JPH064090Y2 - 転がり軸受支持用スリーブ - Google Patents

転がり軸受支持用スリーブ

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JPH064090Y2
JPH064090Y2 JP5525489U JP5525489U JPH064090Y2 JP H064090 Y2 JPH064090 Y2 JP H064090Y2 JP 5525489 U JP5525489 U JP 5525489U JP 5525489 U JP5525489 U JP 5525489U JP H064090 Y2 JPH064090 Y2 JP H064090Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る転がり軸受支持用スリーブは、例えばコ
ンプレッサを構成するアルミニウム合金製のハウジング
に、コンプレッサを構成するロータの回転軸の端部を、
回転自在に支承する場合に利用する。
(従来の技術) 例えば、自動車用空調機を構成するコンプレッサとし
て、ベーン型等、各種構造のコンプレッサを使用する。
この様な空調機用コンプレッサ等、ハウジングの内側で
回転する回転軸を有する機器の場合、この回転軸の端部
をハウジングに対して、回転自在に支承する必要があ
る。
この為従来から、第24図に示した様な構造を有する支
持部により、回転軸1の端部をハウジング2の壁面3に
対して、回転自在に支承していた。
即ち、この支持部は、ハウジング2の壁面3に形成し
た、円筒状の受凹部4(図示の様な有底円筒状の他、単
なる円筒状の場合もある。)に、内周面に内方軌道7を
有する円筒状の外輪5を内嵌固定し、この外輪5内周面
の内方軌道7と上記回転軸1の端部外周面との間に、例
えば複数の転動体6、6(ころ)を設ける事で構成され
ている。
回転軸1端部の支持部を上述の様に構成する事で、この
回転軸1は、複数の転動体6、6の転動に基づいて軽い
力で回転自在となり、上記回転軸1を設けたコンプレッ
サ等の機器の運転が円滑に行なわれる様になる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述の様に構成され作用する、従来の支持部
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち近年、コンプレッサ等、各種機器の軽量化を図る
為、これら機器のハウジングをアルミニウム合金により
造る場合が多くなっている。この様に、ハウジングをア
ルミニウム合金により造る場合に於いても、大きな剛性
及び耐摩耗性を要求される回転軸1、並びに転がり軸受
を構成する外輪5、転動体6、6、鋼製のままである。
鋼とアルミニウム合金との熱膨張率を比較した場合、ア
ルミニウム合金の熱膨張率が鋼の熱膨張率よりも相当に
大きい為、上記コンプレッサ等の機器の温度が上昇した
場合、ハウジング2の熱膨張量と外輪5の熱膨張量との
間に、大きな差が生じてしまう。
この様に、温度上昇に基づき、ハウジング2の熱膨張量
と外輪5の熱膨張量との間に、大きな差が生じた場合、
ハウジング2に形成した受凹部4の内周面と外輪5の外
周面との間に隙間が形成されてしまう。
そして、この様に受凹部4の内周面と外輪5の外周面と
の間に隙間が生じた場合、外輪5が受凹部4の内側でが
たつき、回転軸1がその回転に伴なってハウジング2に
対し、上記隙間の幅に相当する分だけの偏心運動をす
る。
回転軸1がこの様な偏心運動をした場合、受凹部4の内
周面と外輪5の外周面との衝突音に基づいて発生する騒
音により、この回転軸1を設けたコンプレッサ等の機器
の運転音が大きくなるだけでなく、コンプレッサ等を構
成するロータリーとシリンダ室内周面との間に隙間が生
じる等により、コンプレッサ等の機器の性能が低下する
原因ともなる。
この様な不都合を解消する為従来から、特公昭36−2
255号公報、同39−21584号公報、同40−1
3082号公報、実公昭44−22006号公報、同5
7−53873号公報、実開昭56−131024号公
報、同62−62023号公報等に示されている様に、
板ばね、合成樹脂、板ばねとゴムとの組み合わせ体等に
より造られた円環状のスリーブを、ハウジングと転がり
軸受の外輪との間に装着する技術が知られている。
ところが、上述の様な従来から知られたスリーブの場
合、圧縮方向の荷重に対する剛性が十分でなかったり、
或は熱膨張に伴なう隙間幅の変動に対する追従性が悪い
等、必ずしも満足出来る性能を得る事が出来なかった。
実公昭57−61220号公報には、ピンによりハウジ
ングに対する外輪の回転(クリープ)を防止する技術が
記載されているが、ハウジングに対して外輪が偏心する
事の防止は出来ない。
本考案の転がり軸受支持用スリーブは、上述の様な不都
合を何れも解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の転がり軸受支持用スリーブは、幅方向に亙って
屈曲した断面形状を有する円筒状に造られ、自由状態に
於いて半径方向の厚さ寸法を大きくする弾力を有する、
金属製の芯材と、この芯材の少なくとも外周面に形成さ
れた凹溝部分に積層された合成樹脂製のスペーサ部とか
ら成り、常温時に於ける芯材の一部外周面とスペーサ部
の一部外周面とにより、単一の外周面を構成している。
これと共に、上記芯材の端縁部から突出した第一の舌片
を外方に向け折り曲げる事で、転がり軸受を支持するハ
ウジングの内周面に形成した第一の係止凹部との係合自
在な第一の折り曲げ片を形成し、同じく芯材の端縁部か
ら突出した第二の舌片を内方に向け折り曲げる事で、転
がり軸受を構成する外輪の外周面に形成した第二の係止
凹部との係合自在な第二の折り曲げ片を形成している。
(作用) 上述の様に構成される、本考案の転がり軸受支持用スリ
ーブは、スリーブが弾性を有する金属製の芯材と、熱膨
張率の大きな合成樹脂製のスペーサ部とにより造られて
いる為、温度上昇に伴なって鋼製の外輪の外周面とアル
ミニウム合金製のハウジングの内周面との間の隙間寸法
が大きくなった場合に於いても、この隙間を塞ぎ、外輪
の内側に支持された回転軸ががたつくのを防止する。
特に本考案の場合、屈曲した断面形状を有する金属製の
芯材と、この芯材の内外両周面に積層された合成樹脂製
のスペーサ部との共同作用により、上記がたつき防止作
用と、回転軸の直角方向に加わる荷重を支承する作用と
が確実になる。
更に、芯材の端縁部から突出した第一の舌片を折り曲げ
る事で形成された第一の折り曲げ片と、転がり軸受を支
持するハウジングの内周面に形成した第一の係止凹部と
の係合、並びに芯材の端縁部から突出した第二の舌片を
折り曲げる事で形成された第二の折り曲げ片と、転がり
軸受を構成する外輪の外周面に形成した第二の係止凹部
との係合により、ハウジングに対してスリーブと外輪と
が相対的に回転する事が、確実に防止される。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更に詳しく
説明する。
第1〜5図は本考案の第一実施例を示しており、第1図
は転がり軸受支持用スリーブを示す半部断面図、第2図
はこのスリーブを組み付けたスリーブ付転がり軸受の断
面図、第3図はこのスリーブ付転がり軸受により構成さ
れた回転軸支持装置の部分断面図、第4図は、温度上昇
時に於けるスリーブの変形状態を示す部分断面図、第5
図は芯材の端縁部に形成した折り曲げ片を示す、第1図
のA矢視図である。
本考案の転がり軸受支持用スリーブ16は、金属ばね板
製の芯材8と、この芯材8をインサート成形した合成樹
脂製のスペーサ部9とから構成されている。
この内の芯材8は、幅方向(第1〜3図の左右方向)に
亙って屈曲した断面形状を有すると共に、円周方向に亙
って複数の透孔10、10を設けた円筒状に造られ、自
由状態に於いて半径方向の厚さ寸法を大きくする方向の
弾力を有する。
即ち、ばね鋼板等により造られた芯材8は、全体が保持
器の如き絞り加工された形状とされており、幅方向中央
に存在する内周側平坦部11と、幅方向両端部に存在す
る外周側平坦部12、12とを、傾斜部13、13で互
いに連続させており、それぞれが保持器のポケットの如
く、矩形に形成された透孔10、10は、上記内周側平
坦部11から傾斜部13、13に亙って、互いに平行
に、且つ等間隔で設けている。
更に、上記芯材8の一端縁部(第1〜4図の左端縁部)
には、それぞれこの芯材8の端縁部から突出する状態
で、第一、第二の舌片を形成しており、この内の第一の
舌片を外方に向け直角に折り曲げる事で第一の折り曲げ
片25とし、第二の舌片を内方に向け直角に折り曲げる
事で第二の折り曲げ片26としている。そして、各折り
曲げ片25、26は、第5図に示す様に、ぞれぞれ転が
り軸受支持用スリーブ16の外周面或は外周面から、外
方或は内方に突出する様にしている。
