JPH064112Y2 - デイスクブレーキのピストンシール構造 - Google Patents
デイスクブレーキのピストンシール構造Info
- Publication number
- JPH064112Y2 JPH064112Y2 JP1989079212U JP7921289U JPH064112Y2 JP H064112 Y2 JPH064112 Y2 JP H064112Y2 JP 1989079212 U JP1989079212 U JP 1989079212U JP 7921289 U JP7921289 U JP 7921289U JP H064112 Y2 JPH064112 Y2 JP H064112Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- piston seal
- disc brake
- fitted
- cylinder hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャリパのシリンダ孔に周設された環状溝に
嵌着されるピストンシールにピストンを液密かつ移動可
能に支持するディスクブレーキのピストンシール構造に
関する。
嵌着されるピストンシールにピストンを液密かつ移動可
能に支持するディスクブレーキのピストンシール構造に
関する。
〔従来の技術〕 ディスクブレーキでは、例えば、特開昭55−4705
1号公報に示されるように、キャリパのシリンダ孔に周
設された環状溝にピストンシールを嵌着し、該ピストン
シールの内側の摺接面をピストンの外周に圧接させて、
シリンダ孔に嵌挿されたピストンを液密かつ移動可能に
支持して、ピストンとシリンダ孔底部との間に液圧室を
画成すると共に、ブレーキの解放時に、ディスクロータ
側へ移動するピストンをピストンシールのロールバック
(変形復元力)によって復帰させている。
1号公報に示されるように、キャリパのシリンダ孔に周
設された環状溝にピストンシールを嵌着し、該ピストン
シールの内側の摺接面をピストンの外周に圧接させて、
シリンダ孔に嵌挿されたピストンを液密かつ移動可能に
支持して、ピストンとシリンダ孔底部との間に液圧室を
画成すると共に、ブレーキの解放時に、ディスクロータ
側へ移動するピストンをピストンシールのロールバック
(変形復元力)によって復帰させている。
このピストンシールは、ピストン組付け時に内側の摺接
面にグリスを塗布して、ピストンの移動・復帰を円滑に
行えるようにしているが、上述の構造のピストンシール
では、内側の摺接面全体がピストンの外周に接触してい
るので、制動作用時に発生する熱によってグリス切れが
生じ、ピストンシールがピストンに貼りついてしまうこ
とがある。
面にグリスを塗布して、ピストンの移動・復帰を円滑に
行えるようにしているが、上述の構造のピストンシール
では、内側の摺接面全体がピストンの外周に接触してい
るので、制動作用時に発生する熱によってグリス切れが
生じ、ピストンシールがピストンに貼りついてしまうこ
とがある。
このため、実開昭62−92362号公報に開示される
ような摺接面にグリス溜りとなる周溝を形成した環状シ
ール部材を、ピストンシールとして利用することも考え
られるが、ピストンシールはシール機能の他のロールバ
ック量を考慮しなければならないことから、摺接面が周
溝により複数に分割されるため、単にグリス溜りとなる
周溝を形成しても、ピストンシールのロールバック量を
十分得ることができない虞があった。
ような摺接面にグリス溜りとなる周溝を形成した環状シ
ール部材を、ピストンシールとして利用することも考え
られるが、ピストンシールはシール機能の他のロールバ
ック量を考慮しなければならないことから、摺接面が周
溝により複数に分割されるため、単にグリス溜りとなる
周溝を形成しても、ピストンシールのロールバック量を
十分得ることができない虞があった。
そこで本考案は、ピストンシールのロールバック量が容
易に得られ、かつグリス切れをなくし、ピストンシール
の貼りつきを防止したディスクブレーキのピストンシー
ル構造を提供することを目的としている。
易に得られ、かつグリス切れをなくし、ピストンシール
の貼りつきを防止したディスクブレーキのピストンシー
ル構造を提供することを目的としている。
上記目的達成のため本考案は、キャリパのシリンダ孔に
周設された環状溝にピストンシールを嵌着し、該ピスト
ンシールの内側の摺接面をシリンダ孔に移動可能に嵌挿
されたピストンの外周に圧接させるディスクブレーキの
ピストンシール構造において、前記環状溝を複数設け、
各環状溝に夫々嵌着されたピストンシール間にグリス溜
りを形成したことを特徴としている。
周設された環状溝にピストンシールを嵌着し、該ピスト
ンシールの内側の摺接面をシリンダ孔に移動可能に嵌挿
されたピストンの外周に圧接させるディスクブレーキの
ピストンシール構造において、前記環状溝を複数設け、
各環状溝に夫々嵌着されたピストンシール間にグリス溜
りを形成したことを特徴としている。
したがって、隣接するピストンシール間のピストンとシ
リンダ孔間の間隙にグリスが溜められるので、ロールバ
ック量を考慮してピストンシールの摺接面にグリス溜り
となる周溝を形成する必要がないことから、ピストンシ
ールのロールバック量を容易に得ることができる。
リンダ孔間の間隙にグリスが溜められるので、ロールバ
ック量を考慮してピストンシールの摺接面にグリス溜り
となる周溝を形成する必要がないことから、ピストンシ
ールのロールバック量を容易に得ることができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
ディスクブレーキ1のキャリパ2は、作用部2aと反作
用部2bとをディスクロータ3を跨ぐブリッジ部2cで
連結し、作用部2aに形成したシリンダ孔4に嵌挿され
たピストン5を、液圧室6にマスタシリンダ(図示せ
ず)から供給される圧液によってディスクロータ3方向
へ移動させ、該ピストン5によりディスクロータ3の一
側に配置された摩擦パッド7を押動してディスクロータ
3に摺接させると共に、ピストン5に働く反力でキャリ
パ2全体を移動させて、反作用部2bにより、ディスク
ロータ3の他側に配置された摩擦パッド8を押動してデ
ィスクロータ3に摺接させ、摩擦パッド7,8にてディ
スクロータ3を挾圧して制動作用を行う。
用部2bとをディスクロータ3を跨ぐブリッジ部2cで
連結し、作用部2aに形成したシリンダ孔4に嵌挿され
たピストン5を、液圧室6にマスタシリンダ(図示せ
ず)から供給される圧液によってディスクロータ3方向
へ移動させ、該ピストン5によりディスクロータ3の一
側に配置された摩擦パッド7を押動してディスクロータ
3に摺接させると共に、ピストン5に働く反力でキャリ
パ2全体を移動させて、反作用部2bにより、ディスク
ロータ3の他側に配置された摩擦パッド8を押動してデ
ィスクロータ3に摺接させ、摩擦パッド7,8にてディ
スクロータ3を挾圧して制動作用を行う。
前記シリンダ孔4の内周には、摩擦パッド7側の開口部
近傍に、ダストシール9の嵌着溝4aが、これよりやや
奥側に2本の環状溝4b,4bが近接して周設され、両
環状溝4b,4bに夫々エラストマ材等で形成されるピ
ストンシール10,10を嵌着し、該ピストンシール1
0,10の内側の摺接面をピストン5の外周に圧接さ
せ、ピストン5をシリンダ孔4に液密かつ移動可能に嵌
挿すると共に、ピストンシール10,10間にグリス溜
り11を形成し、制動作用時に発生する熱によるグリス
切れが無くして、ピストンシール10,10がピストン
5に貼りつく事を防止している。
近傍に、ダストシール9の嵌着溝4aが、これよりやや
奥側に2本の環状溝4b,4bが近接して周設され、両
環状溝4b,4bに夫々エラストマ材等で形成されるピ
ストンシール10,10を嵌着し、該ピストンシール1
0,10の内側の摺接面をピストン5の外周に圧接さ
せ、ピストン5をシリンダ孔4に液密かつ移動可能に嵌
挿すると共に、ピストンシール10,10間にグリス溜
り11を形成し、制動作用時に発生する熱によるグリス
切れが無くして、ピストンシール10,10がピストン
5に貼りつく事を防止している。
本考案は以上のように、キャリパのシリンダ孔に複数の
環状溝を周設し、各環状溝にそれぞれピストンシールを
嵌着し、隣接するピストンシール間にグリス溜りを形成
したので、グリス溜りによって、制動作用時に発生する
熱によるグリス切れが無くなり、ピストンシールがピス
トンに貼りつく事を防止して、高温時におけるピストン
シールのロールバックを安定させることができると共
に、ロールバック量を考慮してピストンシールの摺接面
にグリス溜りとなる周溝を形成する必要がないことか
ら、ピストンシールのロールバック量を容易に得ること
ができる。
環状溝を周設し、各環状溝にそれぞれピストンシールを
嵌着し、隣接するピストンシール間にグリス溜りを形成
したので、グリス溜りによって、制動作用時に発生する
熱によるグリス切れが無くなり、ピストンシールがピス
トンに貼りつく事を防止して、高温時におけるピストン
シールのロールバックを安定させることができると共
に、ロールバック量を考慮してピストンシールの摺接面
にグリス溜りとなる周溝を形成する必要がないことか
ら、ピストンシールのロールバック量を容易に得ること
ができる。
図は本考案の一実施例を示し、第1図はディスクブレー
キの正面断面図、第2図はピストンシール構造を示す拡
大断面図である。 1……ディスクブレーキ、2……キャリパ、4……シリ
ンダ孔、4b……環状溝、10……ピストンシール、1
1……グリス溜り
キの正面断面図、第2図はピストンシール構造を示す拡
大断面図である。 1……ディスクブレーキ、2……キャリパ、4……シリ
ンダ孔、4b……環状溝、10……ピストンシール、1
1……グリス溜り
Claims (1)
- 【請求項1】キャリパのシリンダ孔に周設された環状溝
にピストンシールを嵌着し、該ピストンシールの内側の
摺接面をシリンダ孔に移動可能に嵌挿されたピストンの
外周に圧接させるディスクブレーキのピストンシール構
造において、前記環状溝を複数設け、各環状溝に夫々嵌
着されたピストンシール間にグリス溜りを形成したこと
を特徴とするディスクブレーキのピストンシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989079212U JPH064112Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | デイスクブレーキのピストンシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989079212U JPH064112Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | デイスクブレーキのピストンシール構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0319137U JPH0319137U (ja) | 1991-02-25 |
| JPH064112Y2 true JPH064112Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31623167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989079212U Expired - Lifetime JPH064112Y2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | デイスクブレーキのピストンシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064112Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4587614B2 (ja) * | 2001-08-01 | 2010-11-24 | 本田技研工業株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
| DE10353827A1 (de) * | 2003-11-18 | 2005-06-16 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Rillierter Scheibenbremsdichtring |
| JP5574090B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2014-08-20 | Nok株式会社 | 往復動用シールリング |
| JP5370684B2 (ja) * | 2010-03-23 | 2013-12-18 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
| KR101504509B1 (ko) * | 2014-11-14 | 2015-03-20 | 주식회사 우정유빅스엔지니어링종합감리전문회사 | 건축물 도어의 급격한 문 닫힘 충격 완충구조 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0139967Y2 (ja) * | 1985-11-29 | 1989-11-30 |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP1989079212U patent/JPH064112Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0319137U (ja) | 1991-02-25 |
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