JPH0641432B2 - (e,e)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸の製造方法 - Google Patents
(e,e)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸の製造方法Info
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- JPH0641432B2 JPH0641432B2 JP28414285A JP28414285A JPH0641432B2 JP H0641432 B2 JPH0641432 B2 JP H0641432B2 JP 28414285 A JP28414285 A JP 28414285A JP 28414285 A JP28414285 A JP 28414285A JP H0641432 B2 JPH0641432 B2 JP H0641432B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は(E,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエン酸(以下、これを2E,6E−フアルネシ
ル酸と称する)の製造方法に関し、詳しくは(E,E)
−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエナール
(以下、これを2E,6E−フアルネサールと称する)
を亜塩素酸で酸化することを特徴とする2E,6E−フ
アルネシル酸の製造方法に関する。
デカトリエン酸(以下、これを2E,6E−フアルネシ
ル酸と称する)の製造方法に関し、詳しくは(E,E)
−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエナール
(以下、これを2E,6E−フアルネサールと称する)
を亜塩素酸で酸化することを特徴とする2E,6E−フ
アルネシル酸の製造方法に関する。
本発明の方法により製造される2E,6E−フアルネシ
ル酸は香粧品の性寸、医薬品の製造原料などとして有用
である。
ル酸は香粧品の性寸、医薬品の製造原料などとして有用
である。
2E,6E−フアルネシル酸は下記の方法によつて得ら
れる3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸
(以下、これをフアルネシル酸と称する)の幾何異性体
の混合物中に一成分として存在することが知られてい
る。
れる3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸
(以下、これをフアルネシル酸と称する)の幾何異性体
の混合物中に一成分として存在することが知られてい
る。
(1)フアルネシル酸のエステルの加水分解によるフアル
ネシル酸の製造方法 (特開昭51-58516号公報参照) (2)7,11−ジメチル−3−メチレン−6,10−ドデカジエ
ン酸の二重結合の移動によるフアルネシル酸の製造方法 〔ブレテイン・オブ・ザ・ケミカル・ソシエテイー・オ
ブ・ジヤパン(Bulletin of the Chemical Society of
Japan)第55巻(1982年)第3555〜3559頁参照〕 (3)3−メチル−3−ブテン酸ゲラニルのトリメチルシ
リルケテンアセタールのクライゼン転位およびコープ転
位によるフアルネシル酸の製造方法 〔ブレテイン・オブ・ザ・ケミカル・ソシエテイー・オ
ブ・ジヤパン(Bulletin of the Chemical Society of
Japan)第55巻(1982年)第3555〜3559頁参照〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記(1)、(2)および(3)の方法によつて得られるフアル
ネシル酸の幾何異性体の混合物から目的とする2E,6
E−フアルネシル酸を蒸留によつて分離することは困難
であり、またシリカゲルカラムクロマトグラフィーなど
の蒸留以外の精製手段を用いても効率的に分離すること
が難しいことから、上記の方法はいずれも2E,6E−
フアルネシル酸の工業的に有利な製造方法であることは
言い難い。上記の方法で採用される加水分解反応、二重
結合の移動おとび転位反応はいずれも幾何異性化を伴う
反応であり、これらの方法を単一の幾何異性化からなる
原料化合物を用いて実施したとしても得られるフアルネ
シル酸は幾何異性体の混合物となり、単一の幾何異性体
からなる目的化合物を高い選択率で得ることはできな
い。
ネシル酸の製造方法 (特開昭51-58516号公報参照) (2)7,11−ジメチル−3−メチレン−6,10−ドデカジエ
