JPH0645151U - 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 - Google Patents
出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置Info
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- JPH0645151U JPH0645151U JP8178392U JP8178392U JPH0645151U JP H0645151 U JPH0645151 U JP H0645151U JP 8178392 U JP8178392 U JP 8178392U JP 8178392 U JP8178392 U JP 8178392U JP H0645151 U JPH0645151 U JP H0645151U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達
装置を提供する。 【構成】 出力軸22と入力軸21の中心線が一致す
る。出力軸22の被回転体23の円周の約1/2部分に
2本の伝達ピン24が、残る約1/2部分に2本のロッ
クピン25が設けられ、内周面の対称位置に2つの凹部
27、及び2つのロックカム面28を備えたスナップリ
ング形状の摩擦板26ががケーシング29の内側に若干
ルーズな状態で設置され、前記伝達ピン24及びロック
ピン25が内周側を貫通する。前記入力軸21に駆動板
30が設けられ、この駆動板30は前記伝達ピン24と
ロックピン25との中間に位置し、該駆動板30の両端
が前記摩擦板26の凹部27内に位置する。前記被回転
体23と摩擦板26及び駆動板30はケーシング29内
で組立てられ、前記ケーシング29の回転は止められて
いる。 【効果】 装置の動作は単純化されているので、長期間
使用しても円滑な回転運動及び性能上の信頼性を発揮す
る。
装置を提供する。 【構成】 出力軸22と入力軸21の中心線が一致す
る。出力軸22の被回転体23の円周の約1/2部分に
2本の伝達ピン24が、残る約1/2部分に2本のロッ
クピン25が設けられ、内周面の対称位置に2つの凹部
27、及び2つのロックカム面28を備えたスナップリ
ング形状の摩擦板26ががケーシング29の内側に若干
ルーズな状態で設置され、前記伝達ピン24及びロック
ピン25が内周側を貫通する。前記入力軸21に駆動板
30が設けられ、この駆動板30は前記伝達ピン24と
ロックピン25との中間に位置し、該駆動板30の両端
が前記摩擦板26の凹部27内に位置する。前記被回転
体23と摩擦板26及び駆動板30はケーシング29内
で組立てられ、前記ケーシング29の回転は止められて
いる。 【効果】 装置の動作は単純化されているので、長期間
使用しても円滑な回転運動及び性能上の信頼性を発揮す
る。
Description
【0001】
この考案は、例えばビニールハウスの被覆シートをシート巻軸に巻き込んで開 閉する被覆シート開閉装置のシート巻軸を回転駆動する手段として、あるいは前 記シート巻軸と同様に出力軸が負荷などによって正逆いずれの方向にも回転して は困るような用途に広く使用される、出力軸を入力軸によってのみ回転可能な回 転伝達装置に関する。
【0002】
従来、ビニールハウスのシート開閉装置などに使用される、出力軸を入力軸に よってのみ回転可能な回転伝達装置は、先の特開平1−266359号公報に記 載されて公知である。この回転伝達装置は、図3と図4に例示したように、出力 軸2と入力軸1は各々の中心線が一致する配置とされ、出力軸2の軸端部に被回 転体3を設けている。被回転体3の外周面部には、同被回転体3の半径線方向に ロック体押壁4bを形成し、接線方向に適度なくさび角度をもつロック体受底4 aを形成したロック体受納部4が前後に隣接する2箇ずつの組合せで設けられて いる。そして、前後2個のロック体受底4aを連続させるように後記の回転伝達 用凸部6を納める凸部受納部10が円周方向に形成されている。前記ロック体受 納部4には、ロック体受底4aの最深部と略同径のローラ5がロック体として設 置されている。一方、入力軸1の軸端部には回転ディスク9を設けている。この 回転ディスク9には、前記被回転体3の凸部受納部10に位置する回転伝達用凸 部6が軸方向に突設され、これがロック体受納部4内に位置するローラ5と当接 する関係とされている。前記被回転体3と回転ディスク9は、被回転体3の外径 と略等しい内径の円筒形のケーシング8′内で突き合わされ、回転伝達用凸部6 を被回転体3の凸部受納部10へ進入させた構成で組立てられている。前記ケー シング8′の回転は止められている。
