JPH0653821U - 直動転がり案内ユニット - Google Patents
直動転がり案内ユニットInfo
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- JPH0653821U JPH0653821U JP092955U JP9295592U JPH0653821U JP H0653821 U JPH0653821 U JP H0653821U JP 092955 U JP092955 U JP 092955U JP 9295592 U JP9295592 U JP 9295592U JP H0653821 U JPH0653821 U JP H0653821U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、転動体の保持バンドを利用してエ
ンドキャップの下面に下面シールを確実に位置決めして
取り付けることができる直動転がり案内ユニットを提供
する。 【構成】 この直動転がり案内ユニットは、エンドキャ
ップ4に上下方向の第2嵌合溝20と第2嵌合溝20に
直交する幅方向の第1嵌合溝22とを形成し、下面シー
ル13の芯金部材14の長手方向両端にブラケット15
を設け、ブラケット15の保持バンド9が嵌合する凹部
16を形成する。第2嵌合溝20にブラケット15を嵌
合してエンドキャップ4の下面に下面シール13を配置
し、保持バンド9を第1嵌合溝22と凹部16に嵌合さ
せることで、下面シール13をエンドキャップ4に取り
付けることができる。
ンドキャップの下面に下面シールを確実に位置決めして
取り付けることができる直動転がり案内ユニットを提供
する。 【構成】 この直動転がり案内ユニットは、エンドキャ
ップ4に上下方向の第2嵌合溝20と第2嵌合溝20に
直交する幅方向の第1嵌合溝22とを形成し、下面シー
ル13の芯金部材14の長手方向両端にブラケット15
を設け、ブラケット15の保持バンド9が嵌合する凹部
16を形成する。第2嵌合溝20にブラケット15を嵌
合してエンドキャップ4の下面に下面シール13を配置
し、保持バンド9を第1嵌合溝22と凹部16に嵌合さ
せることで、下面シール13をエンドキャップ4に取り
付けることができる。
Description
【0001】
この考案は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レールに多数の転動体 を介在でスライダを跨架して相対移動可能に構成した直動転がり案内ユニットに 関する。
【0002】
従来、直動転がり案内ユニットは、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道 レール、及び該軌道レールに対して相対移動可能なスライダから構成されている 。スライダは、軌道レールの軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成したケーシン グ、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、対向する前記軌 道溝間で循環移動可能に転走する多数の転動体、該転動体の脱落防止のため前記 転動体を保持する保持バンド、及びシール部材を備えた下面シールから構成され ている。
【0003】 また、図6に示すような直動転がり案内ユニットが開示されている。図6は従 来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。図6に示すように、直 動転がり案内ユニットは、主として、長手方向両側壁面5に軌道溝7を形成した 軌道レール1と該軌道レール1上を跨がって摺動可能に取り付けられたスライダ 26から構成されている。スライダ26は、軌道レール1に対して相対移動可能 であり且つ各軌道溝7に対向する位置に軌道溝6を形成したケーシング2、対向 する軌道溝6,7間で相対移動可能に転走する多数のボール等の転動体8、及び ケーシング2の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けたエンドキャップ 4を有している。エンドキャップ4の端面には、軌道レール1とスライダ26と の間のシールを達成する側面シール部材25が配置されると共に、軌道レール1 とスライダ26間の摺動面に潤滑剤を供給するためグリースニップル24が取り 付けられている。更に、ケーシング2から転動体8が脱落するのを防止するため 、保持バンド9が多数の転動体8を囲むようにケーシング2に取り付けられてい る。また、ケーシング2と軌道レール1の長手方向両側壁面5及びケーシング2 とエンドキャップ4との下面をシールするため、スライダ26下面に下面シール 3が組み込まれている。
【0004】 このスライダ26は、軌道レール1に跨架した状態に配置され、軌道レール1 の軌道溝7に沿って循環する複数の転動体8の介在で自在に往復移動するもので ある。即ち、軌道レール1の軌道溝7を転走する負荷域の転動体8は、エンドキ ャップ4内に形成された方向転換路に導かれ、更にケーシング2の上方で軌道溝 6と平行に形成されたリターン通路孔27に移動し、多数の転動体8は無限循環 路内を無限循環するものである。このように、ケーシング2に形成された軌道溝 6と軌道レール1の軌道溝7との間に位置する負荷された転動体8の転走により 、スライダ26が軌道レール1上を相対的に往復移動することができる。
【0005】 上記直動転がり案内ユニットにおける下面シール3は、リベット等でケーシン グ2に取り付けるため取付け取外しが面倒であった。また、下面シールは単純な 形状であり、容易に製作ができるという反面、軌道溝6,7を形成しているケー シング2及び軌道レール1との位置決め誤差や、該下面シール3が薄板であるた め外力等によりケーシング2が変形し易い等の問題があった。
【0006】 上記の問題を解決するため、例えば、リニアガイド装置の防塵装置として、実 開平3−98321号公報に開示されたものがある。該直動軸受装置の防塵構造 は、アンダーシールの軸方向の両端部を内側に折曲してコ字型に形成すると共に 、その折曲面に内方に向かって突出する係合凸部を設け、エンドキャップの外端 面には前記アンダーシールの係合凸部が嵌合する凹部を形成したものである。
【0007】 また、実開平3−118317号公報に開示された直動案内軸受のアンダーシ ール装置は、アンダーシールの軸方向の両端部に軸方向に延びる突部を形成し、 サイドシールの下端面にアンダーシールの突部が嵌合する嵌合孔を形成したもの であり、アンダーシールを強度の大きいサイドシールに嵌め込んで装着・脱着を 容易にし、強度を確保したものである。
【0008】 また、実開平3−121220号公報に開示された直動案内軸受のアンダーシ ール装置は、アンダーシールの軸方向の両端部に、ハ字状に開くとともに相互に 接近する方向に弾性変形可能な2