JPH0643796A - 電子写真複写機用クリーニングブレードおよびその製造法ならびに該クリーニングブレードを備えたクリーニング装置 - Google Patents

電子写真複写機用クリーニングブレードおよびその製造法ならびに該クリーニングブレードを備えたクリーニング装置

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JPH0643796A
JPH0643796A JP19997892A JP19997892A JPH0643796A JP H0643796 A JPH0643796 A JP H0643796A JP 19997892 A JP19997892 A JP 19997892A JP 19997892 A JP19997892 A JP 19997892A JP H0643796 A JPH0643796 A JP H0643796A
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JP19997892A
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Atsushi Azuma
篤 東
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 電子写真複写機の感光体上の不要のトナーを
除去するためのブレード3の離型剤付着面5と、該ブレ
ードを電子写真複写機本体へ取り付けるための取付金具
2とが、室温で固化後反応硬化する接着剤層で接着され
てなる電子写真複写機用クリーニングブレード1、およ
びその製造法ならびに該クリーニングブレードを備えた
クリーニング装置。 【効果】 離型剤の付着しているブレード面と取付金具
とが強力に、高い位置精度で接着され、すぐれた耐久性
のクリーニング性能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機用クリー
ニングブレードおよびその製造法ならびに該クリーニン
グブレードを備えたクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機は、表面に光導電体層を
設けた感光体を有する。複写の際、この感光体の外周面
が一様に帯電せしめられ、ついで被複写体の被複写像を
介してその外周面を露光することにより、前記外周面上
に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーを付着
させてトナー像を形成し、これを複写紙などに転写する
ことにより複写が行なわれる。
【0003】前記複写後、感光体の外周上にはトナーが
一部残留するため、この残留トナーを除去する必要があ
る。この除去は、たとえば図1に示すようなクリーニン
グブレードにより行なわれている。図1中、1はクリー
ニングブレード、2は取付金具、3はブレード、4は取
付金具2にブレード3を取付けるための接着剤層であ
る。
【0004】取付金具2にブレード3を固定する方法と
して、たとえば粘着テープによる方法(特開昭61-13097
5 号公報)、瞬間接着剤による方法(特開昭63-269188
号公報)、ホットメルト接着剤による方法(特開昭61-1
45578 号公報)をはじめ、近年、重合可能なエチレン性
不飽和基を末端に2個以上有する不飽和ポリウレタン樹
脂の混合物を主成分とする接着剤を、放射線の照射およ
び/または熱により硬化させることによって接着する方
法も提案されている。(特開平1-129282号公報)。
【0005】しかしながら、粘着テープによる方法は、
高精度の初期固定を容易に行なえるが、取付金具とブレ
ードとの接着力が小さく、とくに高温時には接着強度が
低下するため、クリーニング性に問題が生じる。また、
瞬間接着剤による方法は、粘着テープのばあいと同様の
問題があるほか、耐衝撃性や、耐久性に劣るという問題
がある。さらに、ホットメルト接着剤による方法は、接
着固定が容易に行なえ、接着力は瞬間接着剤によるばあ
いより大きいが、接着力の温度依存性が大きい。さら
に、高温(130 〜180 ℃)で加圧融着を行なう必要があ
るため、ブレードの変形や劣化をおこすことがあり、ま
た冷却時の熱収縮によって歪みが生じる問題がある。ま
た、不飽和ポリウレタン樹脂の混合物を主成分とする接
