JPH0651478A - 写真処理液の濃縮物回収容器 - Google Patents

写真処理液の濃縮物回収容器

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JPH0651478A
JPH0651478A JP20265092A JP20265092A JPH0651478A JP H0651478 A JPH0651478 A JP H0651478A JP 20265092 A JP20265092 A JP 20265092A JP 20265092 A JP20265092 A JP 20265092A JP H0651478 A JPH0651478 A JP H0651478A
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concentrate
layer
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bag
cooling
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JP20265092A
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Hideo Tanaka
英雄 田中
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】濃縮物回収容器の表面に、前記のような白い粉
が発生することを抑制した写真処理液の濃縮物回収容器
を提供する。 【構成】減圧ヒートポンプ方式の写真廃液処理装置に設
置された濃縮物回収容器50を、ナイロン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエチレンテレフタレートより選ばれる群
の中の少なくとも一種から形成された第1の層63を含
むフィルムからなる袋により構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真処理液の濃縮物回
収容器に関わり、特に、減圧ヒートポンプ方式の写真廃
液処理装置に設置され、当該写真廃液処理装置から廃棄
される濃縮物を回収する写真処理液の濃縮物回収容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の写
真処理は、黒白感光材料の場合には現像、定着及び水洗
等、カラー感光材料の場合には発色現像、漂白定着(ま
たは漂白、定着)、水洗、安定化等の機能の1つ又は2
つ以上を有する処理液を用いた工程を組合わせて行われ
ている。そして、多量の感光材料を処理する写真処理に
おいては、処理によって消費された成分を補充し、一
方、処理によって処理液中に溶出或は蒸発によって濃化
する成分(例えば、現像液における臭化物イオン、定着
液における銀錯塩のような)を除去して処理液成分を一
定に保つことによって処理液の性能を一定に維持する手
段が採られており、上記補充のために補充液が処理液に
補充され、写真処理における濃厚化成分の除去のために
処理液の一部が廃棄されている。
【0003】近年では、前記のような廃棄物(廃液)の
量を削減できる写真廃液処理装置として、特開昭60−
70841号公報に開示されているように、廃液を加熱
して水分を蒸発乾固ないし固化する写真廃液処理装置が
紹介されている。また、廃液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜
の加熱手段及び蒸気を冷却し凝縮し液化する冷却釜の冷
却手段として、ヒートポンプ回路の放熱部及び吸熱部を
用い、且つ、該蒸発釜と冷却釜を減圧手段にて減圧し、
その液を通常の沸騰点以下で沸騰が起こるようにして濃
縮物を取出す写真廃液処理装置が紹介されている。この
写真廃液処理装置は、減圧下で蒸発させることから、硫
化水素などを発生させることなく濃縮物を取り出せる利
点を有している。そして、この濃縮物には、処理液の組
成によって、例えば、現像主薬、アンモニア類、チオ硫
酸塩、有機類、アルコール類等、EOTAFe等の酸化
剤、銀が含まれる。この回収容器としては、ハードボト
ルやトレイ、ポリ袋等を使用することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記減圧下で蒸発させ
て濃縮物を取出す写真廃液処理装置の回収容器として、
ポリ袋を使用したところ、経時により表面に白い粉が吹
き出し、これにより作業者の手が汚れてしまい、見た目
も悪いという問題があることを発見した。カラー現像を
行うミニラボにおいては、取扱い者(作業者)は、手袋
等を使用して作業することを非常に嫌う傾向がある。従
って、写真廃液の処理にもオフィス感覚が要求され、前
記ポリ袋の表面に白い粉が吹き出すことは、非常に問題
である。
【0005】本発明は、このような問題を解決すること
を課題とするものであり、濃縮物回収容器の表面に、前
記のような白い粉が発生することを抑制した写真処理液
の濃縮物回収容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、減圧ヒートポンプ方式の写真廃液処理装
置に設置され、当該写真廃液処理装置から廃棄される濃
縮物を回収する写真処理液の濃縮物回収容器において、
ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタ
レート、エチレンビニルアルコール共重合体より選ばれ
る群の中の少なくとも一種から形成された第1の層を含
むフィルムにより構成された袋からなることを特徴とす
る写真処理液の濃縮物回収容器を提供するものである。
【0007】そして、前記第1の層の両側に、エチレン
ビニルアセテート又は低密度ポリエチレンからなる層を
形成した多層構造を有するフィルムにより構成された袋
からなることを特徴とする写真処理液の濃縮物回収容器
を提供するものである。さらに、前記第1の層の一方側
に、エチレンビニルアセテートからなる層を形成し、前
記第1の層の他方側に、低密度ポリエチレンからなる層
を形成した多層構造を有するフィルムにより構成された
袋からなることを特徴とする写真処理液の濃縮物回収容
器を提供するものである。
【0008】また、前記第1の層が、ナイロンからなる
層とポリ塩化ビニリデンからなる層から形成された二層
構造を有することを特徴とする写真処理液の濃縮物回収
容器を提供するものである。そしてまた、前記袋の口
は、スクリュー形状を有し、当該袋の口に、該口と螺合
するスクリューキャップを設けたことを特徴とする写真
処理液の濃縮物回収容器を提供するものである。
【0009】さらにまた、水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸
発釜の加熱手段および蒸気を冷却し液化する冷却釜の冷
却手段として、圧縮機、放熱部、減圧装置、吸熱部を順
次環状に接続し、熱媒体を密閉したヒートポンプ装置の
前記放熱部および吸熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜と
を連通状態として全体を減圧する減圧手段を備えた写真
廃液処理装置から廃棄される濃縮物を回収するこを特徴
とする写真処理液の濃縮物回収容器提供するものであ
る。
【0010】そしてさらに、水溶液を蒸発濃縮せしめる
蒸発釜の加熱手段および蒸気を冷却し液化する冷却釜の
冷却手段として圧縮機、放熱部、減圧装置、吸熱部を順
次環状に接続し、熱媒体を密閉したヒートポンプ装置の
前記放熱部および吸熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜と
を連通状態として全体を減圧する減圧手段を備えた写真
廃液処理装置から廃棄される濃縮物を回収するこを特徴
とする写真処理液の濃縮物回収容器提供するものであ
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、前記写真廃液処理装置から廃
棄される濃縮物を回収する写真処理液の濃縮物回収容器
を、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレ
フタレートより選ばれる群の中の少なくとも一種から形
成された第1の層を含むフィルムにより構成したため、
前記写真処理液に含まれる成分が、前記濃縮物回収容器
を通過して、当該濃縮物回収容器の表面に析出すること
がない。従って、作業者の手を汚すことがなく、また、
見た目も清潔で、作業効率を向上することができる。さ
らに、前記濃縮物回収容器を前記フィルムからなる袋に
より構成したことで、中に溜まった濃縮物を廃棄する際
に、ナイフ等で簡単に開封することができる。従って、
当該濃縮物を簡単に廃棄することができ、廃棄作業効率
を向上することができる。また、前記袋は、保管場所を
取らず、その形状に汎用性があるため有利である。
【0012】また、前記濃縮物回収容器が、前記第1の
層の両側に、エチレンビニルアセテート又は低密度ポリ
エチレンからなる層を形成した多層構造を有するフィル
ムにより構成された袋からなることで、前記作用に加
え、前記写真処理液に含まれる成分が、前記濃縮物回収
容器を通過して、当該濃縮物回収容器の表面に析出する
ことを、より効果的に防止することができる。
【0013】さらに、前記濃縮物回収容器が、前記第1
の層の一方側に、エチレンビニルアセテートからなる層
を形成し、前記第1の層の他方側に、低密度ポリエチレ
ンからなる層を形成した多層構造を有するフィルムによ
り構成された袋からなることで、前記作用に加え、前記
写真処理液に含まれる成分が、前記濃縮物回収容器を通
過して、当該濃縮物回収容器の表面に析出することを、
より効果的に防止することができる。
【0014】そしてまた、前記濃縮物回収容器を構成す
る前記第1の層が、ナイロンからなる層とポリ塩化ビニ
リデンからなる層から形成された二層構造を有すること
が、前記写真処理液に含まれる成分が、前記濃縮物回収
容器を通過して、当該濃縮物回収容器の表面に析出する
ことを防止するために、より望ましい。また、前記濃縮
物回収容器を構成する袋の口をスクリュー形状とし、当
該袋の口に、該口と螺合するスクリューキャップを設け
たことで、前記作用に加え、前記濃縮物回収容器に回収
された濃縮物が、当該濃縮物回収容器の外部に漏れるこ
とを防止することができる。このため、前記濃縮物を収
容した状態で濃縮物回収容器を保存したり輸送したりす
ることを簡単に行うことができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係る写
真処理液の濃縮物回収容器を備えた写真廃液処理装置の
概略図、図2及び図3は、図1に示す濃縮物回収容器の
拡大図、図4は、図1に示す濃縮物回収容器の一部断面
拡大図を示している。
【0016】図1に示す符号1は、減圧に耐える蒸発釜
で、該蒸発釜1内には水溶液(具体的には写真処理廃
液)が注入貯留される。2は蒸発釜1の外側に同心状に
設けた冷却釜で、該冷却釜2の上部は蒸発釜1と連通し
ている。符号3は、真空ポンプからなる減圧手段で、該
減圧手段3は、冷却釜2内を大気圧より低い減圧下にす
る。これにより水溶液をその沸騰点以下の温度で沸騰が
起こるようにしている。この実施例では不快ガス発生の
起こりにくいように低温での蒸発を行うものである。
【0017】符号4は、前記蒸発釜内に三次元配置した
加熱手段で、該加熱手段4は、ヒートポンプ回路5の放
熱部を用い、その表面温度は減圧蒸発下では100℃以
下、特に臭気ガスの発生を防止するには20〜60℃に
管理することが最も好ましい。この加熱手段4は、下部
を写真処理廃液Wに浸し、上部を液面上から突出して空
中に露出している。ここに加熱手段4を液中と空中とに
またがるように三次元配置とした理由は、液中と液面を
同時に効率良く加熱できるようにするためである。
【0018】符号6は、カラー処理ラボ店から出る写真
処理廃液Wを溜めた貯槽(容器)、符号7は、該貯槽6
から廃液を汲み上げ、蒸発釜1内に給送する電磁弁を備
えた汲上手段である。汲上手段7は、蒸発釜1内で加熱
蒸発により液面が一定量降下したときに作動するように
なっている。そして、この汲上手段7により汲み上げら
れた廃液は、蒸発釜1内で空中の加熱手段に直接散布さ
せるように供給するか、特に図示しない適当な邪魔板8
を介して水面を波立たせないように供給する。なお、加
熱手段4の液中部分と空中にある部分とは、通常同じ温
度で管理されるが、その場合は、伝熱効果の相違により
空中にある部分の方が実質的に表面温度は高くなる。こ
のため、これに直接供給廃液を散布すると急加熱による
不快ガスの発生もあり得る。その対策として供給量を加
減するか、空中にある加熱手段の温度をガス発生温度以
下に抑えることが必要となる。または、液中、液外で加
熱手段を分けて別々に適温に制御してもよい。
【0019】符号9は、前記冷却釜2内に設置した冷却
手段で、当該冷却手段9は、圧縮機、放熱部、減圧装
置、吸熱部を順次に接続し、熱媒体を密閉したヒートポ
ンプ回路5の吸熱部を使用している。この冷却手段9
は、蒸発釜1内で蒸発し、上部空間を通して冷却釜2内
に進入してきた水蒸気を捕らえて冷却凝縮させるための
ものである。その凝縮水は、冷却釜2の底部2aに設け
た凝縮水取出口2bから取り出され、釜外に設置した溜
枡10に回収される。
【0020】前記回収は、本実施例ではエジェクター3
