JPH0641520B2 - 改質されたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体 - Google Patents
改質されたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体Info
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- JPH0641520B2 JPH0641520B2 JP2245789A JP2245789A JPH0641520B2 JP H0641520 B2 JPH0641520 B2 JP H0641520B2 JP 2245789 A JP2245789 A JP 2245789A JP 2245789 A JP2245789 A JP 2245789A JP H0641520 B2 JPH0641520 B2 JP H0641520B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリビニルアルコール(PVA)三元共重合
体に関する。詳しくは、アクリレート/無水マレイン酸
共重合体をグラフトしたポリビニルアルコールグラフト
三元共重合体に関する。
体に関する。詳しくは、アクリレート/無水マレイン酸
共重合体をグラフトしたポリビニルアルコールグラフト
三元共重合体に関する。
ポリビニルアルコールは一種の物理的及び機械的性質が
優れた防水性重合体であり、広く接着剤、乳化液、織物
及び抗溶剤塗布に応用されているが、それは水溶性重合
体であるので、ポリビニルアルコールの防水性は劣る。
又、まだプラスチック化されていないポリビニルアルコ
ールは、熱分解される前には熱可塑性は非常に低いか、
殆どない。これらのポリビニルアルコールの欠点を克服
するため、先行技術に共重合用単量体の利用、グラフト
化又は共同反応の方法によりポリビニルアルコールを改
質することが行われている。
優れた防水性重合体であり、広く接着剤、乳化液、織物
及び抗溶剤塗布に応用されているが、それは水溶性重合
体であるので、ポリビニルアルコールの防水性は劣る。
又、まだプラスチック化されていないポリビニルアルコ
ールは、熱分解される前には熱可塑性は非常に低いか、
殆どない。これらのポリビニルアルコールの欠点を克服
するため、先行技術に共重合用単量体の利用、グラフト
化又は共同反応の方法によりポリビニルアルコールを改
質することが行われている。
本発明者らが先にA.Appl.Polym.Sci.,30,3895及び4045
(1985)の両論文に発表した“Studies of Reactions wit
h Polymers.I.The Reaction of Meleic Anhydride with
PVA and the Properties of the Resultant”及び“St
udies of Reactions with Polymers.II.The Reaction o
f Meleic Anhydride with Acrylonitrile onto PVA and
the Properties of the Resultant”にて本発明者らは
既に無水マレイン酸(MAと略す)とアクリルニトリル
をグラフトしてポリビニルアルコールグラフト三元共重
合体を合成し、その防水性を増強させることを討論し
た。その開始剤は過硫酸カリウムであり、その論文に本
発明者らは側鎖にある無水マレイン酸は再配列してケト
・オレフイン構造を形成していることを発見した。
(1985)の両論文に発表した“Studies of Reactions wit
h Polymers.I.The Reaction of Meleic Anhydride with
PVA and the Properties of the Resultant”及び“St
udies of Reactions with Polymers.II.The Reaction o
f Meleic Anhydride with Acrylonitrile onto PVA and
the Properties of the Resultant”にて本発明者らは
既に無水マレイン酸(MAと略す)とアクリルニトリル
をグラフトしてポリビニルアルコールグラフト三元共重
合体を合成し、その防水性を増強させることを討論し