ン酸の二重結合の移動によるフアルネシル酸の製造方法 〔ブレテイン・オブ・ザ・ケミカル・ソシエテイー・オ
ブ・ジヤパン(Bulletin of the Chemical Society of
Japan)第55巻(1982年)第3555〜3559頁参照〕 (3)3−メチル−3−ブテン酸ゲラニルのトリメチルシ
リルケテンアセタールのクライゼン転位およびコープ転
位によるフアルネシル酸の製造方法 〔ブレテイン・オブ・ザ・ケミカル・ソシエテイー・オ
ブ・ジヤパン(Bulletin of the Chemical Society of
Japan)第55巻(1982年)第3555〜3559頁参照〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記(1)、(2)および(3)の方法によつて得られるフアル
ネシル酸の幾何異性体の混合物から目的とする2E,6
E−フアルネシル酸を蒸留によつて分離することは困難
であり、またシリカゲルカラムクロマトグラフィーなど
の蒸留以外の精製手段を用いても効率的に分離すること
が難しいことから、上記の方法はいずれも2E,6E−
フアルネシル酸の工業的に有利な製造方法であることは
言い難い。上記の方法で採用される加水分解反応、二重
結合の移動おとび転位反応はいずれも幾何異性化を伴う
反応であり、これらの方法を単一の幾何異性化からなる
原料化合物を用いて実施したとしても得られるフアルネ
シル酸は幾何異性体の混合物となり、単一の幾何異性体
からなる目的化合物を高い選択率で得ることはできな
い。
本発明者らは比較的低い反応温度でアルデヒドを酸化し
てカルボン酸に変換し得る酸化剤として知られている酸
化銀(I)を用いて2E,6E−フアルネサール酸化する
ことを試みたが、後述の比較例から明らかなとおり、得
られたフアルネシル酸は2E,6E−体と2Z,6E−
体との混合物であつた。
てカルボン酸に変換し得る酸化剤として知られている酸
化銀(I)を用いて2E,6E−フアルネサール酸化する
ことを試みたが、後述の比較例から明らかなとおり、得
られたフアルネシル酸は2E,6E−体と2Z,6E−
体との混合物であつた。
また、ケイ皮アルデヒドをシアン化ナトリウムまたはシ
アン化カリウムの存在下に酸化銀(II)で酸化することに
よつてケイ皮酸を立体特異的に生成させる方法が報告さ
れているが〔ジヤーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミ
カル・ソシエテイー(Journal of the American Chemic
al Society)第90巻(1968年)第5616〜5617
頁参照〕、かかる酸化方法は毒性の高いシアン化物およ
び高価な酸化銀(II)を使用しており、2E,6E−フ
アルネシル酸の工業的製造方法としては適用し難い。
アン化カリウムの存在下に酸化銀(II)で酸化することに
よつてケイ皮酸を立体特異的に生成させる方法が報告さ
れているが〔ジヤーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミ
カル・ソシエテイー(Journal of the American Chemic
al Society)第90巻(1968年)第5616〜5617
頁参照〕、かかる酸化方法は毒性の高いシアン化物およ
び高価な酸化銀(II)を使用しており、2E,6E−フ
アルネシル酸の工業的製造方法としては適用し難い。
しかして、本発明の目的は、2E,6E−フアルネシル
酸を立体特異的にかつ簡便に製造することができる工業
的に有利な方法を提供することにある。
酸を立体特異的にかつ簡便に製造することができる工業
的に有利な方法を提供することにある。
本発明によれば、上記の目的は、2E,6E−フアルネ
サールを亜塩素酸で酸化することを特徴とする2E,6
E−フアルネシル酸の製造方法を提供することによつて
達成される。
サールを亜塩素酸で酸化することを特徴とする2E,6
E−フアルネシル酸の製造方法を提供することによつて
達成される。
本発明の方法に従う反応は、酸化剤として使用する亜塩
素酸が極めて分解し易い不安定な化合物であることか
ら、通常例えば亜塩素酸塩と酸から亜塩素酸を生成させ
る方法などの公知の方法によつて亜塩素酸をその場(in
situ)で生成させ、これを2E,6E−フアルネサー
ルに作用させることにより行なわれる。亜塩酸酸塩とし
ては取扱いの容易さの観点から通常、亜塩素酸ナトリウ
ム、亜塩素酸カリウムなどの亜塩素酸のアルカリ金属塩
などが用いられ、なかでも入手が容易な亜塩素酸ナトリ
ウムを用いることが好ましい。亜塩素酸塩の使用量は2
E,6E−フアルネサールの1モルに対して約1〜3モ
