JPH064300B2 - 合成樹脂製チューブの製法 - Google Patents

合成樹脂製チューブの製法

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JPH064300B2
JPH064300B2 JP63297401A JP29740188A JPH064300B2 JP H064300 B2 JPH064300 B2 JP H064300B2 JP 63297401 A JP63297401 A JP 63297401A JP 29740188 A JP29740188 A JP 29740188A JP H064300 B2 JPH064300 B2 JP H064300B2
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synthetic resin
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純二 瀬野尾
繁夫 鈴木
和男 田村
茂 天野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、医療機器用、分析機器用、電気機器用など
の種々の用途に用いられる比較的小径の合成樹脂製チュ
ーブを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の合成樹脂製チューブを製造するものとし
ては、特公昭56−44809号公報に開示されたもの
がある。
この合成樹脂製チューブの製造方法は、金属線状体上に
熱融着性樹脂皮膜を形成させたのち、この上に耐熱性樹
脂塗料を塗布焼付け皮膜を形成させ、この被覆線状体を
少なくとも該金属線状体の降伏点以上に伸ばし樹脂皮膜
の該線状体への密着性を失なわせしめ、次いで金属線状
体を引抜くものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この製造法にあっては、金属線状体と樹
脂被膜との密着性が良いものの組合せの場合には、金属
線状体のスムーズな引抜きが困難である欠点があり、ま
た引抜きが行えたとしても合成樹脂製チューブに歪が残
り、加熱処理を施して歪が解消せねばならない不都合が
ある。
このようなことから、上記先行発明においては、金属線
状体表面に予めシリコーンオイルなどの離型剤を塗布し
ておくようになっている。
しかし、離型剤を塗布した金属線状体では、次工程での
合成樹脂塗料の塗布に際して塗料の均一な塗布が困難と
なり、均一な厚さの塗膜、ひいては均一な厚さの合成樹
脂製チューブが得られなくなる問題が生じる。
また、このような製造方法で得られた合成樹脂製チュー
ブはその内面が平滑なものとなる。したがって、このチ
ューブに挿入物を挿入する際、挿入物の表面が平滑であ
ると、両者の表面が相互に膠着し、挿入物をスムーズに
挿入することができない不都合もあった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、金属線状体上にシリコーン樹脂と無機物
粉末とからなる塗料を塗布、焼付して、1次塗膜を形成
したのち、この1次塗膜上に1種以上の合成樹脂塗料を
1回以上塗布、焼付して2次塗膜を形成して被覆線状体
を得たのち、この被覆線状体に屈曲を付与して2次塗膜
と1次塗膜との密着性を失わしめ、ついで金属線状体に
その降伏点以下の伸びを与えて2次塗膜を1次塗膜から
剥離したのち、2次塗膜を抜き取ることにより、上記課
題を解決するようにした。
以下、この発明を詳しく説明する。
第1図は、この発明の製法を用いて得られた合成樹脂製
チューブの一例を示すもので、図中符号1はこの発明の
製法を用いて得られた合成樹脂製チューブ(以下、単に
チューブと略記する。)である。このチューブ1は、内
層2と外層3とからなる二層構造となっている。内層2
の内面には突起高さが0.01〜100μm好ましくは
0.01μm〜20μmの多数の微細突起4…が形成され
ている。内層2上には外層3が一体に設けられている。
これら内層2および外層3はポリイミド、ポリアミドイ
ミドポリエステルイミド、ポリエステルアミドイミド、
ポリエステル、ポリウレタン、ポリビニルホルマール、
ポリビニルブチラール、ポリエチレンテレフタレート、
フェノキシ、ポリスルホンなどの合成樹脂からなるもの
で、一般に内層2と外層3とは同種の合成樹脂からなる
ものである。この例のチューブ1では内層2と外層3と
の2重構造となっているが、当然1種の合成樹脂からな
る1重構造であってもよく、また合成樹脂の種類を異え
て3重以上の構造としてもよく、例えばポリイミドから
なる内層2とポリアミドイミドからなる外層3とから構
成することによって、耐熱性および耐摩耗性の優れたチ
ューブを得ることができ、用途等によって合成樹脂の種
類および積層数を適宜変更することができる。次に、本
発明の製法を用いて図1に示したようなチューブ1を製
造する方法について説明する。
まず、銅、アルミニウム、金、銀などの金属からなる金
属線状体を用意する。この金属線状体は断面形状が円形
のものに限られず、断面正方形、長方形、六角形、三角
形や楕円形などの断面形状のものであってもよい。
つぎに、この金属線状体の表面にシリコーン樹脂と無機
物粉末とからなる塗料を塗布し、エナメル焼付炉などを
用いて焼付けて、1次塗膜を形成する。ここでのシリコ
ーン樹脂としては、特に限定されないが、メチルシリコ
ーン、フェニルメチルシリコーン、フェニルシリコーン
などが用いられ、焼付後の伸び率が少なくとも30%以
上のものが好ましい。また、無機物粉末としては、炭酸
カルシウム、シリカ、タルク、クレー、酸化チタン、石
コウ、マイカ、酸化鉄、ケイソウ土、火山灰などが用い
られ、その粒径は0.01〜20μmの範囲のものが選
ばれる。また、塗料中におけるシリコーン樹脂と無機物
粉末との割合は、シリコーン樹脂100重量部に対して
無機物粉末10〜1000重量部程度とされる。さら
に、この塗料には溶剤として、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼンなどの芳香族炭化水素に加えてジェチレン
グリコールモノエチルエーツルなどの多価アルコール誘
導体、ベンジルアルコール、N−メチル−ピロリドンな
どの極性溶剤を添加したものが用いられる。この極性溶
剤は無機物粉末が吸湿などの原因によって凝集、沈澱、
ゲル化などを生ずることなく塗料中で均一に分散するよ
うに配合されるものである。この塗料中のシリコーン樹
脂と無機物粉末とからなる固形分量は、30〜80%程
度とされる。
この塗料の金属線状体への塗布は通常のエナメル塗布用
ダイスなどを用いて行われる。焼付後の1次塗膜の厚さ
は10〜30μm程度とすることが望ましい。そして、
この1次塗膜の外表面には、したがって無機物粉末と極
性溶剤の存在によって微細な凹凸が形成されるとともに
その表面はシリコーン樹脂により非接着性あるいは難接
着性となっている。
次に、この1次塗膜上に合成樹脂塗料を塗布、焼付して
2次塗膜を形成する。ここで用いられる合成樹脂塗料と
しては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステル
イミド、ポリエステルアミドイミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラ
ール、ポリエチレンテレフタレート、フェノキシ、ポリ
スルホンなどの合成樹脂からなるものが用いられる。こ
の2次塗膜の形成は合成樹脂塗料を1回以上複数回繰り
返して塗布焼付して所望の厚みとなるように行われ、こ
の際、同一の合成樹脂塗料を用いることに限られず、異
る合成樹脂塗料を用いることもできる。合成樹脂塗料の
塗布は同様にエナメル塗布用ダイスなどを用いて行わ
れ、焼付にはエナメル焼付炉などが用いられる。
かくして、1次塗膜および2次塗膜とからなる樹脂被覆
を有する被覆線状体が得られる。
次に、この被覆線状体に屈曲を与えて1次塗膜と2次塗
膜との間の密着性を低減する。屈曲を与える手段として
は、被覆線状体に曲げを加えるものであれば、特に限定
されないが、導線の小さな曲り癖を矯正するために用い
られるストレートナーなどを用いるのが便利である。
この屈曲の付与によって、1次塗膜の表面が非接着性ま
たは難接着性であることから、1次塗膜と2次塗膜との
密着性がかなり低下した状態となる。
次に、1次塗膜と2次塗膜との密着性が低下せしめられ
た被覆線状体の2次塗膜の所定の長さごとにその円周方
向に切れ目を入れて2次塗膜のみを切断したのち、金属
線状体にその降伏点以下の伸びを与え、2次塗膜を1次
塗膜から剥離し、2次塗膜、すなわちチューブを1次塗
膜が付着した状態の金属線状体から抜き取る。この2次
塗膜に切れ目を入れることにより、次工程の金属線状体
の引伸の際に2次塗膜に余分の伸びが加わることを防止
することができる。
金属線状体にその降伏点以下の伸びを与える方法として
は、例えば被覆線状体を引抜ダイスに通して軽く伸線す
る方法や圧縮ロール間に通して伸線する方法あるいは被
覆線状体の両端部をそれぞれ別のボビンに適当回数巻き
付け、それぞれのボビンの回転速度を変えて巻き取る方
法などが用いられ、また定尺の被覆線状体の一端を固定
し、他端を単純に引張る方法なども採用できる。金属線
状体に与える伸びの量としては、1〜20%程度で十分
であり、通常は2〜10%の範囲とされる。このような
低い伸びて2次塗膜が1次塗膜から剥離するのは、先の
屈曲付与工程において2次塗膜と1次塗膜との間の密着
性が低下しているためである。
このような製造法によれば、得られるチューブ、すなわ
ち2次塗膜には微かの伸びしか作用しないので、チュー
ブに歪が存在することがない。また、1次塗膜の表面の
微細な突起が転写されてチューブ内面にも微細な突起が
形成される。さらに、金属線状体とチューブとなる2次
塗膜との間に1次塗膜が形成されるので、チューブ内面
に金属粉などが付着することがない。また、1次塗膜表
面の微細な突起によって2次塗膜となる合成樹脂塗料の
ぬれ性が良くなり、厚さの均一な2次塗膜、すなわちチ
ューブが得られる。またさらに、1次塗膜が付着した金
属線状体は、与えられる伸びが数%と小さいので、その
まま繰り返して再使用することも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の合成樹脂製チューブの
製法を用いて合成樹脂製チューブを製造すると、合成樹
脂塗膜が1層以上或いは2層以上積層された積層構造で
あって、その内面に微細突起が形成された合成樹脂製チ
ューブが得られる。このような合成樹脂製チューブは、
該チューブ内に物体、例えば多数本の光ファイバなどを
挿入する際、極めてスムーズに挿入することができる。
また、合成樹脂塗膜の選択によって広範囲の特性(機械
的特性、熱的特性、電気的特性など)を持つものを適宜
得ることができる。
また、この発明の合成樹脂製チューブの製造法は金属線
状体上にシリコーン樹脂と無機物粉末とからなる塗料を
塗布、焼付して、1次塗膜を形成したのち、この1次塗
膜上に1種以上の合成樹脂塗料を1回以上塗布、焼付し
て2次塗膜を形成して被覆線状体を得たのち、この被覆
線状体に屈曲を付与して2次塗膜と1次塗膜との密着性
を失わしめ、ついで金属線状体にその降伏点以下の伸び
を与えて2次塗膜を1次塗膜から剥離したのち、2次塗
膜を抜き取るものであるので、厚さが均一で、残留歪が
なく、金属粉などの異物の付着がなく内面に微細突起が
形成された合成樹脂製チューブを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製法を用いて得られた合成樹脂製チ
ューブの一例を示す概略断面図である。 1……合成樹脂製チューブ、2……内層、3……外層、
4……微細突起。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:22 4F (72)発明者 天野 茂 静岡県沼津市双葉町9番1号 藤倉電線株 式会社沼津工場内 (56)参考文献 特開 昭60−220726(JP,A) 特開 昭62−163513(JP,A) 実開 昭63−17511(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属線状体上にシリコーン樹脂と無機物粉
    末とからなる塗料を塗布、焼付して、1次塗膜を形成し
    たのち、この1次塗膜上に1種以上の合成樹脂塗料を1
    回以上塗布、焼付して2次塗膜を形成して被覆線状体を
    得たのち、この被覆線状体に屈曲を付与して2次塗膜と
    1次塗膜との密着性を失わしめ、ついで金属線状体にそ
    の降伏点以下の伸びを与えて2次塗膜を1次塗膜から剥
    離したのち、2次塗膜を抜き取ることを特徴とする合成
    樹脂製チューブの製法。
JP63297401A 1988-11-25 1988-11-25 合成樹脂製チューブの製法 Expired - Lifetime JPH064300B2 (ja)

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