JPH0647391A - 糸状菌の発生及び生育抑制方法 - Google Patents
糸状菌の発生及び生育抑制方法Info
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- JPH0647391A JPH0647391A JP4059271A JP5927192A JPH0647391A JP H0647391 A JPH0647391 A JP H0647391A JP 4059271 A JP4059271 A JP 4059271A JP 5927192 A JP5927192 A JP 5927192A JP H0647391 A JPH0647391 A JP H0647391A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有機排水処理方法において、活性汚泥のバル
キング現象を生じることなく、効率的に活性汚泥を分離
することが出来る糸状菌の発生及び生育抑制方法を提供
すること。 【構成】 活性汚泥法による有機排水処理方法におい
て、ロードコッカス属又はノカルディア属に属する凝集
物質生産菌と塩化カルシウムとを処理系に存在させるこ
とを特徴とする活性汚泥と処理水との分離領域における
糸状菌の発生及び生育抑制方法、及びロードコッカス・
エリスロポリスの培養液を凍結乾燥して得られた糸状菌
の発生及び生育抑制防止剤。
キング現象を生じることなく、効率的に活性汚泥を分離
することが出来る糸状菌の発生及び生育抑制方法を提供
すること。 【構成】 活性汚泥法による有機排水処理方法におい
て、ロードコッカス属又はノカルディア属に属する凝集
物質生産菌と塩化カルシウムとを処理系に存在させるこ
とを特徴とする活性汚泥と処理水との分離領域における
糸状菌の発生及び生育抑制方法、及びロードコッカス・
エリスロポリスの培養液を凍結乾燥して得られた糸状菌
の発生及び生育抑制防止剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸状菌の発生及び生育抑
制方法に関し、更に詳しくは活性汚泥法による有機排水
処理方法において、凝集物質生産菌を用いて糸状菌の発
生及び生育を防止して活性汚泥と処理水との分離を効率
的に行うことが出来る糸状菌の発生及び生育抑制方法に
関する。
制方法に関し、更に詳しくは活性汚泥法による有機排水
処理方法において、凝集物質生産菌を用いて糸状菌の発
生及び生育を防止して活性汚泥と処理水との分離を効率
的に行うことが出来る糸状菌の発生及び生育抑制方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、各種有機物を含む
排水の処理方法として活性汚泥方式が広く使用されてい
る。この活性汚泥方式は効率の高い処理方法であり、良
質な処理水が経済的に得られることから最も広く普及し
ている処理方法である。上記活性汚泥方式において残さ
れた最も重要な問題は、処理後の処理水と活性汚泥との
分離であり、処理水と活性汚泥とは沈澱槽である分離領
域において活性汚泥が速やかに沈降分離することが望ま
しいが、分離領域において静置時に糸状菌等の発生によ
るバルキング現象やデフロック現象が生じて活性汚泥の
凝集フロック作用が低下し、活性汚泥の沈降分離が不十
分となり、活性汚泥の流出という問題が生じる。
排水の処理方法として活性汚泥方式が広く使用されてい
る。この活性汚泥方式は効率の高い処理方法であり、良
質な処理水が経済的に得られることから最も広く普及し
ている処理方法である。上記活性汚泥方式において残さ
れた最も重要な問題は、処理後の処理水と活性汚泥との
分離であり、処理水と活性汚泥とは沈澱槽である分離領
域において活性汚泥が速やかに沈降分離することが望ま
しいが、分離領域において静置時に糸状菌等の発生によ
るバルキング現象やデフロック現象が生じて活性汚泥の
凝集フロック作用が低下し、活性汚泥の沈降分離が不十
分となり、活性汚泥の流出という問題が生じる。
【0003】活性汚泥と処理水との分離を促進させる方
法として、カチオンポリマー等の高分子凝集剤や多価金
属イオン等の無機凝集剤を使用する方法が知られている
が、これらの凝集剤は生物分解性が不十分である為、処
理水と共に放水されることにより環境汚染の問題が派生
する。従って本発明の目的は、有機排水処理方法におい
て、活性汚泥のバルキング現象を生じることなく、効率
的に活性汚泥を分離することが出来る糸状菌の発生及び
生育抑制方法を提供することである。
法として、カチオンポリマー等の高分子凝集剤や多価金
属イオン等の無機凝集剤を使用する方法が知られている
が、これらの凝集剤は生物分解性が不十分である為、処
理水と共に放水されることにより環境汚染の問題が派生
する。従って本発明の目的は、有機排水処理方法におい
て、活性汚泥のバルキング現象を生じることなく、効率
的に活性汚泥を分離することが出来る糸状菌の発生及び
生育抑制方法を提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、活性汚泥法によ
る有機排水処理方法において、ロードコッカス属又はノ
カルディア属に属する凝集物質生産菌と塩化カルシウム
とを処理系に存在させることを特徴とする活性汚泥と処
理水との分離領域における糸状菌の発生及び生育抑制方
法、及びロードコッカス・エリスロポリスの培養液を凍
結乾燥して得られた糸状菌の発生及び生育抑制防止剤で
ある。
によって達成される。即ち、本発明は、活性汚泥法によ
る有機排水処理方法において、ロードコッカス属又はノ
カルディア属に属する凝集物質生産菌と塩化カルシウム
とを処理系に存在させることを特徴とする活性汚泥と処
