JPH0648342B2 - フイルムの予備送り装置 - Google Patents

フイルムの予備送り装置

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JPH0648342B2
JPH0648342B2 JP63-299271A JP29927188A JPH0648342B2 JP H0648342 B2 JPH0648342 B2 JP H0648342B2 JP 29927188 A JP29927188 A JP 29927188A JP H0648342 B2 JPH0648342 B2 JP H0648342B2
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film
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pulse
terminal
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信行 谷口
武夫 宝田
茂 大横田
潔 清玄寺
Original Assignee
ミノルタカメラ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、撮影に先立ってフィルムを巻き上げるフィル
ムの予備送り装置に関する。
従来の技術 撮影を行う前にはカメラにフィルムを装填しなければな
らないが、ただ単にフィルムを装填しただけでは、撮影
を行うことができない。つまり、装填前においては、通
常、フィルムの端部は容器からはみ出ているので、フィ
ルムを装填するとき、その端部に光が当たり、端部が感
光してしまう。したがって、その端部に被写体像を記録
させるとはできない。そのため、フィルムを装填したの
ちフィルムの予備送りを行い、未露光の部分を画枠の位
置まで巻き上げなければならない。
発明が解決しようとする課題 ところで、途中まで撮影されたフィルムを再度カメラに
装填して撮影を行うことがある。このような場合、従来
では、レンズキャップ等によって遮光した状態で撮影動
作と巻上動作とを繰り返し、未露光の部分が画枠の位置
に達するまでフィルムを送っていた。そのため、フィル
ムの未露光部分が画枠の位置に到達するまで、何回も撮
影動作と巻上げ動作とを行う必要があり、非常に煩わし
かった。
本発明は、このような問題点を解決し、途中まで撮影さ
れたフィルムでも、簡単な操作で、未露光の部分を画枠
の位置までフィルムを移動させることができるフィルム
の予備送り装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明のフィルムの予備送
り装置は、 電動でフィルムを巻き上げる巻上手段と、 フィルムの巻上げ量を検出する第1の検出手段と、 フィルムの装填に関連した装填信号を出力する出力手段
と、 予備送りコマ数を設定する設定手段と、 その予備送りコマ数が設定されているか否かを判別する
判別手段と、 前記装填信号に基づいて、前記巻上手段によるフィルム
の予備送りを開始させる予備送り開始手段と 前記判別手段が予備送りコマ数が設定されていると判別
しているとき、前記第1の検出手段の出力に基づいて、
前記設定手段によって設定された予備送りコマ数分のフ
ィルムが巻き上げられたか否かを検出する第2の検出手
段と、 前記判別手段が予備送りコマ数は設定されていないと判
別しているとき、前記第1の検出手段の出力に基づい
て、所定量のフィルムが巻き上げられたか否かを検出す
る第3の検出手段と、 前記第2の検出手段が、前記設定手段によって設定され
た予備送りコマ数分のフィルムが巻き上げられたことを
検出したとき、または、前記第3の検出手段が、所定量
のフィルムが巻き上げられたことを検出したとき、前記
巻上手段によるフィルムの予備送りを停止させる予備送
り停止手段とを 備えている。
作用 上記の構成を持つ本発明のフィルムの予備送り装置で
は、設定手段によって予備送りコマ数が設定されている
とくきには、設定された予備送りコマ数分のフィルムが
自動的に巻き上げられ、設定されていないときには、所
定量のフィルムが自動的に巻き上げられる。
実施例1 第1図はフィルム(F)の種々のデータを初駒(F
の位置よりも前の先端部分に孔(IH)〜(EH)によ
って設ける一例を示すものであり、第2図はこのような
信号孔(以下、信号孔(IH)〜(EH)を代表すると
きは(SH)で表す)の位置関係を示す第1図の一部を
拡大した図である。第2図に示すように、信号孔(S
H)は、フィルム送り方向に隣接する二つのパーフォレ
ーション(PH)の中間で、かつ、パーフォレーション
の上端よりも上部に設けられている。
第1図において孔(IH)は信号孔(SH)によるデー
タが開始することを示す孔、(AH)は5ビットでフィ
ルム感度のデータが設定されている。この例では“10
101”のデータになっている。(CH)はフィルムの
撮影駒数に対応したデータが設定されている。この例で
は“01”になっている。(YH)は有効期限データの
うちの年のデータが設定されていてこの例では“001
10”となっている。このデータの最上位ビットは80
年代のとき“0”、90年代のときは“1”となってい
る。そして下位4ビットは0〜9のバイナリーコードに
なっている。従って、この例では86年を示している。
(MH)は有効期限データのうちの月のデータが設定さ
れていて4ビットのバイナリーコードで1〜12を示し
ている。この例では“1001”になっているので9月
に相当する。(EH)は信号孔(SH)が終了したこと
を示す孔である。
第3図はこの発明を適用したカメラの全体を示すブロッ
ク図である。(E)は電源電池、(SW)は測光ス
イッチであり、これと並行に接続されたトランジスタ
(BT)は自己保持用である。(1)は定電圧源であ
り、スイッチ(SW)の閉成時及びトランジスタ(B
)の導通時に動作をする。
(3)は周知の測光、演算及び表示回路であり、端子
(a)からはフィルム感度の信号が入力され、端子
(b)からは露出時間の信号、(c)からは絞り値の信
号が出力される。スイッチ(SW)はレリーズ用スイ
ッチ、(5)は露出制御機構のレリーズ用回路であり、
内部の具体的な回路は第4図に示してある。(BT
は給電用トランジスタ、(Mg)は永久磁石をコアと
するレリーズ用マグネットで、コンデンサ(C)に充
電された電荷がトランジスタ(BT)が導通すること
でマグネツト(Mg)のコイルを介して放電され、露
出制御機構のレリーズが行われる。(7)は端子
(b),(c)からの露出時間信号及び絞り値信号に基
づいて露出制御を行う周知の露出制御回路である。
(SW)は露出制御動作が完了すると閉成され、露出
制御機構のチャージが完了すると開放されるスイッチで
ある。(SW)はフィルムが装着されているときは開
放され、フィルムが未装着のときは閉成されているスイ
ッチデアリ、例えばスプールのフィルムの差し込み部に
設けられている。(SW)は裏蓋の閉成で閉成される
スイッチであり、(SW11)は手動で操作される巻き戻
し用スイッチである。
(9)は端子(f),(i),(j),(k),(l)
からの信号に基づいて、フィルムの巻き上げ、フィルム
の信号穴(SH)の読み取り、フィルムの空送り(予備
送り)、フィルムカウンタ、フィルムの巻き戻し等の機
能を持った回路で、この内部の回路は第5図,第6図に
基づいて後述する。フィルムが装着されたときは、端子
(t)が“Low”になっていて、サイリスタ(SC
)が不導通になっている。そして、端子(q)から
“High”のパルスが出力される。これによってトラン
ジスタ(BT11)が導通してリレー用マグネット(Mg
)が働いてスイッチ(SW13)が閉成され、さらに定
電圧源(11)が動作し、モーター(M)に給電が開
始される。さらに、ダイオード(D)を介してトラン
ジスタ(BT11)のベース電流が供給されるので、端子
(q)が“Low”になってもトランジスタ(BT11)の
導通は維持される。ここに、ダイオード(D),(D
)は、端子(q)と定電圧源(11)の出力の影響を
防止するために設けてある。このときは、サイリスタ
(SCR)は不導通なので、モーター(M)には直列
に抵抗(R)が接続されたことになり、モーター
(M)は低速で回転して、フィルム送りも低速になる。
そしてこの動作は一定時間維持される。こうすることに
より、裏蓋を開けた状態でフィルムを装着すると、一定
時間だけフィルムが低速で空送りされ、フィルムの装着
が確実に行われたことを確認でき、フィルムが確実に装
着されていない状態で裏蓋が閉られ、フィルムが空送り
されないといった誤動作を防止できる。
フィルム装着用の低速送りが一定時間行われると、端子
(r)から“High”のパルスが出力されてトランジス
タ(BT)が導通してトランジスタ(BT11)が不導
通になり、低速での空送りが停止する。この状態で裏蓋
が閉成されると、再び端子(q)から“High”のパル
スが出力され、空送りが開始される。このとき、端子
(t)は“High”になっているので、サイリスタ(S
CR)は導通して高速で空送りが行われる。このとき
の空送り量(予備送り量)は、空送り量がプリセットさ
れていないときは、初駒が画枠の位置になるところまで
送られて停止し、空送り量がプリセットされているとき
は、プリセットされた量が空送りが行われて空送りが停
止される。空送り量のプリセットは、例えば途中まで撮
影したフィルムをカメラに装着する際に非常に有効であ
る。
以後は、通常のモータードライブ装置と同様に、一駒の
撮影が終了する毎に露出制御機構のチャージ及びフィル
ムの巻き上げが行われていき、フィルムの最終駒での撮
影が完了すると、回路(9)内のモーターによる巻き戻
しが自動的に行われ、巻き戻しが完了すると、一連の動
作が終了する。また、フィルムが最終駒まで巻き上げら
れてない時でも、スイッチ(SW11)が手動で閉成され
ると、フィルムの巻き戻しが行われる。なお、モーター
(M)の回転の初期では露出制御機構のチャージが行
なわれ、チャージが完了するとフィルムの巻き上げが行
なわれ、チャージが完了した時点ではモーター(M
の回転が継続している間はフィルムの巻き上げ継続され
るような機構となている。
破線で囲んだ(19)はフィルム感度データの出力部を
示す。(13)は撮影者によってプリセットされたフィ
ルム感度データを出力する回路である。(15)はデー
タ・セレクタであり、第1図に示したフィルムの信号穴
(SH)によるフィルム感度データを読み取ったとき
“High”になる端子(p)からの信号に基づいて、回
路(9)のデータ出力端子(FSD)からのデータを出
力し、端子(p)が“Low”のときは、即ちフィルム感
度データが読み取られてないときは、回路(13)から
のプリセットがされたフィルム感度のデータが出力され
る。(17)D/A変換回路であり、データ・セレクタ
からのデータをアナログ信号に変換して、測光,演算,
表示回路(3)及びデータ写し込み回路(21)に送出
する。なお、以下の図面で信号線に斜線を付けたものは
複数ビットの信号であることを示す。
(21)はデータ写し込み用回路であり、スイッチ(S
15)が閉成されているときにのみ動作可能である。こ
の回路(21)のデータ写し込み部は、第7図に(5
4)で示す位置に設けられている。これは、後述するよ
うに、撮影終了後のフィルムの巻き上げが完了したこと
を示す端子(u)からの信号に基づいて写し込みが開始
するようになっているからである。この場合、写し込み
はフィルムの乳剤面から行われるので、写し込み時間は
フィルム感度に対応した時間に制御できる。(23)は
時計用の回路であり、データ端子(TD)からは写し込
用のデータが出力され、(TP)からはタイミング制御
用の複数のクロックパルスが出力される。なお、時計用
の回路(23)にはカメラの外部に写し込み用データを
表示する液晶の表示部があり、スイッチ(SW21)はこ
の表示部を照射するときに閉じられるスイッチである。
(25)は、第1図に示したフィルムに設けられた有効
期限のデータを読み取ったデータ(FDD)と時計回路
(23)からの年月のデータとを比較し、装着されてい
るフィルムの有効期限が切れている場合には警告音を発
する警告回路である。(E)は、データ写し込み用回
路(21)、時計用回路(23)、警告回路(25)の
電源電池である。以上の(21),(23),(25)
の具体的回路例は、第27図,第28図,第29図,第
30図に示してある。
(27)はフィルム感度の表示用回路である。この回路
は、データ・セレクタ(15)から入力したデータが常
用されているフィルム感度(例えばASA100とAS
A400)以外に対応したデータであればその感度値を
点滅表示し、常用のフィルム感度であれば点灯したまま
の表示を行なう。また、この表示も液晶によって行われ
ていて、スイッチ(SW23)はこの表示部の照明用のス
イッチになっている。この回路(27)の具体的回路例
は第31図に示してある。
第4図は第3図に示したレリーズ用の回路(5)の具体
例である。測光スイッチ(SW)が閉成されて定電圧
回路(1)が動作を開始すると、この回路に給電が行わ
れてパワーオンリセット回路(PR)が動作し、オア
回路(OR)を介してフリップフロップ(FF)を
リセットする。次に、レリーズスイッチ(SW)が閉
成されると、このとき回路(9)の端子(e)が“Hig
h”であれば(レリーズが可能である信号、後述)、ア
ンド回路(AN)の出力は“High”となり、この立
ち上り信号でワンショット回路(OS)からは一定時
間巾の“High”のパルスが出力される。そして、この
ワンショット回路(OS)の出力の“Low”への立ち
下り信号に基づいてワンショット回路(OS)から
“High”のパルスが出力され、この立ち上りに基づい
てフリップ・フロップ(FF)がセットされる。これ
によって端子(i)が“High”になり、給電保持用ト
ランジスタ(BT)が導通し、端子(g)が“Low”
になることで給電用トランジスタ(BT)が導通す
る。さらに、ワンショット回路(OS)らのパスルは
端子(h)からトランジスタ(BT)に送られ、レリ
ーズマグネット(Mg)が動作して露出制御機構のレ
リーズが行われる。ここで、ワンショット回路(O
)の出力パルス巾は、測光スイッチ(SW)とレ
リーズスイッチ(SW)がほとんど同時に閉成されて
測光回路が安定する前にレリーズが行われることを防止
するために、測光回路が給電されて安定するまでの時間
以上になっている。
露出制御動作が完了すると前述のように、スイッチ(S
)が閉成されてインバータ(IN)の出力が“H
igh”に立ち上がり、この立ち上りでワンショット回路
(OS)から“High”のパルスが出力されオア回路
(OR)を介してフリップ・フロップ(FF)がリ
セットされる。そしてフィルムの巻き上げが完了して端
子(e)が“High”になった時点で、レリーズスイッ
チ(SW)が閉成されたままであれば、アンド回路
(AN)の出力は再び“High”になり、再びレリー
ズが行われて露出制御動作が行われる。即ち、連続撮影
が行われる。また、端子(e)が“High”になったと
きレリーズスイッチ(SW)が開かれていると、カメ
ラの動作は停止する。なお、この回路図で、パワー・オ
ン・リセット回路(PR)から“High”のパルスが
出力されている間は、アンド回路(AN)の出力は
“Low”になっているようにインバータを介した出力を
アンド回路(AN)に入力させることが望ましい。
第5図及び第6図は第3図の回路ブロック(9)の具体
的回路例である。まず、この回路(9)は第3図に示す
ように電源電池(E)に直接接続されている。従って
電源電池(E)が装着された時点でパワー・オン・リ
セット回路(PR)の出力端子(PO)から発生す
る信号が第5図及び第6図の各回路のリセット信号にな
り、さらにこの端子(PO)と巻き戻し開始信号(R
WI)がオア回路(OR)を介して端子(PO)か
ら出力され、これもリセット信号となる。
まず、フィルムの装着されていない場合の動作から説明
する。露出制御動作が完了すると端子(f)が“Low”
になり、ワンショット回路(OS13)から“High”の
パルスが出力されて、オア回路(OR)の端子(NW
I)からオア回路(OR19)(第6図)を介して端子
(q)から“High”のパルスが出力され第3図のトラ
ンジスタ(BT11)が導通し、モーター(M)が動作
する。そしてシャッターチャージが完了するとスイッチ
(SW)が開放してインバータ(IN14)の出力が
“High”になる。このとき、フィルムは装着されてい
ないのでスイッチ(SW)は閉成されていて端子(F
SS)が“High”になっているのでアンド回路(AN
)の出力は“High”となってこの立ち上りでワンシ
ョット回路(OS14)から“High”のパルスが端子
(s)から出力されてトランジスタ(BT)が一定時
間導通してトランジスタ(BT11)が不導通となりモー
ター(M)の回転は停止する。従って、フィルムが未
装着のときは露出制御機構のチャージが完了した時点で
モーター(M)が停止し、フィルムの巻き上げ機構は
動作しない。なお、このときフリップ・フロップ(FF
)はリセットされ、Q出力(LHT)は“High”と
なっているので、出力端子(q)からのパルスはアンド
回路(AN)(第6図)を介して端子(t)からも出
力される。このパルスによってサイリスタ(SCR
が導通するのでモーター(M)を流れる電流は抵抗
(R)を流れず、モーター(M)は高速で回転す
る。
次にフィルムを装着した場合の動作を順をおって説明す
る。フィルムが装着されるとスイッチ(SW)が開か
れて端子(j)が“High”になってインバータ(IN
)の出力が“High”になる。この立ち上りでワンシ
ョット回路(OS)からは“High”のパルスが出力
されてフリップ・フロップ(FF)がセットされて端
子(LHT)が“Low”になる。また、タイマー(TI
)はワンショット回路(OS)からの信号に基づい
てフィルム装着用の空送り(予備送り)のための一定時
間をカウントする。さらに、ワンショット回路(O
)の出力パルスの立ち上り信号を受けてワンショッ
ト回路(OS10)から“High”のパルスが出力されて
この端子(LWI)からの信号はオア回路(OR19
(第6図)を介して端子(q)から出力されてトランジ
スタ(BT11)(第3図)が導通してフィルム装着用の
空送りが行われる。また、このとき、フリップ・フロッ
プ(FF)のQ出力(LHT)は“Low”なのでアン
ド回路(AN)(第6図)の出力(t)は“Low”の
ままで、第3図のサイリスタ(SCR)は導通しな
い。従って、モーター(M)を流れる電流は抵抗(R
)を介して流れ、モーター(M)は低速で回転して
フィルムの空送りが低速で行われる。これは、フィルム
を装着するとすぐに高速でフィルムの空送りが行われた
のでは撮影者が驚いてしまい、さらにフィルムの端部で
怪我をするような不安感を与えるようなことのないよう
にといった配慮がなされたものである。
タイマー(TI)による一定時間のカウントが終了す
るとタイマー(TI)の出力端子(LWE)から
“High”のパルスが出力されてフリップ・フロップ
(FF)はオア回路(OR)を介してリセットされ
フリップ・フロップ(FF)はセットされる。このと
き裏蓋が閉成されてなくスイッチ(SW)が開かれて
いるとインバータ(IN11)の出力が“High”になっ
ているので、タイマー(TI)からのパルスがアンド
回路(AN)の端子(LWE)から出力される。こ
の信号はオア回路(OR33)(第6図)を介して端子
(r)から出力され、第3図のトランジスタ(BT
が、タイマー(TI)が出力する“High”のパルス
がある間導通し、トランジスタ(BT11)が不導通とな
って、モーター(M)の回転が停止する。
また、ワンショット回路(OS10)からのパルス(LW
I)によってフリップ・フロップ(FF23)(第6図)
がセットされてQ出力が“High”になりオア回路(O
23)の出力が“High”になって、表示回路(D
)によりフィルムの巻き上げが行われていることが
表示される。
撮影者がフィルムの装着を確認して裏蓋を閉成するとス
イッチ(SW)が閉成され、インバータ(IN)の
出力が“High”になる。そして、すでにフリップ・フ
ロップ(FF)がセットされているので、アンド回路
(AN)の出力が“High”になる。この立ち上りで
ワンショット回路(OS11)から“High”のパルスが
出力され、このパルスはオア回路(OR)を介してフ
リップ・フロップ(FF)に与えられたフリップ・フ
ロップ(FF)がセットされ、Q出力(MD)が“H
igh”になる。オア回路(OR)の出力端子(NW
I)からのパルスはオア回路(OR19)を介して端子
(q)から出力されてモーター(M)の回転が開始す
る。一方、フリップ・フロップ(FF)のQ出力(L
HT)は“High”になっているので、端子(q)から
のパルスはアンド回路(AN)を介して端子(t)か
ら出力され、第3図のサイリスタ(SCR)が導通
し、モーター(M)を流れる電流は、抵抗(R)を
流れずにサイリスタ(SCR)を流れて、高速のフィ
ルムの空送りが行われる。なお、端子(t)が“Low”
になっても、モーター(M)の電流でサイリスタ(S
CR)の導通は維持される。また、フリップ・フロッ
プ(FF)のQ出力(MD)が“High”になること
で端子(PW)からの信号でフリップ・フロップ(F
23)がリセットされてもオア回路(OR23)の出力は
“High”になり、表示回路(DI)によってフィル
ムの空送りが行われていることが表示される。なお、こ
の表示装置(DI)は低速の空送り終了後もフリップ
・フロップ(FF23)はセットされているので表示は継
続される。
フリップ・フロップ(FF)はQ出力(MD)が“H
igh”になるとトランジスタ(BT15)が導通してパー
フォレーション検出部(33)及び信号穴検出部(3
5)(破線で囲んだ(31))への給電が行われる。そ
してパーフォレーション検出部(33)からは移送され
ているフィルムのパーフォレーションによるパルス列が
出力され、信号穴検出部(35)からは第1図に示した
信号穴(SH)に対応したパルス列が出力される。この
二つのパルス列にもとづいて読み取り回路(37)は第
1図に示した信号孔によるフィルムの種々のデータを読
み取る。そして、信号孔(EH)によるパルスが読み取
り回路(37)から出力されてフリップ・フロップ(F
)がセットされ、Q出力(p)が“High”とな
る。なお、パーフォレーション検出部(33)、信号孔
検出部(35)、読み取り回路(37)については、第
7図〜第26図に基づいて詳述する。そして、読み取り
回路(37)で読み取ったデータのうち、信号孔(C
H)による撮影可能な駒数のデータ(FND)は表示装
置(DI)によって表示される。また、第1図に示し
た信号孔(YH),(MH)によるフィルムの有効期限
のデータ(FDD)はゲート回路(GA)を介して第3
図の警告回路(25)に送られる。さらに、信号孔(A
H)によるフィルム感度のデータは、ゲート回路(G
A)及びデータコーダ(DE)を介してカメラに適合し
たコードに変換されて第3図の破線で囲んだ回路(1
