JPH0651834B2 - ヒ−トシ−ル性食品包装材料 - Google Patents
ヒ−トシ−ル性食品包装材料Info
- Publication number
- JPH0651834B2 JPH0651834B2 JP59061078A JP6107884A JPH0651834B2 JP H0651834 B2 JPH0651834 B2 JP H0651834B2 JP 59061078 A JP59061078 A JP 59061078A JP 6107884 A JP6107884 A JP 6107884A JP H0651834 B2 JPH0651834 B2 JP H0651834B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- saturated polyester
- film
- food packaging
- polyester resin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は食品を密封包装した場合に、プラスチック臭を
生ずることのないヒートシール性包装材料に関するもの
であり、詳しくはシート状,フィルム状の基材の食品接
触側となる面に熱接着剤層を積層したヒートシール性包
装材料において、該熱接着剤としてガラス転移温度が30
℃以上の差を有する飽和ポリエステル樹脂の混合物を用
いるものである。
生ずることのないヒートシール性包装材料に関するもの
であり、詳しくはシート状,フィルム状の基材の食品接
触側となる面に熱接着剤層を積層したヒートシール性包
装材料において、該熱接着剤としてガラス転移温度が30
℃以上の差を有する飽和ポリエステル樹脂の混合物を用
いるものである。
一般に液状,固状の食品を密封包装する場合には、包装
容器,包装袋内に内容物を充填収容した後、開口部をヒ
ートシールして密封する。この場合、熱接着剤量は容
器,袋の最内層にあり常に食品に接触しているため熱接
着剤からプラスチック臭が生ずると、流通,保存の期間
を通してこれが食品に移行し、食品の風味を害する問題
点があった。
容器,包装袋内に内容物を充填収容した後、開口部をヒ
ートシールして密封する。この場合、熱接着剤量は容
器,袋の最内層にあり常に食品に接触しているため熱接
着剤からプラスチック臭が生ずると、流通,保存の期間
を通してこれが食品に移行し、食品の風味を害する問題
点があった。
従来、食品、特に酒,ジュース,コーヒー,牛乳など液
体飲料用のヒートシール性容器においては、熱接着剤と
してポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン酢酸ビニ
ル共重合体などの熱可塑性合成樹脂が主に用いられてい
るが、これらは極めて僅かながらプラスチック臭が残存
しているため、往々にして飲用時に異臭,変味を生ずる
欠点があった。
体飲料用のヒートシール性容器においては、熱接着剤と
してポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン酢酸ビニ
ル共重合体などの熱可塑性合成樹脂が主に用いられてい
るが、これらは極めて僅かながらプラスチック臭が残存
しているため、往々にして飲用時に異臭,変味を生ずる
欠点があった。
本発明者は上記の問題を解決すべく研究した結果、飽和
ポリエステル樹脂が他の熱可塑性合成樹脂に比して極め
て低臭であり、特にこの飽和ポリエステル樹脂のガラス
転移温度が30℃以上異なる少なくとも二種類を混合した
場合には、薄膜としての成膜性並びにヒートシール性が
共に良好なることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
ポリエステル樹脂が他の熱可塑性合成樹脂に比して極め
て低臭であり、特にこの飽和ポリエステル樹脂のガラス
転移温度が30℃以上異なる少なくとも二種類を混合した
場合には、薄膜としての成膜性並びにヒートシール性が
共に良好なることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
すなわち、本発明は耐熱性のプラスチックフィルム,金
属箔,紙あるいはこれらの積層材を基材とし、その食品
接触側となる面に30℃以上のガラス転移温度差を有する
少なくとも二種類の飽和ポリエステル樹脂の混合物フィ
ルムを適宜の接着剤を用いまたは用いることなく積層接
着してなるヒートシール性食品包装材料である。
属箔,紙あるいはこれらの積層材を基材とし、その食品
接触側となる面に30℃以上のガラス転移温度差を有する
少なくとも二種類の飽和ポリエステル樹脂の混合物フィ
ルムを適宜の接着剤を用いまたは用いることなく積層接
着してなるヒートシール性食品包装材料である。