着剤による方法のばあい、ラジカル反応によって硬化さ
せるため酸素の存在量によって硬化速度にばらつきが生
じ、えられるクリーニングブレードの性能にバラツキが
生じやすいという問題がある。
【0006】ところで、ブレードは、ウレタンエラスト
マーシートを所定の寸法に裁断することによりつくられ
ている。ウレタンエラストマーシートは、通常成形時に
金型面に離型剤を塗布した状態で成形されるが、この離
型剤は、ウレタンエラストマーシートに含浸されるた
め、たとえばトリクロロエチレンなどの溶剤でふき取っ
ても完全に除去することができず、ブレードには常に離
型剤が残存する。ブレードに離型剤が残存しているばあ
いには、取付金具が接着剤で十分に接着しないため、ブ
レードは離型剤が付着していない面で取付金具と接着さ
れている。
【0007】一般に、ブレードに取付金具を取付けたク
リーニングブレードの実施態様は図2〜5に示すごとく
4通り存在する。
【0008】図2〜5において、5は離型剤付着面を、
6は感光ドラムを、矢印はドラムの回転方向を示す。
【0009】離型剤が付着していない面に取付金具2が
接着された態様は、図3および4に示され、また、離型
剤付着面に取付金具2が接着された態様は図2および5
に示される。これらの図から明らかなように図3および
4で示される態様では、感光ドラム6の表面に押し付け
られているブレード3は、取付金具2から剥離する方向
に力が加わっている。一方図2および5で示される態様
のばあいは、ブレード3にかかる力は取付金具2の方
向、すなわち剥離とは反対の方向にむいている。したが
って安定したクリーニング性をえるには、図2および5
に示された態様のばあいのほうが有利なのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は電
子写真複写機用クリーニングブレードにおける前記従来
法の問題点を解決するためになされたものであり、ブレ
ードの離型剤付着面と取付金具との接着固定時の精度が
高く、充分な接着力、耐熱性および耐久性のあるクリー
ニング性能を兼ね備えた、電子写真複写機用クリーニン
グブレードおよびその製法ならびに該クリーニングブレ
ードを備えた電子写真複写機用クリーニング装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真複写
機の感光体上の不要のトナーを除去するためのブレード
の離型剤付着面と、該ブレードを電子写真複写機本体へ
取り付けるための取付金具とが、室温で固化後反応硬化
する接着剤層で接着されてなる電子写真複写機用クリー
ニングブレードに関する。
【0012】本発明はまた、電子写真複写機の感光体上
の不要のトナーを除去するブレードの離型剤付着面と、
該ブレードを電子写真複写機本体へ取り付ける取付金具
とが、室温で固化後、反応硬化する接着剤層で接着され
てなる電子写真複写機用クリーニングブレードを装着し
たことを特徴とするクリーニング装置に関する。
【0013】本発明はまた、電子写真複写機の感光体上
の不要のトナーを除去するブレードの離型剤付着面と、
該ブレードを電子写真複写機本体へ取り付ける取付金具
とを、室温で固化後、反応硬化する接着剤層で接着せし
めることを特徴とする電子写真複写機用クリーニングブ
レードの製造法に関する。
【0014】
【作用および実施例】本発明の電子写真複写機用クリー
ニングブレードは、ブレードの離型剤の付着している面
で該ブレードと取付金具とを、室温で固化後、反応硬化
する接着剤で一体化させたものである。
【0015】本発明に用いられる前記ブレードとして
は、従来クリーニングブレードに用いられているポリウ
レタンエラストマー(たとえばポリオールとしてポリエ
ステル系ポリオール、イソシアネートとして4,4′-
ジフェニルメタンジイソシアネート、硬化剤としてアル
コール系のものを用いたもの)などからなるブレードが
あげられる。かかるポリウレタンエラストマーからなる
ブレードは、耐摩耗性、機械的強度などにすぐれたもの
である。
【0016】また、後述のように、紫外線硬化性接着剤
などを用いるばあいには、透明で紫外線などを透過する
厚さのブレードを用いることが好ましい。
【0017】前記ポリウレタンエラストマーを成形する
には、一般にポリオールとイソシアネートとを反応させ
たプレポリマーに硬化剤を混合して、遠心成形機により
加熱硬化することにより行なうことができる。成形に際
しては成形体と金型とが接着するのを防ぎ、離型を容易
にするために離型剤を金型内にあらかじめ塗布する。な
お、えられた成形体の金型に接していた面には離型剤が
付着しており、たとえばトリクロロエチレンなどの溶剤
で拭ったとしても完全に除去することができない。前記
離型剤には通常ワックス系離型剤、フッ素型離型剤、シ
リコーン系離型剤などが用いられる。
【0018】本発明に用いられる前記取付金具として
は、一般にクリーニングブレードなどに用いられている
各種金属、プラスチック、セラミックスなどからなる取
付金具があげられるが、無処理の鋼板、リン酸亜鉛処理
やクロメート処理などの表面処理が施された鋼板、その
他メッキ処理が施された鋼板などからなる取付金具が、
経時変化、とくに腐蝕性の点から好ましい。
【0019】本発明における接着剤層に用いられる接着
剤はおよそ65℃以下で溶融し、50〜60℃程度に冷却する
と固化するが、固化直後は加熱すれば再び軟化する程度
にしか架橋反応が起こらず、30℃で6〜24時間経過後に
は架橋反応が進んで室温では充分な接着力を示すように
なり、さらに24〜48時間放置するとさらに架橋反応が進
んで、もはや加熱しても軟化しない耐熱性を示すような
性質を有するものである。
【0020】前記接着剤は、(A) 通常のホットメルト接
着剤に用いられているベースポリマー(A1)に、架橋反応
性を有する化合物(A2)を添加したもの、(B) 反応性の基
を有するベースポリマーまたは(C) 反応性の基を有しな
いベースポリマーに架橋性反応基を導入したものなどが
用いられる。
【0021】前記(A) のタイプの接着剤における、反応
性ホットメルト接着剤用ベースポリマー(A1)としては、
一般にエチレン- 酢酸ビニル系、たとえば低密度ポリエ
チレン、アタクチックポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン系、たとえばスチレン-イソプレン- スチレン(S
IS)、スチレン- ブタジエン- スチレン(SBS)、
スチレン- エチレン- ブタジエン- スチレン(SEB
S)などのブロック共重合ポリマー系、ブチルゴム系、
たとえば融点が50〜60℃程度のエステル系ポリオールと
イソシアネートとの反応生成物であるポリウレタンプレ
ポリマーなどのポリウレタン系、日立化成ポリマー
(株)製のハイボン4832、4830、4820、4860などの市販
品、たとえばダイマー酸を主成分とするポリアミド系、
たとえば東洋紡(株)製のポリエステル系樹脂(商品名
「バイロン」シリーズ)などのポリエステル系およびナ
イロン系などの樹脂があげられる。
【0022】前記架橋反応性を有する化合物(A2)として
は、湿気により架橋するウレタンプレポリマーや、たと
えばホットメルト性を有するベースポリマーであるスチ
レン- エチレン- ブタジエン- スチレン共重合体(SE
BS)に加水分解性シラン基を導入した化合物などの加
水分解性有機シラン化合物、紫外線、電子線を照射して
硬化させることができる両末端にアクリル性の二重結合
を有するポリエステル、ポリウレタン、エポキシ化合物
などが用いられる。
【0023】より具体的には湿気で硬化するものでは、
メチレンジイソシアネート、水素添加メチレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネートなどとそれらのポ
リオールとの反応生成物であるポリウレタンプレポリマ
ー、ポリマー中に−Si(OR)3 (Rはアルキル基を
表わす)を導入した化合物など、光硬化性のものではア
クリルエステル系モノマーなどがあげられる。
【0024】前記架橋反応性を有する化合物(A2)の配合
割合は、前記ベースポリマー(A1)100 部(重量部、以下
同様)に対して通常5〜200 部の範囲、好ましくは50〜
150 部程度である。架橋反応性を有する化合物の配合割
合が前記範囲を超えると反応硬化した接着剤層が硬くな
りすぎ接着力が低下することとなり、前記範囲未満では
架橋密度が小さくなりすぎ、耐熱性に劣る傾向がある。
【0025】前記反応性の基を有するベースポリマー
(B) はイシアネートなどの反応性の基を有するポリウレ
タンプレポリマーやポリプロピレングリコールの末端に
アルコキシシランを導入したポリマーであって、前者は
通常のポリウレタンプレポリマーと同様にイソシアネー
トとポリオールとの反応によりえられ、後者はポリプロ
ピレングリコールとアルコキシシラン化合物との反応に
よってえられる。
【0026】具体的にはポリウレタンプレポリマーとし
てはポリエステル系のもの、シラン化合物として鐘淵化
学工業(株)製、商品名「サイリル」などをあげること
ができる。
【0027】前記反応性の基を有しないベースポリマー
に架橋性反応基を導入したもの(C)は、前記ホットメ
ルト接着剤に用いられているベースポリマーに架橋性反
応基として、アルコキシシランなどを導入したもので、
それらの基を導入するには、たとえばエチレン− 酢酸
ビニル共重合体またはスチレン- エチレン- ブタジエン
-スチレン共重合体にビニルエトキシシランをグラフト
重合させるなどの方法が用いられる。
【0028】導入する架橋性反応基の量は該架橋性反応
基の反応性によっても異なるが、一般には1〜20%程度
が好ましい。
【0029】本発明に用いられる接着剤の軟化点は、ベ
ースポリマーの種類、添加される架橋反応性を有する化
合物などによって異なるが、本発明に好ましく用いられ
るものとしては120 ℃以下、さらには50〜120 ℃のもの
である。軟化点がかかる範囲を超えると弾性部材である
ブレードに加熱による変形が生じるおそれがあり、また
かかる範囲よりも低いばあいには室温で固化し難くなっ
て、取付金具へのブレードの位置精度の高い固定が困難
となる傾向がある。
【0030】前記接着剤は、架橋反応が生じたときにブ
レード材料と同程度の柔軟性を呈する弾性体になるもの
が望ましい。
【0031】また、本発明に用いられる接着剤層は、ブ
レードと取付金具との接着の際に前記室温で固化後反応
硬化する性質を損なわない限り、2種以上の接着剤を混
合使用したものでもよく、また複数層を積層接着しても
かまわない。前記2種以上の接着剤を混合使用するばあ
いは、少なくとも1種が前記(A) 、(B) および(C) のい
ずれかのタイプの接着剤であれば、その他はいかなる接
着剤から選択したものであってもかまわない。ただし2
層以上の積層接着のばあいには、ブレードの離型剤付着
面に直接接する接着剤層は前記(A) 、(B) および(C) の
3つのタイプの接着剤のいずれかが含まれていることが
必要である。
【0032】前記2種以上の接着剤成分を混合使用する
と、ブレードと取付金具のそれぞれの被着体に対し接着
性の良好な接着剤成分を混合することにより両被着体に
好適な設計ができ、かつ混合物にすることにより一剤と
なり、単純系となる。
【0033】また、複数層を積層接着すると、両被着体
に対し接着性の良好な接着剤成分を設定することによ
り、強力な接着力をうることができる。
【0034】前記接着剤には、たとえばタッキファイヤ
ー、ワックス、可塑剤、フィラー、老化防止剤などの通
常ホットメルト接着剤に用いられているその他の成分を
必要に応じて配合してもよい。
【0035】前記その他の成分の配合割合は、接着剤10
0 部に対して通常1〜100 部程度である。
【0036】前記ブレードと取付金具とを接着するに
は、まず接着剤を軟化点以上、120 ℃以下程度に加熱溶
融し、取付金具の接着面に均一な厚さとなるようにロー
ルコーターなどを用いて塗布したのち、塗布された接着
剤が冷却固化する前にブレードを規定の位置にはり合わ
せ、冷却させるか、あるいは取付金具に接着剤を塗布し
たのち接着剤を冷却固化し、ブレードをはり合わせ再び
加熱融着したのち冷却して固化することにより、従来の
ホットメルト接着剤に匹敵する室温での初期接着強度で
接着させることができる。この段階、すなわち固化直後
は加熱すれば再び軟化する程度にしか架橋反応は進行し
ていない。
【0037】前記塗布された接着剤の層の厚さは、剥離
接着力の点からは製品の規格内でできるだけ厚いほうが
好ましく、せん断接着力の点からは薄い方が好ましい。
かかる観点から、該厚さは、通常10〜100 μmの範囲内
にあることが好ましい。
【0038】前記ブレードと取付金具との貼り合わせ
は、1〜5kg/cm2 の圧力で圧接するなどして行なうの
が好ましい。
【0039】前記加熱融着手段としては熱板、超音波、
高周波などの手段が適宜選択して用いられる。また、弾
性部材からなるブレードに加熱による変形を生じさせず
