JPH0651164B2 - 艶変化模様を有する化粧シ−トの製造方法 - Google Patents
艶変化模様を有する化粧シ−トの製造方法Info
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- JPH0651164B2 JPH0651164B2 JP28490686A JP28490686A JPH0651164B2 JP H0651164 B2 JPH0651164 B2 JP H0651164B2 JP 28490686 A JP28490686 A JP 28490686A JP 28490686 A JP28490686 A JP 28490686A JP H0651164 B2 JPH0651164 B2 JP H0651164B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面に透明な樹脂保護層を形成した所謂プレコ
ート紙に関し、特に、表面に導管模様状の艶変化模様を
有する木目模様化粧紙の製造方法に関する。
ート紙に関し、特に、表面に導管模様状の艶変化模様を
有する木目模様化粧紙の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、導管模様を有するプレコート化粧紙については様
々な方法が提案されており、一例を上げれば、特公昭5
3−427号公報に示された方法や特公昭50−391
15号公報に示された方法がある。
々な方法が提案されており、一例を上げれば、特公昭5
3−427号公報に示された方法や特公昭50−391
15号公報に示された方法がある。
前者は、木目模様の導管模様に相当する部分を体質顔料
を多量に含むインキで印刷し、透明樹脂保護層の樹脂を
吸収させることにより表面を粗面とするものであるが、
この方法によると、導管の色が明色ないし無色の場合、
導管部分が白っぽく見える所謂白化現象が生じるという
問題や、導管部分の耐溶剤性が劣るという問題があっ
た。
を多量に含むインキで印刷し、透明樹脂保護層の樹脂を
吸収させることにより表面を粗面とするものであるが、
この方法によると、導管の色が明色ないし無色の場合、
導管部分が白っぽく見える所謂白化現象が生じるという
問題や、導管部分の耐溶剤性が劣るという問題があっ
た。
後者の方法は、模様が印刷されたシートの印刷面に艶の
ない表面をもった透明または半透明の合成樹脂層を形成
した後、この表面で、前記模様における凹み模様に対応
する個所を除いて艶出し加工を施すというものである
が、この凹み模様に同調させることが実際上非常に困難
であり、極めて生産性が悪いという欠点を有していた。
また単純にこの方法を木目模様に応用しようとした場
合、凹部模様に相当する導管模様の形状が著しく制約を
受け、微細な導管の表現ができないという問題があっ
た。これは、微細な導管を表現しようとする場合、艶出
し用の樹脂の粘度を低くすると凹部に樹脂が流れこんで
埋ってしまうためであり、これを防止するために樹脂の
粘度を高くすると、レベリング性が悪くなるため平滑な
表面が得れないという相反する性質があるからである。
ない表面をもった透明または半透明の合成樹脂層を形成
した後、この表面で、前記模様における凹み模様に対応
する個所を除いて艶出し加工を施すというものである
が、この凹み模様に同調させることが実際上非常に困難
であり、極めて生産性が悪いという欠点を有していた。
また単純にこの方法を木目模様に応用しようとした場
合、凹部模様に相当する導管模様の形状が著しく制約を
受け、微細な導管の表現ができないという問題があっ
た。これは、微細な導管を表現しようとする場合、艶出
し用の樹脂の粘度を低くすると凹部に樹脂が流れこんで
埋ってしまうためであり、これを防止するために樹脂の
粘度を高くすると、レベリング性が悪くなるため平滑な
表面が得れないという相反する性質があるからである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の問題点を解決し、白化のない繊細な導管
模様を有し、なおかつ表面が平滑な木目模様化粧紙を安
定して、極めて能率的に製造する方法を提示するもので
ある。
模様を有し、なおかつ表面が平滑な木目模様化粧紙を安
定して、極めて能率的に製造する方法を提示するもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 以下図面に従って本発明の方法を詳細に説明する。
本発明の化粧紙は第1図に示すように、基体シート
(1)の表面に任意の木目模様(2)を形成した後、そ
の上全面に第1透明樹脂層(3)を形成する。
(1)の表面に任意の木目模様(2)を形成した後、そ
の上全面に第1透明樹脂層(3)を形成する。
第1透明樹脂層は、公知のアミノアルキッド樹脂、ウレ
タン樹脂、ニトロセルローズ樹脂、などの合成樹脂にシ
リカ等のマット剤を混合したものを用いることができ
る。この時、第1透明樹脂層の乾燥被膜の性質として、
表面光沢度が60゜鏡面反射率で10以下であり、かつ
濡れ指数が35ダイン以上であることが重要である。
タン樹脂、ニトロセルローズ樹脂、などの合成樹脂にシ
リカ等のマット剤を混合したものを用いることができ
る。この時、第1透明樹脂層の乾燥被膜の性質として、
表面光沢度が60゜鏡面反射率で10以下であり、かつ
