JPH0645245U - 回転陽極x線管 - Google Patents

回転陽極x線管

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JPH0645245U
JPH0645245U JP8870192U JP8870192U JPH0645245U JP H0645245 U JPH0645245 U JP H0645245U JP 8870192 U JP8870192 U JP 8870192U JP 8870192 U JP8870192 U JP 8870192U JP H0645245 U JPH0645245 U JP H0645245U
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rotor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 陽極ディスクとロータ軸とをろう付けにより
締結強化する際に、外部へのろう材のはい出しを防止す
る。 【構成】 ロータ軸フランジ部2fのディスクとの接触
面をエッジ状にしてろう付け前の拡散加熱により拡散接
合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回転陽極X線管に関し、詳しくは外囲器内に真空包持された陽極部と 陰極部とからなり、陽極部は陰極部からの加速、集束された電子と衝突させるデ ィスクと、これを回転させるロータとを有し、このロータは、一方端に前記ディ スクの取り付けのために形成された連結用フランジ部を有するロータ軸とこのロ ータ軸の他方端に連結したロータシリンダとよりなり、前記ディスクとロータ軸 のフランジ部との少なくとも一方にろう付け面を有しろう材によりろう接してい る回転陽極X線管に関し、とくに重量の大きい陽極部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例による回転陽極X線管の陽極ディスクとそれを支持するロータ軸とは、 ネジ・ナットにより締結されている。
【0003】 ところで、近年の需要としてその出力X線量の大容量のものが求められており 、つまり大容量化に伴ない、陽極部の陽極ディスクないしターゲットディスクの 重量は従来では500g程度であったものが数倍の1.5〜2.0Kgにも達し ている。このような重量の増大により、前記した締結部分がゆるみを生じるとい う不具合が生じてしまう。
【0004】 このようなゆるみ止めの提案として、陽極ディスクとロータ軸とをろう付けす る方法があり、先行発明(特願平3−177533号)により、ディスクとろー た軸のフランジ部との接合部の少なくとも一方に位置出し用の当り面とろう付け 用の面とを設けることを開示している。
【0005】 しかし、ろう付けに使用するろう材は比較的蒸気圧が高く、ろう材がろう付け 部分からはい出した場合、蒸発しX線管内の真空度を劣化させるという不具合が 生じる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、陽極ディスクとロータ軸とをネジ・ナットによる締結に加え てろう付けによる締結の強化をはかる上でろう材のはい出しを防止できる、回転 陽極X線管を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的は、外囲器内に真空包持された陽極部と陰極部とからなり、陽極 部は陰極部からの加速、集束された電子と衝突させるディスクと、これを回転さ せるロータとを有し、このロータは、一方端に前記ディスクの取り付けのために 形成された連結用フランジ部を有するロータ軸と、このロータ軸の他方端に連結 したロータシリンダとよりなり、前記ディスクとロータ軸のフランジ部との少な くとも一方にろう付け面を有しろう材によりろう接している回転陽極X線管にお いて、ロータ軸フランジ部のディスクとの接触面をエッジ状にしてろう付け前の 拡散加熱により拡散接合させることにより、達成される。
【0008】
【作用】
ろう材をエッジにより囲い封じ込む、いわゆるエッジシールによりろう材のは い出しを防止し、そのエッジも陽極ディスクと単に接触するのではなく溶け合っ て拡散接合したものに処理してシール効果を高める。これにより、ろう材がエッ ジシールにより外部にはい出さない。
【0009】
【実施例】
本考案の好適な実施例は図1から図4について説明される。 図5は陽極X線管の略示的縦断面図であり、10は外囲器、12は陰極部、1 4は陽極部及び16はステータである。陽極部14は陽極ディスクないしターゲ ットディスク1、ロータ軸ないしロータシャフト2、軸受け14b、ロータシリ ンダ14sなどからなる。
【0010】 図6は図5のうち陽極ディスク部分を拡大した略示的破断面図、図7は従来例 によるろう付けを示した図6と同様の略示的波断面図である。陽極ディスク1は その中心孔にロータ軸2の頭部がはめ込まれ、フランジ部2fとナット3により 締結されている。陽極ディスク1及びロータ軸2はモリブデム鋼またはその合金 鋼が使われている。
【0011】 図7に示すように、フランジ部2fに溝を設けてろう材4が配置され、その近 辺をろう付け面として構成する。ろう材4は、例えばAu−Pd−Niなどの合 金が用いられ、陽極ディスク1とロータ軸2のフランジ部2fをろう付けする際 、その周囲温度は約1250℃となる。この際に陽極ディスク1とロータ軸フラ ンジ部2fの隙間から、ろう材4がはい出した場合、このろう材4がX線管の使 用時に使用温度が1000℃を越えると、ろう材4中の金属、例えばAuが蒸発 しX線管内の真空度を著しく劣化させてしまう。
【0012】 しかし、ろう材がろう付け部分より外部にはい出さないと、こうしたX線管内 の真空度劣化は生じない。
【0013】 そこで、本考案の実施例を示す図1について説明する。この図面により注目す べきことは、陽極ディスク1とロータ軸2のフランジ部2fの接触面がいわゆる エッジシールの形状となっていることである。
【0014】 ろう付けを行なう前工程として、陽極ディスク1及びロータ軸2を加熱するが 、この時に陽極ディスク1の方を高周波加熱又は電子衝撃加熱することにより、 陽極ディスク1の方がロータ軸2より高温になるようにする。こうすることによ り、陽極ディスク1が熱膨張し、かつロータ軸2及びナット3により全長が規定 されるため、エッジシール5の近傍の陽極ディスク1には拡散接合部6が生じる 。つまり、組織成分の容融移動により溶け合いないし焼き付けが行なわれる。こ のあとろう付け温度にまで加熱すると、ろう接はされるがエッジシール5により 、ろう材4のはい出しは生じない。
【0015】 なお、エッジシールを設けただけで拡散処理を行なわないときには、加工精度 のばらつきによっては、ろう材のはい出しが生じる可能性がある。
【0016】 図4は拡散、ろう付けの加熱工程を例示している。ろう材が融解しない温度ま で急速に加熱し、拡散に必要な時間保持する。このあとろう付け温度まで上昇さ せ、ろう接に必要な時間保持する。このあと徐冷し、工程を終了する。
【0017】 図3は他の実施例を示している。エッジシール5以外にろう接部分を広くとり 、ろう接強度をふやすため段部7を設けている。
【0018】
【効果】
本考案によれば、ろう材を用いても外部にはい出しすることがなく、ろう接に より陽極ディスクとロータとの締結が強化され、陽極ディスクの回転によるゆる みが生じることなく、長寿命のX線管が実現される。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示した略示的破断面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】他の実施例を示した略示的破断面図。
【図4】本考案による拡散、ろう付け加熱工程例示図。
【図5】回転陽極X線管の略示的縦断面図。
【図6】その部分拡大図。
【図7】従来例を示した部分拡大図。
【符号の説明】
1 陽極ディスク 2 ロータ軸 2f フランジ部 3 ナット 4 ろう材 5 エッジシール部 6 拡散箇所 7 ろう付け段部 14s ロータシリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外囲器内に真空包持された陽極部と陰極
    部とからなり、陽極部は陰極部からの加速、集束された
    電子を衝突させるディスクと、これを回転させるロータ
    とを有し、このロータは、一方端に前記ディスクの取り
    付けのために形成された連結用フランジ部を有するロー
    タ軸と、このロータ軸の他方端に連結したロータシリン
    ダとよりなり、前記ディスクとロータ軸のフランジ部と
    の少なくとも一方にろう付け面を有しろう材によりろう
    接している回転陽極X線管において、ロータ軸フランジ
    部のディスクとの接触面をエッジ状にしてろう付け前の
    加熱により拡散接合させていることを特徴とする、回転
    陽極X線管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010061323A1 (en) * 2008-11-26 2010-06-03 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Rotatable anode and x-ray tube comprising a liquid heat link
CN105378890A (zh) * 2013-07-11 2016-03-02 皇家飞利浦有限公司 适应于热膨胀的旋转阳极安装

Cited By (4)

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US9934931B2 (en) 2013-07-11 2018-04-03 Koninklike Philips N.V. Rotating anode mount adaptive to thermal expansion
EP3020061B1 (en) * 2013-07-11 2020-03-11 Koninklijke Philips N.V. Rotating anode mount adaptive to thermal expansion

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