に高精度の接着を行なうことができるという点から、取
付金具のみを加熱(80〜120℃)し、ブレードは加熱し
ないか強制冷却する方法をとるのが好ましい。
【0040】前記接着剤が湿気によって架橋反応が進行
する接着剤のばあいは、前記初期接着強度で接着したも
のを固化後、たとえば30℃の空気中、約6〜24時間放置
しておくと、室温での接着力は充分となり、さらに約24
〜48時間放置しておくと架橋反応が進行して、もはや加
熱しても軟化しない耐熱性を示すようになる。
【0041】前記架橋反応の機構は定かではないが、た
とえばイソシアネート化合物を含む接着剤のばあい、接
着剤中のイソシアネート基が空気中の水分によってカル
バミドを経てアミンとなり、さらに別のイソシアネート
基と反応することによって三次元構造のポリウレタンと
なって熱可塑性ポリウレタンから熱硬化性ポリウレタン
へと変化するものと考えられている。
【0042】一方架橋反応が電子線や紫外線照射によっ
て進行する接着剤を用いたばあいには、初期の接着強度
で接着したものを固化後、電子線または紫外線を照射す
ることにより、加熱しても軟化しない耐熱性を有するも
のとなる。
【0043】なお、接着剤を取付金具に塗布する前に、
必要に応じてあらかじめ取付金具の接着面にプライマー
処理を施してもよい。
【0044】プライマーの具体例としては、たとえばウ
レタン系、ポリエステル系、シラン系、ポリアミド系、
フェノール系などの樹脂あるいはシランカップリング剤
など通常金属に用いられるものがあげられ、これらの中
からブレードとの接着に用いられる接着剤の材質に応じ
て適宜選択される。
【0045】プライマーを塗布するばあいは、ブラシ、
スポンジローラーなどを具備した塗布機を使用して厚さ
10〜100 μm程度になるように均一に塗布して乾燥すれ
ばよい。
【0046】本発明のクリーニングブレードは、ホット
メルト接着剤を使用する従来のクリーニングブレードよ
りも低い温度で接着してえられるので、ブレードへの熱
による影響が最小限におさえられ、変形などが防がれ、
かつ位置精度が高く、充分強い接着力を有するものであ
る。しかも、湿気によって架橋反応する接着剤を使用し
たばあいには、ブレードを接着し冷却したのち、特別の
操作なしで架橋反応を進めることができるため、作業効
率もよく、しかも前記架橋反応した接着剤は熱によって
も再溶融しないので、耐熱性、耐久性にもすぐれたもの
となる。
【0047】本発明のクリーニングブレードは取付金具
で本体に取り付け、感光体表面にクリーニングブレード
のエッヂを圧接するこにより、該表面の余分のトナーを
除去する電子写真複写機用のクリーニング装置を構成す
る。
【0048】該クリーニング装置を備えた電子写真複写
機用は、機械のコンパクト化、高速化に伴って高温(50
〜60℃)になってもすぐれた耐久力を有している。
【0049】以下に実施例をあげて本発明を説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
【0050】実施例1および2 リン酸塩処理された鉄板(新日本製鉄(株)製、商品
名:ボンデ鋼板)を用いて製造した取付金具を溶剤(ト
リクロロエチレン)で洗浄した。
【0051】取付金具の接着面に、表1に示す接着剤を
80℃に加熱溶融し、ロールコーターを用いて厚さが約10
0 μmとなるように塗布した。つぎに塗布した接着剤が
固化する前に、前記接着剤を塗布した取付金具の接着面
の所定の位置に、硬度がJISA で78度のポリウレタンエ
ラストマーから作った厚さ2mmのブレードの、離型剤が
付着した面を溶剤(トリクロロエチレン)で洗浄したの
ち、約1kg/cm2 の圧力で圧接し、冷却固化後圧力を開
放し、30℃、湿度60%で3日間放置した。
【0052】なお、ここで用いたブレードは以下の手順
にて作製したものを用いた。
【0053】ポリエステルポリオールと4,4′- ジフ
ェニルメタンジイソシアネートとを反応させてえられ
る、イソシアネート(NCO)基含量6.2 %(重量%、
以下同様)のプレポリマーに架橋剤として1,4- ブタ
ンジオールおよびトリメチロールプロパンを、イソシア
ネート(NCO)基/水酸(OH)基比=0.72の比率で
混合した。
【0054】混合したウレタン材料を成形後、110 ℃の
オーブンに16時間放置してアフターキュアをおこなっ