9)内のデータセレクタ(15)に送られる。
信号孔(SH)が設けられてないフィルムが装着されて
いる場合、読み取り回路(37)からは信号穴(EH)
によるパルスが出力されないので、フリップ・フロップ
(FF)はリセットされたままで端子(p)は“Lo
w”になっている。従って、ゲート回路(GA)の出力
はすべて“0”になっていて、デコーダ(DE)の出力
もすべて“0”になっている。このとき、表示装置(D
)は、フィルムの撮影可能な枚数を表示するかわり
に、信号孔(SH)が設けられてないフィルムが装着さ
れていることを表示するようにすることが望ましい。
信号孔(SH)が設けられているフィルムの場合、信号
孔(IH)が検出されると読み取り回路(37)の端子
が“High”になり、アンド回路(AN15)のゲート
が開かれるとともに、インバータ(IN15)の出力が
“Low”となってアンド回路(AN13)のゲートが閉じ
られる。そして信号孔(EH)が検出されると、読み取
り回路(37)の端子から信号孔(EH)に対応した
パルスが出力されてフリップ・フロップ(FF)がセ
ットされてアンド回路(AN)のゲートが開かれる。
そして、パーフォレーション検出部(33)からのパル
ス列が3進カウンタ(CO)に入力されて、このカウ
ンタ(CO)からは3個目のパルスが出力される。こ
のパルスはアンド回路(AN15)、オア回路(OR11
を介してフリップ・フロップ(FF11)に送られてフリ
ップ・フロップ(FF11)がセットされる。一方、信号
孔(SH)が設けられていないフィルムの場合、読み取
り回路(37)の端子は“Low”のままで、アンド回
路(AN13)のゲートが開かれ、アンド回路(AN15
のゲートが閉じられている。そして、パーフォレーショ
ン検出部(33)からの信号は8進カウンタ(C
)、2進カウンタ(CO)で構成された16進カ
ウンタに送られ、16個目のパルスが2進カウンタ(C
)から出力されてアンド回路(AN13)、オア回路
(OR11)を介してフリップ・フロップ(FF11)に送
られ、このフリップ・フロップ(FF11)がセットされ
る。
低速でのフィルムの空送りが行われている時点で裏蓋が
閉成されると、スイッチ(SW)が閉成されてアンド
回路(AN)のゲートが閉じられ、タイマー(T
)からのパルス(LWE)はアンド回路(A
)の端子(LWE)からは出力されない。そし
て、タイマー(TI)からパルスが出力され、フリッ
プ・フロップ(FF)がセットされた時点ではこの場
合アンド回路(AN)のゲートは開かれているので、
このアンド回路(AN)の出力はただちに“High”
となり、ワンショット回路(OS11)からは“High”
のパルスが出力され、オア回路(OR)から“Hig
h”もパルスが出力される。従って、この場合は一定時
間の低速での空送りが完了すると、直ちに高速での空送
り動作に移行する。
(PN)はプリセットされた空送り駒数(予備送り駒
数)のデータを出力するデータ出力装置であり、(DI
)はプリセットされたデータを表示する表示装置であ
る。通常のなにも撮影がされてないフィルムを装着する
ときはデータ出力装置(PN)からは“00・・・0”
のデータが出力されノア回路(NO)の出力が“Hig
h”になっている。従って、フリップ・フロップ(FF
11)がセットされた時点でアンド回路(AN16)の出力
は、“High”になってワンショット回路(OS15)の
出力端子(FWE)から“High”のパルスが出力され
て、オア回路(OR33)(第6図)を介して端子(r)
から出力され、空送りが停止され、さらにこのパルスは
オア回路(OR13)の出力端子(FL)に出力されて
フリップ・フロップ(FF15)がセットされ、Q出力
(FL)が“High”になる。以上のようにして、最
初の駒(F)が撮影画角の位置まで空送りされる。
途中まで撮影したフィルムを装着する場合、データ出力
装置(PN)に撮影済みの駒数よりも多目の駒数のデー
タがプリセットされ、このデータが出力される。このと
き、ノア回路(NO)の出力は“Low”となっていて
アンド回路(AN16)のゲートが閉じられ、インバータ
(IN17)の出力は“High”になってアンド回路(A
17)のゲートが開かれる。そしてフリップ・フロップ
(FF11)がセットされてアンド回路(AN)のゲー
トが開かれると、パーフォレーション検出部(33)か
らのパルス列はアンド回路(AN)を介して8進カウ
ンタ(CO)に送られ、8パーフォレーション(1駒
分)毎に1個のパーフォレーションに対応したパルスを
出力し、このパルスがフィルムカウンタ(CO)に送
られる。カウンタ(CO)からは空送りによって巻き
上げられたフィルムの駒数に対応したデータ(FCD)
が出力されて、このデータ(FCD)とプリセットされ
た駒数のデータ出力装置(PN)からのデータがコンパ
レータ(COM)で比較され、両者が一致すると出力が
“High”になってアンド回路(AN17)の出力が“Hi
gh”になる。これによってワンショット回路(OS17
の出力端子(PWE)から“High”のパルスが出力さ
れてオア回路(OR33)(第6図)を介して端子(r)
に出力され空送りが停止する。一方、このパルスはオア
回路(OR13)を介して端子(FL)に出力されてフ
リップ・フロップ(FF15)がセットされてQ出力(F
)が“High”になる。以上のようにして、途中ま
で撮影されたフィルムの場合は、撮影されてない駒が撮
影画角の位置に達するまで自動的に空送り(予備送り)
されるので、従来のように、例えばレンズキャップをし
て何回も空撮りをしながらフィルムを送っていくといっ
た煩雑さがなくなり、非常にフィルムの装着しやすいカ
メラが実現できる。
誤って空送り駒数(予備送り駒数)をフィルムの撮影可
能駒数よりも多くプリセットした場合の動作を説明す
る。8進カウンタ(CO)の出力パルス(PCS)は
オア回路(OR17)を介してフリップ・フロップ(FF
17)に与えられ、これをリセットするとともに、タイマ
ー回路(TI)に与えられて、端子(PCS)からの
パルスが立ち下がる毎に一定時間のカウントを開始す
る。なお、この空送りが行われている時点ではフリップ
・フロップ(FF15)のQ出力(FL)は“Low”な
ので、端子(PCS)からのパルスはアンド回路(AN
19)からは出力されない。空送りによって、フィルムが
最終駒まで巻き上げられるとフィルムは突っ張り、パー
フォレーション検出部(33)からはパーフォレーショ
ンによるパルス信号が出力されなくなる。従って、フィ
ルムが突っ張る前にカウンタ(CO)の出力端子(P
CS)から出力されたパルスから一定時間経過しても次
のパルスは端子(PCS)から出力されなくなる。従っ
て、タイマー(TI)からのパルスがフリップ・フロ
ップ(FF17)に送られてフリップ・フロップ(F
17)がセットされてQ出力が“High”になる。一
方、このときコンパレータ(COM)の出力は“Low”
のままなので、フリップ・フロップ(FF13)はリセッ
トされたままで、Q出力は“High”になっている。従
って、アンド回路(AN23)の出力は“High”になり
ワンショット回路(OS21)の出力端子(AWE)から
“High”のパルスが出力され、オア回路(OR33
(第6図)を介して端子(r)に出力されて巻き上げ動
作が停止する。さらに、アンド回路(AN23)の出力が
“High”になることで警告装置(WA)が動作し、
誤った値がプリセットされたことが警告される。
次に、通常の巻き上げ動作を説明する。空送りが完了す
るとオア回路(OR13)の出力端子(FL)からのパ
ルスでフリップ・フロップ(FF15)がセットされてQ
出力(FL)が“High”となる。そして露出制御機
構の動作が完了して第3図のスイッチ(SW)が閉成
されると端子(f)が“Low”になり、インバータ(I
13)の出力が“High”になってワンショット回路
(OS13)から“High”のパルスが出力され、オア回
路(OR)の出力端子(NWI)からパルスが出力さ
れる。この信号はオア回路(OR19)及びアンド回路
(AN)(共に第6図)を介して端子(q)および
(t)から出力され、モーター(M)は高速で回転し
て、露出制御機構のチャージ及びフィルムの巻き上げが
行われる。また、端子(NWI)からのパルスでフリッ
プ・フロップ(FF)がセットされてトランジスタ
(BT15)が導通してパーフォレーション検出部(3
3)が動作して、パーフォレーションによるパルス列が
アンド回路(AN)を介して8進カウンタ(CO
に送られ、8個目のパーフォレーションによるパルスが
端子(PCS)から出力されてフィルムカウンタ(CO
)が1つカウントアップし、カウンタ(CO)の出
力データに対応した表示装置(DI)によって表示さ
れる。さらに端子(PCS)からのパルスは、端子(F
)が“High”になっているので、アンド回路(A
11)から出力されて、このパルスの立ち下がりでワン
ショット回路(OS13)の出力端子(NWE)からパル
スが出力されてオア回路(OR33)(第6図)を介して
端子(r)から出力されてモーター(M)の回転が停
止する。さらに、端子(NWE)からのパルスはオア回
路(OR34)(第6図)を介して端子(u)からも出力
され、この信号は第3図のデータ写し込み用回路(2
1)に送られてこの信号に基づいてデータ写し込みが開
始する。
次に最終駒の巻上げ動作について説明する。露出制御機
構の動作が完了してワンショット回路(OS13)からパ
ルスが出力されるとオア回路(OR15)を介してフリッ
プ・フロップ(FF19)はリセットされてQ出力が“H
igh”になる。さらに、フリップ・フロップ(FF15
は端子(FL)からの信号でセットされて端子(FL
)が“High”になっていてアンド回路(AN21)の
ゲートが開かれている。また、ワンショット回路(OS
13)からのパルスの立ち上がりでタイマー(TI)が
一定時間のカウントを開始する。最終駒を巻き上げよう
とするとフィルムは突張って、カウンタ(CO)には
8個のパーフォレーションによるパルスが出力されずタ
イマー(TI)が一定時間のカウントを終了して“H
igh”のパルスを出力するまでに、カウンタ(CO
の出力端子(PCS)からパルスは出力されない。従っ
て、アンド回路(AN21)の出力端子(EWE)からタ
イマー(TI)からのパルスが出力され、オア回路
(OR33)(第6図)を介して端子(r)に出力されて
巻き上げが停止する。さらに、端子(EWE)からのパ
ルスはオア回路(OR34)(第6図)を介して端子
(u)にも出力され、第3図のデータ写し込み用回路
(21)が動作を開始する。さらに、端子(EWE)か
らのパルスでフリップ・フロップ(FF21)(第5図)
がセットされてQ出力が“High”になり、警告装置
(WA)が動作してフィルムが最終駒まで巻き上がっ
たことを警告する。さらには、端子(EWE)からのパ
ルスでタイマー回路(TI)が動作して一定時間のカ
ウントを開始する。この時間は、データ写し込みに要す
る時間以上になっている。そして、一定時間のカウント
が終了すると端子(NRW)から“High”のパルスが
出力されてフリップ・フロップ(FF21)がリセットさ
れると共に、後述する巻き戻し動作が開始する。この最
終駒の場合、撮影駒は完全には巻き上げられてないので
データの写し込まれる位置が他の画面と異なるが、確実
にデータ写し込みは行われる。
タイマー回路(TI)の出力端子(NRW)から“H
igh”のパルスが出力されると、オア回路(OR31
(第6図)の出力端子(RWI)からパルスが出力さ
れ、ダイオード(D)を介してトランジスタ(B
19)が導通し、リレー用マグネット(Mg)が動作
し、スイッチ(SW17)が電源に接続されてモーター
(M)が回転を開始して巻き戻し動作が開始し、ダイ
オード(D)を介してトランジスタ(BT19)のベー
スに導通保持用のベース電流が供給されて、トランジス
タ(BT19)の導通が保持される。さらに、オア回路
(OR31)の出力端子(RWI)からのパルスでフリッ
プ・フロップ(FF31)がセットされて、アンド回路
(AN29)のゲートが開かれるとともに、表示装置(D
)によって巻き戻しが行われていることを表示す
る。そして、フィルムがスプールからはずれてスイッチ
(SW)(第5図)が閉成して端子(j)が“Low”
になり、インバータ(IN)の出力(FSS)が“H
igh”になりワンショット回路(OS23)から“High”
のパルスが出力されて、アンド回路(AN29)の出力端
子(RWE)から出力されトランジスタ(BT17)が導
通してトランジスタ(BT19)が不導通になり、マグネ
ット(Mg)が不作動になってスイッチ(SW17)が
アースに接続されモーター(M)及びトランジスタ
(BT19)への給電が停止して巻き戻し動作が停止す
る。なお、オア回路(OR31)の出力端子(RWI)か
らのパルスは前述のようにオア回路(OR)(第5
図)に送られて端子(PO)から出力され、多くの回
路のリセット信号となる。
次に手動でスイッチ(SW11)(第6図)を閉成して巻
き戻す場合の動作について説明する。スイッチ(S
11)が閉成されると端子(l)が“Low”になってイ
ンバータ(IN19)が“High”になる。このスイッチ
(SW11)が閉成された時、フィルムが装着されてなけ
れば、スイッチ(SW)が閉成されて、端子(FS
S)は“High”になり、インバータ(IN21)の出力
は“Low”なのでアンド回路(AN25)の出力は“Lo
w”のままで巻き戻し動作は行われない。フィルムが装
着されてスイッチ(SW11)が閉成されると、アンド回
路(AN25)の出力が“High”になり、この立ち上が
りでワンショット回路(OS25)から“High”のパル
スが出力されてフリップ・フロップ(FF29)がセット
され、Q出力は“High”になる。ノア回路(NO
の出力(RWP)は、オア回路(OR23)の出力が
“High”の間、フリップ・フロップ(FF27)がセッ
トされている間、及び端子(i)が“High”の間は、
“Low”となってアンド回路(AN27)のゲートが閉じ
られる。ノア回路(NO)の出力が“Low”になる間
をよりカメラの動作に即して説明すると、低速での空送
りが開始して高速での空送りが開始する間(フリップ・
フロップ(FF23)がセットされている間)、高速での
空送り及び通常の巻き上げが行われている間(端子(M
D)が“High”の間)、最終駒までの巻上げが終了し
て巻き戻しが終了するまでの間(フリップ・フロップ
(FF27)がセットされている間)、および露出制御動
作が行われている間(端子(i)が“High”の間)に
なっている。従って、この間はフリップ・フロップ(F
29)はセットされてもアンド回路(AN27)は“Hig
h”にならない。
上記以外のときにフリップ・フロップ(FF29)がセッ
トされているとアンド回路(AN27)の出力が“Hig
h”になって、ワンショット回路(OS27)の出力端子
(HRW)から“High”のパルスが出力されて巻き戻
し動作が開始する。そして巻き戻しの完了は通常の巻き
戻しと同様にフィルムがスプールからはずれてワンショ
ット回路(OS23)からパルスが出力されることで停止
される。なお、フリップ・フロップ(FF31)はオア回
路(OR29)からのパルスの立ち下がり信号でリセット
されるのでアンド回路(AN29)の出力端子(RWE)
からは確実にオア回路(OR29)からのパルスが出力さ
れる。
次に、第4図で述べた端子(e)からのレリーズ禁止用
信号について説明する。これは、第6図に示すように、
アオ回路(OR23)の出力が“High”の間及びフリッ
プ・フロップ(FF25)がセットされている間は、ノア
回路(NO)の出力(e)は“Low”となってレリー
ズが行われない。オア回路(OR23)の出力が“Hig
h”となる間は、フィルムが装着されて高速での空送り
(予備送り)が終了するまでの間、及び通常の巻き上げ
が行われている間である。一方、フリップ・フロップ
(FF25)がセットされている間はプリセットされた空
送り駒数フィルムの撮影可能駒数よりも多くて端子(A
WE)から“High”のパルスが出力されて巻き戻しが
完了するまで、或いは手動によって巻き戻しが開始され
てから巻き戻しが完了するまで、或いは自動的に巻き戻
しが開始して巻き戻しが完了するまでの間に相当する。
第6図の表示装置(DI)、(DI)によって巻き
上げ及び巻戻しの表示を行っているが、この表示装置は
省略して、第3図及び第6図の逆流防止用ダイオード
(D)、(D)を発光ダイオードにしておけば、巻
き上げ時には発光ダイオード(D)が点灯し、巻き戻
し時には発光ダイオード(D)が点灯して、巻き上げ
と巻き戻しの表示に兼用できる。
第7図は第5図のパーフォレーション検出部(33)及
び信号穴検出部(35)の検出用装置の斜視図である。
また、第8図は検出用装置を圧着板(49)側からみた
平面図、第9図は検出用装置を第8図の一点鎖線I−I
に沿って下方よりみた断面図である。(41)、(4
3)はブラシ(59)、(61)が、パーフォレーショ
ン(PH)があるとき接する電気接点であり、第8図、
第9図に示すように、パーフォレーション(PH)のピ
ッチに対して1.5ピッチ分ずらせて設けてある。(5
1)は信号穴(SH)があるときブラシ(61)が接す
る電気接点である。このブラシ(59)、(61)は圧
着板(49)の取り付け用板バネ(47)と一体になっ
た部材(45)で固定されていて、この部材(45)は
アースされているのでブラシ(59)、(61)もアー
スされている。第7図において、(53)はカメラの画
面枠であり、(54)は第3図で述べたデータ写し込み
装置(21)の写し込み部である。(55)はスプロケ
ット、(57)はスプールである。第8図、第9図に示
すように、各電気接点(41)、(43)、(51)は
夫々抵抗を介して電源に接続され、さらには、インバー
タ(IN25)、(IN27)、(IN23)の入力端子にも
接続されている。従って、パーフォレーション(PH)
或いは信号孔(SH)によってブラシ(59)、(6
1)が電気接点(41)、(43)、(51)と接する
とインバータ(IN25)、(IN27)、(IN23)は夫
々“High”の検出信号を出力するようになっている。
第10図は、第7、8、9図に示した検出用装置からの
信号に基づいてパーフォレーション信号と信号孔の信号
を出力する回路及び二つの信号に基づいて信号孔による
データを読み取る読み取り回路(第5図の(33)、
(35)の回路部及び読み取り回路(37)に相当)の
具体例である。また、第11図は第10図の回路で、第
1図に示したフィルムの信号孔を読むときの各部の波形
を示すタイムチャートである。
以下第11図のタイムチャートにもとづいて第10図の
動作を説明する。第5図のトランジスタ(BT15)が導
通して検出部(33)、(35)に給電が開始するとパ
ワー・オン・リセット回路(PR)が動作してオア回
路(OR35)を介してフリップ・フロップ(FF33)が
リセットされる。そして、フィルムの移動にともなって
インバータ(IN25)、(IN27)からは第11図のI
25、IN27に示すように、パーフォレーション(P
H)のピッチに対する半ピッチずれた二つの検出信号が
出力される。この二つの信号のうち、インバータ(IN
27)からの信号はフリップ・フロップ(FF33)のセッ
ト端子に、インバータ(IN25)からの信号はリセット
端子に与えられる。従って、フリップ・フロップ(FF
33)はインバータ(IN27)の立ち上がり信号でセット
され、インバータ(IN25)の立ち上がり信号でリセッ
トされる。この波形は第11図の(FF33)に示してあ
る。このフリップ・フロップ(FF33)の出力波形をパ
ーフォレーション信号として用いるのであるが、このよ
うな構成にした理由を以下に述べると、ブラシ(5
9)、(61)が電気接点(41)、(43)と接触し
た信号をそのまま用いたのではチャタリング等によって
必要以上のパルスが出力されて、パーフォレーションが
一つ通過したにもかかわらず二つ以上のパーフォレーシ
ョンが通過したように検出してしまうからである。従っ
て、二つのインバータ(IN25)、(IN27)の立ち上
がり信号でフリップ・フロップ(FF33)をリセット・
セットした信号を用いれば、インバータ(IN25)、
(IN27)の信号が立ち上がった後に変化してもフリッ
プ・フロップ(FF33)の出力は影響を受けないので、
1個のパーフォレーションに対しては確実に1個のパル
スを得ることができる。そして、フリップ・フロップ
(FF33)からの信号は前述の第5図のカウンタ(CO
)、アンド回路(AN)、(AN)に出力され
る。
なお、第5図及び第6図で述べたように、信号穴(E
H)から三個目のパーフォレーション信号の立ち上がり
でセットせれるフリップ・フロップ(FF11)の出力に
基づいた信号でワンショット回路(OS15)からパルス
を出力させ、この信号でフィルム送りを停止させ、通常
の巻き上げ時には8個目のパーフォレーション信号の立
ち下がりでトリガーされるワンショット回路(OS13
からのパルスでフィルム送りが停止される。従って、フ
ィルムは、ブラシ(59)と接点(41)が、フィルム
の送り方向に対して3個目のパーフォレーションによっ
て接触した状態でストップすることになる。
第10図において、インバータ(IN23)からの信号孔
(IH)による信号でフリップ・フロップ(FF36)が
セットされて端子が“High”になり、第5図のアン
ド回路(AN15)のゲートが開かれるに対し、アンド回
路(AN13)のゲートは閉じられ、信号孔を設けたフィ
ルム用のフィルム送りのための回路動作モードとなり前
述の動作を行う。
フリップ・フロップ(FF35)はインバータ(IN23
からの信号の立ち下がりでセットされ、フリップ・フロ
ップ(FF33)からのパーフォレーション信号の立ち下
がりでリセットされる(第11図FF35)。そして、ナ
ンド回路(NA)の出力の立ち下がり、即ち、フリッ
プ・フロップ(FF33)からのパーフォレーション信号
の立上がりに基づいてフリップ・フロップ(FF35)の
出力が順次シフトレジスタ(SR)に取り込まれてい
き、端子(b16)〜(b0)へ取り込んだデータをシフト
していく。そして、信号孔(IH)による信号が端子
(b0)までシフトされたとき、即ち、端子(b16)に信
号孔(MH)の最後の孔による信号が取り込まれたと
き、インバータ(IN29)の出力は“Low”となり、ナ
ンド回路(NA)の出力はフリップ・フロップ(FF
33)の出力に無関係に“High”のままになり、シフト
レジスタ(SR)の端子(b0)〜(b16)には信号孔
(IH)〜(MH)による信号が取り込まれた状態でシ
フト動作が停止する。従って、シフトレジスタ(S
)の端子(b1)〜(b16)の出力は、第1図のフィ
ルムの信号穴に対応したデータ“1010101001
101001”(第11図b1〜b16)となり、第5図の
オア回路(OR)からのリセット信号(PO)(フ
ィルムの巻き戻し開始信号)がリセット端子に入力され
るまでこの信号が保持される。そして端子(b0)が“H
igh”になることでアンド回路(AN31)のゲートが開
かれ、信号孔(EH)によるインバータ(IN23)から
のパルスがアンド回路(AN31)の出力端子から出力
されて(第11図AN31)、この端子からのパルスで
第5図のフリップ・フロップ(FF)がセットされ、
フリップ・フロップ(FF33)からの3個目のパーフォ
レーション信号の立下がりで第5図のフリップ・フロッ
プ(FF11)がセットされ(第11図FF11)、フィル
ムの移動が停止される。
第12図はある種のフィルムの平面図である。このフィ
ルムの場合、撮影用駒のパーフォレーション(PH)4
個ごとにパーフォレーションとパーフォレーションの間
にフィルム識別用の小孔(TH)が設けてある。従っ
て、第7図〜第10図で示したパーフォレーションの検
出装置を用いるカメラにこのようなフィルムを入れた場
合、上記の小孔(TH)がパーフォレーションと誤認さ
れることによって誤ったパーフォレーション信号が出力
され、フィルム送りが正確に行われなくなる問題が生じ
る。
第13図は第12図の孔(TH)による信号を無効とし
て、パーフォレーション(PH)による信号だけを出力
するようにした回路であり、第14図はこの回路のタイ
ムチャートである。
第9図において、フィルムは右方向に移動されるのでま
ず孔(TH)によるパルスがインバータ(IN25)から
出力され、パーフォレーションの1周期に対して1.5周
期遅れてインバータ(IN27)から出力される。アンド
回路(AN33)はインバータ(IN27)の出力と、イン
バータ(IN25)の出力をインバータ(IN33)で反転
した信号とが入力されるので、孔(TH)によるパルス
がインバータ(IN25)から出力されたときにはインバ
ータ(IN27)が“High”になっている間の中間で
“Low”となる信号が出力される(第14図AN33)。
同様に、アンド回路(AN35)からは、孔(TH)によ
るパルスがインバータ(IN27)から出力されたときに
はインバータ(IN25)が“High”になっている間の
中間で“Low”となる信号が出力される(第14図AN
35)。そして、フリップ・フロップ(FF37)はアンド
回路(AN33)の立上りでセットされ、オア回路(OR
39)を介してアンド回路(AN35)の立上りでリセット
される(第14図FF37)。従って、フリップ・フロッ
プ(FF37)の出力は孔(TH)の影響を受けないパー
フォレーションの信号になる。
第15図はパーフォレーション検出装置の他の実施例の
斜視図、第16図はこの装置をカメラに取り付けた場合
の断面図である。第15図において(63)、(67)
は夫々、発光ダイオード(LE)、(LE)とフォ
トダイオード(PD)、(PD)を内蔵したフォト
カプラーであり、これらはパーフォレーション(PH)
の一周期に対して1/2周期だけずらしてあり、受光素
子(PD)の方が1/2周期だけ早く孔(TH)を検
出するように配置されている。(65)、(69)はパ
ーフォレーション(PH)の検出精度を上げるためのマ
スクであり、機能については第21図〜第26図に基づ
いて後述する。
第16図において、(47)は圧着板押えバネ、(4
9)は圧着板、(83)は内蓋であり、フォトカプラー
(63)、(67)内の発光ダイオード(LE)、
(LE)による光がパーフォレーション(PH)を通
過した光が内蓋のフィルム側の面によって反射されてフ
ォトダイード(PD)、(PD)に入射されないよ
うに(87)の部分が乱反射部のなっている。(85)
は裏蓋、(81)はガイドローラ、(57)は巻上げ用
モーター(M)を内蔵したスプールである。(71)
はカメラ・ボディー、(73)はシャッタ・ユニット、
(75)は前枠、(77)はレンズ・マウント部、(7
9)はミラー・ボックスである。この場合、パーフォレ
ーション(PH)はフォト・カプラーによって検出さ
れ、フィルムの巻上げはスプールによって行われるの
で、フィルムの送り量の検出のためと、フィルムを送る
ためのスプロケットは必要ないので、スプロケットは設
けてない。従って、スプロケットに関係する機構が省略
されて、軽量、小型化ができる。
第17図は、第15図、第16図の構成を用いて第12
図のフィルムの孔(TH)による影響を受けないパーフ
ォレーション信号を出力する回路であり、第18図はこ
の回路の出力のタイムチャートである。発光ダイオード
(LE)、(LE)は定電流源(CI)、(CI
)によって駆動されるので一定の強度で発光する。そ
して受光素子(PD)、帰還抵抗(R)、演算増幅
器(OA)で構成された測光回路と、受光素子(PD
)、帰還抵抗(R)、演算増幅器(OA)で構成
された測光回路の出力は、それぞれ第18図(O
)、(OA)のようになる。この出力は、パーフ
ォレーション(PH)があるときはフィルムによる反射
光がほとんどなくフィルムの移動にともなってしだいに
減少し次に増大する。また孔(TH)があるときは、こ
の孔(TH)はパーフォレーション(PH)よりも小さ
いので、測光回路の出力が極小になる位置に孔(TH)
がきても孔(TH)のまわりのフィルム面による反射光
がかなりあって、パーフォレーション(PH)による出
力よりもかなり大きい値になっている。
(AC)はアナログ・コンバータであり、これは二つ
の測光回路の出力を比較している。従って演算増幅器
(OA)の出力はパーフォレーション(PH)によっ
て低下したとき、フォトカプラー(67)の検出位置に
孔(TH)がきて演算増幅器(OA)の出力が低下し
ても、低下する値はパーフォレーション(PH)による
ときよりも小さいのでOA1<OA3となりコンパレータ
(AC)の出力は“Low”となる。同様に、フォトカ
プラー(67)がパーフォレーション(PH)を検出し
ているときにフォトカプラー(63)が孔(TH)を検
出しても演算増幅器(OA)、(OA)の出力はO
1>OA3となってコンパレータ(AC)の出力は
“High”になる。従って孔(TH)影響を受けないパ
ーフォレーション信号が得られる。
第19図は孔(TH)による影響を受けないパーフォレ
ーション信号を出力するための回路の他の例である。コ
ンパレータ(AC)、(AC)は定電流(CI
と抵抗(R)による定電圧と演算増幅器(OA)、
(OA)の出力が比較され、各コンパレータ(A
)、(AC)からは第20図AC、ACに示
す波形が出力される。この二つの出力はオア回路(OR
41)に入力されてコンパレータ(AC)によるパーフ
ォレーション信号が“High”の間に、孔(TH)によ
ってコンパレータ(AC)が“High”になってもオ
ア回路(OR41)からはコンパレータ(AC)からの
パーフォレーションによる信号がそのまま出力され、同
様に、コンパレータ(AC)からパーフォレーション
による信号が出力されているときにコンパレータ(AC
)から孔(TH)によるパルスが出力されてもオア回
路(OR41)からはコンパレータ(AC)からのパー
フォレーションによる信号がそのまま出力される(第2
0図OR41)。従って、オア回路(OR41)からはパー
フォレーションの周期の1/2の周期でパーフォレーシ
ョン信号が出力されることになる。このオア回路(OR
41)の出力はT−フリップ・フロップ(TF)のT端
子に入力されてQ出力からはこれを1/2に分周した信
号が出力され(第20図TF)、この信号をパーフォ
レーション信号として用いれば、信号孔に影響を受けな
い。
次に第21図〜第26図に基づいて第15図に示したマ
スク(65)、(69)の機能について説明する。ま
ず、第21図〜第25図に基づいて鏡面反射に関する機
能を説明する。第21図、第22図、第23図はフォト
カプラー(PC)とリフレクター(RF)との距離dを
変化させたときの発光ダイオード(LE)からの光束が
フォトダイオード(PD)に、リフレクター(RF)に
よって鏡面反射されて入射する様子を示すものである。
また、第25図はリフレクター(RF)とフォトカプラ
ー(PC)の距離dを変化させたときの受光素子(P
D)の出力を示す特性曲線である。横軸はフォトカプラ
ー(PC)とリフレクター(RF)との距離d、縦軸は
発光ダイオード(LE)に一定電流(例えば10mA)
を流したときのフォトダイオード(PD)の出力の相対
値である。
まず、第25図の実線について説明する。この実線は、
マスク(M)がない場合のフォトダイオード(PD)の
出力特性を示すものである。この場合遠距離(d=8m
m)から距離dが短くなるにつれて、フォトダイオード
(PD)上の各点が発光ダイオード(LE)をにらむ角
度が増大していって受光量が増大していく。そして距離
d1において出力がピークになりこれ以上近づくと、第2
2図に示すように、障壁(α)によってフォトダイオー
ド(PD)上の各点がにらむ角度が制限され、(実線と
実線及び一点鎖線と一点鎖線)フォトダイオード(P
D)の出力は急激に減少していく。従って、マスク
(M)を用いずにパーフォレーション(PH)を検出す
る場合、フィルムがあるときは距離d1からの反射光を受
光し、パーフォレーションがあるときは距離d3にある反
射面からの反射光を受光するとすれば、パーフォレーシ
ョンを検出するときの出力は、フィルムがあるときの出
力の約62%もあり、検出精度が悪くなるといった問題
点がある。
第25図の破線は上述問題を解決するために、距離が異
なるときのフォトダイオード(PD)の出力差を大きく
するように、マスク(M)を設けたときの出力特性を示
すものである。第21図の場合はフォトダイオード(P
D)上の各点は、マスク(M)と障壁(α)によるけら
れがなく、発光ダイオード(LE)全体をにらみ(実線
と点線及び実線と一点鎖線)、このにらむ角度が最大と
なる距離d1になっていてフォトダイオード(PD)の出
力は最大となる。また第22図は距離d2がd1よりも小さ
くなった場合でこの場合はマスク(M)の有無にかかわ
らず障壁(a)によって前述のフォトダイオード(P
D)上の点が発光ダイオード(LE)をにらむ角度を減
少して第25図の実線と同様の特性となる。
第23図はフォトカプラー(PC)とレフレクター(R
F)の距離d3がd1よりも大きくなった場合の図である。
この場合フォトダイオード(PD)上の点が距離が遠く
なることで発光ダイオード(LE)の全体をにらむ角度
を減少する上に、マスク(M)によって光線がけられ
て、実線と実線、及び一点鎖線と一点鎖線で示すよう
に、発光ダイオード(LE)の全体をにらまない点が増
大し、実線の場合(マスク(M)がない場合)よりも立
下りが急激になる。従ってフォトカプラー(PC)とフ
ィルムの距離をd1、パーフォレーションを通過した光線
の反射面との距離d1としておけば、パーフォレーション
が検出されるときのフォトダイオード(PD)の出力は
フィルムが検出されるときの出力の約46%となり検出
能力はマスク(M)がない場合に比較して上昇する。
第25図の一点鎖線は第24図の光学系を用いる場合の
特性曲線である。この第24図ではフォトダイオード
(PD)上の点(PDa)よりもマスク(M)の端面
(Mb)が障壁(α)に近づいた位置にあり、発光ダイ
オード(LE)上の点(LEa)よりもマスク(M)の
端面(Ma)が障壁(α)に近づいた位置にある。この
ように構成すると、第23図に示したマスク(M)より
も光線のけられる量が多くなり、より特性曲線の立下が
りが急峻になり、d3の距離であればフォトダイオード
(PD)の出力比は100:34となる。また第24図
の破線で示すように反射面(RF′)までの距離がd4
上になると、フォトダイオード(PD)には発光ダイオ
ード(LE)からの反射光が入射しなくなる。従って、
パーフォレーションを通過した光の反射面を距離d4より
も離しておけば、パーフォレーションを検出するときは
フォトダイオード(PD)の出力は0になるので検出能
力はさらに向上する。
第21図〜第25図は鏡面反射について説明したが、通
常反射面は拡散反射による反射光もかなりある。そこで
第26図ではこの拡散反射に対するマスク(M)の効果
を説明する。第26図はフィルム(F)のパーフォレー
ション(PH)が検出位置にきた場合の図である。発光
ダイオード(LE)から射出されて、パーフォレーショ
ン(PH)を通過した光線のほとんどは、内ブタ(8
3)の乱反射面(87)によってフォトダイオード(P
D)には入射せず、さらには鏡面反射された光線も前述
のようにほとんどフォトダイオード(PD)には入射し
ない。一方、発光ダイオード(LE)NO点(LE6)
から射出されてフィルム面(Fa)に入射する光線のう
ち、実線で示す鏡面反射成分は確実にフォトダイオード
(PD)に入射しないが、破線で示す拡散反射成分がか
なりある。これらの成分は図から明らかなように、大部
分はマスク(M)によってカットされている。従って、
マスク(M)は鏡面反射による反射光のSN比をよくす
るだけでなく、余分な拡散反射光をカットする機能もあ
るので、パーフォレーション(PH)の検出能力を向上
させる上で大きな効果がある。
第27図は第3図のデータ写し込み用回路(21)、時
計用回路(23)、期限切れ警告回路(25)の具体例
である。(91)は水晶振動子、(93)は発振器、
(95)は分周器で、2048Hz、128Hz、32Hz、
2Hz、1Hzのクロックパルスを出力する。(97)は時
計回路で、分周器(95)からの1Hzのクロックパルス
に基づいて年、月、日、時、分、秒を計時する。なお、
第3図では分周器(95)からの種々のクロックパルス
をまとめて(TP)の記号で、時計回路(97)からの
写し込み用データをまとめて(TD)の記号で示してあ
る。
時計回路(97)からのデータ(TD)と128Hzのク
ロックパルスはダイナミック表示回路(99)に入力さ
れて液晶によって写し込まれるデータがダイナミック表
示される。またスイッチ(SW21)が閉成されるとトラ
ンジスタ(BT21)は2048Hzのクロックパルスに基
づいて導通・不導通が繰返され、トランス(TR)に
よってELパネル(EL)の両端電極には高電圧のク
ロックパルス(2048Hz)が印加されてELパネル
(EL)が発光してダイナミック液晶表示のバックラ
イト光源となる。このようなELパネルによる照明であ
れば、光源がフラットなために、液晶表示部と重ねて配
置すればよく、ランプの照明のような光学系が必要な
く、照明のムラもなく、視覚的にソフトであるといった
効果がある。さらにはカメラのような小型で軽量である
ことが望ましい製品には、ランプによる照明に比較して
効果が大きい。
(101)は時計回路(97)からのデータを液晶のス
タティック表示する表示回路であり、トランジスタ(B
20)にはスイッチ(SW15)がデータ写し込みモード
で閉成されているとき、破線で囲んだ写し込み時間制御
回路(103から“High”の信号が出力されている間
導通して、ランプ(LA)は定電流源(CI)からの
電流を流してランプ(LA)を一定強度で発光させる。
そして、このランプ(LA)の発光によってスタティッ
ク表示回路(101)の表示データがフィルムに写し込
まれる。なお、写し込み用光源としてはELパネルを用
いてもよい。
つぎに、破線で囲んで写し込み時間制御回路(103)
の動作を説明する。端子(a)からは第3図のDA変換
器(17)からのフィルム感度のアペックス値のアナロ
グ信号が入力される。この回路(103)はスイッチ
(SW15)が閉成されることで給電が開始するとパワー
オンリセット回路(PR)が動作して、オア回路(O
43)を介してフリップ・フロップ(FF39)がリセッ
トされて、トランジスタ(BT31)が導通し、トランジ
スタ(BT20)、(BT23)、(BT25)、(B
27)、(BT29)が不導通になっている。第6図のオ
ア回路(OR34)から端子(u)にパルスが入力される
と、このパルスの立下りで(フィルム送りが完全に停止
している)フリップ・フロップ(FF39)はセットされ
てトランジスタ(BT20)、(BT25)、(BT27)、
(BT29)が導通し、トランジスタ(BT31)が不導通
になってデータ写し込みが開始し、写し込み時間のカウ
ントも開始する。抵抗(R)と定電流源(CI)に
よる一定電圧Kと端子(a)からのフィルム感度のアペ
ックス値Svが減算回路(105)に入力されてK−Sv
の電圧が出力され、この電圧はトランジスタ(BT29
によって、2 /2 Vの電流に変換され、この電流コ
ンデンサ(C)によって積分される。この積分電圧出
力が定電流源(CI11)と抵抗(R)の出力を下回る
とコンパレータ(AC)の出力は“High”になっ
れ、オア回路(OR43)を介してフリップ・フロップ
(FF39)がリセットされて写し込み動作が停止する。
従って、写し込み時間はフィルム感度に反比例した時間
に制御される。
次にフィルムの有効期限切れの警告回路について説明す
る。時計回路(97)からのデータ(TD)のうちで年
月のデータと第5図のゲート回路(GA)を介して出力
されるフィルムから読み取った年月のデータ(FDD)
は大小比較回路(107)に入力されて、この大小比較
回路(107)の出力は時計回路(97)からのデータ
(TD)がフィルムの有効期限データ(FDD)よりも
大きければ“High”となり、小さければ“Low”とな
る。この大小比較回路(107)の具体例は第29図、
第30図にもとづいて後述する。
信号孔(SH)の読み取りが完了して第5図のフリップ
・フロップ(FF)がセットされて出力(p)が“H
igh”になるとアンド回路(AN39)のゲートが開かれ
る。そして、大小比較回路(107)の出力が“Hig
h”になるとアンド回路(AN39)の出力が“High”に
なる。このアンド回路(AN39)の出力の立上りでワン
ショット回路(OS31)がトリガーされて“High”の
パルスが出力され、そのパルスの立下りでフリップ・フ
ロップ(FF41)がセットされる。これによってアンド
回路(AN37)のゲートが開かれて、アンド回路(AN
37)からは分周器(95)からの2048Hzのクロック
パルスが出力され、インバータ(IN35)の働きで、こ
のクロックパルスの周波数でトランジスタ(BT33)、
(BT35)が交互に導通・不導通を繰返す。これによっ
て、圧電素子(109)からは警告音が発生され、撮影
者にフィルムの有効期限が切れていることを警告する。
フリップ・フロップ(FF41)がセットされると、アン
ド回路(AN41)のゲートが開かれて、分周器(95)
からの32Hzのクロック・パルスがアンド回路(A
41)を介してカウンタ(CO)に入力され、m個目
のクロックパルスがキャリー端子から出力されオア回路
(OR45)を介してフリップ・フロップ(FF41)がリ
セットされてアンド回路(AN37)、(AN41)のゲー
トが閉じられて警告音の発生が停止されるとともに、カ
ウンタ(CO)の動作が停止する。従って警告音はフ
ィルムデータの読み取りが完了してから一定時間発生さ
れる。
第28図は第27図の変形例である。スイッチ(S
31)は、第3図の測光スイッチ(SW)に連動して
閉成されるスイッチである。このスイッチ(SW31)が
閉成されると、インバータ(IN36)の出力が“Hig
h”になる。これによってアンド回路(AN40)のゲー
トが開かれ、このとき、有効期限が切れてアンド回路
(AN39)の出力が“High”になっていれば、アンド
回路(AN40)の出力は“High”になり、アンド回路
(AN40)の出力の立上りでワンショット回路(O
32)がトリガーされてオア回路(OR40)を介してフ
リップ・フロップ(FF41)がセットされて警告音が一
定時間発生される。この実施例および変形例の場合、撮
影者がカメラにフィルムを装着したままで長時間放置し
ておいてフィルムの有効期限が切れた場合にも警告が行
える。なお、この実施例および変形例では時計回路の出
力と読み取った有効期限データを比較しているが、写し
込みデータは手動で設定するタイプで、設定データと読
み取った有効期限データとを比較するようにしてもよ
い。
次に、第29図と第30図に基づいて大小の比較回路
(107)の具体例を説明する。表1は有効期限のデー
タのコードの例を示してある。第10図のシフトレジス
タ(SR)の端子(b8)〜(b16)の出力に対応して
コードを説明すると、(b8)が1のときは1990年
代、(b8)が0のときは1980年代、(b9)〜
(b12)は0年〜9年に対応したバイナリーコード、(b
13)〜(b16)は1月〜12月に対応したバイナリーコ
ードになっている。第1図のフィルムの場合、端子
(b8)〜(b16)は、“001101001”となっ
て、有効期限は86年9月となっている。そして、時計
回路(97)からのデータ(TD)の年月のデータをデ
コーダ(DE)でデコードしたデータが“01000
0011”となり88年3月となっている場合、即ち、
有効期限がきれている場合の動作を説明する。
端子(p)が読み取りが完了して“High”に立上ると
ワンショット回路(OS33)から“High”のパルスが
出力されて、分周器(95)からの2048Hzのクロッ
クパルスの立下がりでワンショット回路(OS33)の出
力がD−フリップ・フロップ(DF)に取り込まれ、
この出力と2048Hzのクロックパルスのアンド信号が
アンド回路(AN43)から出力される。このパルスの立
上りで、シフトレジスタ(SR)、(SR)にはデ
コーダ(DE)からの年月のデータ(T)〜
(T)と有効期限のデータ(b8)〜(b16)が夫々端
子(I)〜(I)によって取り込まれる。また、カ
ウンタ(CO11)はオア回路(OR49)を介してリセッ
トされる。さらにアンド回路(AN43)からのパルスの
立下がりでフリップ・フロップ(FF43)がセットさ
れ、フリップ・フロップ(FF45)がオア回路(O
51)を介してリセットされる。フリップ・フロップ
(FF43)がセットされると、アンド回路(AN45)の
ゲートが開かれ2048Hzのクロックパルスがシフトレ
ジスタ(SR)、(SR)とカウンタ(CO11)に
入力される。そして、シフトレジスタ(SR)、(S
)は並列でプリセットされたデータをクロックパル
スに同期して、順次SO端子(Serial Output)から出
力する。イクスクルーシブオア回路(EO)、アンド
回路(AN47)、(AN49)、インバータ(IN37)は
二つのSO端子から出力される1ビットのデータの大小
を判別する回路を構成している。T0、b16の出力が伴に
1なので(EO)の出力は“Low”になり、次にT1
=1、b15=0でアンド回路(AN47)のゲートが開か
れクロックパルスが出力されて(第30図AN47)、フ
リップ・フロップ(FF45)がセットされる。次に、T
3=0、b13=1で、アンド回路(AN49)からパルスが
出力されて、フリップ・フロップ(FF45)はリセット
される。T5=0、b11=1、T6=0、b10=1のときも
アンド回路(AN49)からパルスが出力されるが、フリ
ップ・フロップ(FF45)はリセットされたままになっ
ている。そして、T7=0、b9=0になるとフリップ・
フロップ(FF45)は再びアンド回路(AN47)からパ
ルスでセットされる。従って、データ(TD)の方が大
きければフリップ・フロップ(FF45)はセットれ、小
さければリセットされている(第30図FF45)。そし
て、カウンタ(CO11)は、9個目のパネルをキャリー
端子から出力してオア回路(OR47)を介してフリップ
・フロップ(FF43)をリセットして、アンド回路(A
45)のゲートを閉じる。また、カウンタ(CO11)の
キャリー端子からのパルスの立下がりでワンショット回
路(OS35)がトリガーされてパルスが出力し(第30
図OS35)、このパルスが立下がりでフリップ・フロッ
プ(FF45)のQ出力がD−フリップ・フロップ(DF
)に取り込まれてアンド回路(AN39)(第27図)
には“High”の信号が出力される(第30図D
)。なお、D−フリップ・フロップ(DF)、
(DF)とフリップ・フロップ(FF43)及びカウン
タ(CO11)はオア回路(OR46)を介して、パワーオ
ンリセット回路(PR)(第27図)からのパルス又
は、第5図のオア回路(OR)から出力されるリセッ
トパルス(PO)によってリセットされる。以上の様
にして、二つのデータ(TD)、(FDD)の大小に対
応した信号が出力される。
第31図は第3図のフィルム感度表示装置(27)の具
体的回路例である。(127)はASA100に対応し
たデータを出力するデータ回路、(129)はASA4
00に対応したデータを出力するデータ出力回路であ
る。そして、第3図のデータセレクタ(15)からの読
み取られたデータ(FSD)又は設定装置(13)で設
定されたデータと、データ出力回路(127)、(12
9)からのデータとが比較回路{(EO3)〜(E
11)と(OR59)及び(EO13)〜(EO21)と(O
61)}によって比較され、データセレクタ(15)か
らのフィルム感度がASA100、400でないとき
は、オア回路(OR63)の出力は“High”になる。
オア回路(OR63)の出力が“High”のときはナンド
回路(NA)の出力は、第27図の分周器(95)か
らの2Hzのクロックパルスと逆相のクロックパルスが出
力される。このナンド回路(NA)の出力が“Hig
h”のときはデータセレクタ(133)からはデータセ
レクタ(15)からのデータが出力され、“Low”のと
きは表示回路(135)がブランク表示(なにも表示し
ない)となるようデータ出力回路(131)からのブラ
ンクデータが出力される。従って、データセレクタ(1
5)からのデータがASA100、400でないとき
は、128Hzのクロックパルスを入力している液晶のダ
イナミック表示回路(135)ではフィルム感度の値が
2Hzの周波数で点滅表示される。一方、オア回路(OR
63)の出力が“Low”のとき、即ち、データセレクタ
(15)からのデータがASA100又は400のとき
は、ナンド回路(NA3)の出力は常に“High”とな
り、データセレクタ(133)からはデータセレクタ
(15)からのデータが常時出力されて、表示回路(1
35)ではASA100又は400が常時表示される。
スイッチ(SW23)は液晶のダイナミック表示回路
(135)の表示部の照明用スイッチである。ナンド回
路(NA3)の出力が“High”のときは、すなわち、
設定または読み取れれたフィルム感度がASA100又
は400のときは、アンド回路(AN55)のゲートが
開かれて、2048Hzのクロックパルスが常時出力され
てELパネル(EL3)が常時点灯して、表示部の照明
を行う。一方、ナンド回路(NA3)から2Hzのクロッ
クパルスが出力されているときは、ELパネル(EL
3)はダイナミック表示回路(135)の表示部の点滅
と同相で点滅して、数字が表示されているときだけ点灯
して照明する。
以上のようにこの表示装置では、通常よく使用されるフ
ィルム感度(ASA100、400)の場合はそのまま
数字が表示され、通常あまり使用されないフィルム感度
の場合にはフィルム感度の値が数字で点滅表示される。
従って、あまり使用されないフィルム感度の場合は、特
殊なフィルム感度値で撮影が行われることの警告にな
る。
第32図はフィルムの撮影枚数表示部の具体例である。
(DE)は第10図のシフトレジスタ(SR)の端
子(b6)、(b7)からの信号に基づいてフィルムの撮影
枚数に対応したバイナリーコードに変形するデコーダで
ある。デコーダ(DE)の入出力関係の例を表2に示
す。
読み取りが完了して端子(p)が“High”になると、
この信号の立上りでデコーダ(DE)からの6ビット
のデータがダウンカウンタ(CO13)にプリセットされ
る。そしてフィルムが1駒送られる毎に端子(PCS)
からのパルスにもとづいて、ダウンカウンタ(CO13
の内容が1つ減算される。従って、カウンタ(CO13
の内容は残り撮影枚数に対応したデータになっている。
デコーダ(DE)はカウンタ(CO13)の出力が“0
00101”〜“000000”のとき、即ち、残りの
撮影枚数が5〜0のとき“High”の信号を出力する。
(143)はデータセレクタであり、ナンド回路(NA
)の出力が“High”のときは第5図のフィルムカウ
ンタ(CO)からのデータ(FCD)を出力し、ナン
ド回路(NA)の出力が“Low”のときはブランク表
示用のデータを出力するデータ出力回路(141)から
のデータを出力する。従って、端子(p)が“High”
で残り撮影枚数が5枚以下になってアンド回路(A
57)の出力が“High”になったときはナンド回路
(NA)からは2Hzの周波数のクロックパルスが出力
されて表示装置(DI)では撮影枚数の数値が点滅表
示される。一方、アンド回路(AN57)の出力が“Lo
w”のときはナンド回路(NA)の出力は“High”の
ままなのでデータセレクタ(143)からはフィルムの
撮影枚数のデータ(FCD)が常時出力されて表示装置
(DI)では撮影枚数がそのまま表示される。
以上のように、この実施例であれば、残り撮影枚数が所
定値以下になったときは撮影枚数の数値が点滅表示され
て残りの撮影枚数が少なくなったことを警告表示するも
のである。
第1図に示した(AH)、(CH)、(YH)、(M
H)のデータの他にフィルムのタイプのデータを示す信
号孔を設けることが考えられる。フィルムのタイプとし
てはAタイプ(タングステンタイプで色温度3400
K)、Bタイプ(タングステンタイプで色温度3200
K)、Dタイプ(デイライトタイプで色温度5500
K)がある。そこでAタイプは“10”、Bタイプ“0
1”、Dタイプは“00”のデータが設定される場合に
ついて説明する。
Aタイプ或いはBタイプの場合は室内で通常使用される
が、室内の場合、誤ってストロボを用いた撮影をしてし
まうことがある。ところでストロボ光源はDタイプのフ
ィルムに色温度があわせてあるので、Aタイプ或いはB
タイプのフィルムを用いてストロボ撮影をするとフィル
ムの発色が非常に不自然となってしまう。このような問
題点に対処したのが第33図に示した回路である。
まず、信号穴は2ビットふえるので第10図のシフトレ
ジスタは端子(b17)、(b18)の二端子がふえ、端子
(b17)、(b18)からはAタイプでは“10”、Bタイ
プでは“01”、Dタイプでは“00”のデータが出力
される。従って、イクスクルーシブ・オア回路(E
31)の出力は、タングステンタイプ(“10”、“0
1”)のときは“High”、デイライトタイプ(“0
0”)のときは“Low”になる。
第33図において、(137)はストロボの電源回路、
(Xe)はクセノン管、(139)はトリガー回路、
(CM)は主にコンデンサである。(Ne)はネオン管
で、主コンデンサ(CM)の充電電圧が所定値に達する
と電流が流れて抵抗(R31)からは充電完了信号が端子
(J32)、(J31)を介してカメラ側に入力される。な
お、端子(J21)、(J22)はカメラ側のX接点(S
x)の信号をストロボ側に伝える端子、端子(J11)、
(J12)はカメラ側とストロボ側のアースを共通にする
端子である。
読み取りが完了して端子(p)が“High”になり、タ
ングステンタイプのフィルムが装置されてイクスクルー
シブオア回路(EO31)の出力が“High”になり、か
つ、端子(J31)から充電完了信号が入力されると、ア
ンド回路(AN61)の出力が“High”になり、インバ
ータ(IN39)の出力が“Low”になる。第3図の測光
スイッチ(SW)に連動して同相で開閉されるスイッ
チ(SW33)が閉成されるとインバータ(IN41)の出
力が“High”となって、アンド回路(AN65)のゲー
トが開かれアンド回路(AN65)からは2Hzのクロック
パルスが出力されてオア回路(OR65)、トランジスタ
(BT45)を介して発光ダイオード(LE)が点滅
し、ストロボ撮影が行われる状態でタングステンタイプ
のフィルムが装着されていることの警告が行われる。ト
ランジスタ(BT43)は第3図のトランジスタ(B
)と同相で導通・非導通が制御されるのでレリーズ
が開始して露出制御が完了するまではインバータ(IN
41)の出力は“High”のままになっている。
Dタイプのフィルムが装着されているときは、イクスク
ルーシブオア回路(EO31)の出力は“Low”になっ
て、インバータ(IN39)の出力が“High”になる。
従って、端子(J31)から“High”の充電完了信号が
入力されるとアンド回路(AN59)の出力が“High”
になる。そして、スイッチ(SW33)が閉成されるとア
ンド回路(AN63)の出力が“High”になって、オア
回路(OR65))、トランジスタ(BT45)を介して発
光ダイオード(LE)が点灯して充電完了の表示が行
われる。
従って、第33図の実施例では、タングステンタイプ
(Aタイプ、Bタイプ)のフィルムが装着されて、スト
ロボから充電完了信号が入力されたときは発光ダイオー
ド(LE)が点滅して警告が行われ、デイライトタイ
プ(Dタイプ)のフィルムが装着されて充電完了信号が
入力されたときは発光ダイオード(LE)は点灯す
る。
第34図はフィルムタイプの警告の他の実施例である。
読み取りが完了して端子(p)が“High”になると端
子(b17)、(b18)からのフィルムタイプのデータに基
づいて液晶表示部(143)ではD、A、Bのうち1つ
の文字が表示される。また、タングステンタイプのとき
はイクスクルーシブオア回路(EO31)の出力が“Hig
h”になって、スイッチ(SW33)が閉成されてインバ
ータ(IN41)の出力が“High”になるとアンド回路
(AN67)の出力は“High”になる。これによって、
アンド回路(AN69)からは2048Hzと2Hzのクロッ
クパルスが出力されて、インバータ(IN43)、トラン
ジスタ(BT47)、(BT49)ツェナーダイオード(Z
)、圧電素子(145)で構成された回路によっ
て、2Hzの周波数の警告音が出力される。従って、この
実施例の場合、装着されたフィルムのタイプ(A、B、
D)が表示装置で表示されるとともに、タングステンタ
イプ(A、B)のときは、測光スイッチの閉成に連動し
て警告音が発生される。なおスイッチ(SW35)は警告
音が不要のときは手動で閉成されるスイッチである。
第33図、34図の変形として光源の色温度測定用の受
光素子を設けて色温度を測定し、測定値と読み取ったフ
ィルムタイプのデータが適合しないときは警告を行うよ
うにしてもよい。又適合するフィルターを光路系に自動
挿入しても良い。
第1図に示すように、フィルムのデータはフィルムの先
端部に設けてあり、このデータを読み取った後は、フィ
ルムのデータを示す信号穴が設けられた部分はスプール
に巻き取られてしまう。従って、読み取ったデーアは記
憶しておく必要がある。そこで、第10図に示したデー
タ読み取り用シフトレジスタ(SR)には、第3図に
示すように、電源電池(E)から常時給電されるよう
になっている。しかし、この場合、フィルムを装着した
状態で電池(E)を交換するとシフトレジスタ(SR
)に記憶されているデータがなくなってしまうといっ
た問題点がある。第35図はこのような問題点を解決す
る実施例である。
第35図において、(9)は第3図に示したブロック
(9)であり、内部にはデータ読み取りと記憶用のシフ
トレジスタ(SR)(第10図)が設けられている。
(151)は第3図のブロック(9)以外の回路をブロ
ックで示したものである。電源電池(E)が装着され
ると、この電池(E)の装着に連動して、スイッチ
(SW39)が閉成し、スイッチ(SW37)が開放され
る。従って、ブロック(151)にはスイッチ(S
39)を介して給電され、ブロック(9)には電源電池
(E)から直接給電される。(CS)はバックアップ
用コンデンサであり、ダイオード(D21)を介して電池
(E)から充電される。電池(E)が取りはずし動
作が行われうとスイッチ(SW39)が開かれ、スイッチ
(SW37)が閉成される。これによって、ブロック
(9)にはスイッチ(SW37)を介してバックアップ用
コンデンサ(CS)から給電される。一方、ブロック
(151)には、ダイオード(D23)があるのでコンデ
ンサ(CS)からは給電されず、余分な電流消費が防止
できる。従って、電池を取りはずした後はコンデンサ
(CS)によってブロック(9)に給電が行われるの
で、シフトレジスタ(SR)に記憶されたデータは、
コンデンサ(CS)の電荷が消費されてしまうまでに電
池を取り換えれば、なくなってしまうことはない。
第36図は第5図、第6図で示したフィルムの装着に関
する部分の変形である。第5図、第6図で示した実施例
では一定時間低速で巻上げを行い、低速での巻上げ途中
で裏蓋を閉成したときは低速での巻上げが継続されて、
低速での巻上げが終了すると直ちに高速での巻上げが開
始するものであった。この変形例では、一定量の低速巻
上げを行い、低速での巻上げ途中で裏蓋が閉成されると
直ちに高速での巻上げが開始するものである。
フィルムが装着されると、インバータ(IN)の出力
が“High”に立上りワンショット回路(OS)から
“High”のパルスが出力される。このパルスの立上り
でフリップ・フロップがセットされ、さらにこのパルス
の立下りでワンショット回路(OS11)がトリガーされ
て“High”のパルスが出力される。このパルスはオア
回路(OR)を介して端子(q)から出力され、フィ
ルムの巻上げが開始し、フリップ・フロップ(FF
がセットされて、トランジスタ(BT15)が導通して
(31)の回路への給電が開始する。このとき、フリッ
プ・フロップ(FF)のQ出力は“Low”なので、ア
ンド回路(AN)のゲートが閉じられて端子(q)に
出力されるパルスは端子(t)には出力されず、第3図
のサイリスタ(SCR)は導通しないので低速での巻
上げが行われる。そして、フィルムの移動に伴ってパー
フォレーション検出回路(33)から出力されるパーフ
ォレーションによるパルスがアンド回路(AN12)を介
してカウンタ(CO)へ入力される。そして一定数の
パーフォレーションをカウントすると、カウンタ(CO
)から“High”のパルスが出力され、このとき裏蓋
が開放されてインバータ(IN11)の出力が“High”
であればこのパルスはアンド回路(AN16)から端子
(LWE)に出力されて、巻上げ動作が停止する。さ
らに、フリップ・フロップ(FF10)がセットされて、
アンド回路(AN14)のゲートが開かれてパーフォレー
ション検出回路(33)からのパルスが第5図の各回路
(AN)、(CO)、(AN)、(37)に送出
される。さらに、アンド回路(AN12)のゲートが閉じ
られて以後パーフォレーション検出回路(33)からの
パルスはカウンタ(CO)には入力されない。
低速での巻上げが完了して撮影者が、裏蓋を閉成すると
インバータ(IN)の出力が“High”に立上りオア
回路(OR20)を介してフリップ・フロップ(FF
がリセットされ、アンド回路(AN10)の出力が“Hig
h”に立上ることでワンショット回路(OS10)から
“High”のパルスが出力され、オア回路(OR)を
介して端子(q)に出力されるとともに、フリップ・フ
ロップ(FF)がリセットされているので、このパル
スはアンド回路(AN)を介して端子(t)からも出
力される。従って、第5図、第6図で述べた、初駒まで
の高速での空送り(予備送り)が行われることになる。
また、低速での空送り(予備送り)が行われている時点
で裏蓋が閉成されると、インバータ(IN)の出力が
“High”になり、前述のように、ワンショット回路
(OS10)からのパルスがアンド回路(AN)を介し
て端子(t)に出力され低速から高速の空送り(予備送
り)に直ちに移行する。そして、一定量のフィルムの移
送が完了してカウンタ(CO)から“High”のパル
スが出力されるとフリップ・フロップがセットされてア
ンド回路(AN14)のゲートが開かれる。また、カウン
タ(CO)から“High”のパルスが出力されても、
裏蓋が閉成されてインバータ(IN11)の出力は“Lo
w”で端子(LWE)から“High”のパルスは出力さ
れず高速での巻上げが継続され、初駒までの高速での空
送りが行われて、空送りが停止する。なお、フリップ・
フロップ(FF10)がセットされて空送りが停止するま
でに、信号孔が設けられているフィルムの場合は読み取
りが行われるのは前述のとうりである。また、フリップ
・フロップ(FF)のQ出力は第6図の表示部(DI
7)、ノア回路(NO3)、(NO5)に送られてい
る。
発明の効果 以上、説明したように、本発明のフィルム予備送り装置
では、途中まで撮影したフィルムを再びカメラに装填し
て再び使用するときには、撮影済みコマ数に応じた予備
送りコマ数を設定手段によって設定するだけで、フィル
ムの未露光部分が画枠の位置に達するまでフィルムが自
動的に巻き上げられるので、従来と違い、何回も撮影動
作と巻上げ動作とを繰り返す必要がなく、操作が非常に
簡単になる。
また、実施態様項によれば、フィルムは露光を伴わずに
巻き上げられるので、レンズキャップ等によって遮光す
る必要もなくなり、より一層、操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はデータが設定されたフィルムの一例を示す平面
図、 第2図は第1図の信号穴の部分を拡大した図、 第3図はこの発明を適用したカメラの全体を示したブロ
ック回路図、 第4図は第3図のレリーズ用回路(5)の具体例の回路
図、 第5図および第6図は第3図のブロック(9)の具体例
の回路図、 第7図はパーフォレーションと信号穴の検出部の構成を
示す斜視図、 第8図は第7図の検出部を裏蓋側からみた平面図、 第9図は第8図の一点鎖線I−Iに沿った断面図、 第10図は第5図のパーフォレーション検出部(3
3)、信号孔検出部(35)及び読み取り回路(37)
の具体例の回路図、 第11図は第10図の回路の各部の波形を示すタイムチ
ャート、 第12図は撮影用駒にフィルム識別用の小孔が設けられ
ているフィルムを示す平面図、 第13図は第12図に示したフィルムのパーフォレーシ
ョンを検出する回路の回路図、 第14図は第13図の回路の各部の波形を示すタイムチ
ャート、 第15図は第12図に示したフィルムの検出部を示す斜
視図、 第16図は第15図の検出部を適用したカメラの断面
図、 第17図は第15図の検出部に接続される検出用回路の
回路図、 第18図は第17図の回路の各部の出力の波形を示す
図、 第19図は第15図の検出部に接続される検出用回路の
回路図、 第20図は第19図の回路の各部の波形を示す図、 第21図、第22図、第23図、第24図はパーフォレ
ーション検出部の光学マスクの効果を説明する断面図、 第25図は光学マスクの効果を説明するためのグラフ、 第26図はパーフォレーション検出部の具体的な構成を
示す断面図、 第27図は第3図のデータ写し込み用回路(21)、時
計用回路(23)、期限切れ警告回路(25)の具体例
の回路図、 第28図は第27図の期限切れ警告回路の変形例の回路
図、 第29図は第27図に示した2つのデータの大小を判別
する回路の具体例の回路図、第30図は第29図の各部
の波形を示すタイムチャート、 第31図は第3図のフィルム感度表示部(27)の具体
的な回路の回路図、 第32図は第5図に示したフィルムの撮影枚数表示部の
変形例の回路図、 第33図はフィルムタイプの警告回路の回路図、 第34図はフィルムタイプの警告回路の変形例の回路
図、 第35図は第3図の給電用の回路の変形例の回路図、 第36図は第5図、第6図で示したフィルムの装着に関
する部分の変形例の回路図である。 M1……巻上手段 CO1,CO3,CO6,CO7……第1の検出手段 SW9,NWI……出力手段 PN……設定手段 NO1……判別手段 OR19,q,BT11,Mg3,SW13……予備送り開始手段 COM,IN17,AN17,OS17,PWE……第2の検出手段 AN13,OR11,FF11,AN16,OS15,FWE……第3の検出手段 OR33,r,BT9……予備送り停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 大元 修二 (56)参考文献 特開 昭56−164331(JP,A) 特開 昭56−1924(JP,A) 特開 昭54−52525(JP,A) 特開 昭57−49939(JP,A) 実開 昭53−145839(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動でフィルムを巻き上げる巻上手段と、 フィルムの巻上げ量を検出する第1の検出手段と、 フィルムの装填に関連した装填信号を出力する出力手段
    と、 予備送りコマ数を設定する設定手段と、 その予備送りコマ数が設定されているか否かを判別する
    判別手段と、 前記装填信号に基づいて、前記巻上手段によるフィルム
    の予備送りを開始させる予備送り開始手段と 前記判別手段が予備送りコマ数が設定されていると判別
    しているとき、前記第1の検出手段の出力に基づいて、
    前記設定手段によって設定された予備送りコマ数分のフ
    ィルムが巻き上げられたか否かを検出する第2の検出手
    段と、 前記判別手段が予備送りコマ数は設定されていないと判
    別しているとき、前記第1の検出手段の出力に基づい
    て、所定量のフィルムが巻き上げられたか否かを検出す
    る第3の検出手段と、 前記第2の検出手段が、前記設定手段によって設定され
    た予備送りコマ数分のフィルムが巻き上げられたことを
    検出したとき、または、前記第3の検出手段が、所定量
    のフィルムが巻き上げられたことを検出したとき、前記
    巻上手段によるフィルムの予備送りを停止させる予備送
    り停止手段とを 備えたフィルムの予備送り装置。
  2. 【請求項2】前記第1の検出手段は、フィルム巻上げに
    伴って移動するパーフォレーションの数に対応した信号
    に基づいてフィルムの巻上量を検出する、特許請求の範
    囲第(1)項に記載のフィルムの予備送り装置。
  3. 【請求項3】前記巻上手段は露光を伴わずにフィルムを
    巻き上げる、特許請求の範囲第(1)項または第(2)項のい
    ずれかに記載のフィルムの予備送り装置。
JP63-299271A 1981-05-20 フイルムの予備送り装置 Expired - Lifetime JPH0648342B2 (ja)

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