JPH0643659B2 - エフアールピープレス成形用コンティニュアスストランドマット - Google Patents
エフアールピープレス成形用コンティニュアスストランドマットInfo
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- JPH0643659B2 JPH0643659B2 JP62077467A JP7746787A JPH0643659B2 JP H0643659 B2 JPH0643659 B2 JP H0643659B2 JP 62077467 A JP62077467 A JP 62077467A JP 7746787 A JP7746787 A JP 7746787A JP H0643659 B2 JPH0643659 B2 JP H0643659B2
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業の利用分野) 本発明は、エフアールピープレス成形用コンティニュア
スストランドマットに関するものである。
スストランドマットに関するものである。
(従来の技術) 構造体パネル又は腰板パネルのようなFRP(エフアー
ルピー)製品をプレス成形法によって製造する場合、下
型上にガラス繊維マットを載置し、マットに液状の熱硬
化性樹脂を注ぎ、下型と雌雄対をなす上型を降下せしめ
てマットを型で挾圧加熱し、樹脂を硬化せしめる。
ルピー)製品をプレス成形法によって製造する場合、下
型上にガラス繊維マットを載置し、マットに液状の熱硬
化性樹脂を注ぎ、下型と雌雄対をなす上型を降下せしめ
てマットを型で挾圧加熱し、樹脂を硬化せしめる。
ガラス繊維マットとしてはCSM(コンティニュアスス
トランドマット)、CM(チヨップストランドマット)
等が広く使用される。
トランドマット)、CM(チヨップストランドマット)
等が広く使用される。
(発明が解決しようとする問題点) 均質な所定強度を有するFRP成形品を得るためには、
ガラス繊維マットと液状の樹脂の分布、即ち両者の割
合、(或はガラス繊維の含有割合、GCと呼ぶ)を設計
値(或は所望値)に保つ必要がある。
ガラス繊維マットと液状の樹脂の分布、即ち両者の割
合、(或はガラス繊維の含有割合、GCと呼ぶ)を設計
値(或は所望値)に保つ必要がある。
GCにバラツキが生じ、GCの少ない箇所或は樹脂の含
有不良の箇所が生ずると成形品が不均一となり所定強度
が得られない、通常GCは成形品全体に亘って一定とす
る。部分的に強度を大きくする必要があるときには、G
Cをこの部分だけ、他の部分に比し大とすることもある
が、この場合でも所定範囲内のGCは一定とする必要が
ある。
有不良の箇所が生ずると成形品が不均一となり所定強度
が得られない、通常GCは成形品全体に亘って一定とす
る。部分的に強度を大きくする必要があるときには、G
Cをこの部分だけ、他の部分に比し大とすることもある
が、この場合でも所定範囲内のGCは一定とする必要が
ある。
下型の全面を覆って均質にガラス繊維マットを載置し、
樹脂を均質に注ぎ、ガラス繊維マットがずれない様に上
型を降下させ、ついで型を加熱することはGCを均一と
するのに有効であるが、この様な方法は手間を必要と
し、又成型所要時間が大となり生産能率が低下するので
実際的ではなく、工業生産において次のような方法が採
用される。
樹脂を均質に注ぎ、ガラス繊維マットがずれない様に上
型を降下させ、ついで型を加熱することはGCを均一と
するのに有効であるが、この様な方法は手間を必要と
し、又成型所要時間が大となり生産能率が低下するので
実際的ではなく、工業生産において次のような方法が採
用される。
ガラス繊維マットで予め加熱してある下型を覆い、この
ほぼ中央部に所定量の液状樹脂を注ぎ、予め加熱してあ
る上型を急速に降下させ、上型の下降によって生ずる圧
力によって樹脂を流動させて、ガラス繊維マット全体に
行き亘らせて硬化させる。
ほぼ中央部に所定量の液状樹脂を注ぎ、予め加熱してあ
る上型を急速に降下させ、上型の下降によって生ずる圧
力によって樹脂を流動させて、ガラス繊維マット全体に
行き亘らせて硬化させる。
この方法においては、型は予め加熱してあるので、ガラ
ス繊維マットに注がれた樹脂の粘度は急速に上昇し、樹
脂が充分行き亘らない部分、或は樹脂が全く行き亘らな
