JPH0642953A - 原子間力顕微鏡 - Google Patents
原子間力顕微鏡Info
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- JPH0642953A JPH0642953A JP4198593A JP19859392A JPH0642953A JP H0642953 A JPH0642953 A JP H0642953A JP 4198593 A JP4198593 A JP 4198593A JP 19859392 A JP19859392 A JP 19859392A JP H0642953 A JPH0642953 A JP H0642953A
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- probe
- cantilever
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- G01Q—SCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
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- G01Q10/04—Fine scanning or positioning
- G01Q10/06—Circuits or algorithms therefor
- G01Q10/065—Feedback mechanisms, i.e. wherein the signal for driving the probe is modified by a signal coming from the probe itself
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y35/00—Methods or apparatus for measurement or analysis of nanostructures
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S977/00—Nanotechnology
- Y10S977/84—Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
- Y10S977/849—Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
- Y10S977/85—Scanning probe control process
- Y10S977/851—Particular movement or positioning of scanning tip
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S977/849—Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
- Y10S977/852—Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe for detection of specific nanostructure sample or nanostructure-related property
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カンチレバーの探針と試料間に発生する摩擦
力の影響をなくし、表面形状を安定に精度良く測定する
ための原子間力顕微鏡を提供すること。 【構成】 カンチレバー6の探針12のX方向への移動
時にZ方向圧電体3を用いて、探針12と試料5を引き
離しておき、移動後に、再び接触させ、カンチレバー6
の変位量を検出する。
力の影響をなくし、表面形状を安定に精度良く測定する
ための原子間力顕微鏡を提供すること。 【構成】 カンチレバー6の探針12のX方向への移動
時にZ方向圧電体3を用いて、探針12と試料5を引き
離しておき、移動後に、再び接触させ、カンチレバー6
の変位量を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子間力を利用した原
子間力顕微鏡(以後AFMと記す)に関するものであ
る。
子間力顕微鏡(以後AFMと記す)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、固体表面を原子オーダで観察でき
る装置としてAFMが開発されている。AFMの原理を
図5により説明する。AFMでは微小な力を検出するた
めに、探針12を有する長さ100μmから200μm
程度のカンチレバー6が用いられる。試料21を探針1
2に近づけると、探針12と試料21間に働く原子間力
によりカンチレバー6にたわみが生じる。このたわみ量
を一定に保つように制御信号発生回路14を通して、圧
電体駆動装置11によりZ方向圧電体3を制御しながら
試料表面を走査する。走査は圧電体駆動装置11とX、
Y方向圧電体1、2により行われる。従って、このよう
なフィードバックにおける制御量が試料21表面の凹凸
に相当するので、この制御量をコンピュータ10等によ
り画像化することでAFM画像が得られる。あるいは、
前記制御を行わずに、カンチレバー6のたわみ量を画像
化することでもAFM画像が得られる。カンチレバー6
のたわみ量は、変位測定部22により測定される。変位
測定部22には、光てこ、レーザー干渉、トンネル電流
などの方式が用いられている。AFMの分解能は探針1
2の先端曲率半径に依存し、曲率半径が小さいほど分解
能は上がる。現在のところ、数100Åの曲率の探針が
作製され、マイカ等の原子像が観察されている。一方、
AFMの用途としては、試料21表面の原子レベルでの
観察と同時に、ナノメータあるいはミクロンオーダでの
凹凸の大きな試料観察がある。このような試料観察の場
合、特にグレーティング等の深い溝形状を有する試料で
は、探針12の先端曲率が小さいのと同時に、溝部の底
まで届くような、高アスペクト比の探針12が必要とな
り、その点で針状結晶を利用した探針が有望である。
る装置としてAFMが開発されている。AFMの原理を
図5により説明する。AFMでは微小な力を検出するた
めに、探針12を有する長さ100μmから200μm
程度のカンチレバー6が用いられる。試料21を探針1
2に近づけると、探針12と試料21間に働く原子間力
によりカンチレバー6にたわみが生じる。このたわみ量
を一定に保つように制御信号発生回路14を通して、圧
電体駆動装置11によりZ方向圧電体3を制御しながら
試料表面を走査する。走査は圧電体駆動装置11とX、
Y方向圧電体1、2により行われる。従って、このよう
なフィードバックにおける制御量が試料21表面の凹凸
に相当するので、この制御量をコンピュータ10等によ
り画像化することでAFM画像が得られる。あるいは、
前記制御を行わずに、カンチレバー6のたわみ量を画像
化することでもAFM画像が得られる。カンチレバー6
のたわみ量は、変位測定部22により測定される。変位
測定部22には、光てこ、レーザー干渉、トンネル電流
などの方式が用いられている。AFMの分解能は探針1
2の先端曲率半径に依存し、曲率半径が小さいほど分解
能は上がる。現在のところ、数100Åの曲率の探針が
作製され、マイカ等の原子像が観察されている。一方、
AFMの用途としては、試料21表面の原子レベルでの
観察と同時に、ナノメータあるいはミクロンオーダでの
凹凸の大きな試料観察がある。このような試料観察の場
合、特にグレーティング等の深い溝形状を有する試料で
は、探針12の先端曲率が小さいのと同時に、溝部の底
まで届くような、高アスペクト比の探針12が必要とな
り、その点で針状結晶を利用した探針が有望である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、試料21表
面を探針12で走査した場合、試料21表面の凹凸によ
る原子間力のカンチレバー6の変位以外に、試料21表
面の摩擦係数の違いなどによるカンチレバー6の変位や
カンチレバー6ねじれによる変位などが発生し、これら
がノイズとなり精度良く表面形状を測定できないことが
ある。一例として、試料としてマイカを用いた場合、最
初にカンチレバー6の受ける力の大きさを1×10ー8N
の斥力に設定し、各点でのカンチレバー6のたわみ量を
画像化した場合、得られたAFM像には、対称性の良い
原子像が現れるが、同様の操作を1×10-7Nの斥力で
行ったところ、得られたAFM像の原子レベルの凹凸に
は、非対称性が現れてくる。
面を探針12で走査した場合、試料21表面の凹凸によ
る原子間力のカンチレバー6の変位以外に、試料21表
面の摩擦係数の違いなどによるカンチレバー6の変位や
カンチレバー6ねじれによる変位などが発生し、これら
がノイズとなり精度良く表面形状を測定できないことが
ある。一例として、試料としてマイカを用いた場合、最
初にカンチレバー6の受ける力の大きさを1×10ー8N
の斥力に設定し、各点でのカンチレバー6のたわみ量を
画像化した場合、得られたAFM像には、対称性の良い
原子像が現れるが、同様の操作を1×10-7Nの斥力で
行ったところ、得られたAFM像の原子レベルの凹凸に
は、非対称性が現れてくる。
【0004】また、高アスペクト比の探針12を用いて
測定する場合、溝部の壁面が垂直に近いような形状の試
料21では、探針12の側面が走査中に溝部の壁面に衝
突する。この状態ではカンチレバー6のたわみはほとん
ど生じることがなく、試料と探針間の距離はそのままの
状態で走査が続けられる。その結果、正確なAFM像が
得られないばかりでなく、探針12やカンチレバー6が
破壊されることもある。
測定する場合、溝部の壁面が垂直に近いような形状の試
料21では、探針12の側面が走査中に溝部の壁面に衝
突する。この状態ではカンチレバー6のたわみはほとん
ど生じることがなく、試料と探針間の距離はそのままの
状態で走査が続けられる。その結果、正確なAFM像が
得られないばかりでなく、探針12やカンチレバー6が
破壊されることもある。
【0005】さらには、生体試料21などの基板への固
定が難しい試料では、探針12を走査することにより、
試料21が基板上を引きずられて正確な測定が困難とな
る。
定が難しい試料では、探針12を走査することにより、
試料21が基板上を引きずられて正確な測定が困難とな
る。
【0006】本発明は、このような従来のAFMの課題
を考慮し、垂直に近い側面形状を有する試料でも、高ア
スペクト比の探針が衝突することなく精度良く観察で
き、また、基板に固定できないような試料でも、探針走
査により試料を引きずることなく観察可能なAFMを提
供することを目的とする。
を考慮し、垂直に近い側面形状を有する試料でも、高ア
スペクト比の探針が衝突することなく精度良く観察で
き、また、基板に固定できないような試料でも、探針走
査により試料を引きずることなく観察可能なAFMを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のAFMは、試料
表面の各点での力によるカンチレバーの変位量を画像化
し、前記試料表面の1点から別の点への移動前に、試料
と探針を相対的に引き離し、移動後に前記引き離し距離
とほぼ等しい距離だけ相対的に接近させる操作を繰り返
す手段を備えた装置である。
表面の各点での力によるカンチレバーの変位量を画像化
し、前記試料表面の1点から別の点への移動前に、試料
と探針を相対的に引き離し、移動後に前記引き離し距離
とほぼ等しい距離だけ相対的に接近させる操作を繰り返
す手段を備えた装置である。
【0008】また、本発明のAFMは、試料表面の各点
での力によるカンチレバーの変位量を決められた値にな
るように制御しながら、前記制御量を画像化し、前記試
料表面の1点から別の点への移動前に、試料と探針を相
対的に引き離し、移動後に前記引き離し距離とほぼ等し
い距離だけ相対的に接近させる操作を繰り返す手段を備
えた装置である。
での力によるカンチレバーの変位量を決められた値にな
るように制御しながら、前記制御量を画像化し、前記試
料表面の1点から別の点への移動前に、試料と探針を相
対的に引き離し、移動後に前記引き離し距離とほぼ等し
い距離だけ相対的に接近させる操作を繰り返す手段を備
えた装置である。
【0009】
【作用】本発明のAFMによれば、探針が試料表面から
力を受けた状態で試料表面上を移動するのではなく、あ
たかも、杖を用いて道路の表面形状を調べるように、離
しながら、移動後に、試料と探針間の力を測定するため
に、試料表面の摩擦係数の違いなどによるカンチレバー
の変位やカンチレバーのねじれによる変位などのノイズ
成分を除去することができる。
力を受けた状態で試料表面上を移動するのではなく、あ
たかも、杖を用いて道路の表面形状を調べるように、離
しながら、移動後に、試料と探針間の力を測定するため
に、試料表面の摩擦係数の違いなどによるカンチレバー
の変位やカンチレバーのねじれによる変位などのノイズ
成分を除去することができる。
【0010】また、高アスペクト比の探針を用いて、溝
部等の壁面が垂直に近いような形状の試料を観察する際
にも、離すので、探針の側面が走査中に壁面に衝突する
ことなく、表面形状を観察することが可能となる。
部等の壁面が垂直に近いような形状の試料を観察する際
にも、離すので、探針の側面が走査中に壁面に衝突する
ことなく、表面形状を観察することが可能となる。
【0011】さらに、離すので、基板に固定しにくい生
体試料等も走査中に引きずることなく、正確な観察が可
能となる。
体試料等も走査中に引きずることなく、正確な観察が可
能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (実施例1)図1は、本発明のAFMの第1実施例を示
す概略図である。試料5は試料台4の上に載せられ、そ
の試料台4を通じて、X,Y,Zの3方向の圧電体1、
2、3で形成されたトライポッド型の微動機構により移
動させられる。試料5の水平面内の走査は、圧電体駆動
装置11により発生した電圧をX、およびY方向の圧電
体1、2に印加することにより行う。試料5と探針12
間に働く力、すなわちカンチレバー6の変位は出力5m
Wの半導体レーザー7から出射されたレーザー光をレン
ズ8によりカンチレバー6上に集光し、その反射光を2
分割フォトダイオード9により検出する光てこ方法によ
り検出する。以下にマイカのへき開面を観察したときの
具体的な制御方法について説明する。
て説明する。 (実施例1)図1は、本発明のAFMの第1実施例を示
す概略図である。試料5は試料台4の上に載せられ、そ
の試料台4を通じて、X,Y,Zの3方向の圧電体1、
2、3で形成されたトライポッド型の微動機構により移
動させられる。試料5の水平面内の走査は、圧電体駆動
装置11により発生した電圧をX、およびY方向の圧電
体1、2に印加することにより行う。試料5と探針12
間に働く力、すなわちカンチレバー6の変位は出力5m
Wの半導体レーザー7から出射されたレーザー光をレン
ズ8によりカンチレバー6上に集光し、その反射光を2
分割フォトダイオード9により検出する光てこ方法によ
り検出する。以下にマイカのへき開面を観察したときの
具体的な制御方法について説明する。
【0013】試料台4の上に、試料としてマイカ5を試
料5の中央部分が探針12の下に位置するように設置し
た。この試料5の測定の際は、最初にカンチレバー6が
受ける力の大きさを1×10ー7Nの斥力に設定した。設
定後の操作における、X、Z方向圧電体1、3に印加す
る電圧のタイミングを示した電圧波形図を図2に示す。
カンチレバー6の変位量を光てこで検出した後、Z方向
圧電体3にステップ電圧Vzを印加し、探針12を試料
5から1nm引き離した。その後、圧電体駆動装置11
をもちいて、X方向の圧電体1により試料5を2Å移動
させた。その後、Z方向の圧電体3に印加している電圧
を徐々に減少させ、1nmだけ探針を試料5に近ずけ、
カンチレバー6の変位量をコンピュータ10に記憶させ
た。このカンチレバー6の変位量が試料5表面の各点に
おける凹凸情報となる。各点間の移動時間は0.2m秒
に設定した。また、探針12と試料5を引き離している
時間は0.1m秒に設定した。この様な測定を256回
X方向へ繰り返し1ライン分の走査を終了した。次にY
方向の圧電体2により試料5を2Å移動させ、同様の操
作によりさらに1ラインの走査を行った。256回の走
査の後、256×256個の試料5表面の凹凸情報が得
られた。この情報を画像化したAFM像では、対称性の
ある、正確な原子像が得られた。
料5の中央部分が探針12の下に位置するように設置し
た。この試料5の測定の際は、最初にカンチレバー6が
受ける力の大きさを1×10ー7Nの斥力に設定した。設
定後の操作における、X、Z方向圧電体1、3に印加す
る電圧のタイミングを示した電圧波形図を図2に示す。
カンチレバー6の変位量を光てこで検出した後、Z方向
圧電体3にステップ電圧Vzを印加し、探針12を試料
5から1nm引き離した。その後、圧電体駆動装置11
をもちいて、X方向の圧電体1により試料5を2Å移動
させた。その後、Z方向の圧電体3に印加している電圧
を徐々に減少させ、1nmだけ探針を試料5に近ずけ、
カンチレバー6の変位量をコンピュータ10に記憶させ
た。このカンチレバー6の変位量が試料5表面の各点に
おける凹凸情報となる。各点間の移動時間は0.2m秒
に設定した。また、探針12と試料5を引き離している
時間は0.1m秒に設定した。この様な測定を256回
X方向へ繰り返し1ライン分の走査を終了した。次にY
方向の圧電体2により試料5を2Å移動させ、同様の操
作によりさらに1ラインの走査を行った。256回の走
査の後、256×256個の試料5表面の凹凸情報が得
られた。この情報を画像化したAFM像では、対称性の
ある、正確な原子像が得られた。
【0014】AFMを本実施例のように操作することに
より、従来のようにカンチレバーが一定の斥力を受けた
まま試料表面を連続的に走査した場合に比べて、ノイズ
レベルが低く、1×10-7N以上の強い斥力下での測定
でも、高分解能な画像が得られた。この原因の1つとし
て試料表面をX方向に走査したときに生ずる、カンチレ
バーのねじれ成分によるノイズが皆無になったことが考
えられる。
より、従来のようにカンチレバーが一定の斥力を受けた
まま試料表面を連続的に走査した場合に比べて、ノイズ
レベルが低く、1×10-7N以上の強い斥力下での測定
でも、高分解能な画像が得られた。この原因の1つとし
て試料表面をX方向に走査したときに生ずる、カンチレ
バーのねじれ成分によるノイズが皆無になったことが考
えられる。
【0015】なお、前記実施例では凹凸情報の測定を各
点につき1回行ったが、各点における測定を複数回繰り
返し、その平均値を用いて画像化することにより、より
ノイズレベルの低い画像が得られた。
点につき1回行ったが、各点における測定を複数回繰り
返し、その平均値を用いて画像化することにより、より
ノイズレベルの低い画像が得られた。
【0016】またカンチレバーの変位測定手段として前
記実施例では光てこ法を用いたが、レーザー干渉法やト
ンネル電流法を用いても同様の結果が得られた。 (実施例2)次に、本発明の第2実施例におけるAFM
の概略図を図3に示す。カンチレバー6の変位は、光て
こ7、8、9により検出した。また、探針として酸化亜
鉛ウィスカ13を使用した。このウィスカ13は気相成
長法により作成したものであり、正四面体の体心から4
頂点に向かって延びたテトラポッド型の3次元構造の結
晶であるため、接着剤を用いて極めて容易にカンチレバ
ー6に取り付けることができた。このカンチレバー6を
用いて、ピッチ1μm、高さ0.5μmのグレーティン
グを観察したときの制御方法について具体的に説明す
る。
記実施例では光てこ法を用いたが、レーザー干渉法やト
ンネル電流法を用いても同様の結果が得られた。 (実施例2)次に、本発明の第2実施例におけるAFM
の概略図を図3に示す。カンチレバー6の変位は、光て
こ7、8、9により検出した。また、探針として酸化亜
鉛ウィスカ13を使用した。このウィスカ13は気相成
長法により作成したものであり、正四面体の体心から4
頂点に向かって延びたテトラポッド型の3次元構造の結
晶であるため、接着剤を用いて極めて容易にカンチレバ
ー6に取り付けることができた。このカンチレバー6を
用いて、ピッチ1μm、高さ0.5μmのグレーティン
グを観察したときの制御方法について具体的に説明す
る。
【0017】試料台4の上に、グレーティング15を中
央部分が探針13の下に位置するように設置した。この
試料15の測定の際には、斥力の大きさが、1×10ー8
Nとなるように制御信号発生回路14とZ方向圧電体3
により、試料15と探針13間距離を制御した。その時
のZ方向の圧電体3に印加されている制御電圧をコンピ
ュータ10に記憶させた。この制御電圧値が基板表面の
各点における凹凸情報となる。つぎにコンピュータ10
により発生させたステップ電圧を加算器16を用いて制
御電圧に加算することにより、探針13を試料表面から
1μm引き離した。その後、圧電体駆動装置11をもち
いて、X方向の圧電体1により試料15を20nm移動
させた。その後、探針13を試料15に近づけるため
に、加算していた電圧を徐々に減少させ、1μm探針を
試料に近ずけた後に、再び1×10-8Nの斥力になるよ
うに制御するための制御電圧をコンピュータ10に記憶
させた。この測定では探針を試料から離している時間
を、0.1m秒とし、制御信号発生回路14の応答速度
を1msecに設定した。また、各点間の移動時間は2
m秒に設定した。したがって、引き離している間に、制
御信号発生回路14による制御が追随することはない。
この様な測定を256回X方向へ繰り返し1ライン分の
走査を終了した。次にY方向の圧電体2により試料5を
20nm移動させ、同様の操作によりさらに1ラインの
走査を行った。256回の走査の後、256×256個
の試料表面の凹凸情報が得られた。
央部分が探針13の下に位置するように設置した。この
試料15の測定の際には、斥力の大きさが、1×10ー8
Nとなるように制御信号発生回路14とZ方向圧電体3
により、試料15と探針13間距離を制御した。その時
のZ方向の圧電体3に印加されている制御電圧をコンピ
ュータ10に記憶させた。この制御電圧値が基板表面の
各点における凹凸情報となる。つぎにコンピュータ10
により発生させたステップ電圧を加算器16を用いて制
御電圧に加算することにより、探針13を試料表面から
1μm引き離した。その後、圧電体駆動装置11をもち
いて、X方向の圧電体1により試料15を20nm移動
させた。その後、探針13を試料15に近づけるため
に、加算していた電圧を徐々に減少させ、1μm探針を
試料に近ずけた後に、再び1×10-8Nの斥力になるよ
うに制御するための制御電圧をコンピュータ10に記憶
させた。この測定では探針を試料から離している時間
を、0.1m秒とし、制御信号発生回路14の応答速度
を1msecに設定した。また、各点間の移動時間は2
m秒に設定した。したがって、引き離している間に、制
御信号発生回路14による制御が追随することはない。
この様な測定を256回X方向へ繰り返し1ライン分の
走査を終了した。次にY方向の圧電体2により試料5を
20nm移動させ、同様の操作によりさらに1ラインの
走査を行った。256回の走査の後、256×256個
の試料表面の凹凸情報が得られた。
【0018】このカンチレバー6を用いて、試料15表
面をカンチレバー6が一定の斥力を受けたまま連続的に
走査する従来の制御方法のAFMで測定したところ安定
に測定ができず、時としてウィスカが破損することがあ
ったが、本実施例のAFMでは、安定に、溝部の底まで
表面形状に忠実な像が得られた。
面をカンチレバー6が一定の斥力を受けたまま連続的に
走査する従来の制御方法のAFMで測定したところ安定
に測定ができず、時としてウィスカが破損することがあ
ったが、本実施例のAFMでは、安定に、溝部の底まで
表面形状に忠実な像が得られた。
【0019】なお、本実施例では酸化亜鉛ウィスカを用
いた場合について説明したが、酸化錫、炭化珪素、アル
ミナ、金属あるいは有機物の針状結晶を用いても、本実
施例のAFMを用いることにより、垂直な壁面を有する
溝部においても、表面形状に忠実なAFM像が安定に得
られた。 (実施例3)次に、本発明の第3実施例のAFMを示す
概略図を図4に示す。本実施例では、走査用X,Y方向
圧電体1、2と、探針に働く力を制御するための制御用
のZ方向圧電体3で形成されたトライポッド型の微動機
構以外に、探針と試料を引き離すためのZ方向圧電体1
7を、試料台18との間に設置した。以下にガラス基板
上に分散したサルモネラ菌のべん毛を観察したときの制
御方法について具体的に説明する。
いた場合について説明したが、酸化錫、炭化珪素、アル
ミナ、金属あるいは有機物の針状結晶を用いても、本実
施例のAFMを用いることにより、垂直な壁面を有する
溝部においても、表面形状に忠実なAFM像が安定に得
られた。 (実施例3)次に、本発明の第3実施例のAFMを示す
概略図を図4に示す。本実施例では、走査用X,Y方向
圧電体1、2と、探針に働く力を制御するための制御用
のZ方向圧電体3で形成されたトライポッド型の微動機
構以外に、探針と試料を引き離すためのZ方向圧電体1
7を、試料台18との間に設置した。以下にガラス基板
上に分散したサルモネラ菌のべん毛を観察したときの制
御方法について具体的に説明する。
【0020】試料台18の上に、べん毛試料19を中央
部分が探針12の下に位置するように設置した。この試
料19の測定は、カンチレバー6背後にガラス板20を
設け、ガラス板20と試料19間に閉じ込めた水中で行
い、斥力が1×10ー9Nとなるように制御信号発生回路
14とZ方向圧電体3により、試料19と探針12間距
離を制御した。その時のZ方向の圧電体3に印加されて
いる制御電圧をコンピュータ10に記憶させた。この制
御電圧値が基板表面の各点における凹凸情報となる。つ
ぎにコンピュータ10により発生させたステップ電圧を
Z方向圧電体17に印加することにより、探針12を試
料表面から50nm引き離した。その後、圧電体駆動装
置11をもちいて、X方向の圧電体1により試料19を
3nm移動させた。その後、探針12を試料19に近づ
けるために、印加していた電圧を徐々に減少させ、50
nm探針12を試料19に近ずけた後に、再び1×10
-9Nの斥力になるように制御するための制御電圧をコン
ピュータ10に記憶させた。この様な測定を256回X
方向へ繰り返し1ライン分の走査を終了した。次にY方
向の圧電体2により試料19を3nm移動させ、同様の
操作によりさらに1ラインの走査を行った。256回の
走査の後、256×256個の試料表面の凹凸情報が得
られた。得られたAFM像には、直径が20nm程度、
長さが100nm以上のべん毛が数本観察された。
部分が探針12の下に位置するように設置した。この試
料19の測定は、カンチレバー6背後にガラス板20を
設け、ガラス板20と試料19間に閉じ込めた水中で行
い、斥力が1×10ー9Nとなるように制御信号発生回路
14とZ方向圧電体3により、試料19と探針12間距
離を制御した。その時のZ方向の圧電体3に印加されて
いる制御電圧をコンピュータ10に記憶させた。この制
御電圧値が基板表面の各点における凹凸情報となる。つ
ぎにコンピュータ10により発生させたステップ電圧を
Z方向圧電体17に印加することにより、探針12を試
料表面から50nm引き離した。その後、圧電体駆動装
置11をもちいて、X方向の圧電体1により試料19を
3nm移動させた。その後、探針12を試料19に近づ
けるために、印加していた電圧を徐々に減少させ、50
nm探針12を試料19に近ずけた後に、再び1×10
-9Nの斥力になるように制御するための制御電圧をコン
ピュータ10に記憶させた。この様な測定を256回X
方向へ繰り返し1ライン分の走査を終了した。次にY方
向の圧電体2により試料19を3nm移動させ、同様の
操作によりさらに1ラインの走査を行った。256回の
走査の後、256×256個の試料表面の凹凸情報が得
られた。得られたAFM像には、直径が20nm程度、
長さが100nm以上のべん毛が数本観察された。
【0021】本発明のAFMでは、べん毛のように基板
に固定できないような試料でも、走査により探針が試料
を引きずることなく正確なAFM像が得られた。
に固定できないような試料でも、走査により探針が試料
を引きずることなく正確なAFM像が得られた。
【0022】なお、本実施例では、探針12と試料19
を引き離すためのZ方向圧電体17を、前記圧電体17
の共振周波数を上げるために、トライポッド型微動機構
と試料の間に設置したが、カンチレバー側に設置しても
同様の効果が得られた。
を引き離すためのZ方向圧電体17を、前記圧電体17
の共振周波数を上げるために、トライポッド型微動機構
と試料の間に設置したが、カンチレバー側に設置しても
同様の効果が得られた。
【0023】また、本発明は、上記実施例に限らず、試
料と探針が離れている時間が、カンチレバーの変位量を
決められた値に制御するための応答速度より、充分短い
ことが望ましい。
料と探針が離れている時間が、カンチレバーの変位量を
決められた値に制御するための応答速度より、充分短い
ことが望ましい。
【0024】また、本発明は、上記実施例に限らず、試
料と探針を引き離す距離が、少なくとも走査範囲内での
試料の凹凸の高さより大きいことが望ましい。
料と探針を引き離す距離が、少なくとも走査範囲内での
試料の凹凸の高さより大きいことが望ましい。
【0025】また、本発明の駆動・制御手段は、上記実
施例に限られず、他の微動機構であってもよいことはい
うまでもない。
施例に限られず、他の微動機構であってもよいことはい
うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、ノイズレベルが低く0.1nm以下の極めて
小さな凹凸等を安定に高精度に測定できる。
本発明は、ノイズレベルが低く0.1nm以下の極めて
小さな凹凸等を安定に高精度に測定できる。
【0027】また、グレーティング等の深い溝形状や、
垂直に近い壁面を有する試料を測定する際、カンチレバ
ーや探針を破壊することなく、精度よく測定できる。
垂直に近い壁面を有する試料を測定する際、カンチレバ
ーや探針を破壊することなく、精度よく測定できる。
【0028】また、生体試料等の基板に固定できない試
料も、探針で引きずることなく安定に測定でき、高分解
能で高精度なAFM像が得られるという長所を有する。
料も、探針で引きずることなく安定に測定でき、高分解
能で高精度なAFM像が得られるという長所を有する。
【図1】本発明にかかる第1実施例の原子間力顕微鏡の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】本発明にかかる第1実施例のX,Z方向圧電体
への印加電圧のタイミングを示す電圧波形図である。
への印加電圧のタイミングを示す電圧波形図である。
【図3】本発明にかかる第2実施例の原子間力顕微鏡の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図4】本発明にかかる第3実施例の原子間力顕微鏡の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図5】従来の原子間力顕微鏡の概略斜視図である。
1 : X方向圧電体 2 : Y方向圧電体 3 : Z方向圧電体 4、18 : 試料台 5 : マイカ試料 6 : カンチレバー 7 : 半導体レーザー 8 : 集光レンズ 9 : 2分割フォトダイオード 10 : 制御コンピュータ 11 : 圧電体駆動装置 12 : 探針 13 : 酸化亜鉛ウィスカ探針 14 : 制御信号発生回路 15 : グレーティング試料 16 : 加算器 17 : Z方向圧電体 19 : べん毛試料 20 : ガラス板 21 : 試料 22 : 変位測定部
Claims (7)
- 【請求項1】 試料表面の各点での力によるカンチレバ
ーの変位量を画像化する原子間力顕微鏡において、前記
試料表面の1点から別の点への移動前に、試料と前記カ
ンチレバーの探針を相対的に引き離し、移動後に前記引
き離し距離と実質上等しい距離だけ、前記試料と前記カ
ンチレバーの探針とを相対的に接近させる操作を繰り返
すための駆動・制御手段を備えたことを特徴とする原子
間力顕微鏡。 - 【請求項2】 駆動・制御手段は、少なくとも前記引き
離し、又は接近のため、圧電体利用するものであること
を特徴とする請求項1記載の原子間力顕微鏡。 - 【請求項3】 試料表面の各点での力によるカンチレバ
ーの変位量を決められた値になるように制御しながら、
前記制御量を画像化する原子間力顕微鏡において、前記
試料表面の1点から別の点への移動前に、試料と前記カ
ンチレバーの探針を相対的に引き離し、移動後に前記引
き離し距離と実質上等しい距離だけ相対的に接近させる
操作を繰り返す駆動・制御手段を備えたことを特徴とす
る原子間力顕微鏡。 - 【請求項4】 少なくとも、前記試料表面の各点での力
によるカンチレバーの変位量が決められた値になるよう
な制御電圧を印加する圧電体を具備し、前記試料表面の
1点から別の点への移動前に、前記制御電圧に、前記試
料と探針を引き離すための電圧を加算し、移動後に前記
引き離し距離と実質上等しい距離だけ接近させる電圧を
加算する操作を繰り返すことを特徴とする請求項3記載
の原子間力顕微鏡。 - 【請求項5】 少なくとも前記試料表面の各点での力に
よるカンチレバーの変位量が決められた値になるような
制御電圧を印加する圧電体と、前記試料表面の1点から
別の点への移動前に、前記試料と探針を引き離し、移動
後に前記引き離し距離と実質上等しい距離だけ接近させ
るための電圧を印加する圧電体とを具備することを特徴
とする請求項3記載の原子間力顕微鏡。 - 【請求項6】 試料と探針が離れている時間が、カンチ
レバーの変位量を決められた値に制御するための応答速
度より、充分短いことを特徴とする請求項3〜5のいず
れかに記載の原子間力顕微鏡。 - 【請求項7】 試料と探針を引き離す距離が、少なくと
も走査範囲内での試料の凹凸の高さより大きいことを特
徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の原子間力顕微
鏡。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4198593A JPH0642953A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 原子間力顕微鏡 |
| EP93101180A EP0584440B1 (en) | 1992-07-24 | 1993-01-27 | Method of measuring a surface profile using an atomic force microscope |
| DE69313563T DE69313563T2 (de) | 1992-07-24 | 1993-01-27 | Verfahren zum Vermessen eines Oberflächenprofils mit einem Atomkraftmikroskop |
| US08/393,029 US5497656A (en) | 1992-07-24 | 1995-02-23 | Method of measuring a surface profile using an atomic force microscope |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4198593A JPH0642953A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 原子間力顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642953A true JPH0642953A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16393772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4198593A Pending JPH0642953A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 原子間力顕微鏡 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5497656A (ja) |
| EP (1) | EP0584440B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0642953A (ja) |
| DE (1) | DE69313563T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110553771A (zh) * | 2019-08-14 | 2019-12-10 | 河南大学 | 基于fbg形状传感的仿生猫胡须柔性接触型车辆触障预警装置 |
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| US5948972A (en) * | 1994-12-22 | 1999-09-07 | Kla-Tencor Corporation | Dual stage instrument for scanning a specimen |
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- 1995-02-23 US US08/393,029 patent/US5497656A/en not_active Expired - Fee Related
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