JPH0645910A - BiCMOS論理回路 - Google Patents

BiCMOS論理回路

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JPH0645910A
JPH0645910A JP4199527A JP19952792A JPH0645910A JP H0645910 A JPH0645910 A JP H0645910A JP 4199527 A JP4199527 A JP 4199527A JP 19952792 A JP19952792 A JP 19952792A JP H0645910 A JPH0645910 A JP H0645910A
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克弘 瀬田
Hiroyuki Hara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プルダウン用の NPNトランジスタには電源から
供給される信号で十分なベース電位を与え、出力のプル
ダウン後は、飽和防止のため、出力がフィードバックさ
れて動作する制御回路によって上記 NPNトランジスタを
制御する。 【構成】入力端子INはCMOSインバータ21の入力及びN
チャネル MOSトランジスタN10のゲートに接続される。
CMOSインバータ21の出力はプルアップ用のNPNトラン
ジスタQ11のベースに接続される。N10のドレインはCM
OSインバータ22の入力に接続され、その出力はプルダウ
ン用のNPNトランジスタQ12のベースに接続される。
Q11のエミッタ、Q12のコレクタが接続される出力端子
OUTはPチャネル MOSトランジスタP12とNチャネル
MOSトランジスタN13の各ゲートに接続される。P12の
ドレインはN10のドレインに、N13のドレインはN10の
ソースに接続され、これらN10とP12とN13はCMOSイン
バータ22の制御回路23を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は特にバイポーラトラン
ジスタとMOS型電界効果トランジスタとが混在するB
iCMOS論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】BiCMOS論理回路は、CMOS回路
の消費電力が少ない利点とバイポーラトランジスタの高
負荷駆動性を合せ持つ論理回路である。従来例として、
特開平3−34720に開示されたBiCMOSインバ
ータゲートを図4に示す。
【0003】図4の構成は次のようである。入力端子I
NはPチャネルMOSトランジスタP1 とNチャネルM
OSトランジスタN1 ,N2 のゲートに接続されてい
る。PチャネルMOSトランジスタP1 とNチャネルM
OSトランジスタN2 の互いのドレインは接続され、P
1 とN2 はCMOS型のインバータ11を構成している。
インバータ11の出力ノードはNPNトランジスタQ1 の
ベースに接続されている。NPNトランジスタQ1 のコ
レクタは電源Vccに、エミッタは出力端子OUTに接続
されている。
【0004】NチャネルMOSトランジスタN1 のドレ
インは出力端子OUTに、ソースはNチャネルMOSト
ランジスタN3 のドレインに接続されている。Nチャネ
ルMOSトランジスタN3 のゲートは上記インバータ1
の出力ノードに、ソースは接地電源GNDに接続されて
いる。NチャネルMOSトランジスタN1 のソースとN
3 のドレインの接続点はNPNトランジスタQ2 のベー
スに接続されている。NPNトランジスタQ2 のコレク
タは出力端子OUTに、エミッタはGNDに接続されて
いる。
【0005】上記構成のインバータゲート動作は次のと
おりである。入力端子INへの入力信号が“L”(ロ
ー)レベルから“H”(ハイ)レベルに変化すると、駆
動用のNチャネルMOSトランジスタN1 がオンし、N
PNトランジスタQ2 にはベース電流が供給され、その
β(エミッタ接地増幅率)倍されたコレクタ電流が流れ
る。この一連の動作により、出力端子OUTの電位が
“L”レベルにプルダウンされる。このとき、駆動用の
PチャネルMOSトランジスタP1 はカットオフしてい
るため、プルアップ用のNPNトランジスタQ1 はオフ
している。
【0006】入力端子INへの入力信号が“H”レベル
から“L”レベルに変化すると、駆動用のPチャネルM
OSトランジスタP1 がオンし、NチャネルMOSトラ