た。その開始剤は過硫酸カリウムであり、その論文に本
発明者らは側鎖にある無水マレイン酸は再配列してケト
・オレフイン構造を形成していることを発見した。
グラフト共重合体の一般的製造工程は二つある。一つは
単量体を主幹の活性化された位置に重合させる方法であ
り、他の一つは重合反応により二つの異なる重合体を架
橋結合させる方法である。
単量体を主幹の活性化された位置に重合させる方法であ
り、他の一つは重合反応により二つの異なる重合体を架
橋結合させる方法である。
しかし、前者の方法は無水マレイン酸をポリビニルアル
コールにグラフトできず、かつ、グラフト側鎖には無水
酸基の構造があることができない。
コールにグラフトできず、かつ、グラフト側鎖には無水
酸基の構造があることができない。
本発明は側鎖には無水酸基があり、かつ、実質上均一で
ランダムなポリビニルアルコールグラフト三元共重合体
を提供する。
ランダムなポリビニルアルコールグラフト三元共重合体
を提供する。
それには、70−30重量%のポリビニルアルコールと、30
−70重量%の下記一般式(以下、式(I)とする)に示さ
れる均一でランダムなアクリレート/無水マレイン酸共
重合体を含む。
−70重量%の下記一般式(以下、式(I)とする)に示さ
れる均一でランダムなアクリレート/無水マレイン酸共
重合体を含む。
式中、Rは水素原子又はメチル基、好ましくはメチル基
を表す、 R′はCl−4の飽和アルキル基を表す、 mは30−90モル%の範囲を表す、 nは70−10モル%の範囲を表す、 上記ポリビニルアルコールグラフト三元共重合体を製造
する方法には下記の工程を含む、即ち、アクリレート単
量体と無水マレイン酸単量体を共重合させてアクリレー
ト/無水マレイン酸共重合体を生成し、この共重合体を
ポリビニルアルコールにグラフト重合させてポリビニル
アルコールグラフト三元共重合体を製造する。その内、
該グラフト重合は該ポリビニルアルコールに含まれるヒ
ドロキシル基と、該無水マレイン酸に含まれる無水酸基
の両者の開環エステル化反応により完成される。
を表す、 R′はCl−4の飽和アルキル基を表す、 mは30−90モル%の範囲を表す、 nは70−10モル%の範囲を表す、 上記ポリビニルアルコールグラフト三元共重合体を製造
する方法には下記の工程を含む、即ち、アクリレート単
量体と無水マレイン酸単量体を共重合させてアクリレー
ト/無水マレイン酸共重合体を生成し、この共重合体を
ポリビニルアルコールにグラフト重合させてポリビニル
アルコールグラフト三元共重合体を製造する。その内、
該グラフト重合は該ポリビニルアルコールに含まれるヒ
ドロキシル基と、該無水マレイン酸に含まれる無水酸基
の両者の開環エステル化反応により完成される。
本発明のポリビニルアルコールグラフト三元共重合体
は、更に、熱処理を経てその中の残余の無水マレイン酸
水酸基とヒドロキシル基に分子間のエステル結合反応を
起こして、架橋網状構造を形成する。
は、更に、熱処理を経てその中の残余の無水マレイン酸
水酸基とヒドロキシル基に分子間のエステル結合反応を
起こして、架橋網状構造を形成する。
本発明のポリビニルアルコールグラフト三元共重合体
は、イミド誘導体の製造にも使われる。その内、該三元
共重合体に含まれる残余の無水酸基はアミンと反応し
て、先ず、マレインアミド酸中間体を生成し、更に、脱
水処理を経てマレインイミド誘導体を生成する。
は、イミド誘導体の製造にも使われる。その内、該三元
共重合体に含まれる残余の無水酸基はアミンと反応し
て、先ず、マレインアミド酸中間体を生成し、更に、脱
水処理を経てマレインイミド誘導体を生成する。
ポリビニルアルコールは結晶性重合体であるが、グラフ
トされるアクリレート/無水マレイン酸共重合体は非結
晶性重合体である。従って、本発明のポリビニルアルコ
ールグラフト三元共重合体は熱処理した後、その側鎖上
の残余の無水酸基と主鎖上のヒドロキシル基は分子間の
エステル結合を形成し、より優れた耐熱性と機械性質を
生ずる。
トされるアクリレート/無水マレイン酸共重合体は非結
晶性重合体である。従って、本発明のポリビニルアルコ
ールグラフト三元共重合体は熱処理した後、その側鎖上
の残余の無水酸基と主鎖上のヒドロキシル基は分子間の
エステル結合を形成し、より優れた耐熱性と機械性質を
生ずる。
上記本発明のポリビニルアルコールグラフト三元共重合
体における化学式(I)のアクリレート/無水マレイン酸
