JPH0646086U - 合成樹脂製排水桝 - Google Patents
合成樹脂製排水桝Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水桝において、桝本体と同一の合成樹脂で
ある塩化ビニル樹脂で一体に作られたソケットに可撓性
を付与することによって、微小な位置ずれを吸収する機
能を具備させる。 【構成】 ソケット4の先端部41と桝本体1につなが
る付根部42とを硬質塩化ビニル樹脂で、ソケット4の
他の部分43を先端部41と付根部42とに融着させた
半硬質ないし軟質の塩化ビニル樹脂で成形する。
ある塩化ビニル樹脂で一体に作られたソケットに可撓性
を付与することによって、微小な位置ずれを吸収する機
能を具備させる。 【構成】 ソケット4の先端部41と桝本体1につなが
る付根部42とを硬質塩化ビニル樹脂で、ソケット4の
他の部分43を先端部41と付根部42とに融着させた
半硬質ないし軟質の塩化ビニル樹脂で成形する。
Description
【0001】
本考案は、合成樹脂製であって管を接続するためのソケットを桝本体と一体に 有する排水桝に関する。
【0002】
宅地内の複数箇所に排水桝を設置し、それらの排水桝を排水管で相互に接続し て雑排水路を施工する場合、排水桝が適正姿勢に対して傾いていたり排水桝が適 正位置からずれていたりすると、相隣接する排水ますの各ソケットの相互間で位 置ずれが生じて各排水桝のソケット同士を排水管で接続することができなくなる 。このような事態は排水桝を宅地内に設置するときに多々起こり得ることであり 、特に、硬質塩化ビニル樹脂で成形された掃除口の口径が100〜200mm程 度の所謂小口径排水桝においては材質に柔軟性がないためこの傾向が大きい。
【0003】 他方、従来より、合成樹脂製の桝本体に形成した開口部にゴム製のソケットを 接合した排水桝が知られていた。この排水桝によると、ソケットが備えるゴムの 可撓性を利用して相隣接する排水桝の相互間でのソケット同士の微小な位置ずれ を吸収させることが可能である。
【0004】
しかしながら、ゴム製のソケットを備えた排水桝においては、地中で長期使用 されると、桝本体を形成している合成樹脂とソケットを形成しているゴムとの接 合箇所の水密性が損なわれやすくて水漏れを生じるおそれがあり、また、ソケッ トを形成しているゴムの耐薬品性や耐候性や耐久性に問題があるということがい われていた。
【0005】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたものであり、桝本体と同一の合成樹脂で ある塩化ビニル樹脂でなるソケットを桝本体に一体に具備させることよって、長 期使用や経時によっても水漏れを生じるおそれがなく、また、耐薬品性や耐候性 や耐久性にも優れ、しかもソケットの可撓性を利用して上述したような相隣接す る排水桝の相互間でのソケット同士の微小な位置ずれを吸収させることのできる 合成樹脂製排水桝を提供することを目的とする。
【0006】
本考案の合成樹脂製排水桝は、管を接続するためのソケットを桝本体と一体に 有する合成樹脂製排水桝において、ソケットの先端部と桝本体につながるの付根 部とを硬質塩化ビニル樹脂で、ソケットの他の部分を上記先端部と付根部とに融 着させた半硬質ないし軟質の塩化ビニル樹脂で成形してあるものである。
【0007】
上記構成において、ソケットの先端部と付根部とを除く他の部分が軟質塩化ビ ニル樹脂で成形されている排水桝の作用を説明する。
【0008】 上記構成によると、ソケットの軟質塩化ビニル樹脂で成形された箇所に軟質塩 化ビニル樹脂に特有の可撓性が付与される。また、ソケットの先端部と付根部と が硬質塩化ビニル樹脂で成形されていることにより、ソケットの他の部分が変形 しやすい軟質塩化ビニル樹脂で成形されていてもソケット全体としては変形しに くい構造となる。そのほか、ソケットの先端部および付根部とその他の部分とは 、硬質と軟質との違いはあっても同一の塩化ビニル樹脂で成形されているので、 それら相互の接合箇所は完全に一体となるので長期使用や経時によって水密性が 損なわれず、さらに、塩化ビニル樹脂自体の性質により優れた耐薬品性や耐候性 や耐久性が発揮される。
【0009】 ソケットの先端部と付根部とを除く他の部分が半硬質の塩化ビニル樹脂で成形 されている排水桝についても同様である。
【0010】
【実施例】 図1は本考案の実施例による小口径排水桝Aの要部断面図、図2は同排水桝A の平面図である。この排水桝Aは、インバート部2とソケット状の受け部3とを 具備する桝本体1と、この桝本体1のインバート部2の両端に一体に設けられた ソケット4,5とを備えている。上記受け部3は図示のように高さ調節管6の接 続に用いられ、また、一方のソケット4は排水流入管7を接続するために用いら れ、他方のソケット8は排水流出管8を接続するために用いられる。
【0011】 桝本体1は硬質塩化ビニル樹脂で射出成形されている。また、図3に拡大して 示した排水流入側のソケット4は、先端部41と桝本体1につながる付根部42 とを硬質塩化ビニル樹脂で、他の部分43を軟質の塩化ビニル樹脂で成形してあ る。そして、ソケット4の他の部分43と先端部41および付根部42とは融着 によって接合されている。この融着による接合箇所では硬質塩化ビニル樹脂の層 と軟質塩化ビニル樹脂の層とが完全に一体化して単一層を形成しているので、図 示してあるようなソケット4の他の部分43と先端部41および付根部42との 境界線イ,ロは実際には明瞭には存在しないものである。排水流出側のソケット 5についても同様に、先端部51と桝本体1につながるの付根部52とを硬質塩 化ビニル樹脂で、他の部分53を上記先端部51と付根部52とに融着させた軟 質の塩化ビニル樹脂で成形してある(図1参照)。
【0012】 このような排水桝Aによれば、ソケット4,5の軟質塩化ビニル樹脂で成形さ れた箇所(他の部分)43,53に軟質塩化ビニル樹脂に特有の可撓性が付与さ れるので、たとえば排水流入側のソケット4については、軟質塩化ビニル樹脂で 成形された箇所(他の部分)43の可撓性を利用して図1のようにソケット4を 一定の範囲+θ,−θ内で上下方向に振ることができ、また、図2のように一定 の範囲+θ,−θ内で水平方向に振ることができる。勿論、上下方向および水平 方向以外にも一定の範囲内で振ることができる。
【0013】 したがって、排水桝Aまたはそれに隣接する排水桝(不図示)が適正位置から ずれているような場合に、その位置ずれが微小であれば、ソケット4をいずれか の方向に振ることによりそのソケット4の軸心を、それに隣接する排水桝のソケ ットの軸心に合わせてその位置ずれを吸収させることが可能である。
【0014】 また、ソケット4の先端部41と付根部42とが硬質塩化ビニル樹脂で成形さ れていることにより、ソケット4の他の部分43が変形しやすい軟質塩化ビニル 樹脂で成形されていてもソケット4全体としては変形しにくい構造となっている 。そのため、ソケット4の真円度が硬質塩化ビニル樹脂で成形されている先端部 41によって保証される。ことのことにより、軟質塩化ビニル樹脂で成形されて いる他の部分43が気温の低い冬場に変形したまま硬くなるという事態を防ぐこ とに役立つ。さらに、ソケット4の先端部41および付根部42とその他の部分 43とは同一の塩化ビニル樹脂で融着状態で成形されているので、それら相互の 接合箇所の水密性が長期使用や経時によって損なわれるというおそれはない。さ らに、塩化ビニル樹脂自体の性質により優れた耐薬品性や耐候性や耐久性が発揮 される。
【0015】 上記排水桝Aは桝本体1の成形とソケット4,5の成形とを別々に行うことに よって作られる。たとえばソケット4については、図4のように開口21の周縁 部に環状に外向きの突出部22を一体に具備させた胴部2を有する桝本体相当部 材1’と、リング状部材23とを用意する。ここで、突出部22やリング状部材 23は硬質塩化ビニル樹脂で成形されている。そして、円筒状の成形面10aを 具備する内型10にリング状部材23を嵌めた状態で、この内型10を上記突出 部22にセットすると共に、その内型10の外側に円筒状の成形面20aを具備 する外型20をセットする。このようにして上記突出部22とリング状部材23 とを同心状に対向させてから、それら相互間の空間Sに外型20の注入孔20b を通して成形温度に加熱された溶融状態の軟質塩化ビニル樹脂を注入する。この ようにすると、軟質塩化ビニル樹脂が空間Sで円筒状に成形されると同時に、突 出部22やリング状部材23に熱融着する。したがって、上記突出部22が図3 で説明したソケット4の付根部42となり、リング状部材23が図3で説明した ソケット4の先端部41となり、軟質合成樹脂で成形された円筒状部分が図3で 説明したソケット4の他の部分43となる。なお、突出部22やリング状部材2 2の表面を図4のように段付状に形成しておくと、軟質塩化ビニル樹脂との融着 による接合面積がそれだけ広くなって確実な融着が行われる。
【0016】 排水流出側のソケット5についても同様であるので、ここではその作用説明や 成形方法についての説明を省略する。
【0017】 以上では、ソケット4,5の他の部分43,53を軟質塩化ビニル樹脂で成形 したものについて説明したけれども、ソケット4,5の他の部分43,53を半 硬質塩化ビニル樹脂で成形してもよく、そのようにした場合においても、半硬質 塩化ビニル樹脂の性質によってソケット4,5に可撓性が付与される。
【0018】
本考案の排水桝によると、ソケットの軟質塩化ビニル樹脂で成形された箇所に 付与された可撓性により、相隣接する排水桝の相互間でのソケット同士の微小な 位置ずれを吸収させることができるようになるという効果がある。また、ソケッ トの硬質塩化ビニル樹脂で成形された先端部および付根部と軟質塩化ビニル樹脂 で成形されたその他の部分とは、同一の塩化ビニル樹脂で成形されているので、 それら相互の接合箇所は完全に融着された状態になり、その接合箇所からの水漏 れのおそれが皆無になる。さらに、ソケットを形成している塩化ビニル樹脂自体 の性質により優れた耐薬品性や耐候性や耐久性が発揮される。
【図1】本考案の実施例による小口径排水桝の断面図で
ある。
ある。
【図2】同排水桝の平面図である。
【図3】排水流入側のソケットを断面で示した説明図で
ある。
ある。
【図4】排水桝の製作手順を示す説明図である。
A 排水桝 1 桝本体 4,5 ソケット 7 管(排水流入管) 8 管(排水流出管) 41,51 ソケットの先端部 42,52 ソケットの付根部 43,53 ソケットの他の部分
Claims (1)
- 【請求項1】 管を接続するためのソケットを桝本体と
一体に有する合成樹脂製排水桝において、 ソケットの先端部と桝本体につながる付根部とを硬質塩
化ビニル樹脂で、ソケットの他の部分を上記先端部と付
根部とに融着させた半硬質ないし軟質の塩化ビニル樹脂
で成形してあることを特徴とする合成樹脂製排水桝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8760992U JP2567251Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 合成樹脂製排水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8760992U JP2567251Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 合成樹脂製排水桝 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646086U true JPH0646086U (ja) | 1994-06-24 |
| JP2567251Y2 JP2567251Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=13919714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8760992U Expired - Lifetime JP2567251Y2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 合成樹脂製排水桝 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567251Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3469191B2 (ja) | 2000-11-09 | 2003-11-25 | 日本鋳鉄管株式会社 | 地下埋設躯体と管体との接続構造 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP8760992U patent/JP2567251Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2567251Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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