JPH06440B2 - ペン昇降制御装置 - Google Patents

ペン昇降制御装置

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JPH06440B2
JPH06440B2 JP2469885A JP2469885A JPH06440B2 JP H06440 B2 JPH06440 B2 JP H06440B2 JP 2469885 A JP2469885 A JP 2469885A JP 2469885 A JP2469885 A JP 2469885A JP H06440 B2 JPH06440 B2 JP H06440B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動製図機やX−Yプロッタ等の自動筆記装
置における筆記ヘッドに設けられたペン等を筆記面に対
して略垂直上下方向に駆動するためのペン昇降制御装置
に関し、特に、ペン先端が筆記面に当接するときの衝撃
を緩和させ得るようなペン昇降制御装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動製図機、自動作画機、X−Yプロッタ、X
−Yレコーダ等の自動筆記装置においては、ペン等の筆
記具を筆記面に対して垂直方向に上下動させて、いわゆ
るペンアップ、ペンダウン動作(ペン昇降動作)を行な
うとともに、上記筆記具を筆記面上で例えばX,Yの2
次元方向に相対移動させることにより、筆記動作を行な
わせている。すなわち、ペンアップ状態でペンを筆記開
始位置に移動させ、ペンダウン動作によってペン先端を
筆記面に当接させるとともに適正な筆圧を印加した状態
で筆記すべき所望の軌跡に沿ってペン(あるいは筆記面
側)を相対的に移動させ、筆記終了位置でペンアップ動
作によりペン先端を筆記面より浮上離隔させる、という
一連の動作を繰り返すことにより、所望の記号、図形等
を筆記面上に描くわけである。
ここで、上記ペン昇降動作は、一般にソレノイドプラン
ジャにより行なわれており、ソレノイド電流の通電、遮
断に応じてペンがダウン、アップ動作するようになって
いる。この場合、ソレノイドの通電時にペンダウン動作
を行なわせる対応関係とすることが、電源オフ時にペン
アップ状態で保持される点からも好ましい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このようなペンのアップ・ダウン動作、特に
ダウン動作時には、ペン先端が筆記面に衝突するため、
このときの衝撃による悪影響、例えば衝撃音発生、ペン
寿命の低下、筆記面となる紙の破損等が生じ、特に、数
字、アルファベット、漢字等を多く筆記する場合や、筆
記速度が高速の場合には、単位時間当りのペンのアップ
・ダウン回数が多く、上記ダウン動作時のペン先端での
衝撃発生は大きな問題となっている。
特に、上記筆記ヘッドのペンが、鉛筆の芯を用いるよう
ないわゆるシャープペンシルタイプの筆記具である場合
には、上記ペンダウン時の衝撃により芯が折れるおそれ
があり、何らかの衝撃緩和対策が必要とされるのみなら
ず、筆記時の筆圧としてはインクタイプのペンよりも一
般に大きな筆圧が必要とされ、この筆圧をペンダウン後
に直ちに印加するように制御しなければならない。
このため、ペン昇降信号の入力に応じてペンが急速に降
下しかつ筆記面への着地がソフトに行なわれるように
し、ペンが筆記面に着地した後は、所定の適正筆圧を印
加し続けるような一連のペン降下動作が要求されるが、
このような一連の動作はカウンタ等のタイマを用いて時
間的に連続して順次行わせる必要があり、構成が複雑化
したり、ノイズによりタイマがトリガされてペン降下動
作が生じてしまうような不具合があった。
さらに、プランジャ吸引駆動用の電源が変動した場合に
は、プランジャの吸引力が変動して円滑なペン降下動作
が行えなくなるという問題もある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、比較的簡単な構成でペン降下から筆圧印加までの一
