JPH0643302A - 光学部品 - Google Patents
光学部品Info
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- JPH0643302A JPH0643302A JP4218652A JP21865292A JPH0643302A JP H0643302 A JPH0643302 A JP H0643302A JP 4218652 A JP4218652 A JP 4218652A JP 21865292 A JP21865292 A JP 21865292A JP H0643302 A JPH0643302 A JP H0643302A
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- JP
- Japan
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- structural unit
- antireflection film
- oxide
- iii
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複屈折が小さく、反射防止膜の密着性が高い
光学部品を提供すること。 【構成】 ノルボルナン骨格、ジメタノペルヒドロナフ
タレン骨格又はトリメタノペルヒドロアントラセン骨格
を有するポリカーボネート、ポリエステルカーボネート
又はポリエステルからなる基材の表面に反射防止膜が設
けられている光学部品。
光学部品を提供すること。 【構成】 ノルボルナン骨格、ジメタノペルヒドロナフ
タレン骨格又はトリメタノペルヒドロアントラセン骨格
を有するポリカーボネート、ポリエステルカーボネート
又はポリエステルからなる基材の表面に反射防止膜が設
けられている光学部品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学部品に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の透明樹脂が、光学レンズ、メガネ
レンズ、光ディスク用基板、プラスチック光ファイバ
ー、回折格子などの光学部品に用いられている。かかる
光学部品としては、例えば、光ディスクのピックアップ
用レンズ、カメラ用レンズ、画像投影用レンズ等として
用いられている非球面レンズ、光ディスクのピックアッ
プ中でレーザービームの分割用として用いられる回折格
子、固体撮像素子の偽信号を除去するため光学系中に設
けられる光学的ローパスフィルターなどがある。
レンズ、光ディスク用基板、プラスチック光ファイバ
ー、回折格子などの光学部品に用いられている。かかる
光学部品としては、例えば、光ディスクのピックアップ
用レンズ、カメラ用レンズ、画像投影用レンズ等として
用いられている非球面レンズ、光ディスクのピックアッ
プ中でレーザービームの分割用として用いられる回折格
子、固体撮像素子の偽信号を除去するため光学系中に設
けられる光学的ローパスフィルターなどがある。
【0003】このような光学部品用の樹脂としては、ポ
リメチルメタクリレート(以下、PMMAと記す。)、
ポリアクリレート系共重合体、ビスフェノールA型のポ
リカーボネート(以下、PCと記す。)などが主として
用いられている。又、透過光量を増やし、迷光を除く目
的で、上記光学部品の光入射面および出射面に無機誘電
体などからなる反射防止膜を形成することがある。
リメチルメタクリレート(以下、PMMAと記す。)、
ポリアクリレート系共重合体、ビスフェノールA型のポ
リカーボネート(以下、PCと記す。)などが主として
用いられている。又、透過光量を増やし、迷光を除く目
的で、上記光学部品の光入射面および出射面に無機誘電
体などからなる反射防止膜を形成することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、PMMAおよ
びポリアクリレート系共重合体においては、吸水率が比
較的大きいため、吸湿による寸法変化が発生し、光学特
性の変化が起こるだけでなく、反射防止膜にクラックが
発生し、剥離することがある。又、PCは複屈折が大き
く、かつ表面硬度に欠けるため使用される用途が限定さ
れる。
びポリアクリレート系共重合体においては、吸水率が比
較的大きいため、吸湿による寸法変化が発生し、光学特
性の変化が起こるだけでなく、反射防止膜にクラックが
発生し、剥離することがある。又、PCは複屈折が大き
く、かつ表面硬度に欠けるため使用される用途が限定さ
れる。
【0005】本発明の目的は、複屈折が小さく、反射防
止膜の密着性が高い光学部品を提供することにある。
止膜の密着性が高い光学部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、ノ
ルボルナン骨格、ジメタノペルヒドロナフタレン骨格又
はトリメタノペルヒドロアントラセン骨格を有するポリ
カーボネート、ポリエステル又はポリエステルカーボネ
ートからなる基材の表面に反射防止膜が設けられてい
る。
ルボルナン骨格、ジメタノペルヒドロナフタレン骨格又
はトリメタノペルヒドロアントラセン骨格を有するポリ
カーボネート、ポリエステル又はポリエステルカーボネ
ートからなる基材の表面に反射防止膜が設けられてい
る。
【0007】すなわち、本発明は下記一般式(I)ない
し(III)
し(III)
【化4】 でそれぞれ表される構造単位(I)ないし(III)から
なり、構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(I
I)のモル分率(y)及び構造単位(III)のモル分率
(z)の合計モル分率(y+z)と実質的に等しい樹脂
からなる基材、上記の構造単位(I)及び(II)からな
り、構造単位(I)のモル分率(x)が、構造単位(I
I)のモル分率(y)と実質的に等しい樹脂からなる基
材、又は上記の構造単位(I)及び(III)からなり、
構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(III)の
モル分率(z)と実質的に等しい樹脂からなる基材の表
面に反射防止膜が設けられていることを特徴とする光学
部品である。
なり、構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(I
I)のモル分率(y)及び構造単位(III)のモル分率
(z)の合計モル分率(y+z)と実質的に等しい樹脂
からなる基材、上記の構造単位(I)及び(II)からな
り、構造単位(I)のモル分率(x)が、構造単位(I
I)のモル分率(y)と実質的に等しい樹脂からなる基
材、又は上記の構造単位(I)及び(III)からなり、
構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(III)の
モル分率(z)と実質的に等しい樹脂からなる基材の表
面に反射防止膜が設けられていることを特徴とする光学
部品である。
【0008】本発明の樹脂において、一般式(I)で表
される構造単位(I)のモル分率(x)は略50モル%
である。一般式(II)で表される構造単位(II)のモル
分率(y)は50モル%以下の範囲であり、好ましくは
40モル%以上50モル%以下であることが好ましい。
含有率が20モル%未満であると吸水性が十分に低くな
い場合があり好ましくない。又、一般式(III)で表さ
れる構造単位(III)が少量含まれたポリエステルカー
ボネートより得られる基材は、構造単位(III)が全く含
まれていないポリカーボネートから得られる基材に比べ
て力学的物性が優れる。構造単位(III)の好ましいモ
ル分率(z)は1モル%以上20モル%以下である。な
お、本発明の目的に沿う範囲内で少量の他の任意の構造
単位を含んでいても良い。その重合割合は通常10モル
%以下である。
される構造単位(I)のモル分率(x)は略50モル%
である。一般式(II)で表される構造単位(II)のモル
分率(y)は50モル%以下の範囲であり、好ましくは
40モル%以上50モル%以下であることが好ましい。
含有率が20モル%未満であると吸水性が十分に低くな
い場合があり好ましくない。又、一般式(III)で表さ
れる構造単位(III)が少量含まれたポリエステルカー
ボネートより得られる基材は、構造単位(III)が全く含
まれていないポリカーボネートから得られる基材に比べ
て力学的物性が優れる。構造単位(III)の好ましいモ
ル分率(z)は1モル%以上20モル%以下である。な
お、本発明の目的に沿う範囲内で少量の他の任意の構造
単位を含んでいても良い。その重合割合は通常10モル
%以下である。
【0009】構造単位(I)におけるnとしては、耐熱
性が高く、又吸収率が小さい基材が得られる点から1又
は2であることが好ましく、原料化合物の製造が容易で
ある点から1であることがより好ましい。構造単位
(I)の具体例としては、以下のものが挙げられる。
性が高く、又吸収率が小さい基材が得られる点から1又
は2であることが好ましく、原料化合物の製造が容易で
ある点から1であることがより好ましい。構造単位
(I)の具体例としては、以下のものが挙げられる。
【化5】 又、構造単位(III)におけるAとしては、複屈折及び
吸水率が小さく、耐熱性が高い基材が得られる点から炭
素数20以下の2価の飽和脂環式炭化水素基が好まし
い。構造単位(III)の具体例として、以下のものが挙
げられる。
吸水率が小さく、耐熱性が高い基材が得られる点から炭
素数20以下の2価の飽和脂環式炭化水素基が好まし
い。構造単位(III)の具体例として、以下のものが挙
げられる。
【化6】
【0010】本発明における樹脂は公知の適当な方法に
より製造することができる。すなわち、対応する酸、そ
のエステル、酸塩化物(構造単位(II)に対してはホス
ゲン)、酸無水物、ジオール、そのエステル又はアルコ
キシド等を原料に用い、界面法、溶液法、溶融法等の方
法によって本発明の樹脂を得ることができる。反応の際
は必要に用じて触媒を使用することができる。触媒とし
ては、(1)種々のアルコキシド、(2)アルカリ金
属、(3)アルカリ金属の水素化物、(4)アルカリ金
