JPH0648010A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH0648010A JPH0648010A JP4205345A JP20534592A JPH0648010A JP H0648010 A JPH0648010 A JP H0648010A JP 4205345 A JP4205345 A JP 4205345A JP 20534592 A JP20534592 A JP 20534592A JP H0648010 A JPH0648010 A JP H0648010A
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- recording
- liquid
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- latent image
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、潜像形状が連続ベタ画像であ
る場合に、インクの付着安定性を確保して、画像つぶれ
やにじみのない転写画像が得られる記録装置を得ること
にある。 【構成】本発明は、記録体2の表面に対して、液体、ま
たは蒸気あるいは加熱によって液体に変化する固体を接
触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する
後退接触角を変化させる方法により形成された潜像に顕
色剤を含有した記録剤を接触させて可視像を形成し、こ
の可視像を記録紙に転移する記録装置において、潜像形
状が連続画像の場合、現像液薄層供給手段10により現
像することを特徴としている。
る場合に、インクの付着安定性を確保して、画像つぶれ
やにじみのない転写画像が得られる記録装置を得ること
にある。 【構成】本発明は、記録体2の表面に対して、液体、ま
たは蒸気あるいは加熱によって液体に変化する固体を接
触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する
後退接触角を変化させる方法により形成された潜像に顕
色剤を含有した記録剤を接触させて可視像を形成し、こ
の可視像を記録紙に転移する記録装置において、潜像形
状が連続画像の場合、現像液薄層供給手段10により現
像することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、さら
に詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選
択的にまたは選択的かつ可逆的に加熱温度に応じた後退
接触角を示す領域を形成する方法を用いる記録装置に関
する。
に詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選
択的にまたは選択的かつ可逆的に加熱温度に応じた後退
接触角を示す領域を形成する方法を用いる記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、表面を液体付着性領域と
非液体付着領域とに区分けして画像形成に供する手段の
一つとして、水(湿し水)なし平版印刷を用いたオフセッ
ト印刷がある。
非液体付着領域とに区分けして画像形成に供する手段の
一つとして、水(湿し水)なし平版印刷を用いたオフセッ
ト印刷がある。
【0003】しかしながら、このようオフセット印刷に
あっては、原版から製版工程および刷板からの印刷工程
までを一つの装置内に組み込むことが困難であり、製版
および印刷に係る装置を小型化することが難しい場合が
多かった。
あっては、原版から製版工程および刷板からの印刷工程
までを一つの装置内に組み込むことが困難であり、製版
および印刷に係る装置を小型化することが難しい場合が
多かった。
【0004】そこで、このような問題を解決する方法と
して、特に、表面に液体付着領域と比液体付着領域とを
形成することが可能で、かつ繰返し使用が可能な記録方
式として、 (1)疎水性の光導電体層に対して外部から、帯電、露
光、現像の各工程を実行することによって疎水性部と親
水性部とを区分して形成し、親水性部のみに水性現像剤
を付着させて紙などに転写する水性現像方式。 (2)フォトクロミック材料に対する紫外線照射を行な
い、照射された部分を親水性化したフォトクロミック化
合物に変性させるフォトクロミック材料の光学反応を利
用した方式。 (3)不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を形成する内部偏倚力の
作用を利用した方式 が提案されている。
して、特に、表面に液体付着領域と比液体付着領域とを
形成することが可能で、かつ繰返し使用が可能な記録方
式として、 (1)疎水性の光導電体層に対して外部から、帯電、露
光、現像の各工程を実行することによって疎水性部と親
水性部とを区分して形成し、親水性部のみに水性現像剤
を付着させて紙などに転写する水性現像方式。 (2)フォトクロミック材料に対する紫外線照射を行な
い、照射された部分を親水性化したフォトクロミック化
合物に変性させるフォトクロミック材料の光学反応を利
用した方式。 (3)不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を形成する内部偏倚力の
作用を利用した方式 が提案されている。
【0005】しかし、このような方式にあっては、多く
の工程を必要としたり(水性現像方式)、あるいは、量子
効率が悪いことに原因して反応時間および記録時間が長
くなってしまったり安定性に欠けたり(フォトクロミッ
ク材料の光学反応を利用した方式)、温度変化によって
記録前の物理的構造状態が不安定になり保存性に問題が
あったり、記録された情報パターンを消去する際に煩雑
性がある(内部偏倚力を利用した方式)等の不具合があっ
た。
の工程を必要としたり(水性現像方式)、あるいは、量子
効率が悪いことに原因して反応時間および記録時間が長
くなってしまったり安定性に欠けたり(フォトクロミッ
ク材料の光学反応を利用した方式)、温度変化によって
記録前の物理的構造状態が不安定になり保存性に問題が
あったり、記録された情報パターンを消去する際に煩雑
性がある(内部偏倚力を利用した方式)等の不具合があっ
た。
【0006】そこで、このような問題に対処するため、
本発明者らは、次のような画像記録方法を提案した。す
なわち、この方法は、記録体の表面に液体、または蒸気
さらには加熱によって液体に変化する固体と接触した状
態で加熱し、加熱温度に応じて液体に対する後退接触角
を変化させて液体のぬれ性の違いを利用した潜像を形成
し、この潜像を顕色剤を含有した記録剤に接触させて顕
像化処理した可視像を記録紙に転写する方法である(特
開平3ー178478号公報)。この方法においては、
画像信号に応じて加熱することにより後退接触角が低下
した位置で、液体が弾かれることなくぬれやすくなるの
を利用して画像に応じた潜像を形成することができ、ま
た、液体が接触していない状態での加熱によって上記後
退接触角を高めることにより記録体の表面を撥液性の状
態に復帰させるようにして、選択的にまたは選択的かつ
可逆的に画像の記録を行なうことができる。
本発明者らは、次のような画像記録方法を提案した。す
なわち、この方法は、記録体の表面に液体、または蒸気
