JPH0653673B2 - M―csfの医薬用途 - Google Patents
M―csfの医薬用途Info
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- JPH0653673B2 JPH0653673B2 JP3501353A JP50135391A JPH0653673B2 JP H0653673 B2 JPH0653673 B2 JP H0653673B2 JP 3501353 A JP3501353 A JP 3501353A JP 50135391 A JP50135391 A JP 50135391A JP H0653673 B2 JPH0653673 B2 JP H0653673B2
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- JP
- Japan
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- csf
- coli
- trp
- cells
- amino acid
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K16/00—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
- C07K16/18—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/24—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against cytokines, lymphokines or interferons
- C07K16/243—Colony Stimulating Factors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/16—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- A61K38/17—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- A61K38/19—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- A61K38/193—Colony stimulating factors [CSF]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4702—Regulators; Modulating activity
- C07K14/4703—Inhibitors; Suppressors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
- C07K14/53—Colony-stimulating factor [CSF]
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、炎症性疾患及びアレルギーの治療剤に関す
る。
る。
より詳しくは、本発明は新規な抗炎症剤及び抗アレルギ
ー剤を提供するものであり、特に、M−CSFを有効成
分とする抗炎症剤及び抗アレルギー剤に関する。
ー剤を提供するものであり、特に、M−CSFを有効成
分とする抗炎症剤及び抗アレルギー剤に関する。
背景技術 炎症は、バクテリア、外傷、化学物質又は熱のような様
々な因子により起こされる損傷に対する反応としての生
体組織内での一連の複雑な変化である。炎症反応は、前
記因子の存在下での生体による抵抗のメカニズムではあ
るが、炎症反応はリウマチ性関節炎や痛風のような炎症
性疾患に苦しむ多くの患者の多大な痛みの原因ともなっ
ている。
々な因子により起こされる損傷に対する反応としての生
体組織内での一連の複雑な変化である。炎症反応は、前
記因子の存在下での生体による抵抗のメカニズムではあ
るが、炎症反応はリウマチ性関節炎や痛風のような炎症
性疾患に苦しむ多くの患者の多大な痛みの原因ともなっ
ている。
炎症反応は、関与する組織、原因となる因子等により様
々であるが、該反応を特徴づけるいくつかの特色があ
る。これら特色には、微小血管の開窓(fenetration)、
血液成分の細胞間隙(interstitial space)への漏出、白
血球の炎症組織への遊走を含む。これには通常、紅斑(e
rythema)、浮腫(edema)、圧痛(tenderness)(痛覚過敏
(hyperalgesia)と呼ばれる)、及び痛み等の臨床症状が
伴なわれる。この複雑な反応には、ヒスタミン、5−ヒ
ドロキシトリプタミン(5-hydroxytryptamine)(5−H
T)、アナフィラキシ−遅延反応性物質(slow reacting
substance of anaphylaxis)(SRS−A)、種々の化
学走化性因子(chemotactic factor)、ブラジキニン及び
プロスタグランジンのような化学的伝達物質(chemical
mediator)の放出及び作用も含まれる。さらに、食細胞
が炎症領域(area)へ遊走し、細胞性リソソーム膜の破裂
及び溶解酵素の放出を引き起こす。これらの出来事すべ
てが炎症反応に寄与し得る。
々であるが、該反応を特徴づけるいくつかの特色があ
る。これら特色には、微小血管の開窓(fenetration)、
血液成分の細胞間隙(interstitial space)への漏出、白
血球の炎症組織への遊走を含む。これには通常、紅斑(e
rythema)、浮腫(edema)、圧痛(tenderness)(痛覚過敏
(hyperalgesia)と呼ばれる)、及び痛み等の臨床症状が
伴なわれる。この複雑な反応には、ヒスタミン、5−ヒ
ドロキシトリプタミン(5-hydroxytryptamine)(5−H
T)、アナフィラキシ−遅延反応性物質(slow reacting
substance of anaphylaxis)(SRS−A)、種々の化
学走化性因子(chemotactic factor)、ブラジキニン及び
プロスタグランジンのような化学的伝達物質(chemical
mediator)の放出及び作用も含まれる。さらに、食細胞
が炎症領域(area)へ遊走し、細胞性リソソーム膜の破裂
及び溶解酵素の放出を引き起こす。これらの出来事すべ
てが炎症反応に寄与し得る。
炎症反応の作用機構は、医学の初期からの興味の焦点で
あった。ヤナギや他の植物の樹皮が何世紀もの間多くの
文化で医薬として用いられた。18世紀中頃に、エドム
ント ストーン(Edmund Stone)師が熱のようなおこり(a
gue)の治療におけるヤナギの樹皮の成功例を記載したこ
とが報告されている。1827年にラルー(Laroux)は、
ヤナギの樹皮中の活性成分が結局サリチル酸の生産に導
かれるサリン(salin)であることを発見した。
あった。ヤナギや他の植物の樹皮が何世紀もの間多くの
文化で医薬として用いられた。18世紀中頃に、エドム
ント ストーン(Edmund Stone)師が熱のようなおこり(a
gue)の治療におけるヤナギの樹皮の成功例を記載したこ
とが報告されている。1827年にラルー(Laroux)は、
ヤナギの樹皮中の活性成分が結局サリチル酸の生産に導
かれるサリン(salin)であることを発見した。
サリチル酸及びアスピリン様薬物が炎症反応の症状の多
くを軽減することに成功したのはよく知られている。し
かしながらこれらの薬物は、重篤な副作用及び障害がな
いわけではない。例えば、アスピリン様薬物は種々の他
の酵素及び細胞システムを阻害又は損なうことがある。
さらに、リウマチ様関節炎(rheumatoid arthritis)、変
形性関節炎(osteoarthritis)及び強直脊髄炎(ankylosin
e spondilitis)のような筋骨格疾患を含む炎症性疾患の
治療については、アスピリン様薬物は、ただ疾患に関連
する痛みや炎症の症状の軽減を与えるに過ぎず、組織に
対する病理学的損傷の進行を阻止しない。一部の開業医
は、該薬物が本来可能でない関節炎の関節の動きを可能
にすることにより損傷を進行させ疾患を悪化させるかも
しれないと考えている。
くを軽減することに成功したのはよく知られている。し
かしながらこれらの薬物は、重篤な副作用及び障害がな
いわけではない。例えば、アスピリン様薬物は種々の他
の酵素及び細胞システムを阻害又は損なうことがある。
さらに、リウマチ様関節炎(rheumatoid arthritis)、変
形性関節炎(osteoarthritis)及び強直脊髄炎(ankylosin
e spondilitis)のような筋骨格疾患を含む炎症性疾患の
治療については、アスピリン様薬物は、ただ疾患に関連
する痛みや炎症の症状の軽減を与えるに過ぎず、組織に
対する病理学的損傷の進行を阻止しない。一部の開業医
は、該薬物が本来可能でない関節炎の関節の動きを可能
にすることにより損傷を進行させ疾患を悪化させるかも
しれないと考えている。
アスピリン様薬物は、血液損失の結果による2次的貧血
を時々伴なう胃又は腸の潰瘍を誘発する傾向がある。
を時々伴なう胃又は腸の潰瘍を誘発する傾向がある。
炎症性疾患の治療に以前に使用された他の薬物は、同様
の重篤な副作用を有する。例えば、ピラゾロン誘導体で
あるフェニルブタゾン(phenylbutazone)は、リウマチ様
関節炎及び関連する疾患の治療のため1949年に導入
された。それは、効果のある抗炎症薬ではあるけれど
も、長期間の使用により重篤な毒性の問題を現わす。フ
ェニルブタゾンは、悪心、嘔吐、上腹部の不快感及び皮
膚の発疹をしばしば訴える多くの患者にとって耐え難い
ものであった。下痢、めまい、不眠、多幸感、神経過
敏、血尿及び視朦(blurred vision)も報告された。より
重篤な作用としては、出血又は穿孔(perforation)を伴
なう消化性潰瘍、過敏反応、潰瘍性口内炎(ulceration
stomatitis)、肝炎、腎炎、再生不良性貧血(apiastican
emia)、白血球減少症(leukopenia)及び顆粒球減少症(ag
ranulocytosis)が含まれる。加えて、多くの死亡が特に
再生不良性貧血及び顆粒球減少症の場合に発生した。最
後に、該薬物の毒作用は年配の人々には激しすぎるの
で、この薬物で年配の人々を治療するのは適切ではな
い。
の重篤な副作用を有する。例えば、ピラゾロン誘導体で
あるフェニルブタゾン(phenylbutazone)は、リウマチ様
関節炎及び関連する疾患の治療のため1949年に導入
された。それは、効果のある抗炎症薬ではあるけれど
も、長期間の使用により重篤な毒性の問題を現わす。フ
ェニルブタゾンは、悪心、嘔吐、上腹部の不快感及び皮
膚の発疹をしばしば訴える多くの患者にとって耐え難い
ものであった。下痢、めまい、不眠、多幸感、神経過
敏、血尿及び視朦(blurred vision)も報告された。より
重篤な作用としては、出血又は穿孔(perforation)を伴
なう消化性潰瘍、過敏反応、潰瘍性口内炎(ulceration
stomatitis)、肝炎、腎炎、再生不良性貧血(apiastican
emia)、白血球減少症(leukopenia)及び顆粒球減少症(ag
ranulocytosis)が含まれる。加えて、多くの死亡が特に
再生不良性貧血及び顆粒球減少症の場合に発生した。最
後に、該薬物の毒作用は年配の人々には激しすぎるの
で、この薬物で年配の人々を治療するのは適切ではな
い。
インドメタシンは、抗炎症作用薬の実験的探索の産物で
あり、リウマチ様関節炎や、急性痛風のような関連する
疾患の治療のために1963年に導入された。インドメ
タシンは、著効があり広く使用されているが、毒性によ
りその使用はしばしば制限される。高率の患者(35−
50%)が不都合な症状を経験し、薬20%の患者は使
用を中止せざるを得なかったとの報告がある。胃腸症状
としては、食欲不振(anorexia)、悪心(nausea)、腹痛が
含まれる。中枢神経系の作用としては、激しい前頭部の
頭痛、めまい(dizziness)、眩暈(vertigo)、頭のふらつ
き(light-headedness)及び精神錯乱が含まれる。
あり、リウマチ様関節炎や、急性痛風のような関連する
疾患の治療のために1963年に導入された。インドメ
タシンは、著効があり広く使用されているが、毒性によ
りその使用はしばしば制限される。高率の患者(35−
50%)が不都合な症状を経験し、薬20%の患者は使
用を中止せざるを得なかったとの報告がある。胃腸症状
としては、食欲不振(anorexia)、悪心(nausea)、腹痛が
含まれる。中枢神経系の作用としては、激しい前頭部の
頭痛、めまい(dizziness)、眩暈(vertigo)、頭のふらつ
き(light-headedness)及び精神錯乱が含まれる。
上記アスピリン様薬物は、通常休養及び物理療法と共に
リウマチ様関節炎のような炎症性疾患の治療に用いられ
る。もし該疾患がこの治療にも拘らず進行する場合に
は、患者は通常次に金又はグルココルチコイド(glucoco
rticoids)で治療される。
リウマチ様関節炎のような炎症性疾患の治療に用いられ
る。もし該疾患がこの治療にも拘らず進行する場合に
は、患者は通常次に金又はグルココルチコイド(glucoco
rticoids)で治療される。
金の毒作用は、患者の25−50%の範囲でみられ、薬
10%の患者では重篤な毒性であり、最初は皮膚又は粘
膜に現れる。粘膜の障害は、口内炎(stomatitis)、胃
炎、大腸炎(colitis)及び膣炎(vaginitis)が含まれる。
重篤な血液疾患は自家治療の結果かもしれない。血小板
減少症(Thrombocytopenia)が時々発生し、多くの死亡事
故の原因となっている。白血球減少症、顆粒球減少症、
再生不良性貧血が起こることもある。
10%の患者では重篤な毒性であり、最初は皮膚又は粘
膜に現れる。粘膜の障害は、口内炎(stomatitis)、胃
炎、大腸炎(colitis)及び膣炎(vaginitis)が含まれる。
重篤な血液疾患は自家治療の結果かもしれない。血小板
減少症(Thrombocytopenia)が時々発生し、多くの死亡事
故の原因となっている。白血球減少症、顆粒球減少症、
再生不良性貧血が起こることもある。
グルココルチコイド(glucocorticoids)、コルチゾル(co
rtisol)及びコルチゾルの合成アナログも、炎症を認識
させる局所熱、発赤、腫張及び圧痛の進行を抑制し又は
妨げる能力があるために、リウマチ様関節炎のような炎
症性疾患の治療に使用される。その上、コルチコステロ
イド(corticosteroids)は、刺激因子が放射的(radian
t)、機械的、化学的、伝染性又は免疫性のものである炎
症反応を阻止する。しかしながら、コルチコステロイド
は、単に炎症反応を抑え、該薬物が疾患の進行をマスク
するような方法でそうするに過ぎない。まさに重要なこ
とは、コルチコステロイド治療は、一度始めれば何年間
か又は一生涯継続しなければならないかもしれないこと
である。
rtisol)及びコルチゾルの合成アナログも、炎症を認識
させる局所熱、発赤、腫張及び圧痛の進行を抑制し又は
妨げる能力があるために、リウマチ様関節炎のような炎
症性疾患の治療に使用される。その上、コルチコステロ
イド(corticosteroids)は、刺激因子が放射的(radian
t)、機械的、化学的、伝染性又は免疫性のものである炎
症反応を阻止する。しかしながら、コルチコステロイド
は、単に炎症反応を抑え、該薬物が疾患の進行をマスク
するような方法でそうするに過ぎない。まさに重要なこ
とは、コルチコステロイド治療は、一度始めれば何年間
か又は一生涯継続しなければならないかもしれないこと
である。
腫瘍性疾患(neoplastic disease)の化学療法剤の探索で
発展した免疫抑制剤は、全身性エリテマトーデス(syste
mic lupus erythematosus)、壊死性脈管炎(necrotizing
vasculitis)、強皮症(scleroderma)及びリウマチ様関
節炎(rheumatoid arthritis)のような炎症性疾患への用
途が探査されてきた。そのような薬剤の一つであるサイ
クロホスファミド(cyclophospamide)は数多くの研究対
象とされたが、注意をして始めて使用されるべきであ
る。ナイトロジェンマスタード(nitrogen mustard)のよ
うな急性毒性作用に加えて、サイクロホスファミドは、
不妊症(sterility)、催奇形作用(teratogenic effec
t)、突然変異及びガンを誘導する高い危険性を有してい
る。
発展した免疫抑制剤は、全身性エリテマトーデス(syste
mic lupus erythematosus)、壊死性脈管炎(necrotizing
vasculitis)、強皮症(scleroderma)及びリウマチ様関
節炎(rheumatoid arthritis)のような炎症性疾患への用
途が探査されてきた。そのような薬剤の一つであるサイ
クロホスファミド(cyclophospamide)は数多くの研究対
象とされたが、注意をして始めて使用されるべきであ
る。ナイトロジェンマスタード(nitrogen mustard)のよ
うな急性毒性作用に加えて、サイクロホスファミドは、
不妊症(sterility)、催奇形作用(teratogenic effec
t)、突然変異及びガンを誘導する高い危険性を有してい
る。
上記抗炎症薬の利用にも拘らず、科学者は炎症性疾患の
補助的な及びより良い治療薬を見出そうとして炎症性疾
患の病因の研究を続けた。1つの大変重要な最近の発見
は、傷害及び感染に対する宿主の反応がインターロイキ
ン1(interleukin 1)(以下IL−1と略す)の産生を
含むことである。IL−1は、体内で十分な作用を有す
る単核食細胞(mononuclear phagocyte)により主として
産生されるポリペプチド免疫調節性サイトカイン(cytok
ine)である。IL−1は、内皮細胞(endothelial cel
l)、顆粒球(granulocyte)、破骨細胞(osteoclast)、軟
骨細胞(chondrocyte)、繊維芽細胞(fibroblast)、造血
細胞(hematopoietic cell)、神経細胞及びリンパ細胞(l
ymphoid cell)のような細胞の活動を調和させるのを助
けることで組織の改造、修復及び炎症を媒介する。ジェ
イ,ダブリュー,ラリック(J.W.Larrick)、ネイティブ
インターロイキン1インヒビター(Native interleuki
n 1 inhibitors)、イムノロジー トゥデイ(Immunology
Today)10,61−66(1989)の総説参照。I
L−1の生物活性には、ヘルパーT細胞(T helper cel
l)の活性化、熱の誘導、プロスタグランジン(prostagla
ndin)又はコラゲナーゼ(collagenase)産生の刺激、好中
球化学走性(neutrophil chemotaxis)、急性期蛋白質(ac
ute phase protein)の誘導及び血漿鉄レベルの抑制が含
まれる。ベンダー,アール,イー,(Bender,R.E.)らに
対して1988年12月27日に発行された米国特許第
4,794,114号,単球及び/又はマクロファージ
によるインターロイキン1産生の阻害(Inhibition of i
nterleukin-1 production by monocytes and/or macrop
hages)参照。
補助的な及びより良い治療薬を見出そうとして炎症性疾
患の病因の研究を続けた。1つの大変重要な最近の発見
は、傷害及び感染に対する宿主の反応がインターロイキ
ン1(interleukin 1)(以下IL−1と略す)の産生を
含むことである。IL−1は、体内で十分な作用を有す
る単核食細胞(mononuclear phagocyte)により主として
産生されるポリペプチド免疫調節性サイトカイン(cytok
ine)である。IL−1は、内皮細胞(endothelial cel
l)、顆粒球(granulocyte)、破骨細胞(osteoclast)、軟
骨細胞(chondrocyte)、繊維芽細胞(fibroblast)、造血
細胞(hematopoietic cell)、神経細胞及びリンパ細胞(l
ymphoid cell)のような細胞の活動を調和させるのを助
けることで組織の改造、修復及び炎症を媒介する。ジェ
イ,ダブリュー,ラリック(J.W.Larrick)、ネイティブ
インターロイキン1インヒビター(Native interleuki
n 1 inhibitors)、イムノロジー トゥデイ(Immunology
Today)10,61−66(1989)の総説参照。I
L−1の生物活性には、ヘルパーT細胞(T helper cel
l)の活性化、熱の誘導、プロスタグランジン(prostagla
ndin)又はコラゲナーゼ(collagenase)産生の刺激、好中
球化学走性(neutrophil chemotaxis)、急性期蛋白質(ac
ute phase protein)の誘導及び血漿鉄レベルの抑制が含
まれる。ベンダー,アール,イー,(Bender,R.E.)らに
対して1988年12月27日に発行された米国特許第
4,794,114号,単球及び/又はマクロファージ
によるインターロイキン1産生の阻害(Inhibition of i
nterleukin-1 production by monocytes and/or macrop
hages)参照。
最近の研究は、リウマチ様関節炎、変形性関節炎(osteo
arthritis)、トキシックショックシンドローム(toxic s
hock syndrome)、ライテル症候群(Reiter’s syndrom
e)、痛風、急性滑膜炎(acute synovitis)、及びエンド
トキシン(endotoxin)により誘導される炎症反応のよう
な他の急性又は慢性の炎症性疾患のような疾患を悪化さ
せ及び/又は引き起こす過剰の又は未調節のIL−1産
生に関係している。ベンダー,アール,イー,(Bender,
R.E.)らに対し1988年12月27日に発行された米
国特許第4,794,114号,単球及び/又はマイク
ロファージによるインターロイキン1産生阻害(Inhibit
ion of interleukin-1 production by monocytes and/o
r macrophage)参照。
arthritis)、トキシックショックシンドローム(toxic s
hock syndrome)、ライテル症候群(Reiter’s syndrom
e)、痛風、急性滑膜炎(acute synovitis)、及びエンド
トキシン(endotoxin)により誘導される炎症反応のよう
な他の急性又は慢性の炎症性疾患のような疾患を悪化さ
せ及び/又は引き起こす過剰の又は未調節のIL−1産
生に関係している。ベンダー,アール,イー,(Bender,
R.E.)らに対し1988年12月27日に発行された米
国特許第4,794,114号,単球及び/又はマイク
ロファージによるインターロイキン1産生阻害(Inhibit
ion of interleukin-1 production by monocytes and/o
r macrophage)参照。
従って、当該分野の研究者は、IL−1のインヒビター
で炎症性疾患の治療をすることを考えた。IL−1阻害
の機構は様々であり、IL−1転写を制限すること、イ
ンターロイキン1レセプターと直接に結合することでI
L−1の結合を妨げること及びIL−1レセプターの活
性を制限する他の部位に作用することが含まれる。
で炎症性疾患の治療をすることを考えた。IL−1阻害
の機構は様々であり、IL−1転写を制限すること、イ
ンターロイキン1レセプターと直接に結合することでI
L−1の結合を妨げること及びIL−1レセプターの活
性を制限する他の部位に作用することが含まれる。
ジェイ.ダブリュー.ラリック(J.W.Larrick)によるイ
ムノロジー トゥディ(Immunology Today)10:61−
66(1989)中の、ネイティブ インターロイキン
1インヒビター(Native interleukin 1 lnhibitors)と
いう表題の最近の総説は、尿由来インヒビター(198
9年3月9日に公開されたデイエル(Dayer)らの、PC
T特許出願W089/01946、PCT第PCT/U
S88/02819号参照)、ウロモジュリン(uromodu
lin)単球−マイクロファージ由来のインヒビター(ハン
ナム,シー.エイチ.(Hannum,C.H.)ら、ヒトインター
ロイキン−1インヒービターのインターロイキン−1ア
ンタゴニスト活性(Interleukin-1 receptor antagonist
activity of a human interleukin-1-inhibitor)、ネ
イチャー(Nature)343:336−3340(1990
年1月25日);アイゼンバーグ,エス.ピイ.(Eisen
berg,S.P.)ら、ヒトインターロイキン−1レセプターア
ンタゴニストの相補DNA由来の一次構造及び機能発現
(Primary structure and functional expression from
complementary DNA of a human interleukin-1 recepto
r antagonist)、ネイチャー(Nature)343:341−
346(1990年1月25日)も参照)、及びウイル
スに感染したマクロファージを含むIL−1インヒビタ
ーについて論じている。
ムノロジー トゥディ(Immunology Today)10:61−
66(1989)中の、ネイティブ インターロイキン
1インヒビター(Native interleukin 1 lnhibitors)と
いう表題の最近の総説は、尿由来インヒビター(198
9年3月9日に公開されたデイエル(Dayer)らの、PC
T特許出願W089/01946、PCT第PCT/U
S88/02819号参照)、ウロモジュリン(uromodu
lin)単球−マイクロファージ由来のインヒビター(ハン
ナム,シー.エイチ.(Hannum,C.H.)ら、ヒトインター
ロイキン−1インヒービターのインターロイキン−1ア
ンタゴニスト活性(Interleukin-1 receptor antagonist
activity of a human interleukin-1-inhibitor)、ネ
イチャー(Nature)343:336−3340(1990
年1月25日);アイゼンバーグ,エス.ピイ.(Eisen
berg,S.P.)ら、ヒトインターロイキン−1レセプターア
ンタゴニストの相補DNA由来の一次構造及び機能発現
(Primary structure and functional expression from
complementary DNA of a human interleukin-1 recepto
r antagonist)、ネイチャー(Nature)343:341−
346(1990年1月25日)も参照)、及びウイル
スに感染したマクロファージを含むIL−1インヒビタ
ーについて論じている。
より最近の記事は、これらインヒビターはいずれも精製
及び特定されていないことを示唆している。ハンナム、
シー.エイチ.(Hannum,C.H.)ら、ヒトインターロイキ
ン−1インヒビターのインターロイキン−1レセプター
アンタゴニスト活性(interleukin-1 receptor antagoni
st activity of a human interleukin-1-inhibitor)、
ネイチャー(Nature)343:336−3340(199
0年1月25日)。
及び特定されていないことを示唆している。ハンナム、
シー.エイチ.(Hannum,C.H.)ら、ヒトインターロイキ
ン−1インヒビターのインターロイキン−1レセプター
アンタゴニスト活性(interleukin-1 receptor antagoni
st activity of a human interleukin-1-inhibitor)、
ネイチャー(Nature)343:336−3340(199
0年1月25日)。
IL−1の非天然インヒビター(nonnative inhibitor)
も論じられている。例えば1989年9月26日にジ
ー.ク(G.Ku)に発行された、インターロイキン−1の放
出を阻止する方法(Method of inhibiting interleukin-
1 release)と題した米国特許第4,870,101号
(抗酸化特性を持つ化合物を提供する)、1988年1
0月25日にベンダー(Bender)らに発行された、単球及
び/又はマクロファージによるインターロイキン−1の
阻害(Inhibition of interleukin-1 by monocytes and/
or macrophage)と題した米国特許第4,780,470
号(4,5−ジアリール−2(置換−イミダゾール)の
用途に関する。)、1988年10月18日にベンダー
(Bender)らに発行された、単球及び/又はマクロファー
ジによるインターロイキン1産生阻害(Inhibition of i
nterleukin-1 production by monocytes and/or macrop
hage)と題した米国特許第4,778,806号(2−
2′[1,3−プロパン−2−オンジイル−ビス(チ
オ)]ビス−1H−イミダゾールの用途に関する。)、
1988年12月27日にベンダー(Bender)らに発行さ
れた、単球及び/又はマクロファージによるインターロ
イキン−1産生阻害(Inhibition of interleukin-1 pro
duction by monocytes and/or macrophages)と題した米
国特許第4,794,114号(チアゾールピロリジ
ン,チアジド(thiazide)又はピペリジン環に融合したジ
アリール基で置換されたイミダゾールの用途に関す
る。)参照。
も論じられている。例えば1989年9月26日にジ
ー.ク(G.Ku)に発行された、インターロイキン−1の放
出を阻止する方法(Method of inhibiting interleukin-
1 release)と題した米国特許第4,870,101号
(抗酸化特性を持つ化合物を提供する)、1988年1
0月25日にベンダー(Bender)らに発行された、単球及
び/又はマクロファージによるインターロイキン−1の
阻害(Inhibition of interleukin-1 by monocytes and/
or macrophage)と題した米国特許第4,780,470
号(4,5−ジアリール−2(置換−イミダゾール)の
用途に関する。)、1988年10月18日にベンダー
(Bender)らに発行された、単球及び/又はマクロファー
ジによるインターロイキン1産生阻害(Inhibition of i
nterleukin-1 production by monocytes and/or macrop
hage)と題した米国特許第4,778,806号(2−
2′[1,3−プロパン−2−オンジイル−ビス(チ
オ)]ビス−1H−イミダゾールの用途に関する。)、
1988年12月27日にベンダー(Bender)らに発行さ
れた、単球及び/又はマクロファージによるインターロ
イキン−1産生阻害(Inhibition of interleukin-1 pro
duction by monocytes and/or macrophages)と題した米
国特許第4,794,114号(チアゾールピロリジ
ン,チアジド(thiazide)又はピペリジン環に融合したジ
アリール基で置換されたイミダゾールの用途に関す
る。)参照。
入手できるIL−1インヒビターの数にも拘らず、グル
ココルチコイドだけが転写時及び転写後のレベルでIL
−1を阻害するものと信じられている。上述のようにグ
ルココチコイドは、特に長期間の治療に関係すると重篤
な副作用を現わす。
ココルチコイドだけが転写時及び転写後のレベルでIL
−1を阻害するものと信じられている。上述のようにグ
ルココチコイドは、特に長期間の治療に関係すると重篤
な副作用を現わす。
従って、当該技術分野では炎症性疾患の治療に使用でき
るIL−1インヒビターへの必要性が存在する。該必要
性は、他の疾患の治療に有益な効果があるために研究さ
れてきたIL−1インヒビターにより最もよく満たされ
るように思われる。耐性レベルだけでなく副作用及びあ
らゆる可能性のある毒性がそのようなインヒビターでは
知られているからである。
るIL−1インヒビターへの必要性が存在する。該必要
性は、他の疾患の治療に有益な効果があるために研究さ
れてきたIL−1インヒビターにより最もよく満たされ
るように思われる。耐性レベルだけでなく副作用及びあ
らゆる可能性のある毒性がそのようなインヒビターでは
知られているからである。
最近興味を集めている薬剤の一つは、造血成長因子(hem
atopoietic growth factor)として機能するコロニー刺
激因子(colony stimulating factor)の一つであるマク
ロフアージコロニー刺激因子(macrophage colony stimu
lating factor)である。この薬剤は、種々の疾患の治療
に有益であることが発見されていているため有望なもの
である。例えば、M−CSFは、白血球の機能を促進す
ることができ、それゆえ種々の感染症を予防及び治療す
る薬物として効果的である(ロペツ,エイ.エフ.(Lop
ez,A.F.)ら、J.Immunol.,131:2983
(1983);ハンダム,イー.(Handam,E.)ら、J.
Immunol.,122,:1134(1979);
及びバダス,エム.エイ.(Vadas,M.A.)ら、J.Imm
unol.,130:795(1983)。加えて、M
−CSFは、その分化誘導活性のため骨髄性白血病の治
癒に効果があることが見出されている(メトカルフ,デ
ィー.(Metcalf,D.)ら、Int.J.Cancer,3
0:773(1982))。M−CSFはまた、ガンの
化学療法及び放射線療法の結果として生じた白血球減少
(Ieukopenia)を軽減すると考えられている(ヨーロッパ
特許第261592号公報)。
atopoietic growth factor)として機能するコロニー刺
激因子(colony stimulating factor)の一つであるマク
ロフアージコロニー刺激因子(macrophage colony stimu
lating factor)である。この薬剤は、種々の疾患の治療
に有益であることが発見されていているため有望なもの
である。例えば、M−CSFは、白血球の機能を促進す
ることができ、それゆえ種々の感染症を予防及び治療す
る薬物として効果的である(ロペツ,エイ.エフ.(Lop
ez,A.F.)ら、J.Immunol.,131:2983
(1983);ハンダム,イー.(Handam,E.)ら、J.
Immunol.,122,:1134(1979);
及びバダス,エム.エイ.(Vadas,M.A.)ら、J.Imm
unol.,130:795(1983)。加えて、M
−CSFは、その分化誘導活性のため骨髄性白血病の治
癒に効果があることが見出されている(メトカルフ,デ
ィー.(Metcalf,D.)ら、Int.J.Cancer,3
0:773(1982))。M−CSFはまた、ガンの
化学療法及び放射線療法の結果として生じた白血球減少
(Ieukopenia)を軽減すると考えられている(ヨーロッパ
特許第261592号公報)。
しかしながら、炎症性疾患の治療におけるM−CSFの
使用は、以前の報告が成長因子M−CSFがIL−1産
生を阻害するというよりむしろIL−1産生を促進する
ことを示唆していたために驚くべきことであろう。例え
ば、ムーア,アール.エヌ.(Moore,R.N.)ら、コロニー
刺激因子で活性化されたマクロファージによるリンパ球
活性化因子[インターロイキン1]の進行(Procedure o
f Lymphocyte Activating Factor[Interleukin1]by Mac
rophages activated with colony stimulating factor
s)、ジャーナル・オブ・イムノロジー(Journal of Immu
nology),125:1302(1980)及びクーラン
ド,ジェイ.アイ.(Kurland,J.I.)ら、正常及び腫瘍性
マクロファージのプロスタグランジンE合成の誘導(Ind
uction of Prostaglandin E Synthesis in Normal and
Neoplastic Macrophages);骨髄前駆細胞(Myeloid Prog
enitor Cell)の増殖に関する効果とは区別されるコロニ
ー刺激因子の役割(Role of Colony Stimulating Factor
s Distinct from Effects on Myeloid Progenitor Cell
s)、プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシーズ(Proceedings of the Na
tional Academy of Sciences)76:2326(197
9)は、ネズミ(murine)腹膜の(peritoneal)マクロファ
ージによるIL−1及びプロスタグランジンE2(以下
PGE2と略す)の産生を論じており、M−CSFが炎
症のメディエイタ(mediator)であるIL−1及びPGE
2の産生に関与し、これにより炎症反応の進展に関与す
ることを示唆している。
使用は、以前の報告が成長因子M−CSFがIL−1産
生を阻害するというよりむしろIL−1産生を促進する
ことを示唆していたために驚くべきことであろう。例え
ば、ムーア,アール.エヌ.(Moore,R.N.)ら、コロニー
刺激因子で活性化されたマクロファージによるリンパ球
活性化因子[インターロイキン1]の進行(Procedure o
f Lymphocyte Activating Factor[Interleukin1]by Mac
rophages activated with colony stimulating factor
s)、ジャーナル・オブ・イムノロジー(Journal of Immu
nology),125:1302(1980)及びクーラン
ド,ジェイ.アイ.(Kurland,J.I.)ら、正常及び腫瘍性
マクロファージのプロスタグランジンE合成の誘導(Ind
uction of Prostaglandin E Synthesis in Normal and
Neoplastic Macrophages);骨髄前駆細胞(Myeloid Prog
enitor Cell)の増殖に関する効果とは区別されるコロニ
ー刺激因子の役割(Role of Colony Stimulating Factor
s Distinct from Effects on Myeloid Progenitor Cell
s)、プロシーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシーズ(Proceedings of the Na
tional Academy of Sciences)76:2326(197
9)は、ネズミ(murine)腹膜の(peritoneal)マクロファ
ージによるIL−1及びプロスタグランジンE2(以下
PGE2と略す)の産生を論じており、M−CSFが炎
症のメディエイタ(mediator)であるIL−1及びPGE
2の産生に関与し、これにより炎症反応の進展に関与す
ることを示唆している。
発明の開示 本発明は、従来技術の問題点及び不利益を克服するもの
であり、インターロイキン1(以下IL−1と略す)の
生物活性を阻害するのに効果のある量のマクロファージ
コロニー刺激因子(macrophage-colony stimulating fac
tor)(以下M−CSFと略す)を投与することにより炎
症性疾患を治療するものであり、従来技術の観点から見
ると驚くべき効果を現わすものである。本発明はまた、
IL−1のインヒビターの産生を引き起こすのに有効な
量のM−CSFを投与することにより炎症性疾患を治療
するものである。
であり、インターロイキン1(以下IL−1と略す)の
生物活性を阻害するのに効果のある量のマクロファージ
コロニー刺激因子(macrophage-colony stimulating fac
tor)(以下M−CSFと略す)を投与することにより炎
症性疾患を治療するものであり、従来技術の観点から見
ると驚くべき効果を現わすものである。本発明はまた、
IL−1のインヒビターの産生を引き起こすのに有効な
量のM−CSFを投与することにより炎症性疾患を治療
するものである。
本発明はまた、薬学的に効果のある量のM−CSFを投
与することによりアレルギー性疾患を治療するものであ
る。
与することによりアレルギー性疾患を治療するものであ
る。
即ち、本発明は、M−CSFの有する優れた抗炎症作用
及び抗アレルギー作用に基づき、該M−CSFを有効成
分とする抗炎症剤及び抗アレルギー剤を提供するもので
ある。
及び抗アレルギー作用に基づき、該M−CSFを有効成
分とする抗炎症剤及び抗アレルギー剤を提供するもので
ある。
添付図面は、一体となって本明細書の一部を構成し、本
発明の好適ないくつかの実施例を説明し、明細書ととも
に本発明の本質を説明するものである。
発明の好適ないくつかの実施例を説明し、明細書ととも
に本発明の本質を説明するものである。
第1図はIL−1,IL−6及びTGF−βの発現を説
明するマクロファージのmRNAのノザンブロット分析
の結果を示す。
明するマクロファージのmRNAのノザンブロット分析
の結果を示す。
第2図は、LPS,M−CSF及びLPSとM−CSF
とを組合せたもので処理したマクロファージから得たI
L−1α及びIL−6のmRNAの発現を示すラジオオ
ートグラフである。
とを組合せたもので処理したマクロファージから得たI
L−1α及びIL−6のmRNAの発現を示すラジオオ
ートグラフである。
第3図は、M−CSF,LPS及びLPSとM−CSF
とを組合せたものの存在下でマクロファージにより産生
されたIL−1のバイオアベイラビリティーを示すグラ
フである。
とを組合せたものの存在下でマクロファージにより産生
されたIL−1のバイオアベイラビリティーを示すグラ
フである。
第4図は、LPS、M−CSF及びLPSとM−CSF
とを組合せたものの存在下でのIL−1インヒビターの
産生を示すグラフである。
とを組合せたものの存在下でのIL−1インヒビターの
産生を示すグラフである。
第5図は、LPS,M−CSF及びLPSとM−CSF
とを組合せたものの存在下でのIL−6インヒビターの
産生欠損を示すグラフである。
とを組合せたものの存在下でのIL−6インヒビターの
産生欠損を示すグラフである。
第6図は、QAE−52カラム内でIL−1からのIL
−1インヒビターの分離を示すグラフである。
−1インヒビターの分離を示すグラフである。
第7図は、IL−1及びIL−1インヒビターのIL−
1レセプターに結合する能力を示すグラフである。
1レセプターに結合する能力を示すグラフである。
第8図は、TNFの作用に関するIL−1インヒビター
の効果を示すグラフである。
の効果を示すグラフである。
第9図は、T−細胞のIL−2に対する反応についての
IL−1及びIL−1インヒビターの効果を示すグラフ
である。
IL−1及びIL−1インヒビターの効果を示すグラフ
である。
第10図は、IL−1セレプターとの結合及び生物活性
IL−1の阻害についてのバイオアッセイによるIL−
1インヒビターの活性及び逆相HPLC C−4カラム
でのIL−1インヒビターの精製を示すグラフである。
IL−1の阻害についてのバイオアッセイによるIL−
1インヒビターの活性及び逆相HPLC C−4カラム
でのIL−1インヒビターの精製を示すグラフである。
以下、添附図面にての実施例が示されている本発明の現
在の好適な実施態様について説明する。
在の好適な実施態様について説明する。
本発明において使用される「炎症性疾患」という表現
は、これらに限定されるものではないが、痛風、リウマ
チ様関節炎(rheumatoid arthritis)、強直性脊椎炎(ank
ylosine spondilitis)全身性エリテマトーデス(systemi
c lupus erythematosus)強皮症(scleroderma)、シェー
グレン症候群(Sjogren’s syndrome)、混合型結合組織
病(mixed connective tissue disease)(MCTD)、ライテ
ル症候群(Reiter syndrome)、全身性壊死性脈管炎(syst
emic necrotizing vasculitis)、過敏性脈管炎(hyperse
nsitivity vasculitis)、側頭動脈炎(temporal arterit
is)、ウエグナー肉芽腫症(Wegner’s granulomatsus)、
サルコイドーシス(sarcoidosis)、川崎病(Kawasaki’s
disease)、閉塞性血栓性血管炎(Buerger’s disease)、
正中線肉芽腫(midline granuloma)、乾癬性関節炎(psor
iatic arthritis)、関節の炎症性疾患、インシュリン耐
圧糖尿病(insulin resistant diabetes)、橋本甲状腺炎
(Hashimoto thyroiditis)、若年性自己免疫性糖尿病(ju
venile autommune diabetes)、重症筋無力症(myastheni
a gravis)、潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)、硬変
(cirrhosis)及び自己免疫性ブドウ膜炎(autoimmune uve
itis)を含む。
は、これらに限定されるものではないが、痛風、リウマ
チ様関節炎(rheumatoid arthritis)、強直性脊椎炎(ank
ylosine spondilitis)全身性エリテマトーデス(systemi
c lupus erythematosus)強皮症(scleroderma)、シェー
グレン症候群(Sjogren’s syndrome)、混合型結合組織
病(mixed connective tissue disease)(MCTD)、ライテ
ル症候群(Reiter syndrome)、全身性壊死性脈管炎(syst
emic necrotizing vasculitis)、過敏性脈管炎(hyperse
nsitivity vasculitis)、側頭動脈炎(temporal arterit
is)、ウエグナー肉芽腫症(Wegner’s granulomatsus)、
サルコイドーシス(sarcoidosis)、川崎病(Kawasaki’s
disease)、閉塞性血栓性血管炎(Buerger’s disease)、
正中線肉芽腫(midline granuloma)、乾癬性関節炎(psor
iatic arthritis)、関節の炎症性疾患、インシュリン耐
圧糖尿病(insulin resistant diabetes)、橋本甲状腺炎
(Hashimoto thyroiditis)、若年性自己免疫性糖尿病(ju
venile autommune diabetes)、重症筋無力症(myastheni
a gravis)、潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)、硬変
(cirrhosis)及び自己免疫性ブドウ膜炎(autoimmune uve
itis)を含む。
従って、本発明の抗炎症剤によって処置される炎症は、
これらに限定されるものではないが、上記アレルギー疾
患を包含し例示された炎症性疾患を代表とする各種の疾
患に起因する炎症が包含される。
これらに限定されるものではないが、上記アレルギー疾
患を包含し例示された炎症性疾患を代表とする各種の疾
患に起因する炎症が包含される。
また、本発明において、M−CSFという用語はマクロ
ファージコロニー刺激因子(macrophage colony stimula
ting factor)を指す。本発明において、炎症性疾患の治
療に使用できるM−CSFは、造血成長因子(hematopoi
etic growth factor)、コロニー刺激因子(colony stimu
lating factor)のファミリーの一つである。コロニー刺
激因子(Colony-stimulating factor)(以下CSFと略
す)は、骨髄、胎児の肝臓及び他の造血器官の前駆細胞
から生じる造血細胞のコロニーの成長を促進する。既述
のように、特に興味あるCSFは、マクロファージコロ
ニー刺激因子(M−CSF,CSF−1としても知られ
ている)である。M−CSFは、マクロファージとして
も知られている単核食細胞の系統の細胞の増殖及び分化
を促進する。炎症の後にのみ存在する顆粒球マクロファ
ージ−CSFのような他のCSFと異なり、M−CSF
は、線維芽細胞産生の結果として体液中に非炎症条件下
でさえ存在する。
ファージコロニー刺激因子(macrophage colony stimula
ting factor)を指す。本発明において、炎症性疾患の治
療に使用できるM−CSFは、造血成長因子(hematopoi
etic growth factor)、コロニー刺激因子(colony stimu
lating factor)のファミリーの一つである。コロニー刺
激因子(Colony-stimulating factor)(以下CSFと略
す)は、骨髄、胎児の肝臓及び他の造血器官の前駆細胞
から生じる造血細胞のコロニーの成長を促進する。既述
のように、特に興味あるCSFは、マクロファージコロ
ニー刺激因子(M−CSF,CSF−1としても知られ
ている)である。M−CSFは、マクロファージとして
も知られている単核食細胞の系統の細胞の増殖及び分化
を促進する。炎症の後にのみ存在する顆粒球マクロファ
ージ−CSFのような他のCSFと異なり、M−CSF
は、線維芽細胞産生の結果として体液中に非炎症条件下
でさえ存在する。
M−CSFは、天然のM−CSF又は組換えM−CSF
及びその誘導体(例えばヨーロッパ特許公報第2615
92号及び第328061号;及び米国特許第4,86
8,119号及び第4,879,227号に記載されて
いるもの)の両方を指す。該M−CSFは、ヒト又は他
の哺乳動物起源のもののいずれでもよいが、ヒト起源の
ものが好ましい。天然のM−CSFの特に好適な起源
は、アメリカンタイプカルチャーコレクション(America
n Type Culture Collection)(以下、ATCCと略す)
から得られるL929線維芽細胞(fibroblast cell)で
ある。
及びその誘導体(例えばヨーロッパ特許公報第2615
92号及び第328061号;及び米国特許第4,86
8,119号及び第4,879,227号に記載されて
いるもの)の両方を指す。該M−CSFは、ヒト又は他
の哺乳動物起源のもののいずれでもよいが、ヒト起源の
ものが好ましい。天然のM−CSFの特に好適な起源
は、アメリカンタイプカルチャーコレクション(America
n Type Culture Collection)(以下、ATCCと略す)
から得られるL929線維芽細胞(fibroblast cell)で
ある。
組換えM−CSF及びその誘導体については、更に後記
に詳述するが、ここでM−CSF誘導体は、便宜上、下
式(1)で表わされるアミノ酸一次配列を参照すること
により呼称される。
に詳述するが、ここでM−CSF誘導体は、便宜上、下
式(1)で表わされるアミノ酸一次配列を参照すること
により呼称される。
式(1): [式中XはTyr又はAspを示す。] 即ち、式(1)の1位Gluから522位Valまでのアミノ
酸配列を基準とし、該配列に従って、例えば置換、欠
失、付加等により修飾された各種誘導体が示される。場
合により、これらは慣用に従い略記され、例えば、M−
CSF−(3−153)、又はM−CSF−(4−15
3)は順次、式(1)の3位Val又は4位Serから153
位thrまでのアミノ酸配列のポリペプチドからなる活性
体を示す。
酸配列を基準とし、該配列に従って、例えば置換、欠
失、付加等により修飾された各種誘導体が示される。場
合により、これらは慣用に従い略記され、例えば、M−
CSF−(3−153)、又はM−CSF−(4−15
3)は順次、式(1)の3位Val又は4位Serから153
位thrまでのアミノ酸配列のポリペプチドからなる活性
体を示す。
組換M−CSF及びその誘導体としては、それらがM−
CSF本来の生理活性を有する限りにおいていずれも本
発明に好適に採用されるが、式(1)の全アミノ酸一次
配列を有するか、または、式(1)の1位Gluから5位G
luの領域のいずれかにN末端を有し、153位Thrから
522位Valの領域のいずれかにC末端を有し、且つN
末端にMetを付加されることのあるアミノ酸一次配列を
有するM−CSFが好ましい。とくに好適な例は、例え
ば、N末端にMetを付加されることのある、式(1)の
3位Val又は4位Serから153位Thr又は214位Proま
でのアミノ酸一次配列を有する生物活性なM−CSF誘
導体及び組換M−CSF等が挙げられる。
CSF本来の生理活性を有する限りにおいていずれも本
発明に好適に採用されるが、式(1)の全アミノ酸一次
配列を有するか、または、式(1)の1位Gluから5位G
luの領域のいずれかにN末端を有し、153位Thrから
522位Valの領域のいずれかにC末端を有し、且つN
末端にMetを付加されることのあるアミノ酸一次配列を
有するM−CSFが好ましい。とくに好適な例は、例え
ば、N末端にMetを付加されることのある、式(1)の
3位Val又は4位Serから153位Thr又は214位Proま
でのアミノ酸一次配列を有する生物活性なM−CSF誘
導体及び組換M−CSF等が挙げられる。
LPSで処理したマクロファージのIL−1及びIL−
6の発現を測定するためのインビトロ(in vitro)試験で
述べたように、既述の従来技術とは対照的に本発明のM
−CSFはIL−1又はIL−6の遺伝子の発現を促進
しない。加えて、インビトロ(in-vitro)試験で測定され
たように、本発明のM−CSFは、LPSで処理された
マクロファージからIL−1,IL−6又はPGE2の
産生を促進しない。
6の発現を測定するためのインビトロ(in vitro)試験で
述べたように、既述の従来技術とは対照的に本発明のM
−CSFはIL−1又はIL−6の遺伝子の発現を促進
しない。加えて、インビトロ(in-vitro)試験で測定され
たように、本発明のM−CSFは、LPSで処理された
マクロファージからIL−1,IL−6又はPGE2の
産生を促進しない。
それどころか、本発明のM−CSFは、IL−1の生物
活性を阻害するのに効果のある量を投与することにより
炎症性疾患と診断された患者の治療に用いることができ
る。例えば、後記実施例に示すように、M−CSFを用
いた前処理又は共処理(cotreatment)により、インビト
ロ(in vitro)でマクロファージの機能を強力に刺激する
ものとして知られている細菌性エンドトキシン(bacteri
al endotoxin)であるリポポリサッカライド(lipopolysa
ccharide)(以下LPSと略す)に対する応答で産生さ
れた生物活性IL−1の産生を阻害することができる。
同様に、後記の実施例で示されるように、M−CSFの
前処理により、インビボ(in vivo)でLPSに対する応
答で産生された生物活性IL−1の産生を阻害すること
ができる。
活性を阻害するのに効果のある量を投与することにより
炎症性疾患と診断された患者の治療に用いることができ
る。例えば、後記実施例に示すように、M−CSFを用
いた前処理又は共処理(cotreatment)により、インビト
ロ(in vitro)でマクロファージの機能を強力に刺激する
ものとして知られている細菌性エンドトキシン(bacteri
al endotoxin)であるリポポリサッカライド(lipopolysa
ccharide)(以下LPSと略す)に対する応答で産生さ
れた生物活性IL−1の産生を阻害することができる。
同様に、後記の実施例で示されるように、M−CSFの
前処理により、インビボ(in vivo)でLPSに対する応
答で産生された生物活性IL−1の産生を阻害すること
ができる。
本発明のM−CSFはまた、IL−1のインヒビターの
産生を引き起こすのに効果のある量のM−CSFを投与
することにより炎症性疾患と診断された患者の治療にも
使用できる。以下の実施例を示すように、M−CSFの
投与は、インビトロ(in vitro)でLPSの処理に反応し
たIL−1の生物活性を減少させるIL−1のインヒビ
ターの産生を刺激するらしい。本明細書において、イン
ターロイキン−1(以下IL−1と略す)は、特に免疫
複合体、細菌生産物又はT−細胞と相互作用をした後で
マクロファージにより産生される因子である。IL−1
は、胸腺細胞(thymocyte)の増殖及びT−細胞の成熟を
促進し、それら自身の成長を促進する分子を放出させ
る。IL−1はまた熱を誘発する。熱は、高度のT−細
胞活性の結果として生ずる抗原に対する急性反応である
と考えられる。
産生を引き起こすのに効果のある量のM−CSFを投与
することにより炎症性疾患と診断された患者の治療にも
使用できる。以下の実施例を示すように、M−CSFの
投与は、インビトロ(in vitro)でLPSの処理に反応し
たIL−1の生物活性を減少させるIL−1のインヒビ
ターの産生を刺激するらしい。本明細書において、イン
ターロイキン−1(以下IL−1と略す)は、特に免疫
複合体、細菌生産物又はT−細胞と相互作用をした後で
マクロファージにより産生される因子である。IL−1
は、胸腺細胞(thymocyte)の増殖及びT−細胞の成熟を
促進し、それら自身の成長を促進する分子を放出させ
る。IL−1はまた熱を誘発する。熱は、高度のT−細
胞活性の結果として生ずる抗原に対する急性反応である
と考えられる。
既述のように、IL−1は炎症の蛋白質メディエイタ(m
ediator)である。ラリック,ジェイ.ダブリュー.(Lar
rick,J.W.)ら、炎症反応における腫瘍壊死因子(tumor n
ecrosis factor)及びインターロイキン−1の役割(The
role of tumor necrosis factor and interleukin-1 in
the inflammation response)ファーマンシューティカ
ルリサーチ(Pharmaceutical Research)5(3):12
9−139(1988)の総説に述べられているよう
に、IL−1は、内皮細胞、白血球及び線維芽細胞の炎
症機能を調節し、炎症部位における顆粒球の集積を促進
するのであろう。シー,ピー.ジェイ.マウリー(C.P.
J.Maury)インターロイキン1及び炎症性疾患の病因(Int
erleukin 1 and Pathogenesis of Inflammatory Diseas
es)Acta Med Scand 220:291−
4(1986)も参照。
ediator)である。ラリック,ジェイ.ダブリュー.(Lar
rick,J.W.)ら、炎症反応における腫瘍壊死因子(tumor n
ecrosis factor)及びインターロイキン−1の役割(The
role of tumor necrosis factor and interleukin-1 in
the inflammation response)ファーマンシューティカ
ルリサーチ(Pharmaceutical Research)5(3):12
9−139(1988)の総説に述べられているよう
に、IL−1は、内皮細胞、白血球及び線維芽細胞の炎
症機能を調節し、炎症部位における顆粒球の集積を促進
するのであろう。シー,ピー.ジェイ.マウリー(C.P.
J.Maury)インターロイキン1及び炎症性疾患の病因(Int
erleukin 1 and Pathogenesis of Inflammatory Diseas
es)Acta Med Scand 220:291−
4(1986)も参照。
IL−1は天然に存在するIL−1α、天然に存在する
IL−1β、組換え(recombinant)IL−1α、組換え
IL−1β及びヨーロッパ特許公報第237073号、
ヨッロッパ特許公報第237967号、PCT公報第8
9/01946号(オッペンハイム,ジェイ.ジェイ.
(Oppenheim,J.J.)ら、イムノロジートゥディ(Immunol.T
oday)7:45(1986)も参照)に記載されている
ようなIL−1α及びIL−1βの誘導体を意味する。
IL−1とヒト又は他の哺乳類起源のものでもよいが、
ヒト起源のものが好ましい。
IL−1β、組換え(recombinant)IL−1α、組換え
IL−1β及びヨーロッパ特許公報第237073号、
ヨッロッパ特許公報第237967号、PCT公報第8
9/01946号(オッペンハイム,ジェイ.ジェイ.
(Oppenheim,J.J.)ら、イムノロジートゥディ(Immunol.T
oday)7:45(1986)も参照)に記載されている
ようなIL−1α及びIL−1βの誘導体を意味する。
IL−1とヒト又は他の哺乳類起源のものでもよいが、
ヒト起源のものが好ましい。
本明細書において使用される用語の“IL−1インヒビ
ター”は、炎症を媒介し又は進行させるようなIL−1
の生物活性を阻害することができる因子を指す。生物活
性の阻害は、トガワ,エイ.(Togawa,A.)ら、ヒト単核
細胞により産生される白血球活性化因子の特性づけ(Cha
racterzation of Lymphocyte Activating Factor Produ
ced by Human Mononouclear Cells):LAFの高及び低
分子量型の生化学的関係(Biochemical Relationship of
High and Low Molecular Weight Forms of LAF)、J.
Immunol.122:2112(1979)に記載
されたIL−1バイオアッセイのような当業者に周知の
数多くのIL−1活性のための試験を用いて評価でき
る。
ター”は、炎症を媒介し又は進行させるようなIL−1
の生物活性を阻害することができる因子を指す。生物活
性の阻害は、トガワ,エイ.(Togawa,A.)ら、ヒト単核
細胞により産生される白血球活性化因子の特性づけ(Cha
racterzation of Lymphocyte Activating Factor Produ
ced by Human Mononouclear Cells):LAFの高及び低
分子量型の生化学的関係(Biochemical Relationship of
High and Low Molecular Weight Forms of LAF)、J.
Immunol.122:2112(1979)に記載
されたIL−1バイオアッセイのような当業者に周知の
数多くのIL−1活性のための試験を用いて評価でき
る。
加えて,本発明のIL−1インヒビターは、IL−1レ
セプターに結合できる因子(agent)を指している。その
ような特徴は、例えばキリアン,ティー.エル.(Kilia
n,T.L.)ら、インターロイキン1アルファ及びインター
ロイキン1ベータのT−細胞上の同一レセプターへの結
合(Interleukin1 Alpha and Interleukin1 Beta Bind t
o the Same Receptor on T Cells)、J.Immuno
l.136:4509(1986)に記載されたような
技術を用いて当業者により容易に測定される。
セプターに結合できる因子(agent)を指している。その
ような特徴は、例えばキリアン,ティー.エル.(Kilia
n,T.L.)ら、インターロイキン1アルファ及びインター
ロイキン1ベータのT−細胞上の同一レセプターへの結
合(Interleukin1 Alpha and Interleukin1 Beta Bind t
o the Same Receptor on T Cells)、J.Immuno
l.136:4509(1986)に記載されたような
技術を用いて当業者により容易に測定される。
本発明のIL−1インヒビターの産生は、M−CSFに
より影響を受ける。好適な実施態様において、IL−1
インヒビターは、M−CSFにより調節される結果M−
CSFの投与量を増加させるとIL−1生物活性のより
大きな阻害を引き起こす。
より影響を受ける。好適な実施態様において、IL−1
インヒビターは、M−CSFにより調節される結果M−
CSFの投与量を増加させるとIL−1生物活性のより
大きな阻害を引き起こす。
他の好適な実施例において、該インヒビターはIL−1
に特異的でありIL−2,IL6又はTNF(腫瘍壊死
因子(tumor necrosis factor))の活性を調節しない。
に特異的でありIL−2,IL6又はTNF(腫瘍壊死
因子(tumor necrosis factor))の活性を調節しない。
本発明は、薬学的に効果のある量のM−CSFの投与に
よるIL−1の生物活性の阻害に関する。ここで使用さ
れるように、薬学的に効果のあるというのは既述の炎症
性疾患の何らかの症状を軽減できる薬剤の量を指す。当
業者には知られているが、炎症性疾患の症状には、紅斑
(erythema)、浮腫(edema)、圧痛(tenderness)、痛覚過
敏(hyperalgesia)及び痛みが含まれる。これらの症状を
軽減するM−CSFの投与量は、1μg/kg〜100
mg/kgの範囲にあり、特に好適な投与量は1mg/kg
〜35mgkgの範囲である。
よるIL−1の生物活性の阻害に関する。ここで使用さ
れるように、薬学的に効果のあるというのは既述の炎症
性疾患の何らかの症状を軽減できる薬剤の量を指す。当
業者には知られているが、炎症性疾患の症状には、紅斑
(erythema)、浮腫(edema)、圧痛(tenderness)、痛覚過
敏(hyperalgesia)及び痛みが含まれる。これらの症状を
軽減するM−CSFの投与量は、1μg/kg〜100
mg/kgの範囲にあり、特に好適な投与量は1mg/kg
〜35mgkgの範囲である。
当業者であれば、当該分野で知られている技術を用いて
本発明のM−CSF又はIL−1インヒビターの投与量
を最適化することができるであろう。それらの技術は、
例えばグッドマン(Goodman)及びギルマン(Gilman)の治
療の薬理学的基礎(The Pharmacological Basis of Ther
apeutics)、第5巻19−28頁、(1975)に記述
されている。投与量は確立された試験及び一般的な用量
−反応研究(dose-response studies)により確認され、
最適化され得る。治療のための適当な投与量を決定する
ために必要な推定を更に改善することは、当業者により
機械的に(routinely)なされ、過度の実験作業なしに当
業者により機械的になされる仕事の工程に含まれる。加
えて、本発明の方法により投与されるM−CSF又はI
L−1インヒビターの投与量は、例えば治療を受けるべ
き炎症性疾患、投与方法、年令、投与される者の体重及
び性別により変化するであろう。
本発明のM−CSF又はIL−1インヒビターの投与量
を最適化することができるであろう。それらの技術は、
例えばグッドマン(Goodman)及びギルマン(Gilman)の治
療の薬理学的基礎(The Pharmacological Basis of Ther
apeutics)、第5巻19−28頁、(1975)に記述
されている。投与量は確立された試験及び一般的な用量
−反応研究(dose-response studies)により確認され、
最適化され得る。治療のための適当な投与量を決定する
ために必要な推定を更に改善することは、当業者により
機械的に(routinely)なされ、過度の実験作業なしに当
業者により機械的になされる仕事の工程に含まれる。加
えて、本発明の方法により投与されるM−CSF又はI
L−1インヒビターの投与量は、例えば治療を受けるべ
き炎症性疾患、投与方法、年令、投与される者の体重及
び性別により変化するであろう。
本発明は、M−CSF又はIL−1インヒビターを投与
するいかなる方法をも想定している。そのような投与方
法の例としては、静脈内、筋肉内、局所、経皮、注射、
経口及び非経口が含まれる。好適な投与は当該部位への
局所投与である。
するいかなる方法をも想定している。そのような投与方
法の例としては、静脈内、筋肉内、局所、経皮、注射、
経口及び非経口が含まれる。好適な投与は当該部位への
局所投与である。
本発明のM−CSF及びIL−Lインヒビターは、単独
で又は既述の一般的な抗炎症薬と組合せて投与できる。
で又は既述の一般的な抗炎症薬と組合せて投与できる。
適当な薬学的に許容された担体、賦形剤及びアジュバン
ド(adjuvant)が患者の治療に使用するために望ましい組
成物を調整するために本明細書で記載された化合物とと
もに使用できる。本発明の薬剤上の(pharmacentical)組
成物は、固体又は液体の薬学的に許容された毒性のない
担体とともにM−CSF又はIL−1インヒビター化合
物を含むものであろう。そのような薬剤上の担体は、ピ
ーナッツ油、大豆油、鉱油、セサミ油のような石油、動
物又は植物又は合成起源のものを含む水及び油のような
無菌の液体であってもよい。水は、薬剤上の組成物が静
脈から投与されるときに好適な担体である。生理食塩水
溶液、デキストロース及びグリセロールの水溶液もま
た、特に注射可能な溶液用の液体担体として使用でき
る。加えて、本発明の化合物は、ギデオン ストラスマ
ン(Gideon Strassmann)により1990年4月6日に出
願された同時係属米国出願第07/505,584号に
記載されているように、リポソームと会合させることが
できる。該米国出願の内容は、ここに引出し本明細書の
一部をなす。好適な薬剤上の賦形剤はデンプン、グルコ
ース、ラクトース、シュクロース、ゼラチン、モルト(m
alt)、ライス、小麦粉、胡粉(chalk)、シリカゲル、炭
酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、タル
ク、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルク、グリセロー
ル、プロピレングリコール、水、エタノール等が含まれ
る。これらの組成物は、溶液、懸濁液、錠剤、丸剤(pil
ls)、カプセル、粉末、除放性処方等の形態をとること
ができる。好適な薬剤上の担体は、イー.ダブリュー.
マッチン(E.W.Martin)によりレミントン薬剤学(Remingt
on’s Pharmaceutical Sciences)に記載されている。そ
のような組成物は、患者への適切な投与のための形態で
提供するために好適な量の担体とともに治療上の効果的
な量の活性化合物を含む。本発明の化合物は、患者の治
療に使用できる。患者は、動物、例えば犬、猫、モルモ
ット、マウス及びラットと同様にヒトを含む哺乳類を意
味する最も広い意味で用いられる。
ド(adjuvant)が患者の治療に使用するために望ましい組
成物を調整するために本明細書で記載された化合物とと
もに使用できる。本発明の薬剤上の(pharmacentical)組
成物は、固体又は液体の薬学的に許容された毒性のない
担体とともにM−CSF又はIL−1インヒビター化合
物を含むものであろう。そのような薬剤上の担体は、ピ
ーナッツ油、大豆油、鉱油、セサミ油のような石油、動
物又は植物又は合成起源のものを含む水及び油のような
無菌の液体であってもよい。水は、薬剤上の組成物が静
脈から投与されるときに好適な担体である。生理食塩水
溶液、デキストロース及びグリセロールの水溶液もま
た、特に注射可能な溶液用の液体担体として使用でき
る。加えて、本発明の化合物は、ギデオン ストラスマ
ン(Gideon Strassmann)により1990年4月6日に出
願された同時係属米国出願第07/505,584号に
記載されているように、リポソームと会合させることが
できる。該米国出願の内容は、ここに引出し本明細書の
一部をなす。好適な薬剤上の賦形剤はデンプン、グルコ
ース、ラクトース、シュクロース、ゼラチン、モルト(m
alt)、ライス、小麦粉、胡粉(chalk)、シリカゲル、炭
酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、タル
ク、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルク、グリセロー
ル、プロピレングリコール、水、エタノール等が含まれ
る。これらの組成物は、溶液、懸濁液、錠剤、丸剤(pil
ls)、カプセル、粉末、除放性処方等の形態をとること
ができる。好適な薬剤上の担体は、イー.ダブリュー.
マッチン(E.W.Martin)によりレミントン薬剤学(Remingt
on’s Pharmaceutical Sciences)に記載されている。そ
のような組成物は、患者への適切な投与のための形態で
提供するために好適な量の担体とともに治療上の効果的
な量の活性化合物を含む。本発明の化合物は、患者の治
療に使用できる。患者は、動物、例えば犬、猫、モルモ
ット、マウス及びラットと同様にヒトを含む哺乳類を意
味する最も広い意味で用いられる。
また、既述のように、本発明は、前記N末端にMetを
付加されることのある、前記式(1)の3位Val又は4
位Serから153位Thr又は214位Proまでのアミノ酸
一次配列を有する生物活性な組換え型ヒトM−CSF誘
導体等をはじめとするM−CSF誘導体を包含する、本
明細書で特定するM−CSFを有効成分とする抗アレル
ギー剤の用途にも関するものである。
付加されることのある、前記式(1)の3位Val又は4
位Serから153位Thr又は214位Proまでのアミノ酸
一次配列を有する生物活性な組換え型ヒトM−CSF誘
導体等をはじめとするM−CSF誘導体を包含する、本
明細書で特定するM−CSFを有効成分とする抗アレル
ギー剤の用途にも関するものである。
以下、本発明において有効成分として利用するM−CS
F誘導体の製造方法につき詳述すれば、該誘導体は例え
ばこれをコードする遺伝子を利用して、該遺伝子が宿主
細胞中で発現されるような組換えDNAを作成し、これ
を宿主細胞に導入して形質転換し、該形質転換株を培養
することにより製造することができる。
F誘導体の製造方法につき詳述すれば、該誘導体は例え
ばこれをコードする遺伝子を利用して、該遺伝子が宿主
細胞中で発現されるような組換えDNAを作成し、これ
を宿主細胞に導入して形質転換し、該形質転換株を培養
することにより製造することができる。
上記M−CSF誘導体の製造に用いられる遺伝子は、M
−CSF産生能を有する各種のヒト細胞、より具体的且
つ有利にはAGR−ON[特開昭59−169489号
公報記載の特性を有するヒト白血病T細胞由来のヒト培
養株化細胞、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレク
ション(ATCC)に「ATCC受託No.CRL−81
99」として受託]より分離されたmRNAから調製で
きる。該AGR−ONからのmRNAの分離のための抽
出操作は、例えばグアニジウム/熱フェノール法〔Guan
idinium/Hot Phenol method,T.Maniatis,E.F.Fritsc
h and J.Sambrook,Molecular Cloning,p194-195(Cold
Spring Harbor Laboratory),1982〕やグアニジウム/
塩化セシウム法〔Guanidinium/Cesium Chloride metho
d,T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambrook,Molecul
ar Cloning,p196(Cold Spring Harbor Laboratory),1
982〕等に従い実施でき、精製されたmRNAのcDN
Aへの変換、即ち目的遺伝子の合成は例えばオカヤマ−
バーク法〔H.Okayama and P.Berg,Molecular and Cell
ular Biology,vol.3,p280(1983)〕やブラーホフマン
法〔V.Gubler and B.J.Hoffman,Gene,vol.25,p263-2
69(1983)〕等に従い実施でき、かくして得られるDNA
の宿主細胞への導入による形質転換法及び形質転換体か
らの目的のM−CSFcDNAを有する株の選出は、い
ずれも通常の方法に従い行なうことができる。之等の詳
細は特開平1−104176号公報に示される通りであ
る。また上記で用いられるM−CSF遺伝子としても該
公報記載のものを有利に利用できる。
−CSF産生能を有する各種のヒト細胞、より具体的且
つ有利にはAGR−ON[特開昭59−169489号
公報記載の特性を有するヒト白血病T細胞由来のヒト培
養株化細胞、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレク
ション(ATCC)に「ATCC受託No.CRL−81
99」として受託]より分離されたmRNAから調製で
きる。該AGR−ONからのmRNAの分離のための抽
出操作は、例えばグアニジウム/熱フェノール法〔Guan
idinium/Hot Phenol method,T.Maniatis,E.F.Fritsc
h and J.Sambrook,Molecular Cloning,p194-195(Cold
Spring Harbor Laboratory),1982〕やグアニジウム/
塩化セシウム法〔Guanidinium/Cesium Chloride metho
d,T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambrook,Molecul
ar Cloning,p196(Cold Spring Harbor Laboratory),1
982〕等に従い実施でき、精製されたmRNAのcDN
Aへの変換、即ち目的遺伝子の合成は例えばオカヤマ−
バーク法〔H.Okayama and P.Berg,Molecular and Cell
ular Biology,vol.3,p280(1983)〕やブラーホフマン
法〔V.Gubler and B.J.Hoffman,Gene,vol.25,p263-2
69(1983)〕等に従い実施でき、かくして得られるDNA
の宿主細胞への導入による形質転換法及び形質転換体か
らの目的のM−CSFcDNAを有する株の選出は、い
ずれも通常の方法に従い行なうことができる。之等の詳
細は特開平1−104176号公報に示される通りであ
る。また上記で用いられるM−CSF遺伝子としても該
公報記載のものを有利に利用できる。
尚、上記遺伝子は例えばホスファイト トリエステル法
〔Nature,31,105(1984)〕等の常法に従い核酸の化学
合成等により製造することもできる。之等の方法におい
て一部DNAの化学合成やDNA鎖の切断、削除、付加
乃至は結合を目的とする酵素処理やDNAの単離、精製
乃至複製、選別等の各種操作乃至手段は、いずれも常法
に従うことができる。例えば上記DNAの単離精製は、
アガロースゲル電気泳動法等に従うことができ、核配列
のコドンの一部の改変は、サイトースペシフィック ミ
ュータジェネシス(Site-Specific Mutagenesis)〔Proc.
Natl.Acad.Sci.,81,5662-5666(1984)〕等に従うこと
ができる。尚、上記において所望のアミノ酸に対応する
遺伝暗号の選択は、特に限定されるものではなく、利用
する宿主細胞のコドン使用頻度等を考慮して、常法に従
い決定することができる。また、上記方法に従い得られ
る目的遺伝子のDNA配列の決定及び確認は、例えばマ
キサム、ギルバート(Maxam-Gilbert)の化学修飾法〔Met
h.Enzym.,65,499-560(1980)〕やM13ファージを用
いるジテオキシヌクレオチド鎖終結法〔Messing,J.and
Vieira,J.,Gene,19,269-276(1982)〕等により行な
い得る。
〔Nature,31,105(1984)〕等の常法に従い核酸の化学
合成等により製造することもできる。之等の方法におい
て一部DNAの化学合成やDNA鎖の切断、削除、付加
乃至は結合を目的とする酵素処理やDNAの単離、精製
乃至複製、選別等の各種操作乃至手段は、いずれも常法
に従うことができる。例えば上記DNAの単離精製は、
アガロースゲル電気泳動法等に従うことができ、核配列
のコドンの一部の改変は、サイトースペシフィック ミ
ュータジェネシス(Site-Specific Mutagenesis)〔Proc.
Natl.Acad.Sci.,81,5662-5666(1984)〕等に従うこと
ができる。尚、上記において所望のアミノ酸に対応する
遺伝暗号の選択は、特に限定されるものではなく、利用
する宿主細胞のコドン使用頻度等を考慮して、常法に従
い決定することができる。また、上記方法に従い得られ
る目的遺伝子のDNA配列の決定及び確認は、例えばマ
キサム、ギルバート(Maxam-Gilbert)の化学修飾法〔Met
h.Enzym.,65,499-560(1980)〕やM13ファージを用
いるジテオキシヌクレオチド鎖終結法〔Messing,J.and
Vieira,J.,Gene,19,269-276(1982)〕等により行な
い得る。
本発明に利用するM−CSF誘導体は、上記で得られる
遺伝子を利用して、遺伝子組換え技術により容易に且つ
大量に製造、収得できる。該方法は、上記特定の遺伝子
(DNA)の利用を必須として、基本的には一般的な遺
伝子組換え技術に従い行ない得る〔Molecular Clonin
g,T.Maniatis et al.,Cold Spring Harbor Laborator
y(1982)等参照〕。
遺伝子を利用して、遺伝子組換え技術により容易に且つ
大量に製造、収得できる。該方法は、上記特定の遺伝子
(DNA)の利用を必須として、基本的には一般的な遺
伝子組換え技術に従い行ない得る〔Molecular Clonin
g,T.Maniatis et al.,Cold Spring Harbor Laborator
y(1982)等参照〕。
より詳細には、M−CSF遺伝子が宿主細胞中で発現で
きるような組換えDNAを作成し、これを宿主細胞に導
入して形質転換し、該形質転換株を培養すればよい。
きるような組換えDNAを作成し、これを宿主細胞に導
入して形質転換し、該形質転換株を培養すればよい。
ここで宿主細胞としては、真核生物及び原核生物のいず
れをも使用でき、原核生物の宿主としては大腸菌や枯草
菌が一般によく用いられる。本発明では、例えば該宿主
菌中で複製可能なプラスミドベクターを用い、このベク
ター中にM−CSF遺伝子が発現できるように、該遺伝
子の上流にプロモーター及びSD(シヤイン・アンド・
ダルガーノ)配列、更に蛋白合成開始に必要な開始コド
ン(例えばATG)を付与した発現プラスミドを使用する
ことができる。上記宿主菌としての大腸菌としては、エ
シエリヒアコリ(Escherichia coli)K12株等がよく用
いられ、ベクターとしては一般にpBR322がよく用
いられるが、之等に限定されず公知の各種の菌株及びベ
クターをいずれも利用できる。プロモーターとしては例
えばトリプトファン(trp)プロモーター、lppプロモータ
ー、lacプロモーター、PLプロモーター等を利用でき、
いずれも目的遺伝子を発現させ得る。
れをも使用でき、原核生物の宿主としては大腸菌や枯草
菌が一般によく用いられる。本発明では、例えば該宿主
菌中で複製可能なプラスミドベクターを用い、このベク
ター中にM−CSF遺伝子が発現できるように、該遺伝
子の上流にプロモーター及びSD(シヤイン・アンド・
ダルガーノ)配列、更に蛋白合成開始に必要な開始コド
ン(例えばATG)を付与した発現プラスミドを使用する
ことができる。上記宿主菌としての大腸菌としては、エ
シエリヒアコリ(Escherichia coli)K12株等がよく用
いられ、ベクターとしては一般にpBR322がよく用
いられるが、之等に限定されず公知の各種の菌株及びベ
クターをいずれも利用できる。プロモーターとしては例
えばトリプトファン(trp)プロモーター、lppプロモータ
ー、lacプロモーター、PLプロモーター等を利用でき、
いずれも目的遺伝子を発現させ得る。
上記遺伝子を利用してM−CSF誘導体を製造するため
の一つの好ましい方法としては、宿主細胞として大腸菌
等の原核生物を用い、2・シストロン法により目的蛋白
を発現させる方法を例示できる。この方法は連続する二
つのシストロンよりなる遺伝子発現システムであり、こ
れによれば目的とするヒトM−CSF誘導体を宿主細胞
内に安定して且つ多量に生産蓄積させることができる。
の一つの好ましい方法としては、宿主細胞として大腸菌
等の原核生物を用い、2・シストロン法により目的蛋白
を発現させる方法を例示できる。この方法は連続する二
つのシストロンよりなる遺伝子発現システムであり、こ
れによれば目的とするヒトM−CSF誘導体を宿主細胞
内に安定して且つ多量に生産蓄積させることができる。
該2・シストロン法に従うM−CSF誘導体の製造につ
き詳述すれば、まずファーストシストロン(first cistr
on)としての適当なポリペプチドをコードする遺伝子と
セカンドシストロン(second cistron)としてのM−CS
F遺伝子との、二つのシストロンを含む発現プラスミド
を作成する。該プラスミドはまたファーストシストロン
の上流に該遺伝子の発現のためのプロモーター及びSD
配列が配置されていると共に、その下流であって且つセ
カンドシストロンの上流に、セカンドシストロンの発現
のためのSD配列とファーストシストロンの終止コドン
とセカンドシストロンの開始コドンとを、この順序で含
む合成リンカーが配置されていることが重要である。
き詳述すれば、まずファーストシストロン(first cistr
on)としての適当なポリペプチドをコードする遺伝子と
セカンドシストロン(second cistron)としてのM−CS
F遺伝子との、二つのシストロンを含む発現プラスミド
を作成する。該プラスミドはまたファーストシストロン
の上流に該遺伝子の発現のためのプロモーター及びSD
配列が配置されていると共に、その下流であって且つセ
カンドシストロンの上流に、セカンドシストロンの発現
のためのSD配列とファーストシストロンの終止コドン
とセカンドシストロンの開始コドンとを、この順序で含
む合成リンカーが配置されていることが重要である。
上記におけるファーストシストロンとしての遺伝子とし
ては、宿主によりこれが発現され得るものである限り、
合成遺伝子でも天然物由来のものでもよく、その発現に
よりM−CSF誘導体とは異なるポリペプチドが同一系
内に生産され、引続き該ポリペプチドの分離が必要とな
ることを考慮すれば、該ポリペプチドは疎水性であり且
つM−CSF誘導体とは充分に離れた分子量を有するも
のであるのがよい。上記ファーストシストロンは、かか
るポリペプチドをコードするものであるのが望ましい。
その具体例としては、例えばIL−2、IFN−α、−
β、−γ等をコードする遺伝子及びそれらの断片であ
り、約50〜100のアミノ酸残基をコードするものを
例示できる。
ては、宿主によりこれが発現され得るものである限り、
合成遺伝子でも天然物由来のものでもよく、その発現に
よりM−CSF誘導体とは異なるポリペプチドが同一系
内に生産され、引続き該ポリペプチドの分離が必要とな
ることを考慮すれば、該ポリペプチドは疎水性であり且
つM−CSF誘導体とは充分に離れた分子量を有するも
のであるのがよい。上記ファーストシストロンは、かか
るポリペプチドをコードするものであるのが望ましい。
その具体例としては、例えばIL−2、IFN−α、−
β、−γ等をコードする遺伝子及びそれらの断片であ
り、約50〜100のアミノ酸残基をコードするものを
例示できる。
上記ファーストシストロンの上流に配置させるプロモー
ター及びSD配列としては、それぞれ従来公知の各種の
ものを使用でき、プロモーターとしては、例えばtrpプ
ロモーター、tacプロモーター、PLプロモーター、PRプ
ロモーター、lppプロモーター、OmpAプロモーター、lac
プロモーター等を、特に好ましくはtrpプロモーター、P
Lプロモーター、PRプロモーター等を例示できる。また
SD配列としては原核細胞の16SrRNAの3′末端
と水素結合を形成できる3〜9塩基対の配列、例えばGG
AG、AGGA等を例示できる。
ター及びSD配列としては、それぞれ従来公知の各種の
ものを使用でき、プロモーターとしては、例えばtrpプ
ロモーター、tacプロモーター、PLプロモーター、PRプ
ロモーター、lppプロモーター、OmpAプロモーター、lac
プロモーター等を、特に好ましくはtrpプロモーター、P
Lプロモーター、PRプロモーター等を例示できる。また
SD配列としては原核細胞の16SrRNAの3′末端
と水素結合を形成できる3〜9塩基対の配列、例えばGG
AG、AGGA等を例示できる。
また上記ファーストシストロンとセカンドシストロンと
の間に介在させる合成リンカーにおける開始コドン及び
終止コドンは、天然界に存在するすべてのものでよい。
之等はそれぞれ完全な形、例えばTGA及びATG等として利
用される必要はなく、両者の一部オーバーラップした
形、例えばTGATG、TAATG等として利用することもでき
る。上記2・シストロン法に利用される発現プラスミド
の構築は、通常の方法に従い実施できる。
の間に介在させる合成リンカーにおける開始コドン及び
終止コドンは、天然界に存在するすべてのものでよい。
之等はそれぞれ完全な形、例えばTGA及びATG等として利
用される必要はなく、両者の一部オーバーラップした
形、例えばTGATG、TAATG等として利用することもでき
る。上記2・シストロン法に利用される発現プラスミド
の構築は、通常の方法に従い実施できる。
特に好ましい一つの方法によれば、まずM−CSF遺伝
子を含むプラスミドを適当な制限酵素で切断し、M−C
SF遺伝子を含む断片を常法に従い単離精製する一方、
上記合成リンカーを常法に従い例えばDNAシンセサイ
ザー等を用いて合成し、これを上記で得られた断片のM
−CSF遺伝子の上流側に、T4DNAリガーゼ等を用
いて連結させ、次いで得られるDNA断片を、ファース
トシストロンを含みこれを発現可能なプサスミドの所定
位置に組込む方法を例示できる。また上記方法により得
られるセカンドシストロンと合成リンカーとを連結され
たDNA断片の上流に、予めファーストシストロンを連
結後、該DNA断片を適当な蛋白質発現系を有するプサ
スミドに組込む方法によっても、所望の2・シストロン
法に好適な発現プラスミドを得ることができる。
子を含むプラスミドを適当な制限酵素で切断し、M−C
SF遺伝子を含む断片を常法に従い単離精製する一方、
上記合成リンカーを常法に従い例えばDNAシンセサイ
ザー等を用いて合成し、これを上記で得られた断片のM
−CSF遺伝子の上流側に、T4DNAリガーゼ等を用
いて連結させ、次いで得られるDNA断片を、ファース
トシストロンを含みこれを発現可能なプサスミドの所定
位置に組込む方法を例示できる。また上記方法により得
られるセカンドシストロンと合成リンカーとを連結され
たDNA断片の上流に、予めファーストシストロンを連
結後、該DNA断片を適当な蛋白質発現系を有するプサ
スミドに組込む方法によっても、所望の2・シストロン
法に好適な発現プラスミドを得ることができる。
上記で得られるプラスミドを適当な宿主細胞に導入して
これを形質転換させることにより、2・シストロン法に
よる所望の形質転換体を収得でき、該形質転換体の利用
によれば、ファーストシストロンに係わる蛋白質とセカ
ンドシストロンに係わる所望のM−CSF誘導体とを、
それぞれ別個に発現させ得る。之等は通常の方法、例え
ばSDS−PAGEやウエスタンブロッティング法等に
より解析、確認でき、また後記する各種の方法によりそ
れぞれ分離、精製できる。
これを形質転換させることにより、2・シストロン法に
よる所望の形質転換体を収得でき、該形質転換体の利用
によれば、ファーストシストロンに係わる蛋白質とセカ
ンドシストロンに係わる所望のM−CSF誘導体とを、
それぞれ別個に発現させ得る。之等は通常の方法、例え
ばSDS−PAGEやウエスタンブロッティング法等に
より解析、確認でき、また後記する各種の方法によりそ
れぞれ分離、精製できる。
かくして得られる所望の形質転換体は、常法に従い培養
でき、該培養によりM−CSF誘導体が生産、蓄積され
る。該培養に用いられる培地としては、採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択使用するこ
とができる。宿主細胞として大腸菌等を利用した形質転
換体の培養には、例えばLB培地、E培地、M9培地、
M63培地等を使用でき、之等培地には更に必要に応じ
て通常知られている各種の炭素源、窒素源、無機塩、ビ
タミン類、天然物抽出物、生理活性物質等を添加するこ
ともできる。
でき、該培養によりM−CSF誘導体が生産、蓄積され
る。該培養に用いられる培地としては、採用した宿主細
胞に応じて慣用される各種のものを適宜選択使用するこ
とができる。宿主細胞として大腸菌等を利用した形質転
換体の培養には、例えばLB培地、E培地、M9培地、
M63培地等を使用でき、之等培地には更に必要に応じ
て通常知られている各種の炭素源、窒素源、無機塩、ビ
タミン類、天然物抽出物、生理活性物質等を添加するこ
ともできる。
上記形質転換体の培養条件としては、宿主細胞の生育に
適した条件を採用でき、大腸菌の場合は例えばpH約5〜
8、好ましくは7又はその付近、温度約20〜43℃、
好ましくは37℃又はその付近を採用できる。
適した条件を採用でき、大腸菌の場合は例えばpH約5〜
8、好ましくは7又はその付近、温度約20〜43℃、
好ましくは37℃又はその付近を採用できる。
上記により、形質転換体の細胞内に目的とするM−CS
F誘導体が生産、蓄積される。これはその物理学的性
質、化学的性質等を利用した各種の分離操作により分離
精製できる。該方法としては、具体的には通常の再構成
処理、蛋白沈澱剤による処理、遠心分離、浸透圧ショッ
ク法、超音波破砕、限外過、分子篩クロマトグラフィ
ー(ゲル過法)、吸着クロマトグラフィー、イオン交
換クロマトグラフィー、アフィニティククロマトグラフ
ィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の各
種液体クロマトグラフィー透析法、之等の組合せ等を例
示でき、かかる分離精製操作の採用により、容易に高収
率、高純度で、所望のM−CSF誘導体を工業的規模で
製造できる。
F誘導体が生産、蓄積される。これはその物理学的性
質、化学的性質等を利用した各種の分離操作により分離
精製できる。該方法としては、具体的には通常の再構成
処理、蛋白沈澱剤による処理、遠心分離、浸透圧ショッ
ク法、超音波破砕、限外過、分子篩クロマトグラフィ
ー(ゲル過法)、吸着クロマトグラフィー、イオン交
換クロマトグラフィー、アフィニティククロマトグラフ
ィー、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の各
種液体クロマトグラフィー透析法、之等の組合せ等を例
示でき、かかる分離精製操作の採用により、容易に高収
率、高純度で、所望のM−CSF誘導体を工業的規模で
製造できる。
かくして得られるM−CSF誘導体は、その製造のため
に利用される遺伝子や該遺伝子の発現のための発現系の
種類等に応じて、そのN−末端アミキ酸配列や分子量等
を若干異にし、殊に該誘導体の発現の過程で開始コドン
に対応するMet残基がN末端に付加されることがあり得
るが、いずれもCSF活性を有する点については共通し
ている。
に利用される遺伝子や該遺伝子の発現のための発現系の
種類等に応じて、そのN−末端アミキ酸配列や分子量等
を若干異にし、殊に該誘導体の発現の過程で開始コドン
に対応するMet残基がN末端に付加されることがあり得
るが、いずれもCSF活性を有する点については共通し
ている。
本発明の抗アレルギー剤の有効成分としては、上記式
(1)のアミノ酸配列の1位Gluから5位Gluの領域のい
ずれかにN末端(該N末端にはMetが付加されることが
ある)を有し、153位Thrから522位Valの領域のい
ずれかにC末端を有しているM−CSF誘導体が好まし
い。
(1)のアミノ酸配列の1位Gluから5位Gluの領域のい
ずれかにN末端(該N末端にはMetが付加されることが
ある)を有し、153位Thrから522位Valの領域のい
ずれかにC末端を有しているM−CSF誘導体が好まし
い。
これらのうちでも、前記の如く、N末端にMetを付加さ
れることのある、式(1)の3位Val又は4位Serから1
53位Thr又は214位Proまでのアミノ酸一次配列を有
するM−CSF誘導体が特に好ましい。
れることのある、式(1)の3位Val又は4位Serから1
53位Thr又は214位Proまでのアミノ酸一次配列を有
するM−CSF誘導体が特に好ましい。
尚、前記式(1)の−32位Metから522位Valまでの
全アミノ酸配列を有するM−CSFも使用できる。
全アミノ酸配列を有するM−CSFも使用できる。
本発明の抗アレルギー剤は、通常上記のごとくして得ら
れるM−CSF誘導体を包含するM−CSFの有効量を
薬理的に許容される通常の無毒性担体と共に含有する薬
理組成物の形態に調製され、該形態に応じた各種投与経
路で投与される。製剤形態としては、液状形態例えば溶
液、懸濁液、乳濁液等が通常採用され、之等は一般に経
口、静脈内、皮下、皮内、筋肉内投与されるが、特に之
等の形態及び投与経路に限定されず、本発明誘導体は、
他の通常採用される経口、非経口投与等に適した各種の
製剤形態に調製することもでき、また使用前に適当な担
体の添加により液状となし得る乾燥品とすることもでき
る。上記製剤の投与量は、所望の薬理効果、疾病の種
類、患者の年齢、性別、疾患の程度等に応じて適宜決定
され、特に限定はないが、通常有効成分が蛋白量として
約0.001〜1mg/kg/日となる量で1日に1回乃至
数回に分けて投与すればよい。
れるM−CSF誘導体を包含するM−CSFの有効量を
薬理的に許容される通常の無毒性担体と共に含有する薬
理組成物の形態に調製され、該形態に応じた各種投与経
路で投与される。製剤形態としては、液状形態例えば溶
液、懸濁液、乳濁液等が通常採用され、之等は一般に経
口、静脈内、皮下、皮内、筋肉内投与されるが、特に之
等の形態及び投与経路に限定されず、本発明誘導体は、
他の通常採用される経口、非経口投与等に適した各種の
製剤形態に調製することもでき、また使用前に適当な担
体の添加により液状となし得る乾燥品とすることもでき
る。上記製剤の投与量は、所望の薬理効果、疾病の種
類、患者の年齢、性別、疾患の程度等に応じて適宜決定
され、特に限定はないが、通常有効成分が蛋白量として
約0.001〜1mg/kg/日となる量で1日に1回乃至
数回に分けて投与すればよい。
殊に本発明において有効成分とするM−CSFとして、
N末端にMetを付加されることのある、式(1)の3位V
al又は4位Serから153位Thrまでのアミノ酸一次配列
を有する生物活性なM−CSF誘導体を採用した場合に
は、それ特有の抗炎症及び抗アレルギー作用を有する他
に、他のM−CSFと比べて生物学的利用率が高いとい
う特徴を有しており、この点からもかかる抗炎症及び抗
アレルギー剤は、非常に有効なものである。
N末端にMetを付加されることのある、式(1)の3位V
al又は4位Serから153位Thrまでのアミノ酸一次配列
を有する生物活性なM−CSF誘導体を採用した場合に
は、それ特有の抗炎症及び抗アレルギー作用を有する他
に、他のM−CSFと比べて生物学的利用率が高いとい
う特徴を有しており、この点からもかかる抗炎症及び抗
アレルギー剤は、非常に有効なものである。
本発明は、以下の実施例により更に明らかにされるが、
該実施例は、本発明を純粋に例示するものであることを
意図したものである。
該実施例は、本発明を純粋に例示するものであることを
意図したものである。
尚、以下の実施例及び参考例に記載されるM−CSF誘
導体において、前記式(1)のアミノ酸配列を参照して
呼称されるものは、いずれも、該式中のXがAspを示す
ものである。
導体において、前記式(1)のアミノ酸配列を参照して
呼称されるものは、いずれも、該式中のXがAspを示す
ものである。
実施例1 M−CSFは炎症のメディエイタ(mediator)であるIL
−1,IL−6及びPGE2の産生を刺激しない。
−1,IL−6及びPGE2の産生を刺激しない。
第1図、第2図及び第1表に示されているように、M−
CSFは、マクロファージによる炎症のメディエイタ(m
ediator)であるIL−1α,PGE2及びIL−6の産
生を促進しない。
CSFは、マクロファージによる炎症のメディエイタ(m
ediator)であるIL−1α,PGE2及びIL−6の産
生を促進しない。
A.M−CSFはIL−1又はIL−6の発現を促進し
ない。
ない。
1.実験的モデル バクテリア細胞由来のエンドトキシンの活性成分である
リポ多糖(Lipopolysaccharide)(以下LPSと略す)
を、炎症性マクロファージにおける炎症のメディエイタ
(mediator)の産生についてM−CSFの効果を示すため
のモデルシステムとして使用した。
リポ多糖(Lipopolysaccharide)(以下LPSと略す)
を、炎症性マクロファージにおける炎症のメディエイタ
(mediator)の産生についてM−CSFの効果を示すため
のモデルシステムとして使用した。
炎症性マクロファージを得るために、マクロファージ
は、マウスに無菌のブレワーのチオグリコレート(Brewe
r’s thioglycolate(TG))1.0mを注入後3日間同系
繁殖雌性の病原菌のない(pathogen-free)C57B1/
6マウス(チャールズ リバー ブリーディング ラボ
ラトリーズ,ウィルミントン,マサチューセッツ(Charl
es River Breeding Laboratories,Wilmington,MA))
から採取した。該細胞は、ヘパリン10U/mを追加
した氷冷HBSS(ハンクの平衡塩溶液(Hank’s Balan
ced Salt Solution))10mでの腹膜洗浄により得ら
れ、250Xgで5分間4℃で遠心分離された。
は、マウスに無菌のブレワーのチオグリコレート(Brewe
r’s thioglycolate(TG))1.0mを注入後3日間同系
繁殖雌性の病原菌のない(pathogen-free)C57B1/
6マウス(チャールズ リバー ブリーディング ラボ
ラトリーズ,ウィルミントン,マサチューセッツ(Charl
es River Breeding Laboratories,Wilmington,MA))
から採取した。該細胞は、ヘパリン10U/mを追加
した氷冷HBSS(ハンクの平衡塩溶液(Hank’s Balan
ced Salt Solution))10mでの腹膜洗浄により得ら
れ、250Xgで5分間4℃で遠心分離された。
得られた細胞ペレット(pellet)は、10%(V/V)の熱不
活性化された低エンドトキシン(low endotoxin)(0.008
ng/m)、ウシ胎児血清(ハイクロン,ローガン,
バーモント(Hyclone,Logan,VT)),2.0Mグルタミ
ン,100U/mのペニシリン及び100μg/mの
ストレプトマイシンを追加したRPMI1640培地
(ギブコ,グランドアイランド,ニューヨーク(GIBCO,
Grand Island,NY))(以下、完全培地と略す)中に再
懸濁された。
活性化された低エンドトキシン(low endotoxin)(0.008
ng/m)、ウシ胎児血清(ハイクロン,ローガン,
バーモント(Hyclone,Logan,VT)),2.0Mグルタミ
ン,100U/mのペニシリン及び100μg/mの
ストレプトマイシンを追加したRPMI1640培地
(ギブコ,グランドアイランド,ニューヨーク(GIBCO,
Grand Island,NY))(以下、完全培地と略す)中に再
懸濁された。
マクロファージを0.5×106個含む1.0mのア
リコート(aliguot)を組織培養皿(tissue culture dishe
s)(コスター,ケンブリッジ,マサチューセッツ(Costa
r,Cambridge,MA))中の16mmのウェル(well)(1cm2
あたり2.5×105個のマクロファージ)ごとに接種
した。該皿を37℃で2時間6%のCO2下でインキュ
ベートし、次に非付着細胞を除去するために暖かい完全
培地(37℃)で3回洗浄した。単一層の細胞(The cel
l monolayers)は、非特異的エステラーゼ染色(non-spec
ific esterase staining)による測定で約95%のマク
ロファージを含んでいた。
リコート(aliguot)を組織培養皿(tissue culture dishe
s)(コスター,ケンブリッジ,マサチューセッツ(Costa
r,Cambridge,MA))中の16mmのウェル(well)(1cm2
あたり2.5×105個のマクロファージ)ごとに接種
した。該皿を37℃で2時間6%のCO2下でインキュ
ベートし、次に非付着細胞を除去するために暖かい完全
培地(37℃)で3回洗浄した。単一層の細胞(The cel
l monolayers)は、非特異的エステラーゼ染色(non-spec
ific esterase staining)による測定で約95%のマク
ロファージを含んでいた。
細胞は、以下の第2節及び第3節において示されるよう
に37℃でLPS及びM−CSFにさらされた。
に37℃でLPS及びM−CSFにさらされた。
得られた調製培地(conditioned medium)は、4℃で15
分間570xgでの遠心分離により集められ、100倍
量のRPMI1640培地で透析され、滅菌過され、
次の分析のために−35℃で保存された。
分間570xgでの遠心分離により集められ、100倍
量のRPMI1640培地で透析され、滅菌過され、
次の分析のために−35℃で保存された。
2.M−CSFはIL−1又はIL−6の発現を促進し
ない。
ない。
炎症性マクロファージは、以下のような種々の時間、コ
ントロール;LPS(大腸菌(E.coli)0.55:B5
(ディフコ,デトロイト,ミシガン(Difco,Detroit,M
l))から得られたもの0.5μg/m);及びM−C
SF[タカハシ,エム.(Takahashi,M.)ら、バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochemical and Biophysical Reserch
Communications)161(2):892−901(19
89年6月15日)に記載のようにして製造され、後記
する参考例4のようにして精製された2.7×107U
/mg(バッチ(Batch)058−2)の比活性を有する
組換えM−CSF−(3−153)の0.5μg/m
)]にさらした。ここで、M−CSFの1.0ユニッ
トは、M−CSF依存性ヒト細胞系NFS−60,ナコ
インツ(Nakoinz)I.等,(Exp.Hemotol 17:669(1989))
の成長の刺激の最大値の半分の量として定義される。
ントロール;LPS(大腸菌(E.coli)0.55:B5
(ディフコ,デトロイト,ミシガン(Difco,Detroit,M
l))から得られたもの0.5μg/m);及びM−C
SF[タカハシ,エム.(Takahashi,M.)ら、バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochemical and Biophysical Reserch
Communications)161(2):892−901(19
89年6月15日)に記載のようにして製造され、後記
する参考例4のようにして精製された2.7×107U
/mg(バッチ(Batch)058−2)の比活性を有する
組換えM−CSF−(3−153)の0.5μg/m
)]にさらした。ここで、M−CSFの1.0ユニッ
トは、M−CSF依存性ヒト細胞系NFS−60,ナコ
インツ(Nakoinz)I.等,(Exp.Hemotol 17:669(1989))
の成長の刺激の最大値の半分の量として定義される。
各チューブは、マイクロファージのmRNAのノザン分
析(Northern Analysis)を用いてIL−1,IL−6及
びTGF−βの発現を分析した。そのような分析は、当
業者のルーチン(routine)技術に属するものであり、例
えばヌクレイック・アシッド・ハイブリダイゼーション
(Nucleic Acid Hybridization)セクションXL:遺伝子
相同性の測定(Determination of Genetic Homology),
組換えDNA方法論(Recombinant DNA Methodology),
ディロン ジェイ.アール.(Dillon J.R.),エイ.ナ
シム(A.Nasim),イー.アール.ネストマン(Nestmann)
(編)ジョン ウイリー・アンド・サンズ(John Wiley&
Sons(1985)に記載されている。
析(Northern Analysis)を用いてIL−1,IL−6及
びTGF−βの発現を分析した。そのような分析は、当
業者のルーチン(routine)技術に属するものであり、例
えばヌクレイック・アシッド・ハイブリダイゼーション
(Nucleic Acid Hybridization)セクションXL:遺伝子
相同性の測定(Determination of Genetic Homology),
組換えDNA方法論(Recombinant DNA Methodology),
ディロン ジェイ.アール.(Dillon J.R.),エイ.ナ
シム(A.Nasim),イー.アール.ネストマン(Nestmann)
(編)ジョン ウイリー・アンド・サンズ(John Wiley&
Sons(1985)に記載されている。
第1図のIL−1α及びIL−6として示されるセクシ
ョンは、LPSがIL−1α及びIL−6の両方の発現
を促進できることを示す。コントロール(レーン1)と
LPSだけを投与したサンプル(レーン2−5)を比較
せよ。IL−1αとIL−6の両方の発現は、3時間で
ピークになるまで時間とともに増加する。
ョンは、LPSがIL−1α及びIL−6の両方の発現
を促進できることを示す。コントロール(レーン1)と
LPSだけを投与したサンプル(レーン2−5)を比較
せよ。IL−1αとIL−6の両方の発現は、3時間で
ピークになるまで時間とともに増加する。
これに対し、M−CSF(レーン7−10)の存在はI
L−1α又はIL−6の発現を促進しなかった。それら
のレーンは両方ともブランク(blank)であった。
L−1α又はIL−6の発現を促進しなかった。それら
のレーンは両方ともブランク(blank)であった。
TGF−βとして指定したセクションにおいて見られる
ように、TGF−βはM−CSFと同様にLPSにより
発現され、このことは、すべての蛋白質が活性であるこ
とを示している。
ように、TGF−βはM−CSFと同様にLPSにより
発現され、このことは、すべての蛋白質が活性であるこ
とを示している。
この実験は、2度繰り返したが同一の結果が得られた。
このように、炎症メディエイタ(mediator)の産生を促進
するLPSと異なり、M−CSFはIL−1又はIL−
6の産生を刺激しない。この発見は、M−CSFがIL
−1の産生を刺激することを示す以前の報告に鑑み驚く
べきことである。
このように、炎症メディエイタ(mediator)の産生を促進
するLPSと異なり、M−CSFはIL−1又はIL−
6の産生を刺激しない。この発見は、M−CSFがIL
−1の産生を刺激することを示す以前の報告に鑑み驚く
べきことである。
3.M−CSFはIL−1α遺伝子の発現を刺激しない M−CSFの異なる標品を用いた実験により、M−CS
FがIL−1の遺伝子の発現を誘導する能力のないこと
が確認された。第2図において、M−CSFの異なる標
品がテストされ、IL−1αの発現を刺激しないことが
見出された。
FがIL−1の遺伝子の発現を誘導する能力のないこと
が確認された。第2図において、M−CSFの異なる標
品がテストされ、IL−1αの発現を刺激しないことが
見出された。
炎症性マクロファージが、コントロール(レーン1)、
既述のようにして得られたLPS1μg/m(レーン
2)、3.0×107U/mgの比活性をもった異なる
バッチ(batch)であることを除いて既述のようにして得
たM−CSF−(3−153)1μg/m(レーン
3)及びLPSとM−CSFの組合せたもの(レーン
4)にさらされた。細胞は分子クローニング(Molecular
Clonig):実験マニュアル(A Laboratory Manual)、テ
ィー.マニアティス(T.Manitis)、イー.エフ..フリ
ッチュ(E.F.Fritsch)、ジェイ.サンブルック(Samnroo
k)(編)コールド・スプリング・ハーバー・プレス(Col
dSpring Hsrbor Press)(1982)に記載のようにし
てIL−1αの発現について分析された。
既述のようにして得られたLPS1μg/m(レーン
2)、3.0×107U/mgの比活性をもった異なる
バッチ(batch)であることを除いて既述のようにして得
たM−CSF−(3−153)1μg/m(レーン
3)及びLPSとM−CSFの組合せたもの(レーン
4)にさらされた。細胞は分子クローニング(Molecular
Clonig):実験マニュアル(A Laboratory Manual)、テ
ィー.マニアティス(T.Manitis)、イー.エフ..フリ
ッチュ(E.F.Fritsch)、ジェイ.サンブルック(Samnroo
k)(編)コールド・スプリング・ハーバー・プレス(Col
dSpring Hsrbor Press)(1982)に記載のようにし
てIL−1αの発現について分析された。
コントロールレーン(1)と比較して、レーン2のLP
Sは、IL−1α遺伝子の発現を確かに刺激するが、レ
ーン3のM−CSFはIL−1αの発現を刺激しない。
又、レーン4における、LPSに対するM−CSFの添
加はIL−1αの発現に影響しなかった。このように、
既述の第1節で記されたように、M−CSFはIL−1
αの発現を誘導も減少もしなかった。
Sは、IL−1α遺伝子の発現を確かに刺激するが、レ
ーン3のM−CSFはIL−1αの発現を刺激しない。
又、レーン4における、LPSに対するM−CSFの添
加はIL−1αの発現に影響しなかった。このように、
既述の第1節で記されたように、M−CSFはIL−1
αの発現を誘導も減少もしなかった。
B.M−CSFはIL−1,IL−6又はPGE2の活
性を促進しない 1.実験モデル a.調整培地(conditioned medium) 炎症性マクロファージは、既述のようにして得られ、以
下のような調整培地(conditioned medium)を与える2つ
の起源(source)からのM−CSFで処理された: 3.0×107U/mgの比活性を有し、既述のように
して生産される組換えM−CSF−(3−153)(バ
ッチ(Batch)EC−80−I);及び 1.5×1010U/mgの比活性を有しL929線維芽
細胞由来の天然のM−CSF[イー.アール.スタンレ
イ(E.R.Stanley)(アルベルト・アインシュタイン・カ
レッジ・オブ・メディスン,ニューヨーク(Albert Eins
tein College Medicine,NY))から得た] 該細胞は、最大用量の1μg/mまで用量を増加させ
ながら両方の起源のM−CSFにさらされた。24時間
インキュベートした後、調整培地は以下に記すようにI
L−1,IL−6及びPGE2の活性について分析され
た。
性を促進しない 1.実験モデル a.調整培地(conditioned medium) 炎症性マクロファージは、既述のようにして得られ、以
下のような調整培地(conditioned medium)を与える2つ
の起源(source)からのM−CSFで処理された: 3.0×107U/mgの比活性を有し、既述のように
して生産される組換えM−CSF−(3−153)(バ
ッチ(Batch)EC−80−I);及び 1.5×1010U/mgの比活性を有しL929線維芽
細胞由来の天然のM−CSF[イー.アール.スタンレ
イ(E.R.Stanley)(アルベルト・アインシュタイン・カ
レッジ・オブ・メディスン,ニューヨーク(Albert Eins
tein College Medicine,NY))から得た] 該細胞は、最大用量の1μg/mまで用量を増加させ
ながら両方の起源のM−CSFにさらされた。24時間
インキュベートした後、調整培地は以下に記すようにI
L−1,IL−6及びPGE2の活性について分析され
た。
b.IL−1胸線細胞試験 生物活性IL−1の産生に対する調整培地の効果を評価
するために、細胞はトガワ,エイ.(Tgawa,A.)ら、ヒ
ト単核細胞により産生さたリンパ球活性因子の特定(Cha
racterization of Lymphocyte Activating Factor Prod
uced by Human Mononucslear Cells);LAFの高及び
低分子量型の生化学的関係(Biochemical Relationship
of High and Low Molecular Weight Forms of LAF),
J.Immunol.122:2112(1979)に
記載されたように胸線細胞試験(thymocyte assay)に供
された。この試験では、6−10週齢の雌性C3H/H
eマウス(バンチン−キングマン(Bantin-Kingman)(C
A))から得られた胸線細胞の単細胞懸濁液は、穏やかな
細分割化(mincing)により調製された。大きな凝集合体
は、単位重力(unit gravity)で10分間氷上でのインキ
ュベーションにより除去された。細胞は、完全培地で2
度洗浄され、完全培地中に1.0×102細胞/mの
密度で再懸濁された。細胞は、その後1μg/mのコ
ンカナバリンA(Concanavalin A)(以下ConAとい
う)(シグマ ケミカル カンパニー (Sigma Chemica
l Co.))の存在下又は非存在下1.0×106細胞/ウ
エルの密度の平底マイクロ敵定プレート(flat-bottomed
microtiter plates)に接種された。
するために、細胞はトガワ,エイ.(Tgawa,A.)ら、ヒ
ト単核細胞により産生さたリンパ球活性因子の特定(Cha
racterization of Lymphocyte Activating Factor Prod
uced by Human Mononucslear Cells);LAFの高及び
低分子量型の生化学的関係(Biochemical Relationship
of High and Low Molecular Weight Forms of LAF),
J.Immunol.122:2112(1979)に
記載されたように胸線細胞試験(thymocyte assay)に供
された。この試験では、6−10週齢の雌性C3H/H
eマウス(バンチン−キングマン(Bantin-Kingman)(C
A))から得られた胸線細胞の単細胞懸濁液は、穏やかな
細分割化(mincing)により調製された。大きな凝集合体
は、単位重力(unit gravity)で10分間氷上でのインキ
ュベーションにより除去された。細胞は、完全培地で2
度洗浄され、完全培地中に1.0×102細胞/mの
密度で再懸濁された。細胞は、その後1μg/mのコ
ンカナバリンA(Concanavalin A)(以下ConAとい
う)(シグマ ケミカル カンパニー (Sigma Chemica
l Co.))の存在下又は非存在下1.0×106細胞/ウ
エルの密度の平底マイクロ敵定プレート(flat-bottomed
microtiter plates)に接種された。
調整培地(conditioned medium)又は組換えヒトIL−1
βが、最終容量が0.2mになるよう連続希釈で加え
られた。胸線細胞は、72時間培養され、1.0μCi
の[メチル]−3H−TdR(6.7Ci/Mmol,ニューイ
ングランドヌクレアー,ボストン,マサチュー セッツ(New England Nuclear,Boston,MA)にてパルスさ
れた。3H−TdRの取込みは、半自動式細胞ハーベス
タ(semiautomatic cell harvester(Skatron,Sterling,V
A))を用いたグラスファイバーペーパー(glass fiber pa
per)上での細胞の収穫(harvest)後、標準液体シンチレ
ーション計測(standard liquid scintillation countin
g)操作により測定された。
βが、最終容量が0.2mになるよう連続希釈で加え
られた。胸線細胞は、72時間培養され、1.0μCi
の[メチル]−3H−TdR(6.7Ci/Mmol,ニューイ
ングランドヌクレアー,ボストン,マサチュー セッツ(New England Nuclear,Boston,MA)にてパルスさ
れた。3H−TdRの取込みは、半自動式細胞ハーベス
タ(semiautomatic cell harvester(Skatron,Sterling,V
A))を用いたグラスファイバーペーパー(glass fiber pa
per)上での細胞の収穫(harvest)後、標準液体シンチレ
ーション計測(standard liquid scintillation countin
g)操作により測定された。
以下の第1表に記されるように、天然M−CSF(M-CSF
タイプL929と呼ばれる)も組換えM−CSF−(3−1
53){E coli[3-153]M-CSF又はrh-M-CSF(3-153)と呼ば
れる}も試験において陽性の結果を示さなかった。この
ことは、両方の起源のM−CSFはともに、炎症性マク
ロファージにIL−1を産生させることができないこと
を示している。
タイプL929と呼ばれる)も組換えM−CSF−(3−1
53){E coli[3-153]M-CSF又はrh-M-CSF(3-153)と呼ば
れる}も試験において陽性の結果を示さなかった。この
ことは、両方の起源のM−CSFはともに、炎症性マク
ロファージにIL−1を産生させることができないこと
を示している。
C.IL−1ラジオレセプター(radioreceptor)試験ヒ
トIL−1α及びIL−1βの両方が、ネズミ(murine)
のEL−4.6.1標的細胞上の同一のネズミ(murine)
IL−1のレセプターに結合するという観察から、キリ
アン、ティ.エル(Kilian,T.L.)ら、T細胞上の同一レ
セプターに対するインターロイキン1アルファ及びイン
ターロイキン1ベータの結合(Interleukin 1Alpha and
lnterleukin 1 Beta Bind to the Same Receptor on T
Cells),J.Immuno1136:4509(198
6)に記載されるIL−1レセプター試験が開発され
た。該試験では、完全培地中に保持されたATCCから
のネズミ(murine)EL−4.6.1細胞は、遠心分離さ
れ、ウシ血清アルブミン0.1mg/m及び25nMの
HEPES(pH7.2)が添加されたRPMI1640
培地を含有するバインディングバッファー(binding buf
fer)中に再懸濁された。細胞密度は8.0×106細胞
/mに調整され、0.05mのアリコート(aliquo
t)が氷上に置かれたチューブへ分配された。
トIL−1α及びIL−1βの両方が、ネズミ(murine)
のEL−4.6.1標的細胞上の同一のネズミ(murine)
IL−1のレセプターに結合するという観察から、キリ
アン、ティ.エル(Kilian,T.L.)ら、T細胞上の同一レ
セプターに対するインターロイキン1アルファ及びイン
ターロイキン1ベータの結合(Interleukin 1Alpha and
lnterleukin 1 Beta Bind to the Same Receptor on T
Cells),J.Immuno1136:4509(198
6)に記載されるIL−1レセプター試験が開発され
た。該試験では、完全培地中に保持されたATCCから
のネズミ(murine)EL−4.6.1細胞は、遠心分離さ
れ、ウシ血清アルブミン0.1mg/m及び25nMの
HEPES(pH7.2)が添加されたRPMI1640
培地を含有するバインディングバッファー(binding buf
fer)中に再懸濁された。細胞密度は8.0×106細胞
/mに調整され、0.05mのアリコート(aliquo
t)が氷上に置かれたチューブへ分配された。
275pgの125I−IL−1α(75000cpm)(比活性,2
000Ci/mmol;アメルスハム,アーリントン ハイツ,
イリノイ(Amersham,Arlington Heights,IL))が各チュ
ーブに加えられた。該チューブは、次に1μg/mま
での2つの起源のM−CSFで処理されたマクロファー
ジからの希釈された調整培地(conditioned medium)とと
もに4℃で3時間インキュベートされた。
000Ci/mmol;アメルスハム,アーリントン ハイツ,
イリノイ(Amersham,Arlington Heights,IL))が各チュ
ーブに加えられた。該チューブは、次に1μg/mま
での2つの起源のM−CSFで処理されたマクロファー
ジからの希釈された調整培地(conditioned medium)とと
もに4℃で3時間インキュベートされた。
非特異的な結合は、5.8pMの組換えヒトIL−1β
(比活性,4.0×107U/mg;平井(Dr.Hirai)
(大塚製薬,徳島,日本(Otsuka Pharmaceutical,Tokus
hima,Japan))から得た。)の添加により測定された。
遊離の125I−IL−1αから細胞に結合した125I−I
L−1αを分離するために、ジブチルフタレート及びジ
オクチルフタレート(10:1(V.V))のオイル混合物0.2
mを各試験チューブに注入し、各チューブをマクロフ
ュージ(macrofuge)中4℃で2分間遠心分離した。流体
は、次に吸入器で吸い出され、チューブチップは切断さ
れ、細胞に結合した放射活性をガンマカウンター(gamma
counter)で測定した。
(比活性,4.0×107U/mg;平井(Dr.Hirai)
(大塚製薬,徳島,日本(Otsuka Pharmaceutical,Tokus
hima,Japan))から得た。)の添加により測定された。
遊離の125I−IL−1αから細胞に結合した125I−I
L−1αを分離するために、ジブチルフタレート及びジ
オクチルフタレート(10:1(V.V))のオイル混合物0.2
mを各試験チューブに注入し、各チューブをマクロフ
ュージ(macrofuge)中4℃で2分間遠心分離した。流体
は、次に吸入器で吸い出され、チューブチップは切断さ
れ、細胞に結合した放射活性をガンマカウンター(gamma
counter)で測定した。
以下の第1表に記載されるように、両方のタイプのM−
CSFともにIL−1を置換できず、このことは、両方
のタイプのM−CSFともにマクロファージのIL−1
産生を刺激しないことを示している。
CSFともにIL−1を置換できず、このことは、両方
のタイプのM−CSFともにマクロファージのIL−1
産生を刺激しないことを示している。
d.IL−1 mRNA試験 IL−1のmRNAの発現は、前記のようにして測定さ
れた。第1図と同様に、第1表は組換えM−CSFも天
然のM−CSFもマクロファージからのIL−1の発現
を促進できないことを示し、両タイプともにマクロファ
ージにおけるIL−1の産生を刺激しないことが確認さ
れた。
れた。第1図と同様に、第1表は組換えM−CSFも天
然のM−CSFもマクロファージからのIL−1の発現
を促進できないことを示し、両タイプともにマクロファ
ージにおけるIL−1の産生を刺激しないことが確認さ
れた。
e.IL−6 B−9試験 使用されたIL−6試験は、以下のようにアーデン(Aar
den)ら、Eur.J.Immunol.,17:141
1−1416(1987)に記載されたものである。I
L−6依存性ハイブリドーマ(hybridoma)細胞系B1
3.29クローンB9は、IL−6の起源としてのAT
CC調整培地からのMG63骨肉腫 (osteocosarcoma)2.0%(V/V)を添加したイズコフ(Is
cove′s)修飾ダルベッコ(Dulbecco′s)培地中で維持さ
れた。これらの細胞に対し5.0%(V/V)の胎児ウシ血
清、50μMのβ−メルカプトエタノール、100U/
mのペニシリン及び100mg/mのストレプトマイ
シンが加えられた。
den)ら、Eur.J.Immunol.,17:141
1−1416(1987)に記載されたものである。I
L−6依存性ハイブリドーマ(hybridoma)細胞系B1
3.29クローンB9は、IL−6の起源としてのAT
CC調整培地からのMG63骨肉腫 (osteocosarcoma)2.0%(V/V)を添加したイズコフ(Is
cove′s)修飾ダルベッコ(Dulbecco′s)培地中で維持さ
れた。これらの細胞に対し5.0%(V/V)の胎児ウシ血
清、50μMのβ−メルカプトエタノール、100U/
mのペニシリン及び100mg/mのストレプトマイ
シンが加えられた。
5.0×104/mのクローンB9細胞が平底96ウ
エルプレート(ファルコン(Falcon))の上記培地0.2
m中で培養された。調整培地(conditioned medium)が
該細胞に加えられ、プレートは空気中37℃で5%のC
O2雰囲気下で72時間インキュベートされた。該プレ
ートは、培養期間の最後の4時間1.0μCiの
[3H]−チミジン存在下でインキュベートされた。細
胞は、次に細胞ハーベスタ(cell harvester)(スカット
ロン,スターリング,バージニア(Skatron,Sterling,V
A)),を用いて集められたDNA中に取り込まれた[3
H]−チミジンが液体シンチレーションカウンター(liq
uid scintillation counter)(LKBロックベータ(Roc
kbeta))により定量された。サンプルは一対でテストさ
れ、3倍希釈液で滴定された。全ての試験は1.0×1
07U/mgの組換えヒトIL−6(アムジェン,サウ
ザンドオークス,カリフォルニア(Amgen,Thousand Oak
s,CA))を用いた標準曲線と比較された。
エルプレート(ファルコン(Falcon))の上記培地0.2
m中で培養された。調整培地(conditioned medium)が
該細胞に加えられ、プレートは空気中37℃で5%のC
O2雰囲気下で72時間インキュベートされた。該プレ
ートは、培養期間の最後の4時間1.0μCiの
[3H]−チミジン存在下でインキュベートされた。細
胞は、次に細胞ハーベスタ(cell harvester)(スカット
ロン,スターリング,バージニア(Skatron,Sterling,V
A)),を用いて集められたDNA中に取り込まれた[3
H]−チミジンが液体シンチレーションカウンター(liq
uid scintillation counter)(LKBロックベータ(Roc
kbeta))により定量された。サンプルは一対でテストさ
れ、3倍希釈液で滴定された。全ての試験は1.0×1
07U/mgの組換えヒトIL−6(アムジェン,サウ
ザンドオークス,カリフォルニア(Amgen,Thousand Oak
s,CA))を用いた標準曲線と比較された。
第1表に示されるように、組換えM−CSFも天然のM
−CSFもIL−6の産生を刺激することができず、い
ずれの型もマクロファージ中のIL−1の産生を刺激で
きないことを示している。
−CSFもIL−6の産生を刺激することができず、い
ずれの型もマクロファージ中のIL−1の産生を刺激で
きないことを示している。
f.IL−6のmRNA試験 IL−6のmRNAの発現は上記のようにして測定さ
れ、B−9試験で得られた結果が確認された。第1表に
示すように、M−CSFのいずれの型もIL−6の発現
を刺激することができなかった。
れ、B−9試験で得られた結果が確認された。第1表に
示すように、M−CSFのいずれの型もIL−6の発現
を刺激することができなかった。
g.PGE2試験 M−CSFのPGE2産生を刺激する能力を測定するた
めに、PGE2の存在を以下のようにして測定した。
1.0μg/mまでの組換え及び天然の両方のM−C
SFで処理されたマクロファージからの調整培地をリン
酸緩衝食塩水(phosphate buffered saline)(PBS)で希釈
し、約pH2まで酸性にし、等量のクロロホルム:メタノ
ール(1:1(V/V))で抽出した。有機層を窒素気流下乾燥
し、PGE2の定量をニューイングランドヌクレアー,
ボストン,マサチューセッツ(New Englnd Nuclear,Bost
on,MA)から購入した標準ラジオイムノアッセイキットに
より行った。
めに、PGE2の存在を以下のようにして測定した。
1.0μg/mまでの組換え及び天然の両方のM−C
SFで処理されたマクロファージからの調整培地をリン
酸緩衝食塩水(phosphate buffered saline)(PBS)で希釈
し、約pH2まで酸性にし、等量のクロロホルム:メタノ
ール(1:1(V/V))で抽出した。有機層を窒素気流下乾燥
し、PGE2の定量をニューイングランドヌクレアー,
ボストン,マサチューセッツ(New Englnd Nuclear,Bost
on,MA)から購入した標準ラジオイムノアッセイキットに
より行った。
以下の第1表に示すように、IL−1及びIL−6と同
様にいずれの型のM−CSFもPGE2の産生を刺激で
きなかった。
様にいずれの型のM−CSFもPGE2の産生を刺激で
きなかった。
上記実験により示されるように、M−CSFはIL−
1,IL−6又はPGE2のような炎症性メディエイタ
の産生を刺激しない。
1,IL−6又はPGE2のような炎症性メディエイタ
の産生を刺激しない。
実施例2 M−CSFはLPS処理に反応し産生される炎症性メデ
ィエイタの産生を調節する。
ィエイタの産生を調節する。
第2−10図、第2,3表及び以下に詳細に記載される
ように、M−CSFは、LPSに反応して産生される炎
症性メディエータ、IL−1及びPGE2の活性を減少
させることができる。
ように、M−CSFは、LPSに反応して産生される炎
症性メディエータ、IL−1及びPGE2の活性を減少
させることができる。
A.M−CSFはPGE2の産生を調節する 1.M−CSFの前処理はPGE2の産生を減少させる マクロファージは実施例1のようにして得られ、4つの
セットに分割された。2セットのマクロファージは培養
培地で前処理され、2つは実施例1のようにして得られ
た組換えM−CSFで前処理された。処理の段階におい
て、1セットの細胞は培地で前処理し、1セットの細胞
は以下の第2表で示されるように1μg/mのLPS
を含むM−CSFで前処理した。他のセットは培地を加
えた。PGE2の存在は、実施例1で記載したようにし
て測定され、ng/mg(細胞蛋白)/24時間又はn
g/m/24時間で表わした。
セットに分割された。2セットのマクロファージは培養
培地で前処理され、2つは実施例1のようにして得られ
た組換えM−CSFで前処理された。処理の段階におい
て、1セットの細胞は培地で前処理し、1セットの細胞
は以下の第2表で示されるように1μg/mのLPS
を含むM−CSFで前処理した。他のセットは培地を加
えた。PGE2の存在は、実施例1で記載したようにし
て測定され、ng/mg(細胞蛋白)/24時間又はn
g/m/24時間で表わした。
第2a表に記載したように、培地又はM−CSFで前処
理されたときのPGE2のコントロールレベルは0.1
1−0.12である。培地で前処理した細胞のLPS処
理により約10.00のレベルのPGE2を生じ、コン
トロールのレベルより約100倍増加する。しかしなが
ら、LPSがM−CSFで前処理された細胞に加えられ
たときには、PGE2のレベルの増加は約3.6にとど
まり65%は阻害される。
理されたときのPGE2のコントロールレベルは0.1
1−0.12である。培地で前処理した細胞のLPS処
理により約10.00のレベルのPGE2を生じ、コン
トロールのレベルより約100倍増加する。しかしなが
ら、LPSがM−CSFで前処理された細胞に加えられ
たときには、PGE2のレベルの増加は約3.6にとど
まり65%は阻害される。
このように、M−CSFの前処理は、PGE2レベルを
刺激するLPSの能力をブロックするものと思われる。
刺激するLPSの能力をブロックするものと思われる。
2.M−CSFの前処理又は共処理はPGE2の産生を
減少させる。
減少させる。
実施例1のようにして得られたマクロファージは以下の
第2表に記載されるように培養培地又はM−CSFのい
ずれかで前処理された。上記実施例1で述べられたよう
にして得られた組換えM−CSF−(3−153)(以
下rhと称する)及び天然M−CSF(以下L929と
称する)の両者が細胞の前処理に使用された。
第2表に記載されるように培養培地又はM−CSFのい
ずれかで前処理された。上記実施例1で述べられたよう
にして得られた組換えM−CSF−(3−153)(以
下rhと称する)及び天然M−CSF(以下L929と
称する)の両者が細胞の前処理に使用された。
細胞は、次に培地(PGE2のコントロールレベルを得
るため)、両方の起源のM−CSF(異なるM−CSF
サンプルによる処理の効果を明らかにするため)、1μ
g/mの濃度のLPS単独及びLPSと両方の起源の
M−CSFとの組合せたものにより、以下の第2表で説
明されるようにして処理される。細胞は、産生されたP
GE2(ng/m/24時間)の存在について分析さ
れた。この実験は5回繰り返した。
るため)、両方の起源のM−CSF(異なるM−CSF
サンプルによる処理の効果を明らかにするため)、1μ
g/mの濃度のLPS単独及びLPSと両方の起源の
M−CSFとの組合せたものにより、以下の第2表で説
明されるようにして処理される。細胞は、産生されたP
GE2(ng/m/24時間)の存在について分析さ
れた。この実験は5回繰り返した。
第2表で示されるように、産生されるPGE2のレベル
は、コントロール細胞で0.07、M−CSFで前処理
されただけの細胞では0.19及び0.07、及びMK
−CSFで処理されただけの細胞では0.06及び0.
1であった。培地だけで前処理された細胞においてLP
Sの処理により1.27及び1.10のレベルまで増加
した。これに対し、LPSで処理され、M−CSFで前
処理又は共処理された細胞におけるPGE2の産生は、
48%、87−89%又は100%阻害された。このよ
うに、M−CSFの前処理又は共処理のいずれかによ
り、LPSにより刺激されるPGE2の産生は減弱す
る。
は、コントロール細胞で0.07、M−CSFで前処理
されただけの細胞では0.19及び0.07、及びMK
−CSFで処理されただけの細胞では0.06及び0.
1であった。培地だけで前処理された細胞においてLP
Sの処理により1.27及び1.10のレベルまで増加
した。これに対し、LPSで処理され、M−CSFで前
処理又は共処理された細胞におけるPGE2の産生は、
48%、87−89%又は100%阻害された。このよ
うに、M−CSFの前処理又は共処理のいずれかによ
り、LPSにより刺激されるPGE2の産生は減弱す
る。
B.M−CSFはIL−1インヒビターの産生を調節す
る 上記実施例1で説明したようにして得たマクロファージ
は、培養培地又は0.01,0.03,0.1,0.3
及び1.0μg/mの濃度のrh−M−CSF−(3
−153)、即ち、組み換えM−CSF{Ecoli
[3−153]M−CSF}で24時間前処理された。
培地で前処理された細胞は、次に培地(コントロールを
得るため)、1.0μg/mのLPS単独、1.0,
0.3,0.01,0.03μg/mの濃度のrh−
M−CSF−(3−153)単独又は前記4つの濃度の
rh−M−CSF−(3−153)に1.0μg/m
のLPSを添加したもので処理された。rh−M−CS
F−(3−153)で前処理された細胞は、培地又は
1.0μg/mのLPSで処理された。
る 上記実施例1で説明したようにして得たマクロファージ
は、培養培地又は0.01,0.03,0.1,0.3
及び1.0μg/mの濃度のrh−M−CSF−(3
−153)、即ち、組み換えM−CSF{Ecoli
[3−153]M−CSF}で24時間前処理された。
培地で前処理された細胞は、次に培地(コントロールを
得るため)、1.0μg/mのLPS単独、1.0,
0.3,0.01,0.03μg/mの濃度のrh−
M−CSF−(3−153)単独又は前記4つの濃度の
rh−M−CSF−(3−153)に1.0μg/m
のLPSを添加したもので処理された。rh−M−CS
F−(3−153)で前処理された細胞は、培地又は
1.0μg/mのLPSで処理された。
生物活性IL−1の産生についての効果を評価するた
め、培養上清(rulture supernatant)は、結果が刺激指
数(stimulation index)として示されたことを除いて既
述の実施例1のようにして胸線細胞試験に供された。刺
激指数は、ConA単独の存在での与えられた希釈/c
pmにおけるConA及びマクロファージ調整培地の存
在下でのcpmを指す。
め、培養上清(rulture supernatant)は、結果が刺激指
数(stimulation index)として示されたことを除いて既
述の実施例1のようにして胸線細胞試験に供された。刺
激指数は、ConA単独の存在での与えられた希釈/c
pmにおけるConA及びマクロファージ調整培地の存
在下でのcpmを指す。
第3表に示すように、コントロールサンプルの刺激指数
値は、2.5(培地による前処理及び物理)及び1.1
9−1.67(種々の濃度のM−CSFによる前処理及
び培地による処理)であった。LPS処理からの刺激指
数値は、約10倍大きな20.3であった。これに対
し、M−CSFで前処理されたLPSで刺激されたサン
プルにおける刺激指数値は、6.02−10.09だけ
の範囲にあり、51−70%のIL−1の生物活性の阻
害を示している。
値は、2.5(培地による前処理及び物理)及び1.1
9−1.67(種々の濃度のM−CSFによる前処理及
び培地による処理)であった。LPS処理からの刺激指
数値は、約10倍大きな20.3であった。これに対
し、M−CSFで前処理されたLPSで刺激されたサン
プルにおける刺激指数値は、6.02−10.09だけ
の範囲にあり、51−70%のIL−1の生物活性の阻
害を示している。
同様に、種々の濃度のM−CSFで共処理されたサンプ
ルでは、刺激指数値は5.65−11.8%の範囲にあ
り、IL−1の生物活性が72−42%が阻害されたこ
とを示している。阻害は、最大の阻害が1.0μg/m
/のM−CSFで、最小の阻害が0.03μg/m
のM−CSFで観察されたことから、濃度依存性である
ようにみえる。rh−M−CSF−(3−153)のE
C50(50%阻害をもたらす効果のある濃度)は約1.
1nMであると測定された。
ルでは、刺激指数値は5.65−11.8%の範囲にあ
り、IL−1の生物活性が72−42%が阻害されたこ
とを示している。阻害は、最大の阻害が1.0μg/m
/のM−CSFで、最小の阻害が0.03μg/m
のM−CSFで観察されたことから、濃度依存性である
ようにみえる。rh−M−CSF−(3−153)のE
C50(50%阻害をもたらす効果のある濃度)は約1.
1nMであると測定された。
同様な実験が、L929細胞から精製された種々の濃度
の天然M−CSFを用いて行われた。第3a表に示すよ
うに、M−CSFの前処理は、LPSに反応してマクロ
ファージから産生されるIL−1の生物活性を39−9
3%阻害する。上記のようにM−CSFの最大の濃度で
最大の阻害が観察された。L−929M−CSFのEC
50は、約0.6nMであることが見出された。
の天然M−CSFを用いて行われた。第3a表に示すよ
うに、M−CSFの前処理は、LPSに反応してマクロ
ファージから産生されるIL−1の生物活性を39−9
3%阻害する。上記のようにM−CSFの最大の濃度で
最大の阻害が観察された。L−929M−CSFのEC
50は、約0.6nMであることが見出された。
これら2つの実験は、M−CSFの種々の調製物(prepa
ration)を用いて12回以上繰り返し、各実験で同様の
結果を得た。このように、これらの実験は、M−CSF
の前処理又は共処理が、LPSに反応するIL−1の生
物活性を減弱することを示す。加えて、その効果は濃度
依存性であるように思われる。
ration)を用いて12回以上繰り返し、各実験で同様の
結果を得た。このように、これらの実験は、M−CSF
の前処理又は共処理が、LPSに反応するIL−1の生
物活性を減弱することを示す。加えて、その効果は濃度
依存性であるように思われる。
これらの結果は第3図にグラフとして示される。IL−
1の生物活性(CPM/1000)が、前処理及び共処理の方向(r
egimen)に対してプロットされると、IL−1の生物活
性の最大の増加が、培地での前処理及び処理(C−C)
の場合と比較として、培地での前処理及びLPSでの処
理(C−L)の場合に見られる。IL−1の生物活性の
より緩やかな増加が、培地の前処理及びLPSとM−C
SFとの組合せでの処理(C−LM)の場合に見られ
る。IL−1の生物活性の低下がM−CSFで前処理さ
れLPSで処理されたサンプル(M−L)で見られる。
このように、M−CSFは、LPSにより刺激されたマ
クロファージのIL−1産生を調節するようにみえる。
1の生物活性(CPM/1000)が、前処理及び共処理の方向(r
egimen)に対してプロットされると、IL−1の生物活
性の最大の増加が、培地での前処理及び処理(C−C)
の場合と比較として、培地での前処理及びLPSでの処
理(C−L)の場合に見られる。IL−1の生物活性の
より緩やかな増加が、培地の前処理及びLPSとM−C
SFとの組合せでの処理(C−LM)の場合に見られ
る。IL−1の生物活性の低下がM−CSFで前処理さ
れLPSで処理されたサンプル(M−L)で見られる。
このように、M−CSFは、LPSにより刺激されたマ
クロファージのIL−1産生を調節するようにみえる。
C.IL−1の生物活性についてのM−CSFの作用の
可能なメカニズム 上記第1及び2図に示されるように、LPSはIL−1
(主にマクロファージのIL−1α)の発現を誘導し、
上記第3図及び第3及び3a表に示されるように、LP
Sはまた生物活性IL−1の産生をも増加させる。細胞
がLPSで処理されM−CSFで前処理又は共処理され
たとき、生物活性なIL−1のレベルは減少する。しか
しながら、IL−1の発現は、LPS及びM−CSFの
共処理により影響されないように見える。第2図に示し
たように、M−CSFとLPSとの組合せは、LPS単
独の場合に観察されるパターンと非常に似たIL−1発
現のオートラジオグラフのパターンを示す。これらの観
察は、IL−1の生物活性の減少につながるIL−1イ
ンヒビターのM−CSF依存性の刺激により説明でき
る。IL−1インヒビターの産生は、ConAとIL−
1の両方を加えることにより補足されるIL−1胸線細
胞試験を行うことにより調べられる。これら2つの成分
の添加により、IL−1のレベルのいかなる減少をも測
定できるように検出可能なレベルの生物活性IL−1を
提供し、IL−1インヒビターの作用の評価が可能とな
る。
可能なメカニズム 上記第1及び2図に示されるように、LPSはIL−1
(主にマクロファージのIL−1α)の発現を誘導し、
上記第3図及び第3及び3a表に示されるように、LP
Sはまた生物活性IL−1の産生をも増加させる。細胞
がLPSで処理されM−CSFで前処理又は共処理され
たとき、生物活性なIL−1のレベルは減少する。しか
しながら、IL−1の発現は、LPS及びM−CSFの
共処理により影響されないように見える。第2図に示し
たように、M−CSFとLPSとの組合せは、LPS単
独の場合に観察されるパターンと非常に似たIL−1発
現のオートラジオグラフのパターンを示す。これらの観
察は、IL−1の生物活性の減少につながるIL−1イ
ンヒビターのM−CSF依存性の刺激により説明でき
る。IL−1インヒビターの産生は、ConAとIL−
1の両方を加えることにより補足されるIL−1胸線細
胞試験を行うことにより調べられる。これら2つの成分
の添加により、IL−1のレベルのいかなる減少をも測
定できるように検出可能なレベルの生物活性IL−1を
提供し、IL−1インヒビターの作用の評価が可能とな
る。
6セットの調整培地が第4図に示すようにIL−1胸線
細胞(thymocyte)試験に加えられた。培地で前処理及び
処理されたセット(C−C)における生物活性IL−1
のレベルは同一のままである。これに対し、生物活性I
L−1の幾分の減少が、培地又はM−CSFで前処理さ
れM−CSF、LPS又はM−CSFとLPSとの組合
せで処理したセットで見られるけれども、IL−1の生
物活性の真の減少は、M−CSFで前処理されLPSで
処理されたセット(M−L)で見られるだけである。こ
のように、この研究はIL−1のインヒビターを産生さ
せるM−CSFに関する。
細胞(thymocyte)試験に加えられた。培地で前処理及び
処理されたセット(C−C)における生物活性IL−1
のレベルは同一のままである。これに対し、生物活性I
L−1の幾分の減少が、培地又はM−CSFで前処理さ
れM−CSF、LPS又はM−CSFとLPSとの組合
せで処理したセットで見られるけれども、IL−1の生
物活性の真の減少は、M−CSFで前処理されLPSで
処理されたセット(M−L)で見られるだけである。こ
のように、この研究はIL−1のインヒビターを産生さ
せるM−CSFに関する。
インヒビターが、IL−1に特異的であるかどうかを決
定するために、同様の実験がIL−6について行われ
た。6セットのマクロファージが、第5図に示すように
培地(C)又はM−CSF(M)で前処理され、培地、
M−CSF、LPS又はM−CSFとLPSとの組合せ
により処理された。IL−6の活性は、既述のIL−6
B−9試験を用いて評価された。
定するために、同様の実験がIL−6について行われ
た。6セットのマクロファージが、第5図に示すように
培地(C)又はM−CSF(M)で前処理され、培地、
M−CSF、LPS又はM−CSFとLPSとの組合せ
により処理された。IL−6の活性は、既述のIL−6
B−9試験を用いて評価された。
第5図に示すように、IL−6の生物活性と同様のパタ
ーンが、培地で前処理されLPSで処理された細胞、培
地で前処理されLPS及びM−CSFの組合せで処理さ
れた細胞及びM−CSFで前処理されLPSで処理され
た細胞で観察された。M−CSFにより刺激されたイン
ヒビターは、IL−6の活性には効果がないようにみえ
る。このパターンは、M−CSFで前処理されLPSで
処理された細胞からの培養上清(culture supernatant)
において劇的なIL−1の減少がみられる、第4図のI
L−1産生で観察されるパターンとは全く異なるもので
ある。このように、本研究は、IL−1インヒビターは
IL−1に特異的であり、M−CSFは同一条件下でI
L−6に特異的なインヒビターの産生を調節しないこと
を示す。
ーンが、培地で前処理されLPSで処理された細胞、培
地で前処理されLPS及びM−CSFの組合せで処理さ
れた細胞及びM−CSFで前処理されLPSで処理され
た細胞で観察された。M−CSFにより刺激されたイン
ヒビターは、IL−6の活性には効果がないようにみえ
る。このパターンは、M−CSFで前処理されLPSで
処理された細胞からの培養上清(culture supernatant)
において劇的なIL−1の減少がみられる、第4図のI
L−1産生で観察されるパターンとは全く異なるもので
ある。このように、本研究は、IL−1インヒビターは
IL−1に特異的であり、M−CSFは同一条件下でI
L−6に特異的なインヒビターの産生を調節しないこと
を示す。
実施例3 インビボ(in vivo)におけるM−CSFの注射はLPS
に反応して産生されるIL−1の生物活性の減少をもた
らす。
に反応して産生されるIL−1の生物活性の減少をもた
らす。
8匹の同系繁殖体の雌性の病原体のないC57B1/6
マウス(チャールズ・リバー・ブリーディング・ラボラ
トリーズ,ウィルミントン,マサチューセッツ (Charles River Breeding Laboratories,Wilmington,M
A))に対して、腹腔内に1.0mの無菌ブレワー(Bre
wer′s)チオグリコート(TG)が0時間に注射され、4つ
のグループに分けられた。以下の第4表に示すように、
72時間後に、グループ1(コントロールグループ)及
びグループ2のマウスは、リン酸緩衝食塩水(以下PB
Sと略す)0.2mで前処理され、グループ3及び4
のマウスは4μg/マウスのM−CSF−(3−153
を含むPBSで前処理された。90時間後に、コントロ
ールのグループ1は、PBSで処理され、グループ2
は、50μg/マウスのLPSを含むPBSで処理され
(LPS処理の効果を示すため)、グループ3はPBS
で処理され、(M−CSFの前処理だけの効果を示すた
め)及びグループ4は、LPSを50μg/マウス含む
PBSで処理された(LPS処理についてのM−CSF
前処理の効果を示すため)。
マウス(チャールズ・リバー・ブリーディング・ラボラ
トリーズ,ウィルミントン,マサチューセッツ (Charles River Breeding Laboratories,Wilmington,M
A))に対して、腹腔内に1.0mの無菌ブレワー(Bre
wer′s)チオグリコート(TG)が0時間に注射され、4つ
のグループに分けられた。以下の第4表に示すように、
72時間後に、グループ1(コントロールグループ)及
びグループ2のマウスは、リン酸緩衝食塩水(以下PB
Sと略す)0.2mで前処理され、グループ3及び4
のマウスは4μg/マウスのM−CSF−(3−153
を含むPBSで前処理された。90時間後に、コントロ
ールのグループ1は、PBSで処理され、グループ2
は、50μg/マウスのLPSを含むPBSで処理され
(LPS処理の効果を示すため)、グループ3はPBS
で処理され、(M−CSFの前処理だけの効果を示すた
め)及びグループ4は、LPSを50μg/マウス含む
PBSで処理された(LPS処理についてのM−CSF
前処理の効果を示すため)。
8時間後、マウスを犠牲にして上記実施例1で示したよ
うに腹膜(peritoneal)細胞を集めた。1×106細胞/
ウエルの細胞をコスター(Coster)プレートに接種(plate
d)し、調整培地で処理した。
うに腹膜(peritoneal)細胞を集めた。1×106細胞/
ウエルの細胞をコスター(Coster)プレートに接種(plate
d)し、調整培地で処理した。
20時間後、該調整培地が集められ、既述のIL−1バ
イオアッセイ(ConAでパルスした胸線細胞)で滴定
された。結果は、3つのウエル(well)の平均cpmとし
て表わされる。
イオアッセイ(ConAでパルスした胸線細胞)で滴定
された。結果は、3つのウエル(well)の平均cpmとし
て表わされる。
IL−1の生物活性のパーセント阻害は、以下のように
して測定された。
して測定された。
(グル−プ2のCPM−グル−プ1のCPM)−(グル
−プ4のCPM−グル−プ1のCPM)/グループ2の
CPM−グループ1のCPM×100 以下の第4表に示されるように、調整培地の1/4希釈
において、LPSの処理(グループ2)は、13103
CPMの生物活性IL−1を生ずる一方M−CSFの前
処理(グループ4)は5050CPMを生ずる。
−プ4のCPM−グル−プ1のCPM)/グループ2の
CPM−グループ1のCPM×100 以下の第4表に示されるように、調整培地の1/4希釈
において、LPSの処理(グループ2)は、13103
CPMの生物活性IL−1を生ずる一方M−CSFの前
処理(グループ4)は5050CPMを生ずる。
1/12希釈において、2592CPMがM−CSFの
前処理(グループ4)で得られるのと比較してLPSの
処理(グループ2)は5385CPMを生ずる。このよ
うに、調整培地の1/12及び1/4希釈の両者におい
て、M−CSFの前処理は、LPSに反応して産生され
るIL−1の生物活性を69.9%阻害し、M−CSF
は、インビトロ(in vitro)及びインビボ(in vivo)の両
方でIL−1の生物活性を阻害することが示された。
前処理(グループ4)で得られるのと比較してLPSの
処理(グループ2)は5385CPMを生ずる。このよ
うに、調整培地の1/12及び1/4希釈の両者におい
て、M−CSFの前処理は、LPSに反応して産生され
るIL−1の生物活性を69.9%阻害し、M−CSF
は、インビトロ(in vitro)及びインビボ(in vivo)の両
方でIL−1の生物活性を阻害することが示された。
実施例4 IL−1インヒビターの分離及び評価 A.IL−1インヒビターの分離及び特定 IL−1インヒビターを更に評価するために、M−CS
F及びLPSで処置された調整培地は、IL−1インヒ
ビターからIL−1を分離するためQAE−52カラム
にかけられた。アニオン交換体として、pH7.4でQA
E−52は、5.5のpIを有するIL−1αをIL−
1インヒビターから分離する能力がある。
F及びLPSで処置された調整培地は、IL−1インヒ
ビターからIL−1を分離するためQAE−52カラム
にかけられた。アニオン交換体として、pH7.4でQA
E−52は、5.5のpIを有するIL−1αをIL−
1インヒビターから分離する能力がある。
IL−1インヒビターを分離するために、3.0×10
8個の腹膜侵出液細胞(peritoneal exudate cells)が、
完全培地中2.3×105/cm2の細胞密度(約1.8
×107細胞/プレート)において100mmの組織培養
皿中で培養された。インキュベーションの2時間後、プ
レートは完全培地で2度洗浄され、1プレート当たり
5.0mのM−CSF−(3−153)(1.0μg
/m)が加えられ、20時間インキュベートされた。
この前処置段階に続き、流体(fluid)は吸い出され、プ
レートは2度洗浄され、1プレート当たり0.5mg/m
のウシ血清アルブミン及び1.0pg/mのLPS
を含むRPMI1640を5.0m加えた。該プレー
トは40時間培養され、調整培地が集められ、1000
xg,4℃で15時間遠心分離された。得られたペレッ
ト(pellet)は、氷冷された等量の20mMHEPESバ
ッファー(pH7.4)で希釈された。該物質は次に4級
アンモニウムセルロース(QAE−52,ワットマン(W
atmann))でパックされた1.5×10cm2のカラムに載
せられた。
8個の腹膜侵出液細胞(peritoneal exudate cells)が、
完全培地中2.3×105/cm2の細胞密度(約1.8
×107細胞/プレート)において100mmの組織培養
皿中で培養された。インキュベーションの2時間後、プ
レートは完全培地で2度洗浄され、1プレート当たり
5.0mのM−CSF−(3−153)(1.0μg
/m)が加えられ、20時間インキュベートされた。
この前処置段階に続き、流体(fluid)は吸い出され、プ
レートは2度洗浄され、1プレート当たり0.5mg/m
のウシ血清アルブミン及び1.0pg/mのLPS
を含むRPMI1640を5.0m加えた。該プレー
トは40時間培養され、調整培地が集められ、1000
xg,4℃で15時間遠心分離された。得られたペレッ
ト(pellet)は、氷冷された等量の20mMHEPESバ
ッファー(pH7.4)で希釈された。該物質は次に4級
アンモニウムセルロース(QAE−52,ワットマン(W
atmann))でパックされた1.5×10cm2のカラムに載
せられた。
QAE−52に吸着しないサンプルは、カラムを通って
流出し、集められ、通過後(flow thru)と名付けられ
た。QAE−52に吸着するサンプルは、IMNaCl
の存在下で遊離され、集められ、溶出液(eluate)と名付
けられた。通過液と溶出液の両方のフラクションは、透
析過(diafiltered)され、10kdカット−オフポイ
ント(cut-off point)を備えたメンブレン上アミコンチ
ャンバー(Amicon chamber)中で等量まで濃縮された。
流出し、集められ、通過後(flow thru)と名付けられ
た。QAE−52に吸着するサンプルは、IMNaCl
の存在下で遊離され、集められ、溶出液(eluate)と名付
けられた。通過液と溶出液の両方のフラクションは、透
析過(diafiltered)され、10kdカット−オフポイ
ント(cut-off point)を備えたメンブレン上アミコンチ
ャンバー(Amicon chamber)中で等量まで濃縮された。
通過液及び溶出液のサンプルは、IL−1胸線細胞試
験、IL−1ラジオレセプター試験、TNFバイオアッ
セイ及びIL−2増殖試験に供された。
験、IL−1ラジオレセプター試験、TNFバイオアッ
セイ及びIL−2増殖試験に供された。
1.IL−1胸線細胞試験 通過液及び溶出液のサンプルは、前記試験で導入された
IL−1のサンプルの活性と比較して、生物活性のIL
−1のレベルを測定するために既述のIL−1胸線細胞
試験でテストされた。結果は第6図に示される。
IL−1のサンプルの活性と比較して、生物活性のIL
−1のレベルを測定するために既述のIL−1胸線細胞
試験でテストされた。結果は第6図に示される。
溶出液(eluate)は、胸線細胞がIL−1の最大に近い用
量で補足されているので、IL−1サンプルよりもはる
かに大きなIL−1活性を示した。これに対し、通過液
(flow thru)は、IL−1活性において劇的な減少を示
した。これは、IL−1活性を示す溶出液は、IL−1
及びたぶんIL−6を含有し、IL−1活性の減少した
通過液は、IL−1インヒビターを含有することを示し
た。
量で補足されているので、IL−1サンプルよりもはる
かに大きなIL−1活性を示した。これに対し、通過液
(flow thru)は、IL−1活性において劇的な減少を示
した。これは、IL−1活性を示す溶出液は、IL−1
及びたぶんIL−6を含有し、IL−1活性の減少した
通過液は、IL−1インヒビターを含有することを示し
た。
2.IL−1ラジオセレプター試験 通過液と溶出液のサンプルは両方ともに、実施例1で示
したIL−1ラジオレセプター(redioreceptor)試験を
行った。第7図に示すように、両フラクションはEL−
4.6細胞に結合した125IL−1αを置換することが
できるけれども、通過液は、溶出液よりも多くの置換を
示した。このことは、IL−1及びIL−1インヒビタ
ーの両方ともがIL−1レセプターに結合することを示
唆した。
したIL−1ラジオレセプター(redioreceptor)試験を
行った。第7図に示すように、両フラクションはEL−
4.6細胞に結合した125IL−1αを置換することが
できるけれども、通過液は、溶出液よりも多くの置換を
示した。このことは、IL−1及びIL−1インヒビタ
ーの両方ともがIL−1レセプターに結合することを示
唆した。
3.TNF試験 QAE−52の通過液中に存在するIL−1インヒビタ
ーの特異性を測定するために、通過液サンプルは、ネド
ウィン、ジー.イー.(Nedwin,G.E.)ら、腫瘍懐死因子
(tumor necrosis factor)α及びβの産生についてのイ
ンターロイキン2,インターフェロンガンマ及びマイト
ージェン(mitogen)の効果(Effect of interleukin 2,in
terferon gamma,and mitogens on the production of t
umor necrosis factorsαandβ)J. Immunology135:2492(1985)に
記載されているTNFバイオアッセイでテストされた。
ーの特異性を測定するために、通過液サンプルは、ネド
ウィン、ジー.イー.(Nedwin,G.E.)ら、腫瘍懐死因子
(tumor necrosis factor)α及びβの産生についてのイ
ンターロイキン2,インターフェロンガンマ及びマイト
ージェン(mitogen)の効果(Effect of interleukin 2,in
terferon gamma,and mitogens on the production of t
umor necrosis factorsαandβ)J. Immunology135:2492(1985)に
記載されているTNFバイオアッセイでテストされた。
この試験で、1ウェル(well)あたり5.0×104個の
L929繊維芽細胞が、1.0U/mのアクチノマイ
シンDの存在下平底微小滴定プレート(flat-bottomed m
icrotiter plates)に接種された。QAE−52の通過
液からの希釈サンプルが、最終量が、0.2mになる
ようにTHF−α(アムジェン(Amgen)から得た)の連
続希釈液とともに又はTNF−αの連続希釈液を伴なわ
ずに加えられた。6.0%CO2下37℃で24時間イ
ンキュベートした後に、単層(monolayer)が洗浄され
た。細胞の溶解(lysis)が、メタノールと水(1:4(V/V))
の混合溶媒中のクリスタルバイトレット(crystal viole
t)0.5%(W/V)溶液を加えることにより測定され、タ
イターテックマルチsuキャンELISAリーダー (Titertek multiscan ELISA reader)で570nmの吸光
度を測定することにより定量された。
L929繊維芽細胞が、1.0U/mのアクチノマイ
シンDの存在下平底微小滴定プレート(flat-bottomed m
icrotiter plates)に接種された。QAE−52の通過
液からの希釈サンプルが、最終量が、0.2mになる
ようにTHF−α(アムジェン(Amgen)から得た)の連
続希釈液とともに又はTNF−αの連続希釈液を伴なわ
ずに加えられた。6.0%CO2下37℃で24時間イ
ンキュベートした後に、単層(monolayer)が洗浄され
た。細胞の溶解(lysis)が、メタノールと水(1:4(V/V))
の混合溶媒中のクリスタルバイトレット(crystal viole
t)0.5%(W/V)溶液を加えることにより測定され、タ
イターテックマルチsuキャンELISAリーダー (Titertek multiscan ELISA reader)で570nmの吸光
度を測定することにより定量された。
第8図に示すように、培地と12.5%通過液に対応す
る曲線は事実上同一のパターンを示し、これは、QAE
−52通過液は、L929指標細胞を破壊するTHF−
αの活性は阻害も刺激もしないことを示している。この
ように、本研究は、IL−1インヒビターがIL−1に
特異的であり、THF活性に関し何ら効果を有しないこ
とを示している。
る曲線は事実上同一のパターンを示し、これは、QAE
−52通過液は、L929指標細胞を破壊するTHF−
αの活性は阻害も刺激もしないことを示している。この
ように、本研究は、IL−1インヒビターがIL−1に
特異的であり、THF活性に関し何ら効果を有しないこ
とを示している。
4.IL−2バイオアッセイ QAE通過液(flow thru)中のIL−1インヒビターの
特異性を測定するために、QAE通過液とQAE溶出液
の両者をギリス,エス.(Gillis,S.)ら、T細胞成長因
子の産生のパラメータ及び活性の定量微小試験(Tcell g
rowth factor parameters of production and a quanti
tative microassay for activity),J.Immuno
l.120:2027(1978)に記載されたIL−
2のバイオアッセイでテストされた。第9図に示すよう
に、通過液も溶出液もIL−2の活性は生じなかった。
両サンプルは、ほとんどまっすぐな水平線を示し、これ
は、IL−2の増殖も促進も阻害もしないことを示して
いる。
特異性を測定するために、QAE通過液とQAE溶出液
の両者をギリス,エス.(Gillis,S.)ら、T細胞成長因
子の産生のパラメータ及び活性の定量微小試験(Tcell g
rowth factor parameters of production and a quanti
tative microassay for activity),J.Immuno
l.120:2027(1978)に記載されたIL−
2のバイオアッセイでテストされた。第9図に示すよう
に、通過液も溶出液もIL−2の活性は生じなかった。
両サンプルは、ほとんどまっすぐな水平線を示し、これ
は、IL−2の増殖も促進も阻害もしないことを示して
いる。
B.IL−1インヒビターの精製 IL−1インヒビターが、酸及び熱には抵抗性であるが
トリプシン処理には抵抗性でないことを決定した後で、
IL−1インヒビターをC−4カラムの溶離液としてア
セトニトリルを用いた逆相−HPLCで更に精製した。
トリプシン処理には抵抗性でないことを決定した後で、
IL−1インヒビターをC−4カラムの溶離液としてア
セトニトリルを用いた逆相−HPLCで更に精製した。
この精製において、通過液の集合中の物質は凍結乾燥さ
れ、10%(V/V)アセトニトリル/0.1%(V/V)トリフ
ルオロ酢酸/水に再懸濁され、逆相HPLCに接続され
たC−4カラム(ネストグループ(The Nest Group))へ
注入された。アセトニトリルのグラジェント (gradient)(60分間で25%−50%(V/V)、流速は
1.0m/minである)を適用し、フラクションを集
め、凍結乾燥し、対応するバッファー中に再懸濁させ
た。サンプルは、既述のIL−1胸線細胞試験、実施例
1で記載されたIL−1レセプター試験及び実施例2で
記載された胸線細胞試験でテストされた。
れ、10%(V/V)アセトニトリル/0.1%(V/V)トリフ
ルオロ酢酸/水に再懸濁され、逆相HPLCに接続され
たC−4カラム(ネストグループ(The Nest Group))へ
注入された。アセトニトリルのグラジェント (gradient)(60分間で25%−50%(V/V)、流速は
1.0m/minである)を適用し、フラクションを集
め、凍結乾燥し、対応するバッファー中に再懸濁させ
た。サンプルは、既述のIL−1胸線細胞試験、実施例
1で記載されたIL−1レセプター試験及び実施例2で
記載された胸線細胞試験でテストされた。
第10図に示すように、IL−1バイオアッセイ(直
線)で測定されたIL−1阻害のピーク活性は、フラク
ション33〜38で見出された。それらのフラクション
は約37%のアセトニトリルに対応する。追加のIL−
1ラジオレセプター結合試験は、これらのフラクション
(★線)だけがIL−1を置換できることを示した。同
様に、既述のConA及びIL−1で刺激されたIL−
1胸線細胞(thymocyte)試験において、これらのフラク
ションだけが胸線細胞の増殖(三角形の線)を阻害でき
た。このように、M−CSFにより刺激されたIL−1
インヒビターは逆相HPLCで分離できる。
線)で測定されたIL−1阻害のピーク活性は、フラク
ション33〜38で見出された。それらのフラクション
は約37%のアセトニトリルに対応する。追加のIL−
1ラジオレセプター結合試験は、これらのフラクション
(★線)だけがIL−1を置換できることを示した。同
様に、既述のConA及びIL−1で刺激されたIL−
1胸線細胞(thymocyte)試験において、これらのフラク
ションだけが胸線細胞の増殖(三角形の線)を阻害でき
た。このように、M−CSFにより刺激されたIL−1
インヒビターは逆相HPLCで分離できる。
以下、本発明で使用するM−CSF誘導体の製造例を示
す参考例及びそれらの抗アレルギー作用を示す実施例を
挙げて、本発明の抗アレルギー剤について更に詳細に説
明する。
す参考例及びそれらの抗アレルギー作用を示す実施例を
挙げて、本発明の抗アレルギー剤について更に詳細に説
明する。
ここで得られるM−CSF誘導体は次のように定義す
る。即ち、該M−CSF誘導体はエシュリヒア コリ
(E.coli)をホストとして前記式(1)の3位Valから
153位Thrまでのアミノ酸を含む発現ベクターによっ
て産生されたものであり、これを′E.cole [3-153]M-CS
F′と呼び、同様に3位Valから213位Proまでのアミ
ノ酸配列を含む発現ベクターにて産生されたものを“E.
coli[3-214]M-CSF′と呼ぶ。
る。即ち、該M−CSF誘導体はエシュリヒア コリ
(E.coli)をホストとして前記式(1)の3位Valから
153位Thrまでのアミノ酸を含む発現ベクターによっ
て産生されたものであり、これを′E.cole [3-153]M-CS
F′と呼び、同様に3位Valから213位Proまでのアミ
ノ酸配列を含む発現ベクターにて産生されたものを“E.
coli[3-214]M-CSF′と呼ぶ。
更に、エシュリヒア コリ(E.coli)をホストとして
式(1)の4位Serから153位Thrまでのアミノ酸配列
を含む発現ベクターにて産生されたものを“E.coli[4-2
14]M-CSF′と呼ぶ。
式(1)の4位Serから153位Thrまでのアミノ酸配列
を含む発現ベクターにて産生されたものを“E.coli[4-2
14]M-CSF′と呼ぶ。
また、参考例1で得られる、CHO細胞をホストとし
て、32個のアミノ酸配列よりなるシグナルペプチド及
び522個のアミノ酸配列よりなるヒト成熟M−CSF
誘導体は“CHO〔−32−522〕M−CSF”と呼
ぶ。
て、32個のアミノ酸配列よりなるシグナルペプチド及
び522個のアミノ酸配列よりなるヒト成熟M−CSF
誘導体は“CHO〔−32−522〕M−CSF”と呼
ぶ。
尚、下記例で得られる試料のCSF活性は以下の方法に
より測定されるものとする。
より測定されるものとする。
<CSFの活性測定法> 牛胎児血清(FCS)20m、α−培地30m及び
2倍濃度α−培地20mを混和して得られる溶液を3
7℃にて保温し、その23.3mを予め50℃に保温
した1%寒天(ディフコ社製)溶液10mと混合して
37℃に保温する。
2倍濃度α−培地20mを混和して得られる溶液を3
7℃にて保温し、その23.3mを予め50℃に保温
した1%寒天(ディフコ社製)溶液10mと混合して
37℃に保温する。
一方BALB/c系マウス大腿骨より採取した骨髄細胞
(BMC)を、ハンクス液で2回洗浄後、α−培地にて
細胞濃度が107個/mとなるように調製し、その1
mを上記37℃に保温してある寒天培地に加え、よく
混和後、37℃に保温し、次にその0.5mを、予め
50μの供試試料を入れたウェル(ティッシュカルチ
ャークラスター12、コスター製)に加えて手早く混和
して室温に放置する。各ウェルの寒天が固化するのを待
って炭酸ガスインキュベーターに移し、更に37℃で7
日間培養する。
(BMC)を、ハンクス液で2回洗浄後、α−培地にて
細胞濃度が107個/mとなるように調製し、その1
mを上記37℃に保温してある寒天培地に加え、よく
混和後、37℃に保温し、次にその0.5mを、予め
50μの供試試料を入れたウェル(ティッシュカルチ
ャークラスター12、コスター製)に加えて手早く混和
して室温に放置する。各ウェルの寒天が固化するのを待
って炭酸ガスインキュベーターに移し、更に37℃で7
日間培養する。
かくして生じたコロニー数を実体顕微鏡を用いて計測
し、CSF活性の指標とする。またCSF活性の単位
(U/m)は、上記コロニー数より、次式(a)に従っ
て算出した値を用いた。
し、CSF活性の指標とする。またCSF活性の単位
(U/m)は、上記コロニー数より、次式(a)に従っ
て算出した値を用いた。
CSF活性単位(U/m)= (コロニー数)×(希釈倍率)÷1.5(a) 尚、上記で生じるコロニーは、形態学的及び酵素化学的
観察の結果、殆んどすべてがマクロファージコロニーで
あった。
観察の結果、殆んどすべてがマクロファージコロニーで
あった。
参考例1 CHO[−32−522]M−CSFの製造 1%FCS含有OPTI−MEM(ギブコ社製)中にて
マイクロキャリー培養したCHO細胞クローンNo.2,
3−8〔特開平1−104176号公報参照〕の培養上
清液を用いて、以下の精製工程により目的の均質なCH
O[−32−522]M−CSFを得た。尚、以下の工
程において目的蛋白はウエスタンブロッティング法に従
い検出した。該ウエスタンブロッティングは、バイオラ
ッド社のトランスブロットセルを用いて行ない、トウン
スファーされたニトロセルロース膜を1%スキンミルク
含有PBS−にてブロッキング後、M−CSFに対する
ウサギ抗血清と反応させ、更にパーオキシダーゼ標識ヤ
ギ抗ウサギ抗体(バイオラッド社製)を反応させた。M
−CSFのバンドの検出は、かくして得られたニトロセ
ルロース膜と発色基質である4−クロロ−1−ナフトー
ル液とを反応させることにより行なった。
マイクロキャリー培養したCHO細胞クローンNo.2,
3−8〔特開平1−104176号公報参照〕の培養上
清液を用いて、以下の精製工程により目的の均質なCH
O[−32−522]M−CSFを得た。尚、以下の工
程において目的蛋白はウエスタンブロッティング法に従
い検出した。該ウエスタンブロッティングは、バイオラ
ッド社のトランスブロットセルを用いて行ない、トウン
スファーされたニトロセルロース膜を1%スキンミルク
含有PBS−にてブロッキング後、M−CSFに対する
ウサギ抗血清と反応させ、更にパーオキシダーゼ標識ヤ
ギ抗ウサギ抗体(バイオラッド社製)を反応させた。M
−CSFのバンドの検出は、かくして得られたニトロセ
ルロース膜と発色基質である4−クロロ−1−ナフトー
ル液とを反応させることにより行なった。
(1)ConA−セファロースクロマトグラフィー 上記CHO細胞培養上清液69.3を限外過濃縮し
て得られた濃縮液842m中の650mを出発物質
として、硫安分画法にて35%〜65%飽和硫安沈殿画
分を得た後、蒸留水にて溶解し(1120m)サンプ
ルとした。
て得られた濃縮液842m中の650mを出発物質
として、硫安分画法にて35%〜65%飽和硫安沈殿画
分を得た後、蒸留水にて溶解し(1120m)サンプ
ルとした。
一方、約500mのConA−セファロースゲルを充填し
たカラム(5×25cm)を0.15M NaCl含有2
0mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)にて平衡化
した後、上記サンプル溶液をアプライし、同緩衝液にて
充分に洗浄後、0.5Mメチル−α−D−マンノシドを
含む同緩衝液にて溶出を行なった。全溶出液をYM−1
0膜を用いた限外過により濃縮後、20mMリン酸ナ
トリウム緩衝液(pH7.4)に緩衝液を交換した後、以
下の条件で7回に分けて陰イオン交換高速液体クロマト
グラフィーに供した。
たカラム(5×25cm)を0.15M NaCl含有2
0mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)にて平衡化
した後、上記サンプル溶液をアプライし、同緩衝液にて
充分に洗浄後、0.5Mメチル−α−D−マンノシドを
含む同緩衝液にて溶出を行なった。全溶出液をYM−1
0膜を用いた限外過により濃縮後、20mMリン酸ナ
トリウム緩衝液(pH7.4)に緩衝液を交換した後、以
下の条件で7回に分けて陰イオン交換高速液体クロマト
グラフィーに供した。
(2)陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー カラム:TSKゲルDEAE−5PW (21.5mmID×15cm、トーソー社製) 溶出液A:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶出液B:1.0M NaCl含有40mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 10 95 30 100 100 110 100 115 0 130 0 上記溶出の結果、目的のM−CSFはフラクションNo.
26〜38(0.18〜0.25MNaCl)に溶出さ
れた。該活性画分をプールした後、限外過にて濃縮
(YM−10膜使用)し、以下の精製を行なった。
4) 溶出液B:1.0M NaCl含有40mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 10 95 30 100 100 110 100 115 0 130 0 上記溶出の結果、目的のM−CSFはフラクションNo.
26〜38(0.18〜0.25MNaCl)に溶出さ
れた。該活性画分をプールした後、限外過にて濃縮
(YM−10膜使用)し、以下の精製を行なった。
(3)ゲル過高速液体クロマトグラフィー 上記(2)で得た濃縮サンプルを5回に分けて以下の条件
でゲル過高速液体クロマトグラフィーを行なった。
でゲル過高速液体クロマトグラフィーを行なった。
カラム:TSKゲルG3000SWG (21.5mmID×60cm、トーソー社製) 溶離液:0.3M NaCl含有50mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 上記ゲル過高速液体クロマトグラフィーの結果、M−
CSFはフラクションNo.20〜27にかけて検出され
たが、その中のフラクションNo.24〜27をプールし
た後、限外過濃縮し、以下の精製に供した。
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 上記ゲル過高速液体クロマトグラフィーの結果、M−
CSFはフラクションNo.20〜27にかけて検出され
たが、その中のフラクションNo.24〜27をプールし
た後、限外過濃縮し、以下の精製に供した。
(4)TSKゲルEther−5PW高速液体クロマトグラフィ
ー 上記(3)で得た濃縮サンプル12mを8回に分けて以
下の条件で精製した。
ー 上記(3)で得た濃縮サンプル12mを8回に分けて以
下の条件で精製した。
尚、上記濃縮液はカラム注入前に等量の80%飽和硫安
含有20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)と混
合した後、クロマトグラフィーに供した。
含有20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)と混
合した後、クロマトグラフィーに供した。
カラム:TSKゲルEther−5PW (7.5mmID×75mm、トーソー社製) 溶離液A:20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶離液B:40%飽和硫安含有20mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 流 速:1.0m/分 フラクション容積:2m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 100 5 100 65 0 80 0 85 100 100 100 上記クロマトグラフィーの結果、M−CSFはフラクシ
ョンNo.15〜18(22%〜17%飽和硫安濃度)に
検出されたが、之等のフラクションについてフラクショ
ン毎にプールした後、それぞれのプールについて3〜4
回に分けて逆相高速液体クロマトグラフィーを行なっ
た。
4) 溶離液B:40%飽和硫安含有20mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 流 速:1.0m/分 フラクション容積:2m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 100 5 100 65 0 80 0 85 100 100 100 上記クロマトグラフィーの結果、M−CSFはフラクシ
ョンNo.15〜18(22%〜17%飽和硫安濃度)に
検出されたが、之等のフラクションについてフラクショ
ン毎にプールした後、それぞれのプールについて3〜4
回に分けて逆相高速液体クロマトグラフィーを行なっ
た。
(5)TSKゲルフェニル−5PWRP逆相高速液体クロ
マトグラフィー カラム:TSKゲルフェニル−5PWRP (7.5mmID×75mm、トーソー社製) 溶離液A:0.1%TFA 溶離液B:n−プロパノール:1%TFA(9:1) 流 速:0.8m/分 フラクション容積:1.6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 10 25 50 45 60 100 70 100 75 0 95 0 上記クロマトグラフィーの結果、M−CSFは用いるサ
ンプルの相違により、また実験により多少変動したが、
フラクションNo.5〜8(32%〜34%n−プロパノ
ール)の間の連続する2本のフラクションに検出され
た。
マトグラフィー カラム:TSKゲルフェニル−5PWRP (7.5mmID×75mm、トーソー社製) 溶離液A:0.1%TFA 溶離液B:n−プロパノール:1%TFA(9:1) 流 速:0.8m/分 フラクション容積:1.6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 10 25 50 45 60 100 70 100 75 0 95 0 上記クロマトグラフィーの結果、M−CSFは用いるサ
ンプルの相違により、また実験により多少変動したが、
フラクションNo.5〜8(32%〜34%n−プロパノ
ール)の間の連続する2本のフラクションに検出され
た。
尚、分画は予めチューブ当り200mの0.8Mリン
酸二ナトリウムをいれたチューブにて行なった。M−C
SF画分はコンセントレーター(トミー精工社製)にて
各チューブ毎に遠心濃縮乾固した後、チューブ当り50
0μの蒸留水を用いて溶解し実験に供した。
酸二ナトリウムをいれたチューブにて行なった。M−C
SF画分はコンセントレーター(トミー精工社製)にて
各チューブ毎に遠心濃縮乾固した後、チューブ当り50
0μの蒸留水を用いて溶解し実験に供した。
(6)CHO[−32−522]M−CSFのSDS−P
AGE レムリの方法〔Laemmli,U.K.,Nature,277680(1970)〕に
従い、上記(5)で得られたCHO[−32−522]M
−CSFを、レムリのサンプルバッファー[2−メルカ
プトエタノールを含むもの(2−ME+及び含まないも
の(2−ME+)の両者]のそれぞれと混合した後、9
5℃で10分間加熱処理後、ミニスラブゲル(ゲル濃度
12%)を用いてSDS−PAGEを行なった。分子量
マーカーとしてはプレステインドマーカー(バイオラッ
ド社製)を用い、染色はシルバーステイン(和光純薬社
製)にて行なった。
AGE レムリの方法〔Laemmli,U.K.,Nature,277680(1970)〕に
従い、上記(5)で得られたCHO[−32−522]M
−CSFを、レムリのサンプルバッファー[2−メルカ
プトエタノールを含むもの(2−ME+及び含まないも
の(2−ME+)の両者]のそれぞれと混合した後、9
5℃で10分間加熱処理後、ミニスラブゲル(ゲル濃度
12%)を用いてSDS−PAGEを行なった。分子量
マーカーとしてはプレステインドマーカー(バイオラッ
ド社製)を用い、染色はシルバーステイン(和光純薬社
製)にて行なった。
その結果、非還元条件下(2−ME−状態)での分子量
は約85000を主成分として、62000〜1150
00にかけて、また還元条件(2−ME+状態)では4
3000を主成分として39000〜46000にかけ
て、それぞれスメアーしたバンドとして検出された。
は約85000を主成分として、62000〜1150
00にかけて、また還元条件(2−ME+状態)では4
3000を主成分として39000〜46000にかけ
て、それぞれスメアーしたバンドとして検出された。
(7)CHO[−32−522]M−CSFのN末端域ア
ミノ酸配列 (5)で得られたCHO[−32−522]M−CSFの
N末端域アミノ酸配列を、気相シークエンサー(アプラ
イドバイオシステムズ社製)を用いて決定した。
ミノ酸配列 (5)で得られたCHO[−32−522]M−CSFの
N末端域アミノ酸配列を、気相シークエンサー(アプラ
イドバイオシステムズ社製)を用いて決定した。
その結果、N端10個のアミノ酸配列として次の配列が
確認された。尚、サイクル7におけるアミノ酸(X′)
は同定し得ず、遺伝子構造からCysであると推定し
た。
確認された。尚、サイクル7におけるアミノ酸(X′)
は同定し得ず、遺伝子構造からCysであると推定し
た。
Glu-Glu-Val-Ser-Glu-Tyr-X′-Ser-His Met- 参考例2 プラスミドp trp IL-2X M-CSF101の作製 プラスミドpcDM-CSF11-185[M−CSF遺伝子(λcM
11cDNA、約2.5kb)を保有するプラスミドpcDM
-CSF11から作製した(特開平1−104176号公報参
照)]を、制限酵素Scal及びBamHlで消化してScal−Bam
HlDNA断片(約450bp)をアガロースゲル電気泳動
にて単離精製した。次いで得られたDNA断片のScal切
断端に、下記合成リンカー(A)をT4DNAリガーゼ
により連結させ、Scal切断端側に制限酵素Xbalの切断端
を有するXbal-BamHlDNA断片(約480bp)を得た。
11cDNA、約2.5kb)を保有するプラスミドpcDM
-CSF11から作製した(特開平1−104176号公報参
照)]を、制限酵素Scal及びBamHlで消化してScal−Bam
HlDNA断片(約450bp)をアガロースゲル電気泳動
にて単離精製した。次いで得られたDNA断片のScal切
断端に、下記合成リンカー(A)をT4DNAリガーゼ
により連結させ、Scal切断端側に制限酵素Xbalの切断端
を有するXbal-BamHlDNA断片(約480bp)を得た。
合成リンカー(A): かくして得られたDNA断片を、ヒトIL−2発現プラ
スミドp trp IL-2DB△(特開昭63−12958号公報
参照)のXbal、BamHI切断部位に挿入して、所望のプラ
スミドp trp IL-2X-M-CSF101を得た。
スミドp trp IL-2DB△(特開昭63−12958号公報
参照)のXbal、BamHI切断部位に挿入して、所望のプラ
スミドp trp IL-2X-M-CSF101を得た。
該プラスミドをエシェリヒア・コリHB101株にトランス
フォームさせた形質転換体は、「Escherichia coli HB1
01/ptrp IL-2X-CSF101」なる名称で、1988年12月
26日に工業技術院微生物工業技術研究所に微工研条寄
第2226号(E.coli[3-153]FERMBP−2226)
として寄託された。
フォームさせた形質転換体は、「Escherichia coli HB1
01/ptrp IL-2X-CSF101」なる名称で、1988年12月
26日に工業技術院微生物工業技術研究所に微工研条寄
第2226号(E.coli[3-153]FERMBP−2226)
として寄託された。
E.coli [3-153]−M−CSFの分離、精製 (1)大腸菌からのM−CSF画分の調製 上記で得たプラスミドPtrp IL-2X-M-CSF101を保持す
る大腸菌SG21058株1.5g(湿重量)に0.5
ショ糖を含む50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)5
0mを加え、充分に攪拌した。次にリゾチーム2mg/
mを6m、続けて0.14M EDTA4mを加
え、4℃で15分間攪拌処理し、次に10000回転/
分で20分間遠心分離を行なった。
る大腸菌SG21058株1.5g(湿重量)に0.5
ショ糖を含む50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)5
0mを加え、充分に攪拌した。次にリゾチーム2mg/
mを6m、続けて0.14M EDTA4mを加
え、4℃で15分間攪拌処理し、次に10000回転/
分で20分間遠心分離を行なった。
上清はすて、沈渣を同緩衝液(0.5Mショ糖を含む5
0mMトリス塩酸、pH7.0)にて洗浄し、同じく10
000回転/分で20分間遠心操作を行なって、沈渣と
してスフェロプラストを得た。次いでこれに50mMト
リス塩酸(pH7.0)50mを加えて懸濁させ、超音
波処理を20KHz、10分間行ない、その後10000
回転/分で20分間遠心分離し、同緩衝液(50mMト
リス塩酸、pH7.0)にて洗浄後、同条件で再度遠心分
離を行なって、沈渣としてM−CSF画分を得た。
0mMトリス塩酸、pH7.0)にて洗浄し、同じく10
000回転/分で20分間遠心操作を行なって、沈渣と
してスフェロプラストを得た。次いでこれに50mMト
リス塩酸(pH7.0)50mを加えて懸濁させ、超音
波処理を20KHz、10分間行ない、その後10000
回転/分で20分間遠心分離し、同緩衝液(50mMト
リス塩酸、pH7.0)にて洗浄後、同条件で再度遠心分
離を行なって、沈渣としてM−CSF画分を得た。
(2)M−CSF画分からM−CSFの再構成 上記(1)の操作により得られたM−CSF画分に7.
0M塩酸グアニジンを含む50mMトリス塩酸(pH7.
0)100mを加え、4℃で1時間スターラーにて攪
拌して溶解させた。この溶解液を、予め10mMトリス
塩酸(pH8.5)300mに入ったビーカー(スター
ラーにて攪拌)中に徐々に滴下し、滴下終了後、10m
Mトリス塩酸(pH8.5)に対して4℃で充分に透析を
行ない、その後、10000回転/分で20分間遠心分
離を行ない、沈澱を除去して上清を得た。
0M塩酸グアニジンを含む50mMトリス塩酸(pH7.
0)100mを加え、4℃で1時間スターラーにて攪
拌して溶解させた。この溶解液を、予め10mMトリス
塩酸(pH8.5)300mに入ったビーカー(スター
ラーにて攪拌)中に徐々に滴下し、滴下終了後、10m
Mトリス塩酸(pH8.5)に対して4℃で充分に透析を
行ない、その後、10000回転/分で20分間遠心分
離を行ない、沈澱を除去して上清を得た。
かくして得られた上清中には、再構成したM−CSFが
存在している。
存在している。
(3)M−CSFの精製 上記(2)で得たM−CSFの精製を以下の通り行なっ
た。
た。
(3−1)ゲル過高速液体クロマトグラフィー 上記(2)で得た遠心上清を限外過器(アミコン社
製、メンブラン:YM−10膜、アミコン社製)を用い
て濃縮し、濃縮後を0.45μmミリポア−フィルター
に通した後、以下の条件で、ゲル過高速液体クロマト
グラフィーを行なった。
製、メンブラン:YM−10膜、アミコン社製)を用い
て濃縮し、濃縮後を0.45μmミリポア−フィルター
に通した後、以下の条件で、ゲル過高速液体クロマト
グラフィーを行なった。
カラム:TSKゲルG3000SW(60cm×21.5
mmI.D.、トーソー社 製) 溶出液:0.3M NaCl含有50mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH6.8) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/分 上記において、ゲル過HPLC用標準蛋白(オリエン
タル酵母社製)の各溶出位置、即ちグルタメート・デハ
イドロゲナーゼ(分子量290000)、ラクテート・
デハイドロゲナーゼ(分子量142000)、エノラー
ゼ(分子量67000)及びアデニレート・キナーゼ
(分子量32000)から判断してM−CSFの分子量
32000と推定された。
mmI.D.、トーソー社 製) 溶出液:0.3M NaCl含有50mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH6.8) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/分 上記において、ゲル過HPLC用標準蛋白(オリエン
タル酵母社製)の各溶出位置、即ちグルタメート・デハ
イドロゲナーゼ(分子量290000)、ラクテート・
デハイドロゲナーゼ(分子量142000)、エノラー
ゼ(分子量67000)及びアデニレート・キナーゼ
(分子量32000)から判断してM−CSFの分子量
32000と推定された。
上記活性部分を分取し、上記限外過器にて40mMホ
ウ酸ナトリウム(pH8.0)に対して溶媒交換を行なっ
た。
ウ酸ナトリウム(pH8.0)に対して溶媒交換を行なっ
た。
(3−2)TSKゲルDEAE−5PWイオン交換高速液体
クロマトグラフィー 上記(3−1)で得た活性溶出画分を、以下の条件でTSK
ゲルDEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーにかけた。
クロマトグラフィー 上記(3−1)で得た活性溶出画分を、以下の条件でTSK
ゲルDEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーにかけた。
カラム:TSKゲルDEAE−5PW (7.5mmI.D.×75mm、トーソー社製) 溶離液A:5%メタノール含有40mMホウ酸ナトリウ
ム緩衝液(pH8.0) 溶離液B:1.0M NaCl及び5%メタノール含有
40mMホウ酸ナトリウム緩衝液(pH8.0) 流 速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配: 時間(分) B% 0 0 7 0 42 30 47 100 52 100 57 0 62 0 上記TSKゲルDEAE−5PWイオン交換高速液体ク
ロマトグラフィーの結果(溶出パターン)より、フラク
ションNo.42〜43(0.23〜0.25MNaCl
濃度)に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピ
ークを集めることにより、大腸菌から精製M−CSF
(E.coli[3-153]M-CSF)を得た。
ム緩衝液(pH8.0) 溶離液B:1.0M NaCl及び5%メタノール含有
40mMホウ酸ナトリウム緩衝液(pH8.0) 流 速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配: 時間(分) B% 0 0 7 0 42 30 47 100 52 100 57 0 62 0 上記TSKゲルDEAE−5PWイオン交換高速液体ク
ロマトグラフィーの結果(溶出パターン)より、フラク
ションNo.42〜43(0.23〜0.25MNaCl
濃度)に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピ
ークを集めることにより、大腸菌から精製M−CSF
(E.coli[3-153]M-CSF)を得た。
参考例3 CHO〔−32−522〕M−CSFの製造 参考例1と同様にCHO細胞を培養することにより得ら
れた培養上清液の濃縮液930mを硫安分画して25
〜65%の飽和硫安沈殿画分を得た後、蒸留水にて溶解
し(1180m)、以下の方法により精製を行った。
尚、M−CSFの検出は参考例1と同様、ウエスタンブ
ロッティングにより行った。
れた培養上清液の濃縮液930mを硫安分画して25
〜65%の飽和硫安沈殿画分を得た後、蒸留水にて溶解
し(1180m)、以下の方法により精製を行った。
尚、M−CSFの検出は参考例1と同様、ウエスタンブ
ロッティングにより行った。
(1)Con−Aセファロースクロマトグラフィー 約500mのConA−セファロースゲルを充填したカラ
ム(5×25cm)を0.15MNaCl含有20mMリン
酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)にて平衡化した後、上
記溶解後をアプライし、同緩衝液にて充分に洗浄後、
0.5Mメチル−α−D−マンノシドを含む同緩衝液に
て溶出を行った。全溶出液をYM−10膜を用いた限外
過により濃縮後、20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH
7.4)に緩衝液を交換した後(40m)、5回に分
けて陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーに供し
た。
ム(5×25cm)を0.15MNaCl含有20mMリン
酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)にて平衡化した後、上
記溶解後をアプライし、同緩衝液にて充分に洗浄後、
0.5Mメチル−α−D−マンノシドを含む同緩衝液に
て溶出を行った。全溶出液をYM−10膜を用いた限外
過により濃縮後、20mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH
7.4)に緩衝液を交換した後(40m)、5回に分
けて陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーに供し
た。
(2)陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー カラム:TSKゲルDEAE−5PW (21.5mmID×15cm、トーソー社製) 溶出液A:40mMリン酸ナトリウム緩衝液 (pH7.4) 溶出液B:1.0M NaCl含有40mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 10 95 30 100 100 110 100 115 0 130 0 M−CSFは溶出フラクションのNo.26〜43にかけ
て検出されたが、主たるM−CSF画分であるフラクシ
ョンNo.30〜39をプールし限外過濃縮(YM−1
0膜使用)した後(15m)、4回に分けて以下の精
製を行った。
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:6m/チューブ/2分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 10 95 30 100 100 110 100 115 0 130 0 M−CSFは溶出フラクションのNo.26〜43にかけ
て検出されたが、主たるM−CSF画分であるフラクシ
ョンNo.30〜39をプールし限外過濃縮(YM−1
0膜使用)した後(15m)、4回に分けて以下の精
製を行った。
(3)TSKゲル フェニル−5PWRP逆相高速流体
クロマトグラフィー カラム:TSKゲルフェニル−5PWRP (21.5mmID×15cm、トーソー社製) 溶出液A:0.1% TFA 溶出液B:n−プロパノール:1.0% TFA (9:1) 流 速:3m/分 フラクション容器:1.5m/チューブ/0.5分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 20 100 45 120 100 130 100 140 0 180 0 上記溶出フラクション中のM−CSF画分をプールした
後、限外過にて濃縮(YM−10膜使用)し、更にセ
ントリコン30(アミコン社製)にて濃縮した後(1m
)、3回に分けてゲル過高速液体クロマトグラフィ
ーを行った。
クロマトグラフィー カラム:TSKゲルフェニル−5PWRP (21.5mmID×15cm、トーソー社製) 溶出液A:0.1% TFA 溶出液B:n−プロパノール:1.0% TFA (9:1) 流 速:3m/分 フラクション容器:1.5m/チューブ/0.5分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 10 0 20 20 100 45 120 100 130 100 140 0 180 0 上記溶出フラクション中のM−CSF画分をプールした
後、限外過にて濃縮(YM−10膜使用)し、更にセ
ントリコン30(アミコン社製)にて濃縮した後(1m
)、3回に分けてゲル過高速液体クロマトグラフィ
ーを行った。
(4)ゲル過高速液体クロマトグラフィー カラム:スーパーローズ12 HR 10/30 10mmID×30cm、PharmaciaLKB社製) 溶出液:0.3M NaCl含有20mMリン酸 ナトリウム緩衝液(pH7.4) 流 速:0.8m/チューブ/分 上記クロマトグラフィーの結果、M−CSFはフラクシ
ョンNo.15〜17にかけて溶出されたが、その中のフ
ラクションNo.16をプールして実験に供した。(5.
6mg,比活性:3.8×107単位/mg蛋白)。
ョンNo.15〜17にかけて溶出されたが、その中のフ
ラクションNo.16をプールして実験に供した。(5.
6mg,比活性:3.8×107単位/mg蛋白)。
参考例4 M−CSF誘導体(E.coli[3-153]-M-CSF)の改良分離、
精製 (1)大腸菌からのM−CSF画分の調製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF101を保持する大腸菌SG
21058株7.5g(湿重量)に、50mMトリス塩
酸緩衝液(pH7.0)1.0mを加えて充分に攪拌し
た。次にリゾチーム4mg/mをbm及びEDTAを
最終濃度が10mMとなるように加え、4℃で15分間
攪拌処理し、超音波処理(20KHz、10分間、200
W)を行ない、更に10000×g/分で20分間遠心
分離を行ない沈渣を得た。これを更に洗浄用緩衝液(2
%トリトンX100を含む50mMトリス塩酸、pH7.
0)にて洗浄後、同条件で再度遠心分離を行ない、この
操作を2回繰返して、M−CSF画分(沈渣)を得た。
精製 (1)大腸菌からのM−CSF画分の調製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF101を保持する大腸菌SG
21058株7.5g(湿重量)に、50mMトリス塩
酸緩衝液(pH7.0)1.0mを加えて充分に攪拌し
た。次にリゾチーム4mg/mをbm及びEDTAを
最終濃度が10mMとなるように加え、4℃で15分間
攪拌処理し、超音波処理(20KHz、10分間、200
W)を行ない、更に10000×g/分で20分間遠心
分離を行ない沈渣を得た。これを更に洗浄用緩衝液(2
%トリトンX100を含む50mMトリス塩酸、pH7.
0)にて洗浄後、同条件で再度遠心分離を行ない、この
操作を2回繰返して、M−CSF画分(沈渣)を得た。
(2)M−CSF画分からM−CSFの再構成 上記(1)で得たM−CSF画分に、7M塩酸グアニジ
ン及び25mM2−メルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.0)20mを加え、室温
で4時間以上攪拌して溶解させた。この溶解液を予め
0.5mM還元型グルタチオン、0.1mM酸化型グル
タチオン及び2M尿素を含む50mMトリス塩酸緩衝液
(pH8.5)2000mの入ったビーカー(スターラ
ーにて攪拌)中に徐々に滴下し、その後、4℃にて2日
間以上放置した。次に溶液を10000×g/分で30
分間遠心分離を行ない、沈澱を除去して上清を得た。
ン及び25mM2−メルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.0)20mを加え、室温
で4時間以上攪拌して溶解させた。この溶解液を予め
0.5mM還元型グルタチオン、0.1mM酸化型グル
タチオン及び2M尿素を含む50mMトリス塩酸緩衝液
(pH8.5)2000mの入ったビーカー(スターラ
ーにて攪拌)中に徐々に滴下し、その後、4℃にて2日
間以上放置した。次に溶液を10000×g/分で30
分間遠心分離を行ない、沈澱を除去して上清を得た。
かくして得られた上清中には、再構成したM−CSFが
存在している。
存在している。
(3)M−CSFの精製 上記(2)で得た遠心上清を以下の通り精製した。
(3−1)イオン交換クロマトグラフィーによる濃縮 予め50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5)で平衡化し
ておいたQAE−ゼータ・プレップ100(ファルマシ
ア−LBK社製)に上記(2)で得た再構成液をかけ、
次に上記緩衝液で充分洗浄後、0.5M NaClを含
む上記緩衝液にてM−CSF画分の溶出を行なった。
ておいたQAE−ゼータ・プレップ100(ファルマシ
ア−LBK社製)に上記(2)で得た再構成液をかけ、
次に上記緩衝液で充分洗浄後、0.5M NaClを含
む上記緩衝液にてM−CSF画分の溶出を行なった。
(3−2)疎水性高速流体クロマトグラフィー 上記で得られた画分に硫酸アンモニウムを30%飽和溶
液となるように加え、10000×g/分で20分間遠
心分離し、沈殿を除去して上清を得た。この上清を0.
45μmミリポアーフィルターに通した後、以下の条件
で疎水性高速液体クロマトグラフィーを行なった。
液となるように加え、10000×g/分で20分間遠
心分離し、沈殿を除去して上清を得た。この上清を0.
45μmミリポアーフィルターに通した後、以下の条件
で疎水性高速液体クロマトグラフィーを行なった。
カラム:TSKゲルフェニル5PW(21.5mmID×1
50mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有40mMリン酸ナトリウム
緩衝液(pH7.4) 溶出液B:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:3.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 47 100 52 100 57 0 上記の結果、M−CSF活性は硫安濃度6〜3%の画分
に溶出された。該活性部分を分取し、限外過器にて4
0mMリン酸ナトリウム(pH7.4)に対して溶媒交換
を行なった。
50mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有40mMリン酸ナトリウム
緩衝液(pH7.4) 溶出液B:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:3.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 47 100 52 100 57 0 上記の結果、M−CSF活性は硫安濃度6〜3%の画分
に溶出された。該活性部分を分取し、限外過器にて4
0mMリン酸ナトリウム(pH7.4)に対して溶媒交換
を行なった。
(3−3)陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー 上記(3−2)で得た画分を、以下の条件で陰イオン交換高
速液体クロマトグラフィーにかけた。
速液体クロマトグラフィーにかけた。
カラム:TSKゲルDEAE−5PW(21.5mmID×
150mm、トーソー社製) 溶離液A:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4) 溶離液B:1.0M NaCl含有40mリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:3.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 43 30 48 100 53 100 58 0 上記陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーの結果
(溶出パターン)より、フラクションNo.35及び36
(0.28〜0.29M NaCl濃度)に認められる
ピークがM−CSFに相当し、該ピークを集めて、精製
された本発明ヒトM−CSF誘導体(E.coli[3-153]-M-C
SF)を得た。
150mm、トーソー社製) 溶離液A:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4) 溶離液B:1.0M NaCl含有40mリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH7.4) 流 速:3.0m/分 フラクション容積:3.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 43 30 48 100 53 100 58 0 上記陰イオン交換高速液体クロマトグラフィーの結果
(溶出パターン)より、フラクションNo.35及び36
(0.28〜0.29M NaCl濃度)に認められる
ピークがM−CSFに相当し、該ピークを集めて、精製
された本発明ヒトM−CSF誘導体(E.coli[3-153]-M-C
SF)を得た。
参考例5 p trp IL-2X-M-CSF 201の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 101を制限酵素BstEllとS
alIで切断し、IL−2及びM−CSFDNA部分を含
む4.7kbのDNA断片(I)を得た。
alIで切断し、IL−2及びM−CSFDNA部分を含
む4.7kbのDNA断片(I)を得た。
一方、プラスミドpcDM-CSF11を制限酵素EcoRIで切断
後、切断部分をDNAポリメラーゼIのクレノー断片を
用いて平滑末端とした後、SalIリンカー(5′−pGGTCGAC
COH3′)(ニューイングランドバイオラボ社製)を連
結させた。これを制限酵素SalI及びBstEIIで切断して、
約1.1KbのBstEII-SallDNA断片(II)を得た。
後、切断部分をDNAポリメラーゼIのクレノー断片を
用いて平滑末端とした後、SalIリンカー(5′−pGGTCGAC
COH3′)(ニューイングランドバイオラボ社製)を連
結させた。これを制限酵素SalI及びBstEIIで切断して、
約1.1KbのBstEII-SallDNA断片(II)を得た。
上記DNA断片(I)と(II)とをT4DNAリガーゼ
で連結し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形
質転換して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201
を有する大腸菌HB101を得た。
で連結し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形
質転換して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201
を有する大腸菌HB101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内
に、2種のポリプペチドがコードされている。その一つ
は翻訳開始のメチオニン、ヒトIL−2アミノ末端側6
0アミノ酸及び合成DNAリンカーにコードされる4−
アミノ酸からなる65アミノ酸のポリペプチドであり、
他の一つは翻訳開始のMetと式(1)で表わされるアミ
ノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から522位アミノ酸(Va
l)までの520アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体から
なるポリペプチドである。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内
に、2種のポリプペチドがコードされている。その一つ
は翻訳開始のメチオニン、ヒトIL−2アミノ末端側6
0アミノ酸及び合成DNAリンカーにコードされる4−
アミノ酸からなる65アミノ酸のポリペプチドであり、
他の一つは翻訳開始のMetと式(1)で表わされるアミ
ノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から522位アミノ酸(Va
l)までの520アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体から
なるポリペプチドである。
かかる2・シストロン(two-cistron)発現システムにお
いて、セカンドシストロン(2nd cistron)の翻訳は、合
成DNAリンカーに置かれた第2のSD配列にリボソー
ムが結合することにより開始される。
いて、セカンドシストロン(2nd cistron)の翻訳は、合
成DNAリンカーに置かれた第2のSD配列にリボソー
ムが結合することにより開始される。
(2) p trp IL-2X-M-CSF 202の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201を制限酵素NcolとSal
Iで切断して、約4.8kbのNcol-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデキシヌクレオ
チド[5′−CATGGCCTGATAAG-3′と5′−TCGACTTATCAG
GC-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、こ
れを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 202を有する大腸菌H
B101を得た。
Iで切断して、約4.8kbのNcol-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデキシヌクレオ
チド[5′−CATGGCCTGATAAG-3′と5′−TCGACTTATCAG
GC-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、こ
れを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 202を有する大腸菌H
B101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 202は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から184位アミノ酸
(Ala)までの182アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体
からなるポリペプチドをコードしている。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から184位アミノ酸
(Ala)までの182アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体
からなるポリペプチドをコードしている。
(3) p trp IL-2X-M-CSF 203の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201を制限酵素BamHIとSa
lIで切断して、約4.9kbのBamHI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデキシヌクレオ
チド[5′−GATCCATGATAAG-3′と5′−TCGACTTATCATG
-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、これ
を大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換して、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 203を有する大腸菌H
B101を得た。
lIで切断して、約4.9kbのBamHI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデキシヌクレオ
チド[5′−GATCCATGATAAG-3′と5′−TCGACTTATCATG
-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、これ
を大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換して、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 203を有する大腸菌H
B101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 203は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から214位アミノ酸
(Pro)までの212アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体
からなるポリペプチドをコードしている。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から214位アミノ酸
(Pro)までの212アミノ酸とのヒトM・CSF誘導体
からなるポリペプチドをコードしている。
上記プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 203を保有する大腸
菌HB101株は「Escherichia coli HB 101/ptrplL-2X-M-C
SF203」なる表示で、平成1年10月18日に工業技術
院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第11053号
(FERM P−11053)として寄託され、その後
平成3年5月7日に国際寄託に移管されされ、微工研条
寄第3383号(FERM BP−3383)として寄
託された。
菌HB101株は「Escherichia coli HB 101/ptrplL-2X-M-C
SF203」なる表示で、平成1年10月18日に工業技術
院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第11053号
(FERM P−11053)として寄託され、その後
平成3年5月7日に国際寄託に移管されされ、微工研条
寄第3383号(FERM BP−3383)として寄
託された。
(4) p trp IL-2X-M-CSF 204の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201を制限酵素SmaIとSal
Iで切断して、約5.0kbのSmaI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−GGGTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCACCC-
3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、これ
を大腸菌HB101のコンピセントセルに形質転換して、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 204を有する大腸菌H
B101を得た。
Iで切断して、約5.0kbのSmaI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−GGGTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCACCC-
3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、これ
を大腸菌HB101のコンピセントセルに形質転換して、所
望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 204を有する大腸菌H
B101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 204は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から258位アミノ酸
(Gly)までの256アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から258位アミノ酸
(Gly)までの256アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
(5)p trp IL-2X-M-CSF 205の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201を制限酵素SphIとSal
Iで切断して、約5.1kbのSPhI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−CAGTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCACTGC
ATG-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、
これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し
て、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 205を有する
大腸菌HB101を得た。
Iで切断して、約5.1kbのSPhI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−CAGTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCACTGC
ATG-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結し、
これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し
て、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 205を有する
大腸菌HB101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 205は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から302位アミノ酸
(Gln)までの300アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から302位アミノ酸
(Gln)までの300アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
(6)p trp IL-2X-M-CSF 206の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 201を制限酵素kpnIとSal
Iで切断して、約5.2kbのKpnI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−CGCCTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCAGGC
GGTAC-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結
し、これを大腸菌HB101のコンピセントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 206を有す
る大腸菌HB101を得た。
Iで切断して、約5.2kbのKpnI-SalIDNA断片を得
た。このDNA断片の両端を合成オリゴデオキシヌクレ
オチド[5′−CGCCTGATAAG-3′と5′-TCGACTTATCAGGC
GGTAC-3′]を用いてT4DNAリガーゼにより連結
し、これを大腸菌HB101のコンピセントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 206を有す
る大腸菌HB101を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 206は、大腸菌
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から334位アミノ酸
(Ala)までの332アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
トリプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内の
セカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式(1)のア
ミノ酸配列の3位アミノ酸(Val)から334位アミノ酸
(Ala)までの332アミノ酸とのM・CSF誘導体から
なるポリペプチドをコードしている。
(7) M−CSF誘導体の発現 上記(1)〜(6)で得た各プラスミドを、大腸菌SG210
58株〔J.Bacteriol.,164,1124-1135(1985)〕に形質転
換法により導入して、形質転換体[夫々E.COLI SG21058
/p trp IL-2X-M-CSF 201、E.coli SG21058/p trp-IL-2X
-M-CSF 202、E.coli SG21058/p trp-IL-2X-M-CSF 203、
E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 204、E.coli SG210
58/p trp-IL-2X-M-CSF 205及びE.coli SG21058/p trp-I
L-2X-M-CSF 206と命名する]を得た。
58株〔J.Bacteriol.,164,1124-1135(1985)〕に形質転
換法により導入して、形質転換体[夫々E.COLI SG21058
/p trp IL-2X-M-CSF 201、E.coli SG21058/p trp-IL-2X
-M-CSF 202、E.coli SG21058/p trp-IL-2X-M-CSF 203、
E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 204、E.coli SG210
58/p trp-IL-2X-M-CSF 205及びE.coli SG21058/p trp-I
L-2X-M-CSF 206と命名する]を得た。
之等の形質転換体を、50μg/mのアンピシリンを
含むLB培地(T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambro
ok,Molecular Cloning,A Laboratiry Manual,P440 (1
982),Cold Spring Harbor Laboratory)中で、37℃で
一晩培養後、その培養液0.5mを、1%カザミノ
酸、5μg/m塩酸チアミン、20μg/mL−シ
ステイン及び50μg/mアンピシリンを加え、グル
コース濃度を0.4%に調整したM9培地(同上文献参
照)50mに添加し、37℃で8時間振盪培養後、遠
心(5000rpm)して菌体を回収し、生産された蛋白
質をSDS−PAGEおよびウエスタンブロッティング
法により解析した。
含むLB培地(T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambro
ok,Molecular Cloning,A Laboratiry Manual,P440 (1
982),Cold Spring Harbor Laboratory)中で、37℃で
一晩培養後、その培養液0.5mを、1%カザミノ
酸、5μg/m塩酸チアミン、20μg/mL−シ
ステイン及び50μg/mアンピシリンを加え、グル
コース濃度を0.4%に調整したM9培地(同上文献参
照)50mに添加し、37℃で8時間振盪培養後、遠
心(5000rpm)して菌体を回収し、生産された蛋白
質をSDS−PAGEおよびウエスタンブロッティング
法により解析した。
ウエスタンブロッティングは、バイオラッド社のトラナ
スブロットセルを用いて行ない、トランスファーされた
ニトロセルロース膜を1%牛血清アルブミン含有PBS
−にてブロッキング後、M−CSFに対するウサギ抗血
清と反応させ、更にパーオキシダーゼ標識ヤギ抗ウサギ
抗体(バイオラッド社製)を反応させた。M−CSFの
バンドの検出は、かくして得られたニトロセルロース膜
と発色基質である4−クロロ−1−ナフトール液とを反
応させることにより行なった。
スブロットセルを用いて行ない、トランスファーされた
ニトロセルロース膜を1%牛血清アルブミン含有PBS
−にてブロッキング後、M−CSFに対するウサギ抗血
清と反応させ、更にパーオキシダーゼ標識ヤギ抗ウサギ
抗体(バイオラッド社製)を反応させた。M−CSFの
バンドの検出は、かくして得られたニトロセルロース膜
と発色基質である4−クロロ−1−ナフトール液とを反
応させることにより行なった。
その結果、セカンドシストロンにコードされているM−
CSFは、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 202、E.c
oli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 203、E.coli SG21058/p
trp IL-2X-M-CSF 204、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-
CSF 205及びE.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 206に
おいて、夫々予想される分子量の位置に検出された。
CSFは、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 202、E.c
oli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 203、E.coli SG21058/p
trp IL-2X-M-CSF 204、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-
CSF 205及びE.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 206に
おいて、夫々予想される分子量の位置に検出された。
(8)M−CSF誘導体(E.coli[3-214]-M-CSF)の分離、
精製 上記(3)で得たプラスミドP trp IL-2X-M-CSF 203を保持
する大腸菌SG21058株10g(湿重量)に、50
mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)を加え全量を10
0mとし、充分に攪拌した。次にリゾチーム6mg/m
を4m、続けて0.14M EDTA8mを加
え、4℃で15分間攪拌処理後、超音波処理(200K
Hz、2分間、200W)を行ない、更に10000回
転/分で20分間遠心分離を行なった。得られた沈渣を
2%トリトンX−100を含む50mMトリス塩酸緩衝
液(pH7.0)にて充分洗浄後、同条件で再度遠心分
離を行なって、沈渣としてM−CSF画分を得た。
精製 上記(3)で得たプラスミドP trp IL-2X-M-CSF 203を保持
する大腸菌SG21058株10g(湿重量)に、50
mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)を加え全量を10
0mとし、充分に攪拌した。次にリゾチーム6mg/m
を4m、続けて0.14M EDTA8mを加
え、4℃で15分間攪拌処理後、超音波処理(200K
Hz、2分間、200W)を行ない、更に10000回
転/分で20分間遠心分離を行なった。得られた沈渣を
2%トリトンX−100を含む50mMトリス塩酸緩衝
液(pH7.0)にて充分洗浄後、同条件で再度遠心分
離を行なって、沈渣としてM−CSF画分を得た。
かくして得られたM−CSF画分に、7.0M塩酸グア
ニジン及び50mMメルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸(pH7.0)20mを加え、室温で4
時間攪拌して蛋白質を還元、変性及び溶解させた。この
溶解液0.5mM還元型グルタチオン、0.1mM酸化
型グルタチオン及び2M尿素を含む50mMトリス塩酸
(pH8.5)2000mの入ったビーカ−(スター
ラーにて攪拌)中に徐々に滴下して100倍に希釈し
た。滴下終了後、4℃にて2日間以上放置し、その後、
3000回転/分で30分間遠心分離を行ない、沈澱を
除去して上清2を得た。
ニジン及び50mMメルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸(pH7.0)20mを加え、室温で4
時間攪拌して蛋白質を還元、変性及び溶解させた。この
溶解液0.5mM還元型グルタチオン、0.1mM酸化
型グルタチオン及び2M尿素を含む50mMトリス塩酸
(pH8.5)2000mの入ったビーカ−(スター
ラーにて攪拌)中に徐々に滴下して100倍に希釈し
た。滴下終了後、4℃にて2日間以上放置し、その後、
3000回転/分で30分間遠心分離を行ない、沈澱を
除去して上清2を得た。
かくして得られた上清中には、再構成したM−CSFが
存在している。
存在している。
上記で得た遠心上清の内の1を、限外過器(アルミ
コン社製、YM−10膜(アミコン社製)使用)を用い
て濃縮し、濃縮液を10000回転/分で20分間遠心
分離し、沈澱を除去して上清を得た。この上清に更に硫
酸アンモニウム(硫安)を30%飽和となる量で加え、
再度同様に遠心分離し、以下の条件で疏水性相互作用ク
ロマトグラフィーを行なった。
コン社製、YM−10膜(アミコン社製)使用)を用い
て濃縮し、濃縮液を10000回転/分で20分間遠心
分離し、沈澱を除去して上清を得た。この上清に更に硫
酸アンモニウム(硫安)を30%飽和となる量で加え、
再度同様に遠心分離し、以下の条件で疏水性相互作用ク
ロマトグラフィーを行なった。
カラム:TSKゲルフェニル5PW(7.5mmID×75
mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有50mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 溶出液B:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 40 100 45 100 50 0 60 0 上記の結果、M−CSF活性はフラクションNo.40〜
42(8〜6%飽和硫安濃度)の画分に溶出された。該
活性部分を分取し、上記限外過器にて50mMリン酸
ナトリウム(pH7.4)に対して溶媒交換を行ない、
以下の条件でDEAE−5PWイオン交換高速液体クロ
マトグラフィーを行なった。
mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有50mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 溶出液B:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 40 100 45 100 50 0 60 0 上記の結果、M−CSF活性はフラクションNo.40〜
42(8〜6%飽和硫安濃度)の画分に溶出された。該
活性部分を分取し、上記限外過器にて50mMリン酸
ナトリウム(pH7.4)に対して溶媒交換を行ない、
以下の条件でDEAE−5PWイオン交換高速液体クロ
マトグラフィーを行なった。
カラム:DEAE−5PW(7.5mmI.D.×75mm、ト
ーソー社製) 溶離液A:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶離液B:1.0M NaCl含有50mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 42 30 47 100 52 100 57 0 62 0 上記DEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーの結果(溶出パターン)より、フラクションNo.
31及び32(0.18〜0.20M NaCl濃度)
に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピークを
集めて、本発明ヒトM−CSF誘導体を得た。
ーソー社製) 溶離液A:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶離液B:1.0M NaCl含有50mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 42 30 47 100 52 100 57 0 62 0 上記DEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーの結果(溶出パターン)より、フラクションNo.
31及び32(0.18〜0.20M NaCl濃度)
に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピークを
集めて、本発明ヒトM−CSF誘導体を得た。
上記各精製工程での本発明ヒトM−CSF誘導体の活
性、蛋白質、比活性及び精製度を求めた結果を下記第5
表に示す。
性、蛋白質、比活性及び精製度を求めた結果を下記第5
表に示す。
(9)M−CSF誘導体(E.coli[3-214]-M-CSF)のSDS
−PAGE レムリの方法〔Laemmli,U.K.,Nature,277,680(197
0)〕に従い、上記精製サンプルをレムリのサンプルバッ
ファー[2−ME+及び2−ME−]の夫々に溶解し、
95℃で5分間加熱処理後、マイクロスラブゲルを用い
て電気泳動を行なった[装置:マリソル産業社製又は第
一化学薬品社製]。尚、分子量マーカーとしては、プレ
ステインドマーカー(バイオラッド社製)を用い、染色
はクマシーブリリアントブルーR−250によった。
−PAGE レムリの方法〔Laemmli,U.K.,Nature,277,680(197
0)〕に従い、上記精製サンプルをレムリのサンプルバッ
ファー[2−ME+及び2−ME−]の夫々に溶解し、
95℃で5分間加熱処理後、マイクロスラブゲルを用い
て電気泳動を行なった[装置:マリソル産業社製又は第
一化学薬品社製]。尚、分子量マーカーとしては、プレ
ステインドマーカー(バイオラッド社製)を用い、染色
はクマシーブリリアントブルーR−250によった。
その結果、E.coli[3-214]-M-CSFの分子量は、2−ME
−状態で約52500であり、2−ME+状態で約26
900であり、この位置に単一バンドとして泳動され
た。
−状態で約52500であり、2−ME+状態で約26
900であり、この位置に単一バンドとして泳動され
た。
参考例6 (1)プラスミドp trp IL-2X-M-CSF109の作製 プラスミドpcDM-CSF11-185[M−CSF遺伝子(λcM
11cDNA、約2.5kb)を保有するプラスミドpcDM
-CSF11から作製した(特開平1−104176号公報参
照)]を、制限酵素Scal及びBamHIで消化してScal−Bam
HI DNA断片(約450bp)をアガロースゲル電気泳
動にて単離精製した。
11cDNA、約2.5kb)を保有するプラスミドpcDM
-CSF11から作製した(特開平1−104176号公報参
照)]を、制限酵素Scal及びBamHIで消化してScal−Bam
HI DNA断片(約450bp)をアガロースゲル電気泳
動にて単離精製した。
次いで得られたDNA断片のScal切断端に下記合成リン
カー(B)をT4DNAリガーゼにより連絡させ、Scal
切断端側に制限酵素Xbalの切断端を有するXbal−BamHI
DNA断片(約480bp)を得た。
カー(B)をT4DNAリガーゼにより連絡させ、Scal
切断端側に制限酵素Xbalの切断端を有するXbal−BamHI
DNA断片(約480bp)を得た。
合成リンカー(B): かくして得られたDNA断片を、ヒトIL−2発現プラ
スミドp trp IL-2D8Δ(特開昭63−12958号公報
参照)のXbal、BamHl切断部位に挿入して、所望のプラ
スミドp trp IL-2X-M-CSF109を得た。
スミドp trp IL-2D8Δ(特開昭63−12958号公報
参照)のXbal、BamHl切断部位に挿入して、所望のプラ
スミドp trp IL-2X-M-CSF109を得た。
得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF109は、大腸菌ト
リプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内に、
2種のポリペプチドがコードされている。その一つは翻
訳開始のMet、ヒトIL−2アミノ末端側60アミノ酸
及び合成リンカーDNA配列により生じる4アミノ酸か
らなる65アミノ酸のポリペプチドであり、他の一つは
翻訳開始のMetと式(1)で表わされるアミノ酸配列の
4位アミノ酸(Ser)から153位アミノ酸(Thr)まで
の150アミノ酸とからなるポリペプチドである。
リプトファンプロモーター支配下の転写ユニット内に、
2種のポリペプチドがコードされている。その一つは翻
訳開始のMet、ヒトIL−2アミノ末端側60アミノ酸
及び合成リンカーDNA配列により生じる4アミノ酸か
らなる65アミノ酸のポリペプチドであり、他の一つは
翻訳開始のMetと式(1)で表わされるアミノ酸配列の
4位アミノ酸(Ser)から153位アミノ酸(Thr)まで
の150アミノ酸とからなるポリペプチドである。
(2)p trp IL-2X-M-CSF 402の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 109を制限酵素BstEIIとS
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 202を同様に制限
酵素BatEII及びScaIで切断して、約3.3kbのDNA断
片を得た。
酵素BatEII及びScaIで切断して、約3.3kbのDNA断
片を得た。
上記両DNA断片をT4DNAリガーゼを用いて連結
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 402を有す
る大腸菌HB101を得た。
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 402を有す
る大腸菌HB101を得た。
かくして得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 402
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetの式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から18
4位アミノ酸(Ala)までの181アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチをコードしている。
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetの式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から18
4位アミノ酸(Ala)までの181アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチをコードしている。
(3)p trp IL-2X-M-CSF 403の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 109を制限酵素BstEIIとS
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 203を同様に制限
酵素BstEIIとScaIで切断して、約3.4kbのDNA断片
を得た。
酵素BstEIIとScaIで切断して、約3.4kbのDNA断片
を得た。
上記両DNA断片をT4DNAリガーゼを用いて連結
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 403を有す
る大腸菌HB101を得た。
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 403を有す
る大腸菌HB101を得た。
かくして得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 403
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から21
4位アミノ酸(Pro)までの211アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から21
4位アミノ酸(Pro)までの211アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
(4)p trp IL-2X-M-CSF 404の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 109を制限酵素BstEIIとS
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 204を同様に制限
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.5kbのDNA断
片を得た。
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.5kbのDNA断
片を得た。
上記両DNA断片をT4DNAリガーゼを用いて連結
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 404を有す
る大腸菌HB101を得た。
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 404を有す
る大腸菌HB101を得た。
かくして得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 404
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から25
8位アミノ酸(Gly)までの255アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から25
8位アミノ酸(Gly)までの255アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
(5)プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 405の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 109を制限酵素BstEIIとS
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 205を同様に制限
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.6kbのDNA断
片を得た。
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.6kbのDNA断
片を得た。
上記両DNA断片をT4DNAリガーゼを用いて連結
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 405を有す
る大腸菌HB101を得た。
し、これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換
して、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 405を有す
る大腸菌HB101を得た。
かくして得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 405
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から30
2位アミノ酸(Glm)までの299アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から30
2位アミノ酸(Glm)までの299アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
(6)プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 406の作製 プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 109を制限酵素BstEIIとS
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
caIで切断して、約1.5kbのDNA断片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 206を同様に制限
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.6kbのDNA断
片を得た。
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.6kbのDNA断
片を得た。
一方、プラスミドp trp IL-2X-M-CSF 206を同様に制限
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.7kbのDNA断
片を得た。
酵素BstEII及びScaIで切断して、約3.7kbのDNA断
片を得た。
上記両DA断片をT4DNAリガーゼを用いて連結し、
これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し
て、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 406を有する
大腸菌HB101を得た。
これを大腸菌HB101のコンピテントセルに形質転換し
て、所望のプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 406を有する
大腸菌HB101を得た。
かくして得られたプラスミドp trp IL-2X-M-CSF 406
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から33
4位アミノ酸(Ala)までの311アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
は、大腸菌トリプトファンプロモーター支配下の転写ユ
ニット内のセカンドシストロンに、翻訳開始のMetと式
(1)のアミノ酸配列の4位アミノ酸(Ser)から33
4位アミノ酸(Ala)までの311アミノ酸とのヒトM
・CSF誘導体からなるポリペプチドをコードしてい
る。
(7)M−CSF誘導体の発現 上記(1)〜(6)で得た各プラスミドを、大腸菌SG210
58株〔J.Bacteriol.,164,1124-1135(1985)〕に形
質転換法により導入して、形質転換体[夫々E.coli SG2
1058/p trp IL-2X-M-CSF 109、E.coli SG21058/p trp I
L-2X-M-CSF 402、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 4
03、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 404、E.coli S
G21058/p trp IL-2X-M-CSF 405及びE.coli SG21058/p t
rp IL-2X-M-CSF 406と命名する]を得た。
58株〔J.Bacteriol.,164,1124-1135(1985)〕に形
質転換法により導入して、形質転換体[夫々E.coli SG2
1058/p trp IL-2X-M-CSF 109、E.coli SG21058/p trp I
L-2X-M-CSF 402、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 4
03、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 404、E.coli S
G21058/p trp IL-2X-M-CSF 405及びE.coli SG21058/p t
rp IL-2X-M-CSF 406と命名する]を得た。
之等の形質転換体を、50μg/mのアンピシリンを
含むLB培地(T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambro
ok,Molecular Cloning,A Laboratiry Manual,P440 (1
982),Cold Spring Harbor Laboratory)中で、37℃で
一晩培養後、その培養液0.5mを、1%カザミノ
酸、5μg/m塩酸チアミン、20μg/mL−シ
ステイン及び50μg/mアンピシリンを加え、グル
コース濃度を0.4%に調整したM9培地(同上文献参
照)50mに添加し、37℃で8時間振盪培養後、遠
心(5000rpm)して菌体を回収し、生産された蛋白
質を参考例5の(7)と同様にして、SDS−PAGE及
びウエスタンブロッティング法により解析した。
含むLB培地(T.Maniatis,E.F.Fritsch and J.Sambro
ok,Molecular Cloning,A Laboratiry Manual,P440 (1
982),Cold Spring Harbor Laboratory)中で、37℃で
一晩培養後、その培養液0.5mを、1%カザミノ
酸、5μg/m塩酸チアミン、20μg/mL−シ
ステイン及び50μg/mアンピシリンを加え、グル
コース濃度を0.4%に調整したM9培地(同上文献参
照)50mに添加し、37℃で8時間振盪培養後、遠
心(5000rpm)して菌体を回収し、生産された蛋白
質を参考例5の(7)と同様にして、SDS−PAGE及
びウエスタンブロッティング法により解析した。
その結果、セカンドシストロンにコードされていM−C
SFは、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 109、E.co
li SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 402、E.coli SG21058/p
trp IL-2X-M-CSF 403、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M
-CSF 404、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 405及び
E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 406において、夫々
予想される分子量の位置に検出された。
SFは、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 109、E.co
li SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 402、E.coli SG21058/p
trp IL-2X-M-CSF 403、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M
-CSF 404、E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 405及び
E.coli SG21058/p trp IL-2X-M-CSF 406において、夫々
予想される分子量の位置に検出された。
(8)M−CSF誘導体(E.coli[4-153]-M-CSF)の分離、
精製 (1)大腸菌からのM−CSF画分の調製 上記(1)で得たプラスミドP trp IL-2X-M-CSF 109を保持
する大腸菌SG21058株7.5g(湿重量)に、5
0mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)を加え全量を1
00mとし、充分に攪拌した。次にリゾチーム2mg/
mを6m、続けて0.14M EDTA4mを加
え、4℃で15分間攪拌処理し、超音波処理(20KH
z、10分間、200W)を行ない、更に10000回
転/分で20分間遠心分離を行ない沈渣を得た。これを
更に洗浄用緩衝液(2%トリトンX100を含む50m
Mトリス塩酸緩衝液pH7.0)にて洗浄後、同条件で
再度遠心分離を行ない、この操作を2回繰返して、M−
CSF画分(沈渣)を得た。
精製 (1)大腸菌からのM−CSF画分の調製 上記(1)で得たプラスミドP trp IL-2X-M-CSF 109を保持
する大腸菌SG21058株7.5g(湿重量)に、5
0mMトリス塩酸緩衝液(pH7.0)を加え全量を1
00mとし、充分に攪拌した。次にリゾチーム2mg/
mを6m、続けて0.14M EDTA4mを加
え、4℃で15分間攪拌処理し、超音波処理(20KH
z、10分間、200W)を行ない、更に10000回
転/分で20分間遠心分離を行ない沈渣を得た。これを
更に洗浄用緩衝液(2%トリトンX100を含む50m
Mトリス塩酸緩衝液pH7.0)にて洗浄後、同条件で
再度遠心分離を行ない、この操作を2回繰返して、M−
CSF画分(沈渣)を得た。
(2)M−CSF画分からM−CSFの再構成 上記(1)で得たM−CSF画分に、7M塩酸グアニジ
ン及び25mM2−メルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.0)20mを加え、室
温で4時間以上攪拌して蛋白質を還元、変性及び溶解さ
せた。この溶解液を予め0.5mM還元型グルタチオ
ン、0.1mM酸化型グルタチオン及び2M尿素を含む
50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5)2000m
の入ったビーカ−(スターラーにて攪拌)中に徐々に滴
下し、その後、4℃にて2日間以上放置した。次に溶液
を3500回転/分で30分間遠心分離を行ない、沈澱
を除去して上清を得た。
ン及び25mM2−メルカプトエタノールを含む50m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.0)20mを加え、室
温で4時間以上攪拌して蛋白質を還元、変性及び溶解さ
せた。この溶解液を予め0.5mM還元型グルタチオ
ン、0.1mM酸化型グルタチオン及び2M尿素を含む
50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5)2000m
の入ったビーカ−(スターラーにて攪拌)中に徐々に滴
下し、その後、4℃にて2日間以上放置した。次に溶液
を3500回転/分で30分間遠心分離を行ない、沈澱
を除去して上清を得た。
かくして得られた上清中には、再構成したM−CSFが
存在している。
存在している。
(3)M−CSFの精製 上記(2)で得た遠心上清を以下の通り精製した。
(3-1)疏水性高速液体クロマトグラフィー 上記遠心上清を限外過器(アミコン社製、メンブラ
ン:YM−10膜(アミコン社製)使用)を用いて濃縮
し、濃縮液に硫酸アンモニウムを30%飽和溶液となよ
うに加え、10000回転/分で20分間遠心分離し、
沈澱を除去して上清を得た。この上清を0.45μmミ
リポアーフィルターに通した後、2回に分けて以下の条
件で疏水性相互作用クロマトグラフィーを行なった。
ン:YM−10膜(アミコン社製)使用)を用いて濃縮
し、濃縮液に硫酸アンモニウムを30%飽和溶液となよ
うに加え、10000回転/分で20分間遠心分離し、
沈澱を除去して上清を得た。この上清を0.45μmミ
リポアーフィルターに通した後、2回に分けて以下の条
件で疏水性相互作用クロマトグラフィーを行なった。
カラム:TSKゲルフェニル5PW(7.5mmID×75
mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有40mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 溶出液B:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 40 100 45 100 50 0 上記の結果、M−CSF活性は硫安濃度11〜6%の画
分に溶出された。該活性部分を分取し、上記限外過器
にて40mMリン酸ナトリウム(pH7.4)に対して
溶媒交換を行なった。
mm、トーソー社製) 溶出液A:30%飽和硫安含有40mMリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH7.4) 溶出液B:40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 7 0 40 100 45 100 50 0 上記の結果、M−CSF活性は硫安濃度11〜6%の画
分に溶出された。該活性部分を分取し、上記限外過器
にて40mMリン酸ナトリウム(pH7.4)に対して
溶媒交換を行なった。
(3-2)陰イオン交換高速液体クロマトグラフィー 以下(3-1)で得た画分を4回に分けて、以下の条件でD
EAE−5PW陰イオン交換高速液体クロマトグラフィ
ーを行なった。
EAE−5PW陰イオン交換高速液体クロマトグラフィ
ーを行なった。
カラム:TSKゲルDEAE−5PW(7.5mmI.D.×
75mm、トーソー社製) 溶離液A:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶離液B:1.0M NaCl含有50mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 55 30 60 100 65 100 70 0 上記DEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーの結果(溶出パターン)より、フラクションNo.
41及び42(0.21〜0.22M NaCl濃度)
に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピークを
集めて、精製された本発明ヒトM−CSF誘導体(E.co
li[4-153]-M-CSF)を得た。
75mm、トーソー社製) 溶離液A:50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.
4) 溶離液B:1.0M NaCl含有50mMリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.4) 流速:1.0m/分 フラクション容積:1.0m/チューブ/分 濃度勾配 時間(分) B% 0 0 5 0 55 30 60 100 65 100 70 0 上記DEAE−5PWイオン交換高速液体クロマトグラ
フィーの結果(溶出パターン)より、フラクションNo.
41及び42(0.21〜0.22M NaCl濃度)
に認められるピークがM−CSFに相当し、該ピークを
集めて、精製された本発明ヒトM−CSF誘導体(E.co
li[4-153]-M-CSF)を得た。
(9)M−CSF誘導体(E.coli[4-153]-M-CSF)のN−末
端アミノ酸配列の決定 上記(8)の(3-2)で得られたM−CSF誘導体(E.coli[4
-153]-M-CSF)のN−末端アミノ酸配列を、気相シーク
エンサー(アプライド・バイオシステムズ社製)を用い
て決定した。
端アミノ酸配列の決定 上記(8)の(3-2)で得られたM−CSF誘導体(E.coli[4
-153]-M-CSF)のN−末端アミノ酸配列を、気相シーク
エンサー(アプライド・バイオシステムズ社製)を用い
て決定した。
その結果、Ser-Glu-Tyr-X′-Serの配列とMet-Ser-Glu-T
yr-X′-Serの配列とが、約7〜8対1の割合で認められ
た。
yr-X′-Serの配列とが、約7〜8対1の割合で認められ
た。
尚、上記配列中、アミノ酸(X′)は同定し得ず、遺伝
子構造からCysであると推定した。
子構造からCysであると推定した。
〈生物学的利用率〉 生物学的利用率は、投与された薬剤が有効に生体内で利
用されるか否かの指標となる。
用されるか否かの指標となる。
ここで、生物学的利用率は静注による血中半減期と皮下
注による血中半減期の積分値の比をもって表わす。
注による血中半減期の積分値の比をもって表わす。
血中半減期はRIAにより測定した。血中半減期の積分
値は、台形法によって求め、生物学的利用率は次式によ
り算出した。
値は、台形法によって求め、生物学的利用率は次式によ
り算出した。
生物学的利用率(%)=AUCsc/AUCiv×100 (1)血中半減期の測定 本発明にかかわるM−CSF誘導体(E.coli[3-153]-M-
CSF)及び参考例1で得たCHO[-32-522]-M-CSFのそれぞ
れをMSA(マウス血清アルブミン)含有生理食塩水
(30μg/m)にて20μg/mの濃度となるよ
うに希釈調整し、之等を1群4匹からなる各群マウス
(BALB/c雄性、7週齢)にて1匹当り0.25m
(200μg/kg)の量で静脈内(I.V.)投与した。
投与後、経時的に血中のM−CSF量をRIAにより求
めた。
CSF)及び参考例1で得たCHO[-32-522]-M-CSFのそれぞ
れをMSA(マウス血清アルブミン)含有生理食塩水
(30μg/m)にて20μg/mの濃度となるよ
うに希釈調整し、之等を1群4匹からなる各群マウス
(BALB/c雄性、7週齢)にて1匹当り0.25m
(200μg/kg)の量で静脈内(I.V.)投与した。
投与後、経時的に血中のM−CSF量をRIAにより求
めた。
該RIAによる血中半減期の測定は、次の方法により実
施した。即ち検体サンプル(血清)又は標準M−CSF
(参考例2で得た本発明に係わるM−CSF誘導体(E.
coli[3-153]-M-CSF)溶液100μ、Na125Iで標識
したM−CSF(上記標準M−CSFをヨードゲン法に
より125Iにて標識したもの)を100μ中に100
00cpm含む溶液、及び抗M−CSFウサギ血清(後記
する方法により得られるポリクローナル抗体OCT51
1を、0.1% BSA/PBS/0.05%チメロザ
ールで40000倍希釈したもの)200μの混合液
を、室温で20時間又は4℃で48時間放置して、抗原
抗体反応を行なわせ、反応終了後、標識M−CSFの結
合物と非結合物を2抗体法にて分離する。該分離はまず
0.1%BSA/PBS/0.05%チメロザールで4
00倍に希釈した正常ウサギ血清100μと、同様に
40倍に希釈した抗ウサギ1gG血清100μ、及び
200μのPBSに溶かした12.5%ポリエチレン
グリコールを加え、30分間4℃で反応させ、15分間
3000rpmで遠心分離し、デカンテーションして標識
M−CSFと抗体との結合物である沈渣を得る。沈渣は
ガンマーカウンターで1分間カウントして標準溶液から
スタンダードカーブを作成し、本発明に係わるM−CS
F誘導体を含有する検体サンプルにつき、上記操作を繰
り返して同様にして測定したカウント数を、上記スタン
ダードカーブ上にプロットして、該検体中のM−CSF
濃度を求める。
施した。即ち検体サンプル(血清)又は標準M−CSF
(参考例2で得た本発明に係わるM−CSF誘導体(E.
coli[3-153]-M-CSF)溶液100μ、Na125Iで標識
したM−CSF(上記標準M−CSFをヨードゲン法に
より125Iにて標識したもの)を100μ中に100
00cpm含む溶液、及び抗M−CSFウサギ血清(後記
する方法により得られるポリクローナル抗体OCT51
1を、0.1% BSA/PBS/0.05%チメロザ
ールで40000倍希釈したもの)200μの混合液
を、室温で20時間又は4℃で48時間放置して、抗原
抗体反応を行なわせ、反応終了後、標識M−CSFの結
合物と非結合物を2抗体法にて分離する。該分離はまず
0.1%BSA/PBS/0.05%チメロザールで4
00倍に希釈した正常ウサギ血清100μと、同様に
40倍に希釈した抗ウサギ1gG血清100μ、及び
200μのPBSに溶かした12.5%ポリエチレン
グリコールを加え、30分間4℃で反応させ、15分間
3000rpmで遠心分離し、デカンテーションして標識
M−CSFと抗体との結合物である沈渣を得る。沈渣は
ガンマーカウンターで1分間カウントして標準溶液から
スタンダードカーブを作成し、本発明に係わるM−CS
F誘導体を含有する検体サンプルにつき、上記操作を繰
り返して同様にして測定したカウント数を、上記スタン
ダードカーブ上にプロットして、該検体中のM−CSF
濃度を求める。
かくして得られた結果を下記第6表に示す。
上記第6表の結果より、CHO[-32-522]-M-CSF及びE.coli
[3-153]-M-CSFの生物学的利用率を求めと、以下の通り
となる。
[3-153]-M-CSFの生物学的利用率を求めと、以下の通り
となる。
CHO[-32-522]-M-CSF: (5876.6/85087.5)×100=6.63% E.coli[3-153]-M-CSF: (24519.9/20966.5)×100=116.95% E.coli[3-214]-M-CSF: (44602.0/267107.0)×100=16.70% 上記の通り、本発明に係わるM−CSF誘導体E.coli[3
-153]-M-CSFは、皮下投与による血中移行率が良好であ
り、皮下投与した際の生物学的利用率がCHO[-32-522]-M
-CSFより優れていることが示唆され、注射剤として皮下
投与されることが通常である抗アレルギー剤として特に
適していることが示唆されるものである。
-153]-M-CSFは、皮下投与による血中移行率が良好であ
り、皮下投与した際の生物学的利用率がCHO[-32-522]-M
-CSFより優れていることが示唆され、注射剤として皮下
投与されることが通常である抗アレルギー剤として特に
適していることが示唆されるものである。
尚上記RIAにおいて用いたM−CSFに対するポリク
ローナル抗体は次のような性質を有する。
ローナル抗体は次のような性質を有する。
1)上記で用いられるポリクローナ抗体は以下の方法に
より作製された。
より作製された。
ポリクローナル抗体の作製は、2.5kgから3.0kgの
雌のニュージランドホワイト種のウサギに、CHO[-32-52
2]-M-CSFの精製品(PBSに溶解)を一羽当り20μg
を等量のフロイントの完全アジュバンドと共にウサギの
皮内に多点免疫し、それ以降は同20μgをフロイント
の不完全フジュバントと共に1ケ月おきに免疫し、最初
の免疫に合わせて合計7回免疫した。免疫終了後、1週
間後にウサギより全採血して抗血清を得た。
雌のニュージランドホワイト種のウサギに、CHO[-32-52
2]-M-CSFの精製品(PBSに溶解)を一羽当り20μg
を等量のフロイントの完全アジュバンドと共にウサギの
皮内に多点免疫し、それ以降は同20μgをフロイント
の不完全フジュバントと共に1ケ月おきに免疫し、最初
の免疫に合わせて合計7回免疫した。免疫終了後、1週
間後にウサギより全採血して抗血清を得た。
得られた3種の抗体の内の一つを、「OCT511」と
命名し、−80℃で保存した。
命名し、−80℃で保存した。
2)M−CSF誘導体の血中半減期の測定に用いるポリ
クローナル抗体OCT511は以下の性質を有する。
クローナル抗体OCT511は以下の性質を有する。
抗体力価 CHO[-32-522]-M-CSFを、ヨードゲン法にて125Iを標識
してこの125I標識CHO[-32-522]-M-CSF10kcpmのうち
50%と結合できる抗血清の希釈倍率を抗体価とした。
してこの125I標識CHO[-32-522]-M-CSF10kcpmのうち
50%と結合できる抗血清の希釈倍率を抗体価とした。
その結果、OCT511の抗体力価は80000であっ
た。
た。
中和活性 マウスの骨髄細胞を使用したコロニーアッセイ法で中和
活性を求めたところ、OCT511の中和活性は、OC
T511 1m当りでCHO[-32-522]-M-CSFを1〜2×
106単位が中和できた。
活性を求めたところ、OCT511の中和活性は、OC
T511 1m当りでCHO[-32-522]-M-CSFを1〜2×
106単位が中和できた。
交差反応性 このOCT511はマウスのCSF(L-Cellの培養上
清)及びヒトのGM−CSF(アマシャム社)と全く交
差せず、更にヒトIL−1a(特開昭63−16489
9号公報参照)、IL−1β(特開昭63−15239
8号公報参照)、IL−2(アマシャム社)、TNF−
α(アマシャム社)にも全く交差しなかった。
清)及びヒトのGM−CSF(アマシャム社)と全く交
差せず、更にヒトIL−1a(特開昭63−16489
9号公報参照)、IL−1β(特開昭63−15239
8号公報参照)、IL−2(アマシャム社)、TNF−
α(アマシャム社)にも全く交差しなかった。
実施例5 細胞免疫能の検査法として広く用いられているマウスの
塩化ピクリル誘発遅延型過敏皮膚反応(PC−DTH)
に対するE.coli〔3−153〕M−CSFの効果につ
いて検討した。
塩化ピクリル誘発遅延型過敏皮膚反応(PC−DTH)
に対するE.coli〔3−153〕M−CSFの効果につ
いて検討した。
材料としては以下のものを使用した。
マウス:マウスは8週齢雄性のBALB/cマウス(S
L C)を1群5匹として使用した。
L C)を1群5匹として使用した。
抗原溶液:感作用抗原は、塩化ピクリル(PC)(半井
化学薬品)を0.5%(W/V)となるようにエタノール
に溶解し、チャレンジ用抗原は、塩化ピクリルを1%
(W/V)となるようにオリーブ油に溶解したものを用い
た。
化学薬品)を0.5%(W/V)となるようにエタノール
に溶解し、チャレンジ用抗原は、塩化ピクリルを1%
(W/V)となるようにオリーブ油に溶解したものを用い
た。
計測用機器:Dial thickness gauge(尾崎製作所)を使
用した。
用した。
感作方法 感作はマウスの耳への塗布により行なった。塗布方法は
田島らの方法〔田島滋、今井英子、伊東敬三、能瀬尚
志:マウスの塩化ピクリル誘発遅延型皮膚反応における
抗原の簡易な感作方法、医学のあゆみ、第122巻、第
4号、第240−242頁、1982年〕に従って行な
った。
田島らの方法〔田島滋、今井英子、伊東敬三、能瀬尚
志:マウスの塩化ピクリル誘発遅延型皮膚反応における
抗原の簡易な感作方法、医学のあゆみ、第122巻、第
4号、第240−242頁、1982年〕に従って行な
った。
即ち、マイクロピペットにて右耳の表裏に感作用抗原1
0μずつを塗布して感作した。感作後4日目に左耳の
厚さを測定し、これを反応前値とした。その後、上記チ
ャレンジ用抗原液を左耳の表裏に5μずつ塗布し、2
4時間後、左耳の厚さを測定して、反応前値との差(Δ
T)を耳の厚さの増加量とした。
0μずつを塗布して感作した。感作後4日目に左耳の
厚さを測定し、これを反応前値とした。その後、上記チ
ャレンジ用抗原液を左耳の表裏に5μずつ塗布し、2
4時間後、左耳の厚さを測定して、反応前値との差(Δ
T)を耳の厚さの増加量とした。
また、対照群に対する抑制率は次式によって求めること
ができる。
ができる。
抑制率(%)=〔1-(M-CSF投与群ΔT/対照群ΔT)×10
0) E.coli〔3−153〕M−CSFの投与方法は以下の
ようにして行なった。
0) E.coli〔3−153〕M−CSFの投与方法は以下の
ようにして行なった。
E.coli〔3−153〕M−CSFは、マウス1匹当り
10、100μg/kgとなるようにマウス血清フルブミ
ン(MSA)含有生理食塩水で調製し、皮下投与した。
その投与群は以下の通りである。
10、100μg/kgとなるようにマウス血清フルブミ
ン(MSA)含有生理食塩水で調製し、皮下投与した。
その投与群は以下の通りである。
また溶媒投与群(MSA30μg/m含有生理食塩
水)を対照群とした。該群は次の投与群No.1と同様と
した。
水)を対照群とした。該群は次の投与群No.1と同様と
した。
〈投与群〉 No.1:感作後投薬し、以後3日間連日投与し4日目に
チャレンジを行なった群。
チャレンジを行なった群。
No.2:感作後投薬し、以後3日間連日投与し4日目に
チャレンジを行ない、その後1回投与した群。
チャレンジを行ない、その後1回投与した群。
No.3:感作前3日間連日投与し、感作後投薬、更に3
日間連日投与し、4日目にチャレンジを行なった群。
日間連日投与し、4日目にチャレンジを行なった群。
No.4:感作前3日間連日投与して感作後投薬、更に3
日間連日投与し、4日目にチャレンジを行ない、その後
1回投与した群 結果を下記第7表に示す。
日間連日投与し、4日目にチャレンジを行ない、その後
1回投与した群 結果を下記第7表に示す。
本実施例の結果、どの投与群においてもDTHの誘導が
対照群により抑制された。
対照群により抑制された。
投与群1ではM−CSFを10、100μg/kg投与し
たものは、ともに同程度の抑制が見られ、投与群2及び
投与群3においてはむしろ10μg/kgにおいて100
μg/kgより強い抑制が認められた。投与群4において
は10、100μg/kg、ともに50%程度の抑制が認
められた。
たものは、ともに同程度の抑制が見られ、投与群2及び
投与群3においてはむしろ10μg/kgにおいて100
μg/kgより強い抑制が認められた。投与群4において
は10、100μg/kg、ともに50%程度の抑制が認
められた。
以下の結果より、M−CSFでのDTHの誘導は、前投
与後感作し、更に連投与を行ない、チャレンジし、その
後も一度投与した系において強い抑制があることが示唆
された。
与後感作し、更に連投与を行ない、チャレンジし、その
後も一度投与した系において強い抑制があることが示唆
された。
実施例6 マウスのPC−DTHに対するE.cole〔3−153〕
M−CSFの作用について、実施例5の方法を用い、そ
の投与タイミングを検討した。
M−CSFの作用について、実施例5の方法を用い、そ
の投与タイミングを検討した。
E.coli〔3−153〕M−CSFは、MSA含有生理
食塩水(30μgMSA/m)にて希釈後、1、1
0、100μg/kgとなるように、また溶媒投与群(M
SA含有生理食塩水)を対照群として、以下に示す投与
タイミングにて皮下投与した(SC)。
食塩水(30μgMSA/m)にて希釈後、1、1
0、100μg/kgとなるように、また溶媒投与群(M
SA含有生理食塩水)を対照群として、以下に示す投与
タイミングにて皮下投与した(SC)。
〈投与群〉 I感作後投薬し、4日目にチャレンジを行なった群 II感作後投薬し、以後2日間連続投与後、4日目にチャ
レンジを行なった群 III感作後投薬し、以後3日間連続投与し、4日目にチ
ャレンジ及び投与を行なった群 IV投与群IIIと同様であるが、投与を1日2回とした群 Vチャレンジ前無投与、チャレンジ時にのみチャレンジ
4時間前、チャレンジ時、チャレンジ4時間後の計3回
投与を行なった群 結果を第8表に示す。
レンジを行なった群 III感作後投薬し、以後3日間連続投与し、4日目にチ
ャレンジ及び投与を行なった群 IV投与群IIIと同様であるが、投与を1日2回とした群 Vチャレンジ前無投与、チャレンジ時にのみチャレンジ
4時間前、チャレンジ時、チャレンジ4時間後の計3回
投与を行なった群 結果を第8表に示す。
その結果、1次感作から2次感作までの4日間のうち、
3回もしくは5回、あるいは1日2回、5回投与したII
〜IV群において、10μg/kg以上の投与量において、
有意な抑制効果が認められた。また、DTH成立後投与
したV群においても有意の抑制効果が認められた。
3回もしくは5回、あるいは1日2回、5回投与したII
〜IV群において、10μg/kg以上の投与量において、
有意な抑制効果が認められた。また、DTH成立後投与
したV群においても有意の抑制効果が認められた。
実施例7 3種類のM−CSF、E.coli〔3−153〕M−CS
F、E.coli〔3−214〕M−CSF、CHO〔−3
2−522〕について、マウスのPC−DTH抑制作用
を検討した。
F、E.coli〔3−214〕M−CSF、CHO〔−3
2−522〕について、マウスのPC−DTH抑制作用
を検討した。
各M−CSFをMSA含有生理食塩水(30μg/m
)にて希釈調製後、1、10、100μg/kgで、皮
下(SC)及び静脈内(IV)投与した。
)にて希釈調製後、1、10、100μg/kgで、皮
下(SC)及び静脈内(IV)投与した。
投与タイミングは実施例6中の投与群IIIと同様、即
ち、感作後投薬し以後3日間連続投与後、4日間にチャ
レンジ及び投与することにより行なった。その他の方法
は実施例5、6と同様である。
ち、感作後投薬し以後3日間連続投与後、4日間にチャ
レンジ及び投与することにより行なった。その他の方法
は実施例5、6と同様である。
結果を第9表及び第10表に示す。
静脈内投与においては、CHO(−32−522)M−
CSF、E.coli〔3−214〕M−CSFでは、濃度
依存的な抑制傾向が認められ、100μg/kgで明らか
な抑制が認められた。E.coli〔3−153〕M−CS
Fでは低用量側(1μg/kg、10μg/kg)で抑制作
用が認められたものの、その程度は弱いものであった。
CSF、E.coli〔3−214〕M−CSFでは、濃度
依存的な抑制傾向が認められ、100μg/kgで明らか
な抑制が認められた。E.coli〔3−153〕M−CS
Fでは低用量側(1μg/kg、10μg/kg)で抑制作
用が認められたものの、その程度は弱いものであった。
皮下投与においては、3種のM−CSFとも抑制傾向が
認められたが、E.coli〔3−153〕M−CSFにの
み強い抑制が認められた。これらのことから、DTH抑
制反応はM−CSFに共通の作用であり、皮下投与にお
いてはE.coli〔3−153〕M−CSFが優れている
ことが明らかになった。この結果は皮下投与した際の生
物学的利用率の結果(第6表)と一致するものであり、
E.coli〔3−153〕M−CSFが特に皮下注射用M
−CSFとして優れた性質を有する誘導体であることが
強く示唆された。
認められたが、E.coli〔3−153〕M−CSFにの
み強い抑制が認められた。これらのことから、DTH抑
制反応はM−CSFに共通の作用であり、皮下投与にお
いてはE.coli〔3−153〕M−CSFが優れている
ことが明らかになった。この結果は皮下投与した際の生
物学的利用率の結果(第6表)と一致するものであり、
E.coli〔3−153〕M−CSFが特に皮下注射用M
−CSFとして優れた性質を有する誘導体であることが
強く示唆された。
本発明の他の実施例は、本明細書を考慮し、この中に開
示された発明を実施することから当業者には明らかであ
ろう。本明細書及び実施例は単なる例示として、特許請
求の範囲により示される本発明の真の範囲及び精神とと
もに考慮されるべきである。
示された発明を実施することから当業者には明らかであ
ろう。本明細書及び実施例は単なる例示として、特許請
求の範囲により示される本発明の真の範囲及び精神とと
もに考慮されるべきである。
Claims (8)
- 【請求項1】M−CSFを有効成分として含有すること
を特徴とする炎症性疾患およびアレルギーの治療剤。 - 【請求項2】前記M−CSFが組換えM−CSFである
請求の範囲第1項に記載の治療剤。 - 【請求項3】前記M−CSFが天然のM−CSFである
請求の範囲第1項に記載の治療剤。 - 【請求項4】前記M−CSFが、L929繊維芽細胞系
由来のものである請求の範囲第1項に記載の治療剤。 - 【請求項5】前記M−CSFが、下記式(1)の全アミ
ノ酸一次配列を有するか、または、下記式(1)の1位
Gluから5位Gluの領域のいずれかにN末端を有し、15
3位Thrから522位Valの領域のいずれかにC末端を有
し、且つN末端にMetを付加されることのあるアミノ酸
一次配列を有するM−CSFである請求の範囲第1項に
記載の治療剤: 式(1) 〔式中、XはTyr又はAspを示す。〕。 - 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の式(1)の3位
Valまたは4位Serから153位Thrまでのアミノ酸一次
配列又は3位Valまたは4位Serから214位Proまでの
アミノ酸一次配列を有するM−CSFを有効成分とする
請求の範囲第1項に記載の治療剤。 - 【請求項7】請求の範囲第5項に記載の式(1)の3位
Valまたは4位Serから153位Thrまでのアミノ酸一次
配列を有するM−CSFを有効成分とする請求の範囲第
1項に記載の治療剤。 - 【請求項8】請求の範囲第5項に記載の式(1)の3位
Valまたは4位Serから214位Proまでのアミノ酸一次
配列を有するM−CSFを有効成分とする請求の範囲第
1項に記載の治療剤。
Applications Claiming Priority (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP517,752 | 1989-12-13 | ||
| JP32351889 | 1989-12-13 | ||
| JP1-323518 | 1989-12-13 | ||
| US51775290A | 1990-05-02 | 1990-05-02 | |
| US517,752 | 1990-05-02 | ||
| AU77379/91A AU637909B2 (en) | 1989-12-13 | 1991-05-28 | Medical uses of m-csf |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO1991008754A1 JPWO1991008754A1 (ja) | 1991-12-05 |
| JPH0653673B2 true JPH0653673B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=27156236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3501353A Expired - Lifetime JPH0653673B2 (ja) | 1989-12-13 | 1990-12-12 | M―csfの医薬用途 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0456842B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0653673B2 (ja) |
| AU (1) | AU637909B2 (ja) |
| DE (1) | DE69026077T2 (ja) |
| DK (1) | DK0456842T3 (ja) |
| ES (1) | ES2086526T3 (ja) |
| WO (1) | WO1991008754A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0612529B1 (en) * | 1993-01-22 | 2000-04-05 | Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Therapeutic agent for NIDDM |
| EP0663211A4 (en) * | 1993-03-17 | 1997-07-09 | Otsuka Pharma Co Ltd | AGENT FOR PREVENTION AND TREATMENT OF DIGESTIVE APPARATUS MUCOUS DISORDERS. |
| KR100372006B1 (ko) * | 1993-10-06 | 2003-07-18 | 암겐 인코포레이티드 | 안정한단백질:인지질조성물및그의제조방법 |
| IT1276213B1 (it) * | 1995-10-06 | 1997-10-27 | Mendes Srl | Composizioni dermatologiche e cosmetiche atte all'applicazione topica, ad effetto modulante sulle ceramidi endogene dell'epidermide |
| WO1997045141A1 (en) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Sankyo Company, Limited | Remedy for autoimmune diseases |
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| JP6251516B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2017-12-20 | 株式会社ダイセル | 皮膚感作性物質の検出方法 |
| CN114252617A (zh) * | 2020-09-21 | 2022-03-29 | 张曼 | 尿液巨噬细胞集落刺激因子-1及其多肽片段在过敏性疾病中的应用 |
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|---|---|---|---|---|
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| AU625807B2 (en) * | 1987-09-22 | 1992-07-16 | Novartis Vaccines And Diagnostics, Inc. | Uses of recombinant colony stimulating factor-1 |
| US4961926A (en) * | 1987-11-19 | 1990-10-09 | Sloan-Kettering Institute For Cancer Research | Methods for prevention and treatment of mucositis with granulocyte colony stimulating factor |
| JPH0610137B2 (ja) * | 1988-02-29 | 1994-02-09 | 新技術事業団 | ヒト単球−マクロファージコロニー刺激因子を有効成分とする造血器疾患治療剤 |
| US5021239A (en) * | 1988-03-21 | 1991-06-04 | Genetics Institute, Inc. | Use of M-CSF to improve lipoprotein cholesterol profiles |
-
1990
- 1990-12-12 DK DK91900912.6T patent/DK0456842T3/da active
- 1990-12-12 WO PCT/JP1990/001629 patent/WO1991008754A1/ja not_active Ceased
- 1990-12-12 ES ES91900912T patent/ES2086526T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-12-12 JP JP3501353A patent/JPH0653673B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-12-12 EP EP91900912A patent/EP0456842B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-12-12 DE DE69026077T patent/DE69026077T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-05-28 AU AU77379/91A patent/AU637909B2/en not_active Ceased
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| ES2086526T3 (es) | 1996-07-01 |
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| AU637909B2 (en) | 1993-06-10 |
| DE69026077T2 (de) | 1996-10-17 |
| DE69026077D1 (de) | 1996-04-25 |
| DK0456842T3 (da) | 1996-04-15 |
| AU7737991A (en) | 1992-12-17 |
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