JPH0652801B2 - 太陽電池パネルの製造方法 - Google Patents
太陽電池パネルの製造方法Info
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- JPH0652801B2 JPH0652801B2 JP59191129A JP19112984A JPH0652801B2 JP H0652801 B2 JPH0652801 B2 JP H0652801B2 JP 59191129 A JP59191129 A JP 59191129A JP 19112984 A JP19112984 A JP 19112984A JP H0652801 B2 JPH0652801 B2 JP H0652801B2
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- JP
- Japan
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- solar cell
- cell panel
- temperature
- eva
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F19/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one photovoltaic cell covered by group H10F10/00, e.g. photovoltaic modules
- H10F19/80—Encapsulations or containers for integrated devices, or assemblies of multiple devices, having photovoltaic cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は太陽電池パネルの製造方法に関するものであ
る。
る。
[発明の技術的背景] 太陽電池パネルの一例として低コスト、高信頼性を目標
としたスーパーストレート型太陽電池パネルの一例を第
1図及び第2図により説明する。
としたスーパーストレート型太陽電池パネルの一例を第
1図及び第2図により説明する。
即ち、透明カバー・ガラス1がパネル全体の構造的支持
体となっており、このカバー・ガラス1の片面には、内
部に直列に接続された太陽電池セル3より成るストリン
グが埋め込まれた充填材2が接着されている。この充填
材2としては、通常ポリ・ビニル・ブチラール(以下P
VBと云う)が多く用いられて来た。充填材2の裏面に
は、裏面材料4が接着されている。この裏面材料4とし
ては第2図に示すように中間にサンドイッチされた金属
箔例えばアルミニウム箔6及び両側のポリ・ビニル・フ
ロライド(以下PVFと云う)5の三層構造より成る。
このアルミニウム箔6は外部からの水蒸気の透過を防ぐ
ためのものである。この太陽電池パネルの周辺部は第1
図に示すように絶縁材7を介してアルマイト処理を施し
たアルミニウム枠8に固定されている。この絶縁材7と
しては、長期の信頼性を保持し、しかも低コストな材料
としてブチルゴムが用いられる。
体となっており、このカバー・ガラス1の片面には、内
部に直列に接続された太陽電池セル3より成るストリン
グが埋め込まれた充填材2が接着されている。この充填
材2としては、通常ポリ・ビニル・ブチラール(以下P
VBと云う)が多く用いられて来た。充填材2の裏面に
は、裏面材料4が接着されている。この裏面材料4とし
ては第2図に示すように中間にサンドイッチされた金属
箔例えばアルミニウム箔6及び両側のポリ・ビニル・フ
ロライド(以下PVFと云う)5の三層構造より成る。
このアルミニウム箔6は外部からの水蒸気の透過を防ぐ
ためのものである。この太陽電池パネルの周辺部は第1
図に示すように絶縁材7を介してアルマイト処理を施し
たアルミニウム枠8に固定されている。この絶縁材7と
しては、長期の信頼性を保持し、しかも低コストな材料
としてブチルゴムが用いられる。
然るに、近年、太陽電池パネルの低コスト化及び高信頼
性を促進させるために充填材2としてPVBに代ってエ
チレン・ビニル・アセテート(以下EVAと云う)が開
発されている。
性を促進させるために充填材2としてPVBに代ってエ
チレン・ビニル・アセテート(以下EVAと云う)が開
発されている。
即ち、EVAはPVBと比較すると次のような利点があ
るからである。
るからである。
(1)材料費がEVAの方が安く現在PVBの約2/3の
値段である。
値段である。
(2)材料のプロセッシングの場合にもEVAの方が簡単
である。
である。
即ちPVBはPVB自身の接着を防止するため通常表面
に重そうを塗布してロール状に巻いてある。そのため太
陽電池パネルの組立て工程に用いる場合には水洗処理
後、約1日の調湿処理を施さなければならない。これに
対し、EVAは水洗工程を省略でき、調湿処理もPVB
ほど厳しくない。
に重そうを塗布してロール状に巻いてある。そのため太
陽電池パネルの組立て工程に用いる場合には水洗処理
後、約1日の調湿処理を施さなければならない。これに
対し、EVAは水洗工程を省略でき、調湿処理もPVB
ほど厳しくない。
(3)EVAによる貼合せは、架橋反応を経て形成される
ため、耐熱性、信頼性に優れている。一方PVBは架橋
反応を用いない原理により貼合されるため温度に対する
軟化性は可逆的であり、高温で軟化する。
ため、耐熱性、信頼性に優れている。一方PVBは架橋
反応を用いない原理により貼合されるため温度に対する
軟化性は可逆的であり、高温で軟化する。
また、太陽電池パネルの信頼性試験項目については、J
PL(Jet Propulsion Laboratory)等から提案されて
おり、日本でも標準化されつつあるが、その試験項目
は、例えば−40℃〜80℃、RH(相対湿度)90%
以上の雰囲気下での温湿度サイクル試験;80℃、RH
90%以上での高温高湿試験;−40℃での低温試験;
−40℃〜80℃での温度衝撃試験;5%塩水下での塩
水霧試験などであり、その目的は約20年間と言われる
太陽電池パネルの寿命を保証することである。このよう
な試験項目を合格する高信頼性の太陽電池パネルをを得
るためにEVAを用いて貼合せを行なうには通常行なわ
れている、ゴム袋を用いた一重の真空排気方式とは異な
り、第3図に示す如く二重真空方式を用いる必要があ
る。
PL(Jet Propulsion Laboratory)等から提案されて
おり、日本でも標準化されつつあるが、その試験項目
は、例えば−40℃〜80℃、RH(相対湿度)90%
以上の雰囲気下での温湿度サイクル試験;80℃、RH
90%以上での高温高湿試験;−40℃での低温試験;
−40℃〜80℃での温度衝撃試験;5%塩水下での塩
水霧試験などであり、その目的は約20年間と言われる
太陽電池パネルの寿命を保証することである。このよう
な試験項目を合格する高信頼性の太陽電池パネルをを得
るためにEVAを用いて貼合せを行なうには通常行なわ
れている、ゴム袋を用いた一重の真空排気方式とは異な
り、第3図に示す如く二重真空方式を用いる必要があ
る。
即ち、第1の室11及び第2の室12の周囲は例えば剛
体により囲まれ、ダイヤフラム(隔膜)13により分離
されており、それぞれバルブV1,V2を経て図示しな
い真空ポンプへと通じている。
体により囲まれ、ダイヤフラム(隔膜)13により分離
されており、それぞれバルブV1,V2を経て図示しな
い真空ポンプへと通じている。
この第2の室12に入れられる太陽電池セルを含む斜線
で示す積層体14は通常、第4図に示すように構成され
ている。
で示す積層体14は通常、第4図に示すように構成され
ている。
即ち、強化処理を施した白板ガラスなどからなる透明カ
バー・ガラス1、EVA21、太陽電池セル3から成る
ストリング、EVA22、裏面材料4がこの順または逆
の順に積層されている。
バー・ガラス1、EVA21、太陽電池セル3から成る
ストリング、EVA22、裏面材料4がこの順または逆
の順に積層されている。
そして太陽電池パネルを製造する場合の貼合せ工程は例
えば次の如くである。即ち第1の室11、第2の室12
を真空に排気し、積層体14をEVA21及び22が溶
融状態で、しかも架橋反応を起さない温度領域に加熱
し、次いで第2の室12を真空に保ったまま、第1の室
11を大気圧に戻す。するとダイヤフラム13を介して
積層体14は真空中で大気圧により圧着される。次にE
VAが架橋反応を起こす温度領域迄加熱する。この温度
で架橋反応が終了する迄保持し、次いで冷却後、積層体
14を取り出す。以上の工程により第1図の一部に示す
ようなEVAの充填材2を用いた太陽電池パネルが形成
され、貼合せ工程が終了する。
えば次の如くである。即ち第1の室11、第2の室12
を真空に排気し、積層体14をEVA21及び22が溶
融状態で、しかも架橋反応を起さない温度領域に加熱
し、次いで第2の室12を真空に保ったまま、第1の室
11を大気圧に戻す。するとダイヤフラム13を介して
積層体14は真空中で大気圧により圧着される。次にE
VAが架橋反応を起こす温度領域迄加熱する。この温度
で架橋反応が終了する迄保持し、次いで冷却後、積層体
14を取り出す。以上の工程により第1図の一部に示す
ようなEVAの充填材2を用いた太陽電池パネルが形成
され、貼合せ工程が終了する。
[背景技術の問題点] 上述の如く、EVAを用いた太陽電池パネルの貼合せ工
程に於ては、EVAが未架橋の温度領域にて加圧し、積
層体14を圧着し、次いでEVAが全て架橋する温度並
びに時間領域に保持しなければならない。しかし、本発
明者は、太陽電池パネル製品として必要な外観、特性を
得るためには、その製造条件である加圧時の温度並びに
架橋反応を達成させる温度、保持時間に関しては、極め
て狭い領域でしか満足しないことを見い出した。即ち、
保持温度が最適温度領域より低い場合には、EVAが未
架橋のままとなり、太陽電池パネル製品とした後、高温
高湿試験、温湿度サイクル試験、屋外でのフィード試験
に於て、未架橋のEVAが、温度により、パネル周辺よ
り流出するという現象が生じる。一方、保持温度が最適
温度領域より高い場合には、EVAの発泡更にはEVA
の黄変現象が見られる。
程に於ては、EVAが未架橋の温度領域にて加圧し、積
層体14を圧着し、次いでEVAが全て架橋する温度並
びに時間領域に保持しなければならない。しかし、本発
明者は、太陽電池パネル製品として必要な外観、特性を
得るためには、その製造条件である加圧時の温度並びに
架橋反応を達成させる温度、保持時間に関しては、極め
て狭い領域でしか満足しないことを見い出した。即ち、
保持温度が最適温度領域より低い場合には、EVAが未
架橋のままとなり、太陽電池パネル製品とした後、高温
高湿試験、温湿度サイクル試験、屋外でのフィード試験
に於て、未架橋のEVAが、温度により、パネル周辺よ
り流出するという現象が生じる。一方、保持温度が最適
温度領域より高い場合には、EVAの発泡更にはEVA
の黄変現象が見られる。
また加圧時の温度が低い場合、あるいは、加圧後の保持
時間が長い場合には発泡現象が生じる。
時間が長い場合には発泡現象が生じる。
[発明の目的] 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、充填
材としてEVAを用いた場合に貼合せ時の温度・時間等
の製造条件を制御することにより、外観・特性共に満足
する太陽電池パネルを提供することを目的とたものであ
る。
材としてEVAを用いた場合に貼合せ時の温度・時間等
の製造条件を制御することにより、外観・特性共に満足
する太陽電池パネルを提供することを目的とたものであ
る。
[発明の概要] 本発明の太陽電池パネルの製造方法は、太陽電池セルを
充填材を介してカバーガラスと裏面材料との間に積層し
た太陽電池パネル積層体を、二重真空方式により脱気
し、加熱後加圧による張合せ工程を有する太陽電池パネ
ルの製造方法において、前記充填材としてエチレン・ビ
ニル・アセテートを用い、かつ二重真空室の一方に熱板
及びこの熱板の上に前記太陽電池パネル積層体を配置
し、前記熱板による一方向からの加熱方式を用いるとと
もに、加圧による張合せ工程で、前記熱板に最も接近し
た太陽電池パネル積層体の位置で、加圧後の最高温度が
140℃乃至155℃の範囲にあり、最高温度の保持時
間が7分乃至40分の範囲にあり、かつ前記熱板より最
も離れた太陽電池パネル積層体の位置で、加圧後の最高
温度が140℃乃至155℃の範囲にあり、その保持時
間が1分乃至32分の範囲にあることを特徴とするもの
である。
充填材を介してカバーガラスと裏面材料との間に積層し
た太陽電池パネル積層体を、二重真空方式により脱気
し、加熱後加圧による張合せ工程を有する太陽電池パネ
ルの製造方法において、前記充填材としてエチレン・ビ
ニル・アセテートを用い、かつ二重真空室の一方に熱板
及びこの熱板の上に前記太陽電池パネル積層体を配置
し、前記熱板による一方向からの加熱方式を用いるとと
もに、加圧による張合せ工程で、前記熱板に最も接近し
た太陽電池パネル積層体の位置で、加圧後の最高温度が
140℃乃至155℃の範囲にあり、最高温度の保持時
間が7分乃至40分の範囲にあり、かつ前記熱板より最
も離れた太陽電池パネル積層体の位置で、加圧後の最高
温度が140℃乃至155℃の範囲にあり、その保持時
間が1分乃至32分の範囲にあることを特徴とするもの
である。
[発明の実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
即ち、貼合せ装置は、第3図に示す如く第1の室11並
びに第2の室12を有する二重真空方式のものである。
加熱方式は第5図に示す、積層体14の下方に設けた熱
板15による一方向から加熱した場合につき詳述する。
即ち、貼合せ装置は、第3図に示す如く第1の室11並
びに第2の室12を有する二重真空方式のものである。
加熱方式は第5図に示す、積層体14の下方に設けた熱
板15による一方向から加熱した場合につき詳述する。
太陽電池パネルの積層体14は、例えば第4図に示す如
くのものである。即ち、全体の構造的支持体となる肉厚
3mmの強化ガラスからなる透明カバーガラス1の片面に
は肉厚0.8mmのEVAシートからなる充填材21、太
陽電池セル3を直列または並列に接続したストリング、
肉厚0.8mmのEVAシートからなる充填材22、肉厚2
