JPH064778B2 - 被膜形成性組成物およびそれを用いた合成樹脂成形品の表面改良法 - Google Patents

被膜形成性組成物およびそれを用いた合成樹脂成形品の表面改良法

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JPH064778B2
JPH064778B2 JP58042920A JP4292083A JPH064778B2 JP H064778 B2 JPH064778 B2 JP H064778B2 JP 58042920 A JP58042920 A JP 58042920A JP 4292083 A JP4292083 A JP 4292083A JP H064778 B2 JPH064778 B2 JP H064778B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基材樹脂との密着性、硬度、耐摩耗性、可撓
性、耐熱ヒートシヨツク等に優れた架橋硬化被膜を形成
しうる被膜形成性組成物並びにこれを用いて耐摩耗性等
に優れた合成樹脂成形品の表面改良法に関する。
ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネート等から
得られる成形品は高度な透明性を有し又、軽量で成形加
工が容易である事から多くの分野で使われているが表面
の硬度、耐摩耗性に不足している為、表面が極めて損傷
しやすく、かゝる性能を必要とする分野での用途開発に
制約があつた。この様な欠点を改良する方法としては、
従来より種々検討がなされてきており、例えばシリコン
系等の樹脂組成物を表面に塗布し加熱縮合させ、架橋被
膜を形成させるか、又は重合性基を少なくとも1個以上
有する多官能性化合物を表面に塗布し、活性エネルギー
線を照射させ、ラジカル重合によつて架橋被膜を形成さ
せる等の方法で耐摩耗性の向上をはかる事が提案されて
いる。
しかし、これらの方法は前者については架橋反応に10
0℃以上の高い温度と30分以上の長い時間を要し、工
業的に有利でなく、又後者については熱的シヨツク、硬
度、耐摩耗性等を極めてバランス良く満足する方法が見
い出されたとは云い難い。本発明者等はかゝる状況に鑑
み、鋭意検討した結果、特定のラジカル重合性化合物、
光開始剤とを特定の割合で配合した被膜形成性組成物を
合成樹脂成形品に塗布し硬化させる事により、硬度、耐
摩耗性、可撓性、熱的シヨツク等に優れた成形品が得ら
れる事を見い出し本発明に到つたものである。
即ち本発明の要旨とする所は、ラジカル重合性化合物1
00重量部に対し光架橋開始剤0.01〜10重量部
と光転移型光安定剤1〜20重量部および/または環
状ヒンダードアミン構造を有する光安定剤0.01〜3
重量部、とを配合してなる被膜形成性組成物において、 ラジカル重合性化合物として、分子内に4個以上のアル
コール性水酸基を有する多価アルコールのカプロラクト
ン開環附加反応物とアクリル酸またはメタクリル酸との
エステル化物を少くとも使用することを特徴とする被膜
形成性組成物および該組成物を合成樹脂成形品に塗布し
光架橋硬化させて表面を改良する方法に存する。
本発明を詳細に説明するに、ラジカル重合性化合物とし
て使用されるアルコール性水酸基を分子内に4個以上含
む化合物のカプロラクトン開環附加反応物とアクリル酸
またはメタクリル酸(以下において、これらを(メタ)
アクリル酸と略す)とのエステル化物であり、カプロラ
クトン開環附加反応量は上記アルコール性化合物1分子
当たり、1分子以上であつて、かつ1水酸基当たり、0
又は1分子が望ましい。特に好適な化合物としてはペン
タエリスリトール・カプロラクトン1〜4モル開環附加
反応物のテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリン・
カプロラクトン1〜4モル開環附加反応物テトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトール・カプロラ
クトン1〜6モル開環附加物のペンタ(メタ)アクリレ
ートないしはヘキサ(メタ)アクリレートを挙げる事が
出来る。
本発明方法はラジカル重合性化合物として上記エステル
化物を少くとも用いることを骨子とし、これにより、前
記目的・効果が達成されるのであるが、前記目的効果を
より高度に達成するには、好ましくは、上記エステル化
物20重量%以上とくに50重量%以上と、 (イ)分子内に2個以上のアルコール性水酸基を有する
多価アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエ
ステル化物、 (ロ)分子内に、ウレタン結合、2〜4価の多価カルボ
ン酸基に基づくエステル結合、カルボン酸基とエポキシ
基との開環付加反応によるβ−ヒドロキシアルキレン結
合およびスピラン構造からなる群から選ばれる少なくと
も1つを有し、かつ、分子内に少なくとも2個のアクリ
ロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有する
化合物、および、 (ハ)分子内に1個のラジカル重合性不飽和基を有する
化合物 からなる群から選ばれる少なくとも1種のラジカル重合
性不飽和基を有する化合物80重量%以下好ましくは5
0重量%以下との混合物が使用される。
前記(イ)に挙げられる分子内に2個以上のアルコール性
水酸基を有する多価アルコールと(メタ)アクリル酸と
のエステル化物としてはエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,3−プロピレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、2-ブテン−1,4-ジ
(メタ)アクリレート、シクロヘキサン−1,4-ジメタノ
ールジ(メタ)アクリレート、水素化ビスフエノールA
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ハイドロキノン・エチレンオキサイ
ド2モル開環附加反応物(以下において附加物と略す)
ジ(メタ)アクリレート、ビスフエノールA・エチレン
オキサイト2〜8モル附加物ジ(メタ)アクリレート、
ビスフエノールAプロピレンオキサイド6モル附加物ジ
(メタ)アクリレート等の分子内に2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有する化合物;トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、シアヌル酸エチレンオキサイド3モル附加物
トリ(メタ)アクリレート等の分子内に3個の(メタ)
アクリロイルオキシ基を有する化合物;ペンタエリスリ
トールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ジグリセロールペ
ンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレート等の分子内に4個以上の(メ
タ)アクリロイルオキシ基を有する化合物等を挙げる事
が出来る。この場合、2個以上の水酸基がエステル化さ
れている。
次に前記(ロ)に挙げられるウレタン結合を有する化合物
としてはエチレングリコール、1,4-ブタンジオール、ト
リエチレングリコール、シクロヘキサンジメタアノー
ル、ビスフエノールAエチレンオキサイド4モル附加
物、シアヌル酸エチレンオキサイド3モル附加物等のア
ルコール性水酸基を有する化合物とイソホロンジイソシ
アネートないしは1,6-ヘキサンジイソシアネート等の無
黄変型イソシアネート化合物をイソシアネート/アルコ
ール性水酸基の当量比が約2になる様に反応させた后に
2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メ
タ)アクリル化合物で未反応イソシアネート基を封鎖し
て得られる分子内に2から3個の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する化合物;トリメチロールプロパンジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート等の分子内に水酸基を有する(メタ)
アクリレート化合物とイソホロンジイソシアネート、 1,6-ヘキサンジイソシアネート等のイソシアネート化合
物をイソシアネート基/アルコール性水酸基の当量比が
1/1になる様に、反応させて得られる分子内に4個以上
の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物が挙げ
られる。
前記(ロ)に挙げられる2〜4価の多価カルボン酸に基づ
くエステル結合を有する化合物としては、トリメリツト
酸(1モル)と2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト(3モル)とのエステル化物、ピロメリツト酸(1モ
ル)と2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(4モ