い部分を生じたりすることが多く、又ガラス繊維マット
が急速に降下する上型によって移動して裂け目を生じた
り、マットを構成するガラス繊維束が移動して分布が不
均一となったり、或は型の移動方向に沿った方向に配列
されて、これに直向する方向の強度が低下したりするこ
とも有り、均質なFRP成形品の得られないことが屡々
生じ、歩留り低下の原因となる。
ス繊維マットに注がれた樹脂の粘度は急速に上昇し、樹
脂が充分行き亘らない部分、或は樹脂が全く行き亘らな
い部分を生じたりすることが多く、又ガラス繊維マット
が急速に降下する上型によって移動して裂け目を生じた
り、マットを構成するガラス繊維束が移動して分布が不
均一となったり、或は型の移動方向に沿った方向に配列
されて、これに直向する方向の強度が低下したりするこ
とも有り、均質なFRP成形品の得られないことが屡々
生じ、歩留り低下の原因となる。
このような問題点を解消するためには、次のような性質
を有するガラス繊維マットが要望される。
を有するガラス繊維マットが要望される。
(1)ガラス繊維マットに注がれた液状樹脂の流れに対
する抵抗が少なく、樹脂が滲み込み易いこと。(wet th
ruが良好なこと。) wet thruが悪いと、樹脂がマット全体に行き亘る迄に樹
脂粘度が上昇し、樹脂分布が付近一となる。
する抵抗が少なく、樹脂が滲み込み易いこと。(wet th
ruが良好なこと。) wet thruが悪いと、樹脂がマット全体に行き亘る迄に樹
脂粘度が上昇し、樹脂分布が付近一となる。
(2)マットを構成するガラス繊維束の厚み方向の分布
にムラが生じたり、或は上型の下降に伴ってガラス繊維
束の位置がずれたり、マットに裂け目が生じたり、或は
ガラス繊維束の型の移動方向に一方向に配列されたりす
ることのないようガラス繊維束同志が強固に結合されて
いること。
にムラが生じたり、或は上型の下降に伴ってガラス繊維
束の位置がずれたり、マットに裂け目が生じたり、或は
ガラス繊維束の型の移動方向に一方向に配列されたりす
ることのないようガラス繊維束同志が強固に結合されて
いること。
このようなマットとしては、CSMが適当であり、9〜
27μのガラス繊維に集束剤を、固型分として0.1〜
1.5wt%附与して、20〜100本集束してなり、
1,000m当りの重量が3〜145grである長尺の
ガラス繊維束が湾曲した形状をなしてマット状に堆積せ
しめられており、ガラス繊維束同志はその交点において
2〜6wt%の結合剤で互いに結合されており、且つそ
の無荷重時の厚みが3.5〜6.5mm/450gr/
m240gr/m2の荷重を与えた時の厚みが1.5〜
3.5mm/450gr/m2であるCSMを用いるこ
とにより特に好適な結果を得られることを見出し特許出
願を行なった。
27μのガラス繊維に集束剤を、固型分として0.1〜
1.5wt%附与して、20〜100本集束してなり、
1,000m当りの重量が3〜145grである長尺の
ガラス繊維束が湾曲した形状をなしてマット状に堆積せ
しめられており、ガラス繊維束同志はその交点において
2〜6wt%の結合剤で互いに結合されており、且つそ
の無荷重時の厚みが3.5〜6.5mm/450gr/
m240gr/m2の荷重を与えた時の厚みが1.5〜
3.5mm/450gr/m2であるCSMを用いるこ
とにより特に好適な結果を得られることを見出し特許出
願を行なった。
CSMは、ブッシングから引出したガラス繊維に集束剤
を附与して集束してガラス繊維束となし、このガラス繊
維束を回転する円筒表面に接触させて引張り、移動する
コンベア上にランダムに湾曲した形状をなして落下、堆
積せしめることによって好適に製造できる。
を附与して集束してガラス繊維束となし、このガラス繊
維束を回転する円筒表面に接触させて引張り、移動する
コンベア上にランダムに湾曲した形状をなして落下、堆
積せしめることによって好適に製造できる。
或は、ケーキから引出したガラス繊維束を用いて上述の
方法で製造されたものと類似したコンティニアスストラ
ンドマットを製造できる。これらのCSMは、CSMを
構成するガラス繊維束がプレス成形時に移動しないよう
に固定する必要があり、結合剤を附与してガラス繊維束
同志を結合する必要がある。
方法で製造されたものと類似したコンティニアスストラ
ンドマットを製造できる。これらのCSMは、CSMを