属水酸化物、(5)金属ハロゲン化物等があげられる。
触媒の使用量は特に限定されないが、通常原料全体に対
して0.0001〜1モル%の範囲である。
より製造することができる。すなわち、対応する酸、そ
のエステル、酸塩化物(構造単位(II)に対してはホス
ゲン)、酸無水物、ジオール、そのエステル又はアルコ
キシド等を原料に用い、界面法、溶液法、溶融法等の方
法によって本発明の樹脂を得ることができる。反応の際
は必要に用じて触媒を使用することができる。触媒とし
ては、(1)種々のアルコキシド、(2)アルカリ金
属、(3)アルカリ金属の水素化物、(4)アルカリ金
属水酸化物、(5)金属ハロゲン化物等があげられる。
触媒の使用量は特に限定されないが、通常原料全体に対
して0.0001〜1モル%の範囲である。
【0011】反応の条件は用いる原料及び製造法により
異なるが、例えば対応するエステルとジオールとを用い
て溶融法により製造する場合には、原料と触媒とを窒
素、アルゴン、二酸化炭素等の不活性ガス雰囲気下で加
熱して撹拌し、発生するアルコール又はフェニルエステ
ルを用いる場合にはフェノールを留出させることにより
反応を進行させることができる。反応温度は用いる原
料、生成するアルコール又はフェノールの沸点等によっ
て異なるが、通常150〜300℃の範囲である。反応
時間は通常30分から10時間の範囲内から選ばれる。
反応の後半では必要に応じて系を減圧にして反応を追い
込むが、この際の圧は通常0.001〜100mmHg
の範囲である。生成した樹脂は粉末状、塊状、ペレット
状等任意の状態で反応漕から取り出すことができ、一般
の成形用透明樹脂と同様の方法で成形に供することがで
きる。
異なるが、例えば対応するエステルとジオールとを用い
て溶融法により製造する場合には、原料と触媒とを窒
素、アルゴン、二酸化炭素等の不活性ガス雰囲気下で加
熱して撹拌し、発生するアルコール又はフェニルエステ
ルを用いる場合にはフェノールを留出させることにより
反応を進行させることができる。反応温度は用いる原
料、生成するアルコール又はフェノールの沸点等によっ
て異なるが、通常150〜300℃の範囲である。反応
時間は通常30分から10時間の範囲内から選ばれる。
反応の後半では必要に応じて系を減圧にして反応を追い
込むが、この際の圧は通常0.001〜100mmHg
の範囲である。生成した樹脂は粉末状、塊状、ペレット
状等任意の状態で反応漕から取り出すことができ、一般
の成形用透明樹脂と同様の方法で成形に供することがで
きる。
【0012】本発明における樹脂の分子量については、
ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)に
より平均分子量(ポリスチレン換算)が10,000以
上100,000以下であることが好ましく、20,0
00以上80,000以下であることがより好ましい。
数平均分子量が10,000以下の樹脂は脆く、十分な
強度が得られず、数平均分子量が100,000以上の
樹脂を合成することは困難である。
ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)に
より平均分子量(ポリスチレン換算)が10,000以
上100,000以下であることが好ましく、20,0
00以上80,000以下であることがより好ましい。
数平均分子量が10,000以下の樹脂は脆く、十分な
強度が得られず、数平均分子量が100,000以上の
樹脂を合成することは困難である。
【0013】本発明において基材の光入射面又は出射面
(及びこれらの両面)に設けられる反射防止膜として
は、金属酸化物、金属硫化物、金属フッ化物などの無機
誘電体からなるものが好ましい。金属酸化物の例として
は、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ビスマス、
酸化クロム、酸化ユーロピウム、酸化鉄、酸化ハフニウ
ム、酸化インジウム、酸化ランタン、酸化モリブデン、
酸化マグネシウム、酸化ネオジウム、酸化鉛、酸化プラ
セオジム、酸化サマリウム、酸化アンチモン、酸化ケイ
素、酸化スカンジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化タ
ンタル、酸化タングステン、酸化イットリウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化亜鉛が挙げられる。ここで、酸化数は
一定値に限られるものではない。例えば、酸化ケイ素で
は、SiOxで表される組成式のxの値は0から2まで
の任意の値をとることが可能である。また、金属硫化物
の例としては硫化亜鉛を挙げることができる。金属フッ
化物の例としては、フッ化アルミニウム、フッ化バリウ
ム、フッ化セリウム、フッ化カルシウム、フッ化ランタ
ン、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム、クリオライ
ト、チオライト、フッ化ネオジウム、フッ化ナトリウ
ム、フッ化鉛、フッ化サマリウム、フッ化ストロンチウ