ル)とのエステル化物、トリメチロールプロパン(2モ
ル)とアジピン酸(1モル)と(メタ)アクリル酸(4
モル)とのエステル化物、トリメチロールプロパン(2
モル)と無水フタル酸(1モル)と(メタ)アクリル酸
(4モル)とのエステル化物、トリメチロールプロパン
(2モル)と無水コハク酸(1モル)と(メタ)アクリ
ル酸(4モル)とのエステル化物、ペンタエリスリトー
ル(2モル)と無水フタル酸(1モル)と(メタ)アク
リル酸(6モル)とのエステル化物等の分子内に3〜6
個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物が挙
げられる。
前記(ロ)に挙げられるカルボン酸基とエポキシ基との開
環附加反応によるβ−ヒドロキシアルキレン結合を有す
る化合物としては、ビスフエノールA−エピクロルヒド
リン型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応物、
アジピン酸、ドデカニ酸、C20ジカルボン酸、無水フタ
ル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ピロメ
リツト酸、トリメリツト酸等の2価以上の多価カルボン
酸とグリシジル(メタ)アクリレートとの反応物が挙げ
られる。
前記(ロ)に挙げられるスピラン構造を有する化合物とし
ては、ジアリリデンペンタエリスリトール、トリアリリ
デンソルビトール等の分子内にアリル基を有するシクロ
アセタール化合物と分子内に水酸基を有する(メタ)ア
クリル化合物との反応物が挙げられる。
前記(ハ)に挙げられる分子内に1個のラジカル重合性不
飽和基を有する単量体化合物としては、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル
(メタ)アクリレートブチル(メタ)アクリレート、イ
ソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)ア
クリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、エチル
カルドトール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフル
フリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、フエノキシエチル(メタ)アクリレート、ステ
アリルアクリレート等の(メタ)アクリレート;N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルラクタム等を挙げる事が出
来る。
又、本発明に使用される光架橋開始剤としては、例えば
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセ
トイン、ブチロイン、トルオイン、ベンジルベンゾフエ
ノン、P-メトキシベンゾフエノン、ジエトキシアセトフ
エノン、α−ヒドロキシイソブチルフエノン、メチルフ
エニルグリオキシレート、エチルフエニルグリオキシレ
ート、n−ブチルフエニルグリオキシレート等のカルボ
ニル化合物を挙げる事が出来る。
光架橋開始剤の使用量は、ラジカル重合性化合物100
重量部に対し0.01〜10重量部が好ましく、多量に
添加し過ぎると硬化膜の着色原因となり、また少なすぎ
ると円滑な硬化の妨害となり好ましくない。
本発明方法においては、前記ラジカル重合性化合物およ
び光架橋開始剤からなる被膜形成性組成物を使用するこ
とに、硬度、耐摩耗性、可撓性、熱的シヨツク等に優れ
た成形品が得られるのであるが、さらに耐候性を含めて
極めてバランス良く改善するには、特定の光安定剤を加
えた被膜形成性組成物を使用する。このような光安定剤
としては、環状ヒンダードアミン構造を有する光安定剤
または光転移型光安定剤が挙げられる。環状ヒンダード
アミン構造を有する光安定剤を使用する場合には、ラジ
カル重合性化合物100重量部に対し0.01〜10重
量部が好ましく、多量に添加し過ぎると硬化膜の着色原
因となり少な過ぎると円滑な硬化の妨げとなり好ましく
ない。光転移型光安定剤を使用する場合には、ラジカル
重合性化合物100重量部に対し1〜20重量部が好ま
しい。この範囲外では満足する耐候性のものが得られな
いか又は硬化被膜の硬度、耐摩耗性を低下させるので好
ましくない。耐候性をより改善するために、環状ヒンダ
ードアミン構造を有する光安定剤と光転移型光安定剤と