構成するガラス繊維束がプレス成形時に移動しないよう
に固定する必要があり、結合剤を附与してガラス繊維束
同志を結合する必要がある。
CSMで補強すべき熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリ
エステル樹脂が最も広く使用される。結合剤としては、
不飽和ポリエステル樹脂中に含まれるスチレンによって
結合力が低下しないアルキッド樹脂を好適に用いること
ができる。
エステル樹脂が最も広く使用される。結合剤としては、
不飽和ポリエステル樹脂中に含まれるスチレンによって
結合力が低下しないアルキッド樹脂を好適に用いること
ができる。
このような結合剤を、湾曲した形状をなしてマット状に
堆積せしめられている長尺のガラス繊維束に附与し、加
熱効果せしめる。加熱は、所定温度に保たれた加熱炉中
を通過せしめることによって連続的に行なうのが実際的
であるが、生産能率を向上させるためには硬化速度が速
く、しかも上述した諸特性を満足する結合剤が要望され
る。
堆積せしめられている長尺のガラス繊維束に附与し、加
熱効果せしめる。加熱は、所定温度に保たれた加熱炉中
を通過せしめることによって連続的に行なうのが実際的
であるが、生産能率を向上させるためには硬化速度が速
く、しかも上述した諸特性を満足する結合剤が要望され
る。
本発明は前述した従来技術の問題点を解消し、エフアー
ルピープレス成形用として好適なCSMを提供するため
の新たな提案である。
ルピープレス成形用として好適なCSMを提供するため
の新たな提案である。
[発明の構成] (問題点を解決する為の手段) 本発明は、前述した問題点を解決すべくなされたもので
あり、スチレンに不溶性の集束剤で集束したガラス繊維
束が湾曲した形状をなして堆積せしめられており、且つ
このガラス繊維束同志がフマール酸又はマレイン酸とエ
チレングリコールの反応生成物を主体とする高不飽和度
のアルキッド樹脂粉末よりなる結合剤で結合されている
ことを特徴とするエフアールピープレス成形用コンティ
ニュアスストランドマットに関するものである。
あり、スチレンに不溶性の集束剤で集束したガラス繊維
束が湾曲した形状をなして堆積せしめられており、且つ
このガラス繊維束同志がフマール酸又はマレイン酸とエ
チレングリコールの反応生成物を主体とする高不飽和度
のアルキッド樹脂粉末よりなる結合剤で結合されている
ことを特徴とするエフアールピープレス成形用コンティ
ニュアスストランドマットに関するものである。
次に本発明を更に具体的に説明する。
ブッシングから引出したガラス繊維に集束剤を附与して
集束し、移動するコンベア上に湾曲した形状をなして落
下せしめ、マット状に堆積せしめる。このためのマット
製造装置としては、実公昭43−234号公報記載のも
のを好適に使用することができ、ガラス繊維束を湾曲し
た形状をなして均一に分布せしめることができる。
集束し、移動するコンベア上に湾曲した形状をなして落
下せしめ、マット状に堆積せしめる。このためのマット
製造装置としては、実公昭43−234号公報記載のも
のを好適に使用することができ、ガラス繊維束を湾曲し
た形状をなして均一に分布せしめることができる。
本発明においては、スチレンに不溶性の集束剤で集束し
たガラス繊維束を使用する。ここにスチレン不溶性と
は、ガラス繊維束をスチレン中に30秒間浸漬し、指で
つまんでも繊維束が崩れないことを云う。
たガラス繊維束を使用する。ここにスチレン不溶性と
は、ガラス繊維束をスチレン中に30秒間浸漬し、指で
つまんでも繊維束が崩れないことを云う。
このような繊維束を使用したマットはwet thruが良好で
あることが判明した。
あることが判明した。
ガラス繊維の太さ(直径)は、9〜27μ、好ましくは
13〜23μ、集束本数は、20〜100本、好ましく
は30〜70本、繊維束の1,000m当りの重量(g
r)(以下texという)は、3〜145、好ましく
は、7〜75、集束剤の附与量は、固型分として、0.
1〜1.5wt%、好ましくは0.5〜1wt%とする
ので適当である。
13〜23μ、集束本数は、20〜100本、好ましく
は30〜70本、繊維束の1,000m当りの重量(g
r)(以下texという)は、3〜145、好ましく
は、7〜75、集束剤の附与量は、固型分として、0.
1〜1.5wt%、好ましくは0.5〜1wt%とする
ので適当である。
ガラス繊維集束剤としては、シランカップリング剤、フ
ィルムフォーマー、潤滑剤を含有する溶液が好適に使用
でき、公知の方法で附与される。
ィルムフォーマー、潤滑剤を含有する溶液が好適に使用
でき、公知の方法で附与される。
フィルムフォーマーとして、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂などを使
用することにより、本発明に好適なスチレンに不溶性の
集束剤を得ることができる。
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂などを使
用することにより、本発明に好適なスチレンに不溶性の
集束剤を得ることができる。
シランカップリング剤としては、アクリルシラン(A1
74 商品名)が、フィルムフォーマーとしては、不飽
和ポリエステル樹脂が、潤滑剤としては、アーコ185
が特に好適である。
74 商品名)が、フィルムフォーマーとしては、不飽
和ポリエステル樹脂が、潤滑剤としては、アーコ185
が特に好適である。
上述したマットに結合剤を附与する。
本発明においては、繊維束結合剤としてフマール酸又は
マレイン酸とエチレングリコールの反応生成物たる高不
飽和度のアルキッド樹脂(以下本結合剤という)粉末を
使用する。
マレイン酸とエチレングリコールの反応生成物たる高不
飽和度のアルキッド樹脂(以下本結合剤という)粉末を
使用する。
本結合剤は、硬化速度が大きく、又スチレンにより結合
力が低下することもなく、プレス成形中ガラス繊維束の
位置がずれないよう固定することができる。
力が低下することもなく、プレス成形中ガラス繊維束の
位置がずれないよう固定することができる。
なお、この樹脂粉末には、0.2〜1.5wt%程度の
BPOのような過酸化物を添加しておくのが好ましく、
硬化速度を一層大とすることができる。
BPOのような過酸化物を添加しておくのが好ましく、
硬化速度を一層大とすることができる。
本結合剤は、不飽和二塩基酸であるフマール酸又はマレ
イン酸とエチレングリコールの反応生成物よりなるた
め、不飽和二塩基酸および飽和二塩基酸を併用しグリコ
ールと反応させた反応生成物である”不飽和アルキッド
樹脂”、或は”不飽和ポリエステル樹脂”に比し、不飽
和度が極めて大きい。FRP用の不飽和ポリエステル樹
脂の不飽和度を1とすると本結合剤は2倍以上の不飽和
度を有している。
イン酸とエチレングリコールの反応生成物よりなるた
め、不飽和二塩基酸および飽和二塩基酸を併用しグリコ
ールと反応させた反応生成物である”不飽和アルキッド
樹脂”、或は”不飽和ポリエステル樹脂”に比し、不飽
和度が極めて大きい。FRP用の不飽和ポリエステル樹
脂の不飽和度を1とすると本結合剤は2倍以上の不飽和
度を有している。
なお、マレイン酸はフマール酸の異性体である。マレイ
ン酸とエチレングリコールの反応生成物を主体とする結
合剤は、実施例で用いられているフマール酸とエチレン
グリコールの反応生成物を主体とする結合剤と同一の性
質を有し、両者の効果は同一である。
ン酸とエチレングリコールの反応生成物を主体とする結
合剤は、実施例で用いられているフマール酸とエチレン
グリコールの反応生成物を主体とする結合剤と同一の性
質を有し、両者の効果は同一である。
結合剤附与の方法に特に限定はないが、50〜200メ
ツシュの本結合剤粉末を、水で湿潤したマット上面に落
下させることにより好適な結果をうることができる。
ツシュの本結合剤粉末を、水で湿潤したマット上面に落
下させることにより好適な結果をうることができる。
本結合剤粉末は、ガラス繊維束同志の交点に特に多量に
附着し、後述するように、本結合剤粉末を附与したマッ
トを加熱することによって硬化し、ガラス繊維束同志
を、その交点において結合する。
附着し、後述するように、本結合剤粉末を附与したマッ
トを加熱することによって硬化し、ガラス繊維束同志
を、その交点において結合する。
本結合剤の附与量は、2〜6wt%望ましくは、3〜5
wt%とするのが適当である。
wt%とするのが適当である。
この量があまり少ないと、ガラス繊維同志の結合が不充
分となってプレス成形時にガラス繊維束の位置がずれ、
得られるFRP成形品が不均一となり易い。
分となってプレス成形時にガラス繊維束の位置がずれ、
得られるFRP成形品が不均一となり易い。
又、この量があまり多いと、FRP成形品の表面に結合
剤に起因する斑点が発生し易い。
剤に起因する斑点が発生し易い。
本結合剤を附与したガラス繊維マットを、加熱炉に連続
的に送り、加熱炉中をマットが通過する間に、マットを
加熱し、結合剤を硬化させる。
的に送り、加熱炉中をマットが通過する間に、マットを
加熱し、結合剤を硬化させる。
加熱温度、加熱時間は、相関聨して定められるが、25
0〜350℃において0.5〜1min程度であり、成
形用不飽和ポリエステル樹脂を使用した場合に比し、硬
化時間を1/2程度に短縮することができる。
0〜350℃において0.5〜1min程度であり、成
形用不飽和ポリエステル樹脂を使用した場合に比し、硬
化時間を1/2程度に短縮することができる。
又、本発明の結合剤は粉末状であるため、液状の成形用
不飽和ポリエステルを使用した場合のように繊維束表面
に結合剤被膜が形成され、このためFPRの白化現象を
生じ、或は樹脂の含浸不良を生ずることもない。
不飽和ポリエステルを使用した場合のように繊維束表面
に結合剤被膜が形成され、このためFPRの白化現象を
生じ、或は樹脂の含浸不良を生ずることもない。
単位面積当り所定の重量を有するマットの厚みは、主と
してガラス繊維の太さ、集束本数、tex、ガラス繊維
束に結合剤を附与して加熱するときの条件によって定ま
る。例えばtexが小さい場合、マットが嵩高となり、
厚みが大となる傾向を有する。又、加熱時にマットをロ
ールで挟圧することによりマットの厚みを小とすること
ができる。又加熱時にマットの下面から熱風を吹付ける
ことにより、マットの厚みを大とすることができる。
してガラス繊維の太さ、集束本数、tex、ガラス繊維
束に結合剤を附与して加熱するときの条件によって定ま
る。例えばtexが小さい場合、マットが嵩高となり、
厚みが大となる傾向を有する。又、加熱時にマットをロ
ールで挟圧することによりマットの厚みを小とすること
ができる。又加熱時にマットの下面から熱風を吹付ける
ことにより、マットの厚みを大とすることができる。
このような条件を適宜選択し、マットの厚みを3.5〜
6.5mm/450gr/m2とするのが特に好まし
く、wet thruを良好とすることができる。
6.5mm/450gr/m2とするのが特に好まし
く、wet thruを良好とすることができる。
(実施例) 太さ18μのガラス繊維に、不飽和ポリエステル樹脂エ
マルジョンを3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシ
プロピルトリメトキシシランを0.2wt%、潤滑剤と
してアーコ185を0.1wt%含有する集束剤を、固
形分として、0.35wt%附与して、40本集束して
なる連続したガラス繊維束を、連続的に移動するコンベ
ア上に、450gr/m2の割合で落下させ、マット状
に堆積させた。
マルジョンを3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシ
プロピルトリメトキシシランを0.2wt%、潤滑剤と
してアーコ185を0.1wt%含有する集束剤を、固
形分として、0.35wt%附与して、40本集束して
なる連続したガラス繊維束を、連続的に移動するコンベ
ア上に、450gr/m2の割合で落下させ、マット状
に堆積させた。
結合剤としてフマール酸とエチレングリコールの反応生
成物を主体とする高不飽和度のアルキッド樹脂の50〜
200メッシュの粉末(BPO粉末1%添加)を使用
し、このマットに、3.5wt%附与して加熱し、長尺
の26texのガラス繊維束が湾曲した形状をなしてお
り、互いにその交点において結合されている、厚み5.
8mmのマットを得た。
成物を主体とする高不飽和度のアルキッド樹脂の50〜
200メッシュの粉末(BPO粉末1%添加)を使用
し、このマットに、3.5wt%附与して加熱し、長尺
の26texのガラス繊維束が湾曲した形状をなしてお
り、互いにその交点において結合されている、厚み5.
8mmのマットを得た。
加熱時間は、280℃〜300℃で0.5〜1minで
あり、加熱時間を約45%に短縮することができた。
あり、加熱時間を約45%に短縮することができた。
このマット製造に用いられた集束剤はスチレンに不溶性
であり、又このマットのwet thruは良好であり、以下述
べるように不飽和ポリエステル樹脂を注いだ場合、樹脂
をマット中に均一に分布させることができた。
であり、又このマットのwet thruは良好であり、以下述
べるように不飽和ポリエステル樹脂を注いだ場合、樹脂
をマット中に均一に分布させることができた。
大きさ、100cm×100cmの上記マットを、8
枚、115℃に保たれた下型上に重ね、不飽和ポリエス
テル樹脂を注ぎ、120℃に保たれた上型を下降させ、
その温度に10分間加熱し、8mm厚のFRPを得た。
成型中ガラス繊維束のずれが生じることもなく、均質な
FRPが得られた。このFRPの曲げ強度は19.5K
g/mm2、引張り強度は9.7Kg/mm2であっ
た。又、パネルに欠点はまったく発生しなかった。
枚、115℃に保たれた下型上に重ね、不飽和ポリエス
テル樹脂を注ぎ、120℃に保たれた上型を下降させ、
その温度に10分間加熱し、8mm厚のFRPを得た。
成型中ガラス繊維束のずれが生じることもなく、均質な
FRPが得られた。このFRPの曲げ強度は19.5K
g/mm2、引張り強度は9.7Kg/mm2であっ
た。又、パネルに欠点はまったく発生しなかった。
(比較例1、集束剤、結合剤共に本願発明の構成要件を
充たさない例) 実施例の集束剤に代え、酢酸ビニル樹脂エマルジョンを
3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシプロピルトリ
メトキシシランを0.2wt%、潤滑剤としてアーコ1
85を0.1wt%含有する集束剤を使用し、又結合剤
としてフマール酸とフタル酸の等モル混合物とプロピレ
ングリコールの反応生成物を使用した以外実施例と同一
条件で実験を行った。結果は次の通りであった。
充たさない例) 実施例の集束剤に代え、酢酸ビニル樹脂エマルジョンを
3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシプロピルトリ
メトキシシランを0.2wt%、潤滑剤としてアーコ1
85を0.1wt%含有する集束剤を使用し、又結合剤
としてフマール酸とフタル酸の等モル混合物とプロピレ
ングリコールの反応生成物を使用した以外実施例と同一
条件で実験を行った。結果は次の通りであった。
なお、比較例1で使用された集束剤はスチレン不溶性で
はなく、wet thruは良好ではなく、マットに樹脂を含有
させた場合、樹脂の含浸は不均一であった。
はなく、wet thruは良好ではなく、マットに樹脂を含有
させた場合、樹脂の含浸は不均一であった。
又、得られたマットの厚みは3.8mmであり、このマ
ットを得るための加熱所要時間は実施例の加熱時間の約
2.2倍であった。
ットを得るための加熱所要時間は実施例の加熱時間の約
2.2倍であった。
FRP成形中、ガラス繊維束のずれが多発し、均質なF
RPを得ることはできなかった。
RPを得ることはできなかった。
FRPの曲げ強度は14.2Kg/mm2、引張り強度
は6.1Kg/mm2であり、FRPには成形用樹脂の
未含浸部分が生じ、かつガラス繊維のずれに起因するそ
りも発生し、不合格品発生率は80%であった。
は6.1Kg/mm2であり、FRPには成形用樹脂の
未含浸部分が生じ、かつガラス繊維のずれに起因するそ
りも発生し、不合格品発生率は80%であった。
(比較例2、結合剤のみ本願発明の構成要件を充たさな
い例) 実施例の結合剤に代え、フマール酸とフタル酸の等モル
混合物とプロピレングリコールの反応生成物を使用した
以外実施例と同一の条件で実験例を行った。結果は次の
通りであった。
い例) 実施例の結合剤に代え、フマール酸とフタル酸の等モル
混合物とプロピレングリコールの反応生成物を使用した
以外実施例と同一の条件で実験例を行った。結果は次の
通りであった。
得られたマットの厚みは4.3mmであり、このマット
を得るための加熱所要時間は実施例の加熱所要時間の約
2.2倍であった。
を得るための加熱所要時間は実施例の加熱所要時間の約
2.2倍であった。
比較例2のマットはwet thruは良好であり、樹脂の含浸
は均一に行なわれたが、FRP成型中、ガラス繊維束の
ずれが多発し、均質なFRPを得ることはできなかっ
た。
は均一に行なわれたが、FRP成型中、ガラス繊維束の
ずれが多発し、均質なFRPを得ることはできなかっ
た。
得られたFRPの曲げ強度は15.3Kg/mm2、引
張り強度は6.5Kg/mm2であり、FRPにはガラ
ス繊維のずれに起因するそりが発生し、不合格品発生率
は50%であった。
張り強度は6.5Kg/mm2であり、FRPにはガラ
ス繊維のずれに起因するそりが発生し、不合格品発生率
は50%であった。
(比較例3、集束剤のみ本願発明の構成要件を充たさな
い例) 実施例の集束剤に代え酢酸ビニル樹脂エマルジョンを
3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシプロピルトリ
メトキシシランを0.2wt%、潤滑剤としてアーコ1
85を0.1wt%含有する集束剤を使用した以外実施
例と同一条件で実験を行った。結果は次の通りであっ
た。
い例) 実施例の集束剤に代え酢酸ビニル樹脂エマルジョンを
3.4wt%、ガンマメタアクリロオキシプロピルトリ
メトキシシランを0.2wt%、潤滑剤としてアーコ1
85を0.1wt%含有する集束剤を使用した以外実施
