JPH0645601B2 - キノロンカルボン酸誘導体 - Google Patents

キノロンカルボン酸誘導体

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JPH0645601B2
JPH0645601B2 JP1186389A JP18638989A JPH0645601B2 JP H0645601 B2 JPH0645601 B2 JP H0645601B2 JP 1186389 A JP1186389 A JP 1186389A JP 18638989 A JP18638989 A JP 18638989A JP H0645601 B2 JPH0645601 B2 JP H0645601B2
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正之 岩田
富美夫 木村
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義巳 藤原
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 本発明は、強力な抗菌活性を示すキノロンカルボン酸誘
導体(I)に関するものであり、これより細菌感染症を
治療する医薬として有用な化合物を提供するものであ
る。
発明の構成 本発明のキノロンカルボン酸誘導体は、 一般式 で表わされる化合物およびその薬理上許容される塩また
はエステルである。
上記式中、Rはフッ素置換メトキシ基を示し、Yは式 (式中、Rは水素原子、水酸基、アミノ基、置換基と
して水酸基、低級アルコキシ基、低級脂肪族アシルオキ
シ基、低級脂肪族アシル基、カルボキシ基、低級アルコ
キシカルボニル基、スルフォ基、アミノ基、低級脂肪族
アシルアミノ基あるいはモノ若しくはジ低級アルキルア
ミノ基を有してもよい低級アルキル基、アラルキル基ま
たは低級脂肪族アシル基を示し、Rは水素原子または
置換基として水酸基、低級アルコキシ基、あるいはハロ
ゲン原子を有していてもよい低級アルキル基を示し、A
はエチレン基、トリメチレン基または式−COCH2−基を
示し、mは1または2を示す。)、 ((式中、Wは式 (式中、RおよびRは同一または異なって水素原
子、低級アルキル基またはアラルキル基を示し、n′は
0または1を示す。)、水酸基または低級アルコキシ基
を示し、Rは水素原子、置換基として水酸基、低級ア
ルコキシ基あるいはハロゲン原子を有していてもよい低
級アルキル基、水酸基またはアルキル部分にフッ素原子
を有していてもよい低級アルコキシ基を示し、Bはメチ
レン基、エチレン基、トリメチレン基またはテトラメチ
レン基を示し、nは1または2を示す。))、 式 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を示
す。)または式 (式中、Zは酸素原子または硫黄原子を示す。)を示
す。
前記一般式(I)において、好適にはRはモノフルオ
ロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基またはトリフルオ
ロメトキシ基を示し、 YにおけるRは水素原子;水酸基;アミノ基;置換基
として水酸基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
イソプロポキシのような炭素数1乃至3個を有する直鎖
状若しくは分枝鎖状のアルコキシ基、アセトキシ、プロ
ピオニルオキシ、n−ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシのような炭素数2乃至4個を有する脂肪族アシルオ
キシ基、ホルミル、アセチル、プロピオニル、n−ブチ
リル、イソブチリルのような炭素数1乃至4個を有する
脂肪族アシル基、カルボキシ基、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニルのような炭素数2乃至4個を有す
るアルコキシカルボニル基、スルフォ基、アミノ基、ア
セトアミド、プロピオニルアミノ、n−ブチリルアミ
ノ、イソブチリルアミノのような炭素数2乃至4個を有
する脂肪族アシルアミノ基あるいはメチルアミノ、エチ
ルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、
n−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピ
ルアミノのような炭素数1乃至4個を有するモノ若しく
はジアルキルアミノ基を有していてもよいメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チルのような炭素数1乃至4個を有する直鎖状若しくは
分枝鎖状のアルキル基;ベンジル、p−メトキシベンジ
ル、p−アミノベンジル、p−メチルアミノベンジル、
p−ジメチルアミノベンジルのような置換基として低級
アルコキシ基、アミノ基、モノ若しくはジ低級アルキル
アミノ基を有していてもよいアラルキル基;またはホル
ミル、アセチル、n−ブチリル、イソブチリルのような
炭素数1乃至4個を有する脂肪族アシル基を示し、R
は水素原子;または置換基として水酸基、メトキシ、エ
トキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシのような炭素
数1乃至3個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルコ
キシ基あるいはフッ素、塩素のようなハロゲン原子を有
していてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプ
ロピルのような炭素数1乃至3個を有するアルキル基を
示し、RおよびRは同一または異なって水素原子;
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルのような
炭素数1乃至3個を有するアルキル基;またはベンジ
ル、p−メトキシベンジル、p−アミノベンジル、p−
メチルアミノベンジル、p−ジメチルアミノベンジルの
ような置換基として低級アルコキシ基、アミノ基、モノ
若しくはジ低級アルキルアミノ基を有していてもよいア
ラルキル基を示し、さらに、Wは水酸基;またはメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシのよう
な炭素数1乃至3個を有するアルコキシ基を示し、R
は水素原子;置換基として水酸基、メトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシのような炭素数1
乃至3個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルコキシ
基あるいはフッ素、塩素のようなハロゲン原子を有して
いてもよいメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ルのような炭素数1乃至3個を有するアルキル基;水酸
基;または1乃至3個のフッ素原子を有していてもよい
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ
のような炭素数1乃至3個を有するアルコキシ基を示
し、Rは水素原子;またはメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピルのような炭素数1乃至3個を有する
アルキル基を示し、Aはエチレン基、トリメチレン基ま
たは式−COCH2−基を示し、Bはメチレン基、エチレン
基、トリメチレン基またはテトラメチレン基を示し、Z
は酸素原子または硫黄原子を示し、mおよびnは1また
は2を示し、n′は0または1を示す。
前記一般式(I)におけるさらに好適な化合物として
は、Rがジフルオロメトキシ基またはトリフルオロメ
トキシ基を示し、Yが式 〔上記式中、R、R、R、R、R、R
A、Z、m、nおよびn′は前述したものと同意義を示
し、B′はメチレン基またはエチレン基を示し、
′、RおよびRは同一または異なって水素原子
または炭素数1乃至3個のアルキル基を示す。〕 を示す化合物を挙げることができる。
前記一般式(I)を有する化合物は、必要に応じて薬理
上許容される塩またはエステルにすることができる。
そのような塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水
素酸塩、硫酸塩、リン酸塩のような鉱酸の酸付加塩、メ
タンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスル
ホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、マ
レイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩のよう
な有機酸の酸付加塩またはナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩、マンガン塩、鉄塩、ア
ルミニウム塩のようなカルボン酸の金属塩があげられ
る。また、エステルを形成する基としては、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチルのような低級アルキル基、ベンジルのようなアラ
ルキル基、アセトキシメチル、ピバロイルオキシメチル
のような低級脂肪族アシルオキシアルキル基、1−(エ
トキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプロポキ
シカルボニルオキシ)エチルのような低級アルコキシカ
ルボニルオキシアルキル基、N,N−ジメチルアミノカル
ボニルメチル基のようなN,N−ジ置換アミノカルボニル
アルキル基、フタリジル基または(5−メチル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル基などの
生体内で容易にカルボキシ基に変換し得る基があげられ
る。なお、本発明の化合物(I)は、水和物としても存
在することができる。
本発明の前記一般式(I)を有する化合物として、以下
の表に例示する化合物およびその薬理上許容される塩お
よびエステルを挙げることができる。
本発明の前記一般式(I)を有する新規化合物は、例え
ば以下に示す反応経路〔A〕または〔B〕に従って製造
することができる。
反応経路〔A〕 反応経路〔B〕 上記式中、RおよびYは前述したものと同意義を示
し、R10は水素原子またはメチル、エチルのような低
級アルキル基を示す。
すなわち、本発明の新規化合物(I)は、化合物(II)ま
たはそのフッ化ホウ素キレート化合物(V)と1乃至数
モル倍のアミン化合物(III)とを脱酸剤の存在下または
非存在下に溶媒の存在下または非存在下に反応させるこ
とにより製造される。
本反応において用いられる溶媒としては、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸
トリアミド、ジメチルアセトアミド等のプロトン性極性
溶媒が好適であるが、他にアセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル等のエステ
ル類、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、アセト
ニトリル等のニトリル類を使用することもできる。脱酸
剤としては、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウン
デセン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコ
リン、ルチジン、コリジン等の3級アミン類、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−
ブトキシドのような金属アルコキシド、または炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのような無機塩基を例示すること
ができる。脱酸剤の使用量は化合物(II)または(V)に
対して等モル乃至5倍モルが好ましいが、前記アミン類
の場合には溶媒として大過剰用いることもできる。ま
た、過剰のアミン(III)が脱酸剤として作用するため、
他の脱酸剤を添加しない場合でも反応は円滑に進行す
る。反応は0℃から200℃の範囲で行われる。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混
合物を処理することによって得られ、さらに必要に応じ
て再結晶法、カラムクロマトグラフィーなどの通常の精
製手段を用いて精製することができる 反応経路〔B〕に従って製造する場合、まず目的物のキ
レート化合物(VI)が得られるが、このものは含水アルコ
ールまたは塩基性含水アルコールと処理することによ
り、それぞれ化合物(I)・BF3付加物または(I)に
誘導することができる。化合物(I)・BF3付加物は塩
基処理によって容易に目的化合物(I)に誘導される。
本処理操作において使用される塩基としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムのような水酸化アルカリ、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン、1,5−
ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン、トリエチルア
ミン、4−ジメチルアミノピリジンのような3級アミン
類またはナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウム−t−ブトキシドのような金属アルコキシ
ドをあげることができる。
このようにして得られる化合物(I)または(I)・BF
3付加物は必要に応じて常法に従って所望の塩にされ
る。
なお、化合物(II)または(IV)からフッ化ホウ素キレート
化合物(V)への変換反応は、例えば特開昭59-67290号
公報記載の方法に従って、ホウフッ化水素酸または三フ
ッ化ホウ素を反応させることによって行われる。
このようにして製造される前記一般式(I)を有する化
合物は、その構造におけるY部分の不斉炭素原子に基づ
く光学異性体または幾何(シス、トランス)異性体が存
在する場合がある。このような場合には所望により、光
学分割または分離された原料化合物YH(III)を用いて
上記の反応を行なうことによって、対応する目的化合物
(I)の光学異性体または幾何異性体を得るか、あるい
は化合物(I)の光学異性体または幾何異性体混合物を
通常の光学分割法または分離法に従って、それぞれの立
体異性体を得ることができる。
上記製法の出発原料である化合物(II)または(IV)並びに
それらのキレート化合物(V)は新規化合物であり、以
下に示す反応経路〔C〕によって製造される。
反応経路〔C〕 上記式中、Rは前述したものと同意義を示し、▲R10
a▼はメチル、エチルのような低級アルキル基を示し、
Xはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲン原子
を示し、R11、R12は同一または相異なるアルキル
基を示すか、あるいはそれらが結合している窒素原子と
ともに、さらに場合によっては酸素原子、硫黄原子、ス
ルフィニル基またはスルホニル基と一緒になって形成す
る環状アミノ基を示す。
上記反応経路〔C〕に於て出発原料として用いられる化
合物(VII)のうち、Xがフッ素原子で、Rがモノフル
オロメトキシ基またはジフルオロメトキシ基である化合
物は、下記に示す反応経路〔D〕により、また、R
トリフルオロメトキシ基である化合物は反応経路〔E〕
により製造される。
反応経路〔D〕 上記式中、R13は低級アルコキシ基またはアミノ基を
示し、Xは塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子を
示す。
反応経路〔E〕 上記式中R13、Xは前述したものと同意義を示し、
は。Xと同一または相異なって塩素、臭素、ヨウ
素などのハロゲン原子を示す。
なお反応経路〔D〕,〔E〕において、出発原料として
用いられる3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息
香酸(XIV)は、下記の反応経路〔F〕に示すように、公
知化合物4−ヒドロキシ3,5,6−トリフルオロフタル酸
(XX)を水または水性溶媒中、加熱脱炭酸することによっ
て製造される。
反応経路〔F〕 各工程の反応条件および後処理法については参考例にお
いて詳述する。
発明の効果 前記一般式(I)を有する本発明の目的化合物およびそ
の薬理上許容される塩は、すぐれた抗菌作用を示す。そ
の抗菌活性を寒天平板希釈法により測定したところ、例
えば黄色ブドウ状球菌、腸球菌などのグラム陽性菌およ
び大腸菌、赤痢菌、肺炎桿菌 、変形菌、セラチア、エ
ンテロバクター、サルモネラ、緑膿菌などのグラム陰性
菌並びにそれらの耐性菌を包含する広範囲な病原菌に対
して強力な抗菌活性を示した。その試験結果をノルフロ
キサシンを対照化合物として、第四表に示す。
従って、本発明の化合物(I)は、これらの病原菌によ
る細菌感染症を治療する抗菌剤として有用である。その
目的のための投与形態としては、例えば錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤などによる経口投与ある
いは静脈内注射剤、筋肉内注射剤、坐剤などによる非経
口投与があげられる。その投与量は年令、体重、症状並
びに投与形態および投与回数などによって異なるが、通
常は成人に対して1日約100乃至1000mgを1回ま
たは数回に分けて経口投与する。
次に参考例および実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。
〔参考例1〕3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフ
ルオロ安息香酸(VIIb)の合成−エステル経由法 3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸(XIV)2
0.0g(0.104モル)をエタノール500mに溶解、濃
硫酸5mを加えて4時間加熱還流した後、エタノール
を減圧留去し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、3−ヒドロキ
シ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステル(XV:
13=OEt)16.9gを無色粉末として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 221(M++1),175(M+-OC2H5), 上記のようにして得た3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフ
ルオロ安息香酸エチルエステル(XV:R13=OEt)8.83
g(0.04モル)をジメチルホルムアミド40mに溶
解、氷冷攪拌下60%水素化ナトリウム1.76g(0.044
モル)を少量ずつ添加し、添加終了後、氷冷下30分間
攪拌した。この反応混合物を200m容ステンレス製
オートクレーブに移し、これにクロルジフルオロメタン
28.0g(0.32モル)を含むジメチルホルムアミド100
mを添加し、加圧下95−100℃で5時間攪拌し
た。反応終了後、ジメチルホルムアミドを減圧留去し、
残渣に水を加え、トルエンで抽出した。トルエン層を水
洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:ト
ルエン)に付し、3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−ト
リフルオロ安息香酸エチルエステル(XVIb:R13=OE
t)4.85gを無色液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 271(M++1),225(M+-OC2H5) 前記の方法で得られた3−ジフルオロメトキシ−2,4,5
−トリフルオロ安息香酸エチルエステル(XVIb:R13
=OEt)5.79g(0.021モル)をエタノール40mに溶
解、6%水酸化ナトリウム水溶液20mを添加して一
夜室温に放置した。反応混合物に濃塩酸3.5mを加え
て酸性とし、減圧濃縮後、酢酸エチルで抽出、酢酸エチ
ル層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去
し、3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフルオロ安
息香酸(VIIb)5.22gを無色粉末として得た。
融点 68−70℃ MSスペクトル(CI):m/e 243(M++1),225(M+-OH),223(M+-
F),192(M+-CF2),175(M+-CF2-OH) NMRスペクトル(CDC,δ):6.67(1H,t,J=72H
z,-OCHF2),7.83(1H,m,aromH),10.74(1H,br,COOH) 〔参考例2〕3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフ
ルオロ安息香酸(VIIb)の合成−アミド経由法 3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸(XIV)10
0.0g(0.52モル)をベンゼン400mに溶解、塩化
チオニル300mを加えて3時間加熱還流した後、溶
媒および過剰の塩化チオニルを減圧留去し、3−ヒドロ
キシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸クロリドを得た。
これを氷冷攪拌下、28%アンモニア水1500m中
へ滴下し、2時間攪拌を続けた後、一夜室温に放置、希
塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、3
−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸アミド(X
V:R13=NH2)88.2gを無色粉末として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 192(M++1),175(M+-NH2) 融点 153−155℃ 上記のようにして得た3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフ
ルオロ安息香酸アミド(XV:R13=NH2)5.00g(0.026
モル)をジメチルホルムアミド130mに溶解、炭酸
カリウム4.70g(0.034モル)およびクロルジフルオロ
メタン6.8g(0.079モル)を加え、オートクレーブ中1
00℃で3時間攪拌した。反応終了後、水500mを
加え、酢酸エチルで抽出、有機層を水洗後溶媒を減圧留
去、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:トルエン−酢酸エチルの1:1混合液)に付し、3
−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸
アミド(XVIb:R13=NH2)5.08gを無色針状結晶とし
て得た。
融点:102−104℃ MSスペクトル(CI):m/e 242(M++1),225(M+-NH2) 上記のようにして得た3−ジフルオロメトキシ−2,4,5
−トリフルオロ安息香酸アミド(XVIb:R13=NH2)15.
53g(0.064モル)を濃硫酸20mに懸濁、氷冷攪拌
下亜硝酸ナトリウム6.60g(0.096モル)の水溶液30
mを徐々に滴下、その後加温し、30分間加熱還流し
た。室温にまで放冷後水50mを加え、クロロホルム
で抽出、有機層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶
媒を減圧留去して、3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−
トリフルオロ安息香酸(VIIb)15.59gを無色粉末として
得た。このものは融点、MSスペクトル、NMRスペクトル
により、前述のエステル経由法で得られたものと同一物
であることが確認された。
〔参考例3〕3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフ
ルオロ安息香酸(VIIb)の合成−直接法 水酸化ナトリウム2.18g(0.052モル)に水5mを加
え溶解後、ジメチルホルムアミド20mを加え、3−
ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸(XIV)4.97g
(0.026モル)を氷冷下少量ずつ加えた。添加終了後、
氷冷下30分間攪拌した。この反応混合物を200m
容ステンレス製オートクレーブに移し、これにクロルジ
フルオロメタン24.0g(0.277モル)を含むジメチルホ
ルムアミド100mを添加し、加圧下100〜110
℃で5時間攪拌した。反応終了後水に加え、クロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を水洗、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒:酢酸エチル−エタノールの
9:1混合液)に付し、3−ジフルオロメトキシ−2,4,
5−トリフルオロ安息香酸(VIIb)2.00gを無色粉末とし
て得た。
このものは融点、MSスペクトル、NMRスペクトルによ
り、前述のエステル経由法およびアミド経由法で得られ
たものと同一物であることが確認された。
〔参考例4〕2,4,5−トリフルオロ−3−トリフルオロ
メトキシ安息香酸(VIIc)の合成 3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸エチル
エステル(XV:R13=OEt)5.0g(0.023モル)をジメ
チルホルムアミド20mに溶解、氷冷攪拌下60%水
素化ナトリウム1.0g(0.025モル)を少量ずつ添加し、
添加終了後、氷冷下30分間攪拌した。次いでジフルオ
ロジブロモメタン28.0g(0.13モル)を含むジメチルホ
ルムアミド130mを添加し、室温で23時間攪拌し
た。反応終了後、反応混合物を水300mに注加、ト
ルエンで抽出し、トルエン層を水洗、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒:トルエン)に付し、3−ジフ
ルオロブロモメトキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸
エチルエステル(XVII:R13=OEt,X=Br)5.60g
を無色液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 351(M++3),349(M++1) 次いでこの3−ジフルオロブロモメトキシ−2,4,5−ト
リフルオロ安息香酸エチルエステル(XVII:R13=OE
t,X=Br)1.50g(0.0043モル)をトルエン10m
に溶解、ホウフッ化銀2.50g(0.013モル)を加えて遮
光、攪拌下8時間加熱還流した。反応液を過し、液
を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:トルエン)に付して、2,4,5−トリフルオロ−3−
トリフルオロメトキシ安息香酸エチルエステル(XVIII:
13=OEt)1.12gを無色液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 289(M++1),269(M+-F) 上記のようにして得た2,4,5−トリフルオロ−3−トリ
フルオロメトキシ安息香酸エチルエステル(XVIII:R
13=OEt)5.05g(0.0175モル)をエタノール100m
に溶解、1Nカセイソーダ19.3m(0.0193モル)を
添加して室温に2時間放置した。これに1N塩酸19.3m
を加えた後、減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルで抽出
し、酢酸エチル層を水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧乾固し、2,4,5−トリフルオロ−3−トリフル
オロメトキシ安息香酸(VIIc)3.98gを無色粉末として得
た。
MSスペクトル(CI):m/e 261(M++1),243(M+-OH) NMRスペクトル(CDC,δ):7.88(1H,m,aromH) 〔参考例5〕1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−ジフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸エチルテステル(IV:R=O
CHF2,▲R10 a▼=Et)の合成 3−ジフルオロメトキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香
酸(VII:X=F,R1=OCHF2)5.22g(0.0216モル)をベン
ゼン300mに溶解、塩化チオニル15mを加えて
3時間加熱還流した。反応後、ベンゼンおよび過剰の塩
化チオニルを減圧留去し、3−ジフルオロメトキシ−2,
4,5−トリフルオロ安息香酸クロリド(VIII:X=F,R
=OCHF2)を得た。
一方、マグネシウムエトキシド2.80g(0.0238モル)と
マロン酸ジエチルエステル3.81g(0.0238モル)を無水
ジエチルエーテル60m中1時間撹拌下加熱還流する
ことにより、エトキシマグネシウムマロン酸ジエチルエ
ステルのジエチルエーテル懸濁液を得た。これに室温で
撹拌下、上記の酸クロリドを無水ジエチルエーテル50
mに溶解した液を滴下し、更に室温で2時間撹拌し
た。反応混合物に1N塩酸35mを加えて激しく撹拌
してから分液し、有機層を水洗、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去、3−ジフルオロメトキシ−2,
4,5−トリフルオロベンゾイルマロン酸ジエチルエステ
ル(IX:X=F,R1=OCHF2,▲R10 a▼=Et)7.07gを褐色
液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 385(M++1),339(M+-OC2H5) 次いでこれをジオキサン200mに溶解、p−トルエ
ンスルホン酸・1水和物4.52g(0.0238モル)を添加
し、6時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣に
水100mと炭酸水素ナトリウム2.52g(0.03モル)
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、3−ジフル
オロメトキシ−2,4,5−トリフルオロベンゾイル酢酸エ
チルエステル(X:X=F,R1=OCHF2,▲R10 a▼=Et)
5.66gを赤褐色液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 313(M++1), 次いでこれに無水酢酸20mとオルトギ酸エチル6m
を添加し、2時間還流後減圧下、過剰の無水酢酸、オ
ルトギ酸エチルを留去した。残渣をジクロルメタン20
0mに溶解、氷冷攪拌下シクロプロピルアミン1.25g
(0.022モル)を滴下し、氷冷下1時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒:トルエン−酢酸エチルの9:1混合液)
に付し、3−シクロプロピルアミノ−2−(3−ジフル
オロメトキシ−2,4,5−トリフルオロベンゾイル)アク
リル酸エチルエステル(XIII:X=F,R=OCHF2,▲
10 a▼=Et)3.29gをアメ色液体として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 380(M++1), 次いでこれを無水ジエチルエーテル150mに溶解、
60%水素化ナトリウム0.39g(0.0098モル)を室温で
攪拌下少量ずつ添加した。添加終了後、さらに室温で1
時間攪拌、1N塩酸を激しく攪拌しつつ加え反応液全体
を酸性とした。反応混合物を過、水洗、次いでジエチ
ルエーテルで洗浄し、1−シクロプロピル−6,7−ジフ
ルオロ−8−ジフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルテステル(I
V:R=OCHF2,▲R10 a▼=Et)1.44gを無色針状結晶
として得た。
融点 224−226℃ MSスペクトル(CI):m/e 360(M++1) 〔参考例6〕1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−ジフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸(II:R=OCHF2)の合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−ジフルオ
ロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチルエステル(IV:R=OCHF2,▲R10 a
▼=Et)1.40g(0.0039モル)に酢酸9m、濃硫酸1.2
mおよび水7mを加え、1時間加熱還流した。室温
にまで放冷後、反応混合物を氷水中に注加し析出する結
晶を集、水、次いでジエチルエーテルで洗浄し、1−
シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−ジフルオロメ
トキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸(II:R=OCHF2)1.09gを無色針状結晶とし
て得た。
融点 202−207℃ MSスペクトル(CI):m/e 332(M++1) 元素分析値(%):C14H9F4NO4として 〔参考例7〕1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−ジフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸・BF2キレート(V:R=O
CHF2)の合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−ジフルオ
ロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチルエステル(IV:R=OCHF2,▲R10 a
▼=Et)9.50g(0.0265モル)をメチルイソブチルケト
ン150mに溶解、三フッ化ホウ素−エーテル錯体5.
63gを加えて6時間加熱還流した。反応液を氷冷し析出
する結晶を取、ジエチルエーテル、次いでクロロホル
ムで洗浄し、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−ジフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸BF2キレート(V:R=OCHF
2)6.15gを無色粉末として得た。
融点 225−233℃ MSスペクトル(CI):m/e 380(M++1) 元素分析値(%):C14H8BF6NO4・1/2H2Oとして 〔参考例8〕1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−トリフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸エチルエステル(IV:R
=OCF3,▲R10 a▼=Et)の合成 2,4,5−トリフルオロ−3−トリフルオロメトキシ安息
香酸(VIIIc:X=F,R=OCF3)を出発材料とし、参
考例5と同様の方法により、1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−8−トリフルオロメトキシ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルエス
テル(IV:R=OCF3,▲R10 a▼=Et)を無色針状結晶と
して得た。
融点 160−161℃ MSスペクトル(CI):m/e 378(M++1) 〔参考例9〕1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
8−トリフルオロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸・BF2キレート(V:R
=OCF3)の合成 参考例8で得た化合物より参考例7と同様の方法で、1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−トリフルオ
ロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸・BF2キレート(V:R=OCF3)を無色
粉末として得た。
融点 266−271℃ MSスペクトル(CI):m/e 398(M++1) 元素分析値(%):C14H7BF7NO4・1/2H2Oとして 〔参考例10〕3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ
安息香酸(XIV)の合成 4−ヒドロキシ−2,5,6−トリフルオロフタル酸(XX)2
700g及び水6をオートクレーブにいれ、窒素置換
して140℃で3時間加熱した。反応終了後、室温まで
冷却し、濃縮すると結晶が析出した。その結晶を過
し、クロロホルムで洗浄した後、乾燥した。無色に粉末
として3−ヒドロキシ−2,4,5−トリフルオロ安息香酸
(XIV)1623gを得た。
融点 144−146℃ MSスペクトル(CI):m/e 192(M+) NMRスペクトル(CD3OD,δ):4.94(1H,bs,-oH),7.25(1
H,m,aromH) 〔参考例11〕(2S)−メチルピラジンの合成 L−アラニンエチルエステル塩酸塩10g(0.065モ
ル)に水10mを加え、ついでシアン化ナトリウム3.
2g(0.065モル)を加えた。攪拌下に37%ホルムアル
デヒド液5.3g(0.065モル)を滴下した。(反応温度は
40℃付近まで上昇した)滴下後室温攪拌を6時間行
い、一夜放置した。反応液を塩化メチレンで抽出、有機
層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄、さらに水で洗
浄した。次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トル
エン−酢酸エチルの9:1混合液)に付し、N−シアノ
メチル−L−アラニンエチルエステル5.6gを無色油状
物として得た。
上記反応生成物5.0g(0.321モル)と4%アンモニアエ
タノール56g、ラネーニッケル1.38gをオートクレー
ブに仕込み、反応温度90℃、水素圧50kg/cm2で2時
間攪拌した。触媒を別し、溶媒を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:メタ
ノール−クロロホルムの1:20混合液)に付し、(3
S)−メチル−2−オキソピペラジン2.8gを無色結晶
として得た。
テトラヒドロフラン35mにリチウムアルミニウムヒ
ドリド1.53g(0.040モル)を加え、氷水冷却下、上記
(3S)−メチル−2−オキソピペラジン2.29g(0.02
0mo)のテトラヒドロフラン溶液35mを滴下し
た。滴下後、加熱還流を5時間行った。放冷後、氷冷
下、少量の水を加えて、過剰の還元剤の分解を行った
後、過して、反応液を得た。これに濃塩酸10m
を加えて濃縮乾固し、エーテル/エチルアルコールで結
晶化させ、(2S)−メチルピペラジン・二塩酸塩2.73
gを無色粉末として得た。
これを水10mに溶解させ、10%水酸化ナトリウム
溶液を加えてpHを10以上にした後、クロロホルムで抽
出した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、残渣から減圧蒸留によって(2
S)−メチルピペラジン1.30gを無色針状結晶として得
た。このものはHPLC分析注1)により、光学純度98.5%
eeの(S)体であることが確認された。
注1)HPLC分析条件 〔前処理方法〕 反応 *2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシルイソチオシアネート(GITC) 操作 A液:2−メチルピペラジン0.0288g(0.288mmo
)/アセトニトリル25m溶液 B液:GITC 0.20g(0.51mmo)/アセトニトリル
25m溶液 A液0.43m(0.005mmo)にB液0.24m(0.005
mmo)を加え、室温で10分放置した。この反応液
2μをHPLC分析した。
〔HPLC分析条件〕
カラム:TSK-gel ODS-80TM(4.6×250mm) 移動相:メタノール:0.05Mリン酸二水素ナトリウム=
25:75 流速:0.70m/min 検出:UV254nm 〔参考例12〜15〕 参考例11の方法に準じて下記のピペラジン類を合成し
た。
〔参考例16〕(3S)−アミノピロリジン・二塩酸塩
の合成 L−アスパラギン酸エチルエステル塩酸塩14.88g(0.0
66モル)を塩化メチレン200mに溶かし、氷水冷却
下、トリエチルアミン7.33g(0.072モル)を加えた。
20分攪拌後、ジ−tert−ブチルジカーボネート14.4g
(0.066モル)を分割添加した。さらに2時間攪拌した
後、減圧濃縮し、トルエンを加えてトリエチルアミンの
塩酸塩を過して除去した。液を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トル
エン−酢酸エチルの4:1混合液)に付し、N−tert−
ブトキシカルボニル−L−アスパラギン酸エチルエステ
ル18.61gを無色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 234(M++1-CH2=C(CH3)2), 190(M++1-CO2,-CH2=C(CH3)2) リチウムボロヒドリド3.01g(0.138モル)をテトラヒ
ドロフラン100mに溶かした。この溶液に上記生成
物10.0g(0.035モル)を含むテトラヒドロフラン溶液
40mを滴下した。(反応温度を40℃に維持するよ
う滴下速度を調整した)滴下終了後、さらに室温で4時
間攪拌を行った。少量の水を加えて、還元剤の分解を行
った後、過して反応液を得た。これを濃縮してテト
ラヒドロフランを除いた後、食塩を加えて酢酸エチルで
抽出を行った。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮して(2S)−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ−1,4−ジヒドロキシブタン6.15gを無色油状物とし
て得た。
MSスペクトル(CI):m/e 206(M++1) 150(M++1-CH2=C(CH3)2), 106(M++1-CO2,-CH2=C(CH3)2), (2S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1,4−ジ
ヒドロキシブタン13.0g(0.060モル)、トリエチルア
ミン14.54g(0.144モル)を250mの塩化メチレン
中に加えた。氷水冷却下、メタンスルホニルクロリド1
5.12g(0.132モル)を滴下した。氷水冷却下で3時間
攪拌した後、室温で一夜放置した。水と塩化メチレンを
加えて、塩化メチレン層を分液し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥させ濃縮し、無色の結晶として、(2S)−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−1,4−ジ−(メチルスル
ホニルオキシ)ブタン20.22gを得た。
MSスペクトル(CI):m/e 210(M+-OSO2CH3,-CH2=C(C
H3)2) (2S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1,4−ジ
−(メチルスルホニルオキシ)ブタン20.22g(0.056モ
ル)をメタノール130mに懸濁させ、トリエチルア
ミン6.0g(0.059モル)を加えた。アンモニアガスを飽
和になるまで吸収させた後、室温で2日間攪拌した。こ
の反応液を減圧濃縮して残渣を得た。これを塩化メチレ
ン150m中に溶かし、ジ−tert−ブチルジカーボネ
ート12.22g(0.056モル)を加え、次いでトリエチルア
ミン23mを滴下した。室温攪拌をさらに2時間行っ
てから、水で洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥
させ濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒=トルエン−酢酸エチルの9:1混合液)に付
し、(3S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1−
tert−ブトキシカルボニルピロリジンを無色油状物とし
て得た。このものに濃塩酸を10m加えて濃縮乾固
し、エチルアルコールで結晶化させ、(3S)−アミノ
ピロリジン・二塩酸塩2.87gを無色粉末として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 87(M++1),70(M+-NH2) 〔参考例17〕3−アミノ−4−(2,2,2−トリフルオ
ロエトキシ)ピロリジン・二塩酸塩の合成 2,2,2−トリフルオロエタノール15mに、水冷却
下、60%ナトリウムヒドリド1.08g(0.027モル)を
加えた。20分攪拌後、1−tert−ブトキシカルボニル
−3,4−エポキシピロリジン5.0g(0.027モル)を加
え、加熱還流を3時間行った。飽和食塩水を加えて酢酸
エチルで抽出を行い、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮した。この濃縮液を50mのピリジンに溶
解させ、氷水冷却下にメタンスルホニルクロリド3.23g
(0.028モル)を加え、さらに室温で5時間攪拌後、一
夜放置した。水300mを加え、トルエン抽出を行
い、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トル
エン−酢酸エチルの9:1混合液)に付し、1−tert−
ブトキシカルボニル−3−(2,2,2−トリフルオロエト
キシ)−4−メチルスルホニルオキシピロリジン7.07g
を得た。この生成物3.95g(0.011モル)と20%アン
モニアメタノール液100mをオートクレーブに仕込
み、反応温度140℃で10時間攪拌した。溶媒を減圧
留去し、飽和炭酸ナトリウム液を加えて、酢酸エチル抽
出を行い、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:エタノール:酢酸エチルの1:9混合液)に付し、
3−アミノ−1−tert−ブトキシカルボニル−4−(2,
2,2−トリフルオロエトキシ)ピロリジン1.61gを無色
油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 285(M++1), 229(M+-CH2=C(CH3)2) 上記の反応で得られた生成物1.61g(0.006モル)にエ
タノール30m、濃塩酸2m、水4mを加え室温
で一夜放置後、減圧下に濃縮乾固を行い、3−アミノ−
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピロリジン・二
塩酸塩1.60gを無色の結晶として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 185(M++1) 〔参考例18〕3−アミノ−4−メトキシメチルピロリ
ジン・二塩酸塩の合成 ヒドロキシルアミン塩酸塩34.7g(0.5モル)を水13
5mに溶解し、室温で1−ベンジル−3−カルボエト
キシ−4−ピロリドン24.7g(0.1モル)のエタノール
135m溶液を滴下した後、炭酸ナトリウム28.1g
(0.265モル)を添加、室温で6.5時間攪拌した。反応液
をクロロホルム300mで抽出、得られたクロロホル
ム層を水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トルエン−酢酸
エチル2:1の混合液)に付して、1−ベンジル−3−
カルボエトキシ−4−ヒドロキシイミノピロリジン15.8
gを茶色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 263(M++1) IRスペクトル(キャピラリー,νmaxcm-1):3300,1
740 ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウム
ヒドリドの3.4モルトルエン溶液28mをトルエン3
0mに溶解し、1−ベンジル−3−カルボエトキシ−
4−ヒドロキシイミノピロリジン5.24g(0.022モル)
のトルエン10m溶液を1時間で滴下し、室温で1.5
時間攪拌後、さらに2時間加熱還流した。反応液を室温
まで放冷後、氷水を添加、生成した沈澱を別した。濾
液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒:メタノール)に付し、1−ベンジル−3
−アミノ−4−ヒドロキシメチルピロリジン2.16gを茶
色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 207(M++1) IRスペクトル(キャピラリー,νmaxcm-1):3150〜
3400 1−ベンジル−3−アミノ−4−ヒドロキシメチルピロ
リジン5.87g(0.0285モル)をジクロルメタン100m
に溶解、室温でジ−tert−ブチルカーボネート6.21g
(0.0285モル)を分割添加した。室温で一日攪拌後、溶
媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒:酢酸エチル)に付し、1−ベンジル−3
−(N−tert−ブトキシカルボニル)アミノ−4−ヒド
ロキシメチルピロリジン6.32gを淡褐色油状物として得
た。
IRスペクトル(キャピラリー,νmaxcm-1):3350,1
680〜1720 1−ベンジル−3−(N−tert−ブトキシカルボニル)
アミノ−4−ヒドロキシメチルピロリジン6.32g(0.02
07モル)をエタノール100mに溶解、20%パラジ
ウム−炭素粉末2.0gを添加し、ステンレスオートクレ
ーブ中、室温、水素圧100kg/cm2で27時間攪拌反応
した。触媒を別後、液を減圧濃縮し、3−(N−te
rt−ブトキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシメチ
ルピロリジン3.99gを無色結晶性油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 217(M++1) IRスペクトル(KBr,νmaxcm-1):3350,3270,1680
〜1690 3−(N−tert−ブトキシカルボニル)アミノ−4−ヒ
ドロキシメチルピロリジン3.08g(0.0143モル)をジク
ロルメタン50mに溶解、室温でジ−tert−ブチルジ
カーボネート3.12gを分割添加した。室温で一日攪拌
後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒:トルエン−酢酸エチル1:1の混
合液)に付し、1−tert−ブトキシカルボニル−3−
(N−tert−ブトキシカルボニル)アミノ−4−ヒドロ
キシメチルピロリジン3.99gを無色結晶として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 317(M++1) 1−tert−ブトキシカルボニル−3−(N−tert−ブト
キシカルボニル)アミノ−4−ヒドロキシメチルピロリ
ジン3.86g(0.0122モル)をジエチルエーテル190m
に溶解、氷冷した後、三フッ化ホウ素・ジエチルエー
テル錯体0.3mを添加、次いでジアゾメタンのジエチ
ルエーテル溶液(0.126モル含有)を1.5時間かけて滴下
した。同温度で0.5時間攪拌後、室温で一夜放置した。
飽和食塩水を添加して分液し、エーテル層を乾燥後、溶
媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒:トルエン−酢酸エチル2:1の混合液)
に付し、1−tert−ブトキシカルボニル−3−(N−te
rt−ブトキシカルボニル)アミノ−4−メトキシメチル
ピロリジン0.47gを無色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 331(M++1) IRスペクトル(キャピラリー,νmaxcm-1):3330,1
670〜1730 1−tert−ブトキシカルボニル−3−(N−tert−ブト
キシカルボニル)アミノ−4−メトキシメチルピロリジ
ン0.58g(0.0021モル)をエタノール30mに溶解、
6N塩酸7mを添加、2時間加熱還流後、減圧乾固
し、3−アミノ−4−メトキシメチルピロリジン・二塩
酸塩0.43gを褐色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 131(M++1) 〔参考例19〕2−フルオロメチルピペラジン・二塩酸
塩の合成 エピフルオロヒドリン22.20(0.3モル)とN−ベンジル
エタノールアミン67.95g(0.45モル)をエタノール2
00mに溶解し、5時間加熱還流した。反応液を減圧
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒:酢酸エチル)に付し、N−ベンジル−N−(3
−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)エタノールアミ
ン64.93gを無色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 228(M++1) 上記のようにして得たN−ベンジル−N−(3−フルオ
ロ−2−ヒドロキシプロピル)エタノールアミン6.75g
(0.03モル)を酢酸エチル200mに溶解、トリエチ
ルアミン7.27g(10.072モル)を添加後、氷冷攪拌下メ
タンスルホニルクロリド8.24g(0.072モル)を滴下し
た。その後氷冷下に攪拌を3時間続け、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を添加して分液し、有機層を水洗、乾燥後減
圧濃縮し、N−(2−メチルスルホニルオキシ)エチル
−N−(3−フルオロ−2−メチルスルホニルオキシプ
ロピル)ベンジルアミン12.49gを微黄色油状物として
得た。
MSスペクトル(CI):m/e 384(M++1) 次いでこのものをエタノール200mに溶解し、ベン
ジルアミン4.82g(0.045モル)とトリエチルアミン9.0
9g(0.09モル)を加えて2時間加熱還流後減圧濃縮し
た。残渣にエタノール100mと2Nカセイソーダ水
溶液40mを加えて再び減圧濃縮し、残渣に酢酸エチ
ルを加えて不溶物を去し、液を減圧濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:
トルエン−酢酸エチル9:1の混合液)に付し、1,4−
ジベンジル−2−フルオロメチルピペラジン3.60gを黄
色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 299(M++1) 1,4−ジベンジル−2−フルオロメチルピペラジン23.85
g(0.08モル)をメタノール500mに溶解、濃塩酸
33mと20%パラジウム−炭素粉末1.0gを加え、
室温で1時間水素ガスを通じながら激しく攪拌した。反
応終了後触媒を去、水洗し、液を減圧濃縮、残渣を
水200mに溶解して酢酸エチルとよくふりまぜて分
液した。水層を減圧濃縮し、残渣をエタノールで洗浄し
て2−フルオロメチルピペラジン・二塩酸塩13.76gを
無色粉末として得た。
融点 205−218℃ MSスペクトル(CI):m/e 119(M++1) 元素分析値(%):C13FNとして 〔参考例20〕(2S)−メチルホモピペラジン・二塩
酸塩の合成 L−アラニンエチルエステル15.3g(0.131モル)、ア
クリロニトリル7.0g(0.132モル)、ナトリウムメチラ
ート1.0g(0.018モル)をエタノール150mに溶か
し、加熱還流を7時間行った。放冷後、減圧濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:トル
エン−酢酸エチルの4:1混合液)に付し、N−シアノ
エチル−L−アラニンエチルエステル12.5gを無色油状
物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 171(M++1) 上記反応生成物9.8g(0.057モル)に、4%アンモニア
エタノール70g、ラネーニッケル1.79gをオートクレ
ーブに仕込み、反応温度90℃、水素圧60kg/cm2で3
時間攪拌した。放冷後、触媒を別し、液を濃縮し残
渣を得た。この残渣にキシレン200m、酸化ジ−n
−ブチル錫1.4gを加えて10時間加熱還流した。この
間、生成するエタノールを含む留分は系外に出した。次
いで反応液を濃縮し残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒:クロロホルム−メタノールの9:1混
合液)に付し、(3S)−メチル−2−オキソピペラジ
ン5.3gを淡褐色結晶として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 129(M++1) テトラヒドロフラン60mにリチウムアルミニウムヒ
ドリド2.91g(0.077モル)を加え、氷水冷却下上記反
応生成物4.92g(0.038モル)のテトラヒドロフラン溶
液60m(スラリー状)を滴下した。滴下後、加熱還
流を5時間行った。放冷後氷冷下少量の水を加えて、還
元剤の分解を行った後、過して、反応液を得た。こ
れに濃塩酸20mを加えて、濃縮乾固し、エタノール
で結晶化させ、(2S)−メチルホモピペラジン・二塩
酸塩5.93gを無色結晶として得た。
融点:211〜220℃ MSスペクトル(CI):m/e 115(M++1) 〔参考例21〕2,6−ビス(フルオロメチル)ピペラジ
ン・二塩酸塩の合成 エピフルオロヒドリン27.28(0.359モル)とベンジルア
ミン19.20g(0.1795モル)をエタノール200mに
溶解し、4時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、N,
N−ビス(3−フルオロ−2−ヒドロキシプロピル)ベ
ンジルアミン46.6gを無色油状物として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 260(M++1) この化合物33.67g(0.13モル)をテトラヒドロフラン
300mに溶解、トリエチルアミン28.89g(0.286モ
ル)を添加後、氷冷攪拌下、メタンスルホニルクロリド
32.76g(0.286モル)を滴下した。室温で更に6時間攪
拌した後、トリエチルアミン39.40g(0.39モル)、ベ
ンジルアミン20.87g(0.195モル)およびエタノール3
00mを加え、3時間加熱還流した。反応液を減圧濃
縮し、残渣にカセイソーダ30gと水300mを加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾燥後減圧
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒:トルエン−酢酸エチル20:1の混合液)に付
し、1,4−ジベンジル−2,6−ビス(フルオロメチル)ピ
ペラジンのA異性体6.29gとB異性体6.60gをいずれも
無色結晶として得た。
MSスペクトル(CI):m/e 331(M++1)……A,B両異性体
とも同じ 1,4−ジベンジル−2,6−ビス(フルオロメチル)ピペラ
ジンB異性体5.03g(0.015モル)をメタノール130
mに懸濁し、濃塩酸6mと2%パラジウム−炭素粉
末0.6gを添加、室温で激しく攪拌しながら水素ガスを
1時間通じた。触媒を去し、液を減圧濃縮、残渣に
水50mを加えて不溶物を去、液を減圧濃縮後残
渣をエタノールで洗浄して、2,6−ビス(フルオロメチ
ル)ピペラジン(B異性体)の二塩酸塩3.10gを無色粉
末として得た。
融点 207−225℃ MSスペクトル(CI):m/e 151(M++1) 元素分析値(%) C14として 1,4−ジベンジル−2,6−ビス(フルオロメチル)ピペラ
ジンA異性体から同様にして、2,6−ビス(フルオロメ
チル)ピペラジン(A異性体)の二塩酸塩を無色粉末と
して得た。
MSスペクトル(CI):m/e 151(M++1) 元素分析値(%):C14・1/2H
0として 〔実施例1〕1−シクロプロピル−8−ジフルオロメト
キシ−6−フルオロ−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸の合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−ジフルオ
ロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸・BF2キレート2.58g(0.0068モル)をジ
メチルスルホキシド20mに溶解、2−メチルピペラ
ジン1.63g(0.016モル)を加えて一夜室温に放置し
た。反応混合物を水100m中に注加、析出する黄色
結晶を取、水洗した。この結晶をトリエチルアミン1
5mを含む80%メタノール500mに溶解し、3
時間加熱還流後、溶媒を減圧留去、残渣をエタノールで
洗浄し、淡黄粉末2.30gを得た。これを水50mに溶
解、不溶物を去、液を1Nカセイソーダ液でpH7.50
とし、析出する結晶を取、水洗、次いでエタノールで
洗浄し、目的化合物1.74gを微黄色微細針状結晶として
得た。
融点 223−225℃ MSスペクトル(CI):m/e 412(M++1) 元素分析値(%):C19H20F3N3O4・H2Oとして 〔実施例2〕1−シクロプロピル−8−ジフルオロメト
キシ−6−フルオロ−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・塩酸塩の合成 実施例1で得た標記化合物のフリー体1.00g(0.0024モ
ル)をメタノール50mに懸濁、1N塩酸2.40m
(0.0024モル)を加えて、透明溶液とした。これを減圧
濃縮、残渣をエタノールで洗浄して、目的化合物(塩酸
塩)0.97gを無色粉末として得た。
融点 277−287℃(分解) 元素分析値(%):C1921CFとし
〔実施例3〕1−シクロプロピル−8−ジフルオロメト
キシ−6−フルオロ−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・メタンスルホン酸塩の合成 実施例1で得た標記化合物のフリー体0.40g(0.00097
モル)をメタノール50mに懸濁、メタンスルホン酸
0.093g(0.00097モル)を加えて透明溶液とした。これ
を減圧濃縮、残渣をエタノールで洗浄して、目的化合物
(メタンスルホン塩)0.47gを無色粉末として得た。
融点 289−292℃(分解) 元素分析値(%):C20H24F3N3O7S・1/2H2Oとして 実施例1、2または3と同様の方法により、下記の化合
物を完成した。
〔実施例22〕1−シクロプロピル−8−ジフルオロメ
トキシ−6−フルオロ−7−〔(3S)−メチル−1−
ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸・塩酸塩の合成 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−ジフルオ
ロメトキシ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸1.82g(0.0055モル)と(2S)−メチル
ピペラジン1.20g(0.012モル)をピリジン30mに
溶解し、105−110℃で3時間攪拌後、溶媒を減圧
留去、残渣を水洗して得られる粉末(フリー体)をクロ
ロホルムとメタノールの1:1混合液400mに溶
解、濃塩酸1mを加えて減圧濃縮し、残渣をクロロホ
ルムとメタノールの1:1混合液で洗浄し、標記の目的
化合物1.84gを微黄色粉末として得た。
融点 283−286℃(分解) MSスペクトル(CI):m/e 412(M++1) 元素分析値(%):C1921CFとし
実施例22と同様の方法により、下記の化合物を合成し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/54 9360−4C 31/55 9360−4C (72)発明者 井上 輝比古 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社内宇部研究所内 (72)発明者 藤原 義巳 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社内宇部研究所内 (72)発明者 勝部 哲嗣 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社内宇部研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Rはフッ素置換メトキシ基を示し、Yは式 (式中、Rは水素原子、水酸基、アミノ基、置換基と
    して水酸基、低級アルコキシ基、低級脂肪族アシルオキ
    シ基、低級脂肪族アシル基、カルボキシ基、低級アルコ
    キシカルボニル基、スルフォ基、アミノ基、低級脂肪族
    アシルアミノ基あるいはモノ若しくはジ低級アルキルア
    ミノ基を有してもよい低級アルキル基、アラルキル基ま
    たは低級脂肪族アシル基を示し、Rは水素原子または
    置換基として水酸基、低級アルコキシ基あるいはハロゲ
    ン原子を有していてもよい低級アルキル基を示し、Aは
    エチレン基、トリメチレン基または式−COCH2−基を示
    し、mは1または2を示す。)、 ((式中、Wは式 (式中、RおよびRは同一または異なって水素原
    子、低級アルキル基またはアラルキル基を示し、n′は
    0または1を示す。)、水酸基または低級アルコキシ基
    を示し、Rは水素原子、置換基として水酸基、低級ア
    ルコキシ基あるいはハロゲン原子を有していてもよい低
    級アルキル基、水酸基またはアルキル部分にフッ素原子
    を有していてもよい低級アルコキシ基を示し、Bはメチ
    レン基、エチレン基、トリメチレン基またはテトラメチ
    レン基を示し、nは1または2を示す。))、 式 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を示
    す。)または式 (式中、Zは酸素原子または硫黄原子を示す。)を示
    す。〕 を有するキノロンカルボン酸誘導体およびその薬理上許
    容される塩またはエステル。
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