JPH0649781A - 複合ヤーン - Google Patents

複合ヤーン

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JPH0649781A
JPH0649781A JP19517692A JP19517692A JPH0649781A JP H0649781 A JPH0649781 A JP H0649781A JP 19517692 A JP19517692 A JP 19517692A JP 19517692 A JP19517692 A JP 19517692A JP H0649781 A JPH0649781 A JP H0649781A
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JP
Japan
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resin
filament
yarn
fiber
rope
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JP19517692A
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English (en)
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Hideo Sakai
井 英 男 坂
Toshiyuki Nakakura
倉 敏 行 中
Misao Masuda
田 操 益
Chiaki Maruko
子 千 明 丸
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロープあるいは網に使用する高強度繊維を使用
した複合ヤーンを製造する。 【構成】構成する強化フィラメントの90重量%以上が
連続繊維であり、該フィラメントを40容量%以上含有
し、且つフィラメントを弾性率200kg/mm 2 以下
の熱可塑性樹脂で包埋したヤーンを熱可塑性樹脂フィラ
レント又はテープで被覆した複合ヤーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折損し易い高強度繊維を
ロープや網として用い得る様に工夫した複合ヤーンに関
する。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維や炭素繊維、アルミナ繊維等
は引張り強度は高いが、折り曲げや摩擦に弱く、これら
の繊維を単体でロープや網に加工することは困難であっ
た。前記加工性を向上させる為に、これらの繊維を束状
にし、溶媒に溶かしり、あるいはエマルジョン状にした
エポキシ樹脂やウレタン樹脂等を1〜5wt%集束剤して
塗布し加工時の摩擦損傷を防ぐことが一般的に採られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、これら集
束剤を塗布された繊維はロープや網に加工されても集束
剤の保護膜が薄く使用時の摩擦や折り曲げによりこの保
護膜が破壊され繊維が損傷する現象が多く見られた。ま
た、これらの集束剤を付与された繊維の保護膜を厚くす
る方法として、低粘度の不飽和ポリエステル樹脂やエポ
キシ樹脂を繊維束に含浸させ反応固化させる手法がある
が、これらの樹脂が固化した後の繊維束は樹脂の固化に
伴う弾性率の向上から剛性が高くなり、折り曲げ加工に
適し得ない欠点を呈している。そこで、本発明は、可撓
性の高い樹脂で保護された複合ヤーンを提供することを
技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成したも
のである。即ち、本発明は、構成するフィラメントの9
0重量%以上が連続繊維であり、該フィラメントを40
容量%以上含有し、且つフィラメントを弾性率200k
g/mm2 以下の熱可塑性樹脂で包埋したヤーンを熱可
塑性樹脂フィラメントまたはテープで被覆したことを特
徴とする複合ヤーンである。
【0005】以下本発明について説明する。本発明にお
いてフィラメントとは、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン
繊維、炭化珪素繊維、アルミナ繊維等、高強度、高弾性
だが、曲げや摩擦により容易に損傷する直径50μm以
下の単繊維を言う。これらのフィラメントは細くて切れ
やすい為フィラメント1本で使われることはなく、通常
モノフィラメントを200〜12000本集束したもの
を1単位として用いる。フィラメントはロープや網に強
度を保護させることと、熱可塑性樹脂に包埋される際に
繊維が毛羽状になって被覆樹脂の表面に現れ出るのを防
ぐことの為に、90%以上が連続繊維となっていること
が好ましい。フィラメントの含有量はヤーンの強度を決
定する因子であり、実用的に使用可能な量として40容
量%以上が好ましい。
【0006】本発明に用いられる包埋用の熱可塑性樹脂
はフィラメントの保護を役目としており、フィラメント
の包埋はフィラメントと包埋樹脂の密着強度を向上させ
たレベルでなければならない。従って、フィラメント表
面に包埋樹脂との密着性向上指せる為の表面処理剤、例
えば、シランカップリング剤単体やシランカップリング
剤を含んだ集束剤等で処理されていることが好ましい。
ガラス繊維の場合のカップリング剤は、組み合わせる樹
脂に応じて最適なものを選ぶ必要があり以下その具体例
を列挙する。
【0007】ナイロン樹脂であれば、γ−アミノプロピ
ル−トリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピル−トリメトキシシラン等を使用す