連の動作を行わせることができ、しかもノイズ等により
上記一連の動作が誤って生じてしまうことのないような
ペン昇降制御装置の提供を第1の目的とする。
また、本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成し
得るのみならず、プランジャ駆動電源が変動した場合に
も吸引力の変動を小さく抑えて、安定したペン降下動作
を行い得るようなペン昇降制御装置を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述のような問題点を解決するために、本件出願の第1
の発明となるペン昇降制御装置は、自動筆記装置の筆記
ヘッドに取り付けられるペンを昇降駆動するプランジャ
への供給電流を制御して上記ペンの昇降動作を制御する
ペン昇降制御装置において、ペン昇降信号入力に応じて
クロック信号の計数が開始されるカウンタと、このカウ
ンタからの計数出力に応じて上記プランジャへの供給電
流を設定するためのアナログデータを切換選択して出力
するアナログデータ発生部と、このアナログデータ発生
部からの出力に応じて上記プランジャへの供給電流を制
御する電力供給制御部と、上記カウンタの計数値が一定
値Kに達したとき上記電力供給制御部を動作禁止状態
から動作状態に切り換える動作切換手段と、上記カウン
タの計数値が他の一定値Kに達したとき該カウンタへ
のクロック信号入力を遮断して計数動作を停止させるク
ロック制御部とを備えて成っている。
また、本件出願の第2の発明となるペン昇降制御装置
は、上記第1の発明の構成に加えて、上記プランジャに
流れる電流を検出して上記電流供給制御部の入力側にフ
ィードバックするような電流検出手段あるいは電流−電
圧変換手段を設けて構成したものである。
〔作 用〕
上記第1の発明の構成によれば、ペン昇降信号入力があ
ってカウンタが上記計数値Kを計数するまでは電力供
給制御部の動作が禁止されてペン降下動作が開始され
ず、ノイズ対策が図れ、また、ペン降下動作が進行して
カウンタが上記計数値Kを計数したときには、計数動
作が停止されてアナログデータ発生部からのアナログデ
ータが固定保持され、ペン着地後の適正筆圧印加状態を
保持することができる。
次に、上記第2の発明の構成によれば、上記第1の発明
の構成による作用に加えて、電流検出手段からのプラン
ジャ電流の検出出力が電力供給制御部にフィードバック
されることにより、プランジャ電流はアナログデータ発
生部からの出力に応じた値に安定化制御され、電源電圧
変動等があっても安定したペン降下動作を行える。
〔実施例〕
以下、本発明に係るペン昇降制御装置の好ましい実施例
について、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例の概略的構成を示すブロッ
ク図であり、X−Yプロッタや自動作画機等の筆記ヘッ
ド部に設けられたペン駆動部20のペンプランジャ21
への供給電流を制御することにより、このペンプランジ
ャ21からペン駆動機構22を介してペン(いわゆるシ
ャープペンシルタイプのものも含む)23を昇降制御す
るようなペン昇降制御装置を示している。
この第1図において、入力端子1にはペン昇降(アップ
・ダウン)信号PUDが供給されており、このペン昇降
信号PUDは、クロック制御部2のゲートコントローラ
3に送られている。また、クロック入力端子4からのク
ロック信号CLKは、クロック制御部2のクロックゲー
ト5に送られており、このクロックゲート5は、上記ク
ロック信号CLKを上記ゲートコントローラ3からの出
力に応じてゲート制御して、ランディングカウンタ6の
クロック入力端子に送っている。ランディングカウンタ
6にも上記ペン昇降信号PUDが送られており、このカ
ウンタ6からの計数出力(カウント出力)は、アナログ
データ出力部7のアナログマルチプレクサ8に送られて
いる。アナログデータ出力部7には、上記ペンプランジ
ャ21の吸引駆動力を設定するための複数種類の設定電
圧を発生する設定電圧発生回路9が設けられており、上
記アナログマルチプレクサ8は、この設定電圧発生回路