上述の様な形状を有する金属ばね板製の芯材8の内周面
と外周面とには、合成樹脂製のスペーサ部9が、上記芯
材8を型にインサートした状態で、射出成形により積層
されているが、このスペーサ部9の外周部9aと内周部
9b、9bとは、上記透孔10、10を介して、一体に
結合されている。
この様なスペーサ部9を構成する合成樹脂の膨張係数α
は、ハウジング2(第24図)を構成するアルミニウ
ム合金の膨張係数αや、芯材8を構成するばね板材の
膨張係数α、更には転がり軸受の外輪5を構成する軸
受綱の膨張係数αよりも大きくしている(α>α
>α≧α)が、合成樹脂により芯材8をインサート
成形する際には、この芯材8の厚さ寸法(第1〜4図の
上下方向の寸法)を弾性的に少し縮め、芯材8の内周側
平坦部11と外周側平坦部12とを互いに平行にしてお
く。
芯材8を上述の様に弾性的に圧縮した状態で、合成樹脂
製のスペーサ部9を成形する結果、常温時に於ける芯材
8の内周側平坦部11の内周面とスペーサ部9の内周部
9b、9bの内周面とが単一の内周面14を構成し、芯
材8の外周側平坦部12、12の外周面とスペーサ部9
の外周部9aの外周面とが単一の外周面15を構成す
る。
上述の様に構成された、本考案の転がり軸受支持用スリ
ーブ16は、第2図に示す様に、転がり軸受17を構成
する外輪18に外嵌固定して、スリーブ付転がり軸受1
9を構成する。尚、上記外輪18の内周面には内方軌道
20を形成しており、外輪18の内側に配置され、保持
器21によって保持された複数の転動体22、22(こ
ろ)を上記内方軌道20と転接させる事により、転がり
軸受17としている。この転がり軸受17を構成する外
輪18の端部外周面には、第二の係止凹部27を形成し
ており、転がり軸受支持用スリーブ16を転がり軸受1
7を構成する外輪18に外嵌固定した状態に於いて、上
記第二の係止凹部27内には、前記第二の折り曲げ片2
6が係合し、スリーブ16と外輪18とが相対的に回転
しない(スリーブ16の内周面と外輪18の外周面とが
摺動しない)様になる。
更に、上述の様に構成されたスリーブ付転がり軸受19
は、第3図に示す様に、アルミニウム合金等、鋼に比べ
て大きな熱膨張率を有する材質により造られたハウジン
グ2に形成した、例えば有底円筒状の受凹部4に内嵌固
定し、転がり軸受17を構成する転動体22の内側に回
転軸1の端部を挿入する事により、この回転軸1の支持
装置を構成する。この様に組み立てた状態に於いて、ス
リーブ16は、転がり軸受17を構成する外輪18の外
周面と、ハウジング2の受凹部4の内周面との間で、厚
さ方向(図面の上下方向)に亙って、強く押圧された状
態となる。
上記受凹部4の開口端部内周面には、第一の係止凹部2
8を形成しており、転がり軸受支持用スリーブ16を受
凹部4に内嵌固定した状態に於いて、上記第一の係止凹
部28には、前記第一の折り曲げ片25が係合し、スリ
ーブ16が受凹部4内で回転しない(スリーブ16の外
周面と受凹部4の内周面とが摺動しない)様になる。
上述の様に構成される、本考案の転がり軸受支持用スリ
ーブ16は、スリーブ16が弾性を有する金属ばね板製
の芯材8と、熱膨張率の大きな合成樹脂製のスペーサ部
9とにより造られている為、温度上昇に伴なって鋼製の
外輪18の外周面とアルミニウム合金製ハウジング2に
形成された受凹部4の内周面との間に隙間寸法が大きく
なった場合に於いても、上記スリーブ16の厚さ寸法が
大きくなる事によってこの隙間を塞ぎ、外輪18の内側
に支持された回転軸1が、がたつくのを防止する。
即ち、転がり軸受支持用スリーブ16を構成するスペー
サ部9は、ハウジング2を構成するアルミニウム合金よ
りも大きな熱膨張率を有する合成樹脂により造られてい
る為、回転軸支持装置の温度が上昇した場合に於いて
も、このスリーブ16の外周面と上記受凹部4の内周面
との間に隙間が生じる事はない。本考案の転がり軸受支
持用スリーブ16の温度が上昇した場合には、合成樹脂
製のスペーサ部9と金属ばね板製の芯材8とが、上記ス
ペーサ部9の熱膨張によって、第4図に誇張して示す様
に変形し、スペーサ部9と芯材8との両方が、外輪18
の外周面と受凹部4の内周面との間で突っ張る為、上記
外輪18の支持は確実なものとなる。
尚、支持部の温度上昇が少なく、合成樹脂製のスペーサ
部9の熱膨張量が未だ少ない場合には、芯材8の弾性に
よって、外輪18が受凹部4の内側でしっかりと支持さ
れる。
