JPH064942B2 - 深みのある黒色布帛及びその製造方法 - Google Patents
深みのある黒色布帛及びその製造方法Info
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- JPH064942B2 JPH064942B2 JP60123447A JP12344785A JPH064942B2 JP H064942 B2 JPH064942 B2 JP H064942B2 JP 60123447 A JP60123447 A JP 60123447A JP 12344785 A JP12344785 A JP 12344785A JP H064942 B2 JPH064942 B2 JP H064942B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は,深みのある黒色ポリエステル繊維系布帛に関
するものである。
するものである。
(ロ)従来の技術 ポリエステル繊維は、数多くのすぐれた性質を有してお
り,今や衣料用として欠くことのできない素材である。
しかし,発色性という点では,天然繊維や他の化合繊な
どに比べ色の深み,鮮明さが劣るという欠点を有してい
る。このため,特に黒色に深みが要求される分野におい
ては,羊毛・絹・アセテートに比べ色に落ち着きがなく
白っぽく見えると言われ,ポリエステル繊維に対して一
層深みのある黒への要求が増々高まっている。
り,今や衣料用として欠くことのできない素材である。
しかし,発色性という点では,天然繊維や他の化合繊な
どに比べ色の深み,鮮明さが劣るという欠点を有してい
る。このため,特に黒色に深みが要求される分野におい
ては,羊毛・絹・アセテートに比べ色に落ち着きがなく
白っぽく見えると言われ,ポリエステル繊維に対して一
層深みのある黒への要求が増々高まっている。
従来,ポリエステル繊維において深みのある黒の布帛を
製造する為に,織物あるいは絹物の組織の検討,太デニ
ール糸の使用,糸の加工などによる糸の表面や生地表面
の変化で黒さの向上をはかる方法がとられているが,今
一歩羊毛・絹・アセテートの域に達していない。また,
原糸面では繊維の製造時にスルフォイソフタル酸塩を添
加せしめてカチオン可染ポリエステル繊維とし、発色性
の改善が行われている。このカチオン可染ポリエステル
繊維は,通常のポリエステル繊維に比べ発色性にすぐれ
ているが,染色時の強度低下が大きく,また撚糸織物な
どで行われる減量加工時の強度低下が大きいという問題
があった。
製造する為に,織物あるいは絹物の組織の検討,太デニ
ール糸の使用,糸の加工などによる糸の表面や生地表面
の変化で黒さの向上をはかる方法がとられているが,今
一歩羊毛・絹・アセテートの域に達していない。また,
原糸面では繊維の製造時にスルフォイソフタル酸塩を添
加せしめてカチオン可染ポリエステル繊維とし、発色性
の改善が行われている。このカチオン可染ポリエステル
繊維は,通常のポリエステル繊維に比べ発色性にすぐれ
ているが,染色時の強度低下が大きく,また撚糸織物な
どで行われる減量加工時の強度低下が大きいという問題
があった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、染色時の強度低下問題のない深みのある黒色
ポリエステル繊維布帛をカチオン染料可染糸を用いて得
ることを目的とするものである。
ポリエステル繊維布帛をカチオン染料可染糸を用いて得
ることを目的とするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 本発明は「スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有する断面形状W型又はV型のカチオン染料可
染ポリエステル系繊維より主として構成された布帛であ
って,カチオン染料で黒色に染色されていることを特徴
とする深みのある黒色布帛」および,「スルファイソフ
タル酸成分を0.8〜1.8mol%含有する断面形状W
型又はV型のカチオン染料可染ポリエステル系繊維より
主として構成された布帛を黒色カチオン染料で130〜
135℃にて染色することを特徴とする深みのある黒色
布帛の製造方法」を要旨とするものである。
mol%含有する断面形状W型又はV型のカチオン染料可
染ポリエステル系繊維より主として構成された布帛であ
って,カチオン染料で黒色に染色されていることを特徴
とする深みのある黒色布帛」および,「スルファイソフ
タル酸成分を0.8〜1.8mol%含有する断面形状W
型又はV型のカチオン染料可染ポリエステル系繊維より
主として構成された布帛を黒色カチオン染料で130〜
135℃にて染色することを特徴とする深みのある黒色
布帛の製造方法」を要旨とするものである。
以下,本発明を詳細に説明する。
本発明では,布帛を構成する繊維の断面形状がW型又は
V型であること,繊維がカチオン可染ポリエステル系繊
維であってスルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有していること,繊維がカチオン染料で黒色に
染色されていることの組合わせに特色を有している。
V型であること,繊維がカチオン可染ポリエステル系繊
維であってスルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有していること,繊維がカチオン染料で黒色に
染色されていることの組合わせに特色を有している。
本発明の布帛は,まず第1に黒色カチオン染料で染色さ
れた断面形状W型またはV型のポリエステル系繊維より
主としてなる黒色布帛である。一般的に溶融紡糸される
ポリステル繊維は,糸の表面が平滑で糸の断面形状が丸
断面である。この為布帛にした場合,表面反射光が高く
白っぽく見え,深みのある黒色が得られなかった。そこ
で本発明者らは,鋭意研究を重ねた結果,W型またはV
型の断面形状にすることにより,表面反射光を著しく低
下させることができることを見い出し,他方,カチオン
染料で染色された従来からあるカチオン可染ポリエステ
ル繊維の黒色染色布が,分散染料で染色された通常のポ
リエステル繊維の黒色染色布に比べ鮮明で深みがあると
いう点に着目し,この双方を組み合わせてW型又はV型
のカチオン染料可染ポリエステル繊維を黒色カチオン染
料で染色すれば,黒色の色相が相乗的な深みを増し,非
常に深みのある黒色布帛を得ることができるようになる
という結論に達した。ここで,W型又はV型の繊維断面
形状がいかに効果的に表面反射光を軽減するかについて
は次のごとく考えられる。前記両断面形状とも長さ方向
に凹部が生じる為,光が糸の凹部に浸入することにより
凹部で反射が繰り返され,そのたびに糸の内部に光が吸
収され,糸の外部へ出る光が低下し,表面反射光つまり
着色に関与しない白色光が軽減されると思われる。
れた断面形状W型またはV型のポリエステル系繊維より
主としてなる黒色布帛である。一般的に溶融紡糸される
ポリステル繊維は,糸の表面が平滑で糸の断面形状が丸
断面である。この為布帛にした場合,表面反射光が高く
白っぽく見え,深みのある黒色が得られなかった。そこ
で本発明者らは,鋭意研究を重ねた結果,W型またはV
型の断面形状にすることにより,表面反射光を著しく低
下させることができることを見い出し,他方,カチオン
染料で染色された従来からあるカチオン可染ポリエステ
ル繊維の黒色染色布が,分散染料で染色された通常のポ
リエステル繊維の黒色染色布に比べ鮮明で深みがあると
いう点に着目し,この双方を組み合わせてW型又はV型
のカチオン染料可染ポリエステル繊維を黒色カチオン染
料で染色すれば,黒色の色相が相乗的な深みを増し,非
常に深みのある黒色布帛を得ることができるようになる
という結論に達した。ここで,W型又はV型の繊維断面
形状がいかに効果的に表面反射光を軽減するかについて
は次のごとく考えられる。前記両断面形状とも長さ方向
に凹部が生じる為,光が糸の凹部に浸入することにより
凹部で反射が繰り返され,そのたびに糸の内部に光が吸
収され,糸の外部へ出る光が低下し,表面反射光つまり
着色に関与しない白色光が軽減されると思われる。
本発明の布帛は,第2にスルフォイソフタル酸成分が
0.8〜1.8mol%含有するカチオン染料可染ポリエ
ステル系繊維より主として構成された黒色布帛である。
ここでいうカチオン染料可染ポリエステル系繊維とは,
テレフタル酸またはその低級アルキル誘導体(炭素数1
〜4のアルカノールのジエステル)とエチレングリコー
ルとからなるポリエステル,テレフタル酸またはその低
級アルキル誘導体とエチレングリコール及び少なくとも
一種の他成分とからなるポリエステル,ビス−2−ヒド
ロキシエチルテレフタレートまたはその低重合体か,あ
るいはビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート及び
少なくとも一種の他の成分とから得られるポリエチレン
テレフタレートよりなるポリエステルに,下記(1)式で
表されるスルフォイソフタル酸塩を添加して共重合した
ポリエステルをいう。
0.8〜1.8mol%含有するカチオン染料可染ポリエ
ステル系繊維より主として構成された黒色布帛である。
ここでいうカチオン染料可染ポリエステル系繊維とは,
テレフタル酸またはその低級アルキル誘導体(炭素数1
〜4のアルカノールのジエステル)とエチレングリコー
ルとからなるポリエステル,テレフタル酸またはその低
級アルキル誘導体とエチレングリコール及び少なくとも
一種の他成分とからなるポリエステル,ビス−2−ヒド
ロキシエチルテレフタレートまたはその低重合体か,あ
るいはビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート及び
少なくとも一種の他の成分とから得られるポリエチレン
テレフタレートよりなるポリエステルに,下記(1)式で
表されるスルフォイソフタル酸塩を添加して共重合した
ポリエステルをいう。
(但し,Mはアリカリ金属又はアルカリ土類金属を示
す。) 前述のごとく,カチオン染料で染色されたカチオン染料
可染ポリエステル繊維黒色布帛は,鮮明で深みのある黒
色布帛であるが,スルフォイソフタル酸塩を2.5mol
%以上含む通常のカチオン染料可染ポリエステル繊維
は,染色における強度低下が大きいという欠点を有して
いた。しかし,本発明者らは,カチオン染料可染ポリエ
ステル繊維の強度低下に起因しているスルフォイソフタ
ル酸塩をある限定された範囲まで低下し,これと染色条
件の改良とを組み合わせて行えば強度低下を抑制し,し
かも染色性を阻害することもないことを見い出した。こ
こで言うスルフォイソフタル酸塩の限定された範囲とは
0.8〜1.8mol%であり,また染色条件の改良と
は,通常のカチオン染料可染ポリエステル繊維布帛の染
色温度120℃より10〜15℃程度高く,130〜1
35℃に染色温度を設定することである。この染色温度
の上昇により,スルフォイソフタル酸塩の添加モル数を
従来より低下させてもその繊維の染色性が低下しないと
いう驚くべき事実を見い出したのである。ここで,さら
に染色温度を上昇させて染色性を向上させることをも検
討してみたが,著しい強度低下を引き起こし,製品とし
ての価値を損失する危険があった。このように,染色温
度が上昇すると染色性が向上する原因については明確に
把握していないが,およそ次のように考えられる。
す。) 前述のごとく,カチオン染料で染色されたカチオン染料
可染ポリエステル繊維黒色布帛は,鮮明で深みのある黒
色布帛であるが,スルフォイソフタル酸塩を2.5mol
%以上含む通常のカチオン染料可染ポリエステル繊維
は,染色における強度低下が大きいという欠点を有して
いた。しかし,本発明者らは,カチオン染料可染ポリエ
ステル繊維の強度低下に起因しているスルフォイソフタ
ル酸塩をある限定された範囲まで低下し,これと染色条
件の改良とを組み合わせて行えば強度低下を抑制し,し
かも染色性を阻害することもないことを見い出した。こ
こで言うスルフォイソフタル酸塩の限定された範囲とは
0.8〜1.8mol%であり,また染色条件の改良と
は,通常のカチオン染料可染ポリエステル繊維布帛の染
色温度120℃より10〜15℃程度高く,130〜1
35℃に染色温度を設定することである。この染色温度
の上昇により,スルフォイソフタル酸塩の添加モル数を
従来より低下させてもその繊維の染色性が低下しないと
いう驚くべき事実を見い出したのである。ここで,さら
に染色温度を上昇させて染色性を向上させることをも検
討してみたが,著しい強度低下を引き起こし,製品とし
ての価値を損失する危険があった。このように,染色温
度が上昇すると染色性が向上する原因については明確に
把握していないが,およそ次のように考えられる。
本来カチオン染料の染着挙動は、繊維にある染着座席に
染色分子が結合することにより染色されるものである
が,本発明方法のように温度を上昇させると,カチオン
染料においても分散染料と同じ挙動を示し,繊維の内部
へも吸着しうるようになり,従ってスルフォイソフタル
酸塩の共重合モル数を低下しても染色性が低下しないも
のと考えられる。ここでスルフォイソフタル酸塩を0.
8〜1.8mol%に限定した理由は,0.8mol%未満の
場合には,染色温度を上げても上述のごとき染色挙動も
及ばずすぐれた黒色を得ることができず,また1.8mo
l%を超える場合には,染色温度130〜135℃で染
色する際に著しい強度低下を起こすからである。
染色分子が結合することにより染色されるものである
が,本発明方法のように温度を上昇させると,カチオン
染料においても分散染料と同じ挙動を示し,繊維の内部
へも吸着しうるようになり,従ってスルフォイソフタル
酸塩の共重合モル数を低下しても染色性が低下しないも
のと考えられる。ここでスルフォイソフタル酸塩を0.
8〜1.8mol%に限定した理由は,0.8mol%未満の
場合には,染色温度を上げても上述のごとき染色挙動も
及ばずすぐれた黒色を得ることができず,また1.8mo
l%を超える場合には,染色温度130〜135℃で染
色する際に著しい強度低下を起こすからである。
本発明でいうW型又はV型断面形状とは第1図に示す糸
断面形状のものであり,第1図(a)に示すV型において
はθ1が20〜160°の角度を有し,また第1図(b)
に示すW型においてはθ2が20〜160°,θ3が2
0〜160°,θ4が20〜160°の角度を有するも
のである。ここで,それぞれの角度において前述の範囲
を満たさない場合には,表面乱反射に対して効果的に抑
制することができない。第1図(a)のV型断面形状は第
2図(a)に示す紡糸ノズルを用い,第1図(b)のW型断面
形状は第2図(b)に示す紡糸ノズルを用いて製造するこ
とができる。糸断面形状については,紡糸速度や紡糸延
伸条件等により種々のV型,W型の形状のものが得られ
る。
断面形状のものであり,第1図(a)に示すV型において
はθ1が20〜160°の角度を有し,また第1図(b)
に示すW型においてはθ2が20〜160°,θ3が2
0〜160°,θ4が20〜160°の角度を有するも
のである。ここで,それぞれの角度において前述の範囲
を満たさない場合には,表面乱反射に対して効果的に抑
制することができない。第1図(a)のV型断面形状は第
2図(a)に示す紡糸ノズルを用い,第1図(b)のW型断面
形状は第2図(b)に示す紡糸ノズルを用いて製造するこ
とができる。糸断面形状については,紡糸速度や紡糸延
伸条件等により種々のV型,W型の形状のものが得られ
る。
(ホ)実施例 ポリエチレンテレフタレート繊維の製造時にスルフォイ
ソフタル酸ナトリウム塩を1.5mol%添加して共重合
させた糸断面形状W型(第1図(b)のθ2,θ3,θ4
がいずれも85°のもの)及び,V型(第1図(a)のθ
1が90°のもの)のカチオン染料可染ポリエステル繊
維75デニール/36フィラメントをそれぞれ用いて、
経密度105本/吋,緯密度88本/吋のタフタをそれ
ぞれ製織した。
ソフタル酸ナトリウム塩を1.5mol%添加して共重合
させた糸断面形状W型(第1図(b)のθ2,θ3,θ4
がいずれも85°のもの)及び,V型(第1図(a)のθ
1が90°のもの)のカチオン染料可染ポリエステル繊
維75デニール/36フィラメントをそれぞれ用いて、
経密度105本/吋,緯密度88本/吋のタフタをそれ
ぞれ製織した。
次にこれらの織物を98〜100℃の熱水中で糊抜き精
練した後,170℃で1分間の乾熱により熱セットを行
い,続いて黒用カチオン染料のエストロールブラックN
−SL(住友化学(株)製品)を用い,8%owfの濃度
で130℃にて60分間の高温染色を行い,さらに還元
洗浄を80℃にて20分間行った。得られた黒色織物を
乾燥後,シワ伸ばし,寸法安定化のため170℃で1分
間の乾熱セットを行った。得られた本発明の織物2点
は,いずれも非常に鮮明で深みのある黒色を呈してい
た。また強度的にも全く問題はなく,充分使用に耐える
織物であった。
練した後,170℃で1分間の乾熱により熱セットを行
い,続いて黒用カチオン染料のエストロールブラックN
−SL(住友化学(株)製品)を用い,8%owfの濃度
で130℃にて60分間の高温染色を行い,さらに還元
洗浄を80℃にて20分間行った。得られた黒色織物を
乾燥後,シワ伸ばし,寸法安定化のため170℃で1分
間の乾熱セットを行った。得られた本発明の織物2点
は,いずれも非常に鮮明で深みのある黒色を呈してい
た。また強度的にも全く問題はなく,充分使用に耐える
織物であった。
上記本発明織物との比較のため,本実施例において糸断
面形状W型のカチオン染料可染ポリエステル繊維に代え
て丸断面の通常のポリエステル繊維を用い,染料に際し
ては黒用カチオン染料8%owfに代えて黒用分散染料
のダイアニックスブラックHG−FS(三菱化成(株)製
品)15%owfにて染色を行うほかは,本実施例と全
く同一の方法により比較用の黒色織物を得た。
面形状W型のカチオン染料可染ポリエステル繊維に代え
て丸断面の通常のポリエステル繊維を用い,染料に際し
ては黒用カチオン染料8%owfに代えて黒用分散染料
のダイアニックスブラックHG−FS(三菱化成(株)製
品)15%owfにて染色を行うほかは,本実施例と全
く同一の方法により比較用の黒色織物を得た。
ここで得られた3点の黒色織物についてマクベス社製M
S−2020型分光光度計にてその反射率を測定し,C
IELabの色差式から濃度指標であるL値を求めて,
その結果を第1表に示した。なお,L値はその値が小さ
いほど深みのある黒となる。
S−2020型分光光度計にてその反射率を測定し,C
IELabの色差式から濃度指標であるL値を求めて,
その結果を第1表に示した。なお,L値はその値が小さ
いほど深みのある黒となる。
第1表から明らかなように,本発明の黒色織物は鮮明で
深みのある黒色を呈していることが数値的にも認められ
た。
深みのある黒色を呈していることが数値的にも認められ
た。
(ヘ)発明の効果 本発明品つまり,黒色カチオン染料で染色された,断面
形状が略W型又は略V型である,スルフォイソフタル酸
成分を0.8〜1.8mol%含有するカチオン染料可染
ポリエステル系繊維を主として構成されている黒色布帛
は,ポリエステル系繊維の優れた性能を損なうことのな
い鮮明な深みのある黒色布帛である。
形状が略W型又は略V型である,スルフォイソフタル酸
成分を0.8〜1.8mol%含有するカチオン染料可染
ポリエステル系繊維を主として構成されている黒色布帛
は,ポリエステル系繊維の優れた性能を損なうことのな
い鮮明な深みのある黒色布帛である。
第1図は,本発明布帛を構成する繊維の糸断面形状を示
す略図である。 第2図は,第1図の繊維を得るための紡糸ノズルの略図
である。
す略図である。 第2図は,第1図の繊維を得るための紡糸ノズルの略図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.
8mol%含有する断面形状W型またはV型のカチオン染
料可染ポリエステル系繊維より主として構成された布帛
であって、カチオン染料で黒色に染色されていることを
特徴とする深みのある黒色布帛。 - 【請求項2】スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.
8mol%含有する断面形状W型又はV型のカチオン染料
可染ポリエステル系繊維より主として構成された布帛を
黒色カチオン染料で130〜135℃にて染色すること
を特徴とする深みのある黒色布帛の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60123447A JPH064942B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 深みのある黒色布帛及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60123447A JPH064942B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 深みのある黒色布帛及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61282484A JPS61282484A (ja) | 1986-12-12 |
| JPH064942B2 true JPH064942B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=14860831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60123447A Expired - Lifetime JPH064942B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 深みのある黒色布帛及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064942B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63152498U (ja) * | 1987-03-26 | 1988-10-06 | ||
| JPH0233282U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-01 | ||
| WO2012088668A1 (zh) * | 2010-12-29 | 2012-07-05 | 东华大学 | 一种染浴配方及其将共聚酯纤维或其制品染成深黑色的方法 |
-
1985
- 1985-06-06 JP JP60123447A patent/JPH064942B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61282484A (ja) | 1986-12-12 |
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