劣化したり、スライムの発
生・付着により透過率が低下したりするのが防止され
る。なお、小型装置においては、殺菌剤としてNaCl
Oを用いるのが好適である。
2の逆浸透膜が微生物により劣化したり、スライムの発
生・付着により透過率が低下したりするのが防止され
る。なお、小型装置においては、殺菌剤としてNaCl
Oを用いるのが好適である。
配管13より添加されるpH調整剤としては、H2S
O4、HCl等の酸が用いられ、原水のpHが4〜6とな
るように調整される。原水のpHを4〜6に調整すること
により、後段の第1の逆浸透膜分離器2の逆浸透膜の加
水分解が最小限におさえられ、CaCO3等の膜面への
析出付着も防止される。また、後段の脱ガス塔1での脱
ガスが容易となる。
O4、HCl等の酸が用いられ、原水のpHが4〜6とな
るように調整される。原水のpHを4〜6に調整すること
により、後段の第1の逆浸透膜分離器2の逆浸透膜の加
水分解が最小限におさえられ、CaCO3等の膜面への
析出付着も防止される。また、後段の脱ガス塔1での脱
ガスが容易となる。
脱ガス塔1としては、原水を真空中に置くことにより、
溶存ガスを除去する方式の真空脱気塔、気曝により溶存
ガスを除去する脱炭酸塔等が用いられる。
溶存ガスを除去する方式の真空脱気塔、気曝により溶存
ガスを除去する脱炭酸塔等が用いられる。
脱ガス塔1により原水中の溶存ガスを除去することによ
り、逆浸透膜による除去性能の低いCO2成分が最大限
に除去され、処理水の純度が高められると共に、後段の
逆浸透膜分離器の膜負荷が低減される。この脱ガス塔1
におけるCO2成分の効率的除去の面からは、原水のpH
は5〜5.5程度となるように調整するのが特に好まし
い。
り、逆浸透膜による除去性能の低いCO2成分が最大限
に除去され、処理水の純度が高められると共に、後段の
逆浸透膜分離器の膜負荷が低減される。この脱ガス塔1
におけるCO2成分の効率的除去の面からは、原水のpH
は5〜5.5程度となるように調整するのが特に好まし
い。
なお、本発明においては、脱ガス塔は活性炭吸着塔3の
前に設けても良いが必ずしも必要ではなく、脱ガス塔自
体省略しても十分に高純度の純水を製造することができ
る。
前に設けても良いが必ずしも必要ではなく、脱ガス塔自
体省略しても十分に高純度の純水を製造することができ
る。
脱ガス塔1の処理水は、配管14により第1の逆浸透膜
分離器2に送給される。第1の逆浸透膜分離器2におい
ては、被処理水の有効利用の面から回収率を比較的高
く、例えば75〜90%程度で運転するのが好ましい。
また逆浸透膜としては、長期運転における安定性に優れ
る酢酸セルロース膜を用いるのが好ましい。
分離器2に送給される。第1の逆浸透膜分離器2におい
ては、被処理水の有効利用の面から回収率を比較的高
く、例えば75〜90%程度で運転するのが好ましい。
また逆浸透膜としては、長期運転における安定性に優れ
る酢酸セルロース膜を用いるのが好ましい。
第1の逆浸透膜分離器2により、被処理水中の電解質の
大部分、例えば95%程度が脱塩される。
大部分、例えば95%程度が脱塩される。
第1の逆浸透膜分離器2の透過水(以下、「第1の透過
水」ということがある。)は、次いで配管15により活
性炭吸着塔3に送給されるが、その際に配管17よりpH
調整剤が添加される。pH調整剤としては、NaOH等の
塩基が用いられ、第1の透過水のpHが8〜9となるよう
に調整される。
水」ということがある。)は、次いで配管15により活
性炭吸着塔3に送給されるが、その際に配管17よりpH
調整剤が添加される。pH調整剤としては、NaOH等の
塩基が用いられ、第1の透過水のpHが8〜9となるよう
に調整される。
このように、第1の透過水のpHを調整することにより、
第2の逆浸透膜分離器3における炭酸成分の除去効率を
大幅に向上させることが可能となる。
第2の逆浸透膜分離器3における炭酸成分の除去効率を
大幅に向上させることが可能となる。
即ち、第1の透過水中の炭酸成分は CO2+H2OH++HCO3 - のような平衡状態になる。一般に逆浸透膜はCO2の除
去性能は低いが、HCO3 -の除去能は高い。このためpH
を8〜9に調整して、この平衡を右に移行させて、[H
CO3 -]/[CO2]を大きくすることによって、炭酸
成分の除去効率を向上させることが可能となるのであ
る。
去性能は低いが、HCO3 -の除去能は高い。このためpH
を8〜9に調整して、この平衡を右に移行させて、[H
CO3 -]/[CO2]を大きくすることによって、炭酸
成分の除去効率を向上させることが可能となるのであ
る。
pH調整剤を添加した後、活性炭吸着塔3に送給された第
1の透過水は、活性炭吸着塔3内の活性炭層を通過する
間に、水中の残留塩素や有機物成分等が速やかに吸着除
去される。
1の透過水は、活性炭吸着塔3内の活性炭層を通過する
間に、水中の残留塩素や有機物成分等が速やかに吸着除
去される。
後述の如く、第2の逆浸透膜分離器4においては、逆浸
透膜としてポリアミド膜等の高分子膜を用いるのが好ま
しいが、一般に、高分子膜は耐酸化剤性が殆どない。こ
のため、活性炭処理により、残留塩素等の酸化剤を吸着
除去しておくことにより、膜劣化を防止することができ
る。しかも活性炭処理は通水SV等により処理効率等は
殆ど影響されず、煩雑な運転操作を要することなく、確
実かつ安定な高吸着能により、第1の透過水中の残留塩
素を除去することができる。
透膜としてポリアミド膜等の高分子膜を用いるのが好ま
しいが、一般に、高分子膜は耐酸化剤性が殆どない。こ
のため、活性炭処理により、残留塩素等の酸化剤を吸着
除去しておくことにより、膜劣化を防止することができ
る。しかも活性炭処理は通水SV等により処理効率等は
殆ど影響されず、煩雑な運転操作を要することなく、確
実かつ安定な高吸着能により、第1の透過水中の残留塩
素を除去することができる。
なお、活性炭吸着塔の活性炭の粒径、吸着塔の規模等は
特に制限はなく、第1の透過水の水質、通水SV等に応
じて適宜決定される。
特に制限はなく、第1の透過水の水質、通水SV等に応
じて適宜決定される。
活性炭吸着塔3で吸着処理された処理水は、次いで配管
16より第2の逆浸透膜分離器4に送給される。第2の
逆浸透膜分離器4においては、処理水の有効利用の面か
ら、回収率は90%程度とし、また濃縮水は配管19に
より脱ガス塔1に戻すのが好ましい。この場合、脱ガス
塔を省いた装置においては、濃縮水は第1の逆浸透膜分
離器の原水導入側へ返送する。また逆浸透膜としては、
pH8〜9の高pH域での炭酸成分の除去効率が高いポリア
ミド膜を用いるのが好ましい。勿論、逆浸透膜は高pH域
での除去効率に優れるものであれば他の材質のものでも
良い。
16より第2の逆浸透膜分離器4に送給される。第2の
逆浸透膜分離器4においては、処理水の有効利用の面か
ら、回収率は90%程度とし、また濃縮水は配管19に
より脱ガス塔1に戻すのが好ましい。この場合、脱ガス
塔を省いた装置においては、濃縮水は第1の逆浸透膜分
離器の原水導入側へ返送する。また逆浸透膜としては、
pH8〜9の高pH域での炭酸成分の除去効率が高いポリア
ミド膜を用いるのが好ましい。勿論、逆浸透膜は高pH域
での除去効率に優れるものであれば他の材質のものでも
良い。
第2の逆浸透膜分離器4により、被処理水中の電解質の
殆ど、例えば98%程度が脱塩される。
殆ど、例えば98%程度が脱塩される。
第2の逆浸透膜分離器4の透過水(以下、「第2の透過
水」ということがある。)は、十分に高純度であるが、
更に配管18により混床塔5に送給して処理することに
より、より一層高純度な純水を得ることが可能となる。
水」ということがある。)は、十分に高純度であるが、
更に配管18により混床塔5に送給して処理することに
より、より一層高純度な純水を得ることが可能となる。
混床塔5の処理水は配管20によりサブシステム等に送
給され、更に処理された後、ユースポイントに供給され
る。
給され、更に処理された後、ユースポイントに供給され
る。
以下、実施例について説明する。
実験例1 第1図に示す本発明の高純度水製造装置(ただし、脱ガ
ス塔1は省略した)を用い、神奈川県横浜市の市水を活
性炭吸着法により前処理した原水(電導度160Ω・c
m)の処理を行った。
ス塔1は省略した)を用い、神奈川県横浜市の市水を活
性炭吸着法により前処理した原水(電導度160Ω・c
m)の処理を行った。
なお、第1の逆浸透膜分離器2の逆浸透膜としては、酢
酸セルロース膜を用い、第2の逆浸透膜分離器4の逆浸
透膜としてはポリアミド膜を用いた。
酸セルロース膜を用い、第2の逆浸透膜分離器4の逆浸
透膜としてはポリアミド膜を用いた。
原水はNaClOにより残留塩素が1mg/となるよう
にし、またHClによりpH5に調整して、第1の逆浸透
膜分離器2に送給した。第1の逆浸透膜分離器の透過水
は、NaOHによりpH8.5に調整し、通水SV20h
r-1で活性炭吸着塔3に供給した後、その処理水を第2
の逆浸透膜分離器4に送給した。
にし、またHClによりpH5に調整して、第1の逆浸透
膜分離器2に送給した。第1の逆浸透膜分離器の透過水
は、NaOHによりpH8.5に調整し、通水SV20h
r-1で活性炭吸着塔3に供給した後、その処理水を第2
の逆浸透膜分離器4に送給した。
各々の逆浸透膜分離器の回収率は、第1の逆浸透膜分離
器2で80%、第2の逆浸透膜分離器4で90%とし、
第2の逆浸透膜分離器4の濃縮水は、全量第1の逆浸透
膜分離器2の前に戻し、ブローは行わずに運転した。
器2で80%、第2の逆浸透膜分離器4で90%とし、
第2の逆浸透膜分離器4の濃縮水は、全量第1の逆浸透
膜分離器2の前に戻し、ブローは行わずに運転した。
このようにして、運転を1ケ月間継続したときの第2の
逆浸透膜分離器の処理水の電導度は、1.5〜2.5M
Ω・cmであり、SiO2は0.03〜0.04mg/で
あった。そして、この処理水を混床塔5にSV50hr
-1で通過させた処理水の電導度は17〜18MΩ・cmで
あった。
逆浸透膜分離器の処理水の電導度は、1.5〜2.5M
Ω・cmであり、SiO2は0.03〜0.04mg/で
あった。そして、この処理水を混床塔5にSV50hr
-1で通過させた処理水の電導度は17〜18MΩ・cmで
あった。
この実験結果から、本発明の高純度水の製造装置によれ
ば、極めて高純度の純水が得られ、しかも長期間にわた
って装置の連続運転が可能であることが明らかである。
ば、極めて高純度の純水が得られ、しかも長期間にわた
って装置の連続運転が可能であることが明らかである。
実験例2 実験例1において、活性炭吸着塔3に供給する第1の透
過水の残留塩素及びその通水SVを、第1表の如く変え
て処理を行ない、各々の場合の活性炭吸着塔3からの処
理水中の塩素濃度を調べた。
過水の残留塩素及びその通水SVを、第1表の如く変え
て処理を行ない、各々の場合の活性炭吸着塔3からの処
理水中の塩素濃度を調べた。
結果を第1表に示す。
第1表より、活性炭吸着塔における活性炭の残留塩素除
去能は、通水SVや供給される被処理水の水質等に影響
されず、常に安定した高除去能を発揮し得ることが明ら
かである。このため、このような活性炭吸着塔により、
第1の透過水中の残留塩素を除去する本発明の装置によ
れば、厳密な運転管理等を要することなく、安定な処理
を行なうことができる。
去能は、通水SVや供給される被処理水の水質等に影響
されず、常に安定した高除去能を発揮し得ることが明ら
かである。このため、このような活性炭吸着塔により、
第1の透過水中の残留塩素を除去する本発明の装置によ
れば、厳密な運転管理等を要することなく、安定な処理
を行なうことができる。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の高純度水の製造装置は、 従来装置のイオン交換装置の如く、同一機能を有する
装置を並列させることなく、単一系列のみで、6ケ月〜
1年以上という長期間にわたって連続運転が可能であ
る。
装置を並列させることなく、単一系列のみで、6ケ月〜
1年以上という長期間にわたって連続運転が可能であ
る。
従来のように、2系列の2床3塔などの多塔からなる
イオン交換装置で主たる脱イオン処理を行なうものでは
なく、イオン交換装置を用いた場合であっても、このイ
オン交換装置は逆浸透膜分離器で主たる脱イオン処理を
行なった後、付加的にポリッシャーとして用いるもので
あるため、イオン交換樹脂の再生、イオン交換樹脂溶出
物による影響の問題が軽減される。
イオン交換装置で主たる脱イオン処理を行なうものでは
なく、イオン交換装置を用いた場合であっても、このイ
オン交換装置は逆浸透膜分離器で主たる脱イオン処理を
行なった後、付加的にポリッシャーとして用いるもので
あるため、イオン交換樹脂の再生、イオン交換樹脂溶出
物による影響の問題が軽減される。
第1の透過水の残留塩素除去手段として活性炭吸着塔
を備えており、この活性炭吸着能は通水SV等に影響を
受けず、常に安定した高塩素除去能を有するため、装置
の運転管理が容易で、安定処理を行なうことができる。
を備えており、この活性炭吸着能は通水SV等に影響を
受けず、常に安定した高塩素除去能を有するため、装置
の運転管理が容易で、安定処理を行なうことができる。
炭酸成分の高度除去が可能である。
第2の逆浸透膜分離器の除去性能が向上される。
第2の逆浸透膜分離器の処理水中のSiO2は、2床
3塔式の後にイオン交換塔を接続したイオン交換樹脂方
式と同等まで処理できる。
3塔式の後にイオン交換塔を接続したイオン交換樹脂方
式と同等まで処理できる。
等の様々な効果を有する。本発明装置によれば、例えば
電導度1〜5MΩ・cm程度の極めて高純度の超純水を、
極めて容易かつ効率的に製造することが可能となる。
電導度1〜5MΩ・cm程度の極めて高純度の超純水を、
極めて容易かつ効率的に製造することが可能となる。
第1図は本発明の高純度水の製造装置を示す系統図、第
2図は従来の純水製造装置を示す系統図、第3図は第2
図に示す装置の1次純水システムの詳細を示す系統図で
ある。 1…脱ガス塔、 2…第1の逆浸透膜分離器、 3…活性炭吸着塔、 4…第2の逆浸透膜分離器、 5…混床塔。
2図は従来の純水製造装置を示す系統図、第3図は第2
図に示す装置の1次純水システムの詳細を示す系統図で
ある。 1…脱ガス塔、 2…第1の逆浸透膜分離器、 3…活性炭吸着塔、 4…第2の逆浸透膜分離器、 5…混床塔。
Claims (1)
- 【請求項1】活性炭等により前処理した原水に殺菌剤及
び/又はpH調整剤を添加する手段と、該殺菌剤及び/又
はpH調整剤を添加した原水を逆浸透膜処理する第1の逆
浸透膜分離器と、該第1の逆浸透膜分離器の透過水を活
性炭処理する活性炭吸着塔と、該活性炭吸着塔の処理水
