JPH0643699A - 熱硬化型非水系樹脂分散液及び熱硬化型液体現像剤 - Google Patents

熱硬化型非水系樹脂分散液及び熱硬化型液体現像剤

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JPH0643699A
JPH0643699A JP4199637A JP19963792A JPH0643699A JP H0643699 A JPH0643699 A JP H0643699A JP 4199637 A JP4199637 A JP 4199637A JP 19963792 A JP19963792 A JP 19963792A JP H0643699 A JPH0643699 A JP H0643699A
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JP
Japan
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thermosetting
dispersant
aqueous
liquid
resin
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Application number
JP4199637A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yanagida
泰夫 柳田
Miyuki Saito
みゆき 斉藤
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 着色剤、定着剤及び分散剤を含有する着色粒
子を非水系溶媒に分散してなる着色粒子分散液及び、架
橋剤及び分散剤を含有する架橋剤粒子を非水系溶媒に分
散して成る架橋剤粒子分散液から成る熱硬化型非水系樹
脂分散液及び熱硬化型液体現像剤において、定着剤が特
定のグリシジル基を有する樹脂であり、分散剤が特定の
非水系溶媒に不溶性の非水分散樹脂である着色粒子分散
液であり、架橋剤が多塩基酸及び多価アミンから成る熱
硬化型非水系樹脂分散液及び熱硬化型液体現像剤。 【効果】 本発明の熱硬化型非水系樹脂分散液及び現像
剤は、通常のボールミル、アトライター等の混練機を使
用せずに容易に製造できるため、製造工程を大幅に短縮
することができる。更に、特定の架橋剤粒子分散液を使
用し、加熱によって容易に三次元化するので、OPC製
版機に用いられている液体現像剤として使用することに
よって、分散安定性、再分散性、定着性及び耐摩耗性が
著しく改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インキ、塗料、接着剤
あるいは、静電潜像現像用液体現像剤及び電子写真方式
により平版印刷版を作製する際に使用される非水系樹脂
分散液及び液体現像剤に関し、更に詳しくは、分散安定
性、再分散性、定着性及び耐摩耗性を改良した熱硬化型
非水系樹脂分散液及び熱硬化型液体現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真を利用した製版法において感光
体として酸化亜鉛又は硫化カドミウムのような無機光導
電体粉末やフタロシアニンのような有機光導電体粉末を
適当な結着剤中に分散し、紙又はフィルム又はアルミニ
ウム板上に塗布した感光体を用いる事が知られている。
上記感光体にコロナ帯電→露光→トナー現像を行い、非
画像部は親水化処理をして印刷版が作製される。
【0003】また、本出願人は導電性被転写基材上にコ
ロナ帯電→露光→トナー現像されたトナー像を砂目立し
たアルミ板に直接的に転写して印刷版を作製する方法を
特開昭60−19158号公報で提案した。
【0004】これら、印刷製版法で使用する液体現像剤
としては、種々の公知のものが使用されてきたが、印刷
版を作製する際には分散安定性、再分散性、定着性、耐
摩耗性、また必要に応じて転写性、エッチング液に対す
るレジスト性の優れた液体現像剤を使用することが特に
必要である。
【0005】そこで、本発明者らは特開昭63−966
68号公報において分散安定性、再分散性、定着性、耐
摩耗性、転写性、エッチングレジスト性に優れた電子写
真用液体現像剤を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記特開昭63−96668号公報で提案
した液体現像剤の改良にあり、特に分散安定性、再分散
性、定着性、耐摩耗性において、更に優れた液体現像剤
を構成する非水系樹脂分散液を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、(I)(A)着色剤、定着剤及び分散
剤を含有する着色粒子を非水系溶媒に分散して成る着色
粒子分散液及び(B)架橋剤及び分散剤を含有する架橋
剤粒子を非水系溶媒に分散して成る架橋剤粒子分散液か
ら成る熱硬化型非水系樹脂分散液において、(1)定着
剤がグリシジル基を含有する樹脂であり、(2)分散剤
が非水系溶媒に不溶性の非水分散性樹脂である着色粒子
分散液であり、(3)架橋剤が多塩基酸及び/又は多価
アミンであることを特徴とする熱硬化型非水系樹脂分散
液、及び(II)(A)着色剤、定着剤及び分散剤を含有
する着色粒子を電気絶縁性担体液に分散して成る着色粒
子分散液及び(B)架橋剤及び分散剤を含有する架橋剤
粒子を電気絶縁性担体液に分散して成る架橋剤粒子分散
液から成る熱硬化型液体現像剤において、(1)定着剤
がグリシジル基を含有する樹脂であり、(2)分散剤が
電気絶縁性担体液に不溶性の非水分散性樹脂である着色
粒子分散液であり、(3)架橋剤が多塩基酸及び/又は
多価アミンであることを特徴とする熱硬化型液体現像剤
を提供する。
【0008】本発明で使用する定着剤は、グリシジル基
を有するエポキシ樹脂又はアクリル樹脂を使用する事に
特徴がある。
【0009】グリシジル基を有するエポキシ樹脂は、例
えば、大日本インキ化学工業社製の「エピクロン105
0」、「エピクロン4055」、「エピクロン705
0」、シェル化学社製の「エピコート1001」、「エ
ピコート1004」、「エピコート1007」等が挙げ
られる。
【0010】定着剤として使用するアクリル樹脂は、例
えば、(1)グリシジル(メタ)アクリレートの如きグ
リシジル基を有するビニルモノマーと、(2)(a)メ
チル(メタ)アクリレート又はスチレン及び/又は
(b)炭素原子数2〜18のアルコール残基を有する
(メタ)アクリレートと、更に必要に応じて(3)他の
共重合可能なビニルモノマーとを常法によって共重合さ
せることによって得られる樹脂が挙げられる。
【0011】本発明で使用する架橋剤は、架橋剤粒子分
散液の製造時に使用され、本発明の非水系樹脂分散液の
製造時に着色粒子分散液と混合することによって熱硬化
型非水系樹脂分散液を製造することができる。
【0012】架橋剤としては多塩基酸及び/又は多価ア
ミンを使用することができる。多塩基酸としては、例え
ば、(無水)マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シト
ラコン酸、イタコン酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデ
カン二酸、ダイマー酸、テトラヒドロフタル酸、(無
水)フタル酸、イソフタル酸、(無水)トリメリット
酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸及びそれらの誘導
体等が挙げられる。多価アミンとしては、例えば、ジエ
チレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ビス−アミノプロピルピペラジン、ト
リメチルヘキサメチレンジアミン、3,3’−ジメチル
4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソホロ
ンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン(メ
チレンジアニリン)、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジア
ミン、2,4−トルイレンジアミン、メタキシレンジア
ミン及びそれらの誘導体等が挙げられる。
【0013】本発明で使用する分散剤は、非水系溶媒に
不溶性の樹脂であれば公知の非水系樹脂分散液を使用す
ることができ、例えば、本出願人が(1)特公平2−4
1749号公報において、トナー粒子の樹脂溶出性、転
写性、クリーニング性及び分散安定性の改良された液体
現像剤として提案した分子全体として担体液に不溶性の
非ゲル状のグラフト重合体、(2)特公平3−7297