ンジスタN2 がオフする。これにより、NPNトランジ
スタQ1 がオンすると共に、NチャネルMOSトランジ
スタN3 がオンする。同時に駆動用のNチャネルMOS
トランジスタN1 がオフするので、NPNトランジスタ
Q2 がオフする。この一連の動作により、出力端子OU
Tの電位が“H”レベルにプルアップされる。
【0007】上記構成の回路はプルダウン側に問題があ
る。その理由は、プルダウン用のNPNトランジスタQ
2 のベースに駆動用のNチャネルMOSトランジスタN
1 のソースが接続されていることに起因する。
【0008】すなわち、プルダウン動作時にはNPNト
ランジスタQ2 のベース電位、すなわちNチャネルMO
SトランジスタN1 のソース電位はGNDからVBE(ベ
ース,エミッタ間電圧)分浮くことになる。この結果、
駆動用のNチャネルMOSトランジスタN1 のゲート,
ソース間電圧及びドレイン,ソース間電圧がVBE分減少
し、NチャネルMOSトランジスタN1 の駆動能力が著
しく低減する。
【0009】このため、NチャネルMOSトランジスタ
N1 のドレイン電流、すなわち、NPNトランジスタQ
2 のベース電流が十分にとれなくなり、プルダウン動作
時の遅延時間を増大させる。このような構成では特に低
電源電圧動作にはかなり不都合である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
プルダウン用のバイポーラトランジスタを駆動させる前
段のMOSトランジスタの駆動能力が低くならざるを得
ない回路構成であり、プルダウン動作時の遅延時間が増
大されるという欠点がある。
【0011】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、低電源電圧でもバイポ
ーラトランジスタの十分な駆動を実現し、高速なプルダ
ウン時間を実現するBiCMOS論理回路を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のBiCMOS
論理回路は、第1の電源と第2の電源間に形成され入力
端子からの信号レベルで動作制御される第1のCMOS
回路と、ベースが前記第1のCMOS回路の出力ノード
に接続され、第1の電源と出力端子との間にコレクタ,
エミッタ間が接続されたプルアップ用の第1のNPNト
ランジスタと、前記第1の電源と第2の電源間に形成さ
れた第2のCMOS回路と、ベースが前記第2のCMO
S回路を介して第1の電源が供給される出力ノードに接
続され、前記出力端子と第2の電源との間にコレクタ,
エミッタ間が接続されたプルダウン用の第2のNPNト
ランジスタと、前記入力端子と出力端子の各信号レベル
により前記第2のCMOS回路の入力ノードへの電圧供
給状態が設定され、プルダウン時前記第2のNPNトラ
ンジスタが深い飽和領域に至らないように前記第2のC
MOS回路を動作制御する制御回路とを具備したことを
特徴とする。
【0013】
【作用】この発明では、プルダウン用の第2のNPNト
ランジスタは第2のCMOS回路により第1の電源から
供給される電流で直接駆動されることになる。しかも、
出力のプルダウン後は、制御回路の機能により第2のN
PNトランジスタのベース電流が流れ続けることはな
い。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。図1はこの発明の一実施例による構成であ
り、BiCMOSインバータ回路を示す回路図である。
【0015】入力端子INはPチャネルMOSトランジ
スタP10とNチャネルMOSトランジスタN10,N11の
ゲートに接続されている。上記P10とN11の互いのドレ
インは接続されている。
【0016】PチャネルMOSトランジスタP10とNチ
ャネルMOSトランジスタN11は電源Vccと接地電源G
NDとの間にCMOSインバータ21を構成する。CMO
Sインバータ21の出力ノードAはプルアップ用のNPN
トランジスタQ11のベースに接続されている。NPNト
ランジスタQ11のコレクタは電源Vccに、エミッタは出
力端子OUTに接続されている。
【0017】一方、NチャネルMOSトランジスタN10
のドレイン(ノードC)はPチャネルMOSトランジス
タP11とNチャネルMOSトランジスタN12のゲートに
接続されている。上記P11とN12の互いのドレインは接
続されている。
【0018】PチャネルMOSトランジスタP11とNチ
ャネルMOSトランジスタN12は電源VccとGNDとの