共重合体のR′はメチル基が望ましい。特に、メタアク
リル酸エステル、即ちRはCH3が好ましい。それは反
応条件において、安定性に優れているからである。
体における化学式(I)のアクリレート/無水マレイン酸
共重合体のR′はメチル基が望ましい。特に、メタアク
リル酸エステル、即ちRはCH3が好ましい。それは反
応条件において、安定性に優れているからである。
より好ましい実施例では、式(I)中のmは50−90モル%
で、nは10−50モル%の範囲内である。
で、nは10−50モル%の範囲内である。
上記アクリレート/無水マレイン酸共重合体中をグラフ
トしたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体は、
先ず、アクリレート単量体と無水マレイン酸単量体を共
重合させて、得られた共重合体をポリビニルアルコール
にグラフト重合させて得られる。
トしたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体は、
先ず、アクリレート単量体と無水マレイン酸単量体を共
重合させて、得られた共重合体をポリビニルアルコール
にグラフト重合させて得られる。
上記アクリレート単量体と無水マレイン酸単量体をジメ
チルスルホキシドなどの適した溶媒に溶解し、かつ、該
溶媒に溶解する遊離基開始剤を使う。例えば、有機過酸
化物とアゾビスイソブチロニトリルにて行う場合、反応
温度は40−80℃が好ましい。本発明の好ましい実施例に
おいて、反応生成物は過量のメチルアルコールにて沈澱
させて、濾過する。その内、無水マレイン酸ホモポリマ
ーと未反応の単量体はメチルアルコールで洗浄、分離し
て、アクリレートホモポリマーはトルエンで洗浄、分離
して、目的とする重合体を得る。
チルスルホキシドなどの適した溶媒に溶解し、かつ、該
溶媒に溶解する遊離基開始剤を使う。例えば、有機過酸
化物とアゾビスイソブチロニトリルにて行う場合、反応
温度は40−80℃が好ましい。本発明の好ましい実施例に
おいて、反応生成物は過量のメチルアルコールにて沈澱
させて、濾過する。その内、無水マレイン酸ホモポリマ
ーと未反応の単量体はメチルアルコールで洗浄、分離し
て、アクリレートホモポリマーはトルエンで洗浄、分離
して、目的とする重合体を得る。
上記アクリレート/無水マレイン酸共重合体はジメチル
スルホキシドなどの適宜な溶媒に溶解してから、ポリビ
ニルアルコールを該溶液に加える。該反応混合物を加熱
して70−130℃の温度に約24時間維持する。該反応は不
活性雰囲気にて攪拌を行う。反応生成物は水で沈澱させ
て濾過する。濾過により集めた生成物にはポリビニルア
ルコールグラフト三元共重合体、未反応ポリビニルアル
コール、及び未反応アクリレート/無水マレイン酸共重
合体の混合物を含み、該三元共重合体は下記一連の溶媒
抽出技術により分離することができる。上記ポリビニル
アルコールグラフトアクリレート/無水マレイン酸反応
生成物は赤外線スペクトル分析により、下記の一般構造
を有することが確認された。
スルホキシドなどの適宜な溶媒に溶解してから、ポリビ
ニルアルコールを該溶液に加える。該反応混合物を加熱
して70−130℃の温度に約24時間維持する。該反応は不
活性雰囲気にて攪拌を行う。反応生成物は水で沈澱させ
て濾過する。濾過により集めた生成物にはポリビニルア
ルコールグラフト三元共重合体、未反応ポリビニルアル
コール、及び未反応アクリレート/無水マレイン酸共重
合体の混合物を含み、該三元共重合体は下記一連の溶媒
抽出技術により分離することができる。上記ポリビニル
アルコールグラフトアクリレート/無水マレイン酸反応
生成物は赤外線スペクトル分析により、下記の一般構造
を有することが確認された。
式中、Aはポリビニルアルコールを示す。
Bはアクリレート/無水マレイン酸共重合体を示す。
AとBの間の結合は該共重合体に含まれる無水酸基と、
該ポリビニルアルコールに含まれるヒドロキシ基の両者
の開環エステル化反応により完成される。
該ポリビニルアルコールに含まれるヒドロキシ基の両者
の開環エステル化反応により完成される。
上記本発明のポリビニルアルコールグラフトアクリレー
ト/無水マレイン酸三元共重合体は、更に熱処理により
側鎖上の残余無水酸基とポリビニルアルコール主鎖上の
残余ヒドロキシ基の両者の間に分子間のエステル結合を
形成し、より優れた耐熱性と機械性質が得られる。これ