又、回転軸1と直角方向に加わる荷重に就いては、合成
樹脂製のスペーサ部9と金属ばね板製の芯材8との双方
が、これを受ける為、スリーブ16は十分に大きな負荷
荷重も受ける事が出来、回転軸1の直角方向に加わる荷
重により、この回転軸1ががたついたり、或はスリーブ
16がへたる事はない。
更に、芯材8の端縁部から突出した第一の舌片を折り曲
げる事で構成した第一の折り曲げ片25を、転がり軸受
17を支持するハウジング2に形成した受凹部4の内周
面に形成した第一の係止凹部28に係合させる事で、ス
リーブ16がハウジング2の受凹部4内で回転する事を
防止し、同じく芯材8の端縁部から突出した第二の舌片
を折り曲げる事で構成した第二の折り曲げ片26を、転
がり軸受17を構成する外輪18の外周面に形成した第
二の係止凹部27に係合させる事により、スリーブ16
の内側で外輪18が回転する事を防止している為、転が
り軸受支持用スリーブ16を外輪18の外周面と受凹部
4の内周面との間の隙間内に押し込む際の締め代があま
りなくても(スリーブ16を隙間内に軽い力で押し込め
る様にしても)、受凹部4内で外輪18が回転する事を
確実に防止出来る。
尚、本考案の転がり軸受支持用スリーブ16を構成する
金属ばね板製の芯材8の端縁部に形成する第一、第二の
折り曲げ片25、26は、必ずしも芯材8の同一端縁に
形成する必要はなく、第二実施例を表した第6〜8図に
示す様に、第一の折り曲げ片25と第二の折り曲げ片2
6とを、芯材8の反対側端縁に形成する事も出来る。
又、各折り曲げ片25、26の形状及び数も、上述の第
一〜二実施例の様な、幅の狭い折り曲げ片25、26を
1個ずつ形成する様な形状に限定されず、例えば第9〜
11図に示した第三実施例の様に、幅の広い第一の折り
曲げ片25、25を等間隔に、複数固形成する事も出来
る。
更に、芯材8の断面形状も上述の様な形状に限定され
ず、他にも例えば第12〜23図に示す様な断面形状を
採用する事が出来る。
この内、先ず、第12〜14図に示した第四実施例の断
面形状は、前記第6〜8図に示した第二実施例の断面形
状の内外周を逆方向に変換したものである。
又、第15〜17図に示した第五実施例の場合、第1〜
5図に示した第一実施例の断面形状の内外周を逆方向に
変換すると共に、芯材8の他端縁を、その全周に亙り内
方に折り曲げる事で内向フランジ部29とし、この内向
フランジ部29により、スリーブ16と外輪18との幅
方向(第15図の左右方向)に亙る位置決めを図れる様
にしている。本実施例の場合、芯材8の一端縁(第15
図の左端縁)に設ける第二の折り曲げ片26は、芯材8
を転がり軸受17の外輪18に外嵌した後に、折り曲げ
形成する。
又、第18図に示した第六実施例の断面形状は、内周側
平坦部11、11を2箇所、外周側平坦部12、12を
3箇所、両平坦部11、12同士を結ぶ傾斜部13、1
3を4箇所、それぞれ設けたもの、第19図に示した第
七実施例は、上記第六実施例の断面形状の内外周を変換
したものである。
又、第20図に示した第八実施例の断面形状は、中央部
に形成し、一部がスリーブ16の内周面に露出した円弧
部23の両端部に、それぞれ平坦部24、24を形成し
たもの、第21図に示した第九実施例は、上記第八実施
例の断面形状の内外周を変換したものである。
更に、第22図に示した第十実施例の場合、円弧部2
3、23を2箇所に、平坦部24、24を3箇所に、そ
れぞれ設けたもの、第23図に示した第十一実施例は、
上記第十実施例の断面形状の内外周を変換したものであ
る。
但し、何れの実施例の場合も、芯材8はスリーブ16の
内周面と外周面との何れにも露出しており、このスリー
ブ16を外輪18の外周面と受凹部4の内周面との間に
押し込んだ場合には、合成樹脂製のスペーサ部9だけで
なく、金属ばね板製の芯材8も、上記外輪18の外周面
と受凹部4の内周面との両方に接触する。
尚、スリーブ付転がり軸受19、或はスリーブ付転がり
軸受19を組み付けた回転軸支持装置を構成する場合、
スペーサ部9の射出成形時に、転がり軸受17の外輪1
8とスリーブ16(更には受凹部4)とを一体に結合す
る事も出来る。
又、スペーサ部9は、少なくとも外周部9aがあれば足
り、内周部9bは省略する事も出来る。
(考案の効果) 本考案の転がり軸受支持用スリーブは、以上に述べた通
り構成され作用する為、鋼等により造られた、転がり軸
受を構成する部材と、アルミニウム合金等により造られ
