JPH0646543A - 磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線用端子および巻線方法 - Google Patents

磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線用端子および巻線方法

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JPH0646543A
JPH0646543A JP1126193A JP1126193A JPH0646543A JP H0646543 A JPH0646543 A JP H0646543A JP 1126193 A JP1126193 A JP 1126193A JP 1126193 A JP1126193 A JP 1126193A JP H0646543 A JPH0646543 A JP H0646543A
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JP
Japan
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winding
stator core
terminal
magnetic disk
spindle motor
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Application number
JP1126193A
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English (en)
Inventor
Masahiro Osawa
正弘 大澤
Hiroshi Hikita
博 曳田
Masaharu Furukawa
雅晴 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの巻線作業を自動化するのに好都合な
巻き付け端子を提供し、巻線作業の合理化,省力化およ
びコストダウンを図る。 【構成】 磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線
の巻き始め,巻き終わりのリード線11(11a,11
g)をそれぞれ巻き付けるための巻き付け端子16(1
6a〜16c,16g〜16i)を、予め作成しておい
てからステータコア9に固定した後巻線作業を施すか、
または端子16をステータコア9に当接させて一体的に
成形した後巻線作業を施すことにより、リード線の位置
決めを容易にし、巻線作業の自動化を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的小型の磁気デ
ィスク装置に用いて好適な磁気ディスク駆動用DCブラ
シレススピンドルモータ(以下、単にスピンドルモータ
ともいう)、特にその巻線用端子および巻線方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図20はこの種のスピンドルモータの従
来例を示す断面図である。すなわち、磁気ディスク1を
装着されるハブ2には、これと一体的に作られたロータ
3が図示されない磁気ヘッドの挿入空間4を確保して、
磁気ディスク1の下方に設けられている。また、ハブ2
およびロータ3は軸受5で回転自在に支持され、ハウジ
ング6に固定されている。一方、軸受5が挿入されてい
るハウジング6の円筒部7の外筒部7aには、巻線8が
巻装されたステータコア9の内径部9aが接着または圧
入され、ハブ2,ロータ3と同軸的に固定されている。
【0003】他方、ステータコア9の外周面と僅かな隙
間を持ち、これに対向して永久磁石10が同軸的に配置
され、さらに同軸的にロータ3に接着され固定されてい
る。なお、巻線8の図示されないリード線がフレキシブ
ルプリント板(以下、FPCともいう)12に電気的に
接続され、また磁気ディスク1は固定金具13でハブ2
に同軸、かつ一体に取り付けられている。このような構
成において、図示されない駆動回路よりFPC12を介
して、予め定められた順序で、巻線8に電流を通流制御
することにより、ロータ3はステータコア9と永久磁石
10との間に発生する電磁気力によって、一方向に回転
する。
【0004】図21は図20のステータコアと巻線との
関係を示す上面図、図22は図21のA−A断面図を示
す。これらの図に示すように、ステータコア9の9個の
ティース14a〜14iには巻線8a〜8iが巻装さ
れ、各巻線は巻線8a→巻線8d→巻線8g、巻線8b
→巻線8e→巻線8h、および巻線8c→巻線8f→巻
線8iの如く、各巻線の起電圧が互いに加わり合うよう
に直列に接続される。また、巻線8a,8b,8cの巻
き始めのリード線11a,11b,11cは、それぞれ
FPC12のランド15a,15b,15cに半田付け
で電気的に接続されており、巻線8g,8h,8iの巻
き終わりのリード線11g,11h,11iは、ランド
15g,15h,15iに半田付けで電気的に接続され
ている。なお、ランド15g,15h,15iはFPC
12の内部で互いに電気的に接続されており、巻線8の
電気的な結線は例えば中性点付きの3相スター結線とな
っている。
【0005】以上のような構成において、リード線11
(11a〜11c,11g〜11i)をFPC12のラ
ンド15(15a〜15c,15g〜15i)に半田付
けするに当たり、巻線8は一般に細い銅線であり可撓性
に富んでいることから、巻線作業時の巻き始め,巻き終
わりのリード線11が機械的に固定されないことが多く
その位置が一定に決まらないため、リード線11をラン
ド15に半田付けする作業の自動化が殆ど不可能となっ
ている。すなわち、巻線8が巻装されステータコア9と
FPC12を、予め治具などで位置決め固定しておいた
状態で、リード線11を自動機で掴み、所定のランド1
5に導いて半田付け作業を行なうが、上述のようにリー
ド線11の位置が一定しないため、そのままでは自動機
で掴むことができない。このため、例えば高精度のパタ
ーン認識装置などでリード線11の位置を検出する等の
手段が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
パターン認識装置は非常に大規模なものとなって設備費
用も膨大となるだけでなく、このような装置を用いたと
しても位置が不定な複数のリード線から所定のリード線
を特定することは難しく、検出までに多大の時間を要
し、半田付け作業時間が長くなる、などの問題がある。
したがって、この発明の課題はモータ巻線の自動化を可
能とし合理化,省力化およびコストダウンを図ることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、第1の発明では、界磁用永久磁石を備え、ハウ
ジングの円筒内部に固定された軸受を介して回転自在に
支持され、磁気ディスクが搭載されるハブと、ハウジン
グの円筒外周部に装着され、前記界磁用永久磁石に対し
同軸的で、かつ径方向に均一な僅かな空隙を以て対向す
るように配置されたステータコアと、このステータコア
に巻回されプリント板に電気的に接続される巻線とを有
してなる磁気ディスク駆動用スピンドルモータにおい
て、前記巻線の巻き始め,巻き終わりのリード線をそれ
ぞれ巻き付けるための金属性の棒または板状の端子を、
ステータコアのスロット部に所定数固定配置したことを
特徴としている。この第1の発明では、前記端子を、前
記ステータコアの側面にほぼ直角下向きに立てて設ける
ことができ、または、前記巻線の巻き始め,巻き終わり
のリード線をそれぞれ巻き付けるための金属性の棒また
は板状の端子に、前記ステータコアのヨーク部に当接す
る部分の両側面をヨーク円周方向に沿って延長する耳を
形成することができる。
【0008】また、第2の発明では、界磁用永久磁石を
備え、ハウジングの円筒内部に固定された軸受を介して
回転自在に支持され、磁気ディスクが搭載されるハブ
と、ハウジングの円筒外周部に装着され、前記界磁用永
久磁石に対し同軸的で、かつ径方向に均一な僅かな空隙
を以て対向するように配置されたステータコアと、この
ステータコアに巻回されプリント板に電気的に接続され
る巻線とを有してなる磁気ディスク駆動用スピンドルモ
ータにおいて、前記ステータコアのスロットピッチとほ
ぼ同じピッチで半径方向に放射状に形成された棒または
板状の金属体を、プラスチック樹脂を含む電気絶縁材料
で一体的に射出成形または注型成形した端子をステータ
コアの下面に、前記金属体がステータコアのスロットの
内径側に沿って上向きに一定長さ突出するように折り曲
げた状態で一体的に固定し、この折り曲げられ一定長さ
突出した金属体に巻線の巻き始めのリード線を巻き付け
た後一連のステータコアの巻線作業を行ない、しかる後
その巻き終わりのリード線を金属体にそれぞれ巻き付
け、巻線作業が終了したら金属体を半径方向に延ばして
前記プリント板のランド部に当接させ、その後電気的に
接続することを特徴としている。
【0009】第3の発明では、界磁用永久磁石を備え、
ハウジングの円筒内部に固定された軸受を介して回転自
在に支持され、磁気ディスクが搭載されるハブと、ハウ
ジングの円筒外周部に装着され、前記界磁用永久磁石に
対し同軸的で、かつ径方向に均一な僅かな空隙を以て対
向するように配置されたステータコアと、このステータ
コアに巻回されプリント板に電気的に接続される巻線と
を有してなる磁気ディスク駆動用スピンドルモータにお
いて、電気絶縁処理されたステータコアのヨーク部の片
側面に、ステータコアの電気絶縁材に当接させて、半径
方向放射状に板状または棒状で、かつヨーク部に当接す
る部分の両側面がヨーク円周方向に沿って延長する耳を
持つ端子を、プラスチック樹脂を含む電気絶縁材で射出
成形または注型成形により、前記ステータコアに一体的
に固定支持し、しかる後、この端子をステータコアと反
対向きに、かつステータコアの側面と略直角に立つよう
に折り曲げ、ステータ巻線の巻き始め,巻き終わりの線
を巻きつけることを特徴としている。
【0010】上記第2の発明では、前記端子をステータ
コアの下面に接着剤を介して固定することができ、また
第2,第3の発明では、前記端子を電気絶縁材に設けら
れた突起とステータコアに設けた溝または穴とを嵌め合
わせることにより、位置決めを容易にすることができ、
あるいは、前記端子のうち巻き始めのリード線を巻き付
ける端子については、巻線をステータコアの電気絶縁材
料を取り付けた面を下にしステータコアの外周側から見
て時計方向に巻くときは巻装するティースの右側のスロ
ットに、反時計方向に巻くときは左側のスロットにそれ
ぞれ設ける一方、前記端子のうち巻き終わりのリード線
を巻き付ける端子については、巻線を時計方向に巻くと
きは巻装するティースの左側のスロットに、反時計方向
に巻くときは右側のスロットにそれぞれ設けることがで
きる。さらに上記第3の発明では、前記プラスチック樹
脂は、ステータコアのヨーク部で端子を覆うとともに、
ステータコアの内径部、およびまたはステータコアの内
径部に設けた溝を覆い、かつ端子を設けたヨークの反対
側の側面まで覆うことができ、あるいは前記耳のみをプ
ラスチック樹脂で覆い、この耳の根元の端子を折り曲げ
る近傍はプラスチック樹脂で覆わないようにすることが
できる。
【0011】
【作用】巻き付け端子を設けてそこに巻き付けるリード
線の位置決めを容易にし、この端子に各巻線の巻き始
め,巻き終わりのリード線をそれぞれ巻き付けるリード
線巻き付け作業の自動化を可能とすることにより、合理
化,省力化およびコストダウンを図る。なお、巻き付け
端子はステータコアと別々に作ることができ、あるいは
ステータコアと一体的に作成することにより、工程数や
治具数を少なくすることができる。
【0012】
【実施例】図1,図2はこの発明の実施例を示す概要図
で、図1はスピンドルモータと巻き付け端子および巻線
との関係を示す上面図、図2は図1のD−D断面図であ
る。図1,図2に示すように、この実施例は図21に示
す従来例に対し、巻き付け端子16(16a〜16c,
16g〜16i)を設けた点が特徴である。この巻き付
け端子16はリード線の巻き付け位置を定めるためのも
のであり、ここでは16a,16b,16cで巻き始め
のリード線巻き付け端子を示し、16g,16h,16
iで巻き終わりのリード線巻き付け端子を示している。
すなわち、巻き始めのリード線巻き付け端子にリード線
を巻付けたのち従来と同様に所定の巻線作業を行ない、
それが終了したら巻き終わりのリード線を巻き付け端子
に巻き付けて、一連の作業を終了する。なお、リード線
を巻付けるに当たっては、巻き付け端子16を図1の紙
面に対し垂直に立てた状態で行なわれる。しかる後、巻
き付け端子16を半径方向に延ばしてランド15に当接
させ、半田付けなどにより電気的に接続して巻線作業を
完了する。作業完了後の巻き付け端子16とランド15
との接続関係は、図2を見れば一目瞭然である。
【0013】次に、図3〜図12を参照して、この発明
による巻線方法につき説明する。図3はこの発明による
巻き付け端子をプラスチック樹脂を含む電気的絶縁材料
によって成形した状態を示す上面図、図4はそのB−B
断面図を示す。図3,図4に示すように、不規則なピッ
チで放射状に作られた薄板の巻き付け端子16は、図示
されない金型に入れられて、射出成形または注型成形に
よりプラスチック樹脂17で固定される。プラスチック
樹脂17はリング状に形成されており、その内径は図1
に示すステータコア9の内径よりもやや大きく、外径は
ステータコア9のスロット内径側の寸法とほぼ同じであ
る。また、プラスチック樹脂17は巻き付け端子16を
上下の両側から挟む構造となっており、ステータコア9
に取り付けた場合に、巻き付け端子16を電気的に絶縁
するようにしている。なお、プラスチック樹脂17の3
ヵ所の突起18は、ステータコア9に取り付ける場合の
位置決め用として使用される。
【0014】また、巻き付け端子16のピッチは、図1
に示すステータコア9のスロット19とほぼ同じピッチ
で設けられ、不規則なピッチとするのは、図1に示す巻
線8(8a〜8i)の巻き始め,巻き終わりのリード線
11が、予め定めたスロット19に位置するようにする
ためである。なお、内径側の円板部20はプラスチック
樹脂17で成形されて支持固定されるまで、巻き付け端
子16の位置が固定されているように支持するもので、
成形後はプラスチック樹脂17の内径面に沿って切り落
とされる。図5,図6は上述のようにして成形された巻
き付け端子を示すもので、図5は上面図、図6は側面図
である。図6からも明らかなように、巻き付け端子16
は図示されない折り曲げ治具により、プラスチック樹脂
17の外径部で直角に折り曲げられていることが分か
る。
【0015】図7,図8は巻き付け端子をステータコア
に取り付けた様子を示し、図7は上面図、図8はそのC
−C断面図である。すなわち、巻き付け端子16はステ
ータコア9の一側面(下面)に、プラスチック樹脂17
を接着剤で接着固定することにより取り付けられる。そ
の位置決めは、ステータコア9に形成された3ヵ所の溝
または穴21と、巻き付け端子16に設けられた突起1
8とを嵌め合わせることにより行なわれる。なお、ステ
ータコア9は事前に粉体塗装やカチオン塗装(静電電着
塗装)などにより、スロット19の内側などの、必要な
部分を電気絶縁処理しておくものとする。このとき、巻
き付け端子16の長さは、折り曲げてステータコア9の
上面に突出させたときに、リード線が巻付けられるだけ
の充分な長さを持つように選ばれることは勿論である。
【0016】以上のように、巻線が巻装される前の巻き
付け端子16は特に図8にも示すように、ステータコア
9の積層方向に平行に立っている。この状態において、
従来と同じくティース14aに巻線8aを巻装し、続い
てティース14d,14gと巻装して巻き終わりのリー
ド線11gを巻き付け端子16gに巻き付ける。その他
の巻線も同様に、巻き付け端子16b→ティース14b
→ティース14e→ティース14h→巻き付け端子16
h、および巻き付け端子16c→ティース14c→ティ
ース14f→ティース14i→巻き付け端子16iと巻
いて行く。
【0017】そして、このように巻線作業をしリード線
処理を行なったステータコア9とFPC12とを図示さ
れない治具で位置決めをし、それぞれの巻き付け端子1
6a〜16c,16g〜16iをスロット19の内部に
図示されない治具で押し曲げ、対応するランド15a〜
15c,15g〜15iに当接させて半田付けを行なう
ことにより、図1,図2に示すようなスピンドルモータ
組立体が完成することになる。なお、3ヵ所のランド1
5g〜15iは従来と同様に、FPC12の内部で電気
的に接続して巻線8の中性点としており、3相スター結
線の巻線接続としている。
【0018】次に、巻き付け端子と巻線との関係につい
て説明する。図9,図10は図1のE−E断面図で、巻
線の巻き始めのティースと巻き付け端子との位置関係を
示し、図11,図12は図1のF−F断面図で、巻線の
巻き終わりのティースと巻き付け端子との位置関係を示
している。図9,図10において、巻線8の巻き方向は
ステータコア9の外径側から見た場合、矢印で示すよう
に時計方向に巻かれている。図9では、巻き付け端子1
6は巻線8が巻装されるティース14の右側(紙面上も
右側)に位置している。ここで、リード線11は巻き付
け端子16に巻きつけられた後、ティース14の下側、
すなわち巻き付け端子16がプラスチック樹脂17を介
してステータコア9の一側面に取り付けられた側に導か
れて、ティース14に巻線8が巻装されている。一方、
図10では巻き付け端子16はティース14の左側に位
置しており、ティース14の上側に導かれて巻線8が巻
装されている。
【0019】これらの巻き付け端子16の位置関係で、
巻き付け端子16を押し曲げてFPC12のランド15
に当接させた場合、図9ではリード線11の巻線8への
渡りの部分22は緩む方向となるのに対し、図10では
引っ張られる方向となる。この場合、巻き付け端子16
はランド15に当接するまで押し曲げられず、無理に曲
げると渡りの部分22は切断する。このため、図1にも
示すように、巻き始めのリード線取り付け端子は、巻線
8の右側に配置される。なお、渡りの部分22の引かれ
る分を予め考慮し、弛ませて巻線8を巻装することも考
えられるが、こうすると巻線作業が煩雑となるととも
に、巻線治具が複雑となるので採用できない、というわ
けである。。
【0020】一方、図11のような巻き終わりの場合
は、巻き付け端子16はティース14に対して左側に設
けられる。図12のように右側に設けると、上述と同様
の関係になることは図からも明らかである。この発明で
は、巻き始めは巻き付け端子16はティース14の右側
に、巻き終わりは巻き付け端子16をティース14の左
側に設けるようにしている。これらの理由により、巻き
付け端子16のピッチ、すなわち位置を図1にも示すよ
うに不規則としているのである。なお、巻き付け端子1
6の位置関係は3相巻線の場合、ステータコア9のスロ
ット数が9個以上の場合にも適用することができる。
【0021】図13,図14にこの発明の他の実施例を
示す。図13では図3,図4に示す巻き付け端子16を
反対側に折り曲げてステータコア9に接着固定した点が
特徴で、巻線やリード線処理については上記と同様であ
る。なお、この場合は巻線を施した後は巻き付け端子1
6を半径方向に延ばす必要がないことから、図9〜図1
2で説明したような問題は何ら生じないことはいうまで
もない。すなわち、図13からも明らかなように、巻き
付け端子16が図の下方に曲げられて、ステータコア9
に接着固定されており、この状態で必要な巻線作業は完
成されている。つまり、ステータコア9に巻き付け端子
16が取り付けられ、巻線8が巻装された状態で図14
に示すように、ハウジング6の円筒部7に装着して完成
するものである。
【0022】このようにするため、部材23およびFP
C12には巻き付け端子16の位置と対応する位置に、
部材23の穴24およびFPC12の穴25が設けられ
ており、これらの穴24,25を巻き付け端子16が貫
通している。穴24は巻き付け端子16と電気的に接触
しないように充分大きな穴寸法を有しており、必要に応
じて電気絶縁チューブを挿入するか、巻き付け端子16
を通した後、電気絶縁材料である充填接着剤で封止す
る。穴25も巻き付け端子16が貫通できる程度の穴寸
法で開けられている。また、巻き付け端子16は、FP
C12の部材23と反対面に設けられたランド15に、
半田付けされる。
【0023】上記の例では、巻き付け端子を予め製作
し、その後でこれをステータコアに接着するようにして
いるため、以下のような難点がある。 (1)作業工程が多くなる。また、接着剤の固まる迄の
ステータコアと巻き付け端子を固定する治具の数が多く
なり、完成までに多くの時間を必要とする。 (2)プラスチック樹脂とステータコア絶縁材の接着性
が悪く、また使用する接着剤として磁気ディスクを傷め
ない種類のものを選定する必要があり、その数が極めて
限定されているため、選択を誤ると十分な接着強度が得
られず、巻線作業中に巻き付け端子が脱落することがあ
る。
【0024】上記(1),(2)のような難点を回避す
るための実施例について、以下に説明する。図15は巻
き付け端子を示す平面図、図16はステータコアを示す
平面図、図17は巻き付け端子をステータコアとともに
プラスチック樹脂で成形固定した状態を示す構造図であ
る。まず、図15に示すような巻き付け端子と、図16
に示すようなステータコアとを用意しておく。すなわ
ち、巻き付け端子16は図15のように金型打ち抜きな
どによって製作され、その不規則なピッチは図16のス
テータコア9の図示されない巻線の始,終端があるスロ
ット19に位置するように定められている。また、巻き
付け端子16の内径方向先端部には耳30が設けられて
おり、この耳30がステータコア9のヨーク22に当接
してプラスチック樹脂によって覆われることになる。
【0025】これに対し、ステータコア9は図16に示
すように、粉体塗装やカチオン塗装などにより全体を電
気絶縁処理されており、その内径側にはスロット19と
同じピッチで、半円状の溝31がスロットと同じ数だけ
設けられている。次に、図示されない成形金型内に図1
5に示すような巻き付け端子と図16に示すようなステ
ータコアを重ねて挿入する。このとき、巻き付け端子1
6はステータコア9の片側面32に当接し、耳30がヨ
ーク22に位置するようにセットされる。この状態で、
成形金型内へはプラスチック樹脂17が射出または注入
され、巻き付け端子16がステータコア9に一体的に固
定される。なお、巻き付け端子16はステータコア9に
施されたカチオン塗装などの電気絶縁処理およびプラス
チック樹脂17により、ステータコア9や他の電気導電
部から絶縁されることになる。
【0026】ここで、プラスチック樹脂17による固定
について、少し詳しく説明する。すなわち図17(特に
(ロ)参照)に示すように、プラスチック樹脂17は巻
き付け端子16をヨーク22の部分で覆うとともに、ス
テータコア9の内径側9aも覆い、かつ図16に示す溝
31にも介在して巻き付け端子16を設けたヨーク22
の反対側22aも覆っている。溝31に介在するプラス
チック樹脂17aは、ヨーク22の両側面を覆ったプラ
スチック樹脂17を連結する役目も担い、構造寸法上、
ステータコア9の内径側9aを覆うことができない場合
でも、連結できるようにしている。これにより、プラス
チック樹脂17とステータコア9とが接着されていなく
とも、巻き付け端子16がステータコア9から外れるこ
とは無い。
【0027】ここで、巻き付け端子における巻き付け方
法について、図18を参照して説明する。同図(イ)は
耳30を持つ巻き付け端子16を、図17(ロ)に矢印
Pで示す方向から見た部分拡大図である。すなわち、巻
き付け端子16はその耳30の部分のみをプラスチック
樹脂17で覆うようにしている。これは、巻き付け端子
16はいずれ適当な治具により折り曲げられるが、その
際に巻き付け端子16のプラスチック樹脂17で覆われ
ていない部分33を、治具で押さえて折り曲げられるよ
うにしたものである。つまり、巻き付け端子16全体を
プラスチック樹脂17で覆ったまま、その上から治具で
押さえて折り曲げるとプラスチック樹脂17が折り曲げ
力に負けて破壊し、巻き付け端子16が外れるおそれが
あるためである。
【0028】図18(ロ)は巻き付け端子を示す拡大図
である。これからも明らかなように、巻線の始終端部が
巻き付けられる部分34は他の部分に対して段差が付け
られ、くびれている。これは、巻線の始終端部がこの位
置にカラゲられて、巻き付け端子16を折り返し曲げた
ときに、図22のようにFPC12のランドに丁度位置
するようにするためである。また、図18(ハ)は巻き
付け端子の巻き付け部の他の例を説明するための説明図
である。これは、巻き付け端子の先端に切り込み35を
設け、この部分35に巻線の始終端部を巻き付けるよう
にしたものである。
【0029】図19は図17,図18の如く接着固定し
た状態のものに所定の加工を施した場合を示す構造図
で、同図(イ)は平面図、(ロ)は側面図である。つま
り、巻き付け端子16を図17(イ)に点線Rで示す位
置で切断して余分な部分を取り除くとともに、図示され
ない治具を用いて図19(ロ)に示すように折り曲げ、
これによって巻線用端子として完成させる。なお、その
後の巻線,始終端処理またはFPCへの取り付けなどは
図1ないし図14の場合と同様なので説明は省略する。
なお、以上では主としてスピンドルモータについて説明
したが、この発明はこれと同様のモータ一般に適用する
ことも可能である。
【0030】
【発明の効果】この発明の如く巻き付け端子とステータ
コアとを別々にして作成するものにあっては、 (1)巻き付け端子を設けることでリード線の位置が正
確に求められるため、高価かつ大規模なリード線検出装
置などを必要とすることなく、FPCへの半田付けを自
動化することができ、省力化とコストダウンを図ること
ができる。 (2)巻線処理後、巻線のほぐれや移動を防止するため
に行なうワニス処理や自己融着線の使用による加熱処理
などが不要となるため、取扱いが容易であるばかりでな
く、安価となる。 一方、巻き付け端子を直接ステータコアに当接させ、プ
ラスチック樹脂で一体的に成形するものにあっては、 (1)接着作業を省略できるため、作業工程が削減され
て製作時間が短縮され、コストダウンに繋がる。 (2)接着に係わる種々のトラブルをなくすことができ
る。 (3)接着剤使用による磁気ディスクへの影響を皆無に
できる。 などの効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す概要構成図である。
【図2】図1のD−D断面図である。
【図3】巻き付け端子の形成方法を説明するための上面
図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3で巻き付け端子を立てた状態を示す上面図
である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】巻き付け端子をステータコアに取り付けた状態
を説明する上面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】巻線に対し巻き始めのリード線巻き付け端子が
右側にある場合の例を説明するための説明図である。
【図10】巻線に対し巻き始めのリード線巻き付け端子
が左側にある場合の例を説明するための説明図である。
【図11】巻線に対し巻き終わりのリード線巻き付け端
子が左側にある場合の例を説明するための説明図であ
る。
【図12】巻線に対し巻き終わりのリード線巻き付け端
子が右側にある場合の例を説明するための説明図であ
る。
【図13】この発明の他の実施例を示す概要図である。
【図14】図13に示す巻線終了後のステータコアをハ
ウジングに装着した例を示す断面図である。
【図15】この発明のさらに他の実施例で用いられる巻
付け端子を示す平面図である。
【図16】この発明のさらに他の実施例で用いられるス
テータコアを示す平面図である。
【図17】図15の巻付け端子と図16のステータコア
とを接着固定した場合を示す構造図である。
【図18】この発明のさらに他の実施例で用いられる巻
線方法を説明するための説明図である。
【図19】図17,図18の如く接着固定された巻付け
端子を加工した状態を示す構造図である。
【図20】スピンドルモータの従来例を示す構成図であ
る。
【図21】図20に示すステータコアと巻線との関係を
説明するための概要図である。
【図22】図21のA−A断面図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2…ハブ、3…ロータ、4…挿入空
間、5…軸受、6…ハウジング、7…円筒部、7a…外
筒部、8…巻線、9…ステータコア、9a…内径部、1
0…永久磁石、11…リード線、12…フレキシブルプ
リント板(FPC)、13…固定金具、14…ティー
ス、15…ランド、16…巻き付け端子、17…プラス
チック樹脂、18…突起、19…スロット、20…円板
部、21,31…溝、22…リード線の渡り部、23…
部材、24,25…穴、30…耳、32…ステータコア
の片側面、33…プラスチック樹脂で覆われない部分、
34…始終端巻き付け部、35…始終端はめ込み部(切
り込み)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁用永久磁石を備え、ハウジングの円
    筒内部に固定された軸受を介して回転自在に支持され、
    磁気ディスクが搭載されるハブと、ハウジングの円筒外
    周部に装着され、前記界磁用永久磁石に対し同軸的で、
    かつ径方向に均一な僅かな空隙を以て対向するように配
    置されたステータコアと、このステータコアに巻回され
    プリント板に電気的に接続される巻線とを有してなる磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータにおいて、 前記巻線の巻き始め,巻き終わりのリード線をそれぞれ
    巻き付けるための金属性の棒または板状の端子を、ステ
    ータコアのスロット部に所定数固定配置したことを特徴
    とする磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線用端
    子。
  2. 【請求項2】 前記端子を、前記ステータコアの側面に
    ほぼ直角下向きに立てて設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線
    用端子。
  3. 【請求項3】 前記巻線の巻き始め,巻き終わりのリー
    ド線をそれぞれ巻き付けるための金属性の棒または板状
    の端子に、前記ステータコアのヨーク部に当接する部分
    の両側面をヨーク円周方向に沿って延長する耳を形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク駆動
    用スピンドルモータの巻線用端子。
  4. 【請求項4】 界磁用永久磁石を備え、ハウジングの円
    筒内部に固定された軸受を介して回転自在に支持され、
    磁気ディスクが搭載されるハブと、ハウジングの円筒外
    周部に装着され、前記界磁用永久磁石に対し同軸的で、
    かつ径方向に均一な僅かな空隙を以て対向するように配
    置されたステータコアと、このステータコアに巻回され
    プリント板に電気的に接続される巻線とを有してなる磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータにおいて、 前記ステータコアのスロットピッチとほぼ同じピッチで
    半径方向に放射状に形成された棒または板状の金属体
    を、プラスチック樹脂を含む電気絶縁材料で一体的に射
    出成形または注型成形した端子をステータコアの下面
    に、前記金属体がステータコアのスロットの内径側に沿
    って上向きに一定長さ突出するように折り曲げた状態で
    一体的に固定し、この折り曲げられ一定長さ突出した金
    属体に巻線の巻き始めのリード線を巻き付けた後一連の
    ステータコアの巻線作業を行ない、しかる後その巻き終
    わりのリード線を金属体にそれぞれ巻き付け、巻線作業
    が終了したら金属体を半径方向に延ばして前記プリント
    板のランド部に当接させ、その後電気的に接続すること
    を特徴とする磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻
    線方法。
  5. 【請求項5】 界磁用永久磁石を備え、ハウジングの円
    筒内部に固定された軸受を介して回転自在に支持され、
    磁気ディスクが搭載されるハブと、ハウジングの円筒外
    周部に装着され、前記界磁用永久磁石に対し同軸的で、
    かつ径方向に均一な僅かな空隙を以て対向するように配
    置されたステータコアと、このステータコアに巻回され
    プリント板に電気的に接続される巻線とを有してなる磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータにおいて、 電気絶縁処理されたステータコアのヨーク部の片側面
    に、ステータコアの電気絶縁材に当接させて、半径方向
    放射状に板状または棒状で、かつヨーク部に当接する部
    分の両側面がヨーク円周方向に沿って延長する耳を持つ
    端子を、プラスチック樹脂を含む電気絶縁材で射出成形
    または注型成形により、前記ステータコアに一体的に固
    定支持し、しかる後、この端子をステータコアと反対向
    きに、かつステータコアの側面と略直角に立つように折
    り曲げ、ステータ巻線の巻き始め,巻き終わりの線を巻
    きつけることを特徴とする磁気ディスク駆動用スピンド
    ルモータの巻線方法。
  6. 【請求項6】 前記端子をステータコアの下面に接着剤
    を介して固定することを特徴とする請求項4に記載の磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線方法。
  7. 【請求項7】 前記端子を電気絶縁材に設けられた突起
    とステータコアに設けた溝または穴とを嵌め合わせるこ
    とにより、位置決めを容易にしてなることを特徴とする
    請求項4ないし6のいずれかに記載の磁気ディスク駆動
    用スピンドルモータの巻線方法。
  8. 【請求項8】 前記端子のうち巻き始めのリード線を巻
    き付ける端子については、巻線をステータコアの電気絶
    縁材料を取り付けた面を下にしステータコアの外周側か
    ら見て時計方向に巻くときは巻装するティースの右側の
    スロットに、反時計方向に巻くときは左側のスロットに
    それぞれ設ける一方、前記端子のうち巻き終わりのリー
    ド線を巻き付ける端子については、巻線を時計方向に巻
    くときは巻装するティースの左側のスロットに、反時計
    方向に巻くときは右側のスロットにそれぞれ設けること
    を特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の磁気
    ディスク駆動用スピンドルモータの巻線方法。
  9. 【請求項9】 前記プラスチック樹脂は、ステータコア
    のヨーク部で端子を覆うとともに、ステータコアの内径
    部、およびまたはステータコアの内径部に設けた溝を覆
    い、かつ端子を設けたヨークの反対側の側面まで覆うこ
    とを特徴とする請求項5に記載の磁気ディスク駆動用ス
    ピンドルモータの巻線方法。
  10. 【請求項10】 前記耳のみをプラスチック樹脂で覆
    い、この耳の根元の端子を折り曲げる近傍はプラスチッ
    ク樹脂で覆わないことを特徴とする請求項5に記載の磁
    気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線方法。
JP1126193A 1992-05-28 1993-01-27 磁気ディスク駆動用スピンドルモータの巻線用端子および巻線方法 Pending JPH0646543A (ja)

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