ルになるような範囲の量が好適である。酸としては通
常、pk-a(酸の解離定数)が6以下の無機酸または有機
酸が使用される。このような無機酸としては、例えばリ
ン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸二水素アンモニウム、亜リン酸などのリン酸
類;硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウムなどの硫酸
水素塩などが挙げられ、また有機酸としては、例えば酢
酸、プロピオン酸、クロル酢酸、安息香酸などのモノカ
ルボン酸;コハク酸などのジカルボン酸;クエン酸など
のトリカルボン酸などが挙げられる。酸の使用量は2
E,6E−フアルネサールの1モルに対して約1〜10
モルになるような範囲の量が好適である。2E,6E−
フアルネサールと亜塩素酸との反応は溶媒中で行なうの
が好ましく、溶媒としては水;メタノール、エタノール
などの低級アルコールなどの単溶媒、または水とメタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、t−ブチ
ルアルコールなどのアルコール;ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなど
のエーテル;アセトン、メチルエチルケトンなどのケト
ン;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル;アセトニ
トリルなどのニトリル;ジクロルメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロルエタンなどのハロゲン化炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素などの有機溶媒との混合溶媒が使用される。また副
反応を抑制するために2−メチル−2−ブテン、ピネ
ン、レゾルシンなどの塩素捕捉剤を反応系中に共存させ
ることが好ましい。反応温度としては通常約0〜50℃
の範囲、好ましくは室温〜約45℃の範囲が採用され
る。反応系は中性付近または弱酸性の条件下に維持する
ことが好ましい。
素酸が極めて分解し易い不安定な化合物であることか
ら、通常例えば亜塩素酸塩と酸から亜塩素酸を生成させ
る方法などの公知の方法によつて亜塩素酸をその場(in
situ)で生成させ、これを2E,6E−フアルネサー
ルに作用させることにより行なわれる。亜塩酸酸塩とし
ては取扱いの容易さの観点から通常、亜塩素酸ナトリウ
ム、亜塩素酸カリウムなどの亜塩素酸のアルカリ金属塩
などが用いられ、なかでも入手が容易な亜塩素酸ナトリ
ウムを用いることが好ましい。亜塩素酸塩の使用量は2
E,6E−フアルネサールの1モルに対して約1〜3モ
ルになるような範囲の量が好適である。酸としては通
常、pk-a(酸の解離定数)が6以下の無機酸または有機
酸が使用される。このような無機酸としては、例えばリ
ン酸、リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウ
ム、リン酸二水素アンモニウム、亜リン酸などのリン酸
類;硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウムなどの硫酸
水素塩などが挙げられ、また有機酸としては、例えば酢
酸、プロピオン酸、クロル酢酸、安息香酸などのモノカ
ルボン酸;コハク酸などのジカルボン酸;クエン酸など
のトリカルボン酸などが挙げられる。酸の使用量は2
E,6E−フアルネサールの1モルに対して約1〜10
モルになるような範囲の量が好適である。2E,6E−
フアルネサールと亜塩素酸との反応は溶媒中で行なうの
が好ましく、溶媒としては水;メタノール、エタノール
などの低級アルコールなどの単溶媒、または水とメタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、t−ブチ
ルアルコールなどのアルコール;ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなど
のエーテル;アセトン、メチルエチルケトンなどのケト
ン;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル;アセトニ
トリルなどのニトリル;ジクロルメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロルエタンなどのハロゲン化炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素などの有機溶媒との混合溶媒が使用される。また副
反応を抑制するために2−メチル−2−ブテン、ピネ