た、ハウジングを構成する部材との熱膨張量の差に基づ
き、転がり軸受の外周面とハウジングの内周面との間に
存在する隙間が大きくなった場合に於いても、上記ハウ
ジング内で転がり軸受ががたつく事を確実に防止出来
る。
この結果、アルミニウム合金製のハウジングを有するコ
ンプレッサ等の機器の運転音の低減を図れるだけでな
く、温度上昇に基づき、この様な機器の性能が低下する
事の防止も図る事が出来る。
又、芯材に形成された第一、第二の折り曲げ片により、
スリーブに対してハウジングと外輪とが相対的に回転す
る事が確実に防止される為、スリーブの締め代をあまり
大きくしなくても(締め代を殆どとらなくても)スリー
ブがハウジングや外輪に対して回転する事を防止出来、
スリーブ装着部分でのクリープ発生を確実に防止して、
スリーブの耐久性を確保出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の第一実施例を示しており、第1図
は転がり軸受支持用スリーブを示す半部断面図、第2図
はこのスリーブを組み付けたスリーブ付転がり軸受の断
面図、第3図はこのスリーブ付転がり軸受により構成さ
れた回転軸支持装置の部分断面図、第4図は、温度上昇
時に於けるスリーブの変形状態を示す部分断面図、第5
図は芯材の端縁部に形成した折り曲げ片を示す、第1図
のA矢視図、第6〜8図は本考案の第二実施例を示して
おり、第6図は軸受支持用スリーブの半部断面図、第7
図は第6図の左方から見た図、第8図は同じく右方から
見た図、第9〜11図は本考案の第三実施例を、第12
〜14図は同じく第四実施例を、第15〜17図は同じ
く第五実施例を示す、それぞれ第6〜8図と同様の図、
第18〜23図は、本考案の軸受支持用スリーブの第六
〜十一実施例を示す、それぞれ第1図と同様の断面図、
第24図は従来の回転軸支持部の1例を示す断面図であ
る。 1:回転軸、2:ハウジング、3:壁面、4:受凹部、
5:外輪、6:転動体、7:内方軌道、8:芯材、9:
スペーサ部、9a:外周部、9b:内周部、10:透
孔、11:内周側平坦部、12:外周側平坦部、13:
傾斜部、14:内周面、15:外周面、16:転がり軸
受支持用スリーブ、17:転がり軸受、18:外輪、1
9:スリーブ付転がり軸受、20:内方軌道、21:保
持器、22:転動体、23:円弧部、24:平坦部、2
5:第一の折り曲げ片、26:第二の折り曲げ片、2
7:第二の係止凹部、28:第一の係止凹部、29:内
向フランジ部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向に亙って屈曲した断面形状を有する
    円筒状に造られ、自由状態に於いて半径方向の厚さ寸法
    を大きくする弾力を有する、金属製の芯材と、この芯材
    の少なくとも外周面に形成された凹溝部分に積層された
    合成樹脂製のスペーサ部とから成り、常温時に於ける芯
    材の一部外周面とスペーサ部の一部外周面とにより単一
    の外周面を構成すると共に、上記芯材の端縁部から突出
    した第一の舌片を外方に向け折り曲げる事で、転がり軸
    受を支持するハウジングの内周面に形成した第一の係止
    凹部との係合自在な第一の折り曲げ片を形成し、同じく
    芯材の端縁部から突出した第二の舌片を内方に向け折り
    曲げる事で、転がり軸受を構成する外輪の外周面に形成
    した第二の係止凹部との係合自在な第二の折り曲げ片を
    形成した転がり軸受支持用スリーブ。
  2. 【請求項2】合成樹脂製のスペーサ部が、金属製の芯材
    の外周面と内周面とに形成されている、請求項1に記載
    の転がり軸受支持用スリーブ。
  3. 【請求項3】金属製の芯材が、周方向に亙って複数の透
    孔を有し、この透孔を介して上記芯材の内周面と外周面
    とに積層されたスペーサ部同士が互いに結合されてい
    る、請求項2に記載の転がり軸受支持用スリーブ。
JP5525489U 1989-04-28 1989-05-16 転がり軸受支持用スリーブ Expired - Lifetime JPH064090Y2 (ja)

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JPH02146214U (ja) 1990-12-12

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