JPH0651423B2 - 2色感熱記録材料 - Google Patents

2色感熱記録材料

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JPH0651423B2
JPH0651423B2 JP60173500A JP17350085A JPH0651423B2 JP H0651423 B2 JPH0651423 B2 JP H0651423B2 JP 60173500 A JP60173500 A JP 60173500A JP 17350085 A JP17350085 A JP 17350085A JP H0651423 B2 JPH0651423 B2 JP H0651423B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は2色感熱記録材料に関し、更に詳しくは、通常
無色又はやや淡色のロイコ染料と、熱時このロイコ染料
と反応して発色せしめる顕色剤とを主成分として含有し
てなる感熱発色層を積層してなる2色感熱記録材料に関
する。
〔従来技術〕
感熱記録材料は、加熱によって発色画像を形成しうる感
熱発色層を紙などの支持体上に設けたものであって、そ
の加熱にはサーマルヘッドを備えたサーマルプリンター
などが広く用いられている。こうした従来の感熱記録材
料としては、感熱発色層中にラクトン環、ラクタム環、
スピロピラン環などを有する無色又は淡色のロイコ染料
(発色主剤)と、加熱時にこのロイコ染料と反応して発
色させる顕色剤(発色助剤)とを含有するものが色調が
鮮明であり、しかもカブリ現象が少ないため多く利用さ
れている。
ところで、感熱記録材料は加熱するだけで容易に発色画
像が得られるため図書、文書などの複写に用いられるば
かりでなく、電子計算機、ファクシミリ、テレックスな
どの各種情報並びに計測機の出力記録等の分野で活用さ
れているが、記録の用途によっては特に必要なデーター
や数字をより明確に表示するために、その部分の発色
(表示色)を他の部分の発色の色とを変えて記録できる
ことが望ましいことは当然である。
最近は、加熱温度の差、又は熱エネルギーの差を利用し
て多色の記録を得ようとする試みもされ、それに従がっ
て種々の多色発色感熱記録紙が提案されている。多色発
色感熱記録紙は、一般に支持体上に、異なった発色熱エ
ネルギーで異なった色調に発色する2種の高温及び低温
発色層を重ねて形成したものであって、大別すると以下
の2種類に分けられる。その1つは、高温発色層を発色
させる場合に低温発色層の色調と混色して低温発色層の
発色色調とは異なる色調を得るものであり、他の1つ
は、高温発色層を発色させる場合に低温発色層を消色す
る消色剤を用いて低温発色層の発色色調の混色のない高
温発色層の発色色調のみを得るものである。これらの具
体例として、前者のものは、特公昭49−69号公報、特公
昭49−4342号、特公昭49−27708号報、特開昭48−86543
号公報、特開昭49−65239号公報等に記載され、また後
者のものは、特公昭50−17865号公報、特公昭50−17866
号公報、特公昭51−29024号公報、特公昭51−87542号公
報、特開昭50−18048号公報、特公昭55−36519号公報等
にそれぞれ開示されている。
しかしながら、前者の多色発色感熱記録紙の場合には、
高温発色の際、低温発色層の色調と混色させる為に具体
的に実現しうる発色色調が赤−黒、青−黒等のように高
温発色色調がいんぺい力のある黒系に限られるという欠
点がある。一方、後者の多色発色感熱記録紙の場合に
は、発色色調の組合せは、自由に選べるが、高温発色の
際、低温発色層を消色する消色剤として高級脂肪族アル
コール、ポリエーテル、ポリエチレングリコール誘導
体、含窒素有機化合物としてのアセトアミド、ステアロ
アミド、フタロニトリル、アミン誘導体としてのグアニ
ジン誘導体、モルフォリン誘導体等が用いられる。しか
し、このような多色発色の記録材料では、今回、低温発
色層を発色させた画像が経時によって消色剤層の影響を
受けて消色してくる傾向のあることが判明した。
〔目的〕
本発明は、黒色系の低温発色を得ることができる共に、
混色のない鮮明な高温発色を得ることができ、しかも発
色画像の経時消色のない2色記録材料を提供することを
目的とする。
〔構成〕
本発明によれば、支持体上に、高温発色層、消色層及び
低温発色層を順次積層させた2色感熱記録材料におい
て、該高温発色層と該消色層の間に比較的高軟化点の造
膜性高分子結合剤を主成分とする第1の中間層を設ける
と共に、該消色層と該低温発色層の間に比較的低軟化点
の造膜性高分子結合剤を主成分とする第2の中間層を設
けたことを特徴とする2色感熱記録材料が提供される。
本発明においては、高温発色層と消色層との間に比較的
高軟化点の第1の中間層を設けたことにより高温発色時
における消色剤の高温発色層に対する影響が少なくな
る。又、低温発色層と消色層との間に比較的低軟化点の
第2の中間層を設けたことにより、経時による消色剤の
低温発色画像への影響が防止されると共に高温発色時に
おける消色剤の低温発色層に対する消色作用は阻害され
ない。従って、本発明による2色感熱記録材料にあって
は、高温発色層の発色濃度が高く、高温発色と低温発色
の色分離性が高く、しかも低温発色画像の保存安定性が
高いものとなる。
第1の中間層に含有させる比較的高軟化点の造膜性高分
子結合剤の軟化点は、好ましくは100℃以上、更に好ま
しくは100℃〜200℃である。このような結合剤の例とし
ては、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デ
ンプン及びその誘導体を挙げることができるが、本発明
はこれらに限られるものではない。一方、第2の中間層
に含有させる比較的低軟化点の造膜性高分子結合剤の軟
化点は、好ましくは、100℃以下、更に好ましくは40〜1
00℃であり、この場合第1の中間層の結合剤の軟化点よ
りも低くなることは言うまでもない。
このような比較的低軟化点の結合剤としては、例えば、
ポリ塩化ビニリデン、スチレン/ブタジエン共重合体、
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、スチレン/ブタジエ
ン/アクリル系共重合体等が挙げられるが、本発明はこ
れらに限られるものではない。
尚、第1及び第2中間層は上記の如き結合剤を主成分と
するが、熱可融性物質(増感剤等)やフィラーをそれぞ
れの中間層に含有させてもよい。
本発明において、高温発色層及び低温発色層に含有させ
る顕色剤としては、例えば、N,N′−ジフェニルチオ尿
素、N−p−エチルフェニル−N′−フェニルチオ尿
素、N−p−ブチルフェニル−N′−フェニルチオ尿
素、N,N′−ジ−m−クロロフェニルチオ尿素、N,N′−
ジ−p−クロロフェニルチオ尿素、N,N′−ジ−m−ト
リフルオロメチルフェニルチオ尿素、N,N′−ジ−m−
メチルフェニルチオ尿素、4,4′−イソプロピリデンジ
フェノール、4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロ
ロフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−
ジブロモフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス
(2,6−ジクロロフェノール)、4,4′−イソプロピリデ
ンビス(2−メチルフェノール)、4,4′−イソプロピ
リデンビス(2−tert−ブチルフェノール)、4,4′−s
ec−ブチリデンジフェノール、4,4′−シクロヘキシリ
デンビス(2−メチルフェノール)、4−tert−ブチル
フェノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシ
ジフエノキシド、α−ナフトール、β−ナフトール、3,
5−キシレノール、チモール、メチル−4−ヒドロキシ
ベンゾエート、4−ヒドロキシアセトフェノン、ノボラ
ック型フェノール樹脂、2,2′−チオビス(4,6−ジクロ
ロフェノール)、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノ
ン、ピロガノール、フロログルシン、フロログリシンカ
ルボン酸、4−tert−オクチルカテコール、2,2′−メ
チレンビス(4−クロロフェノール)、2,2′−メチレ
ンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2′−ジヒドロキシジフェニル、p−ヒドロキシ安息
香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒ
ドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベン
ジン、p−ヒドロキシ安息香酸−p−クロルベンジル、
p−ヒドロキシ安息香酸−o−クロルベンジル、p−ヒ
ドロキシ安息香酸−p−メチルベジル、p−ヒドロキシ
安息香酸−n−オクチル安息香酸、サリチル酸亜鉛、1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸亜鉛、4
−ヒドロキシジフエニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4′−クロロジフエニルスルホン、ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)スルフイド等が用いられる他、下記に示す
ようなグアジン系の有機塩基の顕色剤も使用し得る。
本発明において用いるロイコ染料は単独又は2種以上混
合して適用されるが、このようなロイコ染料としては、
この種の感熱材料に適用されているものが任意に適用さ
れ、例えば、トリフエニルメタン系、フルオラン系、フ
エノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン系、イン
ドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好ましく用
いられる。このようなロイコ染料の具体例としては、例
えば、以下に示すようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジメ
チルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレツトラク
トン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジエ
チルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−クロ
ルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフエニル)フタリド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオラ
ン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフエニル)アミ
ノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−クロ
ルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリクロ
ロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フル
オラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フル
オラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、 3(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(N,N−
ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピ
リロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピ
リロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフエニ
ル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフエニル)
フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフエニ
ル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフエニル)
フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジエチルアミノフエニ
ル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチルフエニル)
フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフエニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフエニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロメ
チルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジル
−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフエニル)メチ
ルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フエニル
エチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フエ
ニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニルフ
エニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フエニル
エチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−(p
−n−ブチルアニリノ)フルオラン、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5、6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロ
モフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′、5′−ベンゾフルオラン等。
本発明においては、高温発色層に含有させる特に好まし
いロイコ染料の具体例としては、例えば、3−ジエチル
アミノ−7−クロルフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−クロルフルオラン、3−シクロヘキシ
ルアミノ−6−クロルフルオラン、3−ジエチルアミノ
ベンゾ〔α〕フルオラン等が挙げられる。また、高温発
色層には、前記したグアニジン系顕色剤と組合せて、下
記に示すようなアシル化したラクトン又はサルトン型酸
性ロイコ染料も使用できる。
本発明においては、発色色調の組合せは自由に選べる
が、高温発色の際に低温発色層の発色を阻止しなければ
ならない。このような消色剤としては要求される材料物
性としては、塩基性を示すこと、水に難溶であること、
融点が少くとも80℃であること、空気中又は熱に対し安
定であること、毒性が少ないこと等が挙げられる。この
ような消色剤としては、例えば、次のものが挙げられ
る。
(イ)下記一般式(I)、(II)又は(IV)で表わされ
るピペラジン誘導体、(ロ)下記一般式(III)で表わ
される二価カルボン酸のジ置換アミド化合物、及び
(ハ)分子中に3個以上のアミド基を有するか又は2個
以上のアミド基と1個以上の第3級アミン基を有する化
合物。一般式(I): 一般式(II): 一般式(III): 一般式(IV): 前記一般式(I)、(II)、(III)及び(IV)中、R
、R、R、R、R、R、R、R、R
及びR10は置換基を有していてもよいアルキル、シクロ
アルキル、アリール又はアルアルキルであり、RとR
及びRとRの末端は、互いに結合して環状構造を
とってもよい。また、Aは二価の脂肪族基又は芳香族基
を表わし、X、X及びXはカルボニル又はスルホニ
ルであり、Y及びYはアルキレンを表わす。前記R
〜R10で表わされるアルキルとして、通常、炭素数1
〜18の直鎖又は分枝鎖のものが挙げられ、シクロアルキ
ルとしては、シクロヘキシルが挙げられ、アリールとし
ては、フェニル、トリル、キシリル等が挙げられ、アル
アルキルとしては、ベンジル、フェネチル等が挙げられ
る。これらの置換基は、さらに他の置換基を有すること
ができ、このような置換基としては、例えば、アルキ
ル、アリール、ハロゲン等の他、アルコキシ、アリール
オキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニ
ル、カルバモイル、アシルアミノ等を挙げることができ
る。また、一般式(I)、(II)及び(IV)におけるピ
ペラジン環にも、アルキル、アリール、ハロゲン、アル
コキシ、アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、アル
コキシカルボニル、カルバモイル、アシルアミノ等の置
換基が1個又は2個以上結合されていてもよい。
前記一般式(I)で表わされる化合物の具体例として
は、例えば、以下のようなものが挙げられる。
N−メチル−N′−フェニルアセチルピペラジン N−プロピル−N′−フェニルアセチルピペラジン、 N−プロピル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−ブチル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−シクロヘキシル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−ヘキシル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−ラウリル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−シテアリル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−フェニル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−ベンジル−N′−ベンゾイルピペラジン、 N−フェニル−N′−シクロヘキシロイルピペラジン、 N−フェニル−N′−アセチルピペラジン、 N−フェニル−N′−ラウロイルピペラジン、 N−フェニル−N′−p−メチルベンゾイルピペラジ
ン、 N−フェニル−N′−p−クロロベンゾイルピペラジ
ン、 N−ベンゾイルアミノエチル−N′−ベンゾイルピペラ
ジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルピペ
ラジン、 N−ベンゾイルアミノブチル−N′−ベンゾイルピペラ
ジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−シクロヘキシル
ピペラジン、 N−シクロヘキシロイルアミノプロピル−N′−シクロ
ヘキシロイルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノアミル−N′ベンゾイルピペラジ
ン、 N−(p−クロロベンゾイルアミノアミル)−N′−
(クロロベンゾイル)ピペラジン、 N−フェニル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−ベンジル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−メチル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−プロピル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−ブチル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−ヘキシル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−シクロヘキシル−N′−ベンゼンスルホニルピペラ
ジン、 ピペラジン、 N−ラウリル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジン、 N−ステアリル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジ
ン、 N−フェニル−N′−ブチルスルホニルピペラジン、 N−フェニル−N′−ラウリルスルホニルピペラジン、 N−フェニル−N′−ステアリンスルホニルピペラジ
ン、 N−フェニル−N′−シクロヘキスルスルホニルピペラ
ジン、 N−フェニル−N′−ベンジルスルホニルピペラジン、 N−フェニル−N′−(p−メチルベンゼンスルホニ
ル)ピペラジン、 N−ブチル−N′−(p−メチルベンゼンスルホニルピ
ペラジン、 N−ステアロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルピ
ペラジン、 N−ステアロイルアミノプロピル−N′−ベンゼンスル
ホニルピペラジン等。
前記一般式(II)で表わされる化合物の具体例として
は、例えば、以下のようなものが挙げられる。
N,N′−ビス(ベンゼンスルホニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−メチルベンゼンスルホニル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(p−イソプロピルベンゼンスルホニル)
ピペラジン、 N,N′−ビス(p−クロロベンゼンスルホニル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(o−クロロベンゼンスルホニル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(m−クロロベンゼンスルホニル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(p−ブロモベンゼンスルホニル)ピペラ
ジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−ベンゼンスルホ
ニルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−p−メチルベン
ゼンスルホニルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノエチル−N′−ベンゼンスルホニ
ルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノブチル−N′−ベンゼンスルホニ
ルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−ブタンスルホニ
ルピペラジン、 N−ナフトイルアミノプロピル−N′−ベンゼンスルホ
ニルピペラジン、 N−ベンゼンスルホニルアミノプロピル−N′−ベンゼ
ンスルホニルピペラジン、 N−ブチロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルピペ
ラジン、 N−ヘキシロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルピ
ペラジン、 N−ラウロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイ N,N′−ビス(ブチルスルホニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(オクチルスルホニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ラウリルスルホニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ステアリルスルホニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(シクロヘキシルスルホニル)ピペラジ
ン、 N,N′−ビス(p−ラウリルベンゼンスルホニル)ピペ
ラジン、 N,N′−ビス(シクロヘキシルホニル)ピペラジン、 N−ブチルスルホニル−N′−ベンゼンスルホニルピペ
ラジン、 N−オクチルスルホニル−N′−ベンゼンスルホニルピ
ペラジン、 N−(o−クロロベンゼンスルホニル)−N′−ベンゼ
ンスルホニルピペラジン、 N−ラウロイル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジ
ン、 N−ラウロイル−N′−(p−メチルベンゼンスルホニ
ル)ピペラジン、 N−ベンゾイル−N′−ベンゼンスルホニルピペラジ
ン、 N−(o−クロロベンゾイル)−N′−ベンゼンスルホ
ニルピペラジン、 N−(o−メチルベンゾイル)−N′−ベンゼンスルホ
ニルピペラジン、 N,N′−ビス(ブチロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ヘキシロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(n−オクチロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ターシャリーオクチロイル)ピペラジ
ン、 N,N−ビス(ラウリロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ステアロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ピバロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(シクロヘキシロイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−メチルシクロヘキシロイル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(p−メチルフェニルアセチル)ピペラジ
ン、 N,N′−ビス(フェニルアセチル)ピペラジン、 N,N′−ビス(フェニルプロピオニル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ベンゾイル)ピペランジン、 N,N′−ビス(フェノキシアセチル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−クロロベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(2−フェノキシプロピオニル)ピペラジ
ン、 N,N′−ビス(m−クロロベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(o−クロロベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−メチルベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(m−メチルベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(o−メチルベンゾイル)ピペラジン、 N,N−ビス(o−アセチロキシベンゾイル)ピペラジ
ン、 N,N′−ビス(o−ブチリロキシベンゾイル)ピペラジ
ン、 N,N′−ビス(p−フェニルベンゾイル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−メトキシカルボニルベンゾイル)ピ
ペラジン、 N,N′−ビス(p−イソプロポキシカルボニルベンゾイ
ル)ピペラジン、 N,N′−ビス(p−オクタデシルカルバモイルベンゾイ
ル)ピペラジン等。
前記一般式(III)式中、R、R、R及びR
置換又は未置換のアルキル、シクロアルキル、アリール
又はアラルキルを表わし、RとR又はRとR
は、その末端がそれぞれ結合して環を形成することも
できる。前記アルキルとしては、通常、炭素数4〜18の
直鎖又は分枝鎖のものが挙げられ、シクロアルキルとし
ては、シクロヘキシルが挙げられ、アリールとしては、
フェニル、トリル、キシリル等が挙げられ、アルアルキ
ルとしては、ベンジル、フェネチル等が挙げられる。こ
れらの置換基は、さらに他の置換基を有することがで
き、このような置換基としては、例えば、アルキル、ア
リール、アルコキシ、アシル、ハロゲン等の他、ベンゾ
イルアミノ、アセチルアミノ等のアシルアミノ、アルコ
キシカルボニル、カルバモイル、アリールオキシ、アル
アルキルオキシ等を挙げることができる。Aは脂肪族基
又は芳香族基であり、脂肪族基の場合、通常、置換又は
未置換の炭素数1〜8のアルキレンであり、芳香族基の
場合、置換又は未置換のフェニレン、トリレン、キシリ
レン等のアリーレン等であり、この場合、置換基として
は、前記したハロゲン、アシルアミノ、アルコキシカル
ボニル、カルバモイル、アリールオキシ、アルアルキル
オキシ等が挙げられる。
前記脂肪族及び芳香族二価カルボン酸のジ置換アミド化
合物の具体例としては、例えば、以下のものを示すこと
ができる。
N,N,N′,N′−テトラブチルコハク酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラオクチルコハク酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトララウリルコハク酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラステアリルコハク酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラフェニルアジピン酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラ−p−ブチルフェニルアジピン
酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラブチルアジピン酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラオクチルアジピン酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトララウリルアジピン酸ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラステアリルアジピン酸ジアミ
ド、 N,N′−ジシクロヘキシル−N,N′−ジメチルコハク酸ジ
アミド、 N,N′−ジシクロヘキシル−N,N′−ジメチルグルタル酸
ジアミド、 N,N′−ジシクロヘキシル−N,N′−ジメチルアジピン酸
ジアミド、 N,N,N′,N′−テトラシクロヘキシルアジピン酸ジア
ミド、 N,N′−ジメチル−N,N′−ジシクロヘキシルスベリン酸
ジアミド、 N,N′−ジメチル−N,N′−ジシクロヘキシルセバシン酸
ジアミド、 N,N′−ジメチル−N,N′−ジシクロヘキシルマロン酸ジ
アミド、 N,N,N′,N′−テトラベンジルアジピン酸ジアミド、 アジポイルジピペリジン、 アジポイルジピペコリン、 アジポイル−ジ−ε−カプロラクタム、 アジポイルジ−ピロリドン、 アジポイルジピペリドン、 セバコイルジ−ε−カプロラクタム、 セパコイルジ−ピペリドン、 アジポイル−ジ−3−クロロ−ε−カプロラクタム、 サクシニル−ジ−3−クロロ−ε−カプロラクタム等。
N,N′−テレフタロイルビスピペリジン、 N,N′−イソフタロイルビスピペリジン、 N,N′−フタロイルビスピペリジン、 N,N′−テレフタロイルビスモルホリン、 N,N′−イソフタロイルビスモルホリン、 N,N′−フタロイルビスモルホリン、 N,N′−テレフタロイルビス−4−メチルピペラジン、 N,N′−イソフタロイルビス−4−メチルピペラジン、 N,N′−フタロイルビス−4−メチルピペラジン、 N,N′−テレフタロイルビス−4−フェニニルピペラジ
ン、 N,N′−イソフタロイルビス−4−フェニルピペラジ
ン、 N,N′−フタロイルビス−4−フェニルピペラジン、 N,N′−テレフタロイルビス−4−プロピルピペラジ
ン、 N,N′−イソフタロイルビス−4−プロピルピペラジ
ン、 N,N′−フタロイル−4−プロピルピペラジン、 N,N′−テレフタロイルビスカプロラクタム、 N,N′−イソフタロイルビスカプロラクタム、 N,N′−フタロイルビスカプロラクタム、 N,N′−テレフタロイルビス−3−クロロカプロラクタ
ム、 N,N′−イソフタロイルビス−3−クロロカプロラクタ
ム、 N,N′−フタロイルビス−3−クロロカプルラクタム、 N,N′−テレフタロルビスバレロラクタム、 N,N′−イソフタロイルビスバレルラクタム、 N,N′−フタロイルビスバレロラクタム、 N,N′−テレフタロイルビスピロリジン、 N,N′−イソフタロイルビスピロリジン、 N,N′−フタロイルビスピロリジン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジエチルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジエチルアミン、 N,N′−フタロイルビス−ジエチルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジプロピルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジプロピルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジブチルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジブチルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−シクロヘキシル−メチル
アミン、 N,N′−イソフタロイルビスシクロヘキシル−メチルア
ミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジシクロヘキシル−アミ
ン N,N′−イソフタロイルビス−ジシクロヘキシル−アミ
ン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジベンジルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジベンジルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジオクチルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジオクチルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジエトキシプロピルアミ
ン、 N,N′−テレフタロイルビス−4−クロロブチルアミ
ン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジベンゾイルアミノエチ
ルアミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジベンゾイルアミノエチ
ルアミン、 N,N′テレフタロイルビス−ベンゾイルアミノプロピル
アミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ベンゾイルアミノプロピ
ルアミン、 N,N′−テレフタロイルビス−ジアセチルアミノエチル
アミン、 N,N′−イソフタロイルビス−ジアセチルアミノエチル
アミン、 N,N′−テレフタロイルビス(4−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−テレフタロイルビス(3−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−テレフタロイルビス(3,5−ジメチルピペリ
ジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(2−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−テレフタロイルビス(2,6−ジメチルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(4−メチルピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(3−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(3−メチルピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(3,5−ジメチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(3,5−ジメチルピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(2−メチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(2−メチルピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(2,6−ジメチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(2,6−ジメチルピペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−ベンジルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−ベンジルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(4−ベンジルピペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−メトキシカルボニル
ピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−メトキシカルボニル
ピペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(2−メトキシカルボニル
ピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(2−メトキシカルボニル
ピペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(2−メトキシカルボニルピペ
リジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−エチルピペリジ
ン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−プロピルピペリジ
ン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−ブチルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−エチルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−ノルマルプロピルピ
ペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−ブチルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−ブチルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(4−エチルピペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(4−プロピルピペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(4−ブチルピペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(3−ヒドロキシメチルピ
ペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(3−ヒドロキシメチルピ
ペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(3−ヒドロキシメチルピペリ
ジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(5−エチル−2−メチル
ピペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(5−エチル−2−メチル
ピペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(5−エチル−2−メチルピペ
リジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(N−エチル−N′−シク
ロヘキシルアミン)、 N,N′−イソフタロイルビス(N−エチル−N′−シク
ロヘキシルアミン)、 N,N′−フタロイルビス(N−エチル−N′−シクロヘ
キシルアミン)、 N,N′−テレフタロイルビス(N−プロピル−N′−シ
クロヘキシルアミン)、 N,N′−イソフタロイルビス(N−プロピル−N′−シ
クロヘキシルアミン)、N,N′−フタロイルビス(N−
プロピル−N′−シクロヘキシルアミン)、 N,N′−テレフタロイルビス(N−ブチル−N′−シク
ロヘキシルアミン)、 N,N′−イソフタロイルビス(N−ブチル−N′−シク
ロヘキシルアミン)、 N,N′−フタロイルビス(N−ブチル−N′−シクロヘ
