JPH064812B2 - 缶用塗料組成物 - Google Patents
缶用塗料組成物Info
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- JPH064812B2 JPH064812B2 JP61164816A JP16481686A JPH064812B2 JP H064812 B2 JPH064812 B2 JP H064812B2 JP 61164816 A JP61164816 A JP 61164816A JP 16481686 A JP16481686 A JP 16481686A JP H064812 B2 JPH064812 B2 JP H064812B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,加工性,耐レトルト性,素地金属との密着性
等に優れた缶用塗料組成物に関する。
等に優れた缶用塗料組成物に関する。
(従来技術) 金属缶は素材としてブリキ,ティンフリースチール,ア
ルミニウム等を用い,これらの金属の腐食や内容物中の
金属溶出を防止するために,通常,缶の内外面に保護塗
料が使用されている。金属缶における缶蓋は現在プルタ
ブ方式によるイージーオープン蓋が普及してきており、
その内外面塗料としては、エポキシ樹脂−フェノール樹
脂系塗料,エポキシ樹脂−アミノ樹脂系塗料,エポキシ
樹脂−アクリル樹脂系塗料等の金属保護性に優れる塗料
が通常用いられている。しかしながら、これらの従来の
塗料による塗膜は塗装平坦部においては金属保護性に優
れるものの,金属素材を成型加工した後の加工部,例え
ば,プルタブ方式の蓋装着部においては,その加工が厳
しいことから,塗膜にひび割れが発生し,素地金属の露
出が起こる場合が多く,そのため加工後に金属露出部分
の補修を行うことが多い。この様な補修は工程を複雑化
し、コスト面で不利となるため補修を必要としない加工
性の特徴に優れた塗料の開発が要望されている。この要
望に対し,塩化ビニル系のオルガノゾル塗料が開発され
たが,蓋加工性が優れる反面,熱可塑性樹脂成分が多い
ことから耐レトルト性が劣り,つまり,レトルト処理を
することにより,塗膜白化や,塗膜と素地金属との密着
性劣化によるプルタブ開口時のエナメルフェザリング性
(開口部分に塗膜が残存してしまう現象)の劣化,素地
金属の腐食などの欠点があり,レトルト処理を必要とし
ない内容物の缶蓋にしか使用できない現状にある。
ルミニウム等を用い,これらの金属の腐食や内容物中の
金属溶出を防止するために,通常,缶の内外面に保護塗
料が使用されている。金属缶における缶蓋は現在プルタ
ブ方式によるイージーオープン蓋が普及してきており、
その内外面塗料としては、エポキシ樹脂−フェノール樹
脂系塗料,エポキシ樹脂−アミノ樹脂系塗料,エポキシ
樹脂−アクリル樹脂系塗料等の金属保護性に優れる塗料
が通常用いられている。しかしながら、これらの従来の
塗料による塗膜は塗装平坦部においては金属保護性に優
れるものの,金属素材を成型加工した後の加工部,例え
ば,プルタブ方式の蓋装着部においては,その加工が厳
しいことから,塗膜にひび割れが発生し,素地金属の露
出が起こる場合が多く,そのため加工後に金属露出部分
の補修を行うことが多い。この様な補修は工程を複雑化
し、コスト面で不利となるため補修を必要としない加工
性の特徴に優れた塗料の開発が要望されている。この要
望に対し,塩化ビニル系のオルガノゾル塗料が開発され
たが,蓋加工性が優れる反面,熱可塑性樹脂成分が多い
ことから耐レトルト性が劣り,つまり,レトルト処理を
することにより,塗膜白化や,塗膜と素地金属との密着
性劣化によるプルタブ開口時のエナメルフェザリング性
(開口部分に塗膜が残存してしまう現象)の劣化,素地
金属の腐食などの欠点があり,レトルト処理を必要とし
ない内容物の缶蓋にしか使用できない現状にある。
又,エポキシ樹脂−フェノール樹脂系塗料においては従
来ビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用しているが,