さらには加熱によって液体に変化する固体と接触した状
態で加熱し、加熱温度に応じて液体に対する後退接触角
を変化させて液体のぬれ性の違いを利用した潜像を形成
し、この潜像を顕色剤を含有した記録剤に接触させて顕
像化処理した可視像を記録紙に転写する方法である(特
開平3ー178478号公報)。この方法においては、
画像信号に応じて加熱することにより後退接触角が低下
した位置で、液体が弾かれることなくぬれやすくなるの
を利用して画像に応じた潜像を形成することができ、ま
た、液体が接触していない状態での加熱によって上記後
退接触角を高めることにより記録体の表面を撥液性の状
態に復帰させるようにして、選択的にまたは選択的かつ
可逆的に画像の記録を行なうことができる。
【0007】いま、この方法を用いた記録装置の一例
を、図15において説明すると、次のとおりである。図
15に示す記録装置は、液体のぬれ性の違いを利用した
潜像の形成と、この潜像の可視像処理とを同時に行なえ
る構成を備えている。すなわち、この記録装置1は、記
録体2、記録部3、転写部4およびクリーニング部5を
主要構成としており、図において記録体2としては、支
持体をなす基体の表面に、記録層、つまり、液体との接
触下において加熱温度に応じて、後退接触角が低下して
液体が付着しやすくなる性質をもたせた層を設けられて
いる。そして、記録部3は、記録体2に対して供給され
る水溶液を収容している溶液タンク3Aと、この溶液タ
ンク3Aから供給された水溶液側に位置して記録体2に
対面するサーマルヘッド3Bとで構成されている。この
構成における記録部3においては、溶液タンク3A内
に、色剤を溶解させた水溶液、所謂、インクが収容さ
れ、潜像の形成と可視像処理とが同時に行なえるように
なっている。そして、転写部4は、記録体2と対向して
記録紙を挟持搬送できるローラによって構成され、ま
た、クリーニング部5は、インクを除去するためのクリ
ーナー5Aと除像ヒーター5Bとで構成されている。従
って、液体との接触下において加熱温度に応じた後退接
触角が低下した位置に付着する液体は、その液体中に溶
解しているインクによって可視像をなし、この可視像は
転写部4において、記録紙Sに転写される。一方、画像
転写を終えた記録体2は、クリーナー5Aによって、残
存する液体を除去されると共に、液体の接触下にない状
態で加熱する除像ヒーター5Bによりその記録層を撥液
性を有する元の状態に復元される。
を、図15において説明すると、次のとおりである。図
15に示す記録装置は、液体のぬれ性の違いを利用した
潜像の形成と、この潜像の可視像処理とを同時に行なえ
る構成を備えている。すなわち、この記録装置1は、記
録体2、記録部3、転写部4およびクリーニング部5を
主要構成としており、図において記録体2としては、支
持体をなす基体の表面に、記録層、つまり、液体との接
触下において加熱温度に応じて、後退接触角が低下して
液体が付着しやすくなる性質をもたせた層を設けられて
いる。そして、記録部3は、記録体2に対して供給され
る水溶液を収容している溶液タンク3Aと、この溶液タ
ンク3Aから供給された水溶液側に位置して記録体2に
対面するサーマルヘッド3Bとで構成されている。この
構成における記録部3においては、溶液タンク3A内
に、色剤を溶解させた水溶液、所謂、インクが収容さ
れ、潜像の形成と可視像処理とが同時に行なえるように
なっている。そして、転写部4は、記録体2と対向して
記録紙を挟持搬送できるローラによって構成され、ま
た、クリーニング部5は、インクを除去するためのクリ
ーナー5Aと除像ヒーター5Bとで構成されている。従
って、液体との接触下において加熱温度に応じた後退接
触角が低下した位置に付着する液体は、その液体中に溶
解しているインクによって可視像をなし、この可視像は
転写部4において、記録紙Sに転写される。一方、画像
転写を終えた記録体2は、クリーナー5Aによって、残
存する液体を除去されると共に、液体の接触下にない状
態で加熱する除像ヒーター5Bによりその記録層を撥液
性を有する元の状態に復元される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した方
法および装置においては、潜像の可視像処理を行う場
合、例えば、図16に示すように、記録体2を記録部の
溶液タンク3A内に浸漬させて、所謂、ジャブ漬けの状
態から引き上げることにより記録体2上の潜像部2A、
2Bにインクを付着させるようになっていた。従って、
例えば、図17(A)に示すように、画像信号に応じた潜
像によって構成される画像の形状が連続ベタ画像である
場合、特に、囲まれた形状である場合には、図中、符号
αで示す囲まれている部分の中でのインクの逃げ道がな
い状態となる。このため、囲まれた中に存在するインク
は閉じ込められたままで、図17(B)に示すように、残
ってしまうことが多く、画像がつぶれた状態を呈するこ
とがあった。さらに、このような現象は、面積の大きい
ベタ画像の場合に顕著であり、この場合には、潜像部へ
のインクの付着量が異常に多くなることも相俟って、記
録紙に転写された画像がにじみやすく、不鮮明なものに
なることが多かった。この場合の連続ベタ画像とは、図
18において、(A)に示す、従来の離散ドットによる潜
像パターンに対して、(B)に示すように、印刷の刷版と
同様に、記録体上で、文字パターンや図形の形状通りに
連続的に潜像がつながっている画像をいう。そして、こ
の連続ベタ画像の形成方法としては、例えば、サーマル
ヘッドを用いる場合、サーマルヘッドの発熱体が離散的
に並んでいるので、記録体上で発熱体間が熱的に重なる
ような駆動が行われ、具体的には、従来よりも発熱エネ
ルギー供給のためのパルス電圧の幅を長くしたり、駆動
電圧を高める。また、これとは別に、記録体基板とし
て、熱伝導性が大きい材料を選択すれば熱拡散により発
熱体間が重なりやすくなるのを利用して連続ベタ画像を
形成することも可能であり、さらには、レーザーのよう
な電磁波による非加熱手段を用いる場合には、記録体上
の光線スポットを重ねるようにして走査して連続ベタ画
像を形成することも可能である。
法および装置においては、潜像の可視像処理を行う場
合、例えば、図16に示すように、記録体2を記録部の
溶液タンク3A内に浸漬させて、所謂、ジャブ漬けの状
態から引き上げることにより記録体2上の潜像部2A、
2Bにインクを付着させるようになっていた。従って、
例えば、図17(A)に示すように、画像信号に応じた潜
像によって構成される画像の形状が連続ベタ画像である
場合、特に、囲まれた形状である場合には、図中、符号
αで示す囲まれている部分の中でのインクの逃げ道がな
い状態となる。このため、囲まれた中に存在するインク
は閉じ込められたままで、図17(B)に示すように、残
ってしまうことが多く、画像がつぶれた状態を呈するこ
とがあった。さらに、このような現象は、面積の大きい
ベタ画像の場合に顕著であり、この場合には、潜像部へ
のインクの付着量が異常に多くなることも相俟って、記
録紙に転写された画像がにじみやすく、不鮮明なものに
なることが多かった。この場合の連続ベタ画像とは、図
18において、(A)に示す、従来の離散ドットによる潜
像パターンに対して、(B)に示すように、印刷の刷版と
同様に、記録体上で、文字パターンや図形の形状通りに
連続的に潜像がつながっている画像をいう。そして、こ
の連続ベタ画像の形成方法としては、例えば、サーマル