【0003】 この回転伝達装置は、出力軸2が正逆いずれかの方向に回転しようとすると、 接線方向にくさび角度をもつロック体受納部4のロック体受底4aがロック体と してのローラ5を迫り上げて、ケーシング8′の内周面との間にくさびの如く食 い込ませてしまい、摩擦力で制止され回転不能となる。ところが、入力軸1が正 逆いずれかの方向に回転されると、入力軸1の回転伝達用凸部6が回転方向前側 のローラ5を後押しして同ローラ5をロック体受納部4内のゆるみ領域の中に位 置させると共に、更に前方のロック体押壁4bを押して被回転体3及び出力軸2 に回転を伝える。このとき回転伝達用凸部6よりも回転方向後側のローラ5は、 被回転体3のロック体押壁4bに後押しされて移動するが、ロック体受納部4内 のゆるみ領域の中に位置したままである。よって、入力軸1は出力軸2と1対1 の関係で正、逆いずれの方向にも自由に回転する。
【0004】
上記図3、図4に示した従来の回転伝達装置の場合は、ローラ5がロック体受 納部4のロック体受底4aによる迫り上げによってケーシング8′の内周面との 間へくさびの如く食い込む動作で出力軸2の回転を阻止する構成であるため、動 作が複雑であり、長期間の繰り返し使用によってローラ5の内周面及びケーシン グ8′の内周面はガタガタに傷つき、円滑な動作を期待したがたい。また、この 回転伝達装置の生産性を上げ、かつ製作コストを下げる方策として出力軸2の被 回転体3及び入力軸1の回転ディスク9はアルミダイカスト品又は鍛造品として 成形するのが一般的であるが、そうすると必ず抜き勾配が発生し、それが軸方向 に長いため運動の不調を生じ易い。一方、ロック体としてのローラ5をはじめ、 出力軸2の被回転体3におけるロック体押壁4b,ロック体受底4aや入力軸の 回転伝達用凸部6並びにケーシング8′など、部品点数が多いので組立ても容易 でない。
【0005】 従って、本考案の目的は、加工が容易な部品で構成され、部品点数も少なく、 組立てが容易で、回転の動作が比較的に単純で、長期間使用しても円滑な回転運 動及び性能上の信頼性を保持できる構成に改良した回転伝達装置を提供すること である。
【0006】
上記従来技術の課題を解決するための手段として、本考案に係る出力軸を入力 軸によって回転可能な回転伝達装置は、 出力軸22と入力軸21は各々の中心線が一致する一連的な配置とされ、出力 軸22の内端部に被回転体23が設けられていること、 前記被回転体23の端面の円周の約1/2部分に一端を被回転体中に埋込み固 定され他端を軸方向に突出された少なくとも2本の伝達ピン24が設けられ、前 記被回転体23の端面の円周の残る約1/2部分に一端を被回転体中に埋込み固 定され他端を軸方向に突出された少なくとも2本のロックピン25が設けられて いること、 内周面の対称位置に2つの凹部27、及び前記ロックピン25と当接され半径 方向外向きに拡径させる2つのロックカム面28を備え、半径方向内向きへの復 元力を有するスナップリング形状の摩擦板26が少なくとも1枚、その外周面が ケーシング29の内周面29aに対して若干ルーズな状態で設置され軸方向に突 出された前記伝達ピン24及びロックピン25が内周側を貫通されていること、 前記入力軸21の内端部の端面から軸方向に突き出る駆動板30が設けられ、 この駆動板30は前記伝達ピン24と前記ロックピン25との中間に位置され、 該駆動板30の半径方向の両端が前記摩擦板26の凹部27内に位置されている こと、 前記被回転体23と摩擦板26及び駆動板30は円筒形のケーシング29内で 組立てられ、前記ケーシング29の回転は止められていること、 をそれぞれ特徴とする。
【0007】
入力軸21を回転させると、駆動板30がまず摩擦板26の凹部27の端に当 接して回転する。これと前後して駆動板30は伝達ピン24に当接し、該伝達ピ ン24を介して被回転体23に回転を伝達する。その間、ロックピン25がロッ クカム面28と当接するまでに至らない。従って、入力軸21の回転は駆動板3 0から伝達ピン24及び被回転体23を経て出力軸22に伝達され、出力軸22 は同一方向に同一速度で回転される。一つの駆動板30につき2本の伝達ピン2 4を設けているので、出力軸22は入力軸21によって、正、逆双方向に自在に 回転される。
【0008】 逆に、出力軸22を回転させると、直ちにロックピン25が摩擦板26のロッ クカム面28に当接し、摩擦板26を半径方向外向きに拡開させて摩擦板26の 外周面26bがケーシング29の内周面29aに圧接され、その摩擦力で被回転 体23の回転は不能となり、結局、出力軸22は回転不可能である。この場合も 、2本のロックピン25が各々対をなす2つのロックカム面28と当接する構成 なので、出力軸22は正、逆双方向に回転不能である。
【0009】
以下に、図示した本考案の実施例を説明する。 図1と図2に示した回転伝達装置において、符号図中21が入力軸で、22は 出力軸である。入力軸21と出力軸22は各々の中心線が一致するように一連に 対向配置されている。
【0010】 出力軸22の軸端部に被回転体23が一体的に設けられ、該被回転体23に一 端を埋込み固定され他端を軸方向に突き出された伝達ピン24およびロックピン 25が設置されている。伝達ピン24は、図2に示したように、被回転体23の 端面の円周の約1/2部分に説明の便宜上表示した横中心線B−Bに対して角度 αをなす左右対称な位置に2本埋込まれている。該伝達ピン24は図2の中立状 態において後述する駆動板に近接する位置に設けられている。他方のロックピン 25は、図2に示したように、被回転体23の端面の円周の残る約1/2部分で あって前記の横中心線B−Bに対して角度βをなす左右対称な位置に2本埋込ま れている。該ロックピン25は、後述するロックカム面に近接する位置に設けら れている。上記の角度αは角度βに比べて小さく設定され、本装置の円滑な動作 を可能にしている。
【0011】 前記の如く軸方向に突出された伝達ピン24及びロックピン25は、図2に示 した摩擦板26の内周側を貫通されている。摩擦板26は、ばね鋼板を打ち抜き プレス加工等によって略スナップリング形状に製作されたもので、その内周面2 6aには前記の横中心線B−B上の左右対称な位置に凹部27が設けられ、該凹 部27に近接する左右対称な位置にロックカム面28を設けた構成とされている 。この摩擦板26の外周面26bは、円筒形のケーシング29の内周面29aに 対して回転自在な程度に若干ルーズな直径差で設置されている。前記摩擦板26 は略スナップリング形状に形成されているため、拡開可能であるが、半径方向内 向きへの復元力を発生する。内周面26aの前記ロックカム面28は、内向きに 半径が変化する内カムの一種で、その変化する手前の近傍位置に前記ロックピン 25が配置されている。
【0012】 従って、図2の中立状態から出力軸22の被回転体23が回転すると、直ちに ロックピン25が回転方向前方のロックカム面28に当接し、前記ロックカム面 28のリフトに従がって摩擦板26を半径方向外向きへ拡開させる。その結果、 摩擦板26の外周面26bがケーシング29の内周面に圧接され、強力な摩擦力 を発生して回転不能となる。2本のロックピン25及びこれに対応する2個のロ ックカム面28の構成により、出力軸22は、正、逆双方向に回転不能である。 摩擦板26は本実施例では一枚使用しているが、複数枚重ね合わせて使用してよ り強力で確実な動作を確保することもできる。
【0013】 一方、入力軸21の内端部の端面からは、軸方向に突出する駆動板30が設け られている。前記駆動板30は、図2に示したように、前記伝達ピン24とロッ クピン25の中間の横中心線B−Bの位置に平板状に設置され、この駆動板30 の半径方向の両端は前記摩擦板26の凹部27内に位置して凹部27の端に当接 する構成とされている。
【0014】 したがって、入力軸21に正逆いずれかの回転を与えると、駆動板30が回転 して先ず摩擦板26の凹部27の端に当接し、摩擦板26を回転させる。その直 後に駆動板30は伝達ピン24に当接する。この時点でもまだロックピン25と ロックカム面28とは当接するに至らないため、駆動板30は伝達ピン24を通 じて被回転体23及び出力軸22に回転を伝達する。即ち、摩擦板26の外周面 26bとケーシング29の内周面29aとはルーズな関係を保って自由に回転す る。かくして入力軸21の回転は正逆いずれの方向にも自由に行われ、その回転 は駆動板26から伝達ピン24、被回転体23を経て出力軸22へ伝達され、出 力軸22は同一方向に同一速度で回転される。
【0015】 尚、入力軸21と駆動板30の中間部に公知の減速機構、例えば遊星歯車式減 速機構を組入れ、入力軸21の回転負荷を数分の一に減らす構成で実施すること も行なわれる。 ケーシング29の端面はサイドカバー31で密閉されている。前記サイドカバ ー31のボス部に入力軸21及び出力軸22の軸受31aが設けられている。ケ ーシング29は、特に図示することは省略した固定手段により回転しないように 止められている。本実施例の場合、前記伝達ピン24,ロックピン25,凹部2 7及びロックカム面28は、一つの駆動板30に対して左右対称な一対として設 けられているが、駆動板30を直角4方向に設けると、前記の各要素は2対ずつ 設けられることになる。
【0016】 以上要するに、出力軸22は外力や負荷等によって回転することは正、逆双方 向に絶対的に不可能であり、この出力軸22は入力軸21によってのみ正、逆双 方向に自由に回転させることができる。従って、この回転伝達装置は、出力軸2 2が負荷等によって勝手に又は不用意に回転しては困るような用途、又は出力軸 22の回転位置の確実な位置決めが必要な用途に好適に使用できる。
【0017】
本考案に係る出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置は、製作容易な プレス加工部品で構成され、部品点数も少なく、組立ても容易であり、装置の動 作は単純化されているので、長期間使用しても円滑な回転運動及び性能上の信頼 性を発揮して、例えば天窓や側窓を開閉する回転駆動手段やホイストやチェーン ブロック等の荷役機械の回転駆動手段として様々な用途に便利に使用できる。
【図1】図2のB−B線に沿う回転伝達装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図3】従来例を分解して示した斜視図である。
【図4】従来例の断面図である。
21 入力軸 22 出力軸 23 被回転体 24 伝達ピン 25 ロックピン 26 摩擦板 27 凹部 28 ロックカム面 29 ケーシング 30 駆動板
Claims (1)
- 【請求項1】出力軸と入力軸は各々の中心線が一致する
配置とされ、出力軸の内端部に被回転体が設けられてい
ること、 前記被回転体の端面の円周の約1/2部分に一端を被回
転体に埋込み固定され他端を軸方向に突出された少なく
とも2本の伝達ピンが設けられ、前記被回転体の端面の
円周の残る約1/2部分に一端を被回転体に埋込み固定
され他端を軸方向に突出された少なくとも2本のロック
ピンが設けられていること、 内周面の対称位置に2つの凹部、及び前記ロックピンと
当接され半径方向外向きに拡径させる2つのロックカム
面を備え、半径方向内向きへの復元力を有するスナップ
リング形状の摩擦板が少なくとも1枚、その外周面がケ
ーシングの内周面に対して若干ルーズな状態で設置さ
れ、軸方向に突出された前記伝達ピン及びロックピンが
内周側を貫通されていること、 前記入力軸の内端部の端面から軸方向に突き出る駆動板
が設けられ、この駆動板は前記伝達ピンと前記ロックピ
ンとの中間に位置され、該駆動板の半径方向の両端が前
記摩擦板の凹部内に位置されていること、 前記被回転体と摩擦板及び駆動板は円筒形のケーシング
内で組立てられ、前記ケーシングの回転は止められてい
ること、 をそれぞれ特徴とする、出力軸を入力軸によって回転可
能な回転伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081783U JP2572978Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992081783U JP2572978Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645151U true JPH0645151U (ja) | 1994-06-14 |
| JP2572978Y2 JP2572978Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13756087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992081783U Expired - Fee Related JP2572978Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572978Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013184808A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Hitachi Ltd | 非常ブレーキ装置、エレベータ装置及び綱車 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP1992081783U patent/JP2572978Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013184808A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Hitachi Ltd | 非常ブレーキ装置、エレベータ装置及び綱車 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2572978Y2 (ja) | 1998-05-25 |
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Legal Events
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