JPH06130470A - 閃光発光装置を有するカメラ - Google Patents

閃光発光装置を有するカメラ

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JPH06130470A
JPH06130470A JP4280231A JP28023192A JPH06130470A JP H06130470 A JPH06130470 A JP H06130470A JP 4280231 A JP4280231 A JP 4280231A JP 28023192 A JP28023192 A JP 28023192A JP H06130470 A JPH06130470 A JP H06130470A
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JP
Japan
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light emitting
bounce
state
film
optical axis
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Withdrawn
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JP4280231A
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English (en)
Inventor
Yasuo Asakura
康夫 朝倉
Tatsuya Suzuki
達哉 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色彩のある反射部で光を反射させるバウンス
撮影を行っても、適正な色調のプリントを得ることがで
きる閃光発光装置を有するカメラを提供する。 【構成】 バウンス発光可能なストロボ発光装置17
と、このストロボ発光装置17のバウンス発光時に、該
ストロボ発光装置17の発光方向からの光束の色度を光
学フィルタ1a,1b,1cを通して受光素子2a,2
b,2cによりそれぞれ光を受けて測定する測色手段7
と、この測色手段7の出力に基づいて色補正量を演算す
るCPU15と、このCPU15によって得られた情報
をフィルムに記録する書込みヘッド23とを備えた閃光
発光装置を有するカメラ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バウンス撮影可能なカ
メラ、より詳しくは、閃光発光装置で発光した照明光を
壁や天井等の反射部にバウンスさせて撮影を行うバウン
ス撮影可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】閃光発光装置で発光した照明光を壁や天
井等にバウンスさせて撮影を行うバウンス撮影可能なカ
メラは、従来種々提案されていて、閃光発光装置である
ストロボの影が出ないように、または、ストロボ発光時
に被写体の凹凸によりコントラストが高くならないよう
にバウンス撮影を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバウンス撮影可能なカメラでは、反射部の色によっ
て、バウンス光の色調が変化することがあるという問題
点があった。すなわち、全く色彩のない白やグレーの
壁,天井などの反射部で反射させる場合には色調は変化
しないが、このような場合はむしろ少なく、実際には反
射部はわずか、またはかなり色彩がある場合が多いた
め、反射光の色調が変化して撮影したフィルムからのプ
リントの色調が適正なものとは異なったものとなる。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、色彩のある反射部で光を反射させるバウンス
撮影を行っても、適正な色調のプリントを得ることので
きるバウンス撮影可能なカメラを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるバウンス撮影可能なカメラは、カメ
ラ本体に対して撮影光軸に平行な発光光軸を有する通常
発光状態と同撮影光軸と異なる方向の発光光軸を有する
バウンス発光状態とに移動可能に設けられレリーズスイ
ッチに同期して発光する閃光発光装置と、この閃光発光
装置の状態がバウンス発光状態か否かを検出するバウン
ス発光状態検出手段と、上記閃光発光装置の発光光軸と
略平行に設けられ少なくとも上記バウンス発光状態検出
手段によりバウンス発光状態と判断されたときに発光方
向からの光束の色度を測定する色度測定手段と、この色
度測定手段の出力に基づいて基準色調レベルに対する色
補正量を演算する色補正量演算手段と、この色補正量演
算手段によって得られた色補正量情報をフィルムに記憶
する色補正量情報記憶手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0006】また、本発明によるバウンス撮影可能なカ
メラは、カメラ本体に対して撮影光軸に平行な発光光軸
を有する通常発光状態と同撮影光軸と異なる方向の発光
光軸を有するバウンス発光状態とに移動可能に設けられ
レリーズスイッチに同期して発光する閃光発光装置と、
この閃光発光装置をバウンス発光状態に設定するバウン
ス発光状態設定手段と、このバウンス発光状態設定手段
の出力によって上記閃光発光装置の状態がバウンス発光
状態か否かを検出するバウンス発光状態検出手段と、上
記閃光発光装置の発光光軸と略平行に設けられ少なくと
も上記バウンス発光状態検出手段によりバウンス発光状
態と判断されたときに発光方向からの光束の色度を測定
する色度測定手段と、この色度測定手段の出力に基づい
て基準色調レベルに対する色補正量を演算する色補正量
演算手段と、この色補正量演算手段によって得られた色
補正量情報をフィルムに記憶する色補正量情報記憶手段
とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるバウンス撮影可能なカメラは、閃
光発光装置がレリーズスイッチに同期して発光し、バウ
ンス発光状態検出手段により上記閃光発光装置の状態が
バウンス発光状態か否かを検出し、少なくとも上記バウ
ンス発光状態検出手段によりバウンス発光状態と判断さ
れたときに色度測定手段が発光方向からの光束の色度を
測定し、この色度測定手段の出力に基づいて色補正量演
算手段が基準色調レベルに対する色補正量を演算し、こ
の色補正量演算手段によって得られた色補正量情報を色
補正量情報記憶手段がフィルムに記憶する。
【0008】また、本発明によるバウンス撮影可能なカ
メラは、バウンス発光状態設定手段により閃光発光装置
をバウンス発光状態に設定し、この閃光発光装置がレリ
ーズスイッチに同期して発光し、上記バウンス発光状態
設定手段の出力によって上記閃光発光装置の状態がバウ
ンス発光状態か否かをバウンス発光状態検出手段が検出
し、少なくとも上記バウンス発光状態検出手段によりバ
ウンス発光状態と判断されたときに色度測定手段が発光
方向からの光束の色度を測定し、この色度測定手段の出
力に基づいて色補正量演算手段が基準色調レベルに対す
る色補正量を演算し、この色補正量演算手段によって得
られた色補正量情報を色補正量情報記憶手段がフィルム
に記憶する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例のバウンス撮影可能な
カメラを示したブロック図である。このバウンス撮影可
能なカメラは、色度測定手段である測色手段7と、測光
手段10と、ストロボ制御回路16により制御される閃
光発光装置としてのストロボ発光装置17と、駆動回路
18により駆動されるシャッタ19,絞り20,フィル
ム給送モータ21と、測距手段12と、フィルム感度設
定手段11と、フォトリフレクタ22と、色補正量情報
記憶手段としての書込ヘッド23と、レリーズスイッチ
24と、バウンス発光状態検出手段であるバウンススイ
ッチ27とを有し、色補正量演算手段を兼ねるCUP1
5により制御するようになっている。
【0010】上記測色手段7は、撮影画面の光の色度を
測定して色調信号を出力するものであり、光学フィルタ
1a,1b,1cと、この光学フィルタ1a,1b,1
cを通して光を受ける受光素子2a,2b,2cと、こ
の受光素子2a,2b,2cと接続されている光電変換
回路3a,3b,3cと、この光電変換回路3a,3
b,3cからの各出力をサンプルホールドするサンプル
ホールド回路4a,4b,4cと、このサンプルホール
ド回路4a,4b,4cからの出力を選択する選択スイ
ッチ5a,5b,5cと、この選択スイッチ5a,5
b,5cと接続され各サンプルホールド回路4a,4
b,4cの出力を順次、A/D変換して上記CPU15
にデジタル信号を出力するA/D変換部6とから構成さ
れる。
【0011】ここで上記光学フィルタと受光素子は、光
学フィルタ1aと受光素子2a,光学フィルタ1bと受
光素子2b,光学フィルタ1cと受光素子2cの組み合
わせで、それぞれスペクトル刺激値x(バー),y(バ
ー),z(バー)の分光感度を有するものであり、図2
はこのスペクトル刺激値x(バー),y(バー),z
(バー)の分光感度特性を示したものである。
【0012】上記測光手段10は、被写体の輝度を測光
する受光素子8と、この受光素子8の出力を光電変換し
て上記CPU15に測光値を出力する測光回路9とを有
している。上記フィルム感度設定手段11は、フィルム
マガジン60(図3参照)に設けられているDXコード
からフィルムの感度を読み取るための読み取りスイッチ
である。上記測距手段12は、被写体までの距離を測定
するものであり、AFセンサ等で構成されている。
【0013】上記ストロボ制御回路16は、CPU15
からの制御信号でストロボ発光回路17を発光させるも
のである。そして、このストロボ発光装置17は、Xe
管(キセノン管)や反射がさ等で構成されている。上記
駆動回路18は、CPU15からの制御信号でシャッタ
19,絞り20,フィルム給送モータ21を駆動するよ
うになっている。シャッタ19は駆動回路18により所
定のシャッタスピードで動作する。絞り20は駆動回路
18により所定の絞り口径に変化する。フィルム給送モ
ータ21はフィルム62の巻上げ,巻戻しを行う。
【0014】上記フォトリフレクタ22は、フィルム6
2(図3参照)のパーフォレーションの移動を検出し、
CPU15に給送信号を出力する。上記書込みヘッド2
3は、フィルム62の磁気コート面に所定の信号を記録
する磁気ヘッドであり、CPU15により制御されるよ
うになっている。上記レリーズスイッチ24は、撮影者
のレリーズ動作によりオンするスイッチである。上記バ
ウンススイッチ27は、ストロボ発光装置17が撮影者
の操作によりバウンス発光状態になったときに自動的に
オンするスイッチである。
【0015】このような構成のバウンス撮影可能なカメ
ラのフィルム給送装置を、後方より透視した斜視図を図
3(A),(B)に示す。ここに、図3(A)はフィル
ム62を巻取スプールに巻き付けている状態を示したも
のであり、図3(B)はフィルム62をフィルムマガジ
ン内に巻戻している状態を示したものである。
【0016】カメラ本体に設けられたフィルム給送モー
タ21の出力軸には、ピニオンギヤー43が設けられて
おり、このピニオンギヤー43は太陽ギヤー44と噛合
している。さらにこの太陽ギヤー44は遊星ギヤー45
と噛合しており、該遊星ギヤー45はギヤーアーム46
を介して太陽ギヤー44の回転軸周りに公転されるよう
に支持されている。
【0017】また、カメラ本体の、後方より向かって右
側に設けられたフィルム巻取室には、フィルム62を巻
取るための巻取スプール47が回転自在に設けられてお
り、該巻取スプール47の上端面には、上記遊星ギヤー
45が反時計方向に公転した際に該遊星ギヤー45と噛
合するスプールギヤー47aが一体的に設けられてい
る。
【0018】一方、上記遊星ギヤー45が時計方向に公
転した際に該遊星ギヤー45と噛合する位置に、アイド
ルギヤー57が設けられており、遊星ギヤー45はこの
アイドルギヤー57と、これに噛合しているアイドルギ
ヤー56,55,52とを介して、カプラーギヤー63
に連結される。
【0019】また、カメラ本体の後方より向かって左側
には、2点鎖線で示すフィルムマガジン60が収納され
るマガジン収納室が設けられている。このマガジン収納
室の上方には、先端が「−」状に突出して形成されたカ
プラー64を有するカプラーギヤー63が回転自在に設
けられている。このカプラー64はフィルムマガジン6
0に設けられたスプールの溝と係合し、該スプールと軸
周りに一体にされる。なお、該カプラーギヤー63は、
上述したようにアイドルギヤー52と常に噛合してい
る。
【0020】また、巻取スプール47よりやや中央より
のフィルム62のパーフォレーションと対向する高さ位
置には、カメラ本体に対して固定され、フィルム62の
パーフォレーションが通過するたびにパルス信号を出力
するフォトリフレクタ(以下、PRと省略する)22が
設けられている。
【0021】また、フィルム62の裏面側には、撮影情
報等の所定の情報をフィルム62の裏面側に設けられて
いる磁気コート面に記録するための磁気ヘッド(書き込
みヘッド)23を有している。
【0022】次に、このように構成されたフィルム給送
装置の動作を説明する。フィルム62の巻上時は、図3
(A)に示すように、遊星ギヤー45とスプールギヤー
47aは噛合していて、CPU15の制御動作によりフ
ィルム給送モータ21が矢印方向に回転することで巻取
スプール47が矢印方向に回転し、フィルムマガジン6
0内からフィルム62を矢印A方向に引き出して巻取ス
プール47に巻取る。同時にフォトリフレクタ22でフ
ィルム62の給送量を検出し、1コマ分巻上げた状態で
フィルム給送モータ21を停止する。また、この巻上げ
動作中に、CPU15からの信号により磁気ヘッド23
はフィルム62に撮影情報を記録する。
【0023】一方、フィルム62の巻戻し時はCPU1
5の制御情報を記録するようになっている。このフィル
ム62の巻戻し時は、図3(B)に示すように、遊星ギ
ヤー45とアイドルギヤー57は噛合していて、CPU
15の制御動作によりフィルム給送モータ21が矢印方
向に回転することで、カプラーギヤー53およびカプラ
ー54が矢印方向に回転し、巻取スプール47に巻取ら
れていたフィルム62をフィルムマガジン60内に巻戻
す。このとき、フィルム62は矢印B方向に移動する。
【0024】次に、この実施例の通常撮影状態におけ
る、測色手段7と測光手段10とストロボ発光装置17
のカメラ内における配置を図4に示す。図示のごとく、
カメラ本体30にはテイキングレンズ31が設けられて
いて、このテイキングレンズ31の撮影光軸Oの後方に
はフィルム62が該撮影光軸Oに垂直に配設されてい
る。そして、このフィルムの62の裏面側やや下部に
は、書込みヘッド23が設けられている。
【0025】一方、該カメラ本体30の上部には、スト
ロボケース28が軸29周りに回動自在に設けられてい
て、このストロボケース28にはストロボ発光装置17
と、測色手段7が設けられている。また、該ストロボケ
ース28の近傍下側には測光手段10が配設されてい
る。
【0026】上記測光手段10は測光光軸Pを有してい
て、撮影光軸Oとほぼ平行に設けられている。また、測
色手段7は測色光軸Rを有していて、ストロボ発光装置
17のストロボ光軸Qとほぼ平行に設けられている。な
お、通常撮影状態においてはストロボ光軸Qおよび測色
光軸Rは、撮影光軸Oとほぼ平行になるように設定され
ている。
【0027】次に、バウンス撮影状態における、測色手
段7と測光手段10とストロボ発光装置17のカメラ内
における配置を図5に示す。図示のごとく、ストロボケ
ース28は軸29を中心に上方へ回動しており、ほぼ平
行に設けられているストロボ光軸Qと測色光軸Rは、撮
影光軸Oに対して上方へ所定の角度傾いている。
【0028】このようなバウンス撮影状態におけるスト
ロボ光の反射部による反射状態を図6に示す。図示のご
とく、ストロボケース28内のストロボ発光装置17か
ら発光した光は、天井等の反射部32により反射して被
写体33を照射する。ここで、ストロボ光束は、反射部
32の色調によって被写体33を照射する反射光の色度
が変化する。なお、このストロボ光は、打点で示したス
トロボ光束の通過範囲のように、被写体33付近におい
てθで示した撮影画角を十分にカバーするものである。
【0029】このような本実施例の作用を、図7を参照
して説明する。まず、レリーズ動作によってレリーズス
イッチ24がオンされたかどうかを判断し(S1)、オ
ンと判断した場合は、測距手段12によって被写体まで
の距離を測距して(S2)、この測距情報に基づいてフ
ォーカシングを行い(S3)、測光手段10によって被
写体の輝度を測光し、この測光値をCPU15に出力す
る(S4)。そして、CPU15はフィルム感度設定手
段11のフィルム感度値を入力する(S5)。
【0030】CPU15は、測光手段10およびフィル
ム感度設定手段11の出力によりストロボ発光が必要か
どうかを判断し(S6)、被写体が所定輝度より明るい