には約90−160℃の温度で2−3時間反応を行うことに
より、上記エステル結合を充分完全に形成することがで
きる。
ト/無水マレイン酸三元共重合体は、更に熱処理により
側鎖上の残余無水酸基とポリビニルアルコール主鎖上の
残余ヒドロキシ基の両者の間に分子間のエステル結合を
形成し、より優れた耐熱性と機械性質が得られる。これ
には約90−160℃の温度で2−3時間反応を行うことに
より、上記エステル結合を充分完全に形成することがで
きる。
上記本発明のポリビニルアルコールグラフトアクリレー
ト/無水マレイン酸三元共重合体側鎖上の残余無水酸基
は、該三元共重合体とエチルアミン、n−アニリン、n
−ブチルアミン、及びn−オクチルアミン等のアミンが
反応して、n−置換マレインアミド酸中間体を生成し、
該中間体は真空下脱水されたポリビニルアルコールグラ
フトアクリレート/n−マレインイミド三元共重合体を
生成する。当業者に周知の通り、該側鎖上のイミド基は
該三元共重合体の熱に対する安定性を促進する。
ト/無水マレイン酸三元共重合体側鎖上の残余無水酸基
は、該三元共重合体とエチルアミン、n−アニリン、n
−ブチルアミン、及びn−オクチルアミン等のアミンが
反応して、n−置換マレインアミド酸中間体を生成し、
該中間体は真空下脱水されたポリビニルアルコールグラ
フトアクリレート/n−マレインイミド三元共重合体を
生成する。当業者に周知の通り、該側鎖上のイミド基は
該三元共重合体の熱に対する安定性を促進する。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本
発明の範囲を制限するものではない。
発明の範囲を制限するものではない。
実施例1 原料 ポリビニルアルコールは長春石油化学会社製造のBF−
17製品を採用した。そのDPは1700、けん化度は98.5
−99.2モル%、粘度は25−30Cである。無水マレイン酸
(MA)、メタアクリル酸メチルエステル(MMA)、
及びジメチルスルホキシド(DMSO)は日本和光純薬
会社から購入の試薬級である。MMAを水酸化ナトリウ
ム水溶液と蒸留水で洗浄し、塩酸で中和した後、蒸留、
還流して、水素化カルシウムとヒドロキノンを除去す
る。アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)開始剤は
日本Nakarai化学会社から購入の試薬級である。その他
のトルエン、メチルアルコール、及びアセトンは精製し
ていないものを直接使用した。
17製品を採用した。そのDPは1700、けん化度は98.5
−99.2モル%、粘度は25−30Cである。無水マレイン酸
(MA)、メタアクリル酸メチルエステル(MMA)、
及びジメチルスルホキシド(DMSO)は日本和光純薬
会社から購入の試薬級である。MMAを水酸化ナトリウ
ム水溶液と蒸留水で洗浄し、塩酸で中和した後、蒸留、
還流して、水素化カルシウムとヒドロキノンを除去す
る。アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)開始剤は
日本Nakarai化学会社から購入の試薬級である。その他
のトルエン、メチルアルコール、及びアセトンは精製し
ていないものを直接使用した。
MMAとMAの共重合(反応1) 共重合反応は攪拌器、温度計、コンデンサー、及び窒素
入口がある四口フラスコで行う。その一般的実験工程は
次の通りである。50グラムのMMAと48グラムのMAを
窒素雰囲気で攪拌下、20のDMSOに溶解し、反応温度
を70℃に調整して、1グラムのAIBN開始剤を加え、
反応を5時間続けてから、過量のメチルアルコールで反
応生成物を沈澱させる。
入口がある四口フラスコで行う。その一般的実験工程は
次の通りである。50グラムのMMAと48グラムのMAを
窒素雰囲気で攪拌下、20のDMSOに溶解し、反応温度
を70℃に調整して、1グラムのAIBN開始剤を加え、
反応を5時間続けてから、過量のメチルアルコールで反
応生成物を沈澱させる。
上記メチルアルコールで沈澱させた反応生成物はMMA
−co−MA共重合体と未反応MA、及びMMAとMA
のホモポリマー等の混合物を含む。該混合物は下記の工
程により分離し、目的の製品を精製する。
−co−MA共重合体と未反応MA、及びMMAとMA
のホモポリマー等の混合物を含む。該混合物は下記の工
程により分離し、目的の製品を精製する。