間にCMOSインバータ22を構成する。CMOSインバ
ータ22の出力ノードBはプルダウン用のNPNトランジ
スタQ12のベースに接続されている。NPNトランジス
タQ12のコレクタは出力端子OUTに、エミッタは接地
電源GNDに接続されている。
【0019】さらに、出力端子OUTはPチャネルMO
SトランジスタP12とNチャネルMOSトランジスタN
13の各ゲートに接続されている。上記P12のソースは電
源Vccに、ドレインは上記ノードCに接続されている。
NチャネルMOSトランジスタN13のソースは接地電源
GNDに、ドレインはNチャネルMOSトランジスタN
10のソースに接続されている。
【0020】これらNチャネルMOSトランジスタN10
とPチャネルMOSトランジスタP12とNチャネルMO
SトランジスタN13はCMOSインバータ22の制御回路
23を構成している。
【0021】上記構成の回路によれば、プルダウン側の
NPNトランジスタQ12はCMOSインバータ回路22で
制御される。従って、NPNトランジスタQ12はPチャ
ネルMOSトランジスタP11で駆動されることになる。
この駆動用としてのトランジスタP11のソースは電源V
ccに直接接続されており、そのソース電位が浮くことは
ない。よって、ゲート,ソース間電圧が十分に加わった
状態でNPNトランジスタQ12を駆動することが可能で
ある。この結果、高速なプルダウン動作が実現できる。
【0022】また、出力端子OUTの電位が“L”に下
がりきった後、NPNトランジスタQ12がオン状態にあ
る場合、ベース電流が流れ続け、DC的な消費電力を増
大させると共に、NPNトランジスタQ12は深い飽和領
域に入ってしまう。このため、次にトランジスタQ12を
オフさせるときの遅延が増大する。そこで、この発明の
実施例では、出力のフィードバック信号を用いる制御回
路23を備えて、NPNトランジスタQ12を駆動するPチ
ャネルMOSトランジスタP11のゲートをコントロール
することにより、上記問題を解決している。
【0023】以下上記構成の回路動作を図2の波形図を
用いて説明する。図2において(a)はプルアップ動
作、(b)はプルダウン動作であり、図1の回路内の各
ノードA,B,Cの電圧変化、及び入力端子INと出力
端子OUTの電圧変化をそれぞれ示している。
【0024】まず、出力(出力端子OUTの電位)が
“H”レベルから“L”レベルに変化するときの動作を
説明する。入力(入力端子INの電位)が“L”レベ
ル、出力が“H”レベルとなっている初期状態ではMO
SトランジスタP10、N13がオン、MOSトランジスタ
N11、P12がオフ状態にある。ノードCについては後述
するが初期状態では“H”レベルとなっているため、ノ
ードBは“L”レベル、つまりNPNトランジスタQ12
はオフ状態である。
【0025】入力端子INへの信号が“L”レベルから
“H”レベルに遷移すると、NチャネルMOSトランジ
スタN10がオンとなりノードCを“L”レベルに引き下
げ、駆動用のPチャネルMOSトランジスタP11をオン
状態にする。これにより、ベース電流がPチャネルMO
SトランジスタP11を通って供給され、NPNトランジ
スタQ12はオンとなり、出力が“H”レベルから“L”
レベルに引き下げられる。この状態は出力が下がり切る
まで続く。
【0026】出力が“L”レベルに下がるとNチャネル
MOSトランジスタN13がオフ、PチャネルMOSトラ
ンジスタP12がオンするためノードCは“H”レベルに
戻る。従って、駆動用のPチャネルMOSトランジスタ
P11はオフし、NPNトランジスタQ12のベース電流は
カットされる。このとき、NPNトランジスタQ12は一
時的に飽和領域に入るが、NチャネルMOSトランジス
タN12がオンによりNPNトランジスタQ12のベース電
位はGNDまで下がる。この結果、NPNトランジスタ
Q12は深い飽和領域に至らずに遮断領域へと移行するこ
とになる。
【0027】すなわち、制御回路23がPチャネルMOS
トランジスタP11,NチャネルMOSトランジスタN12
を動作制御することにより、NPNトランジスタQ12が
深い飽和領域に入らないようにする。
【0028】深い飽和領域に入ったままのトランジスタ
は次の動作でオフさせるときに時間がかかり、遅延を増
す原因となるが、この回路では制御回路23の作用で、N
PNトランジスタQ12は深い飽和領域に入ったままの状
態にはならない。また、無駄なベース電流もなくなる。
この場合、PチャネルMOSトランジスタP12とNチャ