ン、レゾルシンなどの塩素捕捉剤を反応系中に共存させ
ることが好ましい。反応温度としては通常約0〜50℃
の範囲、好ましくは室温〜約45℃の範囲が採用され
る。反応系は中性付近または弱酸性の条件下に維持する
ことが好ましい。
反応終了後、例えば反応混合物を有機溶媒により抽出
し、その有機層を蒸留、クロマトグラフイーなどの分離
操作に付することによつて、2E,6E−フアルネシル
酸を分離取得することができる。
し、その有機層を蒸留、クロマトグラフイーなどの分離
操作に付することによつて、2E,6E−フアルネシル
酸を分離取得することができる。
本発明において原料として使用する2E,6E−フアル
ネサールは、例えば(E,E)−3,7,11−トリメチル−
2,6,10−ドデカトリエン−1−オールを二酸化マンガン
を用いて酸化することにより立体特異的に製造すること
ができる〔例えば、L.F.Fieserら著、「リージエンツ・
フオー・オルガニツク・シンセシス(Reagents for Org
anic Synthesis)」(1967年)John Wiley & Sons,
Inc.(アメリカ)第637〜643頁など参照〕。
ネサールは、例えば(E,E)−3,7,11−トリメチル−
2,6,10−ドデカトリエン−1−オールを二酸化マンガン
を用いて酸化することにより立体特異的に製造すること
ができる〔例えば、L.F.Fieserら著、「リージエンツ・
フオー・オルガニツク・シンセシス(Reagents for Org
anic Synthesis)」(1967年)John Wiley & Sons,
Inc.(アメリカ)第637〜643頁など参照〕。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではない。
らの実施例により限定されるものではない。
実施例1 純度96%の2E,6E−フアルネサール〔不純物とし
て4%の(Z,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエナール(以下、これを2Z,6E−フアルネ
サールと称する)を含有する〕1.1g(5m mol)、2−
メチル−2−ブテン6m1およびt−ブチルアルコール2
5m1をリン酸二水素カリウム1.2gおよび水10m1から
なる溶液に加えたのち、この混合液を激しく攪拌しなが
ら室温にて亜塩素酸ナトリウム1.2gを徐々に加えた。
添加終了後室温で2時間攪拌を続け、得られた反応混合
液をジエチルエーテルで抽出した。抽出液をチオ硫酸ナ
トリウム水溶液および食塩水で順次洗滌し、次いで無水
硫酸ナトリウムで乾燥したのち、これより低沸点物を減
圧下に留去した。得られた残渣をクーゲル・ロール型蒸
留装置を用いて減圧下に蒸留することにより下記の物性
を有する2E,6E−フアルネシル酸を0.95g得た
(収率80.5%)。得られた2E,6E−フアルネシル
酸をジアゾメタンを用いてメチルエステルに変化してガ
スクロマトグラフイーで分析した結果、2E,6E−フ
アルネシル酸の純度は96%であり、不純物として4%
の(Z,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカト
リエン酸(以下、これを2Z,6E−フアルネシル酸と
称する)が存在していることが判明した。
て4%の(Z,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエナール(以下、これを2Z,6E−フアルネ
サールと称する)を含有する〕1.1g(5m mol)、2−
メチル−2−ブテン6m1およびt−ブチルアルコール2
5m1をリン酸二水素カリウム1.2gおよび水10m1から
なる溶液に加えたのち、この混合液を激しく攪拌しなが
ら室温にて亜塩素酸ナトリウム1.2gを徐々に加えた。
添加終了後室温で2時間攪拌を続け、得られた反応混合
液をジエチルエーテルで抽出した。抽出液をチオ硫酸ナ
トリウム水溶液および食塩水で順次洗滌し、次いで無水
硫酸ナトリウムで乾燥したのち、これより低沸点物を減
圧下に留去した。得られた残渣をクーゲル・ロール型蒸
留装置を用いて減圧下に蒸留することにより下記の物性
を有する2E,6E−フアルネシル酸を0.95g得た
(収率80.5%)。得られた2E,6E−フアルネシル
酸をジアゾメタンを用いてメチルエステルに変化してガ
スクロマトグラフイーで分析した結果、2E,6E−フ
アルネシル酸の純度は96%であり、不純物として4%
の(Z,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカト
リエン酸(以下、これを2Z,6E−フアルネシル酸と
称する)が存在していることが判明した。
実施例2 実施例1においてリン酸二水素カリウム1.2gの代りに