理水との分離領域における糸状菌の発生及び生育抑制方
法、及びロードコッカス・エリスロポリスの培養液を凍
結乾燥して得られた糸状菌の発生及び生育抑制防止剤で
ある。
【0005】
【作用】凝集物質生産菌を用いる有機排水処理方法にお
いて、凝集物質生産菌に塩化カルシウムを併用すること
によって、バルキング現象の主たる原因である糸状菌の
発生及び生育が抑制され、活性汚泥と処理水との分離が
効率的となり、更に分離領域のpH、凝集物質生産菌及
び塩化カルシウムの濃度を特定の範囲とすることによっ
て活性汚泥と処理水の分離が著しく促進される。又、使
用する凝集物質生産菌としてはロードコッカス・エリス
ロポリスが最も好ましく、この凝集物質生産菌はフラク
トース液体培地で開放系で効率良く培養可能である為コ
スト的に工業化可能となる。更に上記の培養液は凍結乾
燥して粉末化しても生菌数の低下は少なく、これを復水
再培養することにより速やかに増殖するので、処理設備
毎に大型の培養設備は不要となり、凝集物質生産菌を用
いる有機排水処理方法を経済的に実施することが可能と
なる。
いて、凝集物質生産菌に塩化カルシウムを併用すること
によって、バルキング現象の主たる原因である糸状菌の
発生及び生育が抑制され、活性汚泥と処理水との分離が
効率的となり、更に分離領域のpH、凝集物質生産菌及
び塩化カルシウムの濃度を特定の範囲とすることによっ
て活性汚泥と処理水の分離が著しく促進される。又、使
用する凝集物質生産菌としてはロードコッカス・エリス
ロポリスが最も好ましく、この凝集物質生産菌はフラク
トース液体培地で開放系で効率良く培養可能である為コ
スト的に工業化可能となる。更に上記の培養液は凍結乾
燥して粉末化しても生菌数の低下は少なく、これを復水
再培養することにより速やかに増殖するので、処理設備
毎に大型の培養設備は不要となり、凝集物質生産菌を用
いる有機排水処理方法を経済的に実施することが可能と
なる。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明において使用する活
性汚泥方式による有機排水処理方法自体は周知であり、
本発明はこれらの周知のいずれの有機排水処理方法にお
いても応用することが出来るものであり、特に限定され
ない。又、本発明で使用する凝集物質生産菌とは、特公
昭56−29598号公報において公知の凝集物質生産
菌であり、本発明において使用することが出来る凝集物
質生産菌は、ロードコッカス属或いはノカルディア属に
属する活性汚泥凝集能を有する菌であればいずれでもよ
いが、その代表株はロードコッカス・エリスロポリスK
R−256−2、FERM−P No.3923及びロード
コッカス・エリスロポリスKR−S−1、FERM−P
No.3530である。尚、旧名ノカルディア・エリスロ
ポレスは、1980年に国際微生物命名規約委員会によ
り、ロードコッカス・エリスロポリスに再整理・再分類
されている。
発明を更に詳しく説明する。本発明において使用する活
性汚泥方式による有機排水処理方法自体は周知であり、
本発明はこれらの周知のいずれの有機排水処理方法にお
いても応用することが出来るものであり、特に限定され
ない。又、本発明で使用する凝集物質生産菌とは、特公
昭56−29598号公報において公知の凝集物質生産
菌であり、本発明において使用することが出来る凝集物
質生産菌は、ロードコッカス属或いはノカルディア属に
属する活性汚泥凝集能を有する菌であればいずれでもよ
いが、その代表株はロードコッカス・エリスロポリスK
R−256−2、FERM−P No.3923及びロード
コッカス・エリスロポリスKR−S−1、FERM−P
No.3530である。尚、旧名ノカルディア・エリスロ
ポレスは、1980年に国際微生物命名規約委員会によ
り、ロードコッカス・エリスロポリスに再整理・再分類
されている。
【0007】活性汚泥のバルキング防止に用いる場合の
ロードコッカス属菌の接種混合は、一般的には目的とす
る排水基質の存在下で前培養(馴養も含む)を行った菌
体が望ましいが、必ずしも前培養の必要はない。この様
にして接種混合されたロードコッカス属菌は、菌の生育
pHを維持し且つ適宜栄養源を供給することが望ましい
が、一定期間は特に栄養源を添加しなくとも使用に供す
ることが出来る。栄養源としては、例えば、炭素源、無
機塩類、無機窒素源、有機窒素源、ビタミン、農産物廃
棄物、食品産業廃棄物、発酵廃液及び残渣類、都市ゴミ
等が挙げられる。本菌株は一般の有機性の炭水化物を始
めとして都市下水、産業排水、炭化水素、汚物、フタル
酸エステルの様な環境汚染物質迄、あらゆる基質への応
用が可能であるので、特に前培養なしに種菌を加えるの
みでその効果を発揮させることが出来る。
ロードコッカス属菌の接種混合は、一般的には目的とす
る排水基質の存在下で前培養(馴養も含む)を行った菌
体が望ましいが、必ずしも前培養の必要はない。この様
にして接種混合されたロードコッカス属菌は、菌の生育
pHを維持し且つ適宜栄養源を供給することが望ましい
が、一定期間は特に栄養源を添加しなくとも使用に供す
ることが出来る。栄養源としては、例えば、炭素源、無
機塩類、無機窒素源、有機窒素源、ビタミン、農産物廃
棄物、食品産業廃棄物、発酵廃液及び残渣類、都市ゴミ
等が挙げられる。本菌株は一般の有機性の炭水化物を始
めとして都市下水、産業排水、炭化水素、汚物、フタル
酸エステルの様な環境汚染物質迄、あらゆる基質への応
用が可能であるので、特に前培養なしに種菌を加えるの
みでその効果を発揮させることが出来る。
【0008】ロードコッカス属菌の培地としては、グル
コース、ショ糖、廃糖蜜、澱粉、デキストリン等の炭素
源、硫安、尿素、塩安、ペプトン等の窒素源、その他無
機塩類、ビタミン、酵母エキス等の栄養源が用いられ
る。培養は液体培養でも固体培養でもよい。液体培養の
場合はpH=4〜8程度で温度20〜40℃の範囲で通
気撹拌で行われる。約数日間の培養で培養を終了し培養
物を得る。一般的にはここに得られた培養菌体は培養液
をそのまま活性汚泥法設備の沈澱槽に添加することが出
来る。又、培養液を濃縮したり、菌体を溶液中に懸濁さ
せる等して添加してもよい。上記の如き凝集物質生産菌
のうちで特に本発明に好ましいものは、ロードコッカス
・エリスロポリスであり、以下このロードコッカス・エ
リスロポリスを代表例として説明する。
コース、ショ糖、廃糖蜜、澱粉、デキストリン等の炭素
源、硫安、尿素、塩安、ペプトン等の窒素源、その他無
機塩類、ビタミン、酵母エキス等の栄養源が用いられ
る。培養は液体培養でも固体培養でもよい。液体培養の
場合はpH=4〜8程度で温度20〜40℃の範囲で通
気撹拌で行われる。約数日間の培養で培養を終了し培養
物を得る。一般的にはここに得られた培養菌体は培養液
をそのまま活性汚泥法設備の沈澱槽に添加することが出
来る。又、培養液を濃縮したり、菌体を溶液中に懸濁さ
せる等して添加してもよい。上記の如き凝集物質生産菌
のうちで特に本発明に好ましいものは、ロードコッカス
・エリスロポリスであり、以下このロードコッカス・エ
リスロポリスを代表例として説明する。
【0009】本発明の第一の特徴は、上記の凝集物質生
産菌(ロードコッカス・エリスロポリス)に塩化カルシ
ウムを併用する点であり、塩化カルシウムの併用によっ
て有機排水処理方法の活性汚泥と処理水との分離領域に
おいてバルキングの主たる原因となる糸状菌の発生及び
その増殖が抑えられることである。従って本発明は処理
水中において糸状菌が発生し易い排水の処理に特に有効
である。本発明の第二の特徴は、活性汚泥と処理水とを
分離すべき分離領域におけるpHを好ましくは8〜9と
した点である。即ち、pHが8以下では凝集物質生産菌
に塩化カルシウムを併用しても活性汚泥の凝集分離はそ
れ程は促進されず、一方、pHが9以上でも同様に活性
汚泥の凝集分離はpHに応じて促進されず、又、活性汚
泥の活性が低下するので好ましくない。又、本発明の第
三の特徴は、分離領域における塩化カルシウムの濃度を
好ましくは0.25重量%以上、更に好ましくは0.2
5〜1.0重量%としたことである。濃度が0.25%
未満では凝集物質生産菌の量を多くしても凝集効果は不
十分であり、又、1.0重量%以上としても濃度に応じ
た凝集効果の増大は認められない。
産菌(ロードコッカス・エリスロポリス)に塩化カルシ
ウムを併用する点であり、塩化カルシウムの併用によっ
て有機排水処理方法の活性汚泥と処理水との分離領域に
おいてバルキングの主たる原因となる糸状菌の発生及び
その増殖が抑えられることである。従って本発明は処理
水中において糸状菌が発生し易い排水の処理に特に有効
である。本発明の第二の特徴は、活性汚泥と処理水とを
分離すべき分離領域におけるpHを好ましくは8〜9と
した点である。即ち、pHが8以下では凝集物質生産菌
に塩化カルシウムを併用しても活性汚泥の凝集分離はそ
れ程は促進されず、一方、pHが9以上でも同様に活性
汚泥の凝集分離はpHに応じて促進されず、又、活性汚
泥の活性が低下するので好ましくない。又、本発明の第
三の特徴は、分離領域における塩化カルシウムの濃度を
好ましくは0.25重量%以上、更に好ましくは0.2
5〜1.0重量%としたことである。濃度が0.25%
未満では凝集物質生産菌の量を多くしても凝集効果は不
十分であり、又、1.0重量%以上としても濃度に応じ
た凝集効果の増大は認められない。
【0010】本発明の第四の特徴は、凝集物質生産菌の
添加量を培養液として0.5重量%以上、好ましくは
0.5〜10重量%としたことである。凝集物質生産菌
の濃度が0.5%未満では十分な凝集効果が得られず、
又、10%を越えて添加しても添加量に応じて凝集効果
が向上するものでもなかった。尚、本発明で使用する凝
集物質生産菌は凝集物質を生産して、その生産物が凝集
効果を発揮するものと考えられるが、培養液を0.45
メンブレンフィルターで濾過して菌体を除去した溶液を
用いても同様な効果が得られる。以上の如き好適なp
H、凝集物質生産菌及び塩化カルシウムの濃度を決定す
る実験を行ない、その結果を図1、図2及び図3に示し
た。以上の如き凝集物質生産菌は滅菌した純粋培養系で
培養することが出来ることは良く知られているが、これ
らの凝集物質生産菌を工業的に利用する為には雑菌が混
入する開放系で効率的に培養することが出来ることが必
要である。本発明者はこれらの点について検討したとこ
ろ、特定の液体培地において開放系で効率よく培養可能
であることを見い出した。
添加量を培養液として0.5重量%以上、好ましくは
0.5〜10重量%としたことである。凝集物質生産菌
の濃度が0.5%未満では十分な凝集効果が得られず、
又、10%を越えて添加しても添加量に応じて凝集効果
が向上するものでもなかった。尚、本発明で使用する凝
集物質生産菌は凝集物質を生産して、その生産物が凝集
効果を発揮するものと考えられるが、培養液を0.45
メンブレンフィルターで濾過して菌体を除去した溶液を
用いても同様な効果が得られる。以上の如き好適なp
H、凝集物質生産菌及び塩化カルシウムの濃度を決定す
る実験を行ない、その結果を図1、図2及び図3に示し
た。以上の如き凝集物質生産菌は滅菌した純粋培養系で
培養することが出来ることは良く知られているが、これ
らの凝集物質生産菌を工業的に利用する為には雑菌が混
入する開放系で効率的に培養することが出来ることが必