ヘッドを用いる場合、サーマルヘッドの発熱体が離散的
に並んでいるので、記録体上で発熱体間が熱的に重なる
ような駆動が行われ、具体的には、従来よりも発熱エネ
ルギー供給のためのパルス電圧の幅を長くしたり、駆動
電圧を高める。また、これとは別に、記録体基板とし
て、熱伝導性が大きい材料を選択すれば熱拡散により発
熱体間が重なりやすくなるのを利用して連続ベタ画像を
形成することも可能であり、さらには、レーザーのよう
な電磁波による非加熱手段を用いる場合には、記録体上
の光線スポットを重ねるようにして走査して連続ベタ画
像を形成することも可能である。
【0009】このようにして得られた連続ベタ画像を現
像する場合の不具合、つまり、画像のつぶれあるいはに
じみによる不鮮明な画像が発生する原因としては、図1
6に示すように、溶液が自由表面であるので潜像部の移
動に従って溶液が引きづられ易くなり、潜像部2Aと2
Bとの間のインク切れが悪くつながりやすくなることが
挙げられる。
像する場合の不具合、つまり、画像のつぶれあるいはに
じみによる不鮮明な画像が発生する原因としては、図1
6に示すように、溶液が自由表面であるので潜像部の移
動に従って溶液が引きづられ易くなり、潜像部2Aと2
Bとの間のインク切れが悪くつながりやすくなることが
挙げられる。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
記録装置における問題に鑑み、潜像形状が連続ベタ画像
である場合に、インクの付着安定性を確保して、画像つ
ぶれやにじみのない転写画像が得られる記録装置を得る
ことにある。
記録装置における問題に鑑み、潜像形状が連続ベタ画像
である場合に、インクの付着安定性を確保して、画像つ
ぶれやにじみのない転写画像が得られる記録装置を得る
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、記録体の表面に対して、
液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変化する
固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体
に対する後退接触角を変化させる方法により形成された
潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視像を形
成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置におい
て、潜像形状が連続画像の場合、現像液薄層供給手段に
より現像することを特徴としている。
め、請求項1記載の本発明は、記録体の表面に対して、
液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変化する
固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体
に対する後退接触角を変化させる方法により形成された
潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視像を形
成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置におい
て、潜像形状が連続画像の場合、現像液薄層供給手段に
より現像することを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、記録体の表面に対
して、液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変
化する固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じ
た液体に対する後退接触角を変化させる方法により形成
された潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置で
あり、潜像形成後、記録剤に対してぬれ性を示す樹脂を
含有した液体で現像する一次現像部と、同一次現像によ
る樹脂層を形成後、記録剤による可視像処理を行なう二
次現像部とを備えている記録装置において、潜像形状が
連続画像の場合、一次現像を現像液薄層供給手段により
現像することを特徴としている。
して、液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変
化する固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じ
た液体に対する後退接触角を変化させる方法により形成
された潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置で
あり、潜像形成後、記録剤に対してぬれ性を示す樹脂を
含有した液体で現像する一次現像部と、同一次現像によ
る樹脂層を形成後、記録剤による可視像処理を行なう二
次現像部とを備えている記録装置において、潜像形状が
連続画像の場合、一次現像を現像液薄層供給手段により
現像することを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、記録体の表面に対
して、液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変
化する固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じ
た液体に対する後退接触角を変化させる方法により形成
された潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置に
おいて、潜像形状が連続画像の場合、一次現像および二
次現像を現像液薄層供給手段により現像することを特徴
としている。
して、液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変
化する固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じ
た液体に対する後退接触角を変化させる方法により形成
された潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置に
おいて、潜像形状が連続画像の場合、一次現像および二
次現像を現像液薄層供給手段により現像することを特徴
としている。
【0014】請求項4記載の発明は、現像液薄層供給手
段が多孔質部材で構成されていることを特徴としてい
る。
段が多孔質部材で構成されていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項5記載の発明は、現像液薄層供給手
段は、その表面に溝あるいは窪みを形成された平面若し
くは曲面部材で構成されていることを特徴としている。
段は、その表面に溝あるいは窪みを形成された平面若し
くは曲面部材で構成されていることを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、一次現像に適用さ
れる現像液薄層供給手段が、多孔質部材であり、かつ、
その表面にスキン層を有していることを特徴としてい
る。
れる現像液薄層供給手段が、多孔質部材であり、かつ、
その表面にスキン層を有していることを特徴としてい
る。
【0017】請求項7記載の発明は、二次現像に用いら
れる現像液薄層供給手段が、多孔質部材であり、かつ、
その表面にスキン層を有しない構成を備えたことを特徴
としている。
れる現像液薄層供給手段が、多孔質部材であり、かつ、
その表面にスキン層を有しない構成を備えたことを特徴
としている。
【0018】
【作用】本発明によれば、現像液薄層供給手段によって
インクの薄層化を行うことにより、液面が表面張力およ
び流体抵抗によって強制的に制御され、潜像部の移動に
応じてインクが引きづられてしまうような事態を防止さ
れ、連続する潜像部同士でのインクの分離が促進され
る。また本発明によれば、インクの薄層化を実現するた
めの構成が簡単ですみ、装置の大型化や複雑化を防止す
ることができる。
インクの薄層化を行うことにより、液面が表面張力およ
び流体抵抗によって強制的に制御され、潜像部の移動に
応じてインクが引きづられてしまうような事態を防止さ
れ、連続する潜像部同士でのインクの分離が促進され
る。また本発明によれば、インクの薄層化を実現するた
めの構成が簡単ですみ、装置の大型化や複雑化を防止す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、図1乃至図14において、本発明の詳
細を説明する。図1は、本発明による記録装置で用いら
れる原理を説明する模式図である。なお、図1以降の図
面において、図15以降の図面に示されたものと同じ構
成部品については同符号により示されている。すなわ
ち、図1において、例えば、水溶液中に色剤を溶解若し
くは分散させたインクを記録体2に接触させて潜像形成
と可視像処理とを同時に行う場合を前提として説明する
と、液面が表面張力および流体抵抗によって強制的に制
御されることにより潜像部2A、2Bへインクが引きづ
られるのを防止する現像液薄層供給手段10を記録体2
との間に設け、潜像形状が連続ベタ画像である場合に、
潜像部同士でインクが分離し、所謂、インクの切れを良
くすることを原理としている。
細を説明する。図1は、本発明による記録装置で用いら
れる原理を説明する模式図である。なお、図1以降の図
面において、図15以降の図面に示されたものと同じ構
成部品については同符号により示されている。すなわ
ち、図1において、例えば、水溶液中に色剤を溶解若し
くは分散させたインクを記録体2に接触させて潜像形成
と可視像処理とを同時に行う場合を前提として説明する
と、液面が表面張力および流体抵抗によって強制的に制
御されることにより潜像部2A、2Bへインクが引きづ
られるのを防止する現像液薄層供給手段10を記録体2
との間に設け、潜像形状が連続ベタ画像である場合に、
潜像部同士でインクが分離し、所謂、インクの切れを良
くすることを原理としている。
【0020】そして、このインクの切れを良くするため
の現像液薄層供給手段の構成は、例えば、図2に示すよ
うに、現像液の供給手段としてローラ11を用いた場合
で説明すると、その外周面に窪み11A(図2(A)参照)
や溝11B(図2(B)、(C)参照)を形成して表面張力作用
によって液体を窪みや溝内に止めるようにした構成があ
る。なお、表面に窪みや溝を設ける場合には、ローラの
如く曲面に限らず、平面構成に適用すること勿論可能で
あり、また、窪みの形成は規則性があってもランダムで
も良く、さらには、溝の形成方向に関しても、上述した
場合に限らず、例えば、記録体2の移動方向に一致させ
るようにしてもよい。そして、このような表面構成の場
合には、窪みや溝の内部を親液性とし、そして窪みや溝
の周囲は撥液性とすることが液体の保持性を確保する点
からいって望ましい。また、窪みや溝の形成間隔を小さ
くするほど解像度に好影響を与え、さらに、これら窪み
や溝の大きさについても、インクの粘度や表面張力との
関係から適当な大きさを選択することが良く、深さに関
しては、10μm乃至500μm程度の範囲がよい。
の現像液薄層供給手段の構成は、例えば、図2に示すよ
うに、現像液の供給手段としてローラ11を用いた場合
で説明すると、その外周面に窪み11A(図2(A)参照)
や溝11B(図2(B)、(C)参照)を形成して表面張力作用
によって液体を窪みや溝内に止めるようにした構成があ
る。なお、表面に窪みや溝を設ける場合には、ローラの
如く曲面に限らず、平面構成に適用すること勿論可能で
あり、また、窪みの形成は規則性があってもランダムで
も良く、さらには、溝の形成方向に関しても、上述した
場合に限らず、例えば、記録体2の移動方向に一致させ
るようにしてもよい。そして、このような表面構成の場
合には、窪みや溝の内部を親液性とし、そして窪みや溝
の周囲は撥液性とすることが液体の保持性を確保する点
からいって望ましい。また、窪みや溝の形成間隔を小さ
くするほど解像度に好影響を与え、さらに、これら窪み
や溝の大きさについても、インクの粘度や表面張力との
関係から適当な大きさを選択することが良く、深さに関
しては、10μm乃至500μm程度の範囲がよい。
【0021】一方、今一つの現像液薄層供給手段の構成
としては、スポンジなどの多孔質体を用いる場合があ
る。このスポンジ12は、一般に、図3に示すように、
表面にスキン層とよばれる表皮が存在している。この表
皮12Aは、その表面が滑らかで無数の孔12A1が開
いており、また、その内側は繊維が絡まった状態の構造
を呈している。従って、図4に示すように、記録体2に
対して、液体を含浸させた状態のスポンジ12を接触さ
せると、記録体2とスポンジ12の表面との間に薄層の
液層が形成される。このようなスポンジ12などの多孔
質体を用いる場合には、記録体2と対面する最表面での
気孔径は、5μm乃至30μm程度がよい。
としては、スポンジなどの多孔質体を用いる場合があ
る。このスポンジ12は、一般に、図3に示すように、
表面にスキン層とよばれる表皮が存在している。この表
皮12Aは、その表面が滑らかで無数の孔12A1が開
いており、また、その内側は繊維が絡まった状態の構造
を呈している。従って、図4に示すように、記録体2に
対して、液体を含浸させた状態のスポンジ12を接触さ
せると、記録体2とスポンジ12の表面との間に薄層の
液層が形成される。このようなスポンジ12などの多孔
質体を用いる場合には、記録体2と対面する最表面での
気孔径は、5μm乃至30μm程度がよい。
【0022】ところで、本発明者らは、スポンジを用い
た場合の可視像処理において、特に、表面のスキン層と
液の薄層化との関係につき、次のような現象を見出し
た。すなわち、スキン層がある場合には、記録体2に対
する液体の付着量が減少し、そしてスキン層がない場合
には、この層がある場合に比べて液体の付着量が多くな
る。この原因は明らかでないが、スキン層がある場合に
は、記録体表面とスポンジ表面との間に強い流体抵抗が
働いて液面制御が強まり、そして、スキン層がない場合
には、このような液面制御の影響が少ないことによると
推察される。そこで、例えば、現像工程を一次と二次に
区分して、一次現像においては、潜像部でのインクの流
れを抑えて、画像のつぶれやにじみを防止するためにイ
ンクの付着量を少なくする場合には、スポンジの表面に
スキン層があるものを用い、そして、潜像を可視像とし
て現出させるためにある程度インクの付着量を多くした
い二次現像においては、スポンジ表面にスキン層のない
ものを用いるようにする。このようなスポンジの使い分
けによって、画像のにじみやつぶれを起こすことなく、
そして画像としての所定濃度を維持できる状態を得るこ
とができる。
た場合の可視像処理において、特に、表面のスキン層と
液の薄層化との関係につき、次のような現象を見出し
た。すなわち、スキン層がある場合には、記録体2に対
する液体の付着量が減少し、そしてスキン層がない場合
には、この層がある場合に比べて液体の付着量が多くな
る。この原因は明らかでないが、スキン層がある場合に
は、記録体表面とスポンジ表面との間に強い流体抵抗が
働いて液面制御が強まり、そして、スキン層がない場合
には、このような液面制御の影響が少ないことによると
推察される。そこで、例えば、現像工程を一次と二次に
区分して、一次現像においては、潜像部でのインクの流
れを抑えて、画像のつぶれやにじみを防止するためにイ
ンクの付着量を少なくする場合には、スポンジの表面に
スキン層があるものを用い、そして、潜像を可視像とし
て現出させるためにある程度インクの付着量を多くした
い二次現像においては、スポンジ表面にスキン層のない
ものを用いるようにする。このようなスポンジの使い分
けによって、画像のにじみやつぶれを起こすことなく、
そして画像としての所定濃度を維持できる状態を得るこ
とができる。
【0023】なお、上述したスポンジは現像液を薄層化
するための一例であり、本発明にあっては、この部材に
限らず、例えば、図5に示すように、多孔質フィルム1
3A、13B、13C、13Dを積層して現像液薄層供
給手段13を構成し、記録体2から遠ざかるに従い、各
層での孔の大きさを大きくして、最表面での孔径が、上
述した5μm乃至30μm程度に設定されるようにする。
するための一例であり、本発明にあっては、この部材に
限らず、例えば、図5に示すように、多孔質フィルム1
3A、13B、13C、13Dを積層して現像液薄層供
給手段13を構成し、記録体2から遠ざかるに従い、各
層での孔の大きさを大きくして、最表面での孔径が、上
述した5μm乃至30μm程度に設定されるようにする。
【0024】また、このような薄層化現像を確実に行わ
せるには、可視像処理に用いられる液体の影響もあり、
この点について本発明者らは、液中にコロイド樹脂を含
有させると薄層化現像が確実に行えることを見出した。
従って、液が水性である場合には、樹脂としては水性の
樹脂が選択され、また、液が油性である場合には、樹脂
としては親油性の樹脂が選択される。また、2種類以上
の樹脂を混合することも可能であり、例えば、液が親水
性の場合、分散溶媒として水を用い、樹脂として乳化重
合によるエチレン・酢酸ビニル共重合体やアクリル樹脂
を用いることも可能である。
せるには、可視像処理に用いられる液体の影響もあり、
この点について本発明者らは、液中にコロイド樹脂を含
有させると薄層化現像が確実に行えることを見出した。
従って、液が水性である場合には、樹脂としては水性の
樹脂が選択され、また、液が油性である場合には、樹脂
としては親油性の樹脂が選択される。また、2種類以上
の樹脂を混合することも可能であり、例えば、液が親水
性の場合、分散溶媒として水を用い、樹脂として乳化重
合によるエチレン・酢酸ビニル共重合体やアクリル樹脂
を用いることも可能である。
【0025】次に、上述した原理を具体化した記録装置
の例を、図6以下において説明する。図6に示す記録装
置は、記録体2の構成としてベルト状のものを用い、こ
の記録体2の内側にサーマルヘッド3Bを配置した構成
からなり、記録部3の構成としては、溶液中に色剤を溶
解若しくは分散させたインクを供給して潜像形成と可視
像処理とを同時に行える構成とされている。そして、記
録部3での現像液薄層供給手段としては、図3において
説明したスポンジ12からなるローラ14が用いられて
いる。この構成においては、図7に示すように、記録体
2の潜像部2A、2Bに対して、スポンジローラ14に
よって薄層化されたインクが付着する。
の例を、図6以下において説明する。図6に示す記録装
置は、記録体2の構成としてベルト状のものを用い、こ
の記録体2の内側にサーマルヘッド3Bを配置した構成
からなり、記録部3の構成としては、溶液中に色剤を溶
解若しくは分散させたインクを供給して潜像形成と可視
像処理とを同時に行える構成とされている。そして、記
録部3での現像液薄層供給手段としては、図3において
説明したスポンジ12からなるローラ14が用いられて
いる。この構成においては、図7に示すように、記録体
2の潜像部2A、2Bに対して、スポンジローラ14に
よって薄層化されたインクが付着する。
【0026】図8に示す記録装置は、図15に示した場
合と同様に、ドラム状の記録体2を用い、その記録層に
対面させてサーマルヘッド3Bを配置した構成とされ、
この場合の現像液薄層供給手段としては、例えば、図2
に示した溝11Bを形成されたグルーブローラ15が用
いられている。このような構成においては、グルーブロ
ーラ15の溝において表面張力により担持されたインク
が記録体2上の潜像部に供給される。図7および図8に
示した構成によれば、記録剤であるインクの供給手段に
インクの薄層化を行う機能を兼備させたので、構成を簡
単化することができる。
合と同様に、ドラム状の記録体2を用い、その記録層に
対面させてサーマルヘッド3Bを配置した構成とされ、
この場合の現像液薄層供給手段としては、例えば、図2
に示した溝11Bを形成されたグルーブローラ15が用
いられている。このような構成においては、グルーブロ
ーラ15の溝において表面張力により担持されたインク
が記録体2上の潜像部に供給される。図7および図8に
示した構成によれば、記録剤であるインクの供給手段に
インクの薄層化を行う機能を兼備させたので、構成を簡
単化することができる。
【0027】図9に示す記録装置は、潜像を形成した後
に可視像処理を行う構成を備えているものであり、この
場合には、ベルト状の記録体2に対して、記録部3は、
溶液タンク3A内に画像形成溶液が収容されており、こ
の溶液タンク3Aに一部を浸漬させた、例えば、スポン
ジローラによって画像形成溶液を供給して記録体2を液
体の接触下におくようになっている。そして、液体の接
触下において溶液タンク3Aと対向して記録体2の裏側
に位置するサーマルヘッド3Bの加熱による潜像の形成
が行われるようになっている。そして、潜像形成後の記
録体2に対してインクを供給する部材としては、図6に
示した場合と同様な構成からなるスポンジローラ14が
用いられ、インクを薄層化した状態で記録体2の潜像部
にインクを付着させるようになっている。
に可視像処理を行う構成を備えているものであり、この
場合には、ベルト状の記録体2に対して、記録部3は、
溶液タンク3A内に画像形成溶液が収容されており、こ
の溶液タンク3Aに一部を浸漬させた、例えば、スポン
ジローラによって画像形成溶液を供給して記録体2を液
体の接触下におくようになっている。そして、液体の接
触下において溶液タンク3Aと対向して記録体2の裏側
に位置するサーマルヘッド3Bの加熱による潜像の形成
が行われるようになっている。そして、潜像形成後の記
録体2に対してインクを供給する部材としては、図6に
示した場合と同様な構成からなるスポンジローラ14が
用いられ、インクを薄層化した状態で記録体2の潜像部
にインクを付着させるようになっている。
【0028】また、図10は、図9に示した場合と同様
に、潜像形成後に可視像処理を行う場合の構成が示され
ているが、図10に示した装置の構成は、図9に示した
構成と異なり、ドラム状の記録体2が用いられ、そし
て、インクの薄層供給手段として、図8に示した場合と
同様にグルーブローラ15が用いられている。図9、1
0に示した構成によれば、潜像形成および可視像処理を
分割して行えるので、潜像形成および可視像処理に最も
適した液体を独自に選択して使用することができる。
に、潜像形成後に可視像処理を行う場合の構成が示され
ているが、図10に示した装置の構成は、図9に示した
構成と異なり、ドラム状の記録体2が用いられ、そし
て、インクの薄層供給手段として、図8に示した場合と
同様にグルーブローラ15が用いられている。図9、1
0に示した構成によれば、潜像形成および可視像処理を
分割して行えるので、潜像形成および可視像処理に最も
適した液体を独自に選択して使用することができる。
【0029】一方、図11乃至図14は、一次現像と二
次現像とを行うための構成を備えた記録装置が示されて
いる。一次現像および二次現像と現像工程を2回に分け
て実行するのは、一次現像において付着した現像液に加
えて二次現像により現像液層、所謂、インク層の厚みを
確保して、適正濃度の可視像を得られるようにすること
を目的の一つとしている。そして、図11に示す記録装
置は、潜像形成と同時に一次現像を行える構成を備え、
かつ、一次現像において、現像液の薄層化が行われる構
成を備えている。このため、記録部3には、画像形成溶
液中に色剤を溶解若しくは分散させたインクを供給する
ために、図6に示した場合と同様な構成からなるスポン
ジローラ14が設けられている。そして、この構成にお
いては、記録体2の裏側からサーマルヘッド3Bによる
加熱が行われて潜像形成と同時に一次現像が行われる
が、この時のインクは、スポンジローラ14によって薄
層化された状態で記録体2の潜像部に付着することにな
る。一方、一次現像を終えた記録体2が移動する位置に
は、二次現像部15が配置されており、この二次現像部
16は、現像タンク16A内のインク中に一部を浸漬さ
せた現像ローラ16Bが備えられており、一次現像にお
いて可視像処理された画像を、所謂、ジャブ漬け方式に
よりインクを供給するようになっている。。
次現像とを行うための構成を備えた記録装置が示されて
いる。一次現像および二次現像と現像工程を2回に分け
て実行するのは、一次現像において付着した現像液に加
えて二次現像により現像液層、所謂、インク層の厚みを
確保して、適正濃度の可視像を得られるようにすること
を目的の一つとしている。そして、図11に示す記録装
置は、潜像形成と同時に一次現像を行える構成を備え、
かつ、一次現像において、現像液の薄層化が行われる構
成を備えている。このため、記録部3には、画像形成溶
液中に色剤を溶解若しくは分散させたインクを供給する
ために、図6に示した場合と同様な構成からなるスポン
ジローラ14が設けられている。そして、この構成にお
いては、記録体2の裏側からサーマルヘッド3Bによる
加熱が行われて潜像形成と同時に一次現像が行われる
が、この時のインクは、スポンジローラ14によって薄
層化された状態で記録体2の潜像部に付着することにな
る。一方、一次現像を終えた記録体2が移動する位置に
は、二次現像部15が配置されており、この二次現像部
16は、現像タンク16A内のインク中に一部を浸漬さ
せた現像ローラ16Bが備えられており、一次現像にお
いて可視像処理された画像を、所謂、ジャブ漬け方式に
よりインクを供給するようになっている。。
【0030】また、図12に示す記録装置は、潜像形成
後に一次現像を行う構成とされており、このため、記録
部3には、記録体2の表側からの加熱を行うサーマルヘ
ッド3Bが配置され、そして、このサーマルヘッド3B
による潜像形成が行われた記録体2が移動する位置に
は、図8に示した場合と同様な構成からなり、一次現像
部をなすグルーブローラ15が配置されている。このグ
ルーブローラ15は、記録部3において形成された潜像
部に対して、薄層化したインクを付着させるようになっ
ている。そして、一次現像を終えた記録体2は、図11
に示した場合と同様に、二次現像部16において一次現
像時に形成された画像を、ジャブ漬け方式によりインク
を供給される。
後に一次現像を行う構成とされており、このため、記録
部3には、記録体2の表側からの加熱を行うサーマルヘ
ッド3Bが配置され、そして、このサーマルヘッド3B
による潜像形成が行われた記録体2が移動する位置に
は、図8に示した場合と同様な構成からなり、一次現像
部をなすグルーブローラ15が配置されている。このグ
ルーブローラ15は、記録部3において形成された潜像
部に対して、薄層化したインクを付着させるようになっ
ている。そして、一次現像を終えた記録体2は、図11
に示した場合と同様に、二次現像部16において一次現
像時に形成された画像を、ジャブ漬け方式によりインク
を供給される。
【0031】図13、図14は、一次現像および二次現
像の両方において現像液の薄層化を実現するための構成
を示している。すなわち、図13に示す記録装置は、潜
像形成と可視像処理とを同時に行う形式であり、このた
め、記録部3においては、記録体2の裏側から加熱する
サーマルヘッド3Bに対峙させて、図6に示した場合と
同様な構成からなるスポンジローラ14が配置されてい
る。そして、一次現像により可視像処理された記録体2
が移動する位置には、図6に示した場合と同様な構成か
らなり、二次現像部を構成するスポンジローラ14が配
置されている。このような構成の記録装置においては、
二次現像においても、現像液の薄層化が実行されるの
で、図11、12の場合のように、二次現像を、所謂、
ジャブ漬け方式を用いたインクの供給に比べて画像のつ
ぶれやにじみが抑えられる。また、図14は、図13に
示した場合と同様に、一次現像、二次現像共に薄層化を
実行するための構成を示しており、この場合の記録装置
は、潜像形成後に一次現像を行う形式とされ、このた
め、記録部3には、記録体2の表側にサーマルヘッド3
Bが配置され、そしてこのサーマルヘッド3Bによって
潜像を形成された記録体2が移動する位置には、図6に
示した場合と同様な構成からなり、一次現像部を構成す
るスポンジローラ14が配置されている。また、一次現
像において可視像処理された記録体2が移動する位置に
は、図8に示した場合と同様な構成からなり、二次現像
部を構成するグルーブローラ15が配置されている。
像の両方において現像液の薄層化を実現するための構成
を示している。すなわち、図13に示す記録装置は、潜
像形成と可視像処理とを同時に行う形式であり、このた
め、記録部3においては、記録体2の裏側から加熱する
サーマルヘッド3Bに対峙させて、図6に示した場合と
同様な構成からなるスポンジローラ14が配置されてい
る。そして、一次現像により可視像処理された記録体2
が移動する位置には、図6に示した場合と同様な構成か
らなり、二次現像部を構成するスポンジローラ14が配
置されている。このような構成の記録装置においては、
二次現像においても、現像液の薄層化が実行されるの
で、図11、12の場合のように、二次現像を、所謂、
ジャブ漬け方式を用いたインクの供給に比べて画像のつ
ぶれやにじみが抑えられる。また、図14は、図13に
示した場合と同様に、一次現像、二次現像共に薄層化を
実行するための構成を示しており、この場合の記録装置
は、潜像形成後に一次現像を行う形式とされ、このた
め、記録部3には、記録体2の表側にサーマルヘッド3
Bが配置され、そしてこのサーマルヘッド3Bによって
潜像を形成された記録体2が移動する位置には、図6に
示した場合と同様な構成からなり、一次現像部を構成す
るスポンジローラ14が配置されている。また、一次現
像において可視像処理された記録体2が移動する位置に
は、図8に示した場合と同様な構成からなり、二次現像
部を構成するグルーブローラ15が配置されている。
【0032】本実施例は以上のような構成であるから、
いま、実験例を挙げてその作用を説明すると、次のとお
りである。 (実験例1) 記録体の作成 材料:含フッ素アクリレート材料ビスコート17F(大
阪有機化学工業製)。 合成法:溶液重合−−溶液:1−1−1トリクロロエタ
ン。 記録体基板:ポリイミドのシームレスフィルム(東レ・デ
ュポン製:カプトン)直径30mm。 コート方法:含フッ素アクリレート材料をフレオン11
3で希釈しポリイミドフィルム上にスピンコート。その
後、130℃で1時間かけて乾燥。 潜像形成液:現像液と一体。 現像液:水70wt%+エチレン・酢酸ビニール共重合体
(住友化学753)20wt%。 色剤:黒色直接染料10wt% 現像液薄層供給手段:多孔質発泡ウレタン(トーヨーポ
リマー「ルピセル」、気孔径30μm)で構成したローラ。 加熱源:サーマルヘッド(300dpi、部分グレーズタイ
プ)。 装置構成:図6に示した構造。 この条件において印字を行なったところ、印字結果は良
好で、細かい文字(24×24ドット)でも文字のつぶれが生
じなかった。
いま、実験例を挙げてその作用を説明すると、次のとお
りである。 (実験例1) 記録体の作成 材料:含フッ素アクリレート材料ビスコート17F(大
阪有機化学工業製)。 合成法:溶液重合−−溶液:1−1−1トリクロロエタ
ン。 記録体基板:ポリイミドのシームレスフィルム(東レ・デ
ュポン製:カプトン)直径30mm。 コート方法:含フッ素アクリレート材料をフレオン11
3で希釈しポリイミドフィルム上にスピンコート。その
後、130℃で1時間かけて乾燥。 潜像形成液:現像液と一体。 現像液:水70wt%+エチレン・酢酸ビニール共重合体
(住友化学753)20wt%。 色剤:黒色直接染料10wt% 現像液薄層供給手段:多孔質発泡ウレタン(トーヨーポ
リマー「ルピセル」、気孔径30μm)で構成したローラ。 加熱源:サーマルヘッド(300dpi、部分グレーズタイ
プ)。 装置構成:図6に示した構造。 この条件において印字を行なったところ、印字結果は良
好で、細かい文字(24×24ドット)でも文字のつぶれが生
じなかった。
【0033】(実験例2) 記録体は実験例1と同じ。 使用インク:水性黒色インク(現像液に使用)。 潜像形成液:一次現像液。 一次現像液:水80wt%+エチレン・酢酸ビニール共重合体(住友化学 752)10wt%+ポリビニルブチラール(積水化学BW −1)10wt%。 現像液薄層供給手段:多孔質発泡ウレタン(トーヨーポリマー「ルピセル」、気 (一次現像手段) 孔径30μm)で構成したローラ。 二次現像手段:ステンレスローラ。 加熱源:サーマルヘッド(300dpi)。 装置構成:図11に示した構造。 この条件において潜像形成と一次現像とを同時に行な
い、一次現像後にステンレスローラの回転による二次現
像を実施したところ、現像後のインクの付着は良好であ
り、細かい文字(48×48ドット)でも、文字つぶれが生じ
なかった。
い、一次現像後にステンレスローラの回転による二次現
像を実施したところ、現像後のインクの付着は良好であ
り、細かい文字(48×48ドット)でも、文字つぶれが生じ
なかった。
【0034】(実験例3) 記録体は実験例1と同じ。 使用インク:水性黒色インク(現像液に使用)。 潜像形成液:一次現像液。 一次形成液:水80wt%+エチレン・酢酸ビニール共重合体(住友化 学752)10wt%+ポリビニルブチラール(積水化学B W−1)10wt%。 現像液薄層供給手段:多孔質発泡ウレタン(トーヨーポリマー「ルピセル」、気 (一次現像手段) 孔径30μm)で構成したローラ、表面にスキン層あり。 (二次現像手段) :多孔質発泡ウレタン(トーヨーポリマー「ルピセル」、気 孔径30μm)で構成したローラ、表面にスキン層は研磨 により除去。 加熱源:サーマルヘッド(300dpi)。 装置構成:図13に示した構造。 この条件において、薄層化した一次現像液による一次現
像および二次現像により印字を行なった結果は、現像後
のインク付着も良好であり、細かい文字(24×24ドット)
でも文字のつぶれが生じなかった。
像および二次現像により印字を行なった結果は、現像後
のインク付着も良好であり、細かい文字(24×24ドット)
でも文字のつぶれが生じなかった。
【0035】(実験例4) 記録体は実験例1と同じ。 使用インク:水性黒色インク(現像液に使用)。 潜像形成液:水80wt%+エチレン・酢酸ビニール共重合体(住友化 学752)10wt%+ポリビニルブチラール(積水化学B W−1)10wt%。 現像液薄層供給手段:多孔質発泡ウレタン(トーヨーポリマー「ルピセル」、気 (一次現像手段) 孔径30μm)で構成したローラ、表面にスキン層あり。 (二次現像手段) :ステンレス製ローラ表面に、80μmピッチで深さ50 μm、幅100μmの溝を螺旋状に形成したグルーブロー ラとし、溝内にインクを含有させる。 加熱源:サーマルヘッド(300dpi)。 装置構成:図14に示した構造。 潜像形成と一次現像とを独立して行ない、二次現像も薄
層化したインクにより行なったところ、現像後のインク
の付着も良好であり、細かい文字(48×48ドット)でも、
文字のつぶれが生じなかった。
層化したインクにより行なったところ、現像後のインク
の付着も良好であり、細かい文字(48×48ドット)でも、
文字のつぶれが生じなかった。
【0036】なお、本発明においては、潜像形状が連続
ベタ画像の場合、現像液薄層供給手段として、潜像形成
手段と現像とを一体化してもよく、また、一次現像およ
び二次現像を行なう場合においても、潜像形成と現像と
を一体化しても良い。
ベタ画像の場合、現像液薄層供給手段として、潜像形成
手段と現像とを一体化してもよく、また、一次現像およ
び二次現像を行なう場合においても、潜像形成と現像と
を一体化しても良い。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、潜像形状
が連続ベタ画像の場合に、現像液を薄層化することによ
り、潜像部への記録剤、所謂、インクの引きづり現象を
抑えて潜像部同士でのインクの切れを良くすることがで
きる。従って、文字のつぶれやにじみ等の画像劣化のな
い安定した画像の形成が可能になる。
が連続ベタ画像の場合に、現像液を薄層化することによ
り、潜像部への記録剤、所謂、インクの引きづり現象を
抑えて潜像部同士でのインクの切れを良くすることがで
きる。従って、文字のつぶれやにじみ等の画像劣化のな
い安定した画像の形成が可能になる。
【0038】また本発明によれば、一次、二次の各現像
において一次現像を薄層化した記録剤を供給することに
より、画像の濃度を安定化する際のつぶれやにじみを未
然に防止して異常画像が形成されるのを防ぐことができ
る。
において一次現像を薄層化した記録剤を供給することに
より、画像の濃度を安定化する際のつぶれやにじみを未
然に防止して異常画像が形成されるのを防ぐことができ
る。
【0039】さらに本発明によれば、上述した一次、二
次の各現像において、ともに薄層化した記録剤を供給す
ることにより、さらに安定した画像の形成が可能にな
る。
次の各現像において、ともに薄層化した記録剤を供給す
ることにより、さらに安定した画像の形成が可能にな
る。
【0040】そして本発明によれば、簡単な構成によ
り、記録剤の供給手段と薄層か供給手段とを兼用させる
ことが可能になるので、装置の大型化やコストアップを
未然に防止して、つぶれやにじみのない画像を形成する
ことができる。
り、記録剤の供給手段と薄層か供給手段とを兼用させる
ことが可能になるので、装置の大型化やコストアップを
未然に防止して、つぶれやにじみのない画像を形成する
ことができる。
【図1】本発明による記録装置の現像部での動作原理を
説明するための模式図である。
説明するための模式図である。
【図2】(A)乃至(C)は、図1に示した原理を実行するた
めの現像液薄層供給手段の一例を示す斜視図である。
めの現像液薄層供給手段の一例を示す斜視図である。
【図3】図1に示した原理を実行するための現像液薄層
供給手段の他の例を示す断面図である。
供給手段の他の例を示す断面図である。
【図4】図3に示した現像液供給手段による作用を説明
するための一部断面図である。
するための一部断面図である。
【図5】図2に示した現像液薄層供給手段のさらに別の
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図6】本発明による記録装置の一実施例を示す模式的
な配置図である。
な配置図である。
【図7】図6に示した実施例における作用を説明するた
めの一部拡大図である。
めの一部拡大図である。
【図8】本発明による記録装置の別の実施例を示す模式
的な配置図である。
的な配置図である。
【図9】本発明による記録装置のさらに別の実施例を示
す模式的な配置図である。
す模式的な配置図である。
【図10】本発明による記録装置の他の実施例を示す模
式的な配置図である。
式的な配置図である。
【図11】本発明による記録装置のさらに他の実施例を
示す模式的な配置図である。
示す模式的な配置図である。
【図12】図11に示した実施例の変形例を示す模式的
な配置図である。
な配置図である。
【図13】図11に示した実施例の別の変形例を示す模
式的な配置図である。
式的な配置図である。
【図14】図11に示した実施例のさらに別の変形例を
示す模式的な配置図である。
示す模式的な配置図である。
【図15】記録装置の従来例を示す模式的な配置図であ
る。
る。
【図16】従来の記録装置における現像部の作用を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図17】(A)は、従来の記録装置によって可視像処理
される潜像形状の一例を示す記録体の正面図、(B)は、
(A)に示した記録体の現像作用を示す模式図である。
される潜像形状の一例を示す記録体の正面図、(B)は、
(A)に示した記録体の現像作用を示す模式図である。
【図18】(A)は潜像形状を設定するドット状態の一例
を示す模式図、(B)は潜像形状を設定するドット状態の
他の例を示す模式図、(C)は(B)に示したドットから可視
像を形成した場合の例を示す模式図である。
を示す模式図、(B)は潜像形状を設定するドット状態の
他の例を示す模式図、(C)は(B)に示したドットから可視
像を形成した場合の例を示す模式図である。
1 記録装置 2 記録体 3 記録部 3A 溶液タンク 3B サーマルヘッド 4 転写部 10 現像液薄層供給手段 14 現像液薄層供給手段を構成するスポ
ンジローラ 15 現像液薄層供給手段を構成するグル
ーブローラ
ンジローラ 15 現像液薄層供給手段を構成するグル
ーブローラ
Claims (7)
- 【請求項1】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
角を変化させる方法により形成された潜像に顕色剤を含
有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可視像
を記録紙に転移する記録装置において、 潜像形状が連続画像の場合、現像液薄層供給手段により
現像することを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
角を変化させる方法により形成された潜像に顕色剤を含
有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可視像
を記録紙に転移する記録装置であり、潜像形成後、記録
剤に対してぬれ性を示す樹脂を含有した液体で現像する
一次現像部と、同一次現像による樹脂層を形成後、記録
剤による可視像処理を行なう二次現像部とを備えている
記録装置において、 潜像形状が連続画像の場合、一次現像を現像液薄層供給
手段により現像することを特徴とする記録装置。 - 【請求項3】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
角を変化させる方法により形成された潜像に顕色剤を含
有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可視像
を記録紙に転移する記録装置において、 潜像形状が連続画像の場合、一次現像および二次現像を
現像液薄層供給手段により現像することを特徴とする記
録装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3記載の記録装置において、
現像液薄層供給手段は、多孔質部材で構成されている記
録装置。 - 【請求項5】請求項1乃至3記載の記録装置において、
現像液薄層供給手段は、その表面に溝あるいは窪みを形
成された平面若しくは曲面部材で構成されている記録装
置。 - 【請求項6】請求項2および3記載の記録装置におい
て、一次現像に適用される現像液薄層供給手段は、多孔
質部材であり、かつ、その表面にスキン層を有している
記録装置。 - 【請求項7】請求項3記載の記録装置において、二次現
像に用いられる現像液薄層供給手段は、多孔質部材であ
り、かつ、その表面にスキン層を有しない構成を備えた
記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4205345A JPH0648010A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4205345A JPH0648010A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648010A true JPH0648010A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16505355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4205345A Pending JPH0648010A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648010A (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4205345A patent/JPH0648010A/ja active Pending
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