を併用してもよい。
環状ヒンダードアミン構造を有する光安定剤としては下
記一般式 (式中nは1〜4の整数を示し、R2はHかC1〜C6
脂肪族基でありn≧2では同一基でなくても良い。R1
はn=1の時脂肪族もしくは芳香族モノカルボン酸から
誘導されるアシル基;n=2の時脂肪族又は芳香族ジカ
ルボン酸から誘導されるジアシル基又はカルボニル基;
n=3の時は脂肪族もしくは芳香族トリカルボン酸から
誘導されるトリアシル基;n=4の時は芳香族テトラカ
ルボン酸から誘導されるテトラアシル基である。)で示
されるものであつて具体的には4−ベンゾイルオキシ−
2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、4−ヘキサノイルオ
キシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−オクタ
ノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、セバシン酸−ビス(2,,6,6−テトラメチル−4-ピ
ペリジル)、フタル酸−ビス(2,2,66-テトラメチル−4
-ピペリジル)、セバシン酸−ビス(2,2,6,6-テトラメ
チル−4-ピペリジルメタン)、フタル酸−ビス(2,2,6,
6-テトラメチル−4-ピペリジルメタン)等を挙げる事が
出来る。
次に光転移型光安定剤としては、下記一般式で示される
ラジカル重合性不飽和二重結合を有する光転移型光安定
剤が挙げられる。
ここで、yは(メタ)アクリロイルオキシ基でありXは
フエニル、トリル、キシリル、プロピリデンビスフエニ
ル基より選択される少なくとも一種であり、nは1〜2
の整数である。具体的にはクレジル(メタ)アクリレー
ト、ハイドロキノンジ(メタ)アクリレート、ビスフエ
ノールAジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
耐候性向上効果がすぐれ、とくに好ましい光転移型光安
定剤としては下記一般式 で示される構造を有するものでこゝでAr1,A2はモノヒ
ドロキシ、ジヒドロキシ、モノアルコキシ、ジアルコキ
シ基の中より選択される少なくとも1種で置換された芳
香族基で、その他にアルキル、アリールカルボキシル基
で更に置換されていても良く、具体的にはレゾルシンモ
ノベンゾエート、フエニルサリシレート、P−オクチル
フエニルサリシレートが挙げられる。
また被覆形成性組成物に更に必要に応じて (メタ)アクリル系重合体、シリコン系界面活性剤、酸
化防止剤、貯蔵安定剤、塗布時の作業性を改善する上で
の有機溶剤等を加えても良い。
(メタ)アクリル系重合体を添加する事は塗膜の平面性
等塗膜の外観上の均一性を向上させる上で好ましい。そ
の使用量は前記ラジカル重合性化合物100重量部に対
し0.2〜5重量部である。かゝる(メタ)アクリル系重
合体の具体的例としてはメチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル
(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2-エチル・ヘキシ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレート等の単独重合体又はこれらの共重合体が挙げら
れ、これら重合体は一種を単独使用しても又二種以上混
合使用しても良い。
シリコン系界面活性剤の併用は被膜の平滑性を更に向上
させる上で好ましい。これらの化合物については特に限
定されるものではないが好ましくは分子構造がポリジメ
チルシロキサン単位から成りその一部がポリオキシアル
キレン基でブロツク化変性されているものが好ましく変
性度はメチルシロキサン基に対し少なくとも一種のアル
キレン基が0.1〜10単位の範囲で結合しているもの
が好ましい。そしてその使用量は前記ラジカル重合性化
合物100重量部に対し、0.0001〜3重量部の範
囲が好ましく、その範囲を超えると被膜の平滑性、透明
性、硬度を損ない好ましくない。
又酸化防止剤等を併用することは被膜の酸化安定性、耐
候性の改善の上で好ましい。酸化防止剤として例えば、
オクタデシル−3−(3,5ジtertブチル−4-ヒドロキシ
フエニル−プロピオネート、ペンタエリスリチルテトラ
キス(3−3-ジtertブチル-4-ヒドロキシフエニル)−
プロピオネート、1,6-ヘキサンジオールビス−3−(3,
5−ジtertブチル-4-ヒドロキシフエニル)−〔3−(3.