る。ポリカーボネート樹脂であれば、γ−アミノプロピ
ル−トリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピル−トリメトキシシラン等を使用す
る。
【0008】ポリエチレンテレフタレートまたはポリブ
チレンテレフタレートであれば、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチル−トリメトキシシラン、γ−
グリシドキシ−プロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピル−トリメトキシシラン等を使用する。ポリエ
チレンまたはポリプロピレンであれば、ビニルトリメト
キシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキ
シ)シラン、γ−メタクリロキシ−プロピルトリメトキ
シシラン、γ−アミノプロピル−トリメトキシシラン等
を使用する。
【0009】ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレン
スルフィド、ポリスルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド、ポリアリレート、フッ素樹脂であれ
ば、上述したカップリング剤も当然使用出来るが、その
外に、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
メチルシメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、p−アミノフェニルトリエトキシシラン等を使
用できる。
【0010】ガラス繊維以外の場合は、物性を第一に考
える時は、集束材やカップリング剤を使用しないばあも
あるが、作業性が悪くなるのでアミン硬化型のエポキシ
樹脂をカップリング剤として処理する場合が多く、その
具体例としてはビスフェノール−A型エポキシ樹脂、エ
ポキシノボラック樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エ
ポキシ樹脂、グリシジルエステル型樹脂を使用すること
が出来る。カップリング剤を繊維表面に施す方法は以下
の通りである。
【0011】即ち、集束材を除去した繊維に、カップリ
ング剤を0.1〜3重量%溶解した液を、浸漬、噴霧塗
布等の手段により完全に含浸させる。このカップリング
剤溶液を含んだ繊維を60〜120℃で乾燥し、カップ
リング剤を繊維表面に反応させる。乾燥時間は溶媒が揮
散してしまう時間で充分で15〜20分位である。カッ
プリング剤を溶解する溶媒は、使用する表面処理剤に応
じて、pH2.0〜12.0位に調整した水を用いる場
合と、エタノール、トリエン、アセトン、キシレン等の
有機溶剤を単独で、或は混合して使用する場合とがあ
る。
【0012】包埋用樹脂は前記表面処理剤との親和性を
高める様な改質剤、例えば無水マレイ酸をグラフトした
プリプロピレンを添加することは有意義である。フィラ
メントと包埋樹脂との密着強度は使用用途に応じそのレ
ベルは異なるが、製品としてロープや網に加工される時
及び加工後使用される時に樹脂がフィラメントから脱落
しないレベルが必要である。また、包埋樹脂は樹脂包埋
フィラメントが曲げ加工される際、包埋樹脂の剛性によ
りフィラメントが損傷される事を防ぐ為に、柔軟性の高
いものが好ましく、樹脂自体弾性率として200kg/
mm2 以下のものが好適である。
【0013】用いられる樹脂としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステルエラストマー、熱可塑
性ポリウレタン、スチレンーブタジエン共重合体、アイ
オノマ樹脂、ゴム変性ナイロン、ポリカーポネートーポ
リプチレンテレフタレートアロイ等が代表的である。特
に好ましいのは、ポリプロピレン、ポリエチレン単体又
はエチレンープロピレン共重合体、及びこれらの樹脂を
弾性率の低い樹脂、例えばエチレンープロピレンゴム、
スチレンーブタジエンゴム等、で変性したものが好適で
ある。
【0014】被覆に用いる熱可塑性樹脂フィラメントや
テープは一般にロープや網等に用いられているものが使
用できが、特にフィラメントは10〜100デニールの
ものが良く、またテープは、幅0.1〜10mm、厚み
30〜200μのものが用いられ、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、
塩化ビニリデン等より製造されたものが好適である。ま
た、被覆用フィラメントはフィラメントが連続繊維とな
っているモノフィラメントでもステープル状短繊維を紡
いだヤーンも含む。被覆用フィラメント又はテープはロ
ープや網として実用に供された際に樹脂包埋フィラメン
トヤーンを摩擦や磨耗から防護する為のものであり、完
全に被覆されている状態が好ましいが、使用条件により
その被覆程度に差異が生じるので、被覆されていない部
分が一部存在しても構わない。
【0015】本発明の複合ヤーンは、モノフィラメント
を集束した繊維を無撚りの状態で、弾性率200kg/
mm2 以下の樹脂を加熱溶融させた浴に通して、熱可塑
性樹脂で包埋したヤーンを形成させ、次いで熱可塑性樹
脂フィラメントまたはテープでもって被覆した後、樹脂
の溶融温度近く迄、加熱処理して製造される。
【0016】
【実施例】次に本発明の詳細を代表的実施例により説明
する。 実施例ー1 γ−アミノプロピル−トリメトキシシランを塗布した直
径13μmのガラスフィラメント1,800本を一束に
したガラス繊維を無撚りの状態で、弾性率150kg/
mm2 の無水マレイ酸変性ポリプロピレン組成物を25
0℃に加熱溶融させた浴に通し、ヤーンを製造した。こ
のヤーンは直径1.0mmであった。このヤーンを任意
の場所から、長さ15mmで10本の短いヤーンを切り
出し、この10本のヤーンを試験体として、JIS K
7502に従ってガラス繊維含有率Wfを測定した。こ
のWfから以下の関係式により繊維容量%Vfを算出し
た。 Vf=(Wf÷Fd)÷{(Wf÷Fd+(100 −W
f)÷Rd}×100 % 但し、Fdはガラス繊維の比重で2.55 Rdは無水マレイン酸変性ポリプロピレン組成物の比重
で0.91 このヤーンを任意の場所で1m切り取り、外観検査及び
フィラメントの連続性を測定した。外観検査では、ヤー
ンの外側にフィラメントの存在は認められなかった。ま
たフィラメントの連続性の測定は、1mのヤーンの樹脂
分を冷却した後、ガラス繊維の重量W0を測定する。そ
の後、ガラス繊維の中央部を持って、100mmの振幅
で上下に10回振る。振り終わった後でガラス繊維重量
W1を測定する。W1÷W0×100%をフィラメント
の連続性と定義する。
【0017】次にこのヤーンを3本用いて直径2mmの
ロープを作成したが被覆樹脂の脱落及びヤーンの破損も
見当たらなかつた。このロープから250mmの試験体
を切り出し引張試験を行った。このヤーンの直径、ガラ
ス繊維容量%、外観検査、フィラメントの連続性測定結
果及びロープの引張試験結果を表−1に示した。このヤ
ーンを50デニールのポリプロピレンフィラメント5本
を用いて被覆し、230℃で加熱処理して複合ヤーンと
した。この複合ヤーンを20本用いて直径8mmのロー
プを作成した。作製されたロープよりも高強度で、ロー
プ同志の摩擦試験に於いても初期磨耗状態は差異を認め
られず実用に耐え得るものである。
【0018】実施例ー2 包埋樹脂として低密度ポリエチレンを用い、200℃の
加工温度で実施例ー1の繊維を用いヤーンを作成した。
このヤーンを50デニール高密度ポリエチレン製のモノ
フィラメント5本を用い被覆し、240℃で加熱処理し
て複合ヤーンとした。次いで実施例ー1と同様なロープ
を作製し評価した。この結果を表ー1に示す。但し、ポ
リエチレンの比重を0.96とした。
【0019】実施例ー3 包埋樹脂としてゴム変性ナイロン樹脂を用い300℃の
加工温度でヤーンを作成した。更に50デニールのナイ
ロン−6製モノフィラメント5本を用いて前記ヤーンを
被覆し、250℃で加熱処理して複合ヤーンとした。次
いで実施例ー1と同様なロープを作製し評価した。この
結果を表ー1に示す。但し、ゴム変性ナイロン樹脂の比
重を1.14とした。
【0020】実施例−4 直径5μmの炭素繊維フィラメント6000本を一束に
した繊維を無撚りの状態で使用する以外は実施例1と同
様にして、複合ヤーンとロープ作成し、評価した。この
結果を表−1に示す。但し、炭素繊維の比重を1.81
とした。
【0021】実施例−5 直径7μmの炭素繊維フィラメント6000本を一束に
した繊維を無撚りの状態で使用する以外は実施例1と同
様にして、複合ヤーンとロープ作製し、評価した。この
結果を表−1に示す。但し、炭素繊維の比重を1.76
とした。
【0022】比較例−1 弾性率220Kg/mm2 の無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレン組成物を使用する以外は実施例1と同様な方法
でヤーン及びロープを作成し、外観及び物性検査を行っ
た。この結果を表−2に示す。
【0023】比較例−2 ガラス繊維含有量を30容量%のヤーンとする以外は実
施例1と同様な方法でヤーン及びロープを作成し、外観
及び物性検査を行った。この結果を表−2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば折損し易い
高強度繊維をロープや網等に加工する事ができると共に
高強度ロープを提供し得るという効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸 子 千 明 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成する強化フィラメントの90重量%以
    上が連続繊維であり、該フィラメントを40容量%以上
    含有し、且つフィラメントを弾性率200kg/mm2
    以下の熱可塑性樹脂で包埋したヤーンを熱可塑性樹脂フ
    ィラメント又はテープで被覆したことを特徴とする複合
    ヤーン。
JP19517692A 1992-07-22 1992-07-22 複合ヤーン Pending JPH0649781A (ja)

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JP19517692A JPH0649781A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 複合ヤーン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102574336A (zh) * 2009-05-04 2012-07-11 费萨尔.H.-J.纳普 纤维复合材料及其制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102574336A (zh) * 2009-05-04 2012-07-11 费萨尔.H.-J.纳普 纤维复合材料及其制造方法
CN102574336B (zh) * 2009-05-04 2015-05-20 费萨尔.H.-J.纳普 纤维复合材料及其制造方法

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