6号公報において、長時間の使用又は長時間の保存後に
おいても良好な分散安定性及び良好な画像濃度を保持し
うる液体現像剤として提案したイソシアネート基と反応
しうる活性水素原子を有するビニル重合体をポリイソシ
アネート化合物で架橋してなる担体液に可溶性の架橋重
合体と分子鎖相互の縺れによって架橋重合体に捕捉され
た担体液に不溶性のビニル重合体からなる縺鎖状重合
体、(3)特開昭63−208866号公報において提
案した架橋反応性官能基を分子側鎖中に有するビニル重
合体を架橋してなる担体液に可溶性の架橋重合体と、分
子中に塩基性窒素原子又はアミド基を有するビニルモノ
マーと酢酸ビニルモノマーとを共重合して得られる前記
担体液に不溶性のビニル共重合体からなり、前記担体液
に不溶性のビニル共重合体は、分子鎖相互の縺れによっ
て前記架橋重合体に捕捉されてなる縺鎖状重合体、
(4)特開平3−9369号公報において提案した担体
液に可溶性の特定の共重合体の中で酢酸ビニルモノマー
を主成分とするビニルモノマーを重合してなる分子鎖相
互の縺れによって捕捉された担体液に不溶性の縺鎖状共
重合体等が挙げられる。
【0014】分散剤の使用量は、着色剤又は架橋剤1重
量当り0、5〜99重量の範囲が好ましい。
【0015】本発明で使用する着色剤としては、特に制
限がなく、従来公知の各種染料及び/又は顔料を使用す
ることができ、使用量は非水系着色樹脂分散液の着色を
視認できる量であれば良く、例えば、カーボンブラッ
ク、スピリットブラック、アニリンブラック、オイルブ
ラック、ニグロシン、ウールブラック、ブルーブラック
E、アルカリブルー、フタロシアニンブルー、オイルブ
ルー、アシッドブルー、ジアニジンブルー、ピクトリア
ブルー、メチレンブルー、クリソイジン、スータンバイ
オレット、クリスタルバイオレット、オイルバイオレッ
ト、メチルバイオレット、フタロシアニングリーン、ア
シッドブラックグリーン、マラカイトグリーン、サフラ
ニン、ブリリアントカーミン6B、ローダミン6G、フ
ァーストレッド、オイルレッド、コンゴーレッド、オー
ラミン、ローダミンB、バリウムレッド2B、カルシウ
ムレッド2B、ストロンチウムレッド、マンガンレッド
2B、バリウムソールレッド、カルシウムレッド52、
レーキレッドC、ホルマルーンL−58、ブリリアント
カーミン3B、ブリリアントスカーレットG、キナクリ
ドンマゼンタ、ビスマルクブラウン、ベンジジンイエロ
ー、ハンザイエロー、ファーストイエローG、ファース
トイエロー10G、ジスアゾイエローAAA、ジスアゾ
イエローAAMX、ジスアゾイエローAAOT、ジスア
ゾイエローAADA等が挙げられる。
【0016】これらの市販品としては、例えば、日本化
薬社製のカヤセットイエローA−G、カヤセットレッド
B、カヤセットブルーFB、カヤセットイエローE−5
G、カヤセットイエローE−3GL、カヤセットイエロ
ーE−HGL、カヤセロンレッドE−GL、カヤセロン
レッドE−BF、カヤセロンレッドE−2BL、カヤセ
ロンブルーE−2BL、カヤセロンブルーE−BR、カ
ヤセロンブルーE−BG、カヤセロンブルーE−5G、
カヤセロントルキーズブルーE−GL、カヤセロンネイ
ビーブルーE−EX、カヤセロンブラックE−EX、カ
ヤロンブリリアントフラビンGL−SF、カヤロンブリ
リアントフラビンFG−S、カヤロンライトイエロー5
GS、カヤロンイエローHGL−SF、カヤロンイエロ
ーYL−SE、カヤロンイエロー4R−E、カヤロンイ
エローPAL−E、カヤロンレッドBR−S、カヤロン
レッドAD−S、カヤロンレッドTL−SF、カヤロン
レッドBL−E4L−SF、カヤロンレッドPAL−
E、カヤロンブルー3R−SF、カヤロンブルーCR−
E200、カヤロンブルー2R−SF、カヤロンブルー
GR−E、カヤロンブルーEBL−E、カヤロンブルー
PAL−E、カヤロンブリリアンブルーFR−S、カヤ
ロンブリリアンブルーF2B−S、カヤロントルキーズ
ブルーGL−S200、カヤロンネイビーブルーGX−
SF200、カヤロンブラックS200、カヤロンブラ
ックBR−SF、カヤロンブラックEX−SF200;
住友化学社製のスミカロンブリリアントフラビンS−1
0G、スミカロンイエローSE−5G、スミカロンイエ
ローSE−3GLconc.、スミカロンイエローSE
−RPD、スミカロンイエローE−RPD、スミカロン
イエローS−R、スミカロンイエローS−RPD、スミ
カロンオレンジSE−RPD、スミカロンオレンジS−
R、スミカロンレッドE−3BR、スミカロンレッドS
−BDF、スミカロンレッドE−RPD、スミカロンレ
ッドE−FBL、スミカロンレッドS−BLF、スミカ
ロンレッドS−RPD、スミカロンレッドS−BF、ス
ミカロンブルーS−3RF、スミカロンブルーE−GR
L、スミカロンブルーSE−RF、スミカロンブルーE
−R、スミカロンブルーE−BL、スミカロンブルーE
−FBL、スミカロンブルーE−RPD、スミカロンブ
ルーS−BG、スミカロンブルーSE−RPD、スミカ
ロンブラックS−BL、スミカロンブラックE−B
(N)等が挙げられる。
【0017】本発明で使用する非水系溶媒としては、例
えば、n−ヘキサン、n−ペンタン、n−オクタン、n
−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン
のほか、市販品ではエクソン社製の「アイソパーG」、
「アイソパーH」、「アイソパーK」、「アイソパー
L」、「アイソパーM」の如き、68〜250℃の温度
範囲に沸点を有し、 且つ109Ω・cm以上の体積比抵
抗と3未満の誘電率を有する各種炭化水素系溶媒の如き
電気絶縁性担体液又はトルエン、キシレンの如き芳香族
炭化水素系溶媒、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノンの如きケトン系溶媒、エチルアルコール、プロピ
ルアルコールの如きアルコール系溶媒及び酢酸エチル、
酢酸ブチルの如きエステル系溶媒等が挙げられる。特に
沸点が100〜200℃の範囲にある溶媒、例えば、
「アイソパーG]、「アイソパーH]が好ましい。
【0018】架橋剤粒子分散液の使用割合は、着色粒子
分散液中に含まれるグリシジル基1当量当り0.5〜2
当量の範囲が好ましい。
【0019】本発明の熱硬化型非水系樹脂分散液は、着
色剤、定着剤及び分散剤を含有する着色粒子を分散して
なる着色粒子分散液と、更に、必要に応じてワックス、
界面活性剤の如き助剤等を添加して不揮発分が20重量
%以上になるように非水系溶媒を調節して添加し、常温
又は定着剤樹脂又は架橋剤の溶融する温度以上で分散撹
拌機などを用いて撹拌混合することによって製造するこ
とができる。
【0020】本発明の熱硬化型液体現像剤は、非水系溶
媒として電気絶縁性担体液を使用した本発明の上記熱硬
化型非水系樹脂分散液に、必要に応じて電荷制御剤、ワ
ックス、界面活性剤等の助剤を添加し、電気絶縁性担体
液で不揮発分が0.1〜2%程度となるように希釈して
混合撹拌することによって平均粒子径が0.1〜5.0
ミクロンの熱硬化型液体現像剤を容易に製造することが
できる。
【0021】電荷制御剤としては、例えば、ナフテン酸
金属塩、ステアリン酸金属塩、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸金属塩、ジオクチルスルホコハク酸金属塩であり、
金属がLi、Ca、Ba、Zr、Mn、Co、Ni、C
u、Zn、Cd、Al、PtCr等である電荷制御剤が
挙げられる。
【0022】ワックスとしては、例えば、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、エチレン共重合体、プロピレン共重合体等が挙げら
れる
【0023】界面活性剤としては、例えば、各種カチオ
ン型、アニオン型、ノニオン型の界面活性剤等が挙げら
れる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に従って更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例中、「部」及び「%」は各々『重量部』及
び『重量%』を表わす。
【0025】(着色定着剤粒子の製造) (製造例P) 「エルフテックス8」 20部 (キャボット社製カーボンブラック) 「スピリットブラック」 5部 (オリエント化学社製着色剤) 「エピコート1004」 50部 (シェル石油社製エポキシ樹脂) 「エピコート1007」 15部 (シェル石油社製エポキシ樹脂) 「AC−680ワックス」 10部 (アライドケミカル社製)
【0026】上記混合物を加圧ニーダー溶融混練後冷却
し、ジェットミルで粉砕して黒色粒子を得た。
【0027】(分散剤の製造) 分散剤A 「アイソパーH」(エクソン化学社製脂肪族炭化水素溶
剤)150部、メタクリル酸メチル15部及びメタクリ
ル酸−2−エチルヘキシル85部を還流冷却器付の硝子
容器に仕込み、内容物を撹拌しながら80℃に加熱した
後、同温度に保ちながら、過酸化ベンゾイル0.5部を
加え、6時間反応させた。更に、90℃で2時間反応を
続けた。冷却後、内容物を取り出して、粘度が30スト
ークスである粘調な重合体を得た。
【0028】前記重合体131部を、前記と同様の反応
容器に仕込み、更に「アイソパーG」152部、酢酸ビ
ニル40部、N−ビニルピロリドン5部及びアゾビスイ
ソブチロニトリル0.45部を加え、80℃に昇温し、
80℃で6時間反応させて、不揮発分30%の白色の分
散液を得た。このようにして得られた分散液を「分散剤
A」とした。
【0029】分散剤B メタクリル酸ラウリル30.0部、メタクリル酸ブチル
22.0部、アクリル酸ブチル46.6部、メタクリル
酸ヒドロキシプロピル0.4部、メタクリル酸1.0
部、「パーブチルD」(日本油脂社製重合触媒)1.0
部及び「アイソパーG」(エクソン化学社製 脂肪族炭
化水素溶剤)100部を窒素ガス導入管、撹拌機及び冷
却管のついた反応容器に仕込んで120℃に昇温し、1
20℃で8時間反応させて不揮発分48.8%、平均分
子量220,000の重合物を得た。
【0030】次に、温度を70℃に下げ、イソホロンジ
イソシアネート0.62部、オクチル酸第一錫0.05
重量及び「アイソパーG」0.6部を加え、70℃で4
時間ウレタン化反応を行なった後、冷却して、不揮発分
48.6%、NCO分0.6%のイソシアネート基を含
有する中間体の溶液を得た。
【0031】前記中間体の溶液106部を、前記と同様
の反応容器に仕込み、更に「アイソパーG」180部、
メタクリル酸ヒドロキシプロピル0.4部、メタクリル
酸メチル46.1部及びアゾビスイソブチロニトリル
0.25部を加え、80℃に昇温し、80℃で5時間反
応させて、不揮発分29.2%、NCO分0%のグラフ
ト重合体の溶液を得た。このグラフト重合体は、第1の
高分子鎖と第2の高分子鎖とが1分子当り約6個のウレ
タン結合により結合した白色のラテックスであった。こ
のようにして得られた白色のラテックスを「分散剤B」
とした。
【0032】分散剤C メタクリル酸ラウリル80部、メタクリル酸−2−ヒド
ロキシエチル10部、N−ビニルピロリドン10部、ジ
−tert−ブチルパーオキサイド1部及び「アイソパー
G」148部を、窒素ガス導入管、撹拌機及び冷却管の
ついた反応容器に仕込み、130℃に昇温し、130℃
にて6時間反応させて第1重合体の溶液を得た。次に、
温度を80℃に下げ、イソホロンジイソシアネート1.
5部、ジラウリル酸ジ−n−ブチル錫0.03部及び
「アイソパーG」2部を加え、80℃で2時間ウレタン
化反応を行なった後、冷却し、不揮発分38.2%の架
橋重合体の溶液を得た。
【0033】前記架橋重合体131部を前記と同様の反
応容器に仕込み、さらに「アイソパーG」152部、メ
タクリル酸−2−ヒドロキシプロピル5部、メタクリル
酸メチル40部、フタル酸−β−メタクリロキシエチル
5部及びアゾビスイソブチロニトリル0.25部加えた
後、80℃に昇温し、80℃で6時間反応させて、不揮
発分30%の白色の分散液を得た。このようにして得ら
れた分散液を「分散剤C」とした。
【0034】(着色粒子分散液の製造) (製造例A) (製造例P)の黒色粒子 90部 (分散剤A)の分散剤 33部 「アイソパーG」 127部
【0035】上記混合物を容量500mlのビーカーに仕
込み、分散攪拌機(T.K.AUTO HOMO MI
XER;特殊機化工業社製)を用いて、室温で3時間攪
拌して、平均粒子径が1.8ミクロンの黒色粒子分散液
(CP−1)を得た。
【0036】(製造例B) 「ファインディックA−211」 65部 (大日本インキ化学工業(株)製アクリル樹脂) 「エルフテックス8」 5部 (キャボット社製カーボンブラック) (分散剤B)の分散剤 100部 「アイソパーG」 80部
【0037】上記混合物を(製造例A)と同様に混合し
て平均粒子径が0.7ミクロンの黒色粒子分散液(CP
−2)を得た。
【0038】(架橋剤粒子分散液の製造) (製造例1) ドデカン二酸 80部 (分散剤A)の分散剤 70部 「アイソパーG」 100部
【0039】上記混合物を(製造例A)と同様に混合し
て平均粒子径が0.74ミクロンの架橋剤粒子分散液
(CL−1)を得た。
【0040】(製造例2) ダイマー酸 35部 無水トリメリット酸 35部 (分散剤B)の分散剤 100部 「アイソパーG」 80部
【0041】上記混合物を(製造例A)と同様に混合し
て平均粒子径が0.92ミクロンの架橋剤粒子分散液
(CL−2)を得た。
【0042】(製造例3) パラ−フェニレンジアミン 60部 (分散剤C)の分散剤 130部 「アイソパーG」 60部
【0043】上記混合物を(製造例A)と同様に混合し
て平均粒子径が0.25ミクロンの架橋剤粒子分散液
(CL−3)を得た。
【0044】(製造例4) テトラエチレンペンタミン 70部 (分散剤A)の分散剤 100部 「アイソパーG] 80部
【0045】上記混合物を(製造例A)と同様に混合し
て平均粒子径が0.65ミクロンの架橋剤粒子分散液
(CL−4)を得た。
【0046】(実施例1)黒色粒子分散液(CP−1)
70部及び架橋剤粒子分散液(CL−1)30部を混合
して、熱硬化型非水系樹脂分散液(A)を得た。
【0047】上記分散液(A)をアルミ板に塗布し15
0℃で5分間乾燥させたところトルエン溶媒に不溶性の
樹脂塗膜が得られた。
【0048】(実施例2)黒色粒子分散液(CP−2)
60部及び架橋剤粒子分散液(CL−2)40部を(実
施例1)と同様に混合して、熱硬化型非水系樹脂分散液
(B)を得た。
【0049】上記分散液(B)を(実施例1)と同様に
試験した結果、耐トルエン性の良好な塗膜であった。
【0050】(実施例3)黒色粒子分散液(CP−1)
50部及び架橋剤粒子分散液(CL−3)50部を(実
施例1)と同様に混合して、熱硬化型非水系樹脂分散液
(C)を得た。
【0051】上記分散剤(C)を(実施例1)と同様に
試験した結果、耐トルエン性が良好であった。
【0052】(実施例4)黒色粒子分散液(CP−2)
40部及び架橋剤粒子分散液(CL−4)60部を(実
施例1)と同様に混合して、熱硬化型非水系樹脂分散液
(D)を得た。
【0053】上記分散剤(D)を(実施例1)と同様に
試験した結果、耐トルエン性が良好であった。
【0054】(実施例5)黒色粒子分散液(CP−1)
70部及び架橋剤粒子分散液(CL−1)30部を混合
して、熱硬化型液体現像剤(A)を得た。
【0055】上記液体現像剤(A)を大日本インキ化学
工業(株)製の製版装置[AZ−DTカメラ」及び版材
「DH−2005」とを用いて作製したトナー画像が未
硬化の印刷版を、硬化温度150℃で5分間トナー画像
を硬化させ、更にこの印刷版をケイ酸ソーダ及びカセイ
ソーダからなるアルカリ水溶液中に浸漬し、非画像部を
エッチングして親水化処理を施した。この印刷版をオフ
セットマスターとして、平版印刷機で印刷(インキ:
「プロアス墨」(大日本インキ化学工業(株)製))を行
い、線細り、版とび等が発生せずに原画に忠実な印刷物
が得られる印刷枚数をもって耐刷性の評価を行い、これ
を印刷版の耐摩耗性の評価とした結果、印刷枚数10万
枚以上で解像力は15〜17本/mmであった。
【0056】また、液体現像剤を室温で6ヶ月保存した
ところ、トナー粒子の凝集が無い分散安定性の優れてい
る熱硬化型液体現像剤であった。
【0057】(実施例6)黒色粒子分散液(CP−2)
60部及び架橋剤粒子分散液(CL−2)40部を(実
施例5)と同様に混合して、熱硬化型液体現像剤(B)
を得た。
【0058】上記液体現像剤(B)を(実施例5)と同
様に評価した結果、分散安定性、再分散性、定着性及び
耐摩耗性の良好な熱硬化型液体現像剤であった。
【0059】(実施例7)黒色粒子分散液(CP−1)
50部及び架橋剤粒子分散液(CL−3)50部を(実
施例5)と同様に混合して、熱硬化型液体現像剤(C)
を得た。
【0060】上記液体現像剤(C)を(実施例5)と同
様に評価した結果、分散安定性、再分散性、定着性及び
耐摩耗性の良好な熱硬化型液体現像剤であった。
【0061】(実施例8)黒色粒子分散液(CP−2)
40部及び架橋剤粒子分散液(CL−4)60部を(実
施例5)と同様に混合して、熱硬化型液体現像剤(D)
を得た。
【0062】上記液体現像剤(D)を(実施例5)と同
様に評価した結果、分散安定性、再分散性、定着性及び
耐摩耗性の良好な熱硬化型液体現像剤であった。
【0063】
【発明の効果】本発明の熱硬化型非水系樹脂分散液は、
グリシジル基を含有する樹脂と架橋剤を含んでいるた
め、加熱によって容易に三次元化するので、OPC製版
機に用いられる液体現像剤の構成成分として使用するこ
とによって、分散安定性、再分散性、定着性及び耐摩耗
性が著しく改良される。
【0064】また、本発明の熱硬化型非水系樹脂分散液
は、通常のボールミルやアトライターを使用せずに製造
することができるため、製造工程を大幅に短縮すること
ができる。
【0065】本発明の液体現像剤は、グリシジル基を含
有する樹脂と架橋剤を含んでいるため、静電潜像を現像
後、熱硬化させることによって版材に対して強固な定着
とインキや溶剤に対するレジスト性を得ることができ
る。従って、本発明の液体現像剤を用いて現像を行う
と、機械的強度の優れたトナー画像を形成できるので、
優れた耐摩耗性と耐エッチングレジスト性を有する印刷
版を提供することができる。
【0066】また、本発明の液体現像剤は、分散剤とし
て担体液に不溶性の非水分散性樹脂を用いるため、着色
剤や定着剤や架橋剤に対し強い吸着力と分散安定性を有
し、また、粒子径を5ミクロン以下に容易に小さくする
ことができるため、優れた長期保存安定性、再分散性と
高い解像力を有するものである。
【0067】このように優れた耐摩耗性、定着性、耐エ
ッチング性、分散安定性と高解像力を有する本発明の熱
硬化型液体現像剤は、種々の電子写真を利用した製版法
に使用される液体現像剤として好適である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)着色剤、定着剤及び分散剤を含有
    する着色粒子を非水系溶媒に分散して成る着色粒子分散
    液及び(B)架橋剤及び分散剤を含有する架橋剤粒子を
    非水系溶媒に分散して成る架橋剤粒子分散液から成る熱
    硬化型非水系樹脂分散液において、(1)定着剤がグリ
    シジル基を含有する樹脂であり、(2)分散剤が非水系
    溶媒に不溶性の非水分散性樹脂である着色粒子分散液で
    あり、(3)架橋剤が多塩基酸及び/又は多価アミンで
    あることを特徴とする熱硬化型非水系樹脂分散液。
  2. 【請求項2】 定着剤がグリシジル基を有するエポキシ
    樹脂又はアクリル樹脂である請求項1記載の熱硬化型非
    水系樹脂分散液。
  3. 【請求項3】 架橋剤が2個以上のカルボン酸及び/又
    はアミンを含有する化合物である請求項1記載の熱硬化
    型非水系樹脂分散液。
  4. 【請求項4】 (A)着色剤、定着剤及び分散剤を含有
    する着色粒子を電気絶縁性担体液に分散して成る着色粒
    子分散液及び(B)架橋剤及び分散剤を含有する架橋剤
    粒子を電気絶縁性担体液に分散して成る架橋剤粒子分散
    液から成る熱硬化型液体現像剤において、(1)定着剤
    がグリシジル基を含有する樹脂であり、(2)分散剤が
    電気絶縁性担体液に不溶性の非水分散性樹脂である着色
    粒子分散液であり、(3)架橋剤が多塩基酸及び/又は
    多価アミンであることを特徴とする熱硬化型液体現像
    剤。
  5. 【請求項5】 定着剤がグリシジル基を有するエポキシ
    樹脂又はアクリル樹脂である請求項4記載の熱硬化型液
    体現像剤。
  6. 【請求項6】 架橋剤が2個以上のカルボン酸及び/又
    はアミンを含有する化合物である請求項4記載の熱硬化
    型液体現像剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001001201A1 (de) * 1999-06-28 2001-01-04 Schott Glas Verfahren zum aufbringen einer beschichtung auf eine oberfläche eines werkstoffes
JP2010506235A (ja) * 2006-10-13 2010-02-25 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 不相溶性添加物を含む現像液
JP2016069530A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 理想科学工業株式会社 樹脂粒子分散体、インク及び印刷方法

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