た。そののち室温で4日間熟成してから所定の寸法に切
断し、ウレタン片ブレードとした。
【0055】なお、実施例で用いた反応性ウレタン接着
剤および室温硬化型エポキシ接着剤ならびに比較例で使
用した従来型の接着剤の表1中の各略号は以下のとおり
である。
【0056】A1:ポリウレタンプレポリマー、ポリエ
ステルポリオールとイソシアネートからなるポリウレタ
ンプレポリマーを主成分とするもの。
【0057】日立化成ポリマー(株)製、商品名、ハイ
ボン4832 A2:ポリウレタンプレポリマー、ポリエステルポリオ
ールとイソシアネートからなるポリウレタンプレポリマ
ーを主成分とするもの。
【0058】日立化成ポリマー(株)製、商品名、ハイ
ボン4830 A3:ポリウレタンプレポリマー、ポリエステルポリオ
ールとイソシアネートからなるポリウレタンプレポリマ
ーを主成分とするもの。
【0059】日立化成ポリマー(株)製、商品名、ハイ
ボン4860 A4:エポキシ系弾性接着剤(室温硬化型)エポキシ化
合物およびポリプロピレングリコールの末端にアルコキ
シシリル基を有するポリマーを主成分とする湿気硬化型
接着剤。
【0060】セメダイン(株)製、商品名、EP- 00
1 B:シアノアクリレート系瞬間接着剤 東亜合成化学工業(株)製、商品名、アロンアルファー
401 C:両面接着テープ 日東電工(株)製、製品番号 No.500 D:主成分が反応基を含まない熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマー含有ウレタン系ホットメルト接着剤 武田薬品工業(株)製、商品名、タケメルトXM205
L 実施例1および2でえられたクリーニングブレードにつ
いて、その接着力、耐久性をつぎのようにして調べた。
【0061】[接着力]図6において、取付金具2を固
定し、ブレード3の先端部をエアーチャックで保持して
矢印の方向に引張り、90°剥離強度を0℃、25℃、60℃
の雰囲気中で測定した。引張速度は30mm/分とした。
【0062】[耐久性]市販の乾式普通紙電子写真複写
機にクリーニングブレードを装着し、雰囲気温度25℃ま
たは50℃で繰り返して画像複写してブレードの接着強度
の寿命を調べ、画像に黒点や、クリーニング不良による
黒すじが生じない状態で複写することができる枚数を数
えた。その結果を表1に示す。
【0063】実施例3 取付金具とブレードは実施例1と同様のものを用い、表
1に示す接着剤を80℃に加熱溶融し、ロールコーターに
よりそれぞれの被着体面に厚さが約50μmとなるよう塗
布した。つぎに接着剤が固化する前に、それぞれの被着
体の接着剤どうしをはり合せ、約1kg/cm2 で圧着し、
冷却後圧力を開放した。それ以外は実施例1と同様に行
なった。その結果を表1に示す。
【0064】実施例4 表1に示した接着剤を用いたほかは実施例1と同様に行
なった。
【0065】ここで混合接着剤は60℃で所定の材料を混
合することにより調整した。結果を表1に示す。
【0066】比較例1 取付金具とブレードには実施例1で用いたものと同一の
ものを用い、表1に示す瞬間接着剤を取付金具に厚さが
約20μmになるように塗布後、ただちにブレードの離型
剤付着面を貼り付け、3kg/cm2 の圧力で1分間加圧保
持し、えられたクリーニングブレードの接着力と耐久性
を調べた。結果を表1に示す。
【0067】比較例2 取付金具とブレードは実施例1と同一のものを使用し、
粘着テープを取付金具に貼り付け、その上からブレード
の離型剤付着面を貼り付け、3kg/cm2 の圧力で1分間
加圧保持し、えられたクリーニングブレードの接着力と
耐久性を調べた。結果を表1に示す。
【0068】比較例3 取付金具とブレードは実施例1と同一のものを使用し、
表1に示すホットメルト接着剤(フィルム状、幅5mm、
厚さ100 μm)を取付金具の接着面に仮止めし、その上
からブレードの離型剤付着面を貼り付け、3kg/cm2
圧力で1分間加圧保持し、高周波により150 〜160 ℃で
1分間加熱後、冷却した。えられたクリーニングブレー
ドの接着力と耐久性を調べた。結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】表1の結果から、本発明のクリーニングブ
レードは離型剤の付着している側のブレードと取付金具
との接着において、従来の方法によってえられたものに
比べて、接着力が強く、耐久性、とくに従来品にくらべ
て高温での耐久性にすぐれていることがわかる。
【0071】
【発明の効果】本発明のクリーニングブレードは離型剤
の付着しているブレード面と取付金具とが高い位置精度
で強力に接着され、クリーニングにすぐれた耐久性を示
す。また、該クリーニングブレードを装着したクリーニ
ング装置は、高速化、コンパクト化による高温の環境下
でも耐久性にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニングブレードの斜視図である。
【図2】感光ドラムへクリーニングブレードを取り付け
る図である。
【図3】感光ドラムへクリーニングブレードを取り付け
る図である。
【図4】感光ドラムへクリーニングブレードを取り付け
る図である。
【図5】感光ドラムへクリーニングブレードを取り付け
る図である。
【図6】ブレードと取付金具との接着力の試験方法の説
明図である。
【符号の説明】
1 クリーニングブレード 2 取付金具 3 ブレード 4 接着剤層 5 離型剤付着面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真複写機の感光体上の不要のトナ
    ーを除去するためのブレードの離型剤付着面と、該ブレ
    ードを電子写真複写機本体へ取り付けるための取付金具
    とが、室温で固化後反応硬化する接着剤層で接着されて
    なる電子写真複写機用クリーニングブレード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の室温で固化後反応硬化す
    る接着剤層がエチレン- 酢酸ビニル共重合体、オレフィ
    ン系ポリマー、スチレン- イソプレン- スチレン共重合
    体、スチレン- ブタジエン- スチレン共重合体、スチレ
    ン- エチレン- ブタジエン- スチレン共重合体、ブチル
    ゴム、ポリウレタン、ポリアミドおよびポリエステルか
    らなる群から選ばれた1種以上の合計 100重量部に対し
    て5〜200重量部の湿気硬化性ウレタンプレポリマー、
    イソシアネート化合物、加水分解性有機シラン化合物お
    よび両末端にアクリル性2重結合を有するポリエステ
    ル、ポリウレタン、エポキシ化合物からなる群から選ば
    れた1種以上の化合物を含むものである請求項1記載の
    電子写真複写機用クリーニングブレード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の室温で固化後反応硬化す
    る接着剤層が複数層からなり、取付金具に接する接着剤
    層が少なくとも1種の表面改質するための金属用プライ
    マーを含む層からなるものである請求項1または2記載
    の電子写真複写機用クリーニングブレード。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブレードがポリウレタン
    エラストマーからなるものである請求項1記載の電子写
    真複写機用クリーニングブレード。
  5. 【請求項5】 電子写真複写機の感光体上の不要のトナ
    ーを除去するブレードの離型剤付着面と、該ブレードを
    電子写真複写機本体へ取り付ける取付金具とが、室温で
    固化後、反応硬化する接着剤層で接着されてなる電子写
    真複写機用クリーニングブレードを装着したことを特徴
    とするクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 電子写真複写機の感光体上の不要のトナ
    ーを除去するブレードの離型剤付着面と、該ブレードを
    電子写真複写機本体へ取り付ける取付金具とを、室温で
    固化後、反応硬化する接着剤層で接着せしめることを特
    徴とする電子写真複写機用クリーニングブレードの製造
    法。
JP19997892A 1992-07-27 1992-07-27 電子写真複写機用クリーニングブレードおよびその製造法ならびに該クリーニングブレードを備えたクリーニング装置 Pending JPH0643796A (ja)

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