例と同一条件で実験を行った。結果は次の通りであっ
た。
なお、比較例3で使用された集束剤はスチレン不溶性で
はなく、wet thruは良好ではなく、マットに樹脂を含浸
させた場合の含浸は不均一であり、均質なFRPを得る
ことはできなかった。
はなく、wet thruは良好ではなく、マットに樹脂を含浸
させた場合の含浸は不均一であり、均質なFRPを得る
ことはできなかった。
得られたマットの厚みは5.3mmであり、このマット
を得るための加熱所要時間は実施例の加熱所要時間とほ
ぼ同一であった。
を得るための加熱所要時間は実施例の加熱所要時間とほ
ぼ同一であった。
得られたFRPの曲げ強度は14.9Kg/mm2、引
張り強度は6.3Kg/mm2であり、FRPには成形
用樹脂の未含浸部分が生じ、不合格発生率は50%であ
った。
張り強度は6.3Kg/mm2であり、FRPには成形
用樹脂の未含浸部分が生じ、不合格発生率は50%であ
った。
なお、上述の実施例、比較例のデータをまとめれば別表
の通りとなる。
の通りとなる。
(発明の効果) wet thruが良好であり、プレス成形に際し、マットを構
成する繊維束が移動することなく、均質な、強度の大き
いFRPを良好な収率で生産することができる。又結合
剤の硬化速度が大きく、マットの生産性を向上させるこ
とができる。
成する繊維束が移動することなく、均質な、強度の大き
いFRPを良好な収率で生産することができる。又結合
剤の硬化速度が大きく、マットの生産性を向上させるこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】スチレンに不溶性の集束剤で集束した長尺
ガラス繊維束が湾曲した形状をなして堆積せしめられて
おり、且つこのガラス繊維束同志がフマール酸又はマレ
イン酸とエチレングリコールの反応生成物を主体とする
高不飽和度のアルキッド樹脂粉末よりなる結合剤で結合
されていることを特徴とするエフアールピープレス成形
用コンティニュアスストランドマット。 - 【請求項2】ガラス繊維束は直径9〜27μのガラス繊
維に集束剤を固型分として0.1〜1.5wt%附与集
束したものであり、且つ1,000m当りの重量が3〜
145grであり、又マットの厚みは3.5〜6.5m
m/450gr/m2である特許請求の範囲第1項記載
のエフアールピープレス成形用コンティニアスストラン
ドマット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62077467A JPH0643659B2 (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | エフアールピープレス成形用コンティニュアスストランドマット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62077467A JPH0643659B2 (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | エフアールピープレス成形用コンティニュアスストランドマット |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3308280A Division JPH069796A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | コンティニュアスストランドマット用繊維束結合剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63249757A JPS63249757A (ja) | 1988-10-17 |
| JPH0643659B2 true JPH0643659B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=13634792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62077467A Expired - Lifetime JPH0643659B2 (ja) | 1987-04-01 | 1987-04-01 | エフアールピープレス成形用コンティニュアスストランドマット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643659B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57183459A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-11 | Asahi Fibreglass Co | Glass fiber unit for reinforcing urethane |
| JPS5876565A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-09 | 旭フアイバ−グラス株式会社 | 補強用マツト及び補強用マツトの製造方法 |
-
1987
- 1987-04-01 JP JP62077467A patent/JPH0643659B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63249757A (ja) | 1988-10-17 |
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Legal Events
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