aを使用した減圧手段3により行われる。この原理は、
溜枡10内の凝縮水を、枡外に設置したモータMに直結
した羽根を持つ送液ポンプ3bにて矢印方向に汲み上
げ、エジェクター3aの垂直管部31を通して同枡10
内に戻すと、該垂直管部31に直交する水平管部32側
が真空域になるから、該水平管部32の口端(真空吸引
口端)を、前記冷却釜底部2aの凝縮水取出口2bにチ
ューブ33を介して接続しておくと、冷却釜2の底部2
aに溜まった凝縮水及び冷却釜2並びにこれに連通して
いる蒸発釜1内の空気が強制的に吸引され、両釜内の減
圧安定化に寄与する。
【0021】前記溜枡10内には、ヒートポンプ回路5
の吸熱部の一部を利用した冷却手段9aが浸漬され、こ
こに溜められる凝縮水自身の脱臭のために冷却できるよ
うになっている。また、符号34は、前記溜枡10をオ
ーバーフローした凝縮水を溜める調整槽である。符号1
1は、ヒートポンプ回路5の冷媒圧縮用のコンプレッサ
ー(圧縮機)、符号12は、前記蒸発釜1の加熱手段4
の上流側に設けた冷媒空冷手段である。冷媒空冷手段1
2は、前記コンプレッサー11に加圧圧縮されて高温に
された冷媒を適切な設定温度にまで下げるためのもので
あり、空冷ファン13を備えている。符号14は、キャ
ピラリーチューブ(膨張器)であり、該キャピラリーチ
ューブ14の下流側の吸熱部は、前記溜枡10内の水の
冷却手段9a、及び冷却釜2内の冷却手段9として利用
される。即ち、キャピラリーチューブ14を挟んで上流
側が加熱域、下流側が冷却域となる。しかして、冷却釜
2の冷却手段9を通過した冷媒は、コンプレッサー11
に還流する。
【0022】符号15は、蒸発濃縮を繰り返して高濃度
に固形化した成分である濃縮物(スラリー)を溜める濃
縮物溜部である。この濃縮物溜部15は、蒸発釜1の底
部に設けられている。符号16は、濃縮物溜部15の底
面と同一レベルの側壁外面に突設した濃縮物取出口で、
該濃縮物取出口16は、栓手段17により密栓されてい
る。この栓手段17は、ボールバルブ、バタフライバル
ブ、スライドバルブで構成しても良いが、図示の場合
は、蒸発釜1内の減圧状態を維持させるためにパッキン
グ材により構成され、把手18を引いたり押したりする
ことにより、濃縮物取出口16を開閉できるようになっ
ている。
【0023】前記濃縮物取出口16の下方には、当該濃
縮物取出口16から廃棄される濃縮物を回収する濃縮物
回収容器50である。この濃縮物回収容器50は、特
に、図2ないし図4に示すように、ナイロンからなる層
60とポリ塩化ビニリデンからなる層61からなる二層
構造を有する第1の層63の両側に、エチレンビニルア
セテートからなる層62を形成した多層構造を有するフ
ィルムからなる袋により構成されている。具体的には、
ナイロンからなる層60として、ナイロン6(膜厚=1
5μm)、ポリ塩化ビニリデンからなる層61として、
ポリビニリデンクロライド(膜厚=3μm)、エチレン
ビニルアセテートからなる層62として、リニアローデ
ンシティーポリエチレン(膜厚(両側とも)=55μ
m)を使用した。そして、この袋の厚さは、1〜500
μmとすることが好的である。この構造を有する濃縮物
回収容器50は、前記濃縮物に含まれる成分が、当該濃
縮物回収容器50を通過して表面に析出することがな
く、良好な回収を行うことができる。
【0024】前記濃縮物回収容器50の口52は、特
に、図2に示すように、スクリュー形状を有しており、
後に説明するキャップ51が螺合して、濃縮物回収容器
50内を密閉することができる。さらに、前記濃縮物取
出口16には、前記濃縮物回収容器50の口52を螺合
する螺合部53が設けられており、前記口52と螺合部
53を螺合することで、当該濃縮物回収容器50は、濃
縮物取出口16に設置される。
【0025】符号20は、濃縮物溜部15に設けた回転
羽根で、当該回転羽根20は、蒸発釜1の頂面に設置し
た駆動源21から垂下した出力軸22の下端に固着され
ている。そして、この回転羽根20は、濃縮物溜部15
の内底面を全面的に攪拌でき、且つ、濃縮物をその取出
口16へ向けて掃き出し易い形態になっている。勿論、
ハンドル操作により手動回転させ得るように構成しても
よい。
【0026】次に、本実施例に係る写真処理液の濃縮物
回収容器を備えた写真廃液処理装置の具体的動作につい
て説明する。先ず、前記汲上手段7を作動させて、蒸発
釜1内に写真処理廃液Wを必要水位まで注入した後、減
圧手段(真空ポンプ)3を作動させる。該ポンプ3の作
動により冷却釜2及び蒸発釜1が減圧され、しかる後、
ヒートポンプ回路5のコンプレッサー11及び冷媒空冷
手段12の冷却ファン13を作動させる。このようにし
て濃縮運転がスタートする。そして蒸発釜1内の加熱手
段4が所定の温度まで加熱され、冷却釜2内の冷却手段
9が冷却され、廃液は大気圧の沸騰点以下の温度、例え
ば35℃で沸騰し蒸発することとなる。
【0027】前記蒸発釜1内で蒸発した水蒸気は、上部
空間を通して冷却釜2内に進入し、ここで冷却凝縮され
て水滴となって、冷却釜2の底部2aに溜められる。こ
の凝縮水は底部2aの凝縮水取出口2bからチューブ3
3を経て、エジェクター3aの真空吸引口端にて強制的
に吸引され、溜枡10に溜められる。この凝縮水と同時
に冷却釜2並びに、これに連通している蒸発釜1内の空
気(ガス)も吸引されるが、このガスは溜枡10内の凝
縮水に触れつつ空中に放出され、ガスに含む臭気は除去
できる。
【0028】上述した如く、蒸発により釜1内に予め注
入した廃液が減少すると、これに伴い、前記汲上手段7
が作動し、新たな液を補給され、その蒸発・補給の繰り
返しにより写真処理廃液Wは、徐々に濃縮される。この
ようにして、高濃度に固形化した成分は濃縮物となっ
て、底部に設けた濃縮物溜部15に溜められる。なお、
図示していないが、蒸発釜1と冷却釜2の上部連通部に
は、濃縮液が跳ね上がって冷却釜内に入らないようにす
るため、蒸発釜上部を中心に跳ね防止手段(デミスター
跳ね防止板等)を設けることが望ましい。
【0029】かくして、写真処理廃液Wの濃縮処理が終
了したら、密栓されていた濃縮物取出口16を開放さ
せ、蒸発釜1の底部に溜まった濃縮物を濃縮物回収容器
50内に廃棄する。この濃縮物廃棄時には、駆動源22
により回転羽根20が回転し、濃縮物の取出作業を効率
よく行うことができる。前記作業により、前記濃縮物が
前記濃縮物回収容器50内を満たした際には、前記螺合
部53から、濃縮物回収容器50の口52を取り外し、
特に、図3に示すように、当該口52にキャップ51を
螺合し、密封して保存する。
【0030】さらにまた、前記濃縮物回収容器50内に
収容した濃縮物を廃棄する際には、当該濃縮物回収容器
50をナイフ等で開封して、廃棄口を大きくとることが
できるため、廃棄作業時間が短縮される。なお、本実施
例では、前記濃縮物回収容器50を、ナイロンからなる
層60とポリ塩化ビニリデンからなる層61からなる二
層構造を有する第1の層63の両側に、エチレンビニル
アセテートからなる層62を形成した多層構造を有する
フィルムからなる袋により構成したが、これに限らず、
ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタ
レート、エチレンビニルアルコール共重合体より選ばれ
る群の中の少なくとも一種から形成された第1の層を含
むフィルムからなる袋により構成してもよい。
【0031】また、前記濃縮物回収容器50を、ナイロ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート
より選ばれる群の中の少なくとも一種から形成された第
1の層の両側に、エチレンビニルアセテートからなる
層、または低密度ポリエチレンからなる層を形成した多
層構造を有するフィルムからなる袋により構成してもよ
い。
【0032】さらに、前記濃縮物回収容器50を、ナイ
ロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレー
トより選ばれる群の中の少なくとも一種から形成された
第1の層の一方側に、エチレンビニルアセテートからな
る層を形成し、前記第1の層の他方側に、低密度ポリエ
チレンからなる層を形成した多層構造を有するフィルム
からなる袋により構成してもよい。
【0033】さらにまた、前記濃縮物回収容器50を、
ナイロンからなる層60とポリ塩化ビニリデンからなる
層61からなる二層構造を有する第1の層63の両側
に、低密度ポリエチレンからなる層を形成した多層構造
を有するフィルムからなる袋により構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
写真処理液の濃縮物回収容器を、ナイロン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリエチレンテレフタレートより選ばれる群
の中の少なくとも一種から形成された第1の層を含むフ
ィルムからなる袋により構成したため、前記写真処理液
に含まれる成分が、前記濃縮物回収容器を通過して、当
該濃縮物回収容器の表面に析出することがない。従っ
て、作業者の手を汚すことがなく、また、見た目も清潔
で、作業効率を向上することができる。さらに、前記濃
縮物回収容器は、中に溜まった濃縮物を廃棄する際に、
ナイフ等で簡単に開封することができ、当該濃縮物を簡
単に廃棄することができる。従って、廃棄作業効率を向
上することができる。また、袋は、保管場所を取らず、
その形状に汎用性があるため、スペースを有効に利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る写真処理液の濃縮物回収
容器を備えた写真廃液処理装置の概略図である。
【図2】図1に示す濃縮物回収容器の拡大図である。
【図3】図1に示す濃縮物回収容器の拡大図である。
【図4】図1に示す濃縮物回収容器の一部断面拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 蒸発釜 2 冷却釜 2a 底部 2b 凝縮水取出口 3 減圧手段 3a エジェクター 3b 送液ポンプ 4 加熱手段 5 ヒートポンプ回路 6 貯槽 7 汲上手段 9 冷却手段 9a 冷却手段 10 溜枡 11 コンプレッサー 12 空冷凝縮器 13 ファン 14 キャピラリーキューブ 15 濃縮物溜部 16 濃縮物取出口 17 栓手段 18 把手 20 回転羽根 21 駆動源 22 出力軸 34 調整槽 50 濃縮物回収容器 51 キャップ 52 口 53 螺合部 60 ナイロンからなる層 61 ポリ塩化ビニリデンからなる層 62 エチレンビニルアセテートからなる層 63 第1の層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真廃液処理装置に設置され、当該写真
    廃液処理装置から廃棄される濃縮物を回収する写真処理
    液の濃縮物回収容器において、 ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタ
    レート、エチレンビニルアルコール共重合体より選ばれ
    る群の中の少なくとも一種から形成された第1の層を含
    むフィルムにより構成された袋からなることを特徴とす
    る写真処理液の濃縮物回収容器。
  2. 【請求項2】 前記第1の層の両側に、エチレンビニル
    アセテート又は低密度ポリエチレンからなる層を形成し
    た多層構造を有するフィルムにより構成された袋からな
    ることを特徴とする請求項1記載の写真処理液の濃縮物
    回収容器。
  3. 【請求項3】 前記第1の層の一方側に、エチレンビニ
    ルアセテートからなる層を形成し、前記第1の層の他方
    側に、低密度ポリエチレンからなる層を形成した多層構
    造を有するフィルムにより構成された袋からなることを
    特徴とする請求項1記載の写真処理液の濃縮物回収容
    器。
  4. 【請求項4】 前記第1の層が、ナイロンからなる層と
    ポリ塩化ビニリデンからなる層から形成された二層構造
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    づれか一項記載の写真処理液の濃縮物回収容器。
  5. 【請求項5】 前記袋の口は、スクリュー形状を有し、
    当該袋の口に、該口と螺合するスクリューキャップを設
    けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいづれ
    か一項記載の写真処理液の濃縮物回収容器。
  6. 【請求項6】 水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加熱
    手段および蒸気を冷却し液化する冷却釜の冷却手段とし
    て圧縮機、放熱部、減圧装置、吸熱部を順次環状に接続
    し、熱媒体を密閉したヒートポンプ装置の前記放熱部お
    よび吸熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜とを連通状態と
    して全体を減圧する減圧手段を備えた写真廃液処理装置
    から廃棄される濃縮物を回収するこを特徴とする請求項
    1ないし請求項5のいづれか一項記載の写真処理液の濃
    縮物回収容器。
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