濡れ指数が35ダイン以上であることが重要である。
これは、表面光沢度が10以上の場合には最終製品の艶
変化模様の効果が不充分となり、また濡れ指数が35ダ
イン以下の場合には、後述の第2透明樹脂層の塗装性が
損われ、ハジキや密着不良を生ずる場合があるからであ
る。
変化模様の効果が不充分となり、また濡れ指数が35ダ
イン以下の場合には、後述の第2透明樹脂層の塗装性が
損われ、ハジキや密着不良を生ずる場合があるからであ
る。
次に、乾燥した第1透明樹脂層の表面に第2透明樹脂層
(4)を設ける。第2透明樹脂層の材質は第1透明樹脂
層と同様公知の合成樹脂に、表面性能を付与する目的
で、スリップ剤、レベリング剤、マット剤、耐汚染性向
上剤等を、また、導管部分への流れ込みを防止する目的
でチクソトロパントを添加したものを使用する。第2透
明樹脂層を形成する手段としては、逆導管版によるグラ
ビアコート法がもっとも適しており、版の仕様として
は、線数150線/インチ、版深度60μのものから1
20線/インチ、版深度80μ程度が適当である。また
ここで使用する逆導管版は下地の木目模様と無関係な導
管模様であることが必要である。
(4)を設ける。第2透明樹脂層の材質は第1透明樹脂
層と同様公知の合成樹脂に、表面性能を付与する目的
で、スリップ剤、レベリング剤、マット剤、耐汚染性向
上剤等を、また、導管部分への流れ込みを防止する目的
でチクソトロパントを添加したものを使用する。第2透
明樹脂層を形成する手段としては、逆導管版によるグラ
ビアコート法がもっとも適しており、版の仕様として
は、線数150線/インチ、版深度60μのものから1
20線/インチ、版深度80μ程度が適当である。また
ここで使用する逆導管版は下地の木目模様と無関係な導
管模様であることが必要である。
また第2透明樹脂層を塗布するときの粘度はザーンカッ
プ#4で12〜15sec 程度が適当であり、次に述べる
メヤーバーを使用する場合には15sec 程度が、また使
用しない場合には12sec 程度が適当である。
プ#4で12〜15sec 程度が適当であり、次に述べる
メヤーバーを使用する場合には15sec 程度が、また使
用しない場合には12sec 程度が適当である。
次に、第2透明樹脂層を塗布した後、該樹脂層が未乾燥
の状態のうちに、シートの進行速度と異る周速で回転す
る表面が平滑なメヤーバーを接触させると第2透明樹脂
層の表面の平滑性が向上するが、この時、第1透明樹脂
層の濡れ易さが前述の範囲である場合には、導管部分が
埋もれてしまうことがない。
の状態のうちに、シートの進行速度と異る周速で回転す
る表面が平滑なメヤーバーを接触させると第2透明樹脂
層の表面の平滑性が向上するが、この時、第1透明樹脂
層の濡れ易さが前述の範囲である場合には、導管部分が
埋もれてしまうことがない。
(実施例1) 坪量60g/m2の紙にグラビア印刷法により3色よりな
るチーク木目柄を印刷し、120線/インチ、80μの
ベタ版を用いてウレタン樹脂系の第1透明樹脂層を形成
した。第1透明樹脂層の光沢度は60゜鏡面反射率で3
であり、濡れ指数は40ダインであった。
るチーク木目柄を印刷し、120線/インチ、80μの
ベタ版を用いてウレタン樹脂系の第1透明樹脂層を形成
した。第1透明樹脂層の光沢度は60゜鏡面反射率で3
であり、濡れ指数は40ダインであった。
次に前記チーク木目柄とは同調しない逆導管版を用いた
ウレタン樹脂系の第2透明樹脂層を形成した。逆導管版
の仕様は150線/インチ、60μで、塗布粘度はザー
ンカップ#4で12sec とした。
ウレタン樹脂系の第2透明樹脂層を形成した。逆導管版
の仕様は150線/インチ、60μで、塗布粘度はザー
ンカップ#4で12sec とした。
こうして得られたプレコート化粧紙は、表面に艶の消え
た導管模様を有するものであるが、導管模様は白化の傾
向もなく、極めて自然であった。また表面の大部分が透
明樹脂で2重に覆われているため、表面の耐久性に優れ
るものであった。
た導管模様を有するものであるが、導管模様は白化の傾
向もなく、極めて自然であった。また表面の大部分が透
明樹脂で2重に覆われているため、表面の耐久性に優れ
るものであった。
(実施例2) 実施例1と同様の方法で第1透明樹脂層まで形成した
後、150線/インチ、60μの逆導管版を用いてウレ
タン樹脂系の第2透明樹脂層を塗布するにあたって、こ
の粘度をザーンカップ#4で15sec とし、塗布直後に
シートの進行と逆方向に、かつ異る速度で回転する金属
製のメヤーバーにより塗布面をならしたところ、導管の
埋まりも発生せず、なおかつ仕上り表面の極めて平滑な
プレコート化粧紙が得られた。
後、150線/インチ、60μの逆導管版を用いてウレ
タン樹脂系の第2透明樹脂層を塗布するにあたって、こ
の粘度をザーンカップ#4で15sec とし、塗布直後に
シートの進行と逆方向に、かつ異る速度で回転する金属
製のメヤーバーにより塗布面をならしたところ、導管の
埋まりも発生せず、なおかつ仕上り表面の極めて平滑な
プレコート化粧紙が得られた。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、体質顔料等を含む導管インキを
使用する場合に比較して導管部分の白化が生ぜず、極め
て自然な無色導管表現が可能である。また下地の木目柄
に同調しない逆導管版を使用するため見当合せの操作が
不要であり、従って印刷速度を上げることができるた
め、歩留りも向上し、生産性が極めて良好である。ま
た、第1透明樹脂層の濡れ易さを規制することにより導
管部分の埋りこみを防止でき、更に第2透明樹脂層の形
成直後にメヤーバーをかけることが可能となるため、表
面の平滑性に優れたプレコート化粧紙が得られる。更に
表面の大部分が2層の樹脂層によって保護されるため、
表面の耐久性にも優れたものとなる。
使用する場合に比較して導管部分の白化が生ぜず、極め
て自然な無色導管表現が可能である。また下地の木目柄
に同調しない逆導管版を使用するため見当合せの操作が
不要であり、従って印刷速度を上げることができるた
め、歩留りも向上し、生産性が極めて良好である。ま
た、第1透明樹脂層の濡れ易さを規制することにより導
管部分の埋りこみを防止でき、更に第2透明樹脂層の形
成直後にメヤーバーをかけることが可能となるため、表
面の平滑性に優れたプレコート化粧紙が得られる。更に
表面の大部分が2層の樹脂層によって保護されるため、
表面の耐久性にも優れたものとなる。
第1図は本発明方法によって得られる化粧シートの一例
を示す断面図である。 (1)……基体シート、(2)……木目模様 (3)……第1透明樹脂層 (4)……第2透明樹脂層
を示す断面図である。 (1)……基体シート、(2)……木目模様 (3)……第1透明樹脂層 (4)……第2透明樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】基体シートの表面に木目模様を形成した
後、その表面に透明樹脂保護層を設ける化粧シートの製
造方法において、該透明樹脂保護層を、表面光沢度が6
0゜鏡面反射率で10以下であり、かつ濡れ指数が35
ダイン以上である第1透明樹脂層と、表面光沢度が60
゜鏡面反射率で20以上である第2透明樹脂層とに分け
て形成し、第1透明樹脂層をベタ状の連続した層とし、
第2透明樹脂層を前記木目模様と同調しない導管模様状
に部分的に跡切れた層とすることによって、第2透明樹
脂層の跡切れた部分から第1透明樹脂層が露出するよう
にしたことを特徴とする艶変化模様を有する化粧シート
の製造方法。 - 【請求項2】第2透明樹脂層を形成した直後の塗膜が未
乾燥の状態において、該塗膜面上にシートの進行速度と
異なる周速で回転する表面が平滑なメヤーバーを接触さ
せ、第2透明樹脂層の表面の仕上りを平滑にさせること
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の化粧シー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28490686A JPH0651164B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 艶変化模様を有する化粧シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28490686A JPH0651164B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 艶変化模様を有する化粧シ−トの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63137772A JPS63137772A (ja) | 1988-06-09 |
| JPH0651164B2 true JPH0651164B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=17684579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28490686A Expired - Fee Related JPH0651164B2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 艶変化模様を有する化粧シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651164B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0612120Y2 (ja) * | 1988-09-19 | 1994-03-30 | 信越ポリマー株式会社 | プラスチック床材 |
| JPH0647722Y2 (ja) * | 1990-10-15 | 1994-12-07 | 大日本印刷株式会社 | 経木の代用となる積層シート |
| JP2022170524A (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-10 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート、化粧板及び化粧シートの製造方法 |
-
1986
- 1986-11-29 JP JP28490686A patent/JPH0651164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63137772A (ja) | 1988-06-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |