JPH0648893B2 - 限時特性付デジタル・リレ− - Google Patents
限時特性付デジタル・リレ−Info
- Publication number
- JPH0648893B2 JPH0648893B2 JP61212085A JP21208586A JPH0648893B2 JP H0648893 B2 JPH0648893 B2 JP H0648893B2 JP 61212085 A JP61212085 A JP 61212085A JP 21208586 A JP21208586 A JP 21208586A JP H0648893 B2 JPH0648893 B2 JP H0648893B2
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- accident
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、系統事故を検出したときに事故除去に要する
動作時間が設定されるデジタル・リレーに関するもので
ある。
動作時間が設定されるデジタル・リレーに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来の誘導円板型継電器は、第8図の曲線Xに示すよう
な限時特性を持っている。図において、横軸Iは入力
値,縦軸Tは継電器の動作時間,Imin は最小動作入
力,Tmin は最小動作時間を示している。また、斜線部
は動作域,すなわち、入力に対して動作時間を決め得る
余裕幅を示している。この特性は、事故の影響を最小限
にとどめる必要上重要な特性であるが、重要なことは、
小さな事故電流に対しては動作時間が長く、大きな事故
電流に対しては動作時間は短いという特性である。上述
の動作時間は、小さな事故電流である場合はある程度事
故除去が遅くてもよく、逆に大きな事故電流である場合
は迅速な事故除去が必要であることを示しており、事故
除去に最適な動作時間が上記限時特性により求められ
る。
な限時特性を持っている。図において、横軸Iは入力
値,縦軸Tは継電器の動作時間,Imin は最小動作入
力,Tmin は最小動作時間を示している。また、斜線部
は動作域,すなわち、入力に対して動作時間を決め得る
余裕幅を示している。この特性は、事故の影響を最小限
にとどめる必要上重要な特性であるが、重要なことは、
小さな事故電流に対しては動作時間が長く、大きな事故
電流に対しては動作時間は短いという特性である。上述
の動作時間は、小さな事故電流である場合はある程度事
故除去が遅くてもよく、逆に大きな事故電流である場合
は迅速な事故除去が必要であることを示しており、事故
除去に最適な動作時間が上記限時特性により求められ
る。
従来のデジタル・リレーでこの誘導円板型継電器の特性
を実現する場合には、上記動作時間の算出及び設定を第
9図に示すフローに従って処理している。
を実現する場合には、上記動作時間の算出及び設定を第
9図に示すフローに従って処理している。
すなわち、ブロック1において、電力系統の電流・電圧
情報を入力して、この電流・電圧情報を所定のサンプリ
ング周波数でサンプリングしてアナログ/デジタル変換
した後、数値演算を実施する。ブロック2において、数
値演算の結果,すなわち電流又は電圧値データに基づい
て電力系統に事故が発生したか否かが検出される。事故
でない場合は、ブロック3において、事故処理後に実行
すべき処理又は通常処理を実行する。事故の場合で、タ
イマ回路に継電器の動作時間を設定する場合、動作時間
を、第8図の限時特性を示す関数Xか、あるいは第8図
の限時特性を第7図の段限時特性で表現したこの段限時
特性に基づいて演算してタイマ値としてタイマ回路にセ
ットする(ブロック5)。タイマ値を設定しない場合,
すなわちタイマ値を演算しない場合、限時特性に基づい
て演算された動作時間が既に設定されているタイマ値以
上か否かが判断され(ブロック6)、動作時間がタイマ
値以上であれば、ブロック7において、その動作時間を
トリップ出力(そのまま出力)し、また、動作時間がタ
イマ値以下であれば、ブロック8において、動作時間に
合致するようにタイマ回路のタイマ値をカウントアップ
する。
情報を入力して、この電流・電圧情報を所定のサンプリ
ング周波数でサンプリングしてアナログ/デジタル変換
した後、数値演算を実施する。ブロック2において、数
値演算の結果,すなわち電流又は電圧値データに基づい
て電力系統に事故が発生したか否かが検出される。事故
でない場合は、ブロック3において、事故処理後に実行
すべき処理又は通常処理を実行する。事故の場合で、タ