加工性向上を図るべく平均分子量20.000以上のビ
スフェノールA型フェノキシ樹脂を配合させることが考
えられたが,フェノキシ樹脂は,1分子中にエポキシ基
を平均で0〜1.0個しかもっていないことから金属と
の密着性,及び同塗料中に配合される熱硬化性樹脂との
反応性にとぼしく,耐レトルト性が悪いという欠点をも
っている。
来ビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用しているが,
加工性向上を図るべく平均分子量20.000以上のビ
スフェノールA型フェノキシ樹脂を配合させることが考
えられたが,フェノキシ樹脂は,1分子中にエポキシ基
を平均で0〜1.0個しかもっていないことから金属と
の密着性,及び同塗料中に配合される熱硬化性樹脂との
反応性にとぼしく,耐レトルト性が悪いという欠点をも
っている。
以上のとおり現状の缶用塗料においては蓋加工後に補修
塗料を塗布することを必要としない蓋加工性に優れ,さ
らにレトルト処理の有無にかかわらず全ての内容物に適
応できる内外面塗料の開発は困難であった。
塗料を塗布することを必要としない蓋加工性に優れ,さ
らにレトルト処理の有無にかかわらず全ての内容物に適
応できる内外面塗料の開発は困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは,エポキシ樹脂−フェノール樹脂系塗料に
おいて,ビスフェノールA型フェノキシ樹脂を多量に配
合しても前記要求性能を全て満足させることに成功し
た。
おいて,ビスフェノールA型フェノキシ樹脂を多量に配
合しても前記要求性能を全て満足させることに成功し
た。
本発明では,フェノキシ樹脂と他の樹脂の架橋反応剤と
してアルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯
化合物が寄与しており,従って耐レトルト性の向上につ
ながっている。しかしながらアルミニウムアルコラート
もしくはアルミニウム錯化合物の配合だけでは素地金属
との密着性はむしろ悪くなり,加工部での塗膜の浮きが
発生してしまう。この欠点をリン酸もしくはリン酸エス
テル類の共存させることにより素地金属との密着性を改
良したものである。
してアルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯
化合物が寄与しており,従って耐レトルト性の向上につ
ながっている。しかしながらアルミニウムアルコラート
もしくはアルミニウム錯化合物の配合だけでは素地金属
との密着性はむしろ悪くなり,加工部での塗膜の浮きが
発生してしまう。この欠点をリン酸もしくはリン酸エス
テル類の共存させることにより素地金属との密着性を改
良したものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は,平均分子量20000以上の分子中
にエポキシ基を平均で0〜1.0個有するビスフェノー
ルA型フェノキシ樹脂40〜80重量部,ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂40〜100重量部,フェノール樹
脂10〜60重量部,一般式Al(OR)n(L)
3−n(式中Rはアルキル基,Lはケトエノール型互変
異性化合物,nは0〜3の整数を示す。)で表されるア
ルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物
2.0〜25重量部およびリン酸もしくはリン酸エステ
ル類0.2〜3.0重量部を有することを特徴とする缶
用塗料組成物である。
にエポキシ基を平均で0〜1.0個有するビスフェノー
ルA型フェノキシ樹脂40〜80重量部,ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂40〜100重量部,フェノール樹
脂10〜60重量部,一般式Al(OR)n(L)
3−n(式中Rはアルキル基,Lはケトエノール型互変
異性化合物,nは0〜3の整数を示す。)で表されるア
ルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物
2.0〜25重量部およびリン酸もしくはリン酸エステ
ル類0.2〜3.0重量部を有することを特徴とする缶
用塗料組成物である。
本発明におけるビスフェノールA型エポキシ樹脂はエピ
ハロヒドリンとビスフェノールAをアルカリ触媒の存在
下で高分子量まで縮合させるか,あるいはエピハロヒド
リンとビスフェノールAをアルカリ触媒の存在下で低分
子量エポキシ樹脂に縮合させこの低分子量エポキシ樹脂
とビスフェノールAとを重付加反応させることにより製
造される。
ハロヒドリンとビスフェノールAをアルカリ触媒の存在
下で高分子量まで縮合させるか,あるいはエピハロヒド
リンとビスフェノールAをアルカリ触媒の存在下で低分
子量エポキシ樹脂に縮合させこの低分子量エポキシ樹脂
とビスフェノールAとを重付加反応させることにより製
造される。
平均分子量20.000以上のビスフェノールA型フェ
ノキシ樹脂も,ビスフェノールA型エポキシ樹脂と同様
の製造方法で製造される。ビスフェノールA型フェノキ
シ樹脂の市販品としては,フェノキシPKHH(ユニオ
ンカーバイド社製),フェノトートYP−50,フェノ
トートYP−40(東都化成社製)などが挙げられる。
ノキシ樹脂も,ビスフェノールA型エポキシ樹脂と同様
の製造方法で製造される。ビスフェノールA型フェノキ
シ樹脂の市販品としては,フェノキシPKHH(ユニオ
ンカーバイド社製),フェノトートYP−50,フェノ
トートYP−40(東都化成社製)などが挙げられる。
本発明におけるフェノール樹脂は触媒下でフェノール類
にホルムアルデヒドを付加縮合させる公知の方法によっ
て得られ,フェノール性水酸基あるいはアルコール性水
酸基を変性したものも含まれる。なお,フェノール類と
してはフェノール,o−クレゾール,m−クレゾール,
p−クレゾール,p−tert−ブチルフェノール,P−ノ
ニルフェノール,p−オクチルフェノール,p−フェニ
ルフェノール,メチルフェノール,エチルフェノール,
プロピルフェノール,イソプロピルフェノール,ブチル
フェノール,p−tert−アミルフェノール,4,4′−
sec−ブチリデンフェノール,p−シクロヘキシルフェ
ノール,4,4′−イソプロピリデン−ジフェノール,
キシレノール,フェニル−o−クレゾール等を単独又は
2種以上混合し,触媒としてはアンモニア,エチルアミ
ン,ブチルアミン,ジエタノールアミン等のような有機
アミン,水酸化ナトリウム,水酸化マグネシウム,水酸
化カルシウム,水酸化バリウム等の塩基性化合物がまた
ホルムアルデヒドとしては37%水溶液あるいは40%
ブタノール溶液等が用いられる。
にホルムアルデヒドを付加縮合させる公知の方法によっ
て得られ,フェノール性水酸基あるいはアルコール性水
酸基を変性したものも含まれる。なお,フェノール類と
してはフェノール,o−クレゾール,m−クレゾール,
p−クレゾール,p−tert−ブチルフェノール,P−ノ
ニルフェノール,p−オクチルフェノール,p−フェニ
ルフェノール,メチルフェノール,エチルフェノール,
プロピルフェノール,イソプロピルフェノール,ブチル
フェノール,p−tert−アミルフェノール,4,4′−
sec−ブチリデンフェノール,p−シクロヘキシルフェ
ノール,4,4′−イソプロピリデン−ジフェノール,
キシレノール,フェニル−o−クレゾール等を単独又は
2種以上混合し,触媒としてはアンモニア,エチルアミ
ン,ブチルアミン,ジエタノールアミン等のような有機
アミン,水酸化ナトリウム,水酸化マグネシウム,水酸
化カルシウム,水酸化バリウム等の塩基性化合物がまた
ホルムアルデヒドとしては37%水溶液あるいは40%
ブタノール溶液等が用いられる。
本発明におけるアルミニウムアルコラートもしくはアル
ミニウム錯化合物は一般式Al(OR)n(L)3−n
で表されるものである。
ミニウム錯化合物は一般式Al(OR)n(L)3−n
で表されるものである。
上記でn=3であるアルミニウムアルコラートとして
は,アルミニウムトリイソプロポキシド,アルミニウム
トリ−n−ブトキシド,アルミニウムトリイソブトキシ
ド等がある。また,n−0,1,2であるアルミニウム
錯化合物は,Lとして,アセチルアセトンに代表される
ビス−(β−ジケトン),アセト酢酸エステル,マロン
酸エステル等のようなケトエノール型互変異性化合物を
含むものであり,アルミニウムアルコラートに上記ケト
エノール型互変異性化合物を混合する事により容易に得
られるものである。本発明では,アルミニウムアルコラ
ート,アルミニウム錯化合物いずれでも用いえる。しか
しながら,アルミニウムアルコラートは容易に加水分解
するため取り扱い作業に注意を要し,また得られる組成
物の保存安定性を損ねる場合があるのでアルコキシ基の
一部又は全てをケトエノール型互変異性化合物で置換し
たアルミニウム錯化合物が望ましく,中でもアルミニウ
ムトリブトキシド及びジイソプロポキシアルミニウムア
セト酢酸エステルは,本発明の目的を達成するに好都合
な優れた効果を示す。
は,アルミニウムトリイソプロポキシド,アルミニウム
トリ−n−ブトキシド,アルミニウムトリイソブトキシ
ド等がある。また,n−0,1,2であるアルミニウム
錯化合物は,Lとして,アセチルアセトンに代表される
ビス−(β−ジケトン),アセト酢酸エステル,マロン
酸エステル等のようなケトエノール型互変異性化合物を
含むものであり,アルミニウムアルコラートに上記ケト
エノール型互変異性化合物を混合する事により容易に得
られるものである。本発明では,アルミニウムアルコラ
ート,アルミニウム錯化合物いずれでも用いえる。しか
しながら,アルミニウムアルコラートは容易に加水分解
するため取り扱い作業に注意を要し,また得られる組成
物の保存安定性を損ねる場合があるのでアルコキシ基の
一部又は全てをケトエノール型互変異性化合物で置換し
たアルミニウム錯化合物が望ましく,中でもアルミニウ
ムトリブトキシド及びジイソプロポキシアルミニウムア
セト酢酸エステルは,本発明の目的を達成するに好都合
な優れた効果を示す。
本発明における塗料の製造方法としては有機溶剤に溶解
したビスフェノールA型フェノキシ樹脂を含有するビス
フェノールA型エポキシ樹脂溶液とレゾール型フェノー
ル樹脂とを配合した後攪拌しながら常温でアルミニウム
アルコラートもしくはアルミニウム錯化合物およびリン
酸もしくはリン酸エステル類を随時順不同で添加するこ
とができる。又この場合,エステル樹脂溶液とレゾール
型フェノール樹脂をリン酸もしくはリン酸エステル数と
予備縮合させたのちアルミニウムアルコラートもしくは
アルミニウム錯化合物を添加してもほぼ同様の性能を得
ることができる。しかしこれらの製造方法においてはア
ルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物
の架橋反応への寄与は,塗料を素地金属に塗装した後の
焼付工程時だけであることから耐レトルト性において従
来塗料よりは優位にあるものの強度のレトルト条件にお
いては多少の塗膜白化をきたす。従って,ビスフェノー
ルA型フェノキシ樹脂を含有するビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂とアルミニウムアルコラートもしくはアルミ
ニウム錯化合物とを80℃〜150℃にて0.5時間〜
5時間反応させた後,フェノール樹脂及びリン酸もしく
はリン酸エステル類を添加することにより耐レトルト性
がさらに向上する。さらにこの場合フェノール樹脂及び
リン酸もしくはリン酸エステル類を添加した後予備縮合
させることにより,焼付工程時の温度の低下もしくは時
間の短縮を図ることができる。
したビスフェノールA型フェノキシ樹脂を含有するビス
フェノールA型エポキシ樹脂溶液とレゾール型フェノー
ル樹脂とを配合した後攪拌しながら常温でアルミニウム
アルコラートもしくはアルミニウム錯化合物およびリン
酸もしくはリン酸エステル類を随時順不同で添加するこ
とができる。又この場合,エステル樹脂溶液とレゾール
型フェノール樹脂をリン酸もしくはリン酸エステル数と
予備縮合させたのちアルミニウムアルコラートもしくは
アルミニウム錯化合物を添加してもほぼ同様の性能を得
ることができる。しかしこれらの製造方法においてはア
ルミニウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物
の架橋反応への寄与は,塗料を素地金属に塗装した後の
焼付工程時だけであることから耐レトルト性において従
来塗料よりは優位にあるものの強度のレトルト条件にお
いては多少の塗膜白化をきたす。従って,ビスフェノー
ルA型フェノキシ樹脂を含有するビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂とアルミニウムアルコラートもしくはアルミ
ニウム錯化合物とを80℃〜150℃にて0.5時間〜
5時間反応させた後,フェノール樹脂及びリン酸もしく
はリン酸エステル類を添加することにより耐レトルト性
がさらに向上する。さらにこの場合フェノール樹脂及び
リン酸もしくはリン酸エステル類を添加した後予備縮合
させることにより,焼付工程時の温度の低下もしくは時
間の短縮を図ることができる。
本発明において塗料各成分の配合割合は,フェノキシ樹
脂40〜100重量部,エポキシ樹脂40〜60重量
部,フェノール樹脂10〜60重量部,アルミニウムア
ルコラートもしくはアルミニウム錯化合物2.0〜25
重量部,リン酸もしくはリン酸エステル類0.2〜3.
0重量部である。塗料全体量のうちエポキシ樹脂を前記
範囲よりも増加させると,耐レトルト性が劣化する傾向
にあり,同様にフェノール樹脂を増加させると,塗膜の
加工性が劣化する。アルミニウムアルコラートもしくは
アルミニウム錯化合物の増加は,架橋密度が大きくなる
ことにより加工性が劣化し、又逆に,減少すると前記の
ように耐レトルト性が劣化する。リン酸は最適範囲より
も多い場合あるいは少ない場合共に加工性が劣化する
が,多い場合は架橋密度が大きくなることにより塗膜可
撓性の欠如によるものであり,少ない場合あるいはない
場合には素地金属を塗膜との密着性が劣化することによ
り,加工部での塗膜剥離が発生することによるものであ
る。
脂40〜100重量部,エポキシ樹脂40〜60重量
部,フェノール樹脂10〜60重量部,アルミニウムア
ルコラートもしくはアルミニウム錯化合物2.0〜25
重量部,リン酸もしくはリン酸エステル類0.2〜3.
0重量部である。塗料全体量のうちエポキシ樹脂を前記
範囲よりも増加させると,耐レトルト性が劣化する傾向
にあり,同様にフェノール樹脂を増加させると,塗膜の
加工性が劣化する。アルミニウムアルコラートもしくは
アルミニウム錯化合物の増加は,架橋密度が大きくなる
ことにより加工性が劣化し、又逆に,減少すると前記の
ように耐レトルト性が劣化する。リン酸は最適範囲より
も多い場合あるいは少ない場合共に加工性が劣化する
が,多い場合は架橋密度が大きくなることにより塗膜可
撓性の欠如によるものであり,少ない場合あるいはない
場合には素地金属を塗膜との密着性が劣化することによ
り,加工部での塗膜剥離が発生することによるものであ
る。
本発明の缶用塗料組成物は,缶用素地金属表面に3〜1
5μの硬化塗膜を形成せしめることにより使用される。
塗膜を形成せしめる方法としては有機溶剤に溶解した組
成物を公知のロール塗装して塗布し,焼付を行う方法が
適している。上記溶剤としてはケトン系,エステルエー
テル系,アルコール系,炭化水素系等の有機溶剤を樹脂
の溶解性,粘度,塗装条件に応じ適切に配合して使用す
ればよい。
5μの硬化塗膜を形成せしめることにより使用される。
塗膜を形成せしめる方法としては有機溶剤に溶解した組
成物を公知のロール塗装して塗布し,焼付を行う方法が
適している。上記溶剤としてはケトン系,エステルエー
テル系,アルコール系,炭化水素系等の有機溶剤を樹脂
の溶解性,粘度,塗装条件に応じ適切に配合して使用す
ればよい。
焼付条件としては温度150〜300℃,焼付時間0.
5〜30分である。以下,実施例について説明する。な
お例中の部は重量部を示す。
5〜30分である。以下,実施例について説明する。な
お例中の部は重量部を示す。
フェノキシ樹脂溶液(A)の調整 フェノキシPKHH(ユニオンカーバイド社製)100
部をセロソルブアセテート100部,キシレン100部
の混合溶剤に溶解した。
部をセロソルブアセテート100部,キシレン100部
の混合溶剤に溶解した。
エポキシ樹脂溶液(B)の調整 エピコート1009(シェル化学社製)100部をセロ
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
エポキシ樹脂溶液(C)の調整 エピコート1007(シェル化学社製)100部をセロ
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
エポキシ樹脂溶液(D)の調整 エピコート1001(シェル化学社製)100部をセロ
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
ソルブアセテート100部,キシレン100部の混合溶
剤に溶解した。
フェノール樹脂(E)の調整 ビスフェノールA228部,ホルムアルデヒドの40%
n−ブタノール溶液225部,25%アンモニア水17
部を100℃にて5時間反応させた後,キシレン,n−
ブタノール,シクロヘキサノンを加えて希釈し,更に脱
水して33.3%のフェノール樹脂溶液を製造した。
n−ブタノール溶液225部,25%アンモニア水17
部を100℃にて5時間反応させた後,キシレン,n−
ブタノール,シクロヘキサノンを加えて希釈し,更に脱
水して33.3%のフェノール樹脂溶液を製造した。
フェノール樹脂(F)の調整 p−クレゾール108部,ホルムアルデヒド40%n−
ブタノール溶液75部,水酸化マグネシウム0.56部
を100℃にて1.5時間反応させた後,リン酸にて中
和し,キシレン,n−ブタノール,シクロヘキサノンと
多量の水を加えて5時間放置し,生成塩を含む水層を分
離除去し,更に共沸脱水して樹脂分33.3%のフェノ
ール樹脂溶液を製造した。
ブタノール溶液75部,水酸化マグネシウム0.56部
を100℃にて1.5時間反応させた後,リン酸にて中
和し,キシレン,n−ブタノール,シクロヘキサノンと
多量の水を加えて5時間放置し,生成塩を含む水層を分
離除去し,更に共沸脱水して樹脂分33.3%のフェノ
ール樹脂溶液を製造した。
実施例1 フェノキシ樹脂溶液(A)40部,エポキシ樹脂溶液
(C)100部,フェノール樹脂溶液(E)30部を混
合攪拌し,十分混合させた後攪拌しながらこれにエチル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート3.
3部を配合し,さらにリン酸0.17部を配合し,十分
攪拌して得た塗料を0.30mm厚のアルミニウム板に塗
膜厚が8μとなる様ロールコート塗装し,270℃にて
40秒あるいは190℃にて10分焼付して塗装板を得
た。
(C)100部,フェノール樹脂溶液(E)30部を混
合攪拌し,十分混合させた後攪拌しながらこれにエチル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート3.
3部を配合し,さらにリン酸0.17部を配合し,十分
攪拌して得た塗料を0.30mm厚のアルミニウム板に塗
膜厚が8μとなる様ロールコート塗装し,270℃にて
40秒あるいは190℃にて10分焼付して塗装板を得
た。
実施例2〜5 下記表1の配合割合で実施例1と同様の配合方法及び同
様の作成方法にて塗装板を作成した。
様の作成方法にて塗装板を作成した。
実施例6 フェノキシ樹脂溶液(A)40部,エポキシ樹脂溶液
(C)100部を混合した後,これにエチルアセテート
アルミニウムジイソプロピレート3.3部を配合し,1
10℃にて3時間反応した。その後40℃以下に冷却
し,フェノール樹脂溶液(E)30部を配合し,さらに
リン酸0.17部配合して得た塗料を実施例1と同様の
方法で塗装板を作成した。
(C)100部を混合した後,これにエチルアセテート
アルミニウムジイソプロピレート3.3部を配合し,1
10℃にて3時間反応した。その後40℃以下に冷却
し,フェノール樹脂溶液(E)30部を配合し,さらに
リン酸0.17部配合して得た塗料を実施例1と同様の
方法で塗装板を作成した。
実施例7 実施例4の組成物で実施例6と同様の製造方法で塗料を
作成し,かつ同様の塗装板作成方法にて作成した。
作成し,かつ同様の塗装板作成方法にて作成した。
実施例8 実施例7の組成物中のエチルアセトアセテートアルミニ
ウムジイソプロピレートをアルミニウムトリス(エチル
アセトアセテート)に代替した組成物で実施例6と同様
の製造方法で塗料を作成し,かつ同様の塗装板作成方法
にて作成した。
ウムジイソプロピレートをアルミニウムトリス(エチル
アセトアセテート)に代替した組成物で実施例6と同様
の製造方法で塗料を作成し,かつ同様の塗装板作成方法
にて作成した。
比較例1 フェノキシ樹脂溶液(A)40部,エポキシ樹脂 1)エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピ
レート溶液(C)100部,フェノール樹脂溶液(E)
30部を混合攪拌し,十分混合させた後攪拌しながらこ
れにエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピ
レート3.3部を配合し,十分攪拌して得た塗料を実施例
1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
レート溶液(C)100部,フェノール樹脂溶液(E)
30部を混合攪拌し,十分混合させた後攪拌しながらこ
れにエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピ
レート3.3部を配合し,十分攪拌して得た塗料を実施例
1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
比較例2 実施例4における組成物中リン酸を配合せずに塗料を製
造し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
造し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
比較例3 実施例6における組成物中リン酸を配合せずに塗料を製
造し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
造し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
比較例4 実施例3における組成物中エチルアセトアセテートアル
ミニウムジイソプロピレートを配合せずに塗料を製造
し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
ミニウムジイソプロピレートを配合せずに塗料を製造
し,実施例1と同様の塗装板作成方法にて作成した。
各例で得られた塗装板において缶用塗膜性能試験を行
い,表2(焼付条件:270℃−40秒),表1(焼付
条件:90℃−10分)に示した。なお,各塗膜性能試
験の条件は以下のとおりである。
い,表2(焼付条件:270℃−40秒),表1(焼付
条件:90℃−10分)に示した。なお,各塗膜性能試
験の条件は以下のとおりである。
加工性,折り曲げ性 塗装板を180℃折り曲げた後,折り曲げ部に50cmの
高さから2kgの荷重を落下させた時の塗膜のワレ状態を
拡大鏡にて観察し,非常に良好(◎),良好(○),少
し変化(△),著しい変化(×)の段階評価を行った。
高さから2kgの荷重を落下させた時の塗膜のワレ状態を
拡大鏡にて観察し,非常に良好(◎),良好(○),少
し変化(△),著しい変化(×)の段階評価を行った。
加工性,蓋加工性 塗装板をプレス機にて蓋加工し,加工部の塗膜のワレ状
態,塗膜の浮きを拡大鏡にて観察し,上記と同じ基準で
評価した。
態,塗膜の浮きを拡大鏡にて観察し,上記と同じ基準で
評価した。
密着性 塗装板を直径3cm,深さ1.5cmのカップ状に打板,そ
の側面部の塗膜の浮き及び塗膜隔離状態を観察し,上記
と同じ基準で評価した。
の側面部の塗膜の浮き及び塗膜隔離状態を観察し,上記
と同じ基準で評価した。
耐レトルト性,塗膜白化 125℃にて40分レトルト処理した後の塗膜白化状態
を目視観察し,上記と同じ基準で評価した。
を目視観察し,上記と同じ基準で評価した。
耐レトルト性,耐食塩水白化 3%塩化ナトリウム水溶液中に塗装板を浸漬した後上記
レトルト処理を行い塗膜の白化状態を目視観察し,上記
と同じ基準で評価した。
レトルト処理を行い塗膜の白化状態を目視観察し,上記
と同じ基準で評価した。
耐レトルト性,耐食塩水腐食 塗装板をプレス機にて蓋加工し,それを3%塩化ナトリ
ウム水溶液中に浸漬した後,上記レトルト処理を行い加
工部,平坦部の腐食状態を目視観察し,上記と同じ基準
で評価した。
ウム水溶液中に浸漬した後,上記レトルト処理を行い加
工部,平坦部の腐食状態を目視観察し,上記と同じ基準
で評価した。
(発明の効果) 本発明の缶用塗料組成物は,熱可塑性樹脂としての性質
を有するビスフェノールA型フェノキシ樹脂が配合され
ているので塗膜の加工性が良好である。また,アルミニ
ウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物とリン
酸もしくはリン酸エステル類とを必須の硬化触媒成分と
して配合したので,塗料樹脂中の反応性基は速やかに反
応し,迅速硬化性に優れるとともに,金属基材に対する
良好な密着性が得られるものであり,かつ耐熱性に優れ
る樹脂を配合していることから,耐レトルト性も有し,
この点において,従来,レトルト処理の適用できなかっ
た塩ビオルガノゾル系塗料のプルタブ方式缶蓋に代わっ
てその適用範囲を拡大するものである。
を有するビスフェノールA型フェノキシ樹脂が配合され
ているので塗膜の加工性が良好である。また,アルミニ
ウムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物とリン
酸もしくはリン酸エステル類とを必須の硬化触媒成分と
して配合したので,塗料樹脂中の反応性基は速やかに反
応し,迅速硬化性に優れるとともに,金属基材に対する
良好な密着性が得られるものであり,かつ耐熱性に優れ
る樹脂を配合していることから,耐レトルト性も有し,
この点において,従来,レトルト処理の適用できなかっ
た塩ビオルガノゾル系塗料のプルタブ方式缶蓋に代わっ
てその適用範囲を拡大するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】平均分子量20000以上の分子中にエポ
キシ基を平均で0〜1.0個有するビスフェノールA型
フェノキシ樹脂40〜80重量部,ビスフェノールA型
エポキシ樹脂40〜100重量部,フェノール樹脂10
〜60重量部,一般式Al(OR)n(L)3−n(式
中Rはアルキル基,Lはケトエノール型互変異性化合
物,nは0〜3の整数を示す。)で表されるアルミニウ
ムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物2.0〜
25重量部およびリン酸もしくはリン酸エステル類0.
2〜3.0重量部を有することを特徴とする缶用塗料組
成物。 - 【請求項2】ビスフェノールA型フェノキシ樹脂を含有
するビスフェノールA型エポキシ樹脂およびアルミニウ
ムアルコラートもしくはアルミニウム錯化合物を予め加
熱反応させてなる特許請求の範囲第1項記載の缶用塗料
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61164816A JPH064812B2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 缶用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61164816A JPH064812B2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 缶用塗料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6320370A JPS6320370A (ja) | 1988-01-28 |
| JPH064812B2 true JPH064812B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=15800464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61164816A Expired - Fee Related JPH064812B2 (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 缶用塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064812B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5589362A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-05 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | Coating composition for metal |
-
1986
- 1986-07-15 JP JP61164816A patent/JPH064812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6320370A (ja) | 1988-01-28 |
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| JPH0243781B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |