JPH0650663Y2 - キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキ - Google Patents
キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキInfo
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- JPH0650663Y2 JPH0650663Y2 JP1989042287U JP4228789U JPH0650663Y2 JP H0650663 Y2 JPH0650663 Y2 JP H0650663Y2 JP 1989042287 U JP1989042287 U JP 1989042287U JP 4228789 U JP4228789 U JP 4228789U JP H0650663 Y2 JPH0650663 Y2 JP H0650663Y2
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- pad
- rotor
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレー
キに関するものであり、特にトルク受け部材を小形化,
軽量化しつつアウタパッドの偏摩耗を防止する技術に関
するものである。
キに関するものであり、特にトルク受け部材を小形化,
軽量化しつつアウタパッドの偏摩耗を防止する技術に関
するものである。
従来の技術 キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキとして、
例えば、実開昭62−162426号に記載されたものがある。
このディスクブレーキにおいては、リアクション部に設
けられた中央爪部が十分長くされているため、制動時
に、その両側に設けられた一対のサイド爪部と共同して
アウタパッド全体をほぼ均一な力で押圧し得、アウタパ
ッドの偏摩耗を低減させることができるという利点があ
る。しかし、その反面、トルク受け部材に、実公昭63−
24269号に記載されているような、一対のアウタパッド
支持部を互いに連結するブリッジ部が設けられていない
ため、トルク受け部材が大形化,重量化することを避け
得ないという問題がある。一対のアウタパッド支持部を
ブリッジ部で互いに連結すれば、制動時にアウタパッド
を介して一方のアウタパッド支持部に伝達されるディス
クロータの回転トルクがブリッジ部によって他方のアウ
タパッド支持部にも伝達されるため、両アウタパッド支
持部が共同して回転トルクを受けることとなり、トルク
受け部材を小形化,軽量化し得るのであるが、ブリッジ
部が設けられない場合は、回転トルクを一方のアウタパ
ッド支持部のみで受けることが必要となり、アウタパッ
ド支持部の剛性を増すことが必要となって、トルク受け
部材が大形化,重量化してしまうのである。
例えば、実開昭62−162426号に記載されたものがある。
このディスクブレーキにおいては、リアクション部に設
けられた中央爪部が十分長くされているため、制動時
に、その両側に設けられた一対のサイド爪部と共同して
アウタパッド全体をほぼ均一な力で押圧し得、アウタパ
ッドの偏摩耗を低減させることができるという利点があ
る。しかし、その反面、トルク受け部材に、実公昭63−
24269号に記載されているような、一対のアウタパッド
支持部を互いに連結するブリッジ部が設けられていない
ため、トルク受け部材が大形化,重量化することを避け
得ないという問題がある。一対のアウタパッド支持部を
ブリッジ部で互いに連結すれば、制動時にアウタパッド
を介して一方のアウタパッド支持部に伝達されるディス
クロータの回転トルクがブリッジ部によって他方のアウ
タパッド支持部にも伝達されるため、両アウタパッド支
持部が共同して回転トルクを受けることとなり、トルク
受け部材を小形化,軽量化し得るのであるが、ブリッジ
部が設けられない場合は、回転トルクを一方のアウタパ
ッド支持部のみで受けることが必要となり、アウタパッ
ド支持部の剛性を増すことが必要となって、トルク受け
部材が大形化,重量化してしまうのである。
そこで、本出願人は、第4図ないし第6図に示すような
キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキを制作し
た。このディスクブレーキは、ディスクロータ100,イン
ナパッド102アウタパッド104,トルク受け部材106および
キャリパ108を備え、トルク受け部材106のアウタパッド
104を支持する一対の支持部110がブリッジ部112により
連結されて、小形,軽量のトルク受け部材106で十分に
ロータ100の回転トルクを受け得るようにされている。
キャリパ108にはそれぞれピスト114を備えた一対のシリ
ンダ部116(図には一方のみ示す)が設けられており、
制動時に各ピストン114がインナパッド102を押圧し、そ
の反力によりキャリパ108がディスクロータ100の軸心に
平行な方向に移動し、2つのシリンダ部116に対向して
設けられたリアクション部118の一対のサイド爪部120お
よび中央爪部122がアウタパッド104を押圧するようにさ
れる。
キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキを制作し
た。このディスクブレーキは、ディスクロータ100,イン
ナパッド102アウタパッド104,トルク受け部材106および
キャリパ108を備え、トルク受け部材106のアウタパッド
104を支持する一対の支持部110がブリッジ部112により
連結されて、小形,軽量のトルク受け部材106で十分に
ロータ100の回転トルクを受け得るようにされている。
キャリパ108にはそれぞれピスト114を備えた一対のシリ
ンダ部116(図には一方のみ示す)が設けられており、
制動時に各ピストン114がインナパッド102を押圧し、そ
の反力によりキャリパ108がディスクロータ100の軸心に
平行な方向に移動し、2つのシリンダ部116に対向して
設けられたリアクション部118の一対のサイド爪部120お
よび中央爪部122がアウタパッド104を押圧するようにさ
れる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記ディスクブレーキにおいては、中央
爪部122の長さlがサイド爪部120に比較して短いため、
制動時に、アウタパッド104の中央部の押圧力が不足す
ることを否めず、アウタパッド104に偏摩耗が生ずるこ
とがあるという問題があった。
爪部122の長さlがサイド爪部120に比較して短いため、
制動時に、アウタパッド104の中央部の押圧力が不足す
ることを否めず、アウタパッド104に偏摩耗が生ずるこ
とがあるという問題があった。
ブリッジ部112はディスクロータ100の軸心を中心とする
円弧に沿って湾曲した形状とされており、その断面は、
第5図および第6図から明らかなように、中央部の断面
形状(V−V断面)と両端部の断面形状(VI−VI断面)
とが同じにされている。ブリッジ部112の両端部は、ト
ルク受け部材106の支持部110にアウタパッド104の耳部1
24を受容する係合切欠126を形成する切削工具12(第4
図において二点鎖線で示す)との干渉を避けるために、
係合切欠126から遠ざかる方向に湾曲させられているの
であり、そのためにサイド爪部120を十分な長さとする
ことができるのであるが、ブリッジ部112の中央部は、
第5図に二点鎖線で示すように、その近傍に位置するデ
ィスクホイール130との干渉を避けるために、中央爪部1
22側に向かって湾曲させられているため、中央爪部122
をサイド爪部120とほぼ同じ長さまで延長すれば、ブリ
ッジ部112の中央部と干渉してしまう。したがって、中
央爪部122をサイド爪部120に比較して短くせざるを得な
かったのである。
円弧に沿って湾曲した形状とされており、その断面は、
第5図および第6図から明らかなように、中央部の断面
形状(V−V断面)と両端部の断面形状(VI−VI断面)
とが同じにされている。ブリッジ部112の両端部は、ト
ルク受け部材106の支持部110にアウタパッド104の耳部1
24を受容する係合切欠126を形成する切削工具12(第4
図において二点鎖線で示す)との干渉を避けるために、
係合切欠126から遠ざかる方向に湾曲させられているの
であり、そのためにサイド爪部120を十分な長さとする
ことができるのであるが、ブリッジ部112の中央部は、
第5図に二点鎖線で示すように、その近傍に位置するデ
ィスクホイール130との干渉を避けるために、中央爪部1
22側に向かって湾曲させられているため、中央爪部122
をサイド爪部120とほぼ同じ長さまで延長すれば、ブリ
ッジ部112の中央部と干渉してしまう。したがって、中
央爪部122をサイド爪部120に比較して短くせざるを得な
かったのである。
本考案はこの問題に鑑み、トルク受け部材がブリッジ部
を備えたものでありながら、リアクション部の中央爪部
が十分に長く、アウタパッドを良好に押圧し得るキャリ
パ浮動型2ピストン式ディスクブレーキを得ることを課
題として為されたものである。
を備えたものでありながら、リアクション部の中央爪部
が十分に長く、アウタパッドを良好に押圧し得るキャリ
パ浮動型2ピストン式ディスクブレーキを得ることを課
題として為されたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案の要旨は、(a)車輪と共に回転するデ
ィスクロータと、(b)そのディスクロータの板面に対
向して配設されたインナパッドおよびアウタパッドと、
(c)ディスクロータの近傍に回転不能に配設されてイ
ンナパッドおよびアウタパッドを支持するとともに、ア
ウタパッドを支持する一対の支持部を互いに連結するブ
リッジ部を備えたトルク受け部材と、(d)インナパッ
ドをディスクロータに押圧するピストンをそれぞれ備え
た二つのシリンダ部と、それらシリンダ部に対向して一
対のサイド爪部および中央爪部が設けられてアウタパッ
ドをディスクロータに押圧するリアクション部とを備
え、ディスクロータの軸心に平行な方向に移動可能に設
けられたキャリパとを含むキャリパ浮動型2ピストン式
ディスクブレーキにおいて、ブリッジ部の中央部と両端
部とのアウタパッドとの隙間Z1,Z2の関係をZ1>Z2とす
るとともに、それら中央部と両端部との断面形状をディ
スクロータ半径方向の寸法X1,X2と軸心方向の寸法Y1,
Y2との関係がX1>X2かつY1<Y2となる形状とし、中央爪
部をアウタパッドとブリッジ部の中央部との間に、先端
がブリッジ部の内周縁より突出するまで入り込ませたこ
とにある。
ィスクロータと、(b)そのディスクロータの板面に対
向して配設されたインナパッドおよびアウタパッドと、
(c)ディスクロータの近傍に回転不能に配設されてイ
ンナパッドおよびアウタパッドを支持するとともに、ア
ウタパッドを支持する一対の支持部を互いに連結するブ
リッジ部を備えたトルク受け部材と、(d)インナパッ
ドをディスクロータに押圧するピストンをそれぞれ備え
た二つのシリンダ部と、それらシリンダ部に対向して一
対のサイド爪部および中央爪部が設けられてアウタパッ
ドをディスクロータに押圧するリアクション部とを備
え、ディスクロータの軸心に平行な方向に移動可能に設
けられたキャリパとを含むキャリパ浮動型2ピストン式
ディスクブレーキにおいて、ブリッジ部の中央部と両端
部とのアウタパッドとの隙間Z1,Z2の関係をZ1>Z2とす
るとともに、それら中央部と両端部との断面形状をディ
スクロータ半径方向の寸法X1,X2と軸心方向の寸法Y1,
Y2との関係がX1>X2かつY1<Y2となる形状とし、中央爪
部をアウタパッドとブリッジ部の中央部との間に、先端
がブリッジ部の内周縁より突出するまで入り込ませたこ
とにある。
作用 上記のように構成されたディスクブレーキにおいては、
ブリッジ部の両端部と中央部との断面形状が異ならされ
ており、中央部においては、両端部に比較してロータ軸
心方向の寸法Y1が小さくされ、代わりにロータ半径方向
の寸法X1が大きくされている。そのため、ブリッジ部の
中央部の断面積の減少を招くことなく、中央部とアウタ
パッドとの隙間が両端部とアウタパッドとの隙間よりも
広くすることができて、中央爪部を十分な厚みをもって
入り込ませることができ、中央爪部をサイド爪部とほぼ
同じ長さにし、あるいはそれより長くすることができ
る。一方、ブリッジ部の両端部においては、ロータ半径
方向の寸法X2が小さくされ、代わりにロータ軸心方向の
寸法Y2が大きくされている。そのため、断面積の減少を
招くことなく、両端部と係合切欠加工用切削工具との干
渉を回避することができる。
ブリッジ部の両端部と中央部との断面形状が異ならされ
ており、中央部においては、両端部に比較してロータ軸
心方向の寸法Y1が小さくされ、代わりにロータ半径方向
の寸法X1が大きくされている。そのため、ブリッジ部の
中央部の断面積の減少を招くことなく、中央部とアウタ
パッドとの隙間が両端部とアウタパッドとの隙間よりも
広くすることができて、中央爪部を十分な厚みをもって
入り込ませることができ、中央爪部をサイド爪部とほぼ
同じ長さにし、あるいはそれより長くすることができ
る。一方、ブリッジ部の両端部においては、ロータ半径
方向の寸法X2が小さくされ、代わりにロータ軸心方向の
寸法Y2が大きくされている。そのため、断面積の減少を
招くことなく、両端部と係合切欠加工用切削工具との干
渉を回避することができる。
考案の効果 このように、本考案によれば、十分な剛性のブリッジ部
を設けることによりトルク受け部材の小形化,軽量化を
図りつつ、その断面形状を中央部と両端部とで変えるこ
とによって、中央爪部の長さをサイド爪部と同じ程度の
好適な寸法とし、かつ、十分厚くすることができる。そ
のため、アウタパッドをほぼ均一な押圧力で押圧するこ
とができ、アウタパッドの偏摩耗およびそれに伴う引摺
りの発生を良好に低減することができる。
を設けることによりトルク受け部材の小形化,軽量化を
図りつつ、その断面形状を中央部と両端部とで変えるこ
とによって、中央爪部の長さをサイド爪部と同じ程度の
好適な寸法とし、かつ、十分厚くすることができる。そ
のため、アウタパッドをほぼ均一な押圧力で押圧するこ
とができ、アウタパッドの偏摩耗およびそれに伴う引摺
りの発生を良好に低減することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図ないし第3図において、10は車輪と共に回転する
ディスクロータ(以下、単にロータと言う)である。ロ
ータ10の板面に対向する位置には、摩擦材12,14とその
背面に固着された鋼製の裏板16,18とから成るインナパ
ッド20およびアウタパッド22が配設されている。ロータ
10の近傍には、トルク受け部材としてのマウンティング
ブラケット24が回転不能に配設されている。マウンティ
ングブラケット24は、ロータ10の両側に位置する一対の
パッド支持部26,28がロータ10の外周を越えて延びる連
結部30によって本体部32と連結された形状を有し、ロー
タ10の外周を跨ぐ状態で設けられている。パッド支持部
26,28には係合切欠34,36が形成されており、アウタパッ
ド22の裏板18に形成された耳部38,40がそれぞれ係合切
欠34,36に係合させられることによって、アウタパッド2
2がパッド支持部26,28によってロータ10の軸心に平行な
方向に摺動可能に支持される。一方、図示はしないが、
インナパッド22にも同様な耳部が形成され、本体部32に
形成された係合切欠に係合させられる。
ディスクロータ(以下、単にロータと言う)である。ロ
ータ10の板面に対向する位置には、摩擦材12,14とその
背面に固着された鋼製の裏板16,18とから成るインナパ
ッド20およびアウタパッド22が配設されている。ロータ
10の近傍には、トルク受け部材としてのマウンティング
ブラケット24が回転不能に配設されている。マウンティ
ングブラケット24は、ロータ10の両側に位置する一対の
パッド支持部26,28がロータ10の外周を越えて延びる連
結部30によって本体部32と連結された形状を有し、ロー
タ10の外周を跨ぐ状態で設けられている。パッド支持部
26,28には係合切欠34,36が形成されており、アウタパッ
ド22の裏板18に形成された耳部38,40がそれぞれ係合切
欠34,36に係合させられることによって、アウタパッド2
2がパッド支持部26,28によってロータ10の軸心に平行な
方向に摺動可能に支持される。一方、図示はしないが、
インナパッド22にも同様な耳部が形成され、本体部32に
形成された係合切欠に係合させられる。
パッド支持部26,28は、ブリッジ部42により連結されて
いる。ブリッジ部42は、制動時に、パッド支持部26,28
が共同してロータ10の回転トルクを受けるようにするた
めのものであり、ロータ10の軸心を中心とする円弧に沿
って湾曲した円弧状を成している。
いる。ブリッジ部42は、制動時に、パッド支持部26,28
が共同してロータ10の回転トルクを受けるようにするた
めのものであり、ロータ10の軸心を中心とする円弧に沿
って湾曲した円弧状を成している。
マウンティングブラケット24よりロータ外周側には、キ
ャリパ50が一対のパッド20,22を挟むようにして配設さ
れている。キャリパ50は、インナパッド20の裏面に対向
して設けられ、各シリンダボア内にそれぞれピストン54
を備えた2つのシリンダ部(第2図および第3図に一方
のみに示す)56と、アウタパッド22の背面に対向して設
けられ、シリンダ部56に対向して一対のサイド爪部58,6
0および中央爪部62を備えたリアクション部64と、これ
らをディスクロータ10の外周を越えて連結する連結部66
とを備えており、マウンティングブラケット24に立設さ
れた図示しない2本のスライドピンによってディスクロ
ータ10の軸心に平行な方向に移動可能に支持されてい
る。したがって、各シリンダ部56のシリンダボアに制動
液圧が供給されると、それぞれのピストン54がインナパ
ッド20をロータ10の摩擦面に押し付け、その反力でリア
クション部64の各爪部58,60,62がアウタパッド22を他方
の摩擦面に押し付ける。
ャリパ50が一対のパッド20,22を挟むようにして配設さ
れている。キャリパ50は、インナパッド20の裏面に対向
して設けられ、各シリンダボア内にそれぞれピストン54
を備えた2つのシリンダ部(第2図および第3図に一方
のみに示す)56と、アウタパッド22の背面に対向して設
けられ、シリンダ部56に対向して一対のサイド爪部58,6
0および中央爪部62を備えたリアクション部64と、これ
らをディスクロータ10の外周を越えて連結する連結部66
とを備えており、マウンティングブラケット24に立設さ
れた図示しない2本のスライドピンによってディスクロ
ータ10の軸心に平行な方向に移動可能に支持されてい
る。したがって、各シリンダ部56のシリンダボアに制動
液圧が供給されると、それぞれのピストン54がインナパ
ッド20をロータ10の摩擦面に押し付け、その反力でリア
クション部64の各爪部58,60,62がアウタパッド22を他方
の摩擦面に押し付ける。
第2図に示すように、ブリッジ部42の中央部の断面形状
は、ロータ10の軸心方向の寸法Y1に対して半径方向の寸
法X1が大きくされている。また、第3図に示すように、
ブリッジ部42の両端部の断面形状は、半径方向の寸法X2
に対して軸心方向の寸法Y2が大きくされており、中央部
と両端部とを比較すると、両者の寸法の関係が、 X1>X2かつY1<Y2 となっている。その結果、ブリッジ部42の中央部は十分
な断面積を有するものでありながら、アウタパッド22の
裏板18との隙間Z1が両端部と裏板18との隙間Z2よりも広
くなり、リアクション部64の中央爪部62を隙間Z1に入り
込ませることができ、その先端はブリッジ部42の内周縁
より突出して両サイド爪部58,60と同じように、アウタ
パッド22のロータ中心側端部近傍まで達している。しか
も、第2図および第3図から明らかなように、中央爪部
62のロータ軸心方向の厚みは十分に厚くされている。ブ
リッジ部42の近傍には、第2図に二点鎖線で示すよう
に、ディスクホイール66が配設されるが、中央爪部62お
よびブリッジ部42と干渉する恐れはない。中央爪部62お
よびブリッジ部42の形状がそのように設定されているの
である。
は、ロータ10の軸心方向の寸法Y1に対して半径方向の寸
法X1が大きくされている。また、第3図に示すように、
ブリッジ部42の両端部の断面形状は、半径方向の寸法X2
に対して軸心方向の寸法Y2が大きくされており、中央部
と両端部とを比較すると、両者の寸法の関係が、 X1>X2かつY1<Y2 となっている。その結果、ブリッジ部42の中央部は十分
な断面積を有するものでありながら、アウタパッド22の
裏板18との隙間Z1が両端部と裏板18との隙間Z2よりも広
くなり、リアクション部64の中央爪部62を隙間Z1に入り
込ませることができ、その先端はブリッジ部42の内周縁
より突出して両サイド爪部58,60と同じように、アウタ
パッド22のロータ中心側端部近傍まで達している。しか
も、第2図および第3図から明らかなように、中央爪部
62のロータ軸心方向の厚みは十分に厚くされている。ブ
リッジ部42の近傍には、第2図に二点鎖線で示すよう
に、ディスクホイール66が配設されるが、中央爪部62お
よびブリッジ部42と干渉する恐れはない。中央爪部62お
よびブリッジ部42の形状がそのように設定されているの
である。
したがって、中央爪部62の長さlを従来に比較して長く
することができ、制動時に、リアクション部64の3つの
爪部58,60および62がアウタパッド22の裏板18を均等な
押圧力で押圧することができる。それによって、制動時
における裏板18の湾曲に従来に比較して小さくて済み、
裏板18の湾曲に起因する摩擦材14の面圧不均一が低減
し、摩擦材14の偏摩耗およびそれに起因するブレーキの
引摺りが良好に防止される。
することができ、制動時に、リアクション部64の3つの
爪部58,60および62がアウタパッド22の裏板18を均等な
押圧力で押圧することができる。それによって、制動時
における裏板18の湾曲に従来に比較して小さくて済み、
裏板18の湾曲に起因する摩擦材14の面圧不均一が低減
し、摩擦材14の偏摩耗およびそれに起因するブレーキの
引摺りが良好に防止される。
また、ブリッジ部42の両端部においては半径方向の幅X2
が軸心方向の幅Y2より小さくされているため、係合切欠
34,36を切削加工するための切削工具とブリッジ部42と
の干渉が回避され、かつ、断面積も十分であってブリッ
ジ部42の剛性が不足することもない。
が軸心方向の幅Y2より小さくされているため、係合切欠
34,36を切削加工するための切削工具とブリッジ部42と
の干渉が回避され、かつ、断面積も十分であってブリッ
ジ部42の剛性が不足することもない。
以上、本考案の一実施例を説明したが、中央爪部の断面
形状,寸法を適宜変更する等、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した態様で、本考案を実施するこ
とができる。
形状,寸法を適宜変更する等、当業者の知識に基づいて
種々の変形,改良を施した態様で、本考案を実施するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例であるキャリパ浮動型2ピス
トン式ディスクブレーキを示す正面図である。第2図は
第1図のII−II断面図であり、第3図は同じくIII−III
断面図である。第4図は従来のキャリパ浮動型2ピスト
ン式ディスクブレーキを示す正面断面図であり、第5図
はそのV−V断面図、第6図は同じくVI−VI断面図であ
る。 10:ディスクロータ、20:インナパッド 22:アウタパッド 24:マウンティングブラケット 42:ブリッジ部、50:キャリパ 54:ピストン、56:シリンダ部 58,60:サイド爪部、62:中央爪部 64:リアクション部
トン式ディスクブレーキを示す正面図である。第2図は
第1図のII−II断面図であり、第3図は同じくIII−III
断面図である。第4図は従来のキャリパ浮動型2ピスト
ン式ディスクブレーキを示す正面断面図であり、第5図
はそのV−V断面図、第6図は同じくVI−VI断面図であ
る。 10:ディスクロータ、20:インナパッド 22:アウタパッド 24:マウンティングブラケット 42:ブリッジ部、50:キャリパ 54:ピストン、56:シリンダ部 58,60:サイド爪部、62:中央爪部 64:リアクション部
Claims (1)
- 【請求項1】車輪と共に回転するディスクロータと、 そのディスクロータの板面に対向して配設されたインナ
パッドおよびアウタパッドと、 前記ディスクロータの近傍に回転不能に配設されて前記
インナパッドおよび前記アウタパッドを支持するととも
に、アウタパッドを支持する一対の支持部を互いに連結
するブリッジ部を備えたトルク受け部材と、 前記インナパッドを前記ディスクロータに押圧するピス
トンをそれぞれ備えた2つのシリンダ部と、それらシリ
ンダ部に対向して一対のサイド爪部および中央爪部が設
けられて前記アウタパッドを前記ディスクロータに押圧
するリアクション部とを備え、前記ディスクロータの軸
心に平行な方向に移動可能に設けられたキャリパと を含むキャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキに
おいて、 前記ブリッジ部の中央部と両端部との前記アウタパッド
との隙間Z1,Z2の関係をZ1>Z2とするとともに、それら
中央部と両端部との断面形状をディスクロータ半径方向
の寸法X1,X2と軸心方向の寸法Y1,Y2との関係がX1>X2
かつY1<Y2となる形状とし、前記中央爪部を前記アウタ
パッドと前記ブリッジ部の中央部との間に、先端がブリ
ッジ部の内周縁より突出するまで入り込ませたことを特
徴とするディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042287U JPH0650663Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989042287U JPH0650663Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132143U JPH02132143U (ja) | 1990-11-02 |
| JPH0650663Y2 true JPH0650663Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31553700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989042287U Expired - Lifetime JPH0650663Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | キャリパ浮動型2ピストン式ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650663Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4647630B2 (ja) * | 2007-02-16 | 2011-03-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55166531A (en) * | 1979-06-09 | 1980-12-25 | Toyota Motor Corp | Guide mechanism for pin slide floating caliper |
| JPS5751581A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-26 | Aisin Seiki Co Ltd | Air balancing panel |
| JPH0341158Y2 (ja) * | 1985-02-28 | 1991-08-29 |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1989042287U patent/JPH0650663Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02132143U (ja) | 1990-11-02 |
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