本発明における基材としては、アルミニウム箔などの金
属箔、ポリエチレンテレフタレート,延伸ナイロン,延
伸または無延伸のポリカーボネート,ポリスチレン,ポ
リ塩化ビニル等の耐熱性プラスチックフィルムが好適で
あり、これらの積層材さらには紙との積層材などが用い
られる。
属箔、ポリエチレンテレフタレート,延伸ナイロン,延
伸または無延伸のポリカーボネート,ポリスチレン,ポ
リ塩化ビニル等の耐熱性プラスチックフィルムが好適で
あり、これらの積層材さらには紙との積層材などが用い
られる。
また、熱接着剤として用いられる飽和ポリエステル樹脂
としては、フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,マ
レイン酸,マレイン酸誘導体,コハク酸,アジピン酸,
セバシン酸などの飽和多塩基塩と、エチレングリコー
ル,ジエチレングリコール,グリセリン,トリメチロー
ルプロパン, 1-2プロピレングリコール, 1-3ブタンジ
オール,ジプロピレングリコール, 1-4ブタンジオー
ル, 1-6ヘキサンジオール,ベンタエリスリット,ソル
ビトール,ネオペンチルグリコール, 1-4シクロヘキサ
ンジメタノールなどの多価アルコールとのエステル結合
により得られるものである。
としては、フタル酸,イソフタル酸,テレフタル酸,マ
レイン酸,マレイン酸誘導体,コハク酸,アジピン酸,
セバシン酸などの飽和多塩基塩と、エチレングリコー
ル,ジエチレングリコール,グリセリン,トリメチロー
ルプロパン, 1-2プロピレングリコール, 1-3ブタンジ
オール,ジプロピレングリコール, 1-4ブタンジオー
ル, 1-6ヘキサンジオール,ベンタエリスリット,ソル
ビトール,ネオペンチルグリコール, 1-4シクロヘキサ
ンジメタノールなどの多価アルコールとのエステル結合
により得られるものである。
そして、これらの飽和ポリエステル樹脂は、単一成分で
は一般にフィルム成膜性とヒートシール性との両性能を
バランスよく保持せしめることは困難であり、特にガラ
ス転移温度が70℃以上のものはヒートシール性が極めて
低く、一方ガラス転移温度が 0℃以下のものはフィルム
成膜時にブロッキング,巻きじまりを生ずるなど成膜性
が低く、熱接着剤フィルムとすることはできない。
は一般にフィルム成膜性とヒートシール性との両性能を
バランスよく保持せしめることは困難であり、特にガラ
ス転移温度が70℃以上のものはヒートシール性が極めて
低く、一方ガラス転移温度が 0℃以下のものはフィルム
成膜時にブロッキング,巻きじまりを生ずるなど成膜性
が低く、熱接着剤フィルムとすることはできない。
しかるに、ガラス転移温度が比較的に高くヒートシール
性に劣る飽和ポリエステル樹脂とガラス転移温度が比較
的に低くフィルム成膜性が劣る飽和ポリエステル樹脂と
を成る可く均一に混合したものは、フィルム成膜性とヒ
ートシール性が共にバランスよく保有できるものであ
る。
性に劣る飽和ポリエステル樹脂とガラス転移温度が比較
的に低くフィルム成膜性が劣る飽和ポリエステル樹脂と
を成る可く均一に混合したものは、フィルム成膜性とヒ
ートシール性が共にバランスよく保有できるものであ
る。
その実用的条件としては混合する少なくとも二種類の飽
和ポリエステル樹脂の一方が、ガラス転移温度が30℃以
上、他方が 0℃以下であることが望ましいが、必ずしも
これに限定されるものではない。しかし、両者のガラス
転移温度の差は少なくとも30℃好ましくは60℃以上であ
る。
和ポリエステル樹脂の一方が、ガラス転移温度が30℃以
上、他方が 0℃以下であることが望ましいが、必ずしも
これに限定されるものではない。しかし、両者のガラス
転移温度の差は少なくとも30℃好ましくは60℃以上であ
る。
また、これによって形成される熱接着剤層は、 200℃以
下のヒートシール温度によって 2kg/15mm巾以上の接着
強度が得られ充分な密封強度となる。
下のヒートシール温度によって 2kg/15mm巾以上の接着
強度が得られ充分な密封強度となる。
熱接着剤層の厚さは 5〜 100μが適当で、10〜30μが最
適であり、 5μ以下では夾雑物シール性が低下するとと
もにシール強度が不安定となり、 100μ以上としても特
に強度向上はなく経済的に不利である。
適であり、 5μ以下では夾雑物シール性が低下するとと
もにシール強度が不安定となり、 100μ以上としても特
に強度向上はなく経済的に不利である。
飽和ポリエステル樹脂の混合率は重量比で 1:9 乃至
9:1 が望ましく、この範囲外となると一方の性能が強
く現れ、フィルム成膜性,ヒートシール性の何れかが不
良となり好ましくない。
9:1 が望ましく、この範囲外となると一方の性能が強
く現れ、フィルム成膜性,ヒートシール性の何れかが不
良となり好ましくない。
以下、実施例を示すが、本発明はこれによって限定され
るものではない。
るものではない。
実施例1 下記の飽和ポリエステル樹脂2種類を 1:1 の重量比で
ブレンドしてインフレーション法によって膜厚30μのフ
ィルムに製膜し、これを厚さ40μのアルミニウム箔にウ
レタン系接着剤でドライラミネーションして包装材料を
得た。
ブレンドしてインフレーション法によって膜厚30μのフ
ィルムに製膜し、これを厚さ40μのアルミニウム箔にウ
レタン系接着剤でドライラミネーションして包装材料を
得た。
飽和ポリエステル樹脂(1) 酸成分;フタル酸 アルコール成分;エチレングリコールおよび 1-4シクロ
ヘキサンジオール Tg (ガラス転移温度);−20℃ 飽和ポリエステル樹脂(2) 酸成分;テレフタル酸およびイソフタル酸 アルコール成分;グリコールおよび 1-4シクロヘキサン
ジメタノール Tg ; 81℃ この包装材料を飽和ポリエステル樹脂面を当接して二枚
重ね合せ三方をシールし、その中に蒸溜水を充填し、ヒ
ートシール封口した。
ヘキサンジオール Tg (ガラス転移温度);−20℃ 飽和ポリエステル樹脂(2) 酸成分;テレフタル酸およびイソフタル酸 アルコール成分;グリコールおよび 1-4シクロヘキサン
ジメタノール Tg ; 81℃ この包装材料を飽和ポリエステル樹脂面を当接して二枚
重ね合せ三方をシールし、その中に蒸溜水を充填し、ヒ
ートシール封口した。
ヒートシール条件;温度 180℃,圧力 2.0kg/cm2,時
間1秒この包装物を温度40℃,相対湿度90%の雰囲気に
14日間放置した後、試験した。
間1秒この包装物を温度40℃,相対湿度90%の雰囲気に
14日間放置した後、試験した。
引張速度 300mm/分で90゜剥離試験を行ったところ、剥
離強度は 3.0kg/15mm巾であった。
離強度は 3.0kg/15mm巾であった。
つぎに収容した蒸溜水の味覚試験を行ったところ、全く
プラスチック臭、変味は感じなかった。
プラスチック臭、変味は感じなかった。
なお、飽和ポリエステル樹脂(1)を単独でインフレー
ション製膜を行ったところブロッキングを起こしフィル
ム化不能であった。
ション製膜を行ったところブロッキングを起こしフィル
ム化不能であった。
又、飽和ポリエステル樹脂(2)を単独でインフレーシ
ョン製膜したものは 200℃以上のヒートシール温度によ
っても、充分な接着強度は得られなかった。
ョン製膜したものは 200℃以上のヒートシール温度によ
っても、充分な接着強度は得られなかった。
実施例2 Tg 19℃の飽和ポリエステル樹脂とTg 82℃の飽和ポリ
エステル樹脂を重量比 1:2 でブレンドし、インフレー
ション法により50μ厚のフィルムを製膜し、15μ厚の延
伸ナイロンフィルムにウレタン系接着剤でドライラミネ
ーションし包装材料を得た。
エステル樹脂を重量比 1:2 でブレンドし、インフレー
ション法により50μ厚のフィルムを製膜し、15μ厚の延
伸ナイロンフィルムにウレタン系接着剤でドライラミネ
ーションし包装材料を得た。
実施例1と同じ試験をしたところ剥離強度 2.6kg/cm2
で、味覚試験結果は前実施例と同様であった。
で、味覚試験結果は前実施例と同様であった。
Claims (1)
- 【請求項1】基材シートの食品接触側となる面に、ガラ
ス転移温度が30℃以上の差を有する少くとも二種類の
飽和ポリエステル樹脂を混合した熱接着剤層を積層した
ことを特徴とするヒートシール性食品包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59061078A JPH0651834B2 (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トシ−ル性食品包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59061078A JPH0651834B2 (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トシ−ル性食品包装材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60206859A JPS60206859A (ja) | 1985-10-18 |
| JPH0651834B2 true JPH0651834B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=13160730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59061078A Expired - Lifetime JPH0651834B2 (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | ヒ−トシ−ル性食品包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0651834B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2782227B2 (ja) * | 1989-04-11 | 1998-07-30 | 大日本印刷株式会社 | シールテープ付き紙容器 |