イマ回路に継電器の動作時間を設定する場合、動作時間
を、第8図の限時特性を示す関数Xか、あるいは第8図
の限時特性を第7図の段限時特性で表現したこの段限時
特性に基づいて演算してタイマ値としてタイマ回路にセ
ットする(ブロック5)。タイマ値を設定しない場合,
すなわちタイマ値を演算しない場合、限時特性に基づい
て演算された動作時間が既に設定されているタイマ値以
上か否かが判断され(ブロック6)、動作時間がタイマ
値以上であれば、ブロック7において、その動作時間を
トリップ出力(そのまま出力)し、また、動作時間がタ
イマ値以下であれば、ブロック8において、動作時間に
合致するようにタイマ回路のタイマ値をカウントアップ
する。
しかし、上述のような処理の場合、事故中に、事故電流
が変化した場合に、系統に加えられるショックが大きく
なる。この系統に加えられるショックについて以下説明
する。
が変化した場合に、系統に加えられるショックが大きく
なる。この系統に加えられるショックについて以下説明
する。
例えば、第10図に示す2機系統において、発電機GA
と発電機GB は両者間の位相差θ1 の状態でPABなる電
力を発電機GA から発電機GB に送っていたとする。こ
の時、A母線至近端のA点で三相地絡事故が発生し、事
故継続時間tf 後に事故除去されたとする。また第11
図に示すように事故継続時間tf の間に位相差がθ2 ま
で開いたとする。この時の事故電流をIf とする。この
時、発電機GA は加速力=PAB・(θ2 −θ1 )なる加
速力を受ける。
と発電機GB は両者間の位相差θ1 の状態でPABなる電
力を発電機GA から発電機GB に送っていたとする。こ
の時、A母線至近端のA点で三相地絡事故が発生し、事
故継続時間tf 後に事故除去されたとする。また第11
図に示すように事故継続時間tf の間に位相差がθ2 ま
で開いたとする。この時の事故電流をIf とする。この
時、発電機GA は加速力=PAB・(θ2 −θ1 )なる加
速力を受ける。
また、系統を構成する機器は、事故電流の大きさと事故
継続時間の積に比例するダメージを受ける。このよう
な、事故によって発生する加速力やダメージ等の影響力
が“系統に加えられるショック”である。
継続時間の積に比例するダメージを受ける。このよう
な、事故によって発生する加速力やダメージ等の影響力
が“系統に加えられるショック”である。
いま、時刻t=tn において、事故電流の大きさがI1
の事故が発生したとする。この事故は第8図に示す限時
特性では、第12図に示すように、I1 の時の事故除去
時間(動作時間)T1 が選定されるので、t=tn +T
1 で事故除去される。このため、事故電流I1 が時間T
1 の間流れるので上記系統に加えられるショックは(I
1 ×T1 )となる。
の事故が発生したとする。この事故は第8図に示す限時
特性では、第12図に示すように、I1 の時の事故除去
時間(動作時間)T1 が選定されるので、t=tn +T
1 で事故除去される。このため、事故電流I1 が時間T
1 の間流れるので上記系統に加えられるショックは(I
1 ×T1 )となる。
もし、時刻t=tn において、事故電流I2 の事故が発
生したとする。この事故は、t=tn +T2 において除
去される。このため、この時のショックは(I2 ×T
2 )となる。
生したとする。この事故は、t=tn +T2 において除
去される。このため、この時のショックは(I2 ×T
2 )となる。
従って、時刻t=tn で事故電流がI1 なる事故が発生
し、この事故電流I1 に対応する動作時間T1 がセット
される。その後、時刻t=tn +tniにおいて、例えば
故障抵抗の変化により事故電流がI1 からI2 に大きく
なる方向に変化したとする。このとき、初めにセットさ
れた動作時間T1 をそのまま使用したとして、tniは、
最小値は限りなく0に近い値を想定すると、事故電流I
2 の状態がT1 の間継続することになる。このため、こ
の時の系統のショックは(I2 ×T1 )となる。
し、この事故電流I1 に対応する動作時間T1 がセット
される。その後、時刻t=tn +tniにおいて、例えば
故障抵抗の変化により事故電流がI1 からI2 に大きく
なる方向に変化したとする。このとき、初めにセットさ
れた動作時間T1 をそのまま使用したとして、tniは、
最小値は限りなく0に近い値を想定すると、事故電流I
2 の状態がT1 の間継続することになる。このため、こ
の時の系統のショックは(I2 ×T1 )となる。
すなわち、事故電流がI2 の時の系統のショックはS1
=I2 ×T2 であるが、事故電流がI1 からI2 に変化
したときのショックは、最大で I2×T1=I2×{T2+(T2−T1)}=I2×T2+I2×(T2−T1) となり、S2 =I2 ×(T2 −T1 )分だけ余分のショ
ックを受けることになる。
=I2 ×T2 であるが、事故電流がI1 からI2 に変化
したときのショックは、最大で I2×T1=I2×{T2+(T2−T1)}=I2×T2+I2×(T2−T1) となり、S2 =I2 ×(T2 −T1 )分だけ余分のショ
ックを受けることになる。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の限時特性付デジタル・リレーにおける動作時間の
算出及びタイマのカウントアップは、第9図の示すよう
なフローで実施されていたため、事故中に、事故電流が
I1 からI2 に変化した場合、事故除去までに系統に加
えられるショックは、第12図における(S1 +S2 )
となり、最小ショック値S1 の値より非常に大きなもの
となり、デジタル・リレー本来の目的,すなわち系統保
護の目的を達成しない事となる。
算出及びタイマのカウントアップは、第9図の示すよう
なフローで実施されていたため、事故中に、事故電流が
I1 からI2 に変化した場合、事故除去までに系統に加
えられるショックは、第12図における(S1 +S2 )
となり、最小ショック値S1 の値より非常に大きなもの
となり、デジタル・リレー本来の目的,すなわち系統保
護の目的を達成しない事となる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、事故中に、
事故電流がI1 からI2 に変化した場合に、事故除去ま
でに系統に加えられるショックを少なくできる限時特性
付デジタル・リレーを得ることを目的とする。
事故電流がI1 からI2 に変化した場合に、事故除去ま
でに系統に加えられるショックを少なくできる限時特性
付デジタル・リレーを得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明の限時特性付デジタル・リレーは、事故が発生
してから動作時間Topが経過するまでの間、事故が発生
してからの電流値の変化をチェックして、電流値が変化
している場合には、その変化に応じた保護機能が達成で
きるように、変化前の電流値とその電流値の継続時間と
の積で規定される過去の履歴値を用いて補正動作時間T
op′を次式に基づいて算出し、 この補正動作時間Top′が上記動作時間Topと異なる場
合には、当該補正動作時間Top′をタイマ回路にセット
する動作時間補正手段を備えるようにした。
してから動作時間Topが経過するまでの間、事故が発生
してからの電流値の変化をチェックして、電流値が変化
している場合には、その変化に応じた保護機能が達成で
きるように、変化前の電流値とその電流値の継続時間と
の積で規定される過去の履歴値を用いて補正動作時間T
op′を次式に基づいて算出し、 この補正動作時間Top′が上記動作時間Topと異なる場
合には、当該補正動作時間Top′をタイマ回路にセット
する動作時間補正手段を備えるようにした。
[作用] この発明による限時特性付デジタル・リレーにおいて
は、事故発生後、事故電流が時間とともに変化する場
合、事故発生を検出した時に算出された動作時間T
opは、時々刻々の事故電流の変化に対応して修正された
補正動作時間Top′に修正されるため、事故電流の変化
に対応した保護が容易に実現できる。
は、事故発生後、事故電流が時間とともに変化する場
合、事故発生を検出した時に算出された動作時間T
opは、時々刻々の事故電流の変化に対応して修正された
補正動作時間Top′に修正されるため、事故電流の変化
に対応した保護が容易に実現できる。
[実施例] 以下に第1図及び第7図を用いて本発明の一実施例を説
明する。
明する。
第1図は本発明の限時特性付デジタル・リレーの構成を
示すブロック構成図であり、図において、41は高速入
力装置、42,43は記憶部、44は演算処理装置、4
5は動作時間及び補正動作時間が設定されるタイマ回
路、46は判定回路、47は出力回路、48は時限協調
用のタイマ回路である。
示すブロック構成図であり、図において、41は高速入
力装置、42,43は記憶部、44は演算処理装置、4
5は動作時間及び補正動作時間が設定されるタイマ回
路、46は判定回路、47は出力回路、48は時限協調
用のタイマ回路である。
上記記憶手段42には、例えば第8図又は第7図の特性
を示す変換テーブル,すなわち動作時間Topと電流値と
の関係を示すテーブルを記憶するためのデータ・エリア
と、さらに、系統データを一時保持しておくためのデー
タ・エリアとを持っている。また、記憶部43には上記
系統データを演算処理するための処理プログラムが格納
されている。
を示す変換テーブル,すなわち動作時間Topと電流値と
の関係を示すテーブルを記憶するためのデータ・エリア
と、さらに、系統データを一時保持しておくためのデー
タ・エリアとを持っている。また、記憶部43には上記
系統データを演算処理するための処理プログラムが格納
されている。
上記構成により、ある一定の時間間隔でデジタル信号化
された電流・電圧情報などの系統データは高速入力装置
41を介して記憶部42のデータ・エリアに一時保持さ
れる。その後、演算処理装置44は、記憶部43に格納
された処理プログラムの手順にしたがって上記系統デー
タを演算処理する。演算処理結果により、事故が検出さ
れたならば、その事故電流の大きさに従って、まず、記
憶部42の変換テーブルから動作時間Topを算出してタ
イマ回路45にセットする。
された電流・電圧情報などの系統データは高速入力装置
41を介して記憶部42のデータ・エリアに一時保持さ
れる。その後、演算処理装置44は、記憶部43に格納
された処理プログラムの手順にしたがって上記系統デー
タを演算処理する。演算処理結果により、事故が検出さ
れたならば、その事故電流の大きさに従って、まず、記
憶部42の変換テーブルから動作時間Topを算出してタ
イマ回路45にセットする。
次に、事故が発生してから動作時間Topが経過するまで
の間、事故が発生してからの事故電流値の変化をチェッ
クして、事故電流値が変化している場合には、変化前の
電流値とその電流値の継続時間との積で規定される過去
の履歴値を用いて補正動作時間Top′が算出し、この補
正動作時間Top′が上記動作時間Topと異なる場合には
当該補正動作時間Top′をタイマ回路45にセットす
る。この補正動作時間Top′に関する処理は動作時間補
正手段により実現されるが、この動作時間補正手段は、
演算装置44をディスクリートな回路で構成することに
より実現したり、あるいはソフトウエア処理によって実
現してもよい。
の間、事故が発生してからの事故電流値の変化をチェッ
クして、事故電流値が変化している場合には、変化前の
電流値とその電流値の継続時間との積で規定される過去
の履歴値を用いて補正動作時間Top′が算出し、この補
正動作時間Top′が上記動作時間Topと異なる場合には
当該補正動作時間Top′をタイマ回路45にセットす
る。この補正動作時間Top′に関する処理は動作時間補
正手段により実現されるが、この動作時間補正手段は、
演算装置44をディスクリートな回路で構成することに
より実現したり、あるいはソフトウエア処理によって実
現してもよい。
以下、さらに詳細に説明する。
限時特性リレーの時限(T)と電流値の関係は、入力電
流(I)との間には、 I・T=K (Kは定数)…(1) なる関係がある。このため、まず事故が発生すると第2
図のブロック5において、(1)式より動作時間を求め
(実際には第8図と同様な特性,すなわちTmin とI
min を漸近線とした双曲線限時特性を示す変換テーブル
より求めてくる)、その値をタイマ回路45にセットす
る。すなわち、時間tn で事故が発生し、その事故電流
I(tn )に応じたタイマ値Top(tn )がセットされ
る。さて次の演算タイミング(tn+1 )では、ブロック
1,2の処理により事故が継続中の場合に、動作時間が
タイマ値以下であれば(ブロック6の判断,すなわち事
故が発生してから動作時間Topが経過するまでの間であ
れば)、ブロック9において次式によりタイマ値の補正
の必要性がチェックされる。
流(I)との間には、 I・T=K (Kは定数)…(1) なる関係がある。このため、まず事故が発生すると第2
図のブロック5において、(1)式より動作時間を求め
(実際には第8図と同様な特性,すなわちTmin とI
min を漸近線とした双曲線限時特性を示す変換テーブル
より求めてくる)、その値をタイマ回路45にセットす
る。すなわち、時間tn で事故が発生し、その事故電流
I(tn )に応じたタイマ値Top(tn )がセットされ
る。さて次の演算タイミング(tn+1 )では、ブロック
1,2の処理により事故が継続中の場合に、動作時間が
タイマ値以下であれば(ブロック6の判断,すなわち事
故が発生してから動作時間Topが経過するまでの間であ
れば)、ブロック9において次式によりタイマ値の補正
の必要性がチェックされる。
一般には(3)式となる。
補正が必要な場合は、ブロック10において、I(t
n+1)の値に応じたTop(tn+1)が(1)式(実際には上
述の変換テーブル)より求められ、その値が(4)式によ
って補正動作時間Top′として補正される。
n+1)の値に応じたTop(tn+1)が(1)式(実際には上
述の変換テーブル)より求められ、その値が(4)式によ
って補正動作時間Top′として補正される。
t=tn+lの時に補正される場合には、 となり、t=tn+l+m の時に更に補正される場合は下式
となる。
となる。
また、新たな時間をセットする時は、それまでの時間は
全てリセットする。
全てリセットする。
上記(4)〜(6)式は、下式、 に基づくものである。この過去の履歴値について詳説す
る。
る。
例えば、第3図及び第4図において、事故電流I(t
n )における事故除去時間(動作時間)TopはTop=T
(tn )であり、I(tn+l )に対してはTop=T(t
n+l )である。事故電流に対応したTopは各々T(t
n )及びT(tn+l )である。いま、t=tn でI(t
n )の事故が発生し、t=tn+l で事故電流がI(t
n+l )になったとする。もし、何の補正もせずにタイマ
の再設定をすると、時刻t=tn+l +T(tn+l )にお
いて、事故が除去されるため、事故除去までの系統のシ
ョック(S)は、 S=I(tn )×(tn+l −tn )+I(tn+l )×T(tn+l ) となり、I(tn )×(tn+l −tn )だけ余分なショ
ックを受けることになる。このため、t=tn でI(t
n )の事故が発生し、t=tn+l においてI(tn+l )
に変化したという事故の履歴を考慮して、I(tn+l )
におけるTopを、 とすると、事故が除去されるまでの系統のショックは、 S=I(tn)×(tn+l−tn)+I(tn+l)×{I(tn)×(tn+l−tn)
/I(tn+l)} =I(tn)×(tn+l−tn)+I(tn+l)×T(tn+l)−I(tn)×(t
n+l−tn) =I(tn+l)×T(tn+l) となり、最後からI(tn+l)の事故電流の事故が続い
たときと同じショックとなり、余分なショックが系統に
かからないようにできる。
n )における事故除去時間(動作時間)TopはTop=T
(tn )であり、I(tn+l )に対してはTop=T(t
n+l )である。事故電流に対応したTopは各々T(t
n )及びT(tn+l )である。いま、t=tn でI(t
n )の事故が発生し、t=tn+l で事故電流がI(t
n+l )になったとする。もし、何の補正もせずにタイマ
の再設定をすると、時刻t=tn+l +T(tn+l )にお
いて、事故が除去されるため、事故除去までの系統のシ
ョック(S)は、 S=I(tn )×(tn+l −tn )+I(tn+l )×T(tn+l ) となり、I(tn )×(tn+l −tn )だけ余分なショ
ックを受けることになる。このため、t=tn でI(t
n )の事故が発生し、t=tn+l においてI(tn+l )
に変化したという事故の履歴を考慮して、I(tn+l )
におけるTopを、 とすると、事故が除去されるまでの系統のショックは、 S=I(tn)×(tn+l−tn)+I(tn+l)×{I(tn)×(tn+l−tn)
/I(tn+l)} =I(tn)×(tn+l−tn)+I(tn+l)×T(tn+l)−I(tn)×(t
n+l−tn) =I(tn+l)×T(tn+l) となり、最後からI(tn+l)の事故電流の事故が続い
たときと同じショックとなり、余分なショックが系統に
かからないようにできる。
以上のように、過去の履歴を考慮して必要なたびごとに
タイマ値を補正し、再セットする事より、事故中に事故
電流が変化した場合でも常に第5図に示す本来の限時特
性を得ることができる。以上で過去の履歴が考慮された
本来の限時特性が実現されたが、タイマ回路45にセッ
トされた時間が経過してから、動作出力が出される。
タイマ値を補正し、再セットする事より、事故中に事故
電流が変化した場合でも常に第5図に示す本来の限時特
性を得ることができる。以上で過去の履歴が考慮された
本来の限時特性が実現されたが、タイマ回路45にセッ
トされた時間が経過してから、動作出力が出される。
第1図の判定回路46では、タイマ回路45からの動作
指令と演算処理装置からの動作指令の両方の信号がある
という条件で出力回路47に指令を与え、出力回路47
から機器の制御信号が送出される。演算処理装置44か
らの動作指令,すなわち演算処理装置44が事故を検出
した時、事故を検出している間中出力される事故継続信
号は、I(tn )−Imin ≧Iε(Iεは小さい定数)
の場合に出力されるが、ここで、Imin は系統構成によ
って決定される値であり、記憶部42に予めセットして
おく値である。また、最小動作時間Tmin は処理アルゴ
リズムの中に含まれる冗長度(例えば、演算処理装置4
4において、動作信号がK回連続して出されたことを条
件としてタイマ回路に動作信号を出す。)によって決定
される値t0 と、入力によって動作時間を決定する変換
テーブルからの出力であるTopによって決定される値で
ある。この最小動作時間Tmin は、履歴を考慮した
Top′の決定には直接関係ない。
指令と演算処理装置からの動作指令の両方の信号がある
という条件で出力回路47に指令を与え、出力回路47
から機器の制御信号が送出される。演算処理装置44か
らの動作指令,すなわち演算処理装置44が事故を検出
した時、事故を検出している間中出力される事故継続信
号は、I(tn )−Imin ≧Iε(Iεは小さい定数)
の場合に出力されるが、ここで、Imin は系統構成によ
って決定される値であり、記憶部42に予めセットして
おく値である。また、最小動作時間Tmin は処理アルゴ
リズムの中に含まれる冗長度(例えば、演算処理装置4
4において、動作信号がK回連続して出されたことを条
件としてタイマ回路に動作信号を出す。)によって決定
される値t0 と、入力によって動作時間を決定する変換
テーブルからの出力であるTopによって決定される値で
ある。この最小動作時間Tmin は、履歴を考慮した
Top′の決定には直接関係ない。
また、実系統に適用する場合には、上記特性の他にリレ
ー間の時限協調が必要となる。そこで本発明では第2図
に示すフローで時限協調を実現する。すなわち、第2図
のブロック2の次に時限協調演算ブロック11及び12
を設け、第8図の限時特性を演算するルートへはいる前
に協調時間処理をする。こうすることにより、まず事故
が発生すると限時特性演算が実施される前にまず時限協
調処理演算が実施され、その後、限時特性演算が実施さ
れるため第6図のように時限協調が考慮された多段の限
時特性が容易に実現できる。この協調時間はタイマ回路
48に設定されている。
ー間の時限協調が必要となる。そこで本発明では第2図
に示すフローで時限協調を実現する。すなわち、第2図
のブロック2の次に時限協調演算ブロック11及び12
を設け、第8図の限時特性を演算するルートへはいる前
に協調時間処理をする。こうすることにより、まず事故
が発生すると限時特性演算が実施される前にまず時限協
調処理演算が実施され、その後、限時特性演算が実施さ
れるため第6図のように時限協調が考慮された多段の限
時特性が容易に実現できる。この協調時間はタイマ回路
48に設定されている。
上記実施例によれば、動作時間補正手段により最適な限
時特性が得られるため、事故中に、事故電流がI1 から
I2 に変化した場合に、事故除去までに系統に加えられ
るショックを少なくできるとともに、事故発生条件のみ
でまず時限協調処理演算を実施するので、リレー間の時
限協調も容易に実現できる。
時特性が得られるため、事故中に、事故電流がI1 から
I2 に変化した場合に、事故除去までに系統に加えられ
るショックを少なくできるとともに、事故発生条件のみ
でまず時限協調処理演算を実施するので、リレー間の時
限協調も容易に実現できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の限時特性付デジタル・リ
レーは、動作時間補正手段を備えていて、最適な限時特
性が得られるため、事故中に、事故電流がI1 からI2
に変化した場合に、事故除去までに系統に加えられるシ
ョックを少なくできる。
レーは、動作時間補正手段を備えていて、最適な限時特
性が得られるため、事故中に、事故電流がI1 からI2
に変化した場合に、事故除去までに系統に加えられるシ
ョックを少なくできる。
第1図ないし第7図は、この発明の限時特性付デジタル
・リレーの一実施例を示すもので、第1図は構成ブロッ
ク図、第2図は動作時間設定処理の手順を示すフロー
図、第3図及び第4図は履歴を説明するための図、第5
図及び第6図はリレーの特性を示す図、第7図は第8図
の特性を段限時特性として示す図、第8図ないし第12
図は従来例を示すもので、第8図は限時特性を示す図、
第9図は動作時間設定処理の手順を示すフロー図、第1
0図ないし第12図は系統に加えられるショックを説明
するための図である。 42……記憶部、44……演算処理装置(デジタル処理
装置)、45……タイマ回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
・リレーの一実施例を示すもので、第1図は構成ブロッ
ク図、第2図は動作時間設定処理の手順を示すフロー
図、第3図及び第4図は履歴を説明するための図、第5
図及び第6図はリレーの特性を示す図、第7図は第8図
の特性を段限時特性として示す図、第8図ないし第12
図は従来例を示すもので、第8図は限時特性を示す図、
第9図は動作時間設定処理の手順を示すフロー図、第1
0図ないし第12図は系統に加えられるショックを説明
するための図である。 42……記憶部、44……演算処理装置(デジタル処理
装置)、45……タイマ回路。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】電力系統の電流・電圧情報を入力し、所定
のサンプリング周波数でサンプリングし、アナログ/デ
ジタル変換した後、デジタル演算処理装置を使用して所
定の時間間隔で数値演算を実施する事で、電力系統に発
生した系統事故の有無を検出するとともに、事故を検出
した時に、動作時間Topと電流値との関係を示す限時特
性である変換テーブルに基づいて算出された動作時間T
opがタイマ回路に設定される限時特性付デジタル・リレ
ーにおいて、 上記事故が発生してから動作時間Topが経過するまでの
間、事故が発生してからの電流値の変化をチェックし
て、電流値が変化している場合には、変化前の電流値と
その電流値の継続時間との積で規定される過去の履歴値
を用いて補正動作時間Top′を次式に基づいて算出し、 この補正動作時間Top′が上記動作時間Topと異なる場
合には、当該補正動作時間Top′をタイマ回路にセット
する動作時間補正手段と、上記タイマ回路からの出力と
事故継続の間中出力される上記デジタル処理装置からの
事故継続信号の両方の信号があるという条件で出力回路
に指令を与える判定回路とを備えたことを特徴とする限
時特性付デジタル・リレー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212085A JPH0648893B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 限時特性付デジタル・リレ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212085A JPH0648893B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 限時特性付デジタル・リレ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6369414A JPS6369414A (ja) | 1988-03-29 |
| JPH0648893B2 true JPH0648893B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=16616622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61212085A Expired - Lifetime JPH0648893B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 限時特性付デジタル・リレ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648893B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2633647B2 (ja) * | 1988-09-14 | 1997-07-23 | 株式会社東芝 | 保護継電装置 |
| JP2011041410A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Nec Access Technica Ltd | 電子機器用過電流保護装置及び電源遮断制御方法,プログラム |
| JP7229113B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2023-02-27 | 三菱電機株式会社 | 過負荷監視装置および過負荷監視方法 |
-
1986
- 1986-09-08 JP JP61212085A patent/JPH0648893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6369414A (ja) | 1988-03-29 |
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