JPH0650367U - 超磁歪式アクチュエータ - Google Patents
超磁歪式アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0650367U JPH0650367U JP090377U JP9037792U JPH0650367U JP H0650367 U JPH0650367 U JP H0650367U JP 090377 U JP090377 U JP 090377U JP 9037792 U JP9037792 U JP 9037792U JP H0650367 U JPH0650367 U JP H0650367U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- giant magnetostrictive
- cylinder
- rod
- casing
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 13
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 abstract description 5
- 230000036316 preload Effects 0.000 abstract description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 abstract 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 8
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052692 Dysprosium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052779 Neodymium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052771 Terbium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- KBQHZAAAGSGFKK-UHFFFAOYSA-N dysprosium atom Chemical compound [Dy] KBQHZAAAGSGFKK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- QEFYFXOXNSNQGX-UHFFFAOYSA-N neodymium atom Chemical compound [Nd] QEFYFXOXNSNQGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- GZCRRIHWUXGPOV-UHFFFAOYSA-N terbium atom Chemical compound [Tb] GZCRRIHWUXGPOV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱膨張による動作不良の発生をなくし、大き
な駆動量を得る。 【構成】 電磁コイル12内に摺動穴4Aを有する超磁
歪筒4を設け、摺動穴4A内には、所定の熱膨張率の非
磁性材料から鍔付筒状に形成されたストッパ筒6を介し
超磁歪ロッド5を設ける。そして、超磁歪ロッド5を設
定ばね11により、ストッパ筒6内のストッパ部6Cに
押付け、ストッパ筒6の鍔部6Dを超磁歪筒4の下端側
端面4Cに押付けてこれらに予荷重を付与し、ケーシン
グ1内で軸方向に位置決めする。電磁コイル13から超
磁歪筒4と超磁歪ロッド5の双方同時に磁場を作用さ
せ、大きな変位量でプッシュロッド10を駆動できる。
また、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5が軸方向に熱膨
張したときには、これに対応してストッパ筒6が軸方向
逆向きに熱膨張し、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の
熱膨張分を吸収することができる。
な駆動量を得る。 【構成】 電磁コイル12内に摺動穴4Aを有する超磁
歪筒4を設け、摺動穴4A内には、所定の熱膨張率の非
磁性材料から鍔付筒状に形成されたストッパ筒6を介し
超磁歪ロッド5を設ける。そして、超磁歪ロッド5を設
定ばね11により、ストッパ筒6内のストッパ部6Cに
押付け、ストッパ筒6の鍔部6Dを超磁歪筒4の下端側
端面4Cに押付けてこれらに予荷重を付与し、ケーシン
グ1内で軸方向に位置決めする。電磁コイル13から超
磁歪筒4と超磁歪ロッド5の双方同時に磁場を作用さ
せ、大きな変位量でプッシュロッド10を駆動できる。
また、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5が軸方向に熱膨
張したときには、これに対応してストッパ筒6が軸方向
逆向きに熱膨張し、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の
熱膨張分を吸収することができる。
Description
【0001】
本考案は、例えば超磁歪式噴射弁や開閉弁等に好適に用いられる超磁歪式アク チュエータに関し、特に、熱膨張により特性が変化するのを防止できるようにし た超磁歪式アクチュエータに関する。
【0002】
一般に、筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方向に伸長して該ケーシング 内に設けられ、該ケーシングの一端側に設けられる駆動対象物を駆動すべく、磁 場がかけられたときに軸方向に伸縮する超磁歪ロッドと、該超磁歪ロッドの周囲 に位置して前記ケーシング内に設けられ、外部から通電されることにより該超磁 歪ロッドに磁場をかける電磁コイルと、前記ケーシングの他端側に設けられ、該 ケーシング内で前記超磁歪ロッドを軸方向に位置決めする位置決め部材とからな る超磁歪式アクチュエータを用いた燃料噴射弁は、例えば特開平3−24317 4号公報等により知られている。
【0003】 この種の従来技術による燃料噴射弁では、ケーシングの一端側に燃料の噴射口 を有する弁座を設け、該弁座に駆動対象物となる内開き式の弁体を着座させるべ く、該弁体を弁ばねにより常時閉弁方向に付勢すると共に、超磁歪ロッドの一端 側を弁体に固着し、電磁コイルからの磁場により該超磁歪ロッドが縮小したとき に、該超磁歪ロッドにより弁体を弁ばねに抗してリフトさせ、前記噴射口からケ ーシング内の燃料を外部に向けて噴射させるようにしている。
【0004】 また、ケーシングの他端側には、前記超磁歪ロッドの他端側端面に当接する位 置決め部材としての蓋体を設け、該蓋体により超磁歪ロッドを前記弁体と共に弁 座側に向けて押圧し、前記弁ばねのばね荷重を調整するようにしている。そして 、超磁歪ロッドは電磁コイルからの磁場により縮小変形するときに、前記蓋体か ら離間するのを規制され、弁体を弁ばねに抗して確実にリフトさせるようになっ ている。
【0005】
ところで、上述した従来技術では、ケーシングの一端側に駆動対象物となる弁 体を設け、ケーシングの他端側には蓋体を設け、該蓋体と弁体との間で超磁歪ロ ッドをケーシング内で軸方向に位置決めするようにしているから、超磁歪ロッド の周囲に設けた電磁コイルが外部からの通電により発熱すると、このときの熱影 響等によって超磁歪ロッドが前記蓋体と弁体との間で軸方向に熱膨張することが ある。そして、超磁歪ロッドはケーシングに比較して熱膨張率が大きく、蓋体は ケーシングに一体的に固定されているので、超磁歪ロッドは熱膨張時に弁体側に 向けて伸びてしまい、電磁コイルからの磁場により超磁歪ロッドを伸縮変形させ るだけでは弁体を所望のリフト量をもって駆動できないという問題がある。
【0006】 また、従来技術では、超磁歪ロッドの磁場による伸縮変形量は熱膨張による変 形量に比べ小さいため、超磁歪ロッドの熱膨張によって弁ばねのばね荷重が変化 するばかりでなく、超磁歪ロッドの伸縮変形量も熱膨張に大きく影響されてしま い、弁体のリフト量が変化して噴射流量の特性等が変動するという問題がある。
【0007】 一方、駆動対象物となる弁体を外開き式とし、超磁歪ロッドが伸び変形したと きに弁体を開弁させる構成とすると、超磁歪ロッドの熱膨張により弁体が開弁方 向に変位して弁座から離座することがあり、シール不良等の原因になるという問 題がある。
【0008】 本考案は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本考案は大きなリフ ト量をもって駆動対象物を駆動でき、特性不良等が発生するのを効果的に防止で きるようにした超磁歪式アクチュエータを提供することを目的としている。
【0009】
上述した課題を解決するために本考案は、筒状のケーシングと、該ケーシング の軸方向に伸長して該ケーシング内に設けられ、磁場がかけられたときに軸方向 に伸縮する超磁歪筒と、該超磁歪筒内に同軸に配設され、前記ケーシングの一端 側に設けられる駆動対象物を先端側で駆動すべく、磁場がかけられたときに軸方 向に伸縮する超磁歪ロッドと、該超磁歪ロッドと超磁歪筒との間に配設され、前 記超磁歪筒の伸縮を該超磁歪ロッドに伝える伝達部材と、前記超磁歪筒とケーシ ングとの間に位置して該ケーシングに設けられ、外部から通電されることにより 前記超磁歪筒と超磁歪ロッドとに磁場をかける電磁コイルとからなる構成を採用 している。
【0010】 また、前記伝達部材は、前記超磁歪筒および超磁歪ロッドよりも大きな熱膨張 率を有する材料によって形成するのが好ましい。
【0011】
上記構成により、電磁コイルからの磁場を超磁歪筒と超磁歪ロッドとにかけた ときに、例えば超磁歪筒と超磁歪ロッドとが伸び変形すると、超磁歪筒の伸びは 伝達部材を介して超磁歪ロッドに伝えられ、超磁歪筒の伸び量に超磁歪ロッドの 伸び量を加算した大きなリフト量をもって駆動対象物を駆動できる。
【0012】 また、伝達部材を熱膨張率の大きい材料で形成するようにすれば、電磁コイル の発熱等によって超磁歪筒および超磁歪ロッドが軸方向に熱膨張したときには、 これに対応して伝達部材を軸方向に熱膨張させることができ、超磁歪筒および超 磁歪ロッドの熱膨張分を伝達部材の熱膨張によって吸収することができる。
【0013】
以下、本考案の実施例を、図1に基づいて説明する。
【0014】 図中、1は超磁歪式アクチュエータの本体を構成するケーシングを示し、該ケ ーシング1は電磁ステンレス鋼等の磁性材料から円筒状に形成され、該ケーシン グ1の上端側内周には段部1Aが形成されている。また、該ケーシング1の上、 下両端側はカシメ部1B,1Cとなり、該カシメ部1B,1C間にはケーシング 1内に位置して後述する蓋体2、コイルボビン8、スペーサ筒9、底蓋7等が固 定されている。
【0015】 2は前記ケーシング1の一端側を閉塞する蓋体を示し、該蓋体2は電磁ステン レス鋼等の磁性材料により段付円板状に形成され、円板状の大径部2Aと、該大 径部2Aの下面側中央から下向きに突出する中径部2B、小径部2Cとから構成 されている。そして、該蓋体2は、ケーシング1の段部1Aとカシメ部1Bとの 間で大径部2Aをカシメ固定することによりケーシング1内に取付けられ、大径 部2Aには、各インシュレータ3Aを介し端子ピン3,3が貫通して設けられて いる。
【0016】 4は前記ケーシング1の軸方向に伸長してケーシング1内に設けられた超磁歪 筒を示し、該超磁歪筒4は例えばネオジム(Nd)−鉄母合金またはジスプロシ ウム(Dy)−鉄、テルビウム(Tb)−鉄母合金等の超磁歪材料から正の磁歪 特性をもった細長い円筒状に形成され、該超磁歪筒4の中央には後述するストッ パ筒6が挿嵌される摺動穴4Aが形成されている。ここで、該超磁歪筒4は上端 側端面4Bが前記蓋体2の中径部2Bに当接し、摺動穴4A内に蓋体2の小径部 2Cを嵌合させることにより、ケーシング1内に位置決めされている。
【0017】 また、該超磁歪筒4の下端側端面4Cはストッパ筒6の鍔部6D等を介して後 述する設定ばね12により軸方向上向きに付勢され、初期荷重が付与されている 。そして、該超磁歪筒4は後述する電磁コイル13からの磁場、例えば1kOe (キロエルステッド)の磁場により全長L1に対して1000PPM(1000 ×10-6)の比率で軸方向に伸び変形する。また、該超磁歪筒4は、例えば1× 10-5/℃程度の熱膨張率α1(線膨張係数)を有し、周囲温度が1℃上昇する 毎に全長L1に対して軸方向に、
【0018】
【数1】 △L1=L1×α1 で示す寸法△L1だけ熱膨張する。
【0019】 5は前記超磁歪筒4の内側に同軸に配設された超磁歪ロッドを示し、該超磁歪 ロッド5は超磁歪筒4と同様に正の超磁歪材料から全長L2の長さを有する円柱 状に形成され、電磁コイル12から磁場がかけられたときに全長L2に対して前 記超磁歪筒4と同じ比率で軸方向に伸び変形する。そして、該超磁歪ロッド5は 後述するストッパ筒6と共に超磁歪筒4の摺動穴4A内に挿嵌され、該超磁歪ロ ッド5の先端はストッパ筒6の開口端から突出している。また、該超磁歪ロッド 5は前記超磁歪筒4と同じ熱膨張率α1を有し、周囲温度が1℃上昇する毎に全 長L2に対して軸方向に、
【0020】
【数2】 △L2=L2×α1 で示す寸法△L2だけ熱膨張する。
【0021】 6は前記超磁歪ロッド5の上端側から被せられ、超磁歪ロッド5と共に前記超 磁歪筒4の摺動穴4A内に下端側から差込まれたストッパ筒を示し、該ストッパ 筒6は前記超磁歪筒4および超磁歪ロッド5よりも大きい、例えば1.2〜2. 4×10-5/℃程度の熱膨張率α2を有するアルミニウムや黄銅等の非磁性材料 により細長い筒状に形成され、筒状部6Aの上端側には下面側が平坦な当接面6 Bとなった円板状のストッパ部6Cが一体形成されている。ここで、該ストッパ 筒6はストッパ部6Cの上面側が隙間Gを介して超磁歪筒4内で前記蓋体2と対 向し、この隙間Gにより筒6のストッパ筒6が熱膨張したときにストッパ部6C 側に変位するのが許されている。また、該ストッパ筒6の開口端側となる筒状部 6Aの下端側には径方向外向きに突出する大径の鍔部6Dが一体形成され、スト ッパ筒6から突出する超磁歪ロッド5の先端を、後述の設定ばね12でプッシュ ロッド10を介して付勢することにより、該鍔部6Dの上側面が前記超磁歪筒4 の下端側端面4Cに当接し、超磁歪筒4に予荷重を付与している。そして、該ス トッパ筒6は筒状部6A、ストッパ部6Cおよび鍔部6Dの厚さ分を含めて全長 L3に形成され、該ストッパ筒6は温度が1℃上昇する毎に全長L3に対して軸 方向に、
【0022】
【数3】 △L3=L3×α2 で示す寸法△L3だけ熱膨張する。
【0023】 さらに、ストッパ筒6の全長L3は、前述の超磁歪筒4および超磁歪ロッド5 の全長L1,L2との間に、
【0024】
【数4】 △L3=L3×α2 =(L1+L2)×α1 =△L1+△L2 なる関係が成立するように設定され、ストッパ筒6は鍔部6Dが超磁歪筒4の下 側端面4Cに当接して上側への変位が規制され、ストッパ部6Cが隙間Gによっ て上向きの変位を許されているから、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張 分をストッパ筒6がストッパ部6C側に伸長することによって吸収でき、この熱 膨張分によって後述のプッシュロッド10が軸方向に変位するのを防止している 。
【0025】 7はケーシング1の先端側に設けられた底蓋を示し、該底蓋7の中央にはロッ ド挿通穴7Aが穿設され、該ロッド挿通穴7Aから後述するプッシュロッド10 の軸部10Cが伸縮自在に突出している。
【0026】 8はケーシング1と超磁歪筒4との間に挿嵌されたコイルボビンを示し、該コ イルボビン8は筒状部8Aと、該筒状部8Aの両端に形成された鍔部8B,8C とからなり、該各鍔部8B,8Cがケーシング1の内側に嵌合されている。また 、上端側の鍔部8Bには前記各端子ピン3が植設され、該コイルボビン8の筒状 部8Aの内側は、前記超磁歪筒4および後述するプッシュロッド10の押圧部1 0Bが挿通される摺動穴8Dとなり、該摺動穴8Dの上端側には蓋体2の中径部 2Bが嵌合されている。
【0027】 9は前記コイルボビン8の鍔部8Cと底蓋7との間に位置してケーシング1の 先端側に嵌合されたスペーサ筒を示し、該スペーサ筒9は前記底蓋7をケーシン グ1のカシメ部1Cとの間に挟持し、底蓋7がケーシング1の内側に動かないよ うに位置決めしている。
【0028】 10は駆動対象物としてのプッシュロッドを示し、該プッシュロッド10は大 径円板状のばね受部10Aと、該ばね受部10Aの一側に突設された円柱状の押 圧部10Bと、ばね受部10Aの中央から他側に突設された段付円柱状の軸部1 0Cとから構成され、ばね受部10Aが前記スペーサ筒9の内側に摺動可能に挿 嵌されている。ここで、押圧部10Bの一側端面中央には浅底の凹部10Dが形 成され、該凹部10D内には、例えばフッ素系樹脂等からなるシート状の緩衝材 11を介して超磁歪ロッド5の先端が嵌合され、軸部10Cは前述の底蓋7のロ ッド挿通穴7Aから摺動可能に突出している。
【0029】 12はスペーサ筒9内に位置して前記プッシュロッド10のばね受部10Aと 底蓋7との間に配設された設定ばねを示し、該設定ばね12はプッシュロッド1 0を介して超磁歪ロッド5を常時上向きに付勢し、超磁歪ロッド5の上端をスト ッパ筒6のストッパ部6Cに押付け、ストッパ筒6の鍔部6Dを超磁歪筒4の下 端側端面4Cに当接させることにより、超磁歪ロッド5および超磁歪筒4に初期 荷重を付与している。
【0030】 13は前記コイルボビン8に巻回された電磁コイルを示し、該電磁コイル13 はコイルボビン8の上端側に設けられた端子ピン3,3に接続され、外部からの 通電により励磁されて磁場を発生させる。そして、該電磁コイル13は前記超磁 歪筒4および超磁歪ロッド5に磁場をかけることにより、この超磁歪筒4および 超磁歪ロッド5を軸方向に伸び変形させる。
【0031】 本実施例による超磁歪式アクチュエータは上述の如き構成を有するもので、次 にその作動について説明する。
【0032】 まず、電磁コイル13に駆動パルスを給電し、該電磁コイル13により超磁歪 筒4および超磁歪ロッド5に磁場をかけると、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5 はこのときの磁場の強さに応じて同時に伸び変形する。この場合、超磁歪筒4の 上端側端面4Bは蓋体2に当接し、上向きの変位を規制されているので、超磁歪 筒4が伸び変形したときにストッパ筒6の鍔部6Dを下側に変位させ、該ストッ パ筒6を介して超磁歪ロッド5を下側に変位させる。ここで、ストッパ筒6内の 超磁歪ロッド5も上側端面5Aがストッパ筒6のストッパ部6Cにより上向きの 変位を規制されているため、超磁歪ロッド5の先端は超磁歪筒4の伸びに超磁歪 ロッド5自身の伸びを加えた変位量をもって下向きに伸び、超磁歪筒4の伸縮変 化量に超磁歪ロッド5の伸縮変形量を加算した値でプッシュロッド10を設定ば ね12に抗して下向きに変位させる。
【0033】 そして、本実施例では、ストッパ筒6を超磁歪筒4および超磁歪ロッド5より も大きな熱膨張率α2を有するアルミニウムまたは黄銅等の非磁性材料により筒 状に形成し、該ストッパ筒6の全長L3を超磁歪筒4の全長L1および超磁歪ロ ッド5の全長L3との間に、前記数4の関係が成立するようにL1およびL2を 設定し、ストッパ筒6内に収納した超磁歪ロッド5の上端側端面5Aをストッパ 部6Cに押付け、該ストッパ筒6の鍔部6Dを超磁歪筒4の下端側端面4Cに押 付けてこれらをケーシング1内で軸方向に位置決めするようにしたから、超磁歪 筒4および超磁歪ロッド5が熱膨張したときには、ストッパ筒6の筒状部6Aが 同様に熱膨張し、超磁歪ロッド5の上側変位を規制するストッパ部6Cを逆方向 に変位させて超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張による変形を相殺できる 。
【0034】 従って、本実施例によれば、超磁歪筒4と超磁歪ロッド5の伸縮変形量の和を もってプッシュロッド10を大きな駆動量(リフト量)で駆動することができる 。また、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張によってプッシュロッド10 のリフト量が変化するのを効果的に防止でき、プッシュロッド10を駆動パルス に対応した正規のリフト量で駆動させることができる。また、設定ばね12のば ね荷重が超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張によって変化するのを防止で き、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5に一定の初期荷重を付与し続けることがで きる。
【0035】 なお、前記実施例では、ストッパ筒6の熱膨張率α2、全長L3を超磁歪筒4 の全長L1、超磁歪ロッド5の全長L2および熱膨張率α1に基づき前記数4の 関係を満たすようにするものとして述べたが、本考案はこれに限らず、例えばス トッパ筒6の熱膨張率α2を超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張率α1よ りも大きくし、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5の熱膨張分(△L1+△L2) をストッパ筒6の熱膨張とケーシング1の熱膨張とによって相殺するようにして もよい。
【0036】 また、前記実施例では、超磁歪筒4および超磁歪ロッド5を正の磁歪特性をも った超磁歪材料によって形成するものとして述べたが、本考案はこれに限らず、 例えば超磁歪筒4および超磁歪ロッド5を負の磁歪特性をもった超磁歪材料によ って形成し、この超磁歪ロッドに磁場がかけられたときに駆動対象物としてのプ ッシュロッド等を所望のリフト量をもって駆動させる構成としてもよい。
【0037】 さらに、前記実施例では、プッシュロッドを駆動するようにした超磁歪式アク チュエータを例に挙げて説明したが、本考案はこれに限らず、例えば超磁歪式噴 射弁等に内蔵されるアクチュエータに適用してもよく、また超磁歪式開閉弁とし て、スプール弁体やポペット弁体等に超磁歪ロッドの一端側を取付けるようにし てもよい。また、ディスクブレーキ等に適用してもよく、この場合には超磁歪ロ ッドの伸縮変形を摩擦パッドに伝えてディスクに制動力を付与する構成とすれば よい。
【0038】
以上詳述した通り、本考案によれば、超磁歪アクチュエータを、筒状のケーシ ングと、該ケーシングの軸方向に伸長して該ケーシング内に設けられ、磁場がか けられたときに軸方向に伸縮する超磁歪筒と、該超磁歪筒内に同軸に配設され、 前記ケーシングの一端側に設けられる駆動対象物を先端側で駆動すべく、磁場が かけられたときに軸方向に伸縮する超磁歪ロッドと、該超磁歪ロッドと超磁歪筒 との間に配設され、前記超磁歪筒の伸縮を該超磁歪ロッドに伝える伝達部材と、 前記超磁歪筒とケーシングとの間に位置して該ケーシングに設けられ、外部から 通電されることにより前記超磁歪筒と超磁歪ロッドとに磁場をかける電磁コイル とから構成したから、電磁コイルからの磁場を超磁歪筒と超磁歪ロッドとにかけ たときに、超磁歪筒の伸縮変形量に超磁歪ロッドの伸縮変形量を加算した大きな リフト量をもって駆動対象物を駆動できる。
【0039】 また、伝達部材を熱膨張率の大きい材料で形成するようにすれば、電磁コイル の発熱等によって超磁歪筒および超磁歪ロッドが軸方向に熱膨張したときには、 これに対応して伝達部材を軸方向に熱膨張させることができ、超磁歪筒および超 磁歪ロッドの熱膨張分を伝達部材の熱膨張によって吸収することができ、特性不 良等の発生を効果的に防止できる上に、超磁歪式噴射弁等に適用したときには弁 体のリフト量が熱膨張によって変化するのを防止でき、シール不良等の発生もな くすことができる。
【図1】本考案の実施例による超磁歪式アクチュエータ
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 ケーシング 4 超磁歪筒 5 超磁歪ロッド 6 ストッパ筒(伝達部材) 10 プッシュロッド(駆動対象物) 13 電磁コイル
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状のケーシングと、該ケーシングの軸
方向に伸長して該ケーシング内に設けられ、磁場がかけ
られたときに軸方向に伸縮する超磁歪筒と、該超磁歪筒
内に同軸に配設され、前記ケーシングの一端側に設けら
れる駆動対象物を先端側で駆動すべく、磁場がかけられ
たときに軸方向に伸縮する超磁歪ロッドと、該超磁歪ロ
ッドと超磁歪筒との間に配設され、前記超磁歪筒の伸縮
を該超磁歪ロッドに伝える伝達部材と、前記超磁歪筒と
ケーシングとの間に位置して該ケーシングに設けられ、
外部から通電されることにより前記超磁歪筒と超磁歪ロ
ッドとに磁場をかける電磁コイルとから構成してなる超
磁歪式アクチュエータ。 - 【請求項2】 前記伝達部材は、前記超磁歪筒および超
磁歪ロッドよりも大きな大きな熱膨張率を有する材料に
よって形成してなる請求項1に記載の超磁歪式アクチュ
エータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992090377U JP2598434Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 超磁歪式アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992090377U JP2598434Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 超磁歪式アクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650367U true JPH0650367U (ja) | 1994-07-08 |
| JP2598434Y2 JP2598434Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13996882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992090377U Expired - Fee Related JP2598434Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 超磁歪式アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598434Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510508A (ja) * | 1999-09-30 | 2003-03-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液体を制御するための弁 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP1992090377U patent/JP2598434Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003510508A (ja) * | 1999-09-30 | 2003-03-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液体を制御するための弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2598434Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6570474B2 (en) | Magnetostrictive electronic valve timing actuator | |
| JP2622370B2 (ja) | 流れ方向制御弁 | |
| JP3580046B2 (ja) | 電磁弁のプランジャ収納スリーブ固定装置 | |
| JPH0650367U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JP3205387B2 (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JP2591545Y2 (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH069163U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH0622571A (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH069160U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JP2598443Y2 (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH07227091A (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JP2745339B2 (ja) | 球状弁体のプランジャへの圧入・固定方法 | |
| JP2955466B2 (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH069159U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH07259690A (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH069164U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH06129217A (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH0655273U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPH069162U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ | |
| JPS6128547Y2 (ja) | ||
| JPH10331741A (ja) | 超磁歪式燃料噴射弁 | |
| JP2955527B2 (ja) | 電磁弁 | |
| JP2002139167A (ja) | ソレノイド装置及びその製造方法 | |
| JP2575240Y2 (ja) | 電磁作動装置 | |
| JPH069161U (ja) | 超磁歪式アクチュエータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |