JPH064312B2 - 積層板の製造法 - Google Patents
積層板の製造法Info
- Publication number
- JPH064312B2 JPH064312B2 JP61227638A JP22763886A JPH064312B2 JP H064312 B2 JPH064312 B2 JP H064312B2 JP 61227638 A JP61227638 A JP 61227638A JP 22763886 A JP22763886 A JP 22763886A JP H064312 B2 JPH064312 B2 JP H064312B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- epoxy resin
- coupling agent
- woven fabric
- laminated board
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、絶縁抵抗の経時劣化の少ない積層板、殊に基
材としてガラス不織布をその一部ないし全部に用いたエ
ポキシ樹脂積層板の製造法に関する。
材としてガラス不織布をその一部ないし全部に用いたエ
ポキシ樹脂積層板の製造法に関する。
従来の技術 ガラス不織布を基材とするエポキシ樹脂積層板は、ガラ
ス不織布にエポキシ樹脂を含浸乾燥して得たプリプレグ
を積層成形して得られる。積層板の機械的強度等の面か
ら、ガラス不織布を芯層の基材とし、ガラス織布を表面
層の基材としたコンポジットエポキシ樹脂積層板が多用
されている。各基材は、エポキシ樹脂との結合力を高め
るために、カップリング剤で処理したものが用いられて
いる。
ス不織布にエポキシ樹脂を含浸乾燥して得たプリプレグ
を積層成形して得られる。積層板の機械的強度等の面か
ら、ガラス不織布を芯層の基材とし、ガラス織布を表面
層の基材としたコンポジットエポキシ樹脂積層板が多用
されている。各基材は、エポキシ樹脂との結合力を高め
るために、カップリング剤で処理したものが用いられて
いる。
従来用いられている上記カップリング剤処理を施したガ
ラス不織布は、予めカップリング材処理を施したガラス
短繊維を抄造したものか、抄造後にカップリング剤処理
を施したものである。
ラス不織布は、予めカップリング材処理を施したガラス
短繊維を抄造したものか、抄造後にカップリング剤処理
を施したものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、ガラス不織布の抄造に際しては、バインダや分
散剤が添加されるため、ガラス短繊維に予めカップリン
グ剤処理を施しておいた場合には、抄造時にカップリン
グ剤処理面がバインダ等で覆われてしまう。また、抄造
後のガラス不織布にカップリング剤処理を行なっても、
ガラス短繊維表面は、既にバインダ等で覆われており、
カップリング剤が、直接エポキシ樹脂とガラス繊維を結
び付ける効果が小さくなっている。
散剤が添加されるため、ガラス短繊維に予めカップリン
グ剤処理を施しておいた場合には、抄造時にカップリン
グ剤処理面がバインダ等で覆われてしまう。また、抄造
後のガラス不織布にカップリング剤処理を行なっても、
ガラス短繊維表面は、既にバインダ等で覆われており、
カップリング剤が、直接エポキシ樹脂とガラス繊維を結
び付ける効果が小さくなっている。
従って、積層板としたときエポキシ樹脂が吸湿により膨
潤すると、ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合がはがれ
て、そこから毛管現象によって水分が侵入し、絶縁抵抗
が低下する問題点がある。また、この積層板を絶縁基板
とするプリント回路板の加工時には、エッチング・洗浄
・乾燥・半田ディップ等、複雑な熱履歴を受け、エポキ
シ樹脂とガラスの膨張率が違うので、やはりガラス繊維
とエポキシ樹脂の結合がはがれて、製品の絶縁抵抗の劣
化が速いという欠点があった。
潤すると、ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合がはがれ
て、そこから毛管現象によって水分が侵入し、絶縁抵抗
が低下する問題点がある。また、この積層板を絶縁基板
とするプリント回路板の加工時には、エッチング・洗浄
・乾燥・半田ディップ等、複雑な熱履歴を受け、エポキ
シ樹脂とガラスの膨張率が違うので、やはりガラス繊維
とエポキシ樹脂の結合がはがれて、製品の絶縁抵抗の劣
化が速いという欠点があった。
本発明は、ガラス不織布をその基材の一部ないし全部と
する積層板において、ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合
力を改善して、吸湿による絶縁抵抗の劣化の小さい積層
板を提供することを目的とするものである。
する積層板において、ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合
力を改善して、吸湿による絶縁抵抗の劣化の小さい積層
板を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するために、ガラス不織布
として、バインダ等と共にカップリング剤を添加して抄
造したガラス不織布を使用する点に特徴を有する。
として、バインダ等と共にカップリング剤を添加して抄
造したガラス不織布を使用する点に特徴を有する。
作用 抄造時にカップリング剤を添加しておくことにより、抄
造されるガラス繊維と添加されているバインダや集束剤
などとの濡れ性が良好になると共に、抄造したガラス不
織布表面にもカップリング剤が付着するのでエポキシ樹
脂との濡れ性も良好となる。この結果、エポキシ樹脂と
の接着力が増し、エポキシ樹脂の吸湿による膨潤や加熱
冷却による樹脂の膨張・収縮に伴なうガラス繊維とエポ
キシ樹脂のはがれが起こりにくくなる。
造されるガラス繊維と添加されているバインダや集束剤
などとの濡れ性が良好になると共に、抄造したガラス不
織布表面にもカップリング剤が付着するのでエポキシ樹
脂との濡れ性も良好となる。この結果、エポキシ樹脂と
の接着力が増し、エポキシ樹脂の吸湿による膨潤や加熱
冷却による樹脂の膨張・収縮に伴なうガラス繊維とエポ
キシ樹脂のはがれが起こりにくくなる。
ここでいうカップリング剤は、シラン系カップリング
剤、チタン系カップリング剤等、特に限定するものでは
ない。積層板は、金属箔張積層板であってもよい。
剤、チタン系カップリング剤等、特に限定するものでは
ない。積層板は、金属箔張積層板であってもよい。
実施例 ガラス不織布として、抄造に際して、シランカップリン
グ剤(日本ユニカ製A−187)を1wt%含むバインダ
を添加して抄造したものを使用した。
グ剤(日本ユニカ製A−187)を1wt%含むバインダ
を添加して抄造したものを使用した。
エポキシ樹脂(油化シエル製エピコート1001)100重
量部、ジシアンジアミド4重量部、ベンジルジメチルア
ミン0.5重量部を配合した組成物を、上記ガラス不織布
に含浸乾燥して、樹脂量60wt%の芯材用プリプレグを
得た。一方、ガラス織布に前記と同様の樹脂組成物を含
浸乾燥して、樹脂量40wt%の表面用プリプレグを得
た。
量部、ジシアンジアミド4重量部、ベンジルジメチルア
ミン0.5重量部を配合した組成物を、上記ガラス不織布
に含浸乾燥して、樹脂量60wt%の芯材用プリプレグを
得た。一方、ガラス織布に前記と同様の樹脂組成物を含
浸乾燥して、樹脂量40wt%の表面用プリプレグを得
た。
上記の芯材用プリプレグを6枚重ね、その両側に表面用
プリプレグを各1枚重ね、さらにその両面に35μ厚さ
の銅箔を配して、圧力30Kg/cm2、温度150℃で5
0分間加熱加圧して、両面銅張コンポジット積層板を得
た。
プリプレグを各1枚重ね、さらにその両面に35μ厚さ
の銅箔を配して、圧力30Kg/cm2、温度150℃で5
0分間加熱加圧して、両面銅張コンポジット積層板を得
た。
比較例 ガラス不織布として、抄造後にガラス不織布を実施例と
同様のシランカップリング剤の1wt%水溶液に浸し、風
乾燥100℃で30分間乾燥させたものを用いた。他は
実施例と同様にして両面銅張コンポジット積層板を得
た。
同様のシランカップリング剤の1wt%水溶液に浸し、風
乾燥100℃で30分間乾燥させたものを用いた。他は
実施例と同様にして両面銅張コンポジット積層板を得
た。
実施例、比較例で得た積層板から、JIS C−6481に
従い絶縁抵抗測定用試験片を作製し、121℃、2気圧
の飽和水蒸気中に2時間および4時間放置した後の絶縁
抵抗の劣化を測定し、その結果を第1表に示した。
従い絶縁抵抗測定用試験片を作製し、121℃、2気圧
の飽和水蒸気中に2時間および4時間放置した後の絶縁
抵抗の劣化を測定し、その結果を第1表に示した。
発明の効果 第1表から明らかなように、本発明は、ガラス不織布の
ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合力を大きくして両者の
はがれを起こりにくくできたので、毛管現象による水の
侵入を防止して、絶縁抵抗の経時劣化を少なく抑さえる
ことができる点、その工業的価値は極めて大である。
ガラス繊維とエポキシ樹脂の結合力を大きくして両者の
はがれを起こりにくくできたので、毛管現象による水の
侵入を防止して、絶縁抵抗の経時劣化を少なく抑さえる
ことができる点、その工業的価値は極めて大である。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス不織布にエポキシ樹脂を含浸乾燥し
て得たプリプレグを一部ないし全部として積層成形する
積層板の製造において、ガラス不織布として、その抄造
の際にカップリング剤を添加して抄造したガラス不織布
を用いることを特徴とする積層板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61227638A JPH064312B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61227638A JPH064312B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 積層板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6382741A JPS6382741A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH064312B2 true JPH064312B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=16864020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61227638A Expired - Lifetime JPH064312B2 (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 積層板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064312B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025164342A (ja) * | 2024-04-19 | 2025-10-30 | デンカ株式会社 | 光電変換素子用封止材、フィル材、およびフィル材を用いた装置の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598353B2 (ja) * | 1978-07-25 | 1984-02-24 | 川崎製鉄株式会社 | 密着性に優れた高耐食性加工用複合被覆鋼板 |
| JPS61118430A (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 金属張積層板の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP61227638A patent/JPH064312B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6382741A (ja) | 1988-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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