ことでストロボ発光が不用であると判断した場合には、
該測光手段10およびフィルム感度設定手段11からの
入力値に基づき、適正なシャッタスピード値と絞り口径
値を算出して(S7)、駆動回路18によりシャッタ1
9と絞り20を算出値通りに駆動制御し(S8,S
9)、フィルム62に露光する。
【0031】次に、測色手段7が被写体の色度を測定
し、色調信号をCPU15に出力する(S10)。CP
U15は、この入力した色調信号を基準色調レベルと比
較し、プリント時の最適な色補正量を算出する(S1
1)。そして、CPU15は、駆動回路18によりフィ
ルム給送モータ21を動作させてフィルム62を1コマ
分巻上げるとともに(S12)、同時に、算出した色補
正量信号を磁気ヘッド23に出力し、巻上げ動作中に、
フィルム62にプリント時の色補正量情報を記録する
(S13)。
【0032】一方、CPU15は、測光手段10および
フィルム感度設定手段11の出力により被写体が所定輝
度より暗くストロボ発光が必要であると判断したら、バ
ウンススイッチ27の状態をモニターし(S14)、通
常撮影状態である場合は、測光手段10,フィルム感度
設定手段11,測距手段12からの入力値に基づき、適
正なシャッタスピード値と絞り口径値を算出する(S1
5)。
【0033】そして、駆動回路18によりシャッタ19
と絞り20を算出値通りに駆動制御するとともに、シャ
ッタ19の開口中にストロボ制御回路16によりストロ
ボ発光装置17を発光させる。ここで測光手段10はシ
ャッタ19の開口開始時点から再度測光を開始し、フィ
ルムへの露光量が適正となった時点で17の発光を停止
する(S16,S17)。
【0034】次に、CPU15は、フィルム給送モータ
21をオンし、前述と同様にフィルム62を1コマ分巻
上げる(S18)。このときは、露光中の被写体は、外
光の色度の影響が少なく、ストロボ光の色度でほとんど
決定される。ここで、ストロボ光は一般に色補正不用な
色調レベルで発光するため、フィルム62の巻上げ動作
中には、プリント時の色補正量がゼロに相当する色補正
量情報をフィルム62の磁気記録部に記録する(S1
9)。
【0035】なお、フィルム62に色補正量情報が記録
されていない場合には、プリント時に色補正をしないこ
とが一般的になると推定できるため、ストロボ発光時は
色補正量情報をフィルム62に記録しなくてもかまわな
い。一方、ストロボ発光装置のXe管を小型化すると、
発光した光の色温度が上がり色補正が必要となることが
ある。こういったストロボ発光装置を有するカメラにお
いては、ストロボ光の色調と基準色調レベルとの差に相
当する所定値を、色補正量情報としてフィルム62に記
録しても良い。
【0036】一方、CPU15は、バウンススイッチ2
7のモニターにより、バウンス撮影状態であると判断し
たら、測光手段10,フィルム感度設定手段11からの
入力値に基づき、適正なシャッタスピード値と絞り口径
値とを算出する(S20)。そして、駆動回路18によ
りシャッタ19と絞り20を算出値通りに駆動制御する
とともに、シャッタ19の開口中にストロボ制御回路1
6によりストロボ発光装置17を発光させる。ここで測
光手段10はシャッタ19の開口開始時点から再度測光
を開始し、フィルムへの露光量が適正となった時点で1
7の発光を停止する。さらに、測色手段7は、17の発
光開始時点から発光停止までの間、ストロボ発光方向の
反射領域の色度を測定し、色調信号をCPU15に出力
する(S21,S22)。次に、CPU15は測色手段
7から入力した色調信号を基準色調レベルと比較し、プ
リント時の最適な色補正量を算出する(S23)。
【0037】次に、CPU15は、駆動回路18により
フィルム給送モータ21を動作させフィルム62を1コ
マ分巻き上げるとともに(S12)、同時に、算出した
色補正信号を磁気ヘッド23に出力し、巻上げ動作中
に、フィルム62にプリント時の色補正量情報を記録す
る(S25)。さらに、1コマ巻上げが完了したかどう
かを判断し、完了した場合はフィルム給送モータ21を
オフして(S26,S27)本シーケンスを終了する。
【0038】なお、本実施例では、バウンススイッチ2
7はストロボ発光装置17がバウンス撮影状態になった
ときに自動的にオンすると説明したが、バウンス発光状
態設定手段であるスイッチを設けて、このスイッチをオ
ンに操作することで自動的にストロボ発光装置17がバ
ウンス状態になり、該スイッチがオンになることにより
バウンス状態が検出されるカメラであってもかまわな
い。また、撮影者が手動で切り換えて仰角方向の角度を
設定する手動設定スイッチを設け、これによりバウンス
状態に設定した際に、バウンス状態が検出されるように
してもかまわない。
【0039】また、本実施例では反射式の測色手段で説
明したが、光学フィルタ1a,1b,1cの前面に白色
の光学フィルタを設けた入射光式の測色手段としてもか
まわないことはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
彩のある反射部で光を反射させるバウンス撮影を行って
も、適正な色調のプリントを得ることのできるバウンス
撮影可能なカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバウンス撮影可能なカメラ
を示すブロック図。
【図2】上記実施例の光学フィルタと受光素子との組み
合わせによるスペクトル刺激値の分光感度を示す線図。
【図3】上記実施例のバウンス撮影可能なカメラのフィ
ルム給送装置の、(A)フィルムを巻取スプールに巻き
付けている状態を後方より示した斜視図,(B)フィル
ムをフィルムマガジン内に巻戻している状態を後方より
示した斜視図。
【図4】上記実施例の通常撮影状態における、測色手段
と測光手段とストロボ発光装置のカメラ内における配置
を示した側方透視図。
【図5】上記実施例のバウンス撮影状態における、測色
手段と測光手段とストロボ発光装置のカメラ内における
配置を示した側方透視図。
【図6】上記実施例のバウンス撮影状態における、スト
ロボ光束の反射部による反射状態を示す線図。
【図7】上記実施例のバウンス撮影可能なカメラの動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
7…測色手段(色度測定手段) 15…CPU(色補正量演算手段) 17…ストロボ発光装置(閃光発光装置) 23…書込みヘッド(色補正量情報記憶手段) 27…バウンススイッチ(バウンス状態検出手段)
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 閃光発光装置を有するカメラ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光発光装置を有する
カメラ、より詳しくは、閃光発光装置で発光した照明光
を壁や天井等の反射部にバウンスさせて撮影を行う閃光
発光装置を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】閃光発光装置で発光した照明光を壁や天
井等にバウンスさせて撮影を行う閃光発光装置を有する
カメラは、従来種々提案されていて、閃光発光装置であ
るストロボの影が出ないように、または、ストロボ発光
時に被写体の凹凸によりコントラストが高くならないよ
うにバウンス撮影を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の閃光発光装置を有するカメラでは、反射部の色によ
って、バウンス光の色調が変化することがあるという問
題点があった。すなわち、全く色彩のない白やグレーの
壁,天井などの反射部で反射させる場合には色調は変化
しないが、このような場合はむしろ少なく、実際には反
射部はわずか、またはかなり色彩がある場合が多いた
め、反射光の色調が変化して撮影したフィルムからのプ
リントの色調が適正なものとは異なったものとなる。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、色彩のある反射部で光を反射させるバウンス
撮影を行っても、適正な色調のプリントを得ることので
きる閃光発光装置を有するカメラを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による閃光発光装置を有するカメラは、
ウンス発光可能な閃光発光装置と、この閃光発光装置の
バウンス発光時に該閃光発光装置の発光方向からの光束
の色度を測定する測色手段と、この測色手段の出力に基
づいて色補正量を演算する演算手段と、この演算手段に
よって得られた情報をフィルムに記録する記録手段とを
備えている。
【0006】
【作用】本発明による閃光発光装置を有するカメラは、
上記閃光発光装置がバウンス発光した時に、測色手段が
上記閃光発光装置の発光方向からの光束の色度を測定
し、この測色手段の出力に基づいて演算手段が色補正量
を演算し、この演算手段によって得られた情報を記録手
段がフィルムに記録する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例の閃光発光装置を有す
るカメラを示したブロック図である。この閃光発光装置
を有するカメラは、色度測定手段である測色手段7と、
測光手段10と、ストロボ制御回路16により制御され
る閃光発光装置としてのストロボ発光装置17と、駆動
回路18により駆動されるシャッタ19,絞り20,フ
ィルム給送モータ21と、測距手段12と、フィルム感
度設定手段11と、フォトリフレクタ22と、色補正量
情報記憶手段としての書込ヘッド23と、レリーズスイ
ッチ24と、バウンス発光状態検出手段であるバウンス
スイッチ27とを有し、色補正量演算手段を兼ねるCU
P15により制御するようになっている。
【0008】上記測色手段7は、撮影画面の光の色度を
測定して色調信号を出力するものであり、光学フィルタ
1a,1b,1cと、この光学フィルタ1a,1b,1
cを通して光を受ける受光素子2a,2b,2cと、こ
の受光素子2a,2b,2cと接続されている光電変換
回路3a,3b,3cと、この光電変換回路3a,3
b,3cからの各出力をサンプルホールドするサンプル
ホールド回路4a,4b,4cと、このサンプルホール
ド回路4a,4b,4cからの出力を選択する選択スイ
ッチ5a,5b,5cと、この選択スイッチ5a,5
b,5cと接続され各サンプルホールド回路4a,4
b,4cの出力を順次、A/D変換して上記CPU15
にデジタル信号を出力するA/D変換部6とから構成さ
れる。
【0009】ここで上記光学フィルタと受光素子は、光
学フィルタ1aと受光素子2a,光学フィルタ1bと受
光素子2b,光学フィルタ1cと受光素子2cの組み合
わせで、それぞれスペクトル刺激値x(バー),y(バ
ー),z(バー)の分光感度を有するものであり、図2
はこのスペクトル刺激値x(バー),y(バー),z
(バー)の分光感度特性を示したものである。
【0010】上記測光手段10は、被写体の輝度を測光
する受光素子8と、この受光素子8の出力を光電変換し
て上記CPU15に測光値を出力する測光回路9とを有
している。上記フィルム感度設定手段11は、フィルム
マガジン60(図3参照)に設けられているDXコード
からフィルムの感度を読み取るための読み取りスイッチ
である。上記測距手段12は、被写体までの距離を測定
するものであり、AFセンサ等で構成されている。
【0011】上記ストロボ制御回路16は、CPU15
からの制御信号でストロボ発光回路17を発光させるも
のである。そして、このストロボ発光装置17は、Xe
管(キセノン管)や反射がさ等で構成されている。上記
駆動回路18は、CPU15からの制御信号でシャッタ
19,絞り20,フィルム給送モータ21を駆動するよ
うになっている。シャッタ19は駆動回路18により所
定のシャッタスピードで動作する。絞り20は駆動回路
18により所定の絞り口径に変化する。フィルム給送モ
ータ21はフィルム62の巻上げ,巻戻しを行う。
【0012】上記フォトリフレクタ22は、フィルム6
2(図3参照)のパーフォレーションの移動を検出し、
CPU15に給送信号を出力する。上記書込みヘッド2
3は、フィルム62の磁気コート面に所定の信号を記録
する磁気ヘッドであり、CPU15により制御されるよ
うになっている。上記レリーズスイッチ24は、撮影者
のレリーズ動作によりオンするスイッチである。上記バ
ウンススイッチ27は、ストロボ発光装置17が撮影者
の操作によりバウンス発光状態になったときに自動的に
オンするスイッチである。
【0013】このような構成の閃光発光装置を有するカ
メラのフィルム給送装置を、後方より透視した斜視図を
図3(A),(B)に示す。ここに、図3(A)はフィ
ルム62を巻取スプールに巻き付けている状態を示した
ものであり、図3(B)はフィルム62をフィルムマガ
ジン内に巻戻している状態を示したものである。
【0014】カメラ本体に設けられたフィルム給送モー
タ21の出力軸には、ピニオンギヤー43が設けられて
おり、このピニオンギヤー43は太陽ギヤー44と噛合
している。さらにこの太陽ギヤー44は遊星ギヤー45
と噛合しており、該遊星ギヤー45はギヤーアーム46
を介して太陽ギヤー44の回転軸周りに公転されるよう
に支持されている。
【0015】また、カメラ本体の、後方より向かって右
側に設けられたフィルム巻取室には、フィルム62を巻
取るための巻取スプール47が回転自在に設けられてお
り、該巻取スプール47の上端面には、上記遊星ギヤー
45が反時計方向に公転した際に該遊星ギヤー45と噛
合するスプールギヤー47aが一体的に設けられてい
る。
【0016】一方、上記遊星ギヤー45が時計方向に公
転した際に該遊星ギヤー45と噛合する位置に、アイド
ルギヤー57が設けられており、遊星ギヤー45はこの
アイドルギヤー57と、これに噛合しているアイドルギ
ヤー56,55,52とを介して、カプラーギヤー63
に連結される。
【0017】また、カメラ本体の後方より向かって左側
には、2点鎖線で示すフィルムマガジン60が収納され
るマガジン収納室が設けられている。このマガジン収納
室の上方には、先端が「−」状に突出して形成されたカ
プラー64を有するカプラーギヤー63が回転自在に設
けられている。このカプラー64はフィルムマガジン6
0に設けられたスプールの溝と係合し、該スプールと軸
周りに一体にされる。なお、該カプラーギヤー63は、
上述したようにアイドルギヤー52と常に噛合してい
る。
【0018】また、巻取スプール47よりやや中央より
のフィルム62のパーフォレーションと対向する高さ位
置には、カメラ本体に対して固定され、フィルム62の
パーフォレーションが通過するたびにパルス信号を出力
するフォトリフレクタ(以下、PRと省略する)22が
設けられている。
【0019】また、フィルム62の裏面側には、撮影情
報等の所定の情報をフィルム62の裏面側に設けられて
いる磁気コート面に記録するための磁気ヘッド(書き込
みヘッド)23を有している。
【0020】次に、このように構成されたフィルム給送
装置の動作を説明する。フィルム62の巻上時は、図3
(A)に示すように、遊星ギヤー45とスプールギヤー
47aは噛合していて、CPU15の制御動作によりフ
ィルム給送モータ21が矢印方向に回転することで巻取
スプール47が矢印方向に回転し、フィルムマガジン6
0内からフィルム62を矢印A方向に引き出して巻取ス
プール47に巻取る。同時にフォトリフレクタ22でフ
ィルム62の給送量を検出し、1コマ分巻上げた状態で
フィルム給送モータ21を停止する。また、この巻上げ
動作中に、CPU15からの信号により磁気ヘッド23
はフィルム62に撮影情報を記録する。
【0021】一方、フィルム62の巻戻し時はCPU1
5の制御情報を記録するようになっている。このフィル
ム62の巻戻し時は、図3(B)に示すように、遊星ギ
ヤー45とアイドルギヤー57は噛合していて、CPU
15の制御動作によりフィルム給送モータ21が矢印方
向に回転することで、カプラーギヤー53およびカプラ
ー54が矢印方向に回転し、巻取スプール47に巻取ら
れていたフィルム62をフィルムマガジン60内に巻戻
す。このとき、フィルム62は矢印B方向に移動する。
【0022】次に、この実施例の通常撮影状態におけ
る、測色手段7と測光手段10とストロボ発光装置17
のカメラ内における配置を図4に示す。図示のごとく、
カメラ本体30にはテイキングレンズ31が設けられて
いて、このテイキングレンズ31の撮影光軸Oの後方に
はフィルム62が該撮影光軸Oに垂直に配設されてい
る。そして、このフィルムの62の裏面側やや下部に
は、書込みヘッド23が設けられている。
【0023】一方、該カメラ本体30の上部には、スト
ロボケース28が軸29周りに回動自在に設けられてい
て、このストロボケース28にはストロボ発光装置17
と、測色手段7が設けられている。また、該ストロボケ
ース28の近傍下側には測光手段10が配設されてい
る。
【0024】上記測光手段10は測光光軸Pを有してい
て、撮影光軸Oとほぼ平行に設けられている。また、測
色手段7は測色光軸Rを有していて、ストロボ発光装置
17のストロボ光軸Qとほぼ平行に設けられている。な
お、通常撮影状態においてはストロボ光軸Qおよび測色
光軸Rは、撮影光軸Oとほぼ平行になるように設定され
ている。
【0025】次に、バウンス撮影状態における、測色手
段7と測光手段10とストロボ発光装置17のカメラ内
における配置を図5に示す。図示のごとく、ストロボケ
ース28は軸29を中心に上方へ回動しており、ほぼ平
行に設けられているストロボ光軸Qと測色光軸Rは、撮
影光軸Oに対して上方へ所定の角度傾いている。
【0026】このようなバウンス撮影状態におけるスト
ロボ光の反射部による反射状態を図6に示す。図示のご
とく、ストロボケース28内のストロボ発光装置17か
ら発光した光は、天井等の反射部32により反射して被
写体33を照射する。ここで、ストロボ光束は、反射部
32の色調によって被写体33を照射する反射光の色度
が変化する。なお、このストロボ光は、打点で示したス
トロボ光束の通過範囲のように、被写体33付近におい
てθで示した撮影画角を十分にカバーするものである。
【0027】このような本実施例の作用を、図7を参照
して説明する。まず、レリーズ動作によってレリーズス
イッチ24がオンされたかどうかを判断し(S1)、オ
ンと判断した場合は、測距手段12によって被写体まで
の距離を測距して(S2)、この測距情報に基づいてフ
ォーカシングを行い(S3)、測光手段10によって被
写体の輝度を測光し、この測光値をCPU15に出力す
る(S4)。そして、CPU15はフィルム感度設定手
段11のフィルム感度値を入力する(S5)。
【0028】CPU15は、測光手段10およびフィル
ム感度設定手段11の出力によりストロボ発光が必要か
どうかを判断し(S6)、被写体が所定輝度より明るい
ことでストロボ発光が不用であると判断した場合には、
該測光手段10およびフィルム感度設定手段11からの
入力値に基づき、適正なシャッタスピード値と絞り口径
値を算出して(S7)、駆動回路18によりシャッタ1
9と絞り20を算出値通りに駆動制御し(S8,S
9)、フィルム62に露光する。
【0029】次に、測色手段7が被写体の色度を測定
し、色調信号をCPU15に出力する(S10)。CP
U15は、この入力した色調信号を基準色調レベルと比
較し、プリント時の最適な色補正量を算出する(S1
1)。そして、CPU15は、駆動回路18によりフィ
ルム給送モータ21を動作させてフィルム62を1コマ
分巻上げるとともに(S12)、同時に、算出した色補
正量信号を磁気ヘッド23に出力し、巻上げ動作中に、
フィルム62にプリント時の色補正量情報を記録する
(S13)。
【0030】一方、CPU15は、測光手段10および
フィルム感度設定手段11の出力により被写体が所定輝
度より暗くストロボ発光が必要であると判断したら、バ
ウンススイッチ27の状態をモニターし(S14)、通
常撮影状態である場合は、測光手段10,フィルム感度
設定手段11,測距手段12からの入力値に基づき、適
正なシャッタスピード値と絞り口径値を算出する(S1
5)。
【0031】そして、駆動回路18によりシャッタ19
と絞り20を算出値通りに駆動制御するとともに、シャ
ッタ19の開口中にストロボ制御回路16によりストロ
ボ発光装置17を発光させる。ここで測光手段10はシ
ャッタ19の開口開始時点から再度測光を開始し、フィ
ルムへの露光量が適正となった時点で17の発光を停止
する(S16,S17)。
【0032】次に、CPU15は、フィルム給送モータ
21をオンし、前述と同様にフィルム62を1コマ分巻
上げる(S18)。このときは、露光中の被写体は、外
光の色度の影響が少なく、ストロボ光の色度でほとんど
決定される。ここで、ストロボ光は一般に色補正不用な
色調レベルで発光するため、フィルム62の巻上げ動作
中には、プリント時の色補正量がゼロに相当する色補正
量情報をフィルム62の磁気記録部に記録する(S1
9)。
【0033】なお、フィルム62に色補正量情報が記録
されていない場合には、プリント時に色補正をしないこ
とが一般的になると推定できるため、ストロボ発光時は
色補正量情報をフィルム62に記録しなくてもかまわな
い。一方、ストロボ発光装置のXe管を小型化すると、
発光した光の色温度が上がり色補正が必要となることが
ある。こういったストロボ発光装置を有するカメラにお
いては、ストロボ光の色調と基準色調レベルとの差に相
当する所定値を、色補正量情報としてフィルム62に記
録しても良い。
【0034】一方、CPU15は、バウンススイッチ2
7のモニターにより、バウンス撮影状態であると判断し
たら、測光手段10,フィルム感度設定手段11からの
入力値に基づき、適正なシャッタスピード値と絞り口径
値とを算出する(S20)。そして、駆動回路18によ
りシャッタ19と絞り20を算出値通りに駆動制御する
とともに、シャッタ19の開口中にストロボ制御回路1
6によりストロボ発光装置17を発光させる。ここで測
光手段10はシャッタ19の開口開始時点から再度測光
を開始し、フィルムへの露光量が適正となった時点で1
7の発光を停止する。さらに、測色手段7は、17の発
光開始時点から発光停止までの間、ストロボ発光方向の
反射領域の色度を測定し、色調信号をCPU15に出力
する(S21,S22)。次に、CPU15は測色手段
7から入力した色調信号を基準色調レベルと比較し、プ
リント時の最適な色補正量を算出する(S23)。
【0035】次に、CPU15は、駆動回路18により
フィルム給送モータ21を動作させフィルム62を1コ
マ分巻き上げるとともに(S12)、同時に、算出した
色補正信号を磁気ヘッド23に出力し、巻上げ動作中
に、フィルム62にプリント時の色補正量情報を記録す
る(S25)。さらに、1コマ巻上げが完了したかどう
かを判断し、完了した場合はフィルム給送モータ21を
オフして(S26,S27)本シーケンスを終了する。
【0036】なお、本実施例では、バウンススイッチ2
7はストロボ発光装置17がバウンス撮影状態になった
ときに自動的にオンすると説明したが、バウンス発光状
態設定手段であるスイッチを設けて、このスイッチをオ
ンに操作することで自動的にストロボ発光装置17がバ
ウンス状態になり、該スイッチがオンになることにより
バウンス状態が検出されるカメラであってもかまわな
い。また、撮影者が手動で切り換えて仰角方向の角度を
設定する手動設定スイッチを設け、これによりバウンス
状態に設定した際に、バウンス状態が検出されるように
してもかまわない。
【0037】また、本実施例では反射式の測色手段で説
明したが、光学フィルタ1a,1b,1cの前面に白色
の光学フィルタを設けた入射光式の測色手段としてもか
まわないことはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、色
彩のある反射部で光を反射させるバウンス撮影を行って
も、適正な色調のプリントを得ることのできる閃光発光
装置を 有するカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の閃光発光装置を有するカメ
を示すブロック図。
【図2】上記実施例の光学フィルタと受光素子との組み
合わせによるスペクトル刺激値の分光感度を示す線図。
【図3】上記実施例の閃光発光装置を有するカメラのフ
ィルム給送装置の、(A)フィルムを巻取スプールに巻
き付けている状態を後方より示した斜視図,(B)フィ
ルムをフィルムマガジン内に巻戻している状態を後方よ
り示した斜視図。
【図4】上記実施例の通常撮影状態における、測色手段
と測光手段とストロボ発光装置のカメラ内における配置
を示した側方透視図。
【図5】上記実施例のバウンス撮影状態における、測色
手段と測光手段とストロボ発光装置のカメラ内における
配置を示した側方透視図。
【図6】上記実施例のバウンス撮影状態における、スト
ロボ光束の反射部による反射状態を示す線図。
【図7】上記実施例の閃光発光装置を有するカメラの動
作を示すフローチャート。
【符号の説明】 7…測色手段(色度測定手段) 15…CPU(色補正量演算手段) 17…ストロボ発光装置(閃光発光装置) 23…書込みヘッド(色補正量情報記憶手段) 27…バウンススイッチ(バウンス状態検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して、撮影光軸に平行な
    発光光軸を有する通常発光状態と、同撮影光軸と異なる
    方向の発光光軸を有するバウンス発光状態とに移動可能
    に設けられ、レリーズスイッチに同期して発光する閃光
    発光装置と、 この閃光発光装置の状態がバウンス発光状態か否かを検
    出するバウンス発光状態検出手段と、 上記閃光発光装置の発光光軸と略平行に設けられ、少な
    くとも上記バウンス発光状態検出手段によりバウンス発
    光状態と判断されたときに、発光方向からの光束の色度
    を測定する色度測定手段と、 この色度測定手段の出力に基づいて基準色調レベルに対
    する色補正量を演算する色補正量演算手段と、 この色補正量演算手段によって得られた色補正量情報を
    フィルムに記憶する色補正量情報記憶手段と、 を具備したことを特徴とするバウンス撮影可能なカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に対して、撮影光軸に平行な
    発光光軸を有する通常発光状態と、同撮影光軸と異なる
    方向の発光光軸を有するバウンス発光状態とに移動可能
    に設けられ、レリーズスイッチに同期して発光する閃光
    発光装置と、 この閃光発光装置をバウンス発光状態に設定する、バウ
    ンス発光状態設定手段と、 このバウンス発光状態設定手段の出力によって上記閃光
    発光装置の状態がバウンス発光状態か否かを検出するバ
    ウンス発光状態検出手段と、 上記閃光発光装置の発光光軸と略平行に設けられ、少な
    くとも上記バウンス発光状態検出手段によりバウンス発
    光状態と判断されたときに、発光方向からの光束の色度
    を測定する色度測定手段と、 この色度測定手段の出力に基づいて基準色調レベルに対
    する色補正量を演算する色補正量演算手段と、 この色補正量演算手段によって得られた色補正量情報を
    フィルムに記憶する色補正量情報記憶手段と、 を具備したことを特徴とするバウンス撮影可能なカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記バウンス発光状態設定手段は、仰角
    方向の角度を設定する手動設定スイッチからなることを
    特徴とする請求項2に記載のバウンス撮影可能なカメ
    ラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6963362B1 (en) * 1998-07-30 2005-11-08 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus having flash and color adjustment control
WO2014162715A1 (ja) * 2013-04-05 2014-10-09 パナソニック株式会社 バウンスストロボシステム
JP2015004803A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 キヤノン株式会社 ストロボ装置、撮像システム、ストロボ装置の制御方法及びプログラム

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