JPH0653053A - 静止誘導機器用巻線 - Google Patents
静止誘導機器用巻線Info
- Publication number
- JPH0653053A JPH0653053A JP20126792A JP20126792A JPH0653053A JP H0653053 A JPH0653053 A JP H0653053A JP 20126792 A JP20126792 A JP 20126792A JP 20126792 A JP20126792 A JP 20126792A JP H0653053 A JPH0653053 A JP H0653053A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- conductor
- heat
- hollow
- cooling medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明のインターリーブ巻線は、巻線全体の
小形化を図り得ると共に、温度勾配も小さくできて冷却
効率の向上および熱劣化の低下も図ることができるよう
にしている。 【構成】 第2の導体bは、中空状に形成されており、
その内部には冷却媒体が封入されていて、ヒートパイプ
を構成している。この第2の導体bの各ロウ付け部Aに
おいて一方の接続端を延長して放熱部51を形成してお
り、この放熱部51にはフィン51aが設けられてい
る。そして、この第2の導体bはその巻回部分が受熱部
52となっている。
小形化を図り得ると共に、温度勾配も小さくできて冷却
効率の向上および熱劣化の低下も図ることができるよう
にしている。 【構成】 第2の導体bは、中空状に形成されており、
その内部には冷却媒体が封入されていて、ヒートパイプ
を構成している。この第2の導体bの各ロウ付け部Aに
おいて一方の接続端を延長して放熱部51を形成してお
り、この放熱部51にはフィン51aが設けられてい
る。そして、この第2の導体bはその巻回部分が受熱部
52となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器およびリアクト
ル等の静止誘導機器用巻線に係わり、特に冷却性の改善
を図った静止誘導機器用巻線に関する。
ル等の静止誘導機器用巻線に係わり、特に冷却性の改善
を図った静止誘導機器用巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、従来の静止誘導機器用巻線で
あるインターリーブ巻線の一例を示す。同図において、
第1の導体aは1a,2a,…から形成され、第2の導
体bは、6b,7b,…から形成されており、それぞれ
の数字は巻回順を示している。[1],[2],
[3],…は、それぞれ第1の導体aおよび第2の導体
bにインターリーブされた巻線群であり、全体としてイ
ンターリーブ巻線1を構成している。
あるインターリーブ巻線の一例を示す。同図において、
第1の導体aは1a,2a,…から形成され、第2の導
体bは、6b,7b,…から形成されており、それぞれ
の数字は巻回順を示している。[1],[2],
[3],…は、それぞれ第1の導体aおよび第2の導体
bにインターリーブされた巻線群であり、全体としてイ
ンターリーブ巻線1を構成している。
【0003】このようなインターリーブ巻線1にサージ
電圧Vが侵入した場合の初期電位分布Vnは、巻線の直
列静電容量kと、対地静電容量cとにより決定されるも
ので、次の(1)式で表される。
電圧Vが侵入した場合の初期電位分布Vnは、巻線の直
列静電容量kと、対地静電容量cとにより決定されるも
ので、次の(1)式で表される。
【0004】
【数1】 lxは巻き終わりからの距離、lは巻線全長である。初
期電位分布Vnを、αをパラメータとしてXとVn/V
との関係で求めると、図6のようになり、αが小さいほ
ど初期電位分布が直線に近づき振動が小さくなることが
わかる。αを小さくするには、対地静電容量cを小さく
するか、直列静電容量kを大きくすれば良い。インター
リーブ巻線1は、このうち直列静電容量kを大きくする
ことで初期電位分布を改善した巻線である。
期電位分布Vnを、αをパラメータとしてXとVn/V
との関係で求めると、図6のようになり、αが小さいほ
ど初期電位分布が直線に近づき振動が小さくなることが
わかる。αを小さくするには、対地静電容量cを小さく
するか、直列静電容量kを大きくすれば良い。インター
リーブ巻線1は、このうち直列静電容量kを大きくする
ことで初期電位分布を改善した巻線である。
【0005】このようなインターリーブ巻線1は、図5
に示すように二組の導体a,bを並列に巻回し、同図A
に示す箇所にて両者をロウ付け等により接続する方法で
製作されるようになっている。
に示すように二組の導体a,bを並列に巻回し、同図A
に示す箇所にて両者をロウ付け等により接続する方法で
製作されるようになっている。
【0006】このインターリーブ巻線1に対する冷却方
式としては、従来より、巻線全体を絶縁油中に浸漬し、
巻線周囲の絶縁油を自然対流させたり、強制循環させた
りする方式がある。また、別の方式として、最近では、
冷却媒体にSF6ガスを採用する場合もあるが、いずれ
にしても、巻線周囲の冷却媒体により冷却するようにし
ている。
式としては、従来より、巻線全体を絶縁油中に浸漬し、
巻線周囲の絶縁油を自然対流させたり、強制循環させた
りする方式がある。また、別の方式として、最近では、
冷却媒体にSF6ガスを採用する場合もあるが、いずれ
にしても、巻線周囲の冷却媒体により冷却するようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷却方式では、巻線周囲に冷却用の冷媒流路を形成
せねばならず、これでは、巻線全体が大形化する問題が
あった。また、このような従来の冷却方式においては、
冷却媒体が通る経路が長く、巻線全体の温度差が大き
く、冷却効率が悪いという問題もあった。さらに、巻線
の熱劣化と温度勾配とをみた場合、熱劣化は、高温側の
温度に左右されるものであり、巻線の冷却設計には、こ
の温度勾配を考慮しなければならず、この点からも巻線
が大形化し、ひいてはこの巻線を用いる変圧器やリアク
トル等の機器を大形化させる原因ともなっていた。
来の冷却方式では、巻線周囲に冷却用の冷媒流路を形成
せねばならず、これでは、巻線全体が大形化する問題が
あった。また、このような従来の冷却方式においては、
冷却媒体が通る経路が長く、巻線全体の温度差が大き
く、冷却効率が悪いという問題もあった。さらに、巻線
の熱劣化と温度勾配とをみた場合、熱劣化は、高温側の
温度に左右されるものであり、巻線の冷却設計には、こ
の温度勾配を考慮しなければならず、この点からも巻線
が大形化し、ひいてはこの巻線を用いる変圧器やリアク
トル等の機器を大形化させる原因ともなっていた。
【0008】本発明は上述の事情を考慮してなされたも
のであり、その目的は、巻線全体の小形化を図り得ると
共に、温度勾配も小さくできて冷却効率の向上および熱
劣化の低下も図ることができる静止誘導機器用巻線を提
供するにある。
のであり、その目的は、巻線全体の小形化を図り得ると
共に、温度勾配も小さくできて冷却効率の向上および熱
劣化の低下も図ることができる静止誘導機器用巻線を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の静止誘
導機器用巻線は、並列に巻回される導体のうちの少なく
とも一方を中空状に形成し、この中空導体の内部に冷却
媒体を封入してヒートパイプを構成したところに特徴を
有する。
導機器用巻線は、並列に巻回される導体のうちの少なく
とも一方を中空状に形成し、この中空導体の内部に冷却
媒体を封入してヒートパイプを構成したところに特徴を
有する。
【0010】請求項2の発明の静止誘導機器用巻線は、
並列に巻回される導体のうちの少なくとも一方を中空状
に形成し、この中空導体に中空状の放熱体を電気絶縁材
製の中空状の連結体を介して接続し、これら中空導体お
よび放熱体の内部に冷却媒体を封入してヒートパイプを
構成したところに特徴を有する。
並列に巻回される導体のうちの少なくとも一方を中空状
に形成し、この中空導体に中空状の放熱体を電気絶縁材
製の中空状の連結体を介して接続し、これら中空導体お
よび放熱体の内部に冷却媒体を封入してヒートパイプを
構成したところに特徴を有する。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、巻線の冷却が、導
体そのものが構成するヒートパイプにより行われるか
ら、従来のような巻線周囲に冷却媒体を流通させるもの
とは異なり、小形化が図れる。またヒートパイプによ
り、熱運搬力が大きく、しかも熱運搬経路も短縮される
から、温度勾配が低くなり、また冷却性効率も良くな
る。
体そのものが構成するヒートパイプにより行われるか
ら、従来のような巻線周囲に冷却媒体を流通させるもの
とは異なり、小形化が図れる。またヒートパイプによ
り、熱運搬力が大きく、しかも熱運搬経路も短縮される
から、温度勾配が低くなり、また冷却性効率も良くな
る。
【0012】請求項2の発明においては、上述と同様の
作用効果を得ることに加え、放熱体が電気絶縁されてい
ることから、巻線に用いられる電圧が高くて、放熱体の
絶縁が懸念されるような場合でも十分に使用できるもの
である。
作用効果を得ることに加え、放熱体が電気絶縁されてい
ることから、巻線に用いられる電圧が高くて、放熱体の
絶縁が懸念されるような場合でも十分に使用できるもの
である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図3を参照しながら説明する。図1および図3に示す
ように、第1の導体aは1a,2a,…から形成され、
第2の導体bは、6b,7b,…から形成されている。
なお、それぞれの数字は巻回順を示している。[1],
[2],[3],…は、それぞれ第1の導体aおよび第
2の導体bにインターリーブされた巻線群であり、全体
として、静止誘導機器用巻線であるインターリーブ巻線
1を構成している。
し図3を参照しながら説明する。図1および図3に示す
ように、第1の導体aは1a,2a,…から形成され、
第2の導体bは、6b,7b,…から形成されている。
なお、それぞれの数字は巻回順を示している。[1],
[2],[3],…は、それぞれ第1の導体aおよび第
2の導体bにインターリーブされた巻線群であり、全体
として、静止誘導機器用巻線であるインターリーブ巻線
1を構成している。
【0014】第2の導体bは、中空状に形成されてお
り、その内部には冷却媒体が封入されていて、ヒートパ
イプを構成している。この第2の導体bの各ロウ付け部
Aにおいて一方の接続端を延長して放熱部51を形成し
ており、この放熱部51にはフィン51aが設けられて
いる。そして、この第2の導体bはその巻回部分が受熱
部52となっている。
り、その内部には冷却媒体が封入されていて、ヒートパ
イプを構成している。この第2の導体bの各ロウ付け部
Aにおいて一方の接続端を延長して放熱部51を形成し
ており、この放熱部51にはフィン51aが設けられて
いる。そして、この第2の導体bはその巻回部分が受熱
部52となっている。
【0015】この構成において、第1の導体aに発生し
た熱は、熱伝導により第2の導体bにおける受熱部52
へ伝達される。また第2の導体bにおける受熱部52自
体に発生した熱は、第1の導体aから伝達された熱と共
に、自身が構成するヒートパイプにより放熱部51へ運
搬される。この場合、熱発生部から放熱部51にいたる
熱の運搬経路は、従来の冷却方式に比して極めて短くて
済む。従って、巻線1全体の温度は均等化され、平均温
度と最高温度との差は小さくなり、また冷却効率も良く
なる。さらに、従来のような巻線周囲に冷却媒体を流通
させるものとは異なり、図3のB寸法としては、絶縁上
必要最小限の大きさで良く、これにより、巻線1の直列
容量の増加に寄与でき、電位分布をより一層改善できる
ものである。そして、これらがあいまって全体の小形化
を大いに図ることができる。
た熱は、熱伝導により第2の導体bにおける受熱部52
へ伝達される。また第2の導体bにおける受熱部52自
体に発生した熱は、第1の導体aから伝達された熱と共
に、自身が構成するヒートパイプにより放熱部51へ運
搬される。この場合、熱発生部から放熱部51にいたる
熱の運搬経路は、従来の冷却方式に比して極めて短くて
済む。従って、巻線1全体の温度は均等化され、平均温
度と最高温度との差は小さくなり、また冷却効率も良く
なる。さらに、従来のような巻線周囲に冷却媒体を流通
させるものとは異なり、図3のB寸法としては、絶縁上
必要最小限の大きさで良く、これにより、巻線1の直列
容量の増加に寄与でき、電位分布をより一層改善できる
ものである。そして、これらがあいまって全体の小形化
を大いに図ることができる。
【0016】図4は本発明の第2の実施例を示してお
り、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、中空状
に形成された第2の導体bに対して、別体の中空状をな
す放熱体53を、電気絶縁材製の中空状をなす連結体5
4を介して接続した構成としている。
り、次の点が第1の実施例と異なる。すなわち、中空状
に形成された第2の導体bに対して、別体の中空状をな
す放熱体53を、電気絶縁材製の中空状をなす連結体5
4を介して接続した構成としている。
【0017】この実施例によれば、上述と同様の作用効
果を得ることに加え、放熱体53が電気絶縁されている
ことから、巻線1に用いられる電圧が高くて、放熱体5
3の絶縁が懸念されるような場合でも十分に使用できる
ものである。
果を得ることに加え、放熱体53が電気絶縁されている
ことから、巻線1に用いられる電圧が高くて、放熱体5
3の絶縁が懸念されるような場合でも十分に使用できる
ものである。
【0018】なお、上記各実施例では第2の導体bを中
空状に形成したが、第1の導体aを中空状に形成してヒ
ートパイプ構成としても良く、あるいは両導体a,bと
も中空状に形成してヒートパイプ構成としても良い。
空状に形成したが、第1の導体aを中空状に形成してヒ
ートパイプ構成としても良く、あるいは両導体a,bと
も中空状に形成してヒートパイプ構成としても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。