をさらに逆浸透膜処理する第2の逆浸透膜分離器と、第
2の逆浸透膜分離器の透過水を取り出す系及び第2の逆
浸透膜分離器の濃縮水を前記第1の逆浸透膜分離器の原
水供給系に返送するための系とを備えてなることを特徴
とする高純度水の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60248413A JPH0638953B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高純度水の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60248413A JPH0638953B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高純度水の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62110795A JPS62110795A (ja) | 1987-05-21 |
| JPH0638953B2 true JPH0638953B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=17177746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60248413A Expired - Fee Related JPH0638953B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高純度水の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638953B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0790215B2 (ja) * | 1986-07-21 | 1995-10-04 | 神鋼パンテツク株式会社 | 純水製造装置における溶存炭酸ガスの除去方法 |
| JPH0649191B2 (ja) * | 1988-03-14 | 1994-06-29 | オルガノ株式会社 | 2段式逆浸透膜処理方法 |
| JP2740613B2 (ja) * | 1993-03-18 | 1998-04-15 | 日本メムテック株式会社 | 膜処理方法 |
| JP4208270B2 (ja) * | 1997-03-10 | 2009-01-14 | 栗田工業株式会社 | 純水の製造方法 |
| JP3899583B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2007-03-28 | 栗田工業株式会社 | 純水製造方法 |
| JP5055662B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2012-10-24 | 栗田工業株式会社 | 超純水製造装置及び超純水製造方法 |
| JP3906855B2 (ja) * | 2004-08-10 | 2007-04-18 | 栗田工業株式会社 | 有機物及び酸化剤含有排水の処理方法及び処理装置 |
| JP4765843B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2011-09-07 | 東洋紡績株式会社 | 海水淡水化方法 |
| EP2192090A1 (en) * | 2008-12-01 | 2010-06-02 | Technische Universiteit Delft | Process for the production of ultra pure water using a membrane |
| JP5376166B2 (ja) * | 2010-02-15 | 2013-12-25 | パナソニック環境エンジニアリング株式会社 | 純水製造装置 |
| CN107892400A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-10 | 北京中科康仑环境科技研究院有限公司 | 一种基于膜分离的泥浆接触型粉末活性炭吸附处理系统及其方法 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP60248413A patent/JPH0638953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62110795A (ja) | 1987-05-21 |
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|---|---|---|---|
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