キシルアミク)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−エチロキシメチルピ
ペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−エチロキシメチルピ
ペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−エチロキシエチルピ
ペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−エチロキシエチルピ
ペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(2−メトキシエチルピペ
リジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(2−メトキシエチルピペ
リジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−メトキシエチルピペ
リジン)、 N,N′−(イソフタロイルビス(4−メトキシエチルピ
ペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−フェニルピペリジ
ン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−フェニルピペリジ
ン)、 N,N′−フタロイルビス(4−フェニルピペリジン)、 N,N′−テレフタロイルビス(4−フェニルプロピルピ
ペリジン)、 N,N′−イソフタロイルビス(4−フェニルプロピルピ
ペリジン)、 N,N′−フタロイルビス(4−フェニルプロピルピペリ
ジン)等。
前記一般式(IV)中、R及びR10は置換基を有してい
てもよいアルキル、シクロアルキル、アリール又はアル
アルキルを表わす。前記アルキルとしては、通常、炭素
数1〜18の直鎖又は分枝鎖のものが挙げられ、シクロア
ルキルとしては、シクロヘキシルが挙げられ、アリール
としては、フェニル、トリル、キシリル等が挙げられ、
アルアルキルとしては、ベンジル、フェネチル等が挙げ
られる。これらの置換基はさらに他の置換基を有するこ
とができ、このような置換基としては、アルキル、アリ
ール、ハロゲンの他、アルコキシ、アリールオキシ、ア
ルアルキルオキシ、アシル、アシルオキシ、アルコキシ
カルボニル、カルバモイル、アシルアミノ等の置換基が
挙げられる。Y及びYは、直鎖又は分枝鎖の炭素数
1〜18のアルキレン基である。
前記一般式(IV)で表わされる化合物の具体例として
は、例えば、以下のようなものが挙げられる。
N,N′−ビス(ベンゾイルアミノエチル)ピペラジン、 N,N′−ビス(ベンゾイルアミノプロピル)ピペラゾ
ン、 N,N′−ビス(ベンゾイルアミノブチル)ピペラジン、 N,N′−ビス(シクロヘキシルアミノプロピル)ピペラ
ジン、 N,N′−ビス(ヘキシロイルアミノプロピル)ピペラジ
ン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−シクロヘキシル
アミノエチルピペラジン、 N−ベンゾイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルアミ
ノブチルピペラジン、 N−(P−クロロベンゾイルアミノアミル)−N′−ベ
ンゾイルアミノプロピルピペラジン、 N−シクロヘキシロイルアミノプロピル−N′−シクロ
ヘキシロイルアミノブチルピペラジン、 N−ナフトイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルアミ
ノプロピルピペラジン、 N−ブチロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルアミ
ノプロピルピペラジン、 N−ラウロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルアミ
ノプロピルピペラジン、 N−ステアロイルアミノプロピル−N′−ベンゾイルア
ミノプロピルピペラジン、 N−ブチロイルアミノプロピル−N′−シクロヘキシロ
イルアミノブチルピペラジン、 N−ナフトイルアミノプロピル−N′−ラウロイルアミ
ノプロピルピペラジン、 N−ナフトイルアミノプロピル−N′−ステアロイルア
ミノプロピルピペラジン等。
また、前記分子中に3個以上のアミノ基を有するか又は
2個以上のアミド基と1個以上の第3級アミノ基を有す
る化合物の具体例としては、例えば、以下のものが挙げ
られる。
N,N′,N″−トリベンゾイル−ジエチレントリアミ
ン、 N,N′,N″−トリベンゾイル−ジプロピレントリアミ
ン、 N,N′,N″,N−テトラベンゾイル−トリエチレン
テトラミン、 1,7−ジベンゾイル−4−メチル−ジエチレントリアミ
ン、 1,9−ジベンゾイル−5−メチル−ジプロピレントリア
ミン、 1,7−ジ−α−ナフトイル−4−メチル−ジエチレント
リアミン、 1,7−ジ−α−ナフトイル−4−シクロヘキシル−ジエ
チレントリアミン、 N,N′,N″−トリピバロイル−ジエチレントリアミン、 N,N′,N″,N−テトラアセチル−トリエチレンテトラ
ミン、 N,N′N″,N−テトラシクロヘキシロイル−トリエ
チレンテトラミン、 エチレンジアミン4酢酸テトラアニリド、 エチレンジアミン4酢酸テトラシクロヘキシルアミド、 エチレンジアミン4酢酸テトラ−2−エチルヘキシルア
ミド、 エチレンジアミン4酢酸テトララウリルアミド、 エチレンジアミン4酢酸テトラステアリルアミド、 エチレンジアミン4酢酸テトラピペリジド、 エチレンジアミン4酢酸テトラ−ε−カプロラクタミド
等。
その他、消色剤として、ポリエーテル、ポリエチレング
リコール誘導体、固体アルコール、グアニジン誘導体、
モルフォリン誘導体等を用いることができる。
本発明で用いる前記消色剤は、単独又は2種以上の混合
物の形で用いられ、これらのものは通常白色で、空気中
で安定な固定であり、本発明の場合、80℃以上、好まし
くは120〜250℃の範囲の融点を持つものが好ましく使用
される。
本発明において、前記ロイコ染料及び顕色剤からなる高
温及び低温発色層ならびに消色剤からなる消色層を支持
体上に結合支持させるために、慣用の種々の結合剤を適
宜用いることができ、例えば、ポリビニルアルコール、
デンプン及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘
導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、
アクリル酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アク
リル酸アミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3元
共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ
塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ
塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチ
ン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ酢酸ビニル、
ポリウレタン、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸
ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン
/酢酸ビニル共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリ
ル系共重合体等のラテックスを用いることができる。
また、本発明においては、前記ロイコ染料及び顕色剤と
共に、必要に応じ、更に、この種の感熱記録材料に慣用
される補助添加成分、例えば、填料、界面活性剤、熱可
融性物質(又は滑剤)等を併用することができる。この
場合、填料としては、例えば、炭酸カルシウム、シリ
カ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸
化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理され
たカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホ
ルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリ
スチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げることができ、
熱可融性物質としては、例えば、高級脂肪酸又はそのエ
ステル、アミドもしくは金属塩の他、各種ワックス類、
芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、安息香酸フェニ
ルエステル、高級直鎖グリコール、3,4−エポキシ−ヘ
キサヒドロフタル酸ジアルキル、高級ケトン、その他の
熱可融性有機化合物等の50〜200℃程度の融点を持つも
のが挙げられる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、以下において示される部及び%はいずれも重量基準
である。
実施例1 下記成分をそれぞれサンドミルを用いて平均粒径が2〜
3μmになるよう粉砕分散し、分散液A〜Dを調製し
た。
〔分散液−A〕
3−(N−エチル−N−アミルアミノ)−6− メチル−7−アニリノフルオラン(黒色) 20部 10%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 20〃 水 60〃 〔分散液−B〕 3,3−ジクロロフェニチオ尿素 10部 炭酸カルシウム 10〃 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 20〃 水 60〃 〔分散液−C〕 3−ジエチルアミノ−7−クロルフルオラン (赤色) 20部 10%ヒドロキシエチルセルロース水溶液 20〃 水 60〃 〔分散液−D〕 ビスフェノールA 10部 炭酸カルシウム 10〃 10%ヒドロキシエチルセルロース 15〃 水 65〃 以上の様にして調製した分散液A10部、分散液B70部、水
20部をそれぞれとり、混合撹拌して低温用感熱発色形成
液を得た。一方、分散液C10部、分散液D70部、水20部を
それぞれとり、混合撹拌し、高温発色用感熱発色層形成
液を得た。
更に消色剤層を形成するための消色剤層形成液を下記比
率で作成した。
〔消色剤層形成液〕
4,4−ジチオジモルフォリン 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液 20〃 水 60〃 次に、秤量約52g/m2の市販上質紙の上に、前記高温発
色層形成液を乾燥時付着量が5g/m2となるように塗布
乾燥して高温発色層を形成し、その上に、ポリビニルア
ルコール(固形分8%)水溶液を乾燥時付着量が2g/
m2となるように塗布乾燥して第1の中間層を形成し、次
いで、前記消色剤層形成液を乾燥時付着量が3.5g/m2
となるように塗布乾燥して消色層を形成し、更にその上
にポリ塩化ビニリデンラテックス(固形分45%)を乾燥
時付着量が1.5g/m2となるように塗布乾燥して第2の
中間層を形成し、最後に、前記低温発色層形成液を乾燥
時付着量が3.5g/m2となるように塗布乾燥して低温発
色層を形成した。次いで平滑度500〜1500secになるよう
にキャレンダー処理して、本発明の2色感熱記録材料を
得た。
実施例2 前記実施例において、第1の中間層の形成に用いたポリ
ビニルアルコールに代えて、ヒドロキシエチルセルロー
ス(固形分10%)溶媒液を用いると共に、第2の中間層
の形成に用いたポリ塩化ビニリデンラテックスに代えて
スチレン/ブタジエン共重合体(固形分47.5%)を用い
た以外は実施例1と同様にして本発明の2色感熱記録材
料を得た。
比較例1 実施例1で第1の中間層として用いたポリビニルアルコ
ールに代えて、第2の中間層と同じポリ塩化ビニリデン
ラテックスを用いた以外は実施例1と同様にして比較用
の2色感熱記録材料を得た。
比較例2 実施例1において、第1及び第2の中間層を形成しない
以外は実施例1と同様にして比較用の2色感熱記録材料
を得た。
以上の様にして得た本発明及び比較用の2色感熱記録材
料についてG−IIIファクシリミテスト機にて動的発色
性及び発色画像の経時変化についてテストした結果を下
記表−1に示す。
なお、テスト機は、松下電子部品(株)の8ドット/mm
のサーマルヘッドを有し、発熱体抵抗は約400Ω/ドッ
トであり、発色性テストは、主走査記録速度20msec/li
ne、副走査3.85l/mm、プラテン押圧3.0kg/cm2、ヘッ
ド入力0.6W/ドットの条件で行なった。
また、濃度測定はマクベス濃度計(RD−514、フィルタ
ーW−106黒発色、W−58赤発色)を使用した。
〔効果〕 表−1からわかるように、本発明の2色感熱記録材料は
低温発色で黒、高温発色で赤の発色を高濃度で且つ色分
離良く得ることができる上、得られる低温発色画像は、
経時安定性の著しく改良されたものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、高温発色層、消色層及び低温
    発色層を順次積層させた2色感熱記録材料において、該
    高温発色層と該消色層の間に比較的高軟化点の造膜性高
    分子結合剤を主成分とする第1の中間層を設けると共
    に、該消色層と該低温発色層の間に比較的低軟化点の造
    膜性高分子結合剤を主成分とする第2の中間層を設けた
    ことを特徴とする2色感熱記録材料。
  2. 【請求項2】前記第1の中間層の結合剤の軟化点は100
    ℃以上であり、第2の中間層の結合剤の軟化点は該第1
    の中間層の結合剤の軟化点よりも低く、且つ100℃以下
    である特許請求の範囲第1項の2色感熱記録材料。
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