ネルMOSトランジスタN10,N13の回路しきい値を適
当に低く設定することで出力信号の安定性が良くなる。
【0029】ところで、前述したノードCの動作につい
ては、図2の電圧波形からも明らかなように、ノードC
が“L”レベルになるのはNチャネルMOSトランジス
タN10,N13が同時にオン、つまり入力、出力ともに
“H”レベルとなるプルダウン開始時の短時間だけであ
る。
【0030】従って、プルアップ時、ノードCは“H”
レベルを維持するためプルダウン動作の初期状態では
“H”レベルとなっている。なお、プルアップは前記図
3に示す構成の回路図と同様である。
【0031】上記回路構成によれば、プルダウン側のN
PNトランジスタQ12はソース電位が浮いていないPチ
ャネルMOSトランジスタP11で駆動されるため、十分
なベース電流が得られる。
【0032】さらに、出力をフィードバックしてNPN
トランジスタQ12駆動用のPチャネルMOSトランジス
タP11のゲートをコントロールすることで、このトラン
ジスタQ12の飽和は、出力が“L”レベルに遷移した直
後の短時間に限られる。これにより、低電源電圧におい
ても高速なプルダウン動作が実現される。同時に出力レ
ベルは一度NPNトランジスタQ12の飽和電圧まで下が
るため、極力0v付近にまで近付けられる。このため、
次段につながる他のゲート回路には、ほぼ0vに近い電
圧レベルでの“L”レベルの信号を送ることができる。
【0033】図3は上記実施例回路とその他の一般的な
CMOSインバータやBiCMOSインバータの動作速
度の比較をSPICEでシミュレーションした結果であ
る。TPLH は立ち上がり時間、TPHL は立ち下がり時
間、TPDは上記TPLH 、TPHLの平均時間で、いわゆる
遅延時間である。回路に使用される負荷容量が大きいほ
どその速度差は顕著になり、本願の実施例回路が低電源
電圧での動作に優れていることがわかる。
【0034】なお、この実施例はインバータについて説
明したが、バイポーラトランジスタの前段のCMOS回
路を変更することにより2入力NANDゲートのような
他のゲート回路にも容易に応用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
プルダウン用のNPNトランジスタはCMOS回路を通
して電源から十分なベース電流が与えられて駆動され
る。また、出力のプルダウン後は、出力がフィードバッ
クされて動作する制御回路が飽和防止に寄与する。これ
により、低電源電圧でバイポーラトランジスタの十分な
駆動を実現し、高速なプルダウン時間を実現すると共に
ほぼ0vに近い“L”レベルを出力できるBiCMOS
論理回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による構成の回路図。
【図2】図1の回路中の各部の動作を示す波形図。
【図3】図1の構成の回路と他の一般的な従来回路との
動作速度の比較結果を示す図。
【図4】従来のBiCMOS論理回路の構成を示す回路
図。
【符号の説明】
P10〜P12…PチャネルMOSトランジスタ、N10〜N
13…NチャネルMOSトランジスタ、Q11,Q12…NP
Nトランジスタ、21,22…CMOSインバータ、23…制
御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源と第2の電源間に形成され入力
    端子からの信号レベルで動作制御される第1のCMOS
    回路と、 ベースが前記第1のCMOS回路の出力ノードに接続さ
    れ、第1の電源と出力端子との間にコレクタ,エミッタ
    間が接続されたプルアップ用の第1のNPNトランジス
    タと、 前記第1の電源と第2の電源間に形成された第2のCM
    OS回路と、 ベースが前記第2のCMOS回路を介して第1の電源が
    供給される出力ノードに接続され、前記出力端子と第2
    の電源との間にコレクタ,エミッタ間が接続されたプル
    ダウン用の第2のNPNトランジスタと、 前記入力端子と出力端子の各信号レベルにより前記第2
    のCMOS回路の入力ノードへの電圧供給状態が設定さ
    れ、プルダウン時前記第2のNPNトランジスタが深い
    飽和領域に至らないように前記第2のCMOS回路を動
    作制御する制御回路とを具備したことを特徴とするBi
    CMOS論理回路。
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