0μmのアルミニウム箔が中間にサンドイッチされ両側
に肉厚25μmのPVFを有するシートからなる裏面材
料4から成る。また、透明カバーガラス1、充填材2
1,22、ストリング、裏面材料4の各間には、マイク
ログラスと称する長ガラス繊維のマットを少なくとも1
層挿入しても良い。実際の製造工程では、透明カバーガ
ラス1上に順に乗せる構成、即ち、第4図とは上下反応
の構成のものを積層体14としても良い。
くのものである。即ち、全体の構造的支持体となる肉厚
3mmの強化ガラスからなる透明カバーガラス1の片面に
は肉厚0.8mmのEVAシートからなる充填材21、太
陽電池セル3を直列または並列に接続したストリング、
肉厚0.8mmのEVAシートからなる充填材22、肉厚2
0μmのアルミニウム箔が中間にサンドイッチされ両側
に肉厚25μmのPVFを有するシートからなる裏面材
料4から成る。また、透明カバーガラス1、充填材2
1,22、ストリング、裏面材料4の各間には、マイク
ログラスと称する長ガラス繊維のマットを少なくとも1
層挿入しても良い。実際の製造工程では、透明カバーガ
ラス1上に順に乗せる構成、即ち、第4図とは上下反応
の構成のものを積層体14としても良い。
貼合せ工程での典型的なプロファイルを第6図に示す。
即ち、先ず真空度を表わす曲線31に示すように、予備
的な真空排気を例えば油回転ポンプにより20分間行な
う。これにより第1の室11並びに第2の室12は、共
に加熱前での真空度は、例えば0.3Torrになる。
次に第6図のステップで加熱を開始する。積層体14
の温度は、実験的に、熱板15に最も近接した位置の第
5図に示す熱電対16により、また熱板15より最も離
れた位置を熱電対17により測定する。加熱時の昇温勾
配は、熱電対16の位置で例えば4℃/分である。熱電
対16の位置での昇温曲線を第6図の温度を表わす曲線
34に、また熱電対17の位置での昇温曲線を第6図の
温度を表わす曲線35に示す。一般に、EVAが溶融す
る温度は約85℃であり、架橋反応が開始する温度は1
30℃である。ステップの如く、熱電対16の位置で
140℃に到達した時、真空度を表わす曲線32に示す
ように第1の室11を大気圧に戻し、積層体14を真空
圧着する。この時、曲線35に示す如く、熱板15より
最も離れた熱電対17の位置では充分に昇温していな
い。それ故、熱電対17の位置でもEVAが架橋するよ
う昇温させる。圧着後は、熱電対16と熱電対17の位
置は、真空による断熱が除かれ殆ど等しい温度を示す。
次にステップの如く、熱電対16の位置で148℃に
到達した後、架橋反応を積層体14全体に行なわせるた
め、例えば、熱電対16の位置で25分、対応する熱電
対17の位置で17分最高温度に保持する。次いでステ
ップの如く、熱板を空冷管により冷却し、しばらく
後、ステップの如く、熱板を水冷管により冷却する。
積層体14の温度が、ステップの如く例えば50℃以
下に冷却された後、真空度を表わす曲線33に示すよう
に、第2の室12を大気圧に戻す。以上により貼合せ工
程は終了する。
即ち、先ず真空度を表わす曲線31に示すように、予備
的な真空排気を例えば油回転ポンプにより20分間行な
う。これにより第1の室11並びに第2の室12は、共
に加熱前での真空度は、例えば0.3Torrになる。
次に第6図のステップで加熱を開始する。積層体14
の温度は、実験的に、熱板15に最も近接した位置の第
5図に示す熱電対16により、また熱板15より最も離
れた位置を熱電対17により測定する。加熱時の昇温勾
配は、熱電対16の位置で例えば4℃/分である。熱電
対16の位置での昇温曲線を第6図の温度を表わす曲線
34に、また熱電対17の位置での昇温曲線を第6図の
温度を表わす曲線35に示す。一般に、EVAが溶融す
る温度は約85℃であり、架橋反応が開始する温度は1
30℃である。ステップの如く、熱電対16の位置で
140℃に到達した時、真空度を表わす曲線32に示す
ように第1の室11を大気圧に戻し、積層体14を真空
圧着する。この時、曲線35に示す如く、熱板15より
最も離れた熱電対17の位置では充分に昇温していな
い。それ故、熱電対17の位置でもEVAが架橋するよ
う昇温させる。圧着後は、熱電対16と熱電対17の位
置は、真空による断熱が除かれ殆ど等しい温度を示す。
次にステップの如く、熱電対16の位置で148℃に
到達した後、架橋反応を積層体14全体に行なわせるた
め、例えば、熱電対16の位置で25分、対応する熱電
対17の位置で17分最高温度に保持する。次いでステ
ップの如く、熱板を空冷管により冷却し、しばらく
後、ステップの如く、熱板を水冷管により冷却する。
積層体14の温度が、ステップの如く例えば50℃以
下に冷却された後、真空度を表わす曲線33に示すよう
に、第2の室12を大気圧に戻す。以上により貼合せ工
程は終了する。
然るに、太陽電池パネルとしての外観上あるいはEVA
の架橋反応の達成という観点から、貼合せ工程に於ける
温度、最高温度保持時間、圧着のタイミングの間には、
極めて狭い領域しか、満足しないことを、本発明者は見
出した。即ち、例えば、第7図に示す如く、熱電対16
の位置で最高温度に25分保持するような場合には、最
高温度が141℃以下では架橋を起こした割合を表わす
ゲル分率が50%以下となった。また143℃ではゲル
分率が90%に到達した。即ち、加圧後、143℃以上
にて保持すれば、EVAは架橋反応が太陽電池パネルの
すべての場所で達成される。尚、ゲル分率の測定方法
は、Springborn Labo-ratories,Inc.:”Crosslinkable
Ethy-lene/Vinyl Acetate Coppolymer,FormulaA99
18”Technical Information Pack-et-System and Pro
cess(1980),p.7に準拠した。尚、ゲル分率が
70%以上になれば、実用上架橋反応が達成されたとす
る。上述と同じ保持時間で、最高温度が154℃以上に
なると、EVA自身の分解ガスに起因する発泡現象が生
じた。最高温度がさらに高くなると、発泡現象と共に、
EVAの黄変が生じた。以上、熱電対16の位置での最
高温度保持時間を25分と限っても、最適最高温度は1
43℃乃至154℃と、狭い温度範囲にある。また保持
時間を長くした場合、例えば熱電対16の位置で最高温
度を147℃に40分間保持した場合にも、EVA自身
の発泡による小泡の発生が見られた。
の架橋反応の達成という観点から、貼合せ工程に於ける
温度、最高温度保持時間、圧着のタイミングの間には、
極めて狭い領域しか、満足しないことを、本発明者は見
出した。即ち、例えば、第7図に示す如く、熱電対16
の位置で最高温度に25分保持するような場合には、最
高温度が141℃以下では架橋を起こした割合を表わす
ゲル分率が50%以下となった。また143℃ではゲル
分率が90%に到達した。即ち、加圧後、143℃以上
にて保持すれば、EVAは架橋反応が太陽電池パネルの
すべての場所で達成される。尚、ゲル分率の測定方法
は、Springborn Labo-ratories,Inc.:”Crosslinkable
Ethy-lene/Vinyl Acetate Coppolymer,FormulaA99
18”Technical Information Pack-et-System and Pro
cess(1980),p.7に準拠した。尚、ゲル分率が
70%以上になれば、実用上架橋反応が達成されたとす
る。上述と同じ保持時間で、最高温度が154℃以上に
なると、EVA自身の分解ガスに起因する発泡現象が生
じた。最高温度がさらに高くなると、発泡現象と共に、
EVAの黄変が生じた。以上、熱電対16の位置での最
高温度保持時間を25分と限っても、最適最高温度は1
43℃乃至154℃と、狭い温度範囲にある。また保持
時間を長くした場合、例えば熱電対16の位置で最高温
度を147℃に40分間保持した場合にも、EVA自身
の発泡による小泡の発生が見られた。
上述の実験結果を纏めると、二重真空方式により加圧
後、第7図に示す「最適領域」に於ける最高温度並びに
その保持時間にて貼合せれば良い。即ち、熱板15に最
も近接した積層体14の位置である熱電対16で最高温
度が140℃乃至155℃、その保持時間が7分乃至4
0分が範囲内にあり、熱板15より最も離れた積層体1
4の位置である熱電対17で、最高温度が140℃乃
至、155℃、その保持時間が1分乃至32分の範囲で
貼合せれば良い。尚、架橋反応を達成したと見なす、7
0%架橋線は50%と90%の線の間にある。「最適領
域」に於て貼合せると、EVAは架橋反応が達成され、
屋外での温度変化に対し軟化現象を起こすことはない。
後、第7図に示す「最適領域」に於ける最高温度並びに
その保持時間にて貼合せれば良い。即ち、熱板15に最
も近接した積層体14の位置である熱電対16で最高温
度が140℃乃至155℃、その保持時間が7分乃至4
0分が範囲内にあり、熱板15より最も離れた積層体1
4の位置である熱電対17で、最高温度が140℃乃
至、155℃、その保持時間が1分乃至32分の範囲で
貼合せれば良い。尚、架橋反応を達成したと見なす、7
0%架橋線は50%と90%の線の間にある。「最適領
域」に於て貼合せると、EVAは架橋反応が達成され、
屋外での温度変化に対し軟化現象を起こすことはない。
以上、本実施例に於ては、熱板からの一方向からの加熱
方式により昇温し貼合せを行なう場合につき詳述した
が、太陽電池パネル積層体を全体に亙って加熱する場合
には、熱電対16と熱電対17は、ほぼ同じ温度を示す
が、最高温度が140℃以下ではEVAは未架橋であ
り、155℃以上の場合はEVAの発泡が生じる。ま
た、最高温度保持時間が40分以上になって来ると、小
泡が発生して来る。なお、最高温度保持時間が7分以下
ではEVAは未架橋である。なお、本発明では一方向か
らの加熱方式を用いているので、省エネルギー的には全
体に亘って加熱する方式に比べて優れている。更に、二
重真空室の一方に熱板及びこの熱板の上に太陽電池パネ
ル積層体を配置したので、真空室の外に熱源を置くもの
に比べて熱効率が向上する。
方式により昇温し貼合せを行なう場合につき詳述した
が、太陽電池パネル積層体を全体に亙って加熱する場合
には、熱電対16と熱電対17は、ほぼ同じ温度を示す
が、最高温度が140℃以下ではEVAは未架橋であ
り、155℃以上の場合はEVAの発泡が生じる。ま
た、最高温度保持時間が40分以上になって来ると、小
泡が発生して来る。なお、最高温度保持時間が7分以下
ではEVAは未架橋である。なお、本発明では一方向か
らの加熱方式を用いているので、省エネルギー的には全
体に亘って加熱する方式に比べて優れている。更に、二
重真空室の一方に熱板及びこの熱板の上に太陽電池パネ
ル積層体を配置したので、真空室の外に熱源を置くもの
に比べて熱効率が向上する。
[発明の効果] 本発明による太陽電池パネルの製造方法を用いれば、外
観上EVAの発泡がなく、かつ架橋反応も達成している
ため、屋外での軟化現象は起らない。また二重真空方式
を用いて貼合せているため、高温高湿試験、屋外曝露試
験に於ても高信頼性を得ることが出来る。
観上EVAの発泡がなく、かつ架橋反応も達成している
ため、屋外での軟化現象は起らない。また二重真空方式
を用いて貼合せているため、高温高湿試験、屋外曝露試
験に於ても高信頼性を得ることが出来る。
第1図は太陽電池パネルの断面図、第2図は裏面材料の
概略断面図、第3図は二重真空方式の貼合せ装置の概略
説明図、第4図は太陽電池パネルの積層体を示す断面
図、第5図は一方向からの加熱方式による二重真空方式
の貼合せ装置の概略図、第6図は本発明による温度、真
空度(圧力)と時間の関係を表わすプロファイルの1例
を示す特性図、第7図は最高温度と保持時間によるEV
Aの状態図で、最高領域を表わす図である。 1…カバーガラス、2,21,22…充填材、3…太陽
電池セル、4…裏面材料、11…第1の室、12…第2
の室、13…ダイヤフラム、14…積層体、15…熱
板、16,17…熱電対、31,32,33…真空度を
表わす曲線、34,35…温度を表わす曲線。
概略断面図、第3図は二重真空方式の貼合せ装置の概略
説明図、第4図は太陽電池パネルの積層体を示す断面
図、第5図は一方向からの加熱方式による二重真空方式
の貼合せ装置の概略図、第6図は本発明による温度、真
空度(圧力)と時間の関係を表わすプロファイルの1例
を示す特性図、第7図は最高温度と保持時間によるEV
Aの状態図で、最高領域を表わす図である。 1…カバーガラス、2,21,22…充填材、3…太陽
電池セル、4…裏面材料、11…第1の室、12…第2
の室、13…ダイヤフラム、14…積層体、15…熱
板、16,17…熱電対、31,32,33…真空度を
表わす曲線、34,35…温度を表わす曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−22978(JP,A) 特開 昭59−16388(JP,A) 特開 昭58−17685(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】太陽電池セルを充填材を介してカバーガラ
スと裏面材料との間に積層した太陽電池パネル積層体
を、二重真空方式により脱気し、加熱後加圧による張合
せ工程を有する太陽電池パネルの製造方法において、 前記充填材としてエチレン・ビニル・アセテートを用
い、かつ二重真空室の一方に熱板及びこの熱板の上に前
記太陽電池パネル積層体を配置し、前記熱板による一方
向からの加熱方式を用いるとともに、加圧による張合せ
工程で、前記熱板に最も接近した太陽電池パネル積層体
の位置で、加圧後の最高温度が140℃乃至155℃の
範囲にあり、最高温度の保持時間が7分乃至40分の範
囲にあり、かつ前記熱板より最も離れた太陽電池パネル
積層体の位置で、加圧後の最高温度が140℃乃至15
5℃の範囲にあり、その保持時間が1分乃至32分の範
囲にあることを特徴とする太陽電池パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191129A JPH0652801B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 太陽電池パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59191129A JPH0652801B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 太陽電池パネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6169179A JPS6169179A (ja) | 1986-04-09 |