に、次の効果を得ることができる。
【0020】請求項1の静止誘導機器用巻線によれば、
導体そのものがヒートパイプを構成するから、巻線全体
の小形化を図り得ると共に、温度勾配も小さくできて冷
却効率の向上および熱劣化の低下も図ることができる。
導体そのものがヒートパイプを構成するから、巻線全体
の小形化を図り得ると共に、温度勾配も小さくできて冷
却効率の向上および熱劣化の低下も図ることができる。
【0021】請求項2の静止誘導機器用巻線によれば、
中空導体に中空状の放熱体を電気絶縁材製の中空状の連
結体を介して接続した構成としているから、上述と同様
の作用効果を得ることに加え、巻線に用いられる電圧が
高くて、放熱体の絶縁が懸念されるような場合でも、十
分に使用できるものである。
中空導体に中空状の放熱体を電気絶縁材製の中空状の連
結体を介して接続した構成としているから、上述と同様
の作用効果を得ることに加え、巻線に用いられる電圧が
高くて、放熱体の絶縁が懸念されるような場合でも、十
分に使用できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の概略構成図
【図2】部分的斜視図
【図3】巻線部分の構成図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】従来例を示す巻線の構成図
【図6】初期電位分布を示す図
1はインターリーブ巻線(静止誘導機器用巻線)、51
は放熱部、52は受熱部、53は放熱体、54は連結
体、aは第1の導体、bは第2の導体を示す。
は放熱部、52は受熱部、53は放熱体、54は連結
体、aは第1の導体、bは第2の導体を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 並列に巻回される導体のうちの少なくと
も一方を中空状に形成し、この中空導体の内部に冷却媒
体を封入してヒートパイプを構成したことを特徴とする
静止誘導機器用巻線。 - 【請求項2】 並列に巻回される導体のうちの少なくと
も一方を中空状に形成し、この中空導体に中空状の放熱
体を電気絶縁材製の中空状の連結体を介して接続し、こ
れら中空導体および放熱体の内部に冷却媒体を封入して
ヒートパイプを構成したことを特徴とする静止誘導機器
用巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20126792A JPH0653053A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 静止誘導機器用巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20126792A JPH0653053A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 静止誘導機器用巻線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653053A true JPH0653053A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16438123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20126792A Pending JPH0653053A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 静止誘導機器用巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6636140B2 (en) * | 2000-12-08 | 2003-10-21 | Sansha Electric Manufacturing Company, Limited | High-frequency large current handling transformer |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP20126792A patent/JPH0653053A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6636140B2 (en) * | 2000-12-08 | 2003-10-21 | Sansha Electric Manufacturing Company, Limited | High-frequency large current handling transformer |
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