5−ジtertブチル−4-ヒドロキシフエニル)−プロピオ
ネート〕、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジtertブチルアニリノ)−1,3,5-
トリアジン、3,5−ジtertブチル−4−ヒドロキシベン
ジルリン酸のジエチルエシテル、1,3,5−トリス(4−t
ertブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌル酸、4−メチル−2,6−ジtertブチルフエ
ノール、4−メチル−2,6−ビス(1−メチルヘプタデ
シル)−フエノール、2,2'−メチレンビス(4−エチ
ル−6−tertブチルフエノール)、1,3,5−トリス(4
−ヒドロキシ−3,5-ジタ−シヤリブチルベンジル)−2,
4,6−トリメチルベンゼン、等を用いる事が出来る。こ
れらは単独でもしくは2種以上混合して使用しても良
い。
しかして被膜形成性組成物の調製は、各成分を後記の有
機溶剤を使用してまたは使用しないで、混合すればよ
い。
上記のようにして得られた被膜形成性組成物を合成樹脂
成形品に塗布する方法としては、刷毛ぬり、流しぬり、
スプレー塗布、回転塗布、浸漬塗布、コーター塗布等の
方法が採用される。その際塗装作業性、被膜の平面性、
均一性、基材との密着性向上の点から適当な有機溶剤で
希釈し低粘度化させる事が好ましい。塗布に際し利用さ
れる有機溶剤としては上記被膜形成組成物と混合し充分
均一な溶剤を形成し常圧で沸点が50〜200℃の範囲
で且低粘性化を期待する上で常圧での粘度が10センチ
ポワーズ以下であるものが好ましい。
しかして有機溶剤の使用量は前記被膜形成性組成物20
〜80重量部に対し80〜20重量部の割合が好まし
い。有機溶剤の具体例としてはエタノール、イソプロパ
ノール、ノルマルプロパノール、イソブタノール、ジア
セトンアルコール等のアルコール類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素;酢
酸エチル酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル
類;アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケトン
等のケトン類;ジオキサン、エチルセルソルブ等のエー
テル類が挙げられ、これらは単独又は二種以上の混合使
用でも良い。
被膜形成性組成物の合成樹脂成形品表面に対する塗布量
は膜厚が1〜30μ好ましくは2.5〜20μの範囲にな
るように塗布することが好ましい。硬化膜の膜厚が1μ
に満たざる場合表面高度が低下し、又30μを超えると
基材との密着性が低下したり、クラツクが発生しやすく
又、紫外線透過不充分により硬化不良を起こす可能性が
ある。
被膜形成性組成物を硬化する手段としては電子線、α
線、β線、γ線等の放射線の活性エネルギー線を照射し
ても可能であるがとりわけ空気中しかも開放系でも容易
に硬化膜を形成し得る、紫外線照射がとりわけ好まし
い。紫外線照射を行なう場合、窒素アルゴン、炭酸ガス
等の不活性ガス下でもさしつかえない。又硬化時に特に
加熱、加温する必要はないが、硬化速度を高める為に、
又未反応二重結合を極力、減らし、硬度、耐摩耗性を更
に向上させる上で、赤外線照射等の加熱源を設けること
は本発明の目的をより効果的にする上で好ましい。
本発明において、かゝる被膜形成性組成物を塗布する合
成樹脂成形品の基材となる透明樹脂としては、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカボーネート、ポリアリルジグ
リコールカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリ
ルスチレン共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、透明ナイ
ロン等が挙げられる。
本発明方法によれば、基体となる合成樹脂成形品の光学
的性質、耐熱性、耐衝撃性等の特性をいかし、更に硬
度、耐摩耗性、耐薬品性、光安定剤または中間層を使用
するときには耐候性等の性質を付与し、付加価値の高い
成形品を得ることができる。
以下、実施例および比較例により、本発明をさらに詳細
に説明する。
なお実施例中の測定評価等は以下の通りである。
(1) 耐摩耗性・硬度 500g荷重でCS10Fの摩耗動輪をサンプル面に接
触させ200回転させ傷の増加をヘーズ値(%)の増加
で定量する。ヘーズ増加値の少ない程、硬度耐摩耗性が
良好である。
(2) 密着性 被膜に1mm間隔に、たて、よこ夫々11本のクロスカッ
トを入れその上にセロハンテープを貼りつけ急激にはが
し、ハクリが起きるか否か観察する。以下クロスカット
セロテープテストと略す。○は全くハクリしないことを
意味する。
(3) 可撓性 12cm×1cm×2mm厚みの試験片の片側に硬化膜を形成
させた后、硬化膜に引張り応力がかかる様に折り曲げ、
クラック発生が開始する時の折り曲げ角度を測定する。
この角度が60°以上を可撓性良とする。
(4) 熱ショック性 サンプルを80℃、4hr/−30℃3hr/75℃95%
湿度/80℃、4hrのサイクルで熱履歴をかけて、クラ
ックの発生等の表面異常を観察し且密着性をクロスカッ
トセロテープテストで評価する。
(5) 耐候性 UVコン耐候試験装置(東洋精機製作所、最大紫外波長
mμ)で60℃、8hr紫外線照射後40℃、4hr温水散
布を1サイクルとして耐候促進試験を行ない、クロスカ
ットセロテープテストで剥離現象を生じるに到る時間を
求める。
(6) 硬化条件 UV照射装置 ウシオ製 UV2001型 160W/cm 2灯 高圧水銀灯 通常型 ベルトコンベヤー式 スピード 5m/分 照射時間 20秒 (7) 実施例、比較例中使用する原料化合物に対し、下
記略号を使用する。
1. (a)−イ該当化合物 ジペンタエリスリトールカプロラクトン3モル付加物ヘ
キサアクリレートDP・3C・6A 2. (a)−ロ該当化合物 1,6−ヘキサンジアクリレート1.6HX・2A トリエチレングリコールジアクリレート TEG・2A ビスフェノールA 6モルエチレンオキサ イド付加物ジアクリレートBPA・6EO・2A トリメチロールプロパントリアクリレート TMP・3
A ペンタエリスリトールトリアクリレート PET・3A シアヌル酸3モルエチレンオキサイド付加 物トリアクリレートC・3EO・3A ペンタエリスリトールテトラアクリレート PET・4
A ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー トDP・6A トリメチロールプロパン/イソホロンジイ ソシアネート/2−ヒドロキシエチルア クリレート=1/3/3(モル比)のウ レタンアクリレート U−1 PET・3A/イソホロンジイソシアネー ト=2/1(モル比)のウレタンアクリ レート U−2 PET・3A/1,6−ヘキサンジイソシ アネート=2/1(モル比)のウレタン アクリレート U−3 トリメチロールプロパン/無水フタル酸/ アクリル酸=2/1/4(モル比)のエ ステルアクリレート Es−1 ビスフェノールA/エピクロルヒドリン/ グリシジルアクリレート=1/2/2 (モル比)のエポキシアクリレート Ep−1 ジアリリデペンタエリスリトール/2− ヒドロキシエチルアクリレート=1/2 (モル比)のスピラック型アクリレート Sp−1 メチルメタアクリレート MMA メチルアクリレート MA フェノキシエチルアクリレート PHEA 2−ヒドロキシエチルアクリレート 2HEA N−ビニルピロリドン NVPL 実施例1〜9 以下に示される組成の硬化液を厚さ3mmのポリカーボネ
ート樹脂板(三菱化成工業(株)製登録商標ノバレック
ス)の上に流延塗布し5分間室温下で放置後上述の硬化
条件で紫外線照射をして硬化させた。得られた硬化膜被
覆ポリカーボネート板の諸性能を評価した。結果を表−
1に示した。
〈硬化液組成〉 (a)−イ,(a)−ロより選択される化合物 100重量部 光開始剤 メチルフェニルグリオキシレート 6重量部 環状ヒンダードアミン系光安定剤 0.5〜3重量部 (但し、実施例7は3.5重量部) 有機溶剤イソプロパノール 30重量部 酢酸エチル 30重量部 エチルセルソルブ 30重量部 トルエン60重量部 尚、(a)−イ、(a)−ロおよび環状ヒンダードアミン系光
安定剤の化合物の組成は表−2に示される。また、環状
ヒンダードアミン系安定剤は表−1においては下記略号
で示される。
A:セバシン酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジルメタン) B:アジピン酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジルメタン) C:フタル酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジルメタン) 構造式 AX:C816 BX:C48 実施例10〜17及び比較例1 以下に示される組成の硬化液を厚さ3mmのポリカーボネ
ート樹脂板(三菱化成工業(株)製登録商標ノバレック
ス)の上に流延塗布し5分間室温下で放置後前述の硬化
条件で紫外線照射硬化させた。得られた硬化膜被覆ポリ
カーボネート板の諸性能を評価した。結果を表−2に示
した。
〈硬化液組成〉 (a)−イ,(a)−ロより選択される化合物 100重量部 光開始剤 メチルフェニルグリオキシレート 6重量部 光移転型光安定剤レゾルシンモノベンゾエート5〜15
重量部 有機溶剤イソプロパノール 30重量部 酢酸エチル 30重量部 エチルセルソルブ 30重量部 トルエン60重量部 (a)−イ,(a)−ロの化合物及び光転移型光安定剤の組成
は表−2に示される。
実施例18〜27 以下に示される組成の硬化液を厚さ3mmのポリカーボネ
ート樹脂板(三菱化成工業(株)製登録商標ノバレック
ス)の上に流延塗布し5分間室温下で放置後実施例1と
同一条件下で紫外線を照射し硬化した。得られた硬化膜
被覆ポリカーボネート板の諸性能を評価した。結果を表
−3に示した。
〈硬化液組成〉 (a)−イ,(a)−ロより選択される化合物 100重量部 光開始剤メチルフェニルグリオキシレート6重量部 ラジカル重合性不飽和二重結合を有する光転 移型光安定剤 5重量部 有機溶剤イソプロパノール 30重量部 酢酸エチル 30重量部 エチルセロソルブ 30重量部 トルエン 60重量部 (a)−イ,(a)−ロの化合物及び光転移型安定剤の組成は
表−3に示される。
なお光安定剤については表−3において下記略号を用い
た。
A:パラクレジルアクリレート B:ハイドロキノンジアクリレート C:ビスフェノールAジアクリレート 実施例28 実施例11において、耐候性改良のために、セバシン酸
−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)0.5重量部およびレゾルシンモノベンゾエート5重
量部を加えた外は同様な組成の硬化液を用いて、実施例
11と同様にして硬化膜被覆ポリカーボネート板を得
て、評価した。密着性○、耐摩耗性3、可撓性良、熱シ
ョック性2サイクルOK、耐候性1000時間以上であ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−133590(JP,A) 特開 昭57−185236(JP,A) 特開 昭59−21646(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジカル重合性化合物100重量部に対し
    光架橋開始剤0.01〜10重量部と光転移型光安
    定剤1〜20重量部および/または環状ヒンダードアミ
    ン構造を有する光安定剤0.01〜3重量部、とを配合
    してなる被膜形成性組成物において、 ラジカル重合性化合物として、分子内に4個以上のアル
    コール性水酸基を有する多価アルコールのカプロラクト
    ン開環付加反応物とアクリル酸またはメタクリル酸との
    エステル化物を少くとも使用することを特徴とする被膜
    形成性組成物。
  2. 【請求項2】ラジカル重合性化合物100重量部に対し
    光架橋開始剤0.01〜10重量部と光転移型光安
    定剤1〜20重量部および/または環状ヒンダードアミ
    ン構造を有する光安定剤0.01〜3重量部、とを配合
    してなる被膜形成性組成物を合成樹脂成形品に塗布し、
    光架橋硬化させて表面を改良する方法において、 ラジカル重合性化合物として、分子内に4個以上のアル
    コール性水酸基を有する多価アルコールのカプロラクト
    ン開環付加反応物とアクリル酸またはメタクリル酸との
    エステル化物を少くとも使用することを特徴とする合成
    樹脂成形品の表面改良法。
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