JPH06480Y2 - 耐熱コットンローラー - Google Patents

耐熱コットンローラー

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JPH06480Y2
JPH06480Y2 JP10915788U JP10915788U JPH06480Y2 JP H06480 Y2 JPH06480 Y2 JP H06480Y2 JP 10915788 U JP10915788 U JP 10915788U JP 10915788 U JP10915788 U JP 10915788U JP H06480 Y2 JPH06480 Y2 JP H06480Y2
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JP
Japan
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cotton
roller
fiber
heat
cotton roller
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Application number
JP10915788U
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JPH0233299U (ja
Inventor
孝 由利
正允 丹治
Original Assignee
由利ロール株式会社
神崎製紙株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は弾性ローラーの一種であるコットンローラーの
改良に関する。さらに詳しくは、主成分のコットンに対
してポリエステル短繊維を特定量混合して、耐熱性を改
善したコットンローラーに関する。
[従来の技術] 従来コットンローラーは、エジプト綿やインド綿などの
天然の原綿を用いて、これをウェブとし、軸の周囲にこ
のウェブを配置させ、加圧プレスして硬度を上げ、旋盤
で加工してローラー製品を製造していた。かかるコット
ンローラーは弾性ローラーとして、たとえばグラビア紙
の表面加工や、そのほか紙、フィルム、繊維織編物など
の押圧加工に多く使用されており、その用途はきわめて
広い。
従来技術としてはたとえば特公昭55−45771号公
報、実公昭63−13279号公報などが知られてい
る。これらの従来技術にあっては、コットンローラーの
耐熱性を改善するため、アラミド繊維やポリイミド繊維
などの耐熱性繊維からなる紙を使用することにより、ロ
ーラー基材から設計変更しようとするものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら従来のコットンローラーにおいては、前記
のとおり耐熱性が不足していて、ニップ圧による弾性変
形の繰返しによるヒステリシス損失で、たえずかなりの
発熱を伴なう。かかる発熱により、ローラーが劣化し
て、使用できる期間(寿命性)が短いという問題があっ
た。すなわち加圧および/または加熱ローラーにおいて
は、表面から少し中に入った部分で、熱劣化し、ときに
は炭化まで進み、黒く焼け焦げて使用不可能になる現象
があった。この現象は金属製加圧ローラーでニップ圧力
を高くして用いた場合はとくに顕著に発現し、長年当業
界で解決できず、その改善が望まれていた。
前記した特公昭55−45771号公報、実公昭63−
13279号公報などの公知例にあっては、高価なアラ
ミド繊維やポリイミド繊維を使用するので、どうしても
コストが高いという問題点があり、さらにこれらの耐熱
性繊維は繊維の絡みがあまり良好でなく、繊維ウェブや
繊維シートを作るのが簡単でなかった。また弾性特性が
コットンほど良好でないという問題点もあった。したが
って現在においてもこれらの耐熱性繊維を用いたローラ
ーは汎用化されていないというのが実情である。
本考案は以上の従来技術の問題点を改良するため、主成
分はコットンでありながら、これにポリエステル短繊維
を特定量加えることにより、耐熱性を向上し、合わせて
製造プロセスを大幅に変更することなく、製造コストの
安いローラーを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため本考案は下記の構成からなる。
「(1)主成分が天然の綿からなるコットンローラーにお
いて、ポリエステルからなる短繊維を5〜30重量%含
むことを特徴とする耐熱コットンローラー。
(2)ポリエステル短繊維の含有量が、10〜25重量%
であることを特徴とする請求項第1項の耐熱コットンロ
ーラー。
(3)ポリエステル短繊維が捲縮付与されたものであるこ
とを特徴とする請求項第1項の耐熱コットンローラ
ー。」 本考案におけるコットンローラーとは、中心軸の周囲に
コットンを主成分とする繊維ウェブ、または繊維シート
のドーナツ状のものを多数枚重ねて加圧し、しかる後旋
盤で円柱状に切削加工し、グラインダーで研磨して仕上
げたものをいう。
そして主成分のコットンに対して、ポリエステルからな
る短繊維を5〜30重量%含ませる。ポリエステル短繊
維は、前記繊維ウェブ、または繊維シートを原料として
用いる場合は、繊維ウェブ、または繊維シートを作る前
までにコットン繊維に混合する。具体的には、コットン
の原綿の開俵工程、混綿工程、混打綿工程、開織工程、
シート形成工程などいずれの段階であってもよい。たと
えばベールプラッカー(開俵機)、オープナー、スーパ
ークリーナー、スカッチャー、カードなどいかなる工程
で混合してもよい。とくに好ましくは混打綿工程であ
る。
不織布、または紙を原料として用いる場合は、前記の工
程に加えて不織布製造工程、または抄紙工程で混綿して
もよい。
混合は均一混合が望ましいが、積層状の混合、リング状
の混合など不均一混合であってもよい。
コットン繊維に対してポリエステルからなる短繊維を5
〜30重量%含ませる理由は、この範囲であれば対で使
う金属ローラーからの圧力を受けても、内部発熱による
ローラー内部の蓄熱現象を低減し、炭化または焦げの発
生を防止でき、耐寿命性を大幅に向上できるからであ
る。より好ましい混合率は10〜25重量%である。
ポリエステル短繊維が5重量%未満では耐寿命性の大幅
に向上することは期待できない。また25重量%を越え
る量では、ローラー使用時に表面で溶融が発生してその
部分がはげ落ちる現象が発生して好ましくないこと、お
よびドーナツ状シート状物の加圧プレス工程において滑
り性が高くなって圧力をかけにくくなるなどの問題点が
あり、好ましくない。
ポリエステルとしては、公知のいかなるものであっても
よい。好ましくはポリエチレンテレフタレートであり、
この共重合体であってもよい。ポリエステルの繊維長
は、10〜100mmが好ましく、とくには30〜70mm
程度である。ポリエステル短繊維の太さは、1〜10デ
ニールが好ましく、とくには3〜6デニールである。ま
た捲縮の数は通常繊維糸やふとん綿に用いるポリエステ
ルステープルの程度と同様でよい。たとえば捲縮数は5
〜15山/インチ程度である。要はポリエステル短繊維
は、繊維ウェブ、または繊維シートを作る前までにコッ
トン繊維に絡み合って混合できればよいからである。か
かる捲縮はたとえば米国特許第2917784号明細書
などの方法で付与することができる。
本考案においては前記のコットン繊維とポリエステル短
繊維のほか10重量%未満の範囲において、第三の成分
を加えることができる。かかる第三の繊維成分としは、
ナイロン、アクリル、アラミド、ポリイミドなどの合成
繊維、炭素繊維などの導電性繊維、糸をほぐした反毛、
パルプ粒子などを適宜加えることができる。
本考案の耐熱性コットンローラーは、ショアーD硬度が
70°〜90°が好ましく、とくには75°〜85°の
範囲である。
次に本考案の一実施態様について図面を用いて説明す
る。
第1図は本考案の耐熱性コットンローラー製作図を示
す。鉄芯1に化粧リング2とカバー3を取り付け、その
上にドーナツ状の繊維ウェブ、または繊維シート4を積
層し、プレス機で数10kg/cm2〜数100kg/cm2の圧
力で加圧して密度の高い積層体を作る。次にこれを旋盤
で切削加工し、円柱状にしたのち、グラインダーで研磨
して仕上げる。仕上げたものが第2図である。
前記の繊維ウェブ、または繊維シート4は、カードで開
繊された繊維ウェブを折り畳み、プレスして繊維密度を
高くすると同時に、鉄芯1に挿入する部分をくりぬき、
さらに外周もカットして作る。この後にさらにプレスし
て高密度化することが好ましい。大きさは任意のものと
することができるが、通常直径が10cm〜数10cm程
度、長さは数10cm〜数mの範囲である。
[実施例] 次に本考案の一実施態様を実施例を用いて説明する。
実施例1 エジプト綿(平均繊維長36mm)80重量%と、ポリエ
チレンテレフタレート短繊維(平均繊維長52mm、太さ
5デニール、ケン縮の数12山/インチ)20重量%
を、混打綿機で開繊しつつほぼ均一に混合し、仕上げ製
綿機を通して繊維ウェブを形成し、これを上下一対のベ
ルトコンベアーで押圧して繊維シートを得た。この繊維
シートを折り畳み、一辺が35cmの積層シートとした。
この積層シートをプレス機で加圧してプレスし、繊維密
度を高くすると同時に、鉄芯1に挿入する部分をくりぬ
き、さらに外周もカットしてほぼ正6角形にした。この
後さらにプレスして高密度化した。この後、鉄芯1に化
粧リング2とカバー3を取り付け、その上にドーナツ状
の繊維シート4を積層し、プレス機で約200kg/cm2
の圧力で加圧して密度の高い積層体を作った。次にこれ
を旋盤で切削加工し、円柱状にしたのち、グラインダー
で研磨して仕上げた。製品は直径30cm、長さが1mの
ものであった。またショアーD硬度は80°であった。
得られた耐熱性コットンローラーを、金属製剛性ローラ
ーと対で綿圧力250kg/cmで紙のカレンダー加工を行
った。この結果、12ケ月経過してもローラーの劣化は
起こらず、優れた耐寿命性を示した。
比較例1 実施例1において、ポリエステル短繊維を加えず、全量
エジプト綿で実施した以外は実施例1と同様にしてロー
ラーを作った。
このコットンローラーは実施例1と同一条件で5ケ月で
ローラー内部の劣化が発生し、使用することができなく
なった。
実施例2〜4、比較例2〜3 実施例1と同様な条件で、ポリエステル短繊維の混合量
を変化させ、ローラーの耐寿命性を調べた。この結果を
実施例1、比較例1の結果とともに第1表に示す。
第1表から明らかなとおり、実施例1〜4は耐久性が良
好な結果を示したが、比較例1、および比較例2は、ポ
リエステル短繊維の混合率が低かったので耐久性に問題
があり好ましい結果は得られなかった。さらに比較例3
も前記注1)に記載した問題があり好ましくなかった。
[考案の効果] 本考案は、ローラーの主成分はコットンでありながら、
これにポリエステル短繊維を特定量加えることにより、
耐熱性を向上し、とくに加圧を受けたときの内部発熱に
よる蓄熱現象を低減し、合わて製造コストの安いローラ
ーを提供することができたという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐熱性コットンローラー製作図を示
す。第2図は本考案のローラーの全体図を示す。 1:鉄芯 2:化粧リング 3:カバー 4:ドーナツ状の繊維ウェブまたは繊維シート
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭55−45771(JP,B2) 実公 昭34−6506(JP,Y1)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主成分が天然の綿からなるコットンローラ
    ーにおいて、ポリエステルからなる短繊維を5〜30重
    量%含むことを特徴とする耐熱コットンローラー。
  2. 【請求項2】ポリエステル短繊維の含有量が10〜25
    重量%であることを特徴とする請求項第1項の耐熱コッ
    トンローラー。
  3. 【請求項3】ポリエステル短繊維が捲縮付与されたもの
    であることを特徴とする請求項第1項の耐熱コットンロ
    ーラー。
JP10915788U 1988-08-20 1988-08-20 耐熱コットンローラー Expired - Lifetime JPH06480Y2 (ja)

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JP10915788U JPH06480Y2 (ja) 1988-08-20 1988-08-20 耐熱コットンローラー

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JPH0233299U JPH0233299U (ja) 1990-03-01
JPH06480Y2 true JPH06480Y2 (ja) 1994-01-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5545771B2 (ja) 2011-08-10 2014-07-09 エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 診断装置、診断方法および診断プログラム診断方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5545771B2 (ja) 2011-08-10 2014-07-09 エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 診断装置、診断方法および診断プログラム診断方法

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JPH0233299U (ja) 1990-03-01

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