9から出力される複数の設定電圧のうちのいずれかを順
次切換選択して、電力供給制御部10に送っている。
電力供給制御部10は、例えば加算器11と、アナログ
制御回路12と、増幅器13とから成っており、アナロ
グデータ出力部7からのアナログ電圧出力は、加算器1
1を介し制御回路12に送られ、この制御回路12は上
記ペンプランジャ21に流れる電流が上記設定電圧に応
じた一定値となるような制御を行いながら、増幅器13
を介してプランジャ21を駆動制御する。
さらに、本件出願の第2の発明の要旨となる部分とし
て、上記ペンプランジャ21を流れる電流は、電流検出
回路14によって例えば電圧出力に変換されて取り出さ
れ、この出力が電力供給制御部10の加算器11に送ら
れるようになっており、いわゆるフィードバック制御ル
ープが構成されている。
電力供給制御部10は、動作禁止回路あるいは動作切換
回路15からの出力に応じて、動作状態(あるいは活動
状態)と非動作状態(あるいは動作禁止状態)とが切換
制御されるようになっている。これは、例えば、動作切
換回路15からの動作禁止信号SINHによって、電力
供給制御部10内の例えば制御回路12の動作を禁止す
ることにより実現できる。
ここで、ランディングカウンタ6は、ペンが降下して筆
記面に着地(ランディング)するときの動作制御のため
の基準時間を決定するものである。このランディングカ
ウンタ6の出力ビット数をn+mビット(n,mは自然
数)とするとき、LSB(最下位ビット)から第n番目
のQ出力を動作切換回路15に送って、このQ出力
が初めて“1”となるときに動作切換回路15からの動
作禁止信号SINHを解除状態(例えば“0”)とし、
電力供給制御部10を動作状態あるいは活動状態に切換
制御する。また、ランディングカウンタ6の上記Q
らMSB(最上位ビット)のQn+mまでの各出力をア
ナログマルチプレクサ8に送り、これらのQ〜Q
n+m出力に応じてアナログマルチプレクサの切換選択
動作が順次行われるようにしている。さらに、ランディ
ングカウンタ6のキャリー出力CYをゲートコントロー
ラ3に送り、キャリーが発生したときにクロックゲート
5を閉じてランディングカウンタ6へのクロック入力を
無くすことによって、ランディングカウンタ6のカウン
ト動作(計数動作)を停止させており、このとき、ラン
ディングカウンタ6からの出力Q〜Qn+mは一定値
(全て“0”)に保持され、アナログマルチプレクサ8
から出力される設定電圧も一定値に保持される。
従って、ペン昇降信号PUDの入力系にノイズが重畳さ
れた場合でも、ランディングカウンタ6において上記Q
出力に“1”が立つまでカウントされなければ電力供
給制御部10が動作状態とならないため、上記ノイズに
よりペン降下動作が開始されることを防止できる。ま
た、ランディングカウンタ6からキャリーCYが発生し
た時点でアナログデータ出力部7の出力が一定値に保た
れるため、適正筆圧を印加した状態で筆記を行わせるこ
とができる。なお、一般的には、ランディングカウンタ
6が一定値Kをカウントした時点で上記動作切換回路
15に信号を送り電力供給制御部10の動作禁止状態を
解除するようにし、また、上記Kよりも大きな他の一
定値Kをカウントした時点でランディングカウンタ6
のカウント動作を停止させ、アナログデータ発生部7か
らの出力を一定値に保つようにすればよい。
次に、この第1図のより具体的な構成および動作につい
て、第2図および第3図を参照しながら説明する。
第2図のクロック入力端子4には、第3図に示すよう
に、一定周期Tのクロック信号CLKが供給されてい
る。また、入力端子1に供給されるペン昇降信号PUD
は、“H”(ハイレベル)あるいは“1”がペンアップ
状態に、“L”(ローレベル)あるいは“0”がペンダ
ウン状態にそれぞれ対応している。
この第2図のゲートコントローラ3および動作切換回路
15としては、いずれもいわゆるD型フリップフロップ
を用いている。クロック制御部2のクロックゲート5に
はアンドゲートを用い、このクロックゲート5の一方の
入力端子にゲートコントローラ3からの出力を供給
し、他方の入力端子にクロック信号CLKを供給してい
る。ランディングカウンタ6としては、4ビットのQ
〜Q出力を有する16進のバイナリカウンタを用いて
おり、このカウンタ6のクロック入力端子にクロックゲ
ート5からのクロックCKが供給されている。上記ペン
昇降信号PUDは、これらのゲートコントローラ3、ラ
ンディングカウンタ6および動作切換回路15の各リセ
ット端子Rにそれぞれ供給されており、ペンアップ状態
すなわちペン昇降信号PUDが“1”のとき、各回路
3,6,15はいずれもリセット状態となっている。
次に、ランディングカウンタからのQ〜Q出力のう
ち、最下位のQ出力は使用されておらず、Q出力が
動作切換回路15のクロック入力端子に送られ、Q
出力がアナログマルチプレクサ8の切換制御入力端
子に送られている。また、ランディングカウンタ6から
のキャリーパルスCYは、クロック制御部2のゲートコ
ントローラ3のクロック入力端子に送られている。
アナログマルチプレクサ8は、ランディングカウンタ6
からの上記3ビットのQ〜Q出力に応じて、8つの
被選択端子X〜Xのうちのいずれかを切換選択して
出力端子Xと接続する。アナログマルチプレクサ8の被
選択端子X〜Xには、設定電圧発生回路9からの8
つの設定電圧がそれぞれ供給されており、選択された端
子に応じた設定電圧Vが出力端子Xより電力供給制御
部10の制御回路12の入力端子に送られる。
電力供給制御部10の制御回路12の出力端子は、増幅
器13としてのPNP型パワートランジスタのベースに
接続されており、このトランジスタのエミッタにプラン
ジャ駆動用の+V電源が接続され、コレクタにペンプ
ランジャ21のソレノイドの一端が接続されている。ペ
ンプランジャ21のソレノイドの他端は、電流検出回路
14あるいは電流電圧変換手段としての抵抗Rを介し
て接続されており、この抵抗Rとペンプランジャ21
のソレノイドとの接続点が、加算器11の一部となる抵
抗Rを介し制御回路12の入力端子に接続されてい
る。この入力端子と抵抗Rとの接続点にアナログマル
チプレクサ8の出力端子Xが接続されることにより、ア
ナログマルチプレクサ8からの出力と、上記プランジャ
電流を検出した電圧出力とが加算されて制御回路12の
入力端子に供給される。この制御回路12は動作禁止入
力端子INHを有しており、動作切換回路15の出力
が動作禁止信号SINHとして制御回路12の端子IN
Hに送られている。
このような第2図の構成において、通常のペンアップ状
態にあるときは、上述したように、ゲートコントローラ
3、ランディングカウンタ6および動作切換回路15の
いずれもがリセットされた状態となっている。このと
き、ゲートコントローラ3の出力は“1”であり、こ
れがクロックゲート5であるアンドゲートに送られるか
ら、入力端子4からのクロック信号CLKは、クロック
ゲート5を通過してカウント入力用のクロックCKとな
ってランディングカウンタ6のクロック入力端子に送ら
れている。ランディングカウンタ6は、上述したように
リセット状態となっているから、カウント出力としての
〜Q出力はいずれも“0”であり、アナログマル
チプレクサ8は被選択端子Xを出力端子Xと接続して
いる。また、動作切換回路15もリセットされ、出力
が“1”となっているから、電力供給制御部10の制御
回路12が非動作状態あるいは動作が禁止された状態と
なっている。このとき、電力供給制御部10からの出力
は零レベルあるいはオフ状態となっており、ペン駆動部
20のペンプランジャ21がオフとなって、上記第1図
のペン23は上昇(ペンアップ)状態に保たれている。
いま、第3図に示す時刻t0において、ペン昇降信号P
UDが“1”から“0”に変化すると、ゲートコントロ
ーラ3、ランディングカウンタ6および動作切換回路1
5はいずれもリセット状態が解除され、ランディングカ
ウンタ6は上記時刻t0以降に入力されるクロックCKを
カウントする。従って、時刻t0直後より数えて2発目の
クロックCKが入力された時刻t1において、ランディン
グカウンタ6のQ出力が“1”となり、このQ出力
が動作切換回路15にクロックとして供給されることに
より、この動作切換回路15の出力である動作禁止信
号SINHが“0”となる。従って、制御回路12の動
作禁止状態が解除され、電力供給制御部10は動作状態
あるいは活動状態となる。また、ランディングカウンタ
6のQ出力のみが“1”となることより、アナログデ
ータ出力部7のアナログマルチプレクサ8は、被選択端
子Xを出力端子Xと接続する。
ランディングカウンタ6は、時刻t0以降のクロック制御
部2からのクロックCKを順次カウントするから、Q
〜Q出力は第3図に示すように変化し、クロック周期
の2倍の周期2T毎にアナログマルチプレクサ8
の被選択端子が順次切換接続される。すなわち、上記時
刻t1から順次2Tcずつ経過した時刻をt2,t3,…とす
るとき、t1〜t2間で被選択端子Xが、t2〜t3間で端子
が…と順次切換選択されて出力端子Xと接続され、
時刻t7〜t8間で被選択端子Xが選択されて出力端子X
と接続される。
次に、時刻t8の直前のQ〜Q出力は全て“1”とな
っており、時刻t8においてクロックCKが入力される
と、ランディングカウンタ6は第3図に示すようにキャ
リーパルスCYを出力するとともに、Q〜Q出力が
全て“0”となる。このキャリーパルスCYがゲートコ
ントローラ3のクロック入力端子に送られることによ
り、ゲートコントローラ3の出力が“0”となり、ク
ロックゲート5が遮断状態となる。従って、クロックC
Kは、上記時刻t8より後には入力されなくなり、ランデ
ィングカウンタ6の出力Q〜Qは全て“0”のまま
保たれる。このとき、アナログマルチプレクサ8は被選
択端子Xを選択して出力端子Xと接続する。
ところで、第2図のアナログデータ出力部7の設定電圧
発生回路9としては、+Vの基準電源に8個の抵抗R
〜Rの各一端を接続した構成のものを用いており、
これらの抵抗R〜Rの各他端をアナログマルチプレ
クサ8の各被選択端子X〜Xにそれぞれ接続してい
る。従って、ランディングカウンタ6からのカウント出
力Q〜Qに応じてこれらの抵抗R〜Rが順次選
択されて出力端子Xと接続されることにより、出力端子
XではそれぞれV〜Vの設定電圧が得られる。
この場合、アナログデータ出力部7からの任意の出力電
圧Vは、第2図の抵抗RよりもRが充分に大きい
(R≫R)とき、 (ただし、RはR〜Rのいずれか、Iはプラン
ジャ21を流れる電流) となる。この式において、R,V,Rは一定で
あり、またVは、制御回路12が電流検出回路14か
らのフィードバックにより一定に保たれるようにプラン
ジャ電流Iを制御するため、式のIは抵抗R
すなわちR〜Rのうちのいずれか選択されたものの
関数I(R)と見なせる。
この式において、各値の条件は、 R≧0,R≫R>0 V>V>0 また、プランジャ21の抵抗値をRとすると、 V/R≧I≧0又はV/R≧I≧0 であるから、Vm/R<V/Rの場合をグラフ化
すると第4図のようになる。この第4図において、I
〜Iが上記式のI(R)〜I(R)にそれ
ぞれ対応する。
従って、ペン降下動作時の時間経過に伴うプランジャ電
流Iは第3図のように変化する。すなわち、時刻t1
後の降下開始時には大電流I1,I2を流して大きな電磁吸
引力によりペンを急速に降下させ、時刻t3,t4では電流
I3,I4を極端に小さくして軟らかにソフトに着地するよ
うになし、時刻t5以降では電流I5〜I7のように徐々に増
加させ、最終的に時刻t8以降のカウント停止時には一定
電流Iを流して適正筆圧をペンに印加するようにして
いる。従って、ペン先の昇降方向の位置Hは第3図の実
線のように変化し、ペン先に印加される筆圧は第3図の
破線に示すように変化する。そして、筆圧が適正値に保
たれている間にペンと筆記面とを相対的に移動させて、
筆記を行わせるわけである。
この第3図の例においては、筆記ヘッド部ペンとして、
いわゆるシャープペンシルタイプのような鉛筆の芯を用
いるペンを使用した場合について示しており、筆記時の
筆圧が比較的大きくなっているが、インクを用いるペン
の場合には筆圧はより小さくて済み、例えば時刻t3にお
ける電流I3あるいは時刻t5における電流I5をそのまま保
持させるようにアナログマルチプレクサ8等を設定して
やればよい。
また、筆記ヘッドについて、鉛筆の芯を用いるペンとイ
ンクを用いるペンとを兼用できるようにする場合には、
例えば第5図に示すように、各ペンの降下動作や適正筆
圧に応じた一群の設定電圧をそれぞれ発生する設定電圧
発生回路9A,9Bおよびアナログマルチプレクサ8
A,8Bをそれぞれ有する2つのアナログデータ出力部
7A,7Bを設け、切換スイッチ31からの出力をイン
バータ32を介してアナログマルチプレクサ8Aの禁止
入力端子INHに、また切換スイッチ31からの出力を
そのままアナログマルチプレクサ8Bの禁止入力端子I
NHにそれぞれ供給し、これらのアナログマルチプレク
サ8A,8Bからの出力を電力供給制御部10に送るよ
うにすればよい。
次に、時刻t9においてペン昇降信号PUDが“0”から
“1”に変化すると、ゲートコントローラ3、ランディ
ングカウンタ6および動作切換回路15がリセットされ
る。このとき、クロック制御部2のクロックゲート5が
開いてクロック信号CLKがカウント用のクロックCK
としてランディングカウンタ6に供給されるが、カウン
タ6はリセット状態にあるためQ〜Qは全て“0”
のまま変化しない。また、動作切換回路15がリセット
されて出力の動作禁止信号SINHが“1”となり、
電力供給制御部10の制御回路12は動作禁止状態に制
御される。
以上のようなペン昇降制御装置によれば、動作切換回路
15が電力供給制御部10の動作禁止状態を解除するの
は、ランディングカウンタ6のQ出力に“1”が立つ
まで、一般的には一定値Kとなるまで入力クロックC
Kをカウントしたときであり、単発的なパルス等のよう
なノイズがペン昇降信号PUDに重畳されても、すなわ
ちPUDが“1”(ペンアップ状態)にあるときに瞬間
的に“0”に変化することがあっても、カウンタ6が上
記一定値Kをカウントする前にPUDは“1”に復帰
しカウンタ6がリセットされるから、上記一連のペン降
下動作は開始されない。また、ペンが筆記面に着地して
筆圧が徐々に印加されてゆくとき、ランディングカウン
タ6からキャリーCYが出力された時点(第3図の時刻
t8)で適正筆圧に達し、このキャリーCYによりゲート
コントローラ3がクロックゲート5を閉じるように制御
するから、カウンタ6の出力は一定に保たれ、アナログ
マルチプレクサ8から出力される設定電圧も一定に保持
されて、上記適正筆圧が保たれる。このキャリーCYを
用いる代りに、一般的にはカウンタ6のカウント値が一
定値Kになったときに例えばクロック制御部2を制御
してクロックCKが無くなるようにし、カウンタ6のカ
ウント動作を停止させればよい。さらに、プランジャ電
流Iを抵抗R等の電流−電圧変換素子、一般的には
電流検出回路14により検出し、このプランジャ電流I
の検出出力を電力供給制御部10の制御回路12にフ
ィードバックすることにより、該電流Iをアナログデ
ータ出力部7からの出力設定電圧Vに応じた一定値に
保つように制御しているため、電源変動等の外乱に対し
ても安定したペン降下動作を実現できる。
なお、本発明は、上述したような実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、ランディングカウンタ6から
の各ビットの出力をアンドゲート、オアゲート、インバ
ータ等より成る論理回路に供給して、一定値Kに達し
た時点でこの論理回路から動作切換回路15に信号を送
り、他の一定値Kに達した時点でクロック制御部2に
信号を送るようにしてもよい。また、ランディングカウ
ンタ6からのカウント出力に応じてアナログデータ出力
部7から順次出力される設定電圧の全体のパターンも、
プランジャや駆動機構の特性、あるいは使用されるペン
の種類等に応じて種々変更すればよいことは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本件出願に係る第1
の発明によれば、1個のカウンタを用いた比較的簡単な
回路構成により、ペン降下開始時の急速なペン移動、筆
記面への着地時の緩慢でソフトなペン先の接触、ペン先
の着地後の筆圧の上昇および適正筆圧での保持までの一
連の動作を円滑かつ確実に行わせることができるのみな
らず、ペンアップ状態でノイズ等が入った場合の誤動作
を有効に防止できる。
また、本件出願に係る第2の発明によれば、上記第1の
発明による効果のみならず、電源変動等によるプランジ
ャの吸引力の変動を抑えて、安定したペン降下動作を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略的構成を示すブロック
図、第2図は該実施例のより具体的な構成を示すブロッ
ク回路図、第3図は第2図の回路の動作を説明するため
のタイミングチャート、第4図はアナログデータ出力部
で選択される抵抗Rとプランジャ電流Iとの関係を
示すグラフ、第5図は他の具体例の要部を示すブロック
図である。 1…………ペン昇降信号入力端子 2…………クロック制御部 3…………ゲートコントローラ 5…………クロックゲート 6…………ランディングカウンタ 7…………アナログデータ出力部 8…………アナログマルチプレクサ 9…………設定電圧発生回路 10………電力供給制御部 12………制御回路 14………電流検出回路 15………動作切換回路 21………ペンプランジャ 23………ペン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動筆記装置の筆記ヘッドに取り付けられ
    るペンを昇降駆動するプランジャへの供給電流を制御し
    て上記ペンの昇降動作を制御するペン昇降制御装置にお
    いて、 ペン昇降信号入力に応じてクロック信号の計数が開始さ
    れるカウンタと、 このカウンタからの計数出力に応じて上記プランジャへ
    の供給電流を設定するためのアナログデータを切換選択
    して出力するアナログデータ発生部と、 このアナログデータ発生部からの出力に応じて上記プラ
    ンジャへの供給電流を制御する電力供給制御部と、 上記カウンタの計数値が一定値Kに達したとき上記電
    力供給制御部を動作禁止状態から動作状態に切り換える
    動作切換手段と、 上記カウンタの計数値が他の一定値Kに達したとき該
    カウンタへのクロック信号入力を遮断して計数動作を停
    止させるクロック制御部とを備えて成るペン昇降制御装
    置。
  2. 【請求項2】自動筆記装置の筆記ヘッドに取り付けられ
    るペンを昇降駆動するプランジャへの供給電流を制御し
    て上記ペンの昇降動作を制御するペン昇降制御装置にお
    いて、 ペン昇降信号入力に応じてクロック信号の計数が開始さ
    れるカウンタと、 このカウンタからの計数出力に応じて上記プランジャへ
    の供給電流を設定するためのアナログデータを切換選択
    して出力するアナログデータ発生部と、 このアナログデータ発生部からの出力に応じて上記プラ
    ンジャへの供給電流を制御する電力供給制御部と、 上記プランジャに流れる電流を検出して上記電力供給制
    御部の入力側にフィードバックする電流検出手段と、 上記カウンタの計数値が一定値Kに達したとき上記電
    力供給制御部を動作禁止状態から動作状態に切り換える
    動作切換手段と、 上記カウンタの計数値が他の一定値Kに達したとき該
    カウンタへのクロック信号入力を遮断して計数動作を停
    止させるクロック制御部とを備えて成るペン昇降制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07328089A (ja) * 1994-06-10 1995-12-19 Fukuhara:Kk 気泡浴法及びその装置

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JPH07328089A (ja) * 1994-06-10 1995-12-19 Fukuhara:Kk 気泡浴法及びその装置

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