リン酸二水素ナトリウム1.1gを用い、t−ブチルアル
コール25m1の代りにジオキサン15m1を用い、かつ2
−メチル−2−ブテン6m1の代りにレゾルシン0.75g
を用いた以外は実施例1と同様に反応および分離精製を
行なうことにより、2E,6E−フアルネシル酸を0.6
8g得た(収率57.6%)。得られた2E,6E−フア
ルネシル酸の純度は96%であり、不純物は2Z,6E
−アフルネシル酸であつた。
リン酸二水素ナトリウム1.1gを用い、t−ブチルアル
コール25m1の代りにジオキサン15m1を用い、かつ2
−メチル−2−ブテン6m1の代りにレゾルシン0.75g
を用いた以外は実施例1と同様に反応および分離精製を
行なうことにより、2E,6E−フアルネシル酸を0.6
8g得た(収率57.6%)。得られた2E,6E−フア
ルネシル酸の純度は96%であり、不純物は2Z,6E
−アフルネシル酸であつた。
実施例3 水700g、リン酸二水素カリウム245g、2−メチ
ル−2−ブテン540m1、純度98%の2E,6E−フ
アルネサール(不純物として2%の2Z,6E−アフル
ネサールを含有する)197.2g(0.896mol)およびジオ
キサン540m1からなる混合液に攪拌下で35〜45℃
にて亜塩素酸ナトリウム163gと水600gからなる
溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了後40〜45℃
にて5時間攪拌を続け、得られた反応混合液を分液し
た。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液および食塩水で
順次洗滌したのち、減圧下に低沸点物を留去した。得ら
れた濃縮液を減圧下で蒸留することにより沸点149〜
152℃/0.3mmHgの留分として2E,6E−フアル
ネシル酸を123.7g(収率58.5%)得た。得られた2
E,6E−フアルネシル酸の純度は98%であり、不純
物は2Z,6E−フアルネシル酸であつた。
ル−2−ブテン540m1、純度98%の2E,6E−フ
アルネサール(不純物として2%の2Z,6E−アフル
ネサールを含有する)197.2g(0.896mol)およびジオ
キサン540m1からなる混合液に攪拌下で35〜45℃
にて亜塩素酸ナトリウム163gと水600gからなる
溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了後40〜45℃
にて5時間攪拌を続け、得られた反応混合液を分液し
た。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液および食塩水で
順次洗滌したのち、減圧下に低沸点物を留去した。得ら
れた濃縮液を減圧下で蒸留することにより沸点149〜
152℃/0.3mmHgの留分として2E,6E−フアル
ネシル酸を123.7g(収率58.5%)得た。得られた2
E,6E−フアルネシル酸の純度は98%であり、不純
物は2Z,6E−フアルネシル酸であつた。
実施例4〜8 実施例1においてリン酸二水素カリウム1.2gの代りに
表1に示す酸を所定量使用した以外は実施例1と同様に
反応および分離精製を行なうことにより2E,6E−フ
アルネシル酸を得た。その結果を表1に示す。なお、い
ずれの場合も、得られた2E,6E−フアルネシル酸の
純度は96%であり、不純物は2Z,6E−フアルネシ
ル酸であつた。
表1に示す酸を所定量使用した以外は実施例1と同様に
反応および分離精製を行なうことにより2E,6E−フ
アルネシル酸を得た。その結果を表1に示す。なお、い
ずれの場合も、得られた2E,6E−フアルネシル酸の
純度は96%であり、不純物は2Z,6E−フアルネシ
ル酸であつた。
実施例9〜15 実施例1においてt−ブチルアルコール25m1の代りに
表2に示す有機溶媒を15m1用いた以外は実施例1と同
様に反応および分離精製を行なうことにより、2E,6
E−フアルネシル酸を得た。その結果を表2に示す。な
お、いずれの場合も、得られた2E,6E−フアルネシ
ル酸の純度は96%であり、不純物は2Z,6E−フア
ルネシル酸であつた。
表2に示す有機溶媒を15m1用いた以外は実施例1と同
様に反応および分離精製を行なうことにより、2E,6
E−フアルネシル酸を得た。その結果を表2に示す。な
お、いずれの場合も、得られた2E,6E−フアルネシ
ル酸の純度は96%であり、不純物は2Z,6E−フア
ルネシル酸であつた。
比較例 水酸化ナトリウム0.8gを水5m1に溶解し、これに硝酸
銀1.7gと水10m1からなる溶液を滴下して酸化銀(I)の
懸濁液を調整した。これにエタノール15m1を加え、次
いで純度96%の2E,6E−フアルネサール(不純物