上記工程で分離した後、全ての物質を真空状態にて、30
℃の温度で乾燥する。得られたMMA−co−MAの組
成は下記の式で計算する。
℃の温度で乾燥する。得られたMMA−co−MAの組
成は下記の式で計算する。
(A)=原料中のMAモル数−(MAモルホモポリマーのモル
数+未反応MAのモル数) 共重合体中のMMAモル%=100%−共重合体中のMAモル% 上記MMA−co−MA共重合体中のMAとMMAのモ
ル%の計算値はそれぞれ0.53モル%と0.47モル%であ
る。
数+未反応MAのモル数) 共重合体中のMMAモル%=100%−共重合体中のMAモル% 上記MMA−co−MA共重合体中のMAとMMAのモ
ル%の計算値はそれぞれ0.53モル%と0.47モル%であ
る。
MMA−co−MA共重合体とPVAの結合反応(反応
2) 上記製造されたMMA−co−MA10グラムをDMSO
120に完全溶解させた後、PVA10グラムを加え、100℃
にて反応を24時間行い、窒素雰囲気にて攪拌する。該反
応生成物は水で沈澱させる。
2) 上記製造されたMMA−co−MA10グラムをDMSO
120に完全溶解させた後、PVA10グラムを加え、100℃
にて反応を24時間行い、窒素雰囲気にて攪拌する。該反
応生成物は水で沈澱させる。
上記反応2より沈澱した生成物はPVA−g−MMA/
MAグラフト三元共重合体、未反応PVA、及び未反応
MMA−co−MA共重合体の混合物である。これらの
混合物は下記の工程で分離、精製する。
MAグラフト三元共重合体、未反応PVA、及び未反応
MMA−co−MA共重合体の混合物である。これらの
混合物は下記の工程で分離、精製する。
上記工程で分離した後、全ての物質を真空状態にて、30
℃の温度で乾燥する。上記グラフト三元共重合体反応の
データは下記式で計算することができる。
℃の温度で乾燥する。上記グラフト三元共重合体反応の
データは下記式で計算することができる。
上記グラフト三元共重合体中を合成する際、主な困難は
コロイドが形成することである。その原因は該MMA−
co−MA共重合体に多くの無水酸基であり、該PVA
主鎖にも多くのヒドロキシル基があるからである。本発
明者らは上記コロイドが形成する現象は通常PVA:M
MA−co−MAの比が2より大きい場合に発生し易い
ことを発見した。上記の難点は反応物の開始濃度を正確
に調整することにより解決することがてきる。
コロイドが形成することである。その原因は該MMA−
co−MA共重合体に多くの無水酸基であり、該PVA
主鎖にも多くのヒドロキシル基があるからである。本発
明者らは上記コロイドが形成する現象は通常PVA:M
MA−co−MAの比が2より大きい場合に発生し易い
ことを発見した。上記の難点は反応物の開始濃度を正確
に調整することにより解決することがてきる。
原料中の異なる重量%のPVAに対して、上記の方法で
合成したPVA−g−MMA/MAの組成は、下記表1
に示す通りである。その内MMA−co−MA原料のM
MA対MAのモル比は0.47:0.53である。
合成したPVA−g−MMA/MAの組成は、下記表1
に示す通りである。その内MMA−co−MA原料のM
MA対MAのモル比は0.47:0.53である。
グラフト三元共重合体による膜の製造 上記三元共重合体の30%DMSO溶液で以てフィルムを
製造する。該溶液を清潔なガラススライドに塗布し、真
空にて30℃の温度で重量が一定になるまで乾燥した後、
ガラススライドから取り剥がす。
製造する。該溶液を清潔なガラススライドに塗布し、真
空にて30℃の温度で重量が一定になるまで乾燥した後、
ガラススライドから取り剥がす。
グラフト三元共重合体の熱処理 上記フィルムを真空にて100℃の温度で3時間加熱す
る。該PVA−g−MMA/MA膜は上記加熱過程にお
いて分子間のエステル結合反応を起こして、架橋網状構
造を形成する。その反応は次の通りである。
る。該PVA−g−MMA/MA膜は上記加熱過程にお
いて分子間のエステル結合反応を起こして、架橋網状構
造を形成する。その反応は次の通りである。
グラフト三元共重合体の性質 粘度 上記PVA,MMA−co−MAとPVA−g−MMA
/MAの固有粘度はUbbelohde粘度計で30℃に
て測定し、ηSP/C値をC=Oに外挿する。
/MAの固有粘度はUbbelohde粘度計で30℃に
て測定し、ηSP/C値をC=Oに外挿する。
赤外線スペクトル 赤外線スペクトルはJASCO型A−202分光光度計
を使い、フィルム又はKBrとの混合物に対して測定し
て得られたものである。
を使い、フィルム又はKBrとの混合物に対して測定し
て得られたものである。
含水量 フィルムを先ず沸騰の熱湯に6時間浸した後、取り出し
て、該フィルムを濾紙で表面を乾燥させてから、再び重
量を測定する。フィルムの含水量は下記の引きにより計
算する。
て、該フィルムを濾紙で表面を乾燥させてから、再び重
量を測定する。フィルムの含水量は下記の引きにより計
算する。
機械性質 フィルムの引っ張り強さと破壊伸長度はASTMD−63
8測定法によりInstron型1138測定機で測定した。
8測定法によりInstron型1138測定機で測定した。
熱分析 TGA測定はDupontの1090B分析器で窒素雰囲気が100
/分の流速下、20℃/分の加熱速度で測定した。
/分の流速下、20℃/分の加熱速度で測定した。
上記三元共重合体の性質はそれぞれ第1図より第6図に
示す。
示す。
実施例2 MMAとMAの共重合体反応にて、下記表2に示すよう
に供給する外は、上記実施例1の工程の通り繰り返す。
得られたMMA/MA共重合体の組成と収率も下記表2
に記入し、得られたPVA−g−MMA/MAグラフト
三元共重合体の性質は第1図より第6図に示す。
に供給する外は、上記実施例1の工程の通り繰り返す。
得られたMMA/MA共重合体の組成と収率も下記表2
に記入し、得られたPVA−g−MMA/MAグラフト
三元共重合体の性質は第1図より第6図に示す。
第1図に示す通り、MMA−co−MA中のMA含量を
増加した場合、〔η〕値は明らかに増加する。この
〔η〕値の増加はMA含量がより高く、PVAとの反応
性がより高い為、グラフトする側鎖の数を増加したと解
釈することができる。かつ、MAの含量をより高く使用
した場合、PVA−g−MMA/MAグラフト三元共重
合体の〔η〕値は元来のPVA(1.5dL/g)の約2
倍であり、この結果も上記構造式(II)で示されるグラ
フト三元共重合体には一個以上のPVA主鎖を含むこと
ができることを反映している。
増加した場合、〔η〕値は明らかに増加する。この
〔η〕値の増加はMA含量がより高く、PVAとの反応
性がより高い為、グラフトする側鎖の数を増加したと解
釈することができる。かつ、MAの含量をより高く使用
した場合、PVA−g−MMA/MAグラフト三元共重
合体の〔η〕値は元来のPVA(1.5dL/g)の約2
倍であり、この結果も上記構造式(II)で示されるグラ
フト三元共重合体には一個以上のPVA主鎖を含むこと
ができることを反映している。
第2図はMMA−co−MA、PVA、PVA−g−M
MA/MAグラフト三元共重合体の赤外線スペクトルで
あり、該PVA−g−MMA/MAの赤外線スペクトル
には無水酸基(1860と1780cm-1)の特徴帯及び
グラフトされたMMA−co−MA側鎖のカルボニ基
(1753cm-1)を含んでいる。
MA/MAグラフト三元共重合体の赤外線スペクトルで
あり、該PVA−g−MMA/MAの赤外線スペクトル
には無水酸基(1860と1780cm-1)の特徴帯及び
グラフトされたMMA−co−MA側鎖のカルボニ基
(1753cm-1)を含んでいる。
上記PVA−g−MMA/MAに含まれているMAは全
てが無水酸の形で存在しているのではなく、その内一部
の無水酸基はPVAとエステル化反応を行い、エステル
基に転換する。PVA側鎖に残留している無水酸基とM
MA−co−MA原料中の開始無水酸基の両者のモル比
(M)は赤外線スペクトラムにより決定することができ
る。
てが無水酸の形で存在しているのではなく、その内一部
の無水酸基はPVAとエステル化反応を行い、エステル
基に転換する。PVA側鎖に残留している無水酸基とM
MA−co−MA原料中の開始無水酸基の両者のモル比
(M)は赤外線スペクトラムにより決定することができ
る。
PVA−g−MMA/MAグラフト三元共重合体におい
て: A1=a11X1+a12X2+a13X3+a14X4
(1) A2=a21X1+a22X2+a23X3+a24X4
(2) その内、A1=1923−1770cm-1における無水酸
カルボニ基の連続吸光度、 A2=1770−1637cm-1におけるエステル及び/
又は酸無水酸カルボニル基の連続吸光度、 X1、X2、X3、X4はそれぞれ無水コハク酸、コハ
ク酸エステル、メタアクリル酸メチルエステルと酢酸ビ
ニルエステルのモル/Lを示す、aijはj型基のi帯
の吸収係数を示す。
て: A1=a11X1+a12X2+a13X3+a14X4
(1) A2=a21X1+a22X2+a23X3+a24X4
(2) その内、A1=1923−1770cm-1における無水酸
カルボニ基の連続吸光度、 A2=1770−1637cm-1におけるエステル及び/
又は酸無水酸カルボニル基の連続吸光度、 X1、X2、X3、X4はそれぞれ無水コハク酸、コハ
ク酸エステル、メタアクリル酸メチルエステルと酢酸ビ
ニルエステルのモル/Lを示す、aijはj型基のi帯
の吸収係数を示す。
PVAのこの帯の吸光度は省略しても良い、殆ど完全に
加水分解されたPVAは殆どカルボニル基吸収を示さな
いので: a14=a24=0 (3) A帯におけるMMAお連続吸光度は0である: a13=0 (4) MMA−co−MA共重合体中のMA対MMAのモル比
(F)は表2より下記式で示されることが分かる。
加水分解されたPVAは殆どカルボニル基吸収を示さな
いので: a14=a24=0 (3) A帯におけるMMAお連続吸光度は0である: a13=0 (4) MMA−co−MA共重合体中のMA対MMAのモル比
(F)は表2より下記式で示されることが分かる。
(X1+X2)/X3=F (5) 上記Mの値は(1)−(5)の式を合併して求められる。
M=X1/(X1+X2)=(C)/(C)+(D) (C)=a23A1+a22A1F−a12A2F (D)=a11A2F−a21A1F 計算の結果を下記表3に示す。Mの値は供給されるPV
Aの重量の%の増加につれて低下する。
Aの重量の%の増加につれて低下する。
第3図〜第5図に示す通り、本発明のグラフト三元共重
合体は熱処理を経た後、PVAよりも防水性が高く、機
械性質が優れている、それは該三元共重合体に分子間エ
ステル結合がある為である。第6図に示すTGA熱重量
分析図から分かるように、本発明のグラフト三元共重合
体はPVAとMMA−co−MAより耐熱性が優れ、熱
残余重量が高い。
合体は熱処理を経た後、PVAよりも防水性が高く、機
械性質が優れている、それは該三元共重合体に分子間エ
ステル結合がある為である。第6図に示すTGA熱重量
分析図から分かるように、本発明のグラフト三元共重合
体はPVAとMMA−co−MAより耐熱性が優れ、熱
残余重量が高い。
実施例3PVA−g−MMA/NEMIの合成 上記実施例1試験(2)で製造、精製したPVA−g−M
MA/MA5グラムを50mlのDMSOに溶解して、10
グラムのN−アニリンを加え、溶液の温度を100℃に上
昇させて、12時間反応を行う。反応後、該反応混合物を
過量のメチルアルコールで沈澱させて、該沈澱物を濾過
により集めて、更にメチルアルコールで洗浄し、最後に
真空で乾燥して、PVA−g−MMA/Nベンジルマレ
イン酸を得る。
MA/MA5グラムを50mlのDMSOに溶解して、10
グラムのN−アニリンを加え、溶液の温度を100℃に上
昇させて、12時間反応を行う。反応後、該反応混合物を
過量のメチルアルコールで沈澱させて、該沈澱物を濾過
により集めて、更にメチルアルコールで洗浄し、最後に
真空で乾燥して、PVA−g−MMA/Nベンジルマレ
イン酸を得る。
該PVA−g−MMA/Nベンジルマレイン酸を更にD
MSOに溶解させて、真空にて膜状に塗布し、この膜を
真空にて10分間で220℃に達するように段々加熱する
と、PVA−g−MMA/Nベンジルマレイン酸イミド
膜が得られる。
MSOに溶解させて、真空にて膜状に塗布し、この膜を
真空にて10分間で220℃に達するように段々加熱する
と、PVA−g−MMA/Nベンジルマレイン酸イミド
膜が得られる。
第1図はメタアクリル酸メチルエステル/無水マレイン
酸共重合体(MMA−co−MAと略す)に含まれるM
Aのモル%が該MMA−co−MAとグラフトしたポリ
ビニルアルコールグラフト三元共重合体(PVA−g−
MMA/MAと略す)の固有粘度に対する影響を示す。
その内、異なる曲線はそれぞれの原料中の異なるポリビ
ニルアルコールの重量%を示す。 第2図はMMA−co−MA、PVA、及びPVA−g