| US5382652A (en) * | 1991-04-01 | 1995-01-17 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polyester resin, compositions thereof and sealant made therefrom |
| JP2797161B2 (ja) * | 1991-05-24 | 1998-09-17 | 花王 株式会社 | 樹脂組成物及び容器 |
| JP2760417B2 (ja) * | 1992-12-25 | 1998-05-28 | 花王株式会社 | 樹脂組成物及び容器 |
| SE507994C2 (sv) * | 1996-10-14 | 1998-08-10 | Tetra Laval Holdings & Finance | Sätt att sterilisera förpackningsmaterial |
| JP5241232B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2013-07-17 | ユニチカ株式会社 | ポリエステル樹脂水性分散体、それから得られる被膜、および該被膜を利用した包装袋 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5525057B2 (ja) * | 1972-08-07 | 1980-07-03 | ||
| JPS5128885A (ja) * | 1974-09-05 | 1976-03-11 | Teijin Ltd | Netsumitsupuseihoriesuterufuirumu |
| JPS53115394A (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-07 | Mitsui Petrochemical Ind | Packing material and method of producing same |
| JPS5418374A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-10 | Teijin Ltd | Frozen food wrapper |
| JPS5424436A (en) * | 1977-07-27 | 1979-02-23 | Hitachi Shipbuilding Eng Co | Method of continuing elevated track |
| JPS55166248A (en) * | 1979-06-11 | 1980-12-25 | Dainippon Printing Co Ltd | Polyester film having heat sealing property and its preparation |
| JPS5751738A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-26 | Toray Ind Inc | Food packaging film |
| JPS5789955A (en) * | 1980-11-26 | 1982-06-04 | Toray Industries | Polyester composite film |
| JPS59218850A (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-10 | 東洋紡績株式会社 | 積層ポリエステルフイルム |
| JPS6015151A (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-25 | 東洋紡績株式会社 | 制電性ポリエステル積層フイルム |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP59061078A patent/JPH0651834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60206859A (ja) | 1985-10-18 |
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