JPH0653690B2 - 芳香族炭化水素の核塩素化方法 - Google Patents

芳香族炭化水素の核塩素化方法

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JPH0653690B2
JPH0653690B2 JP63126025A JP12602588A JPH0653690B2 JP H0653690 B2 JPH0653690 B2 JP H0653690B2 JP 63126025 A JP63126025 A JP 63126025A JP 12602588 A JP12602588 A JP 12602588A JP H0653690 B2 JPH0653690 B2 JP H0653690B2
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフリーデル−クラフツ(Friedel-Crafts)触媒
の存在下及び液相中の共触媒の存在下での芳香族炭化水
素の核塩素化方法に関するものである。
ガス状塩素を用いて液相中の芳香族炭化水素例えばトル
エンを反応させて核置換された塩素誘導体を生成させる
ことは文献から公知である[ウルマンの工業化学の百科
辞典(Ullmanns Encyklopdie der technischen Chemi
e)、第4版、第9巻、499頁以下]。塩素化は一般
にフリーデル−クラフツ触媒例えば塩化鉄(III)、塩
化アンチモンまたは塩化アルミニウムの存在下で行う。
生じる塩素化生成物は通常モノ塩素化及びポリ塩素化さ
れた位置の異性体化合物の混合物である。かくて、例え
ば塩化鉄(III)で触媒されるトルエンの塩素化におい
てはモノクロロトルエン及びジクロロトルエンの混合物
が得られる。モノクロロトルエンフラクションにおける
主生成物はo−クロロトルエンである。またこのフラク
ションはp−クロロトルエン及び少量のm−クロロトル
エンを含む。
p−クロロアルキルベンゼン、殊に例えばp−クロロト
ルエンは有用な中間体生成物であるため、従来o−対p
−クロロアルキルベンゼンの比を減少させるように塩素
化を操作する試みが絶えず行われ、即ちp−クロロアル
キルベンゼンの生成を促進させる条件を見い出す試みが
なされてきた。
例えばトルエンの塩素化においてフリーデル−クラフツ
触媒に二価の硫黄を有する硫黄化合物を加えることによ
り1、2のo/p比を得ることができることが米国特許
第3,226,447号から公知である。この方法の欠
点はフリーデル−クラフツ触媒としてアンチモン塩を用
いる塩合にのみこの好適な比が得られることにある。更
に、実施例16によれば、用いる触媒成分の量が極めて
高い、即ち2つの成分の各々に対して1重量%であるこ
とも欠点である。他の欠点にはo/p比が1よりまだか
なり大きい、即ちp−化合物よりo−化合物がより多く
生じていることがある。フリーデル−クラフツ触媒また
は反応条件下でフリーデル−クラフツ触媒を生じさせる
化合物を用い、硫黄または硫黄化合物例えば硫黄ハロゲ
ン化物を添加してのトルエンの塩素化ドイツ国特許出願
公開第1,543,020号及び米国特許第4,03
1,144号に記載されている。これによりトルエンの
塩素化に対して1.03〜1.10のo/pの比が得ら
れる(例えば米国特許第4,031,144号の実施例
表参照)。例えばドイツ国特許出願公開第1,543,
020号の実施例9によれば用いる量はSCl
0.05重量%及びFeCl 0.10重量%であ
る。この方法の欠点はo/p比がまた不十分に高いこと
である。
フリーデル−クラフツ触媒を用い、チアントレンまたは
置換されたチアントレンを添加するトルエンの塩素化は
米国特許第4,031,147号、同第4,069,2
63号、同第4,069,264号及び同第4,25
0,122号から公知である。例えばトルエンの塩素化
で達成し得る好適なo/p比は約0.7である。しかし
ながら、この方法の欠点はこの好適な比がフリーデル−
クラフツ触媒としてアンチモン塩を用いることによる
か、または触媒として鉄塩を用いる場合に約0℃の極め
て低い反応温度でのみいずれかで達成されることである
(例えば米国特許第4,250,122号の実施例14
及び同第4,069,263号の実施例2〜4参照)。
この両方の状況は工業的に決定的に好ましくない。アン
チモン塩を用いる場合、チアントレンの共触媒効果は微
量の鉄により大きく阻害され、このものは例外的な経費
でのみ工業的に除去される(これに関しては米国特許第
4,024,198号参照)。加えて、反応は極めて発
熱的であるため、約0℃での熱の除去は極めて高価であ
る(かん水で冷却)。更に欠点はドイツ国特許出願公開
第3,023,437号に示されるようにチアントレン
は通常の反応条件下で至る所に存在する微量の水により
既に破壊され、かくてその活性が損失されることであ
る。
触媒系としてルイス酸及びフエノキサチインの存在下で
のトルエンの塩素化は米国特許第4,289,916
号、ヨーロッパ特許第0,063,394号及び同第
0,173,222号から公知である。達成し得るo/
p比はある場合に0.6である(ヨーロッパ特許第0,
173,222号の実施例1参照)。しかしながら、こ
こに欠点は工業的に極めて好ましくない塩化アンチモン
の使用及び0.29重量%の多量の共触媒の使用にある
(ヨーロッパ特許第0,173,222号の実施例1参
照)。塩化アンチモンの代りに塩化鉄(III)を用いる
場合、0.68のo/p比が得られるが(ヨーロッパ特
許第0,173,222号の実施例3参照)、このもの
はまた工業的には極めて好ましくない5℃の低い反応温
度でのみ得られる。工業的に有利な50℃の反応温度で
は本明細書の実験で示されるように(実施例40参照)
塩化鉄(III)の存在下でヨーロッパ特許第0,17
3,222号に記載のフエノキサチイン誘導体を用いて
のo/p比は0.88のみである。他の2つの特許(米
国特許第4,289,916号及びヨーロッパ特許第
0,063,384号)において、各々の場合に塩化鉄
(III)0.05重量%及びフエノキサチイン誘導体
0.05重量%の量を用いて35℃の反応温度で約0.
8の最も好ましいo/p比が最良な実施例として記載さ
れている。ここに塩化鉄(III)の代りに工業的にはよ
り好ましくない塩化アンチモンを用いる場合、o/p比
は20℃の反応温度で0.65までに減少し得る(ヨー
ロッパ特許第0,063,384号の実施例16参
照)。しかしながら、欠点はフエノキサチインも微量の
水の存在下で分解することにある。
フリーデル−クラフツ触媒及びN−置換されたフエノチ
アジンの存在下でのトルエンの塩素化はヨーロッパ特許
第0,126,669号から公知である。最も好適な実
施例によれば、塩化鉄(III)0.011重量%及び共
触媒0.028重量%の量を用いて30℃の反応温度で
0.84のo/p比が得られる。この方法におけるo/
p異性体比はまだ不十分に高い。
例えばあるゼオライトの存在下でのトルエンの塩素化は
ヨーロッパ特許第0,112,722号及び同第0,1
54,236号から公知である。例えば減速剤としてハ
ロゲノカルボン酸ハロゲン化物を加える場合、o/p比
は約0.3である。この方法で用いるゼオライト5重量
%及びハロゲノカルボン酸ハロゲン化物1重量%のかな
りの量が欠点である。更にかなりの欠点は本明細書の実
験で示されるように得られる混合物中に極めて多量の
(8重量%まで)塩化ベンジルが得られることである。
塩化ベンジルの生成は続いての通常の蒸留処理を全く例
外的な程度まで妨害する。
共触媒としてチアゼピンを用いることを特徴とする、フ
リーデル−クラフツ触媒の存在下及び液相中の共触媒の
存在下での式 式中、Rは炭素原子12個までを有するアルキルまたは
シクロアルキル基を表わす、 の芳香族炭化水素の核塩素化方法が見い出された。
本発明による方法に使用し得るチアゼピンは下に示す式
のものである; または 式中、R、R、R及びRは同一もしくは相異な
るものであり、且つ水素、ヒドロキシル、アミノ、シア
ノ、ハロゲン、ニトロ、ニトロン、スルホニル、スルホ
キシル、トシル、メルカプト、カルボキシル、カルボキ
シアミド、カルボアルコキシ、ジチオカルボキシル、チ
オカルボキシルアミド、ジチオカルボアルコキシまたは
随時置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロ
アリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘチロアリー
ルオキシ、アシルオキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、ヘテロアリールチオ、アシルチオ、アシル、チオア
シルもしくはアシルアミノを表わすか、或いは該基間で
1個またはそれ以上の炭素原子を8個までを有する飽和
または不飽和の、随時置換されていてもよい単元素環式
または複素環式炭素環を形成し、 Yは水素または随時置換されていてもよいアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、アシル、チオアシル、アシル
オキシ、アリールアミノもしくはアシルアミノを表わ
し、 X、XまたはXを基 を表わし、ここに R、R及びRは同一もしくは相異なるものであ
り、且つ該基が該基間で環式基を形成しない以外はR
〜Rの意味を有し、 ZはZがHではない以外はYの意味を有し、Aは炭素原
子8個までを有する随時置換されていてもよい飽和した
単元素環式または複素環式環の融合を表わし、 Bは炭素原子8個までを有する随時置換されていてもよ
い不飽和の単元素環式または複素環式環の融合を表わ
し、そして mは0または1を表わす。
好適に用いるチアゼピンは式 または のものである。
殊に好適なチアゼピンは式 及び のものである。
上記の基に対して挙げ得る置換基にはハロゲン、ニト
ロ、アルコキシ、アルキル、アリール及びヘテロアリー
ル、好ましくはハロゲン及びアルキルがある。
挙げ得るアルキル基は炭素原子1〜16個、好ましくは
炭素原子1〜4個を有するもの、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、t−ブチル、n−ペンチル、シクロペンチル、n
−ヘキシル、シクロヘキシル、n−デシン、n−トリデ
シル、n−ヘキサデシル、ベンジル、クロロメチル、ジ
クロロメチル、トリクロロメチル及びトリフルオロメチ
ル、好ましくはメチル、n−プロピル、n−トリデシ
ル、ベンジル及びトリフルオロメチルであり;挙げ得る
アリールは炭素原子1〜10個、好ましくは炭素原子1
〜7個を有するもの、例えばフエニル、ナフチル、トリ
ル、アニシル、クロロフエニル及びニトロフエニル、好
ましくはフエニル及びクロロフエニルであり;挙げ得る
ヘテロアリール基は炭素原子1〜9個、好ましくは炭素
原子1〜5個を有するもの、例えばピリジル、メチルピ
リジン、フリル、イミダゾリル、チエニル及びインドリ
ル、好ましくはフリル及びイミダゾリルであり;挙げ得
るアルコキシ基は炭素原子1〜6個、好ましくは炭素原
子1〜4個を有するもの、例えばメトキシ、エトキシ、
t−ブトキシ、シクロヘキシルオキシ及びトリフルオロ
メトキシ、好ましくはメトキシ及びメトキシ及びエトキ
シであり;挙げ得るアリールオキシ基は炭素原子1〜1
0個、好ましくは炭素原子1〜7個を有するもの、例え
ばフエノキシ、ナフトキシ、メチルフエノキシ及びクロ
ロフエノキシ、好ましくは炭素原子1〜7個を有するも
の、例えばフエノキシ、ナフトキシ、メチルフエノキシ
及びクロロフエノキシ、好ましくはフエノキシ及びクロ
ロフエノキシであり;挙げ得るヘテロアリールオキシ基
は炭素原子1〜9個、好ましくは炭素原子1〜5個を有
するもの、例えばピリジルオキシ、フリルオキシ及びチ
エニルオキシ、好ましくはフリルオキシであり;挙げ得
るアシルオキシは炭素原子1〜7個、好ましくは炭素原
子1〜4個を有するもの、例えばアセトキシ、ホルミル
オキシ、ベンゾイルオキシ、トリクロロアセチルオキ
シ、クロロフエニルカルボニルオキシ及びトリフルオロ
アセトキシ、好ましくはアセトキシ及びトリクロロアセ
トキシであり;挙げ得るアルキルチオ基は炭素原子1〜
6個、好ましくは炭素原子1〜4個を有するもの、例え
ばメチルチオ、エチルチオ、シクロヘキシルチオ、トリ
フルオロメチルチオ及びトリクロロメチルチオ、好まし
くはメチルチオであり;挙げ得るアリールチオ基は炭素
原子1〜7個、好ましくは炭素原子1〜6個を有するも
の、例えばフエニルチオ、トリルチオ、アニシルチオ及
びクロロフエニルチオ、好ましくはフエニルチオ及びク
ロロフエニルチオであり;挙げ得るヘテロアリールチオ
基は炭素原子1〜5個、好ましくは炭素原子1〜4個を
有するもの、例えばピリジルチオ、フリルチオ及びイミ
ダゾリルチオ、好ましくはフリルチオである;挙げ得る
アシルチオ基は炭素原子1〜7個、好ましくは炭素原子
1〜4個を有するもの、例えばベンゾイルチオ、アセチ
ルチオ、ホルミルチオ、トリクロロアセチルチオ及びト
ルフルオロアセチルチオ、好ましくはアセチルチオ、ト
リクロロアセチルチオ及びトリフルオロアセチルチオで
あり;挙げ得るアシル基は炭素原子1〜7個、好ましく
は炭素原子1〜4個を有するもの、例えばアセチル、ホ
ルミル、プロピオニル、ベンゾイル、フエニルアセチ
ル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロア
セチル、クロロフエニルカルボニル、トリフルオロアセ
チル及びクロロカルボニル、好ましくはアセチル、ホル
ミル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロ
アセチル、トリフルオロアセチル及びクロロカルボニル
であり;挙げ得るチオアシル基は炭素原子1〜7個、好
ましくは炭素原子1〜4個を有するもの、例えばチオア
セチル、チオベンゾイル及びトリクロロチオアセチル、
好ましくはチオアセチルであり;挙げ得るアシルアミノ
基は炭素原子1〜8個、好ましくは炭素原子1〜7個を
有するもの、例えばホルミルアミノ、アセチルアミノ、
トリクロロアセチルアミノ、トリフルオロアセチルアミ
ノ、ベンゾイルアミノ、トリルカルボニルアミノ及びク
ロロフエニルカルボニルアミノ、好ましくはアセチルア
ミノ、トリフルオロアセチルアミノ及びベンゾイルアミ
ノである。
挙げ得る炭素原子8個までを有する飽和または不飽和
の、随時置換されていてもよい単元素環式または複素環
式炭素環にはベンゾ、ナフタレノ、チエノ、フラノ、ピ
ロロ、ピリジノ、シクロヘキサノ、シクロペンタノ、オ
キソラノ及びジオキソラノ、好ましくはベンゾ及びシク
ロヘキサノがある。
挙げ得るハロゲンにはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素、
好ましくはフッ素、塩素及び臭素、殊に好ましくは塩素
がある。
殊に好適な基R〜Rは水素、メチル、n−プロピ
ル、n−トリデシル、ベンジル、トリフルオロメチル、
フエニル、フリル、メトキシ、フエノキシ、アセトキ
シ、メチルチオ、フエニルチオ、アセチル、ホルミル、
クロロカルボニル、ニトロ及び塩素並びにベンゼン環中
でのこのもの自体間の基の組合せである。
特に好適な基R〜Rは水素、メチル、塩素及びメト
キシである。
挙げ得る好適な基Yには水素、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−
ブチル、ベンジル、フエニル、ホルミル、アセチル、ベ
ンゾイル、トリフルオロアセチル及びトリクロロアセチ
ルがある。
挙げ得る特に好適な基には水素、メチル及びアセチルが
ある。
挙げ得る好適な環式基にはシクロヘキサノ及びシロペン
タノがある。
挙げ得る好適な環式基Bにはベンゾ及びナフタレノがあ
る。
挙げ得る本発明により用いられるチアゼピンの例には次
のものがある:2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、2−エチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2−プロ
ピル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、3−メチル−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、2,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2,2−
ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2−フエニル−2,
3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピ
ン−4−オン、5−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−
ベンゾ[b][1,4]チジゼピン−4−オン、5−ベ
ンジル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、5−アセチル−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、5−クロロカルボニル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2
−メチル−5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチ
ル−5−アセチル、2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2−クロロ−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、2,3−ジクロロ−2,3−ジヒド
ロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オ
ン、2,2,3−トリクロロ−2,3−ジヒドロ−5H
−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2,
2,3,3−テトラクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−
ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5−メ
チル−2,3−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、3−メト
キシ−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、7−クロロ−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、6,8−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、6,8−
ジクロロ−2,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H
−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7−
クロロ−5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベン
ゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7−メチル
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、7−トリフルオロメチル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、6,8−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
2,3−ジヒドロ−5H−[2,3]ナフタレノ−
[b][1,4]ジアゼピン−4−オン、5H−ジベン
ゾ[b,f][1,4]チアゼピン−4−オン、核塩素
化された5H−ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピ
ン−4−オン、2,3−テトラメチレン−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、6,8−ジメチル−2,3−テトラメチレン−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、3H−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−2,4−ジオン、3H−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−2−オン−4−チオン、
3H−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−2,
4−ジチオン、2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−チオン、2−メチル−2,
3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピ
ン−4−チオン、6,8−ジクロロ−2,3−ジヒドロ
−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−5−チオ
ン、5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b]チアゼピン−4−チオン、8−アセチル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、1−オキソ−2,3−ジヒドロ−5H−1
λ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
1−オキソ−2−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−1
λ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
1−オキソ−7−クロロ−5−メチル−2,3−ジヒド
ロ−5H−1λ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−チオン、1−オキソ−2,3−ジメチル−2,3
−ジヒドロ−5H−1λ−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、5,8−ジアセチル−2−メチル
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、2−クロロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2,3−ジクロロ−
5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
2,3,7−トリクロロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、2,3,8−トリクロロ−
5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
5−アセチル−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピ
ン−4−オン、2−フエニル−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチル−5H−
ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、1−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−5H−1λ−[2,3]−
ナフタレノ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5
−アセチル−4,5−ジヒドロ−3,4−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−2−オン、7−クロロ−5−ア
セチル−4,5−ジヒドロ−3H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−2−オン、3−アセトキシ−2,3−
ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−
4−オン、3−アセトキシ−2−フエニル−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、3−アセトキシ−2−(4−メトキシフエニ
ル)−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、3−アセトアミノ−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、3−アセトアミノ−2−フエニル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、8−クロロ−3−アセトキシ−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、8−クロロ−3−アセトキシ−2−(4−メト
キシフエニル)−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼ
ピン−4−オン、5[2−(ジメチルアミノ)エチル]
−3−アセトキシ−2−(4−メトキシフエニル)−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン、5−アセチル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン、2,3
−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン、5−エチル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼ
ピン、2−(2−アミノフエニルチオ)−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、2−n−トリデシル−2,3−ジヒドロ−5H−
ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5−n
−ペンチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2−(2−フリル)
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、2−[3(4)−イミダゾリル]
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、5−フエニル−2,3−ジヒドロ
−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オ
ン、8−メトキシ−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、8−エトキシ
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、8−ニトロ−2,3−ジヒドロ−
5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
7,8,9−トリクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7−スル
ホキシル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、8−アセトアミノ−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、8−メチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、8
−クロロ−6−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベン
ゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、6,7,
8,9−テトラクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−ベン
ゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、4,5−ジ
ヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−3
−オン、7,9−ジメトキシ−2,3−ジヒドロ−5H
−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7,
9−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、7,8−ジメチル−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、7−メトキシ−2,3−ジヒドロ−
5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
7,9−ジメチル−2,3−テトラメチレン−2,3−
ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−
4−オン、5−トリフルオロアセチル−2,3,4,5
−テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン、
5−トリフルオロアセチル−5H−ジベンゾ[b,f]
[1,4]チアゼピン、2,3−ジヒドロ−5H−
[1,2]ナフタレノ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン及び2,3,7,9−テトラメチル−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、好ましくは2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチル−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、2−エチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2
−プロピル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、3−メチル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、2,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5
−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、5−ベンジル−2,
3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]ケアゼピ
ン−4−オン、5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5H
−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5−
クロロカルボニル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチル−
5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、2−メチル−5−ア
セチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、7−クロロ−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、6,8−ジクロロ−2,3−ジヒドロ−5H−ベ
ンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、6,8−
ジクロロ−2,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H
−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7−
メチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、7−トリフルオロメチル−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、6,8−ジメチル−2,3−ジヒド
ロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オ
ン、2,3−ジヒドロ−5H−[2,3]ナフタレノ−
[b][1,4]ジアゼピン−4−オン、5H−ジベン
ゾ[b,f][1,4]チアゼピン−4−オン、核塩素
化された5H−ジベンゾ[b,f][1,4]チアゼピ
ン−4−オン、2,3−テトラメチレン−2,3−ジヒ
ドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−
オン、6,8−ジメチル−2,3−テトラメチレン−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、3H−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−2,4−ジオン、3H−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−2−オン−4−チオン、
3H−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−2,
4−ジチオン、2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−チオン、2−メチル−2,
3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピ
ン−4−チオン、5−アセチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b]チアゼピン−4−チオン、1−オキソ
−2,3−ジヒドロ−5H−1λ−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン−4−オン、1−オキシ−7−ク
ロロ−5−メチル−2,3−ジヒドロ−5H−1λ
ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−チオン、1−
オキソ−2,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H−
1λ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オ
ン、3−アセトキシ−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、3−アセトア
ミノ−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン、2,3−ジ
メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]
[1,4]チアゼピン、5−エチル−2,3,4,5−
テトラヒドロ−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン、2
−n−トリデシル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、5−n−ペン
チル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[B][1,
4]チアゼピン−4−オン、8−メトキシ−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、8−エトキシ−2,3−ジヒドロ−5H−ベン
ゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、8−メチル
−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チ
アゼピン−4−オン、8−クロロ−6−メチル−2,3
−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン
−4−オン、7,9−ジメトキシ−2,3−ジヒドロ−
5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン、
7,9−ジメチル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ
[b][1,4]チアゼピン−4−オン、7,8−ジメ
チル−2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,
4]チアゼピン−4−オン、7−メトキシ−2,3−ジ
ヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4
−オン、7,9−ジメチル−2,3−テトラメチル−
2,3−ジヒドロ−5H−ベンゾ[b][1,4]チア
ゼピン−4−オン、2,3−ジヒドロ−5H[1,2]
ナフタレノ[b][1,4]チアゼピン−4−オン及び
2,3,7,9−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−5
H−ベンゾ[b][1,4]チアゼピン−4−オン。
本発明による共触媒の製造は一般に文献から公知であ
る。共触媒は簡単な方法で、例えば随時置換されていて
もよいo−アミノ−チオフエノールから随時置換されて
もよいアクリル酸(J.Chem.Soc.1927、273
8)またはα,β−不飽和ケトン[Chem.Ber.90、2
683(1957)]と共に加熱することにより1段で
製造し得る。更にこれらのものは随時置換されていても
よい2−(o−アミノフエニルムルカプト)−プロピオ
ン酸の環化により容易に得ることができる[Ber.56
1415(1923)]。
本発明に用いることができ、そして好適なものとして挙
げ得る芳香族炭化水素には次のものがある:トルエン、
エチルベンゼン、プロピルベンゼン、クメーン、t−ブ
チルベンゼン及びフエニルシクロヘキサン。トルエンが
好ましい。本発明による方法は液相中で行い、その際に
芳香族炭化水素は液状でか、または適当ならば不活性溶
媒で希釈して用いることができる。液状の未希釈の状態
が好ましい。
本発明による方法における塩素化剤として塩素を好適に
用いる。塩素は液またはガス状で反応混合物中に通す。
カズ状塩素が好ましい。しかしながら、塩素以外の塩素
化剤も使用し得る。これらのものは反応条件下で塩素を
放出する塩素含有化合物である。例として塩化スルフリ
ルを挙げ得る。
反応圧力として減圧、昇圧または常圧が可能であり、そ
して常圧が好ましい。
塩素化の程度は好ましくは1以下である。高度の塩素化
は可能であるが、このことによって望ましくない多塩素
化された生成物が生じるために通常有利ではない。
反応は混合物の固化点から沸点の温度で行い得る。反応
温度は通常0〜100℃、好ましくは20〜80℃、殊
に好ましくは40〜60℃である。
フリーデル−クラフツ触媒としてすべての公知のフリー
デル−クラフツ触媒を本発明により使用し得る。例とし
て次のフリーデル−クラフツ触媒を挙げ得る:塩化アン
チモン、オキシ塩化アンチモン、塩化アルミニウム、塩
化鉄(II)、塩化鉄(III)、塩化テルル、塩化モリブ
デン、塩化タングステン、塩化チタン、塩化亜鉛、塩化
スズ、塩化ホウ素及び/または三フッ化ホウ素。
更にまた本発明により使用し得るフリーデル−クラフツ
触媒にはルイス酸を生成させるか、または塩素化中にル
イス酸の機能を有する元素及び元素状化合物例えばアン
チモン、鉄、鉛、スズ、亜鉛、モリブデン、テルル及び
アルミニウムまたはその酸化物、硫化物もしくはカルボ
ニル、並びにホウ素含有化合物例えば酸化アンチモン、
酸化鉄、硫化鉄、硫化鉛、硫化スズ、硫化亜鉛、鉄カル
ボニル、モリブデンカルボニル及び/またはリン酸ホウ
素が含まれる。上記の塩化物の代りに上記の元素の臭化
物及び適当ならばまたフッ化物またはヨウ化物を本発明
により使用し得る。塩化アンチモン、塩化アルミニウ
ム、鉄、酸化鉄、硫化鉄、鉄カルボニル及び/または塩
化鉄(III)が好ましい。塩化鉄(III)が殊に好まし
い。
本発明に用いるフリーデル−クラフツ触媒を使用する量
は広い範囲内で変え得る。触媒作用は、0.0005重
量%の添加でそれ自体既に明白である。また5重量%ま
たはそれ以上のフリーデル−クラフツ触媒を加え得る
が、これらの多量の触媒は一般に何ら利益を与えない。
フリーデル−クラフツ触媒は用いるトルエンをベースと
して約0.001〜0.5重量%、好ましくは0.01
〜0.10重量%の量で通常加える。
本発明により使用し得る共触媒には更に反応条件下で本
発明による共触媒に対して与えられる上記式により記載
される化合物または化合物の混合物を生成し得るすべて
の物質が含まれる。これらのものは殊に7員環中で多置
換された化合物のものである。更にこれらのものには環
化により本発明の共触媒に転化し得る開鎖状の先駆体が
ある。
更に本発明により使用し得る共触媒には芳香族炭化水素
の塩素化の反応条件下で本発明による上記共触媒と塩素
または塩化水素との反応により生成し得るすべての物質
が含まれる。このものは殊に本発明による上記共触媒の
塩化水素に応用する。
また共触媒を共触媒として記載されていない他の元素ま
たは化合物と組み合わせて本発明の方法で用いることが
できる。共触媒は個々にか、または相互の混合物として
かのいずれかで使用し得る。
本発明により共触媒を用いる際の量は広い範囲内で変え
得る。しかしながら、0.0001重量%より少ない量
は共触媒作用がもはや認められないために一般に有利で
はない。また5重量%またはそれ以上の共触媒を使用し
得るが、これらの多量の共触媒は一般に利益を与えな
い。共触媒は通常用いる芳香族炭化水素をベースとして
0.0001〜0.5重量%の量、好ましくは0.00
05〜0.1重量%の量、特に好ましくは0.001〜
0.01重量%の量で用いる。
少くとも1つのフリーデル−クラフツ触媒及び少なくと
も1つの共触媒の混合物のモル比は本発明による方法に
おいて広い範囲内で変え得る。一般に、塩素化反応が妨
害されるためにフリーデル−クラフツ触媒と比較して共
触媒を大過剰で用いることは有利ではない。同様に一般
に共触媒の選択的制御作用が表われないために過剰すぎ
るフリーデル−クラフツ触媒を選択することは有利では
ない。本発明による方法は通常約100:1〜1:10
の共触媒に対するフリーデル−クラフツ触媒のモル比を
用いて行い、共触媒に対するフリーデル−クラフツ触媒
のモル比は好ましくは50:1〜1:4であり、そして
20:1〜1:2の共触媒に対するフリーデル−クラフ
ツ触媒のモル比が殊に好ましい。
本発明による方法も実際に行う際に、フリーデル−クラ
フツ触媒及び共触媒の触媒系の個々の成分はいずれかの
所望の順序で添加し得る。ここに本法は連続的または断
続的のいずれかで行い得る。本発明による方法は例えば
次のように行う: 所望の芳香族炭化水素例えばトルエンを採取し、そして
所望の温度例えば50℃に設定する。次に所望の量のフ
リーデル−クラフツ触媒及び共触媒をいずれかの所望の
順序で加え、そしてガス状塩素を通し、その際に所望の
塩素化の程度に達するまで温度をほぼ一定に保持する。
次の混合物を常法により蒸留によつて処理する。また次
の工程は本発明によるものである:アルキルベンゼン並
びに所望の比の触媒及び共触媒の混合物を調製し、そし
て所望の反応温度に設定する。次に所望の塩素化の程度
に達するまで塩素化剤を通す。常法により蒸留によつて
処理を行う。同様にまた次の工程も本発明によるもので
ある:アルキルベンゼン中の共触媒を有する所望のフリ
ーデル−クラフツ触媒の溶液を調製し、そしてこのもの
を連続的に操作される塩素化装置に供給する。塩素化剤
を所望の塩素化の程度に達するような速度で通す。連続
的に得られる反応混合物を常法により蒸留によつて処理
する。
本発明による工程において、本発明による共触媒、即ち
与えられる一般式の化合物がかかる顕著な共触媒作用、
即ちフリーデル−クラフツ触媒との組合せで、これらの
ものがp−化合物を主に生成させるように芳香族炭化水
素の塩素化のo/p比に影響し得ることは驚くべきこと
である。o/p選択性を調節する際に今日まで公知であ
る複素環式化合物は常に3個の直線的に融合した6員環
の形態を有し、即ちこれらのものは従つて完全に異なっ
た構造を有していた。更に本発明による共触媒が工業的
に例外的に好ましい塩化鉄(III)のフリーデル−クラ
フツ触媒と精密に一緒になつてかかる良好な収率を与え
ることは決定的に驚くべきことである。
同様にこれらの良好な結果が例えば40〜60℃の工業
的に極めて有利な温度で達成されることは驚くべきこと
である。更に本発明による共触媒が極めて低濃度でその
p−選択的作用を既に示し、従つて使用する際に必要と
される共触媒の量が殊に低いことは決定的に驚くべきこ
とである。
0.001〜0.01重量%の特に好適な範囲におい
て、これらのものが今日までに公知の共触媒の場合より
10倍低い。この事実は工業的並びに経済的及び生態学
的の両方で例外的に有利である。
本発明の方法によりトルエンに対して達成し得る0.6
4のo/p比は今日までに40〜60℃の平均反応温度
で塩化鉄(III)触媒を用いて達成された最低のo/p
比である。
更に本発明による共触媒が単一の反応工程により簡単な
方法で工業的に入手し得る出発物質から製造し得ること
は工業的に極めて有利である。
次の実施例は本発明による方法を説明するためのもので
あり、これらの実施例に限定するためのものではない。
実施例1 トルエン100重量部を反応器中に採取し、FeCl
0.0175重量部及び式 の共触媒0.004重量部を撹拌しながら加え、そして
混合物を55℃に加熱した。約94モル%のガス状塩素
を5時間にわたつて均一に通し、その際に温度はほぼ一
定に保持した。反応混合物中のトルエンの残留含有率は
3.3重量%であり、そしてパラ−クロロトルエンに対
するオルト−クロロトルエンの比(o/p)は0.75
であつた。
実施例2 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0045重量部を加えた。トルエン含有率
は3.6重量%であり、そしてo/p比は0.75であ
つた。
実施例3 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.005重量部を加えた。トルエン含有率は
3.0重量%であり、そしてo/p比は0.71であつ
た。
実施例4 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒を加えた。トルエン含有率は4.0重量%であ
り、そしてo/p比は0.74であつた。
実施例5 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0025重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。トルエン含有率は4.1重量%であ
り、そしてo/p比は0.74であつた。
実施例6 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.004重量部を加え、そして混合物を40
℃に加熱した。トルエン含有率は3.4重量%であり、
そしてo/p比は0.74であつた。
実施例7 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら式 の共触媒0.005重量部を加えた。トルエン含有率は
6.9重量%であり、そしてo/p比は1.14であつ
た。
実施例8 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.005重量部を加えた。トルエン含有率は
7.2重量%であり、そしてo/p比は1.19であつ
た。
実施例9 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を40
℃に加熱した。トルエン含有率は3.4重量%であり、
そしてo/p比は0.84であつた。
実施例10 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。トルエン含有率は5.5重量%であり、
そしてo/p比は0.92であつた。
実施例11 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.006重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。トルエン含有率は4.4重量%であり、
そしてo/p比は0.90であつた。
実施例12 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。トルエン含有率は4.3重量%であり、
そしてo/p比は0.76であつた。
実施例13 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.06重量部を加え、そして混合物を50℃
に加熱した。トルエン含有率は5.0重量%であり、そ
してo/p比は0.94であつた。
実施例14 実施例1の方法をくり返して行ったが、FeCl3 0.0
35重量部及び式 の共触媒0.093重量部を加えた。トルエン含有率は
8.1重量%であり、そしてo/p比は1.06であつ
た。
実施例15 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0046重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。トルエン含有率は3.4重量%であ
り、そしてo/p比は0.76であつた。
実施例16 実施例1の方法をくり返して行ったが、クメーン100
重量部を採取し、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。クメーンの含有率は3.4重量%であ
り、そしてパラ−クロロイソプロピルベンゼンに対する
オルト−クロロイソプロピルベンゼンの比は0.29で
あつた。
実施例17 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、エ
チルベンゼン100重量部を採取し、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。エチルベンゼンの含有率は4.2重量%
であり、そしてパラ−クロロエチルベンゼンに対するオ
ルト−クロロエチルベンゼンの比は0.54であつた。
実施例18 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、t
−ブチルベンゼン100重量部を採取し、式 の共触媒0.0045重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。t−ブチルベンゼンの含有率は8.9
重量%であり、そしてパラ−クロロ−t−ブチルベンゼ
ンに対するo−クロロ−t−ブチルベンゼンの比は0.
17であつた。
実施例19 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、シ
クロヘキシルベンゼン100重量部を採取し、50℃に
加熱し、そして式 の共触媒0.0045重量部を加えた。シクロヘキシル
ベンゼンの含有率は2.6重量%であり、そしてパラ−
クロロシクロヘキシルベンゼンに対するオルト−クロロ
シクロヘキシルベンゼンの比は0.25であつた。
実施例20 トルエン100重量部、FeCl30.0175重量部及び
の共触媒0.004重量部の溶液を室温で調製した。
この溶液を連続的に操作された塩素化反応器に40〜4
3℃で供給し、その際に等価量の塩素化生成物を同時に
除去した。塩素化剤としてガス状塩素を転化率が90モ
ル%でほぼ一定になる速度で通した。除去した反応混合
物はトルエン7.1重量%を含み、そしてパラ−クロロ
トルエンに対するオルト−クロロトルエンの比は0.7
0であつた。
実施例21 実施例20の方法をくり返して行つたが、式 の共触媒0.0045重量部を加えた。除去した反応混
合物はトルエン7.0重量%を含み、そしてo/p比は
0.67であつた。
実施例22 実施例20の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.005重量部を加えた。除去した反応混合
物はトルエン7.0重量%を含み、そしてo/p比は
0.64であつた。
実施例23 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。トルエン含有率は2.3重量%であり、
そしてo/p比は0.77であつた。
実施例24 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.004重量部を加え、そして混合物を45
℃に加熱した。残留トルエン含有率は3.9重量%であ
り、そしてo/p比は0.91であつた。
実施例25 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.0045重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。トルエン含有率は7.8重量%であ
り、そしてo/p比は1.35であつた。
実施例26 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.008重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。残留トルエン含有率は5.7重量%であ
り、そしてo/p比は0.93であつた。
実施例27 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.0045重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。トルエン含有率は5.6重量%であ
り、そしてo/p比は0.99であつた。
実施例28 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.008重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。トルエン含有率は8.9重量%であり、
そしてo/p比は1.34であつた。
実施例29 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.005重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。残留トルエン含有率は4.1重量%であ
り、そしてo/p比は0.68であつた。
実施例30 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、F
eCl0.035重量部及び式 の共触媒0.050重量部を加えた。残留トルエンは
5.2重量%であり、そしてo/p比は1.44であつ
た。
実施例31 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、F
eCl0.035重量部及び実施例6からの共触媒
0.013重量部を加え、そして混合物を50℃に加熱
した。トルエン含有率は3.5重量%であり、そしてo
/p比は0.77であつた。
実施例32 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、実
施例6の共触媒0.001重量部を加え、そして混合物
を50℃に加熱した。トルエン含有率は5.3重量%で
あり、そしてo/p比は0.77であつた。
実施例33 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒約95%及び式 の共触媒約5%の混合物0.0055重量部を加え、そ
して混合物を50℃に加熱した。トルエン含有率は4.
6%であり、そしてo/p比は1.19であつた。
実施例34 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.006重量部を加え、そして混合物を50
℃に加熱した。残留トルエン含有率は3.6重量%であ
り、そしてo/p比は1.08であつた。
実施例35 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.008重量部を加えた。トルエン含有率は
3.5重量%であり、そしてo/p比は0.71であつ
た。
実施例36 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0055重量部を加えた。トルエン含有率
は4.4重量%であり、そしてo/p比は0.89であ
つた。
実施例37 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0045重量部を加え、そして混合物を4
5℃に加熱した。残留トルエン含有率は4.0重量%で
あり、そしてo/p比は0.76であつた。
実施例38 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0055重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。残留トルエン含有率は4.4重量%で
あり、そしてo/p比は1.10であつた。
実施例39 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0055重量部を加えた。残留トルエン含
有率は3.4重量%であり、そしてo/p比は0.99
であつた。
実施例40 実施例1の方法をくり返して行ったが、式 の共触媒0.0047重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。残留トルエン含有率は2.8重量%で
あり、そしてo/p比は0.71であつた。
実施例41 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0059重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。残留トルエン含有率は3.8重量%で
あり、そしてo/p比は1.12であつた。
実施例42 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0069重量部を加え、そして混合物を5
0℃に加熱した。残留トルエン含有率は2.8重量%で
あり、そしてo/p比は0.97であつた。
実施例43 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0051重量部を加えた。残留トルエン含
有率は3.2重量%であり、そしてo/p比は0.76
であつた。
実施例44 実施例20の方法をくり返して行った。しかしながら、
の共触媒0.0046重量部を加えた。除去した反応混
合物はトルエン7.5重量%を含み、そしてo/p比は
0.68であつた。
実施例45 実施例20の方法をくり返して行った。しかしながら、
の共触媒0.0053重量部を加えた。除去した反応混
合物はトルエン7.5重量%を含み、そしてo/p比は
0.65であつた。
実施例46 実施例20の方法をくり返して行った。しかしながら、
の共触媒0.0057重量部を加えた。除去した反応混
合物はトルエン7.0重量%を含み、そしてo/p比は
0.64であつた。
実施例47 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0047重量部を加えた。残留トルエン含
有量は3.6重量%であり、そしてo/p比は0.70
であつた。
実施例48 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0053重量部を加えた。残留トルエン含
有率は3.1重量%であり、そしてo/p比は0.67
あつた。
実施例49 実施例1の方法をくり返して行った。しかしながら、式 の共触媒0.0057重量部を加えた。残留トルエン含
有率は3.4重量%であり、そしてo/p比は0.64
であつた。
実施例50(比較例) FeCl0.07重量部及びヨーロツパ特許第0,1
73,222号により製造したフエノキサチイン誘導体
0.29重量部をトルエン100重量部に溶解した。ガ
ス状塩素約94モル%を撹拌しながら50℃で通した。
トルエンの残留含有率は7.9%であり、そしてo/p
比は0.88であつた。
実施例51(比較例) 実施例50の方法をくり返して行った。FeCl30.01
75重量部及びヨーロツパ特許第0,173,222号
により製造したフエノキサチイン誘導体0.008重量部を
トルエン100重量部に溶解した。ガス状Cl約94
モル%を撹拌しながら50℃で通した。トルエンの残留
含有率は6.4重量%であり、そしてo/p比は1.2
6であつた。
実施例52(比較例) 実施例50の方法をくり返して行った。FeCl30.01
75重量部及び米国特許第4,031,147号の実施
例4に記載される式 の共触媒0.0065重量部をトルエン100重量部に
溶解した。溶液を50℃に加熱し、そしてガス状Cl
約94モル%を撹拌しながら通した。残留トルエン含有
率は6.7重量%であり、そしてo/p比は1.55で
あつた。
実施例53(比較例) 実施例50の方法をくり返して行った。FeCl30.01
75重量部及びヨーロツパ特許第0,126,669号
の実施例1に記載の式 の共触媒0.006重量部をトルエン100重量部に溶
解した。溶液を50℃に加熱し、そしてガス状塩素約9
4モル%を撹拌しながら通した。残留トルエン含有率は
5.6重量%であり、そしてo/p比は1.04であつ
た。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.共触媒としてチアゼピンを用いることを特徴とす
る、フリーデル−クラフツ触媒の存在下及び液相中の共
触媒の存在下での式 式中、Rは炭素原子12個までを有するアルキルまたは
シクロアルキル基を表わす、 の芳香族炭化水素の核塩素化方法。
2. または 式中、R、R、R及びRは同一もしくは相異な
るものであり、且つ水素、ヒドロキシル、アミノ、シア
ノ、ハロゲン、ニトロ、ニトロン、スルホニル、スルホ
キシル、トシル、メルカプト、カルボキシル、カルボキ
シアミド、カルボアルコキシ、ジチオカルボキシル、チ
オカルボキシルアミド、ジチオカルボアルコキシまたは
随時置換されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロ
アリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリー
ルオキシ、アシルオキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、ヘテロアリールチオ、アシルチオ、アシル、チオア
シルもしくはアシルアミノを表わすか、或いは該基間で
1個またはそれ以上の炭素原子を8個までを有する飽和
または不飽和の随時置換されていてもよい単元素環式ま
たは複素環式炭素環を形成し、 Yは水素または随時置換されていてもよいアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、アシル、チオアシル、アシル
オキシ、アリールアミノもしくはアシルアミノを表わ
し、 X、XまたはXは基 を表わし、ここに R、R及びRは同一もしくは相異なるものであ
り、且つ該基が該基間で環式基を形成しない以外はR
〜Rの意味を有し、 ZはZがHではない以外はYの意味を有し、Aは炭素原
子8個までを有する随時置換されていてもよい飽和した
単元素環式または複素環式環の融合を表わし、 Bは炭素原子8個までを有する随時置換されていてもよ
い不飽和の単元素環式または複素環式環の融合を表わ
し、そして mは0または1を表わす、 のチアゼピンを用いることを特徴とする、上記1に記載
の方法。
3.用いる共触媒の量が用いる芳香族炭化水素をベース
として0.0001〜0.5重量%であることを特徴と
する、上記1及び2に記載の方法。
4.用いる共触媒の量が用いる芳香族炭化水素をベース
として0.001〜0.1重量%であることを特徴とす
る、上記1〜3のいずれかに記載の方法。
フロントページの続き (72)発明者 カイ・レールク ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユグ ラート バツハ2・オーデンターラーマル クベーク 36 (72)発明者 カルルフリート・ベデマイヤー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ビル ハルツシユトラーセ 7 (56)参考文献 特開 昭60−125251(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共触媒としてチアゼピンを用いることを特
    徴とする、フリーデル−クラフツ触媒の存在下及び液相
    中の共触媒の存在下での式 式中、Rは炭素原子12個までを有するアルキルまたは
    シクロアルキル基を表わす、 の芳香族炭化水素の核塩素化方法。
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