−MMA/MAの赤外線スペクトルを示す。 第3図はPVA−g−MMA/MA膜が乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と含水量の関係を示す。 第4図はPVA−g−MMA/MA膜が乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と引っ張り強度の関係を示す。 第5図はPVA−g−MMA/MA膜田乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と破壊伸長度の関係を示す。 第6図はPVA、MMA−co−MA、及びPVA−g
−MMA/MAのTGA熱分析図を示す。
酸共重合体(MMA−co−MAと略す)に含まれるM
Aのモル%が該MMA−co−MAとグラフトしたポリ
ビニルアルコールグラフト三元共重合体(PVA−g−
MMA/MAと略す)の固有粘度に対する影響を示す。
その内、異なる曲線はそれぞれの原料中の異なるポリビ
ニルアルコールの重量%を示す。 第2図はMMA−co−MA、PVA、及びPVA−g
−MMA/MAの赤外線スペクトルを示す。 第3図はPVA−g−MMA/MA膜が乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と含水量の関係を示す。 第4図はPVA−g−MMA/MA膜が乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と引っ張り強度の関係を示す。 第5図はPVA−g−MMA/MA膜田乾燥と潮湿状態
における原料中のポリビニルアルコールの異なる重量%
と破壊伸長度の関係を示す。 第6図はPVA、MMA−co−MA、及びPVA−g
−MMA/MAのTGA熱分析図を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】70−30重量%のポリビニルアルコールと、
30−70重量%の下記構造式 (式中、Rは水素原子はメチル基を表す、 R′はC1−4の飽和アルキル基を表す、 mは30−90モル%の範囲を表す、 nは70−10モル%の範囲を表す) で示される実質上均一でランダムなアクリレート/無水
マレイン酸共重合体を含み、該重合体は該無水マレイン
酸に含まれる無水酸基と、該ポリビニルアルコールに含
まれるヒドロキシ基との両者の開環エステル化反応によ
り、該ポリビニルアルコールにグラフトさせたことを特
徴とする改質されたポリビニルアルコールグラフト三元
共重合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2245789A JPH0641520B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 改質されたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2245789A JPH0641520B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 改質されたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02202920A JPH02202920A (ja) | 1990-08-13 |
| JPH0641520B2 true JPH0641520B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12083243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2245789A Expired - Lifetime JPH0641520B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 改質されたポリビニルアルコールグラフト三元共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641520B2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP2245789A patent/JPH0641520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02202920A (ja) | 1990-08-13 |
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