として4%の2Z,6E−フアルネサールを含有する)
1.1gを加えて室温で一夜、次いで60℃で3時間加熱
攪拌した。得られた反応混合物を過し、液から減圧
下にエタノールを留去したのち、水を加えてヘキサンで
洗滌した。水層を希塩酸で中和したのちジエチルエーテ
ルで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
これから低沸点物を減圧下に留去したのち残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製することによりフ
アルネシル酸を0.23g得た(収率19%)。得られた
フアルネシル酸をジアゾメタンでメチルエステルに変換
したのちガスクロマトグラフイーで分析した結果、得ら
れたフアルネシル酸は2E,6E−体と2Z,6E−体
との混合物であることが判明した〔2E,6E−体/2
Z,6E−体(モル比)76/24〕。
銀1.7gと水10m1からなる溶液を滴下して酸化銀(I)の
懸濁液を調整した。これにエタノール15m1を加え、次
いで純度96%の2E,6E−フアルネサール(不純物
として4%の2Z,6E−フアルネサールを含有する)
1.1gを加えて室温で一夜、次いで60℃で3時間加熱
攪拌した。得られた反応混合物を過し、液から減圧
下にエタノールを留去したのち、水を加えてヘキサンで
洗滌した。水層を希塩酸で中和したのちジエチルエーテ
ルで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
これから低沸点物を減圧下に留去したのち残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製することによりフ
アルネシル酸を0.23g得た(収率19%)。得られた
フアルネシル酸をジアゾメタンでメチルエステルに変換
したのちガスクロマトグラフイーで分析した結果、得ら
れたフアルネシル酸は2E,6E−体と2Z,6E−体
との混合物であることが判明した〔2E,6E−体/2
Z,6E−体(モル比)76/24〕。
本発明によれば、上記の実施例から明らかなとおり、2
E,6E−フアルネシル酸を立体特異的にかつ簡便に製
造することができる。
E,6E−フアルネシル酸を立体特異的にかつ簡便に製
造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 万蔵 岡山県倉敷市酒津青江山2045番地の1 株 式会社クラレ内 (72)発明者 藤田 芳司 岡山県倉敷市酒津青江山2045番地の1 株 式会社クラレ内
Claims (1)
- 【請求項1】(E,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10
−ドデカトリエナールを亜塩素酸で酸化することを特徴
とする(E,E)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデ
カトリエン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28414285A JPH0641432B2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | (e,e)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP28414285A JPH0641432B2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | (e,e)−3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン酸の製造方法 |
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| JPH0641432B2 true JPH0641432B2 (ja) | 1994-06-01 |
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ID=17674707
Family Applications (1)
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1985
- 1985-12-16 JP JP28414285A patent/JPH0641432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPS62142137A (ja) | 1987-06-25 |
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