要である。本発明者はこれらの点について検討したとこ
ろ、特定の液体培地において開放系で効率よく培養可能
であることを見い出した。
【0011】培養方法としては、凝集物質生産菌(ロー
ドコッカス・エリスロポリス)を下記の液体培地で振盪
培養により前培養したものを供試菌として検討した。液体培地の組成 フラクトース 10g/リットル K2HPO4 5g/リットル KH2PO4 2g/リットル MgSO4 0.2g/リットル (NH4)2SO4 0.5g/リットル イースト抽出物 0.5g/リットル NaCl 0.1g/リットル
ドコッカス・エリスロポリス)を下記の液体培地で振盪
培養により前培養したものを供試菌として検討した。液体培地の組成 フラクトース 10g/リットル K2HPO4 5g/リットル KH2PO4 2g/リットル MgSO4 0.2g/リットル (NH4)2SO4 0.5g/リットル イースト抽出物 0.5g/リットル NaCl 0.1g/リットル
【0012】次に上記液体培地150ミリリットルを5
00ミリリットルの三角フラスコに入れ、種菌5ミリリ
ットルを接種し温度30℃で振盪培養した。培養液の力
価及び菌増殖量は、カオリン5,000mg/リットル
液80ミリリットルに10%CaCl2液10ミリリットル
を添加後、培養液0.5ミリリットルを加え、100ミ
リリットルのメスシリンダーにて良く転倒撹拌後、反応
液のpHをNaOHにてpH8に調整し、その後全体を再び
よく撹拌して静置し、5分後に澄水の濁度(OD550)を
測定し、菌の増殖量をOD660 により求めた。尚、比較
例として良く知られているフタル酸培地を用いた場合と
純粋フラクトース系培地を用いた場合についてもOD
550 とOD660 を求めた。その結果図4に示す結果が得
られた。図4の結果からして、公知のフタル酸系培地で
は純粋培養系の26%の力価であるのに対し、フラクト
ース培地開放培養系では88%であり、フラクトース系
培地では開放系でも十分に増殖可能であることが分っ
た。又、培地のpHは8〜9で、特に8.5が最良の結
果が得られた。又、培養時間は5日間程度で十分であ
る。
00ミリリットルの三角フラスコに入れ、種菌5ミリリ
ットルを接種し温度30℃で振盪培養した。培養液の力
価及び菌増殖量は、カオリン5,000mg/リットル
液80ミリリットルに10%CaCl2液10ミリリットル
を添加後、培養液0.5ミリリットルを加え、100ミ
リリットルのメスシリンダーにて良く転倒撹拌後、反応
液のpHをNaOHにてpH8に調整し、その後全体を再び
よく撹拌して静置し、5分後に澄水の濁度(OD550)を
測定し、菌の増殖量をOD660 により求めた。尚、比較
例として良く知られているフタル酸培地を用いた場合と
純粋フラクトース系培地を用いた場合についてもOD
550 とOD660 を求めた。その結果図4に示す結果が得
られた。図4の結果からして、公知のフタル酸系培地で
は純粋培養系の26%の力価であるのに対し、フラクト
ース培地開放培養系では88%であり、フラクトース系
培地では開放系でも十分に増殖可能であることが分っ
た。又、培地のpHは8〜9で、特に8.5が最良の結
果が得られた。又、培養時間は5日間程度で十分であ
る。
【0013】又、上記の如き凝集物質生産菌を、より工
業的に使い易くする為には凝集物質生産菌を培養液とし
て取扱うよりも粉末で取扱えることが好ましい。本発明
では凝集物質生産菌の培養液の粉末化を凍結乾燥方法に
よって試みた。即ち、前記フラクトース液体培地で培養
した培養液200ミリリットルを1リットルの凍結乾燥
用容器に入れ、フリーズドドライヤー(太平化学製)で
凍結乾燥し粉末化した。得られた粉末を凍結乾燥前と同
重量になる様に滅菌蒸留水を加えて復水し、生存菌の割
合を調べたところ、1日保存で57.1%、1ケ月保存
で32.3%、6ケ月保存で30.6%の結果が得られ
た。又、上記で復水した試料5ミリリットルを100ミ
リリットルのフラクトース液体培地に加え30℃で振盪
培養し、菌の増殖量を調べたところ、図5に示す如く培
養3日目で力価が凍結乾燥前と同程度に増殖し、凝集活
性も同等になった。従って、本発明によれば、凝集物質
生産菌が粉末として十分に取扱うことが出来、簡単な培
養設備で凝集物質生産菌を復元することが出来るので、
凝集物質生産菌を用いる有機排水処理方法の工業化が可
能である。
業的に使い易くする為には凝集物質生産菌を培養液とし
て取扱うよりも粉末で取扱えることが好ましい。本発明
では凝集物質生産菌の培養液の粉末化を凍結乾燥方法に
よって試みた。即ち、前記フラクトース液体培地で培養
した培養液200ミリリットルを1リットルの凍結乾燥
用容器に入れ、フリーズドドライヤー(太平化学製)で
凍結乾燥し粉末化した。得られた粉末を凍結乾燥前と同
重量になる様に滅菌蒸留水を加えて復水し、生存菌の割
合を調べたところ、1日保存で57.1%、1ケ月保存
で32.3%、6ケ月保存で30.6%の結果が得られ
た。又、上記で復水した試料5ミリリットルを100ミ
リリットルのフラクトース液体培地に加え30℃で振盪
培養し、菌の増殖量を調べたところ、図5に示す如く培
養3日目で力価が凍結乾燥前と同程度に増殖し、凝集活
性も同等になった。従って、本発明によれば、凝集物質
生産菌が粉末として十分に取扱うことが出来、簡単な培
養設備で凝集物質生産菌を復元することが出来るので、
凝集物質生産菌を用いる有機排水処理方法の工業化が可
能である。
【0014】
【実施例】次に実施例により本発明を更に具体的に説明
する。連続混合培養槽において人為的に発生させたバル
キング汚泥に対して、凝集物質生産菌を適用することに
より、塩化カルシウムと凝集物質生産菌の添加量及び添
加方法を変えて、そのバルキング抑制効果について検討
した。 実験方法 (イ) 供試原水 実験では下記表1に示す組成のBOD100g/リット
ルの濃厚原水を作成し、処理条件に合う濃度に水道水で
希釈して使用した。
する。連続混合培養槽において人為的に発生させたバル
キング汚泥に対して、凝集物質生産菌を適用することに
より、塩化カルシウムと凝集物質生産菌の添加量及び添
加方法を変えて、そのバルキング抑制効果について検討
した。 実験方法 (イ) 供試原水 実験では下記表1に示す組成のBOD100g/リット
ルの濃厚原水を作成し、処理条件に合う濃度に水道水で
希釈して使用した。
【表1】 (合成排水の基質組成) (表中の数値の単位はpH以外はmg/リットルである) 上記の合成排水は極めて糸状性バルキングを発生させ易
い基質組成であることが検証されており、その結果に基
づき選定したものある。
い基質組成であることが検証されており、その結果に基
づき選定したものある。
【0015】(ロ) 活性汚泥 実験では供試活性汚泥として前記表1の合成排水を用い
て回分式混合培養槽において馴養したものを用いた。本
活性汚泥は沈降性良好な活性汚泥である。この活性汚泥
を下記表2に示す処理条件で連続培養すると、通水開始
約6〜8日目で糸状性バルキングの状況を呈した活性汚
泥となる
て回分式混合培養槽において馴養したものを用いた。本
活性汚泥は沈降性良好な活性汚泥である。この活性汚泥
を下記表2に示す処理条件で連続培養すると、通水開始
約6〜8日目で糸状性バルキングの状況を呈した活性汚
泥となる
【表2】 (処理条件) 本活性汚泥中の糸状微生物には偽分岐が多く見られ、細
胞直径0.8〜1.2μm、細胞形が卵形でグラム染色
が(−)であり、Eikelboom 及びJenkins の分類法に従
うと、Sphoerotilusnatansに分類される。
胞直径0.8〜1.2μm、細胞形が卵形でグラム染色
が(−)であり、Eikelboom 及びJenkins の分類法に従
うと、Sphoerotilusnatansに分類される。
【0016】(ハ) 実験装置 実験には図6に示す様な曝気槽容量8リットル及び沈降
分離槽2リットルの透明塩化ビニル樹脂製の連続混合培
養槽を用いた。供試原水は定量ポンプにより所定の濃度
と水量で連続的に曝気槽に供給した。曝気は空気により
常に曝気槽内にDOが立ち上がる様にエアストーンを用
いた。水温は室温で行い実験期間中22〜25℃であっ
た。 (ニ) 添加条件 通水開始より活性汚泥がバルキング状態(SVI 400 ミリ
リットル/g以上)になった時点で、下記表3に示す添
加条件で塩化カルシウム及び凝集物質生産菌培養液を添
加し、活性汚泥のSVIの経日変化よりバルキング抑制
効果を検討した。添加方法としては、25%塩化カルシ
ウム溶液と凝集物質生産菌培養液とを添加条件に合った
量に混合し、曝気槽に投入し1N NaOH でpH8.5〜
9.0に調整した。培養液はフラクトース液体培地で5
日間振盪培養したものを使用した。この培養液の力価は
2.2〜2.5であった。
分離槽2リットルの透明塩化ビニル樹脂製の連続混合培
養槽を用いた。供試原水は定量ポンプにより所定の濃度
と水量で連続的に曝気槽に供給した。曝気は空気により
常に曝気槽内にDOが立ち上がる様にエアストーンを用
いた。水温は室温で行い実験期間中22〜25℃であっ
た。 (ニ) 添加条件 通水開始より活性汚泥がバルキング状態(SVI 400 ミリ
リットル/g以上)になった時点で、下記表3に示す添
加条件で塩化カルシウム及び凝集物質生産菌培養液を添
加し、活性汚泥のSVIの経日変化よりバルキング抑制
効果を検討した。添加方法としては、25%塩化カルシ
ウム溶液と凝集物質生産菌培養液とを添加条件に合った
量に混合し、曝気槽に投入し1N NaOH でpH8.5〜
9.0に調整した。培養液はフラクトース液体培地で5
日間振盪培養したものを使用した。この培養液の力価は
2.2〜2.5であった。
【0017】
【表3】 (添加条件) *左記量を1回添加後、次の日より5日間塩化カルシウ
ムを0.25%添加した。 (ホ) 分析 下記表4に示す項目を毎日測定した。
ムを0.25%添加した。 (ホ) 分析 下記表4に示す項目を毎日測定した。
【表4】 (サンプルと分析項目)
【0018】結果と考察 (イ) 塩化カルシウム添加量の検討 塩化カルシウムの添加量を0.062、0.25、0.
62%と変化させ、毎日1回、5日間添加し、バルキン
グ抑制効果を検討した。図7はSV30、MLSS、SV
Iの経日変化を示したものである。塩化カルシウム0.
062〜0.25%添加条件では活性汚泥の沈降圧密性
の改善効果は認められなかったが、0.62%添加条件
では添加3日目よりSVが下がり始め、9日目迄沈降性
良好となり、その後再びSVが上昇した。又、SVの下
降に応じて、顕微鏡観察では活性汚泥中の糸状微生物(S
phoerotilus natans)が減少していることから、塩化カ
ルシウムの多量添加は、糸状微生物の増殖を阻害する作
用があるものと思われる。 (ロ) 凝集物質生産菌によるバルキング抑制効果 塩化カルシウム添加量を0.62%と一定し、凝集物質
生産菌培養液の添加量を2、5、10%と変えて添加
し、そのバルキング抑制効果を検討した。結果は図8に
示す。培養液の添加量に応じて沈降圧密改善及びバルキ
ング抑制持続効果を示した。
62%と変化させ、毎日1回、5日間添加し、バルキン
グ抑制効果を検討した。図7はSV30、MLSS、SV
Iの経日変化を示したものである。塩化カルシウム0.
062〜0.25%添加条件では活性汚泥の沈降圧密性
の改善効果は認められなかったが、0.62%添加条件
では添加3日目よりSVが下がり始め、9日目迄沈降性
良好となり、その後再びSVが上昇した。又、SVの下
降に応じて、顕微鏡観察では活性汚泥中の糸状微生物(S
phoerotilus natans)が減少していることから、塩化カ
ルシウムの多量添加は、糸状微生物の増殖を阻害する作
用があるものと思われる。 (ロ) 凝集物質生産菌によるバルキング抑制効果 塩化カルシウム添加量を0.62%と一定し、凝集物質
生産菌培養液の添加量を2、5、10%と変えて添加
し、そのバルキング抑制効果を検討した。結果は図8に
示す。培養液の添加量に応じて沈降圧密改善及びバルキ
ング抑制持続効果を示した。
【0019】図9は、塩化カルシウム0.62%、培養
液5%添加し、SVIの経時変化を原水が連続して流入
すると場合と、空曝気状態とで比較した結果である。添
加直後は培養液の凝集作用によりSVIが500ミリリ
ットル/gから100ミリリットル/g迄低下する。そ
の後、空曝気状態でが24Hr経過しても凝集効果が持続
するが、原水流入では時間の経過と共に凝集力が低下し
て24Hr後にはSVI 400ミリリットル/gで汚泥
の沈降性は元の状態近く迄戻ってしまう。又、pHも添
加直後8.8から24Hr後7.6迄低下する。原水流入
の場合に凝集効果が低下する原因として、 (1) 糸状性細菌の増殖 (2) 曝気によるフロックの解体 (3) pHの低下 (4) カルシウムイオンの曝気槽系外への流出 (5) 凝集培養液の希釈と系外への流出 が考えられる。
液5%添加し、SVIの経時変化を原水が連続して流入
すると場合と、空曝気状態とで比較した結果である。添
加直後は培養液の凝集作用によりSVIが500ミリリ
ットル/gから100ミリリットル/g迄低下する。そ
の後、空曝気状態でが24Hr経過しても凝集効果が持続
するが、原水流入では時間の経過と共に凝集力が低下し
て24Hr後にはSVI 400ミリリットル/gで汚泥
の沈降性は元の状態近く迄戻ってしまう。又、pHも添
加直後8.8から24Hr後7.6迄低下する。原水流入
の場合に凝集効果が低下する原因として、 (1) 糸状性細菌の増殖 (2) 曝気によるフロックの解体 (3) pHの低下 (4) カルシウムイオンの曝気槽系外への流出 (5) 凝集培養液の希釈と系外への流出 が考えられる。
【0020】図10に塩化カルシウム0.62%、培養
液5%添加時の曝気槽内残留カルシウムイオン濃度の経
時変化を示す。約25%が汚泥中に蓄積され、残り75
%は処理水と共に系外に排出されることがわかった。連
続混合培養槽において、凝集物質生産菌の効果を持続さ
せるには、系内にカルシウムイオンが存在し、且つpH
が8.0以上であることが必要であることから次に原水
のpH8.5に調整し、塩化カルシウムを補充する条件
で凝集物質生産菌のバルキング抑制効果を検討した。図
11及び図12は塩化カルシウム添加量を0.62%と
一定とし、凝集物質生産菌培養液を0〜10%1回添加
し、その後5日間塩化カルシウム0.25%のみを添加
し、バルキング抑制効果を検討した結果である。培養液
(力価2.2〜2.5)2%添加条件では抑制持続効果
が現われなかったが、5、10%添加条件では添加5日
後よりSVが低下し始め、それ以降20日間以上汚泥の
沈降性良好な状態が続き持続効果が認められた。しかし
ながら、培養液の添加量はその培養液の凝集力価に大き
く依存することは当然のことである。従って必ずしも培
養液の添加量が5%以上必要でないことは言うまでもな
い。図12の処理機能に与える影響では、凝集物質生産
菌の添加2%以下で処理性が悪化するのは、汚泥の流出
によるMLSS濃度の低下が起因していることによる。
従って、凝集物質生産菌5%以上の添加によって、汚泥
の沈降性が改善された場合には、処理性は良好な状態に
維持された。しかし、前述の如く、培養液の添加量が5
%以上に限定されるものではない。以上の結果は、塩化
カルシウムによる糸状微生物の増殖抑制効果と凝集物質
生産菌による凝集促進効果との相乗効果により、バルキ
ング汚泥の沈降圧密性が改善されたことを示している。
液5%添加時の曝気槽内残留カルシウムイオン濃度の経
時変化を示す。約25%が汚泥中に蓄積され、残り75
%は処理水と共に系外に排出されることがわかった。連
続混合培養槽において、凝集物質生産菌の効果を持続さ
せるには、系内にカルシウムイオンが存在し、且つpH
が8.0以上であることが必要であることから次に原水
のpH8.5に調整し、塩化カルシウムを補充する条件
で凝集物質生産菌のバルキング抑制効果を検討した。図
11及び図12は塩化カルシウム添加量を0.62%と
一定とし、凝集物質生産菌培養液を0〜10%1回添加
し、その後5日間塩化カルシウム0.25%のみを添加
し、バルキング抑制効果を検討した結果である。培養液
(力価2.2〜2.5)2%添加条件では抑制持続効果
が現われなかったが、5、10%添加条件では添加5日
後よりSVが低下し始め、それ以降20日間以上汚泥の
沈降性良好な状態が続き持続効果が認められた。しかし
ながら、培養液の添加量はその培養液の凝集力価に大き
く依存することは当然のことである。従って必ずしも培
養液の添加量が5%以上必要でないことは言うまでもな
い。図12の処理機能に与える影響では、凝集物質生産
菌の添加2%以下で処理性が悪化するのは、汚泥の流出
によるMLSS濃度の低下が起因していることによる。
従って、凝集物質生産菌5%以上の添加によって、汚泥
の沈降性が改善された場合には、処理性は良好な状態に
維持された。しかし、前述の如く、培養液の添加量が5
%以上に限定されるものではない。以上の結果は、塩化
カルシウムによる糸状微生物の増殖抑制効果と凝集物質
生産菌による凝集促進効果との相乗効果により、バルキ
ング汚泥の沈降圧密性が改善されたことを示している。
【0021】
【効果】以上の如き本発明によれば、凝集物質生産菌を
用いる有機排水処理方法において、凝集物質生産菌に塩
化カルシウムを併用することによって、バルキング現象
の主たる原因である糸状菌の発生が抑制され、活性汚泥
と処理水との分離が効率的となり、更に分離領域のp
H、凝集物質生産菌及び塩化カルシウムの濃度を特定の
範囲とすることによって活性汚泥と処理水の分離がより
一層著しく促進される。又、使用する凝集物質生産菌と
してはロードコッカス・エリスロポリスが最も好まし
く、この凝集物質生産菌はフラクトース液体培地で開放
系で効率良く培養可能である為コスト的に工業化可能と
なる。更に上記の培養液は凍結乾燥して粉末化しても生
菌数の低下は少なく、これを復水再培養することにより
速やかに増殖し、凝集力価を発揮するので、処理設備毎
に大型の培養設備は不要となり、凝集物質生産菌を用い
る有機排水処理方法を経済的に実施することが可能とな
る。
用いる有機排水処理方法において、凝集物質生産菌に塩
化カルシウムを併用することによって、バルキング現象
の主たる原因である糸状菌の発生が抑制され、活性汚泥
と処理水との分離が効率的となり、更に分離領域のp
H、凝集物質生産菌及び塩化カルシウムの濃度を特定の
範囲とすることによって活性汚泥と処理水の分離がより
一層著しく促進される。又、使用する凝集物質生産菌と
してはロードコッカス・エリスロポリスが最も好まし
く、この凝集物質生産菌はフラクトース液体培地で開放
系で効率良く培養可能である為コスト的に工業化可能と
なる。更に上記の培養液は凍結乾燥して粉末化しても生
菌数の低下は少なく、これを復水再培養することにより
速やかに増殖し、凝集力価を発揮するので、処理設備毎
に大型の培養設備は不要となり、凝集物質生産菌を用い
る有機排水処理方法を経済的に実施することが可能とな
る。
【0022】
【図1】本発明の実施例の結果を示す図。
【図2】本発明の実施例の結果を示す図。
【図3】本発明の実施例の結果を示す図。
【図4】本発明の実施例の結果を示す図。
【図5】本発明の実施例の結果を示す図。
【図6】本発明で使用した装置を示す図。
【図7】本発明の実施例の結果を示す図。
【図8】本発明の実施例の結果を示す図。
【図9】本発明の実施例の結果を示す図。
【図10】本発明の実施例の結果を示す図。
【図11】本発明の実施例の結果を示す図。
【図12】本発明の実施例の結果を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 一郎 千葉県木更津市畑沢1129−15 (72)発明者 横幕 豊一 千葉県千葉市作草部町176−1 (72)発明者 八町 尚史 千葉県君津市南子安4−25−25
Claims (5)
- 【請求項1】 活性汚泥法による有機排水処理方法にお
いて、ロードコッカス属又はノカルディア属に属する凝
集物質生産菌と塩化カルシウムとを処理系に存在させる
ことを特徴とする活性汚泥と処理水との分離領域におけ
る糸状菌の発生及び生育抑制方法。 - 【請求項2】 活性汚泥の分離領域のpHを8〜9に保
持し、凝集物質生産菌の培養液を0.5〜10重量%の
濃度とし、且つ塩化カルシウム(CaCl2) の濃度を0.2
5〜1.0重量%とする請求項1に記載の糸状菌の発生
及び生育抑制方法。 - 【請求項3】 凝集物質生産菌がロードコッカス・エリ
スロポリスである請求項1に記載の糸状菌の発生及び生
育抑制方法。 - 【請求項4】 ロードコッカス・エリスロポリスの培養
液が、フラクトース液体培地で開放系において培養した
ものである請求項1に記載の糸状菌の発生及び生育抑制
方法。 - 【請求項5】 ロードコッカス・エリスロポリスの培養
液を凍結乾燥して得られた糸状菌の発生及び生育抑制防
止剤。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63307774A JPH0661556B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 有機排水処理方法 |
| JP4059271A JPH0798193B2 (ja) | 1988-12-07 | 1992-02-14 | 糸状菌の発生及び生育抑制方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63307774A JPH0661556B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 有機排水処理方法 |
| JP4059271A JPH0798193B2 (ja) | 1988-12-07 | 1992-02-14 | 糸状菌の発生及び生育抑制方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63307774A Division JPH0661556B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 有機排水処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647391A true JPH0647391A (ja) | 1994-02-22 |
| JPH0798193B2 JPH0798193B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=26400324
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63307774A Expired - Fee Related JPH0661556B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 有機排水処理方法 |
| JP4059271A Expired - Fee Related JPH0798193B2 (ja) | 1988-12-07 | 1992-02-14 | 糸状菌の発生及び生育抑制方法 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63307774A Expired - Fee Related JPH0661556B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 有機排水処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH0661556B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6350381B2 (en) * | 1998-10-27 | 2002-02-26 | Kinder Morgan Energy Partners, L.P. | Biodegradation of ethers using fatty acid enhanced microbes |
| JP2011224569A (ja) * | 2011-07-20 | 2011-11-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 粒状微生物汚泥生成方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109111041B (zh) * | 2018-09-13 | 2021-05-07 | 福建海峡环保集团股份有限公司 | 一种抑制曝气池中由诺卡氏菌属所引起生物泡沫的方法 |
| CN110195026B (zh) * | 2019-03-04 | 2022-10-11 | 暨南大学 | 一种dehp降解菌剂制备及其有效降低蔬菜生产中dehp污染的方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5431965A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-09 | Agency Of Ind Science & Technol | Method of managing activated sludge |
| JPS58183910A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 微生物による汚濁物質の凝集方法 |
| JPS63126597A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 可溶性色素脱色剤 |
-
1988
- 1988-12-07 JP JP63307774A patent/JPH0661556B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4059271A patent/JPH0798193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5431965A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-09 | Agency Of Ind Science & Technol | Method of managing activated sludge |
| JPS58183910A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 微生物による汚濁物質の凝集方法 |
| JPS63126597A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-30 | Agency Of Ind Science & Technol | 可溶性色素脱色剤 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6350381B2 (en) * | 1998-10-27 | 2002-02-26 | Kinder Morgan Energy Partners, L.P. | Biodegradation of ethers using fatty acid enhanced microbes |
| JP2011224569A (ja) * | 2011-07-20 | 2011-11-10 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 粒状微生物汚泥生成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0798193B2 (ja) | 1995-10-25 |
| JPH02157097A (ja) | 1990-06-15 |
| JPH0661556B2 (ja) | 1994-08-17 |
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|---|---|---|---|
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