| JPH0652801B2 true JPH0652801B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=16269353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59191129A Expired - Fee Related JPH0652801B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 太陽電池パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0652801B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011187943A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-09-22 | Sony Chemical & Information Device Corp | 薄膜型太陽電池モジュールの製造方法 |
| EP2739472B1 (fr) | 2011-08-04 | 2019-02-27 | Saint-Gobain Glass France | Procédé de fabrication d'un vitrage a effet decoratif |
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| JP4359308B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2009-11-04 | 中島硝子工業株式会社 | 太陽電池モジュールの製造方法 |
| JP2008091772A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Bridgestone Corp | 太陽電池用封止膜及びこれを用いた太陽電池 |
| JP2009071233A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Nitto Denko Corp | 太陽電池パネル用シール材および太陽電池モジュール |
| WO2011125791A1 (ja) | 2010-03-31 | 2011-10-13 | 株式会社クラレ | ポリビニルアセタールフィルムおよびその用途 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1473108A (ja) * | 1973-09-14 | 1977-05-11 | ||
| JPS5817685A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-01 | Fuji Electric Co Ltd | 太陽電池セルの封止用樹脂材料 |
| JPS5863178A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 太陽電池用充填接着材シ−トおよびそれを用いる接着方法 |
| JPS5916388A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 太陽電池モジユ−ル |
| JPS5922978A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 充填接着材シ−トおよびその製造法 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP59191129A patent/JPH0652801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011187943A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-09-22 | Sony Chemical & Information Device Corp | 薄膜型太陽電池モジュールの製造方法 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6169179A (ja) | 1986-04-09 |
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