ムが挙げられる。なお、反射防止膜としては、紫外線硬
化型などの樹脂からなるものも用いられる。
(及びこれらの両面)に設けられる反射防止膜として
は、金属酸化物、金属硫化物、金属フッ化物などの無機
誘電体からなるものが好ましい。金属酸化物の例として
は、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ビスマス、
酸化クロム、酸化ユーロピウム、酸化鉄、酸化ハフニウ
ム、酸化インジウム、酸化ランタン、酸化モリブデン、
酸化マグネシウム、酸化ネオジウム、酸化鉛、酸化プラ
セオジム、酸化サマリウム、酸化アンチモン、酸化ケイ
素、酸化スカンジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化タ
ンタル、酸化タングステン、酸化イットリウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化亜鉛が挙げられる。ここで、酸化数は
一定値に限られるものではない。例えば、酸化ケイ素で
は、SiOxで表される組成式のxの値は0から2まで
の任意の値をとることが可能である。また、金属硫化物
の例としては硫化亜鉛を挙げることができる。金属フッ
化物の例としては、フッ化アルミニウム、フッ化バリウ
ム、フッ化セリウム、フッ化カルシウム、フッ化ランタ
ン、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム、クリオライ
ト、チオライト、フッ化ネオジウム、フッ化ナトリウ
ム、フッ化鉛、フッ化サマリウム、フッ化ストロンチウ
ムが挙げられる。なお、反射防止膜としては、紫外線硬
化型などの樹脂からなるものも用いられる。
【0014】本発明における反射防止膜は無機誘電体等
の1層または多層からなり、反射防止膜を構成する材料
及び各層の膜厚は、構成材料の屈折率に基いて、要求性
能を満足するように適宜定められる。無機誘電体からな
る反射防止膜は、蒸着法、スパッタリング法、CLD
法、メッキ法等により形成される。又、樹脂からなる反
射防止膜は、スピンコート法、ディップコート法等によ
り形成される。反射防止膜と基材との密着性を向上させ
るために、基板表面に対して、洗浄、コーティング、エ
ッチング等の処理を施してもよく、又、膜の蒸着形成時
に基材を加温してもよい。
の1層または多層からなり、反射防止膜を構成する材料
及び各層の膜厚は、構成材料の屈折率に基いて、要求性
能を満足するように適宜定められる。無機誘電体からな
る反射防止膜は、蒸着法、スパッタリング法、CLD
法、メッキ法等により形成される。又、樹脂からなる反
射防止膜は、スピンコート法、ディップコート法等によ
り形成される。反射防止膜と基材との密着性を向上させ
るために、基板表面に対して、洗浄、コーティング、エ
ッチング等の処理を施してもよく、又、膜の蒸着形成時
に基材を加温してもよい。
【0015】なお、本発明の光情報記録媒体を構成する
基板はプレス成形法、押出成形法、射出成形法、射出圧
縮成形法等の溶融成形法、キャスト法等によって形成さ
れる。
基板はプレス成形法、押出成形法、射出成形法、射出圧
縮成形法等の溶融成形法、キャスト法等によって形成さ
れる。
【0016】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を説明する。
【0017】(実施例1)下記の式で示される2,3−
ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ−1,4:5,8
−ジメタノナフタレン
ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ−1,4:5,8
−ジメタノナフタレン
【化7】 と下記の式で示されるジフェニルカーボネート
【化8】 とを原料物質として用いて、テトラブチルアンモニウム
テトラフェニルボレートを触媒として、溶融重縮合反応
により下記の式に示すような構造を有する無色透明な樹
脂(数平均分子量(GPC換算):37000)からな
る長円筒状のチップを得た。
テトラフェニルボレートを触媒として、溶融重縮合反応
により下記の式に示すような構造を有する無色透明な樹
脂(数平均分子量(GPC換算):37000)からな
る長円筒状のチップを得た。
【化9】 得られたチップを乾燥し、射出成形(樹脂温度:250
℃)することによりプラスチックレンズの基材(直径:
50mm、厚さ:3mm、複屈折:3nm)を作製し
た。この基材の表裏両面に、以下の方法で可視光領域に
おいて反射防止効果のある3層の無機誘電体層からなる
反射防止膜を形成した。 第1層 SiOx(1<x<2) 屈折率:1.80
厚さ:81nm 第2層 TiO2 〃 :2.14
〃 :68nm 第3層 SiO2 〃 :1.46
〃 :99nm 成膜は真空蒸着法によって行った。第1層はSiOを蒸
発源とし、真空系の中に酸素を少量流すことで成膜し
た。第2層および第3層はそれぞれTiO2、SiO2を
蒸発源とした。こうして得られたプラスチックレンズに
ついて、450nmから750nmの波長に対する平均
光線透過率は99%であった。上記プラスチックレンズ
を80℃、85%相対湿度の環境下に2000時間放置
したのち、外観検査、粘着テープによる剥離試験を行っ
たが、反射防止膜に損傷は認められなかった。
℃)することによりプラスチックレンズの基材(直径:
50mm、厚さ:3mm、複屈折:3nm)を作製し
た。この基材の表裏両面に、以下の方法で可視光領域に
おいて反射防止効果のある3層の無機誘電体層からなる
反射防止膜を形成した。 第1層 SiOx(1<x<2) 屈折率:1.80
厚さ:81nm 第2層 TiO2 〃 :2.14
〃 :68nm 第3層 SiO2 〃 :1.46
〃 :99nm 成膜は真空蒸着法によって行った。第1層はSiOを蒸
発源とし、真空系の中に酸素を少量流すことで成膜し
た。第2層および第3層はそれぞれTiO2、SiO2を
蒸発源とした。こうして得られたプラスチックレンズに
ついて、450nmから750nmの波長に対する平均
光線透過率は99%であった。上記プラスチックレンズ
を80℃、85%相対湿度の環境下に2000時間放置
したのち、外観検査、粘着テープによる剥離試験を行っ
たが、反射防止膜に損傷は認められなかった。
【0018】(実施例2)実施例1において、原料物質
として、2,3−ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ
−1,4:5,8−ジメタノナフタレンに代えて、下記
の式
として、2,3−ジ(ヒドロキシメチル)−ペルヒドロ
−1,4:5,8−ジメタノナフタレンに代えて、下記
の式
【化10】 で示される化合物を用いる以外は同様にして、下記の式
に示す構造を有する無色透明な樹脂(数平均分子量:3
3000)からなるチップを得た。
に示す構造を有する無色透明な樹脂(数平均分子量:3
3000)からなるチップを得た。
【化11】 得られたチップを乾燥し、内部にスタンパを設置した金
型を用いて射出成形(樹脂温度:250℃)することに
より回折格子の基材(厚さ:1mm)を作製した。ここ
で、成形に用いたスタンパは、フォトリソグラフィーに
よって形成した。ピッチが30μmで、段差が0.25
μmの一次元状に配列されたパターンを、電鋳法によっ
てニッケルに転写して作製したものである。金型のスタ
ンパと対向する面は鏡面となっており、鏡面とスタンパ
との距離は1mmである。この回折格子の基材の波長8
30nmに対する回折効率は19.8%であり、複屈折
は3nmであった。上記基材の格子面および裏面に波長
830nmの半導体レーザー光に対して透過率を向上さ
せるように下記の1層の反射防止膜を形成した。 第1層 MgF2 屈折率:1.38 厚さ:150n
m こうして得られた回折格子について、波長830nmに
対する光線透過率は98%であった。上記回折格子を8
0℃、85%の相対湿度の環境下に2000時間放置し
たのち、外観検査、粘着テープによる剥離試験を行った
が、反射防止膜に損傷は認められなかった。
型を用いて射出成形(樹脂温度:250℃)することに
より回折格子の基材(厚さ:1mm)を作製した。ここ
で、成形に用いたスタンパは、フォトリソグラフィーに
よって形成した。ピッチが30μmで、段差が0.25
μmの一次元状に配列されたパターンを、電鋳法によっ
てニッケルに転写して作製したものである。金型のスタ
ンパと対向する面は鏡面となっており、鏡面とスタンパ
との距離は1mmである。この回折格子の基材の波長8
30nmに対する回折効率は19.8%であり、複屈折
は3nmであった。上記基材の格子面および裏面に波長
830nmの半導体レーザー光に対して透過率を向上さ
せるように下記の1層の反射防止膜を形成した。 第1層 MgF2 屈折率:1.38 厚さ:150n
m こうして得られた回折格子について、波長830nmに
対する光線透過率は98%であった。上記回折格子を8
0℃、85%の相対湿度の環境下に2000時間放置し
たのち、外観検査、粘着テープによる剥離試験を行った
が、反射防止膜に損傷は認められなかった。
【0019】(実施例3)実施例1において、原料物質
として、実施例1で用いた2,3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンと下記の式
として、実施例1で用いた2,3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンと下記の式
【化12】 で示される化合物との混合物(モル比:1対1)を用い
る以外は同様にして、下記の式に示す構造を有する無色
透明な樹脂(数平均分子量:39000)からなるチッ
プを得た。これによりプラスチックレンズの基材(複屈
折:3nm)を作製し、基材の表裏両側に実施例1にお
けると同じ反射防止膜を設けてプラスチックレンズを作
製した。
る以外は同様にして、下記の式に示す構造を有する無色
透明な樹脂(数平均分子量:39000)からなるチッ
プを得た。これによりプラスチックレンズの基材(複屈
折:3nm)を作製し、基材の表裏両側に実施例1にお
けると同じ反射防止膜を設けてプラスチックレンズを作
製した。
【化13】 上記プラスチックレンズを80℃、85%相対湿度の環
境下に2000時間放置したのち、外観検査、粘着テー
プによる剥離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認め
られなかった。
境下に2000時間放置したのち、外観検査、粘着テー
プによる剥離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認め
られなかった。
【0020】(実施例4)実施例2において、原料物質
として、実施例1で用いた2,3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンとジフェニルカーボネート及び下記の式(IV)
として、実施例1で用いた2,3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンとジフェニルカーボネート及び下記の式(IV)
【化14】 で表される化合物との混合物(モル比:10対9対1)
を用いる以外は同様にして下記の式に示す構造を有する
無色透明な樹脂(平均分子量:29000)からなるチ
ップを得た。これより回折格子の基材(複屈折:4n
m)を作製し、基材の格子面および裏面に実施例2にお
けると同じ反射防止膜を設けて回折格子を作製した。
を用いる以外は同様にして下記の式に示す構造を有する
無色透明な樹脂(平均分子量:29000)からなるチ
ップを得た。これより回折格子の基材(複屈折:4n
m)を作製し、基材の格子面および裏面に実施例2にお
けると同じ反射防止膜を設けて回折格子を作製した。
【化15】 上記回折格子を80℃、85%相対湿度の環境下に20
00時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥
離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認められなかっ
た。
00時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥
離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認められなかっ
た。
【0021】(実施例5)実施例1において、原料物質
として実施例1で用いた2.3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンと上記の式(IV)で示される化合物との混合物(モル
比:1対1)を用いる以外は同様にして、下記の式に示
す構造を有する無色透明な樹脂(数平均分子量3200
0)からなるチップを得た。これよりプラスチックレン
ズの基材(複屈折:3nm)を作製し、基材の表裏両面
に実施例1におけると同じ反射防止膜を設けてプラスチ
ックレンズを作製した。
として実施例1で用いた2.3−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレ
ンと上記の式(IV)で示される化合物との混合物(モル
比:1対1)を用いる以外は同様にして、下記の式に示
す構造を有する無色透明な樹脂(数平均分子量3200
0)からなるチップを得た。これよりプラスチックレン
ズの基材(複屈折:3nm)を作製し、基材の表裏両面
に実施例1におけると同じ反射防止膜を設けてプラスチ
ックレンズを作製した。
【化16】 上記のプラスチックレンズを80℃、85%相対湿度の
環境下に2000時間放置したのち、外観検査、粘着テ
ープによる剥離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認
められなかった。
環境下に2000時間放置したのち、外観検査、粘着テ
ープによる剥離試験を行ったが、反射防止膜に損傷は認
められなかった。
【0022】比較例1 基材材料としてPMMA((株)クラレ製パラペットH
−1000)を用いて、実施例1と同様にして反射防止
膜を有するプラスチックレンズを作製した。上記プラス
チックレンズを80℃、85%相対湿度の環境下に20
00時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥
離試験を行ったが、反射防止膜にクラックが発生してお
り、粘着テープで一部が剥離した。 比較例2 基材材料として上記のPMMAを用いて、実施例2と同
様にして反射防止膜を有する回折格子を作製した。上記
回折格子を85℃、85%相対湿度の環境下に2000
時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥離試
験を行ったが、反射防止膜にクラックが発生しており、
粘着テープで一部が剥離した。
−1000)を用いて、実施例1と同様にして反射防止
膜を有するプラスチックレンズを作製した。上記プラス
チックレンズを80℃、85%相対湿度の環境下に20
00時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥
離試験を行ったが、反射防止膜にクラックが発生してお
り、粘着テープで一部が剥離した。 比較例2 基材材料として上記のPMMAを用いて、実施例2と同
様にして反射防止膜を有する回折格子を作製した。上記
回折格子を85℃、85%相対湿度の環境下に2000
時間放置したのち、外観検査、粘着テープによる剥離試
験を行ったが、反射防止膜にクラックが発生しており、
粘着テープで一部が剥離した。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、複屈折が小さく、反射
防止膜の密着性が高い光学部品が提供される。
防止膜の密着性が高い光学部品が提供される。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の一般式(I)ないし(III) 【化1】 でそれぞれ表される構造単位(I)ないし(III)から
なり、構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(I
I)のモル分率(y)及び構造単位(III)のモル分率
(z)の合計モル分率(y+z)と実質的に等しい樹脂
からなる基材の表面に反射防止膜が設けられていること
を特徴とする光学部品。 - 【請求項2】 下記の一般式(I)及び(II) 【化2】 でそれぞれ表される構造単位(I)及び(II)からな
り、構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(II)
のモル分率(y)と実質的に等しい樹脂からなる基材の
表面に反射防止膜が設けられていることを特徴とする光
学部品。 - 【請求項3】 下記の一般式(I)及び(III) 【化3】 でそれぞれ表される構造単位(I)及び(III)からな
り、構造単位(I)のモル分率(x)が構造単位(II
I)のモル分率(z)と実質的に等しい樹脂からなる基
材の表面に反射防止膜が設けられていることを特徴とす
る光学部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218652A JPH0643302A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 光学部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4218652A JPH0643302A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 光学部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643302A true JPH0643302A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16723308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4218652A Pending JPH0643302A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 光学部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643302A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5884549A (en) * | 1996-08-13 | 1999-03-23 | Smc Kabushiki Kaisha | Linear actuator |
| WO2021200952A1 (ja) | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 三菱ケミカル株式会社 | カーボネート結合を有する熱可塑性樹脂 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218652A patent/JPH0643302A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5884549A (en) * | 1996-08-13 | 1999-03-23 | Smc Kabushiki Kaisha | Linear actuator |
| WO2021200952A1 (ja) | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 三菱ケミカル株式会社 | カーボネート結合を有する熱可塑性樹脂 |
| EP4400490A2 (en) | 2020-03-31 | 2024-07-17 | Mitsubishi Chemical Corporation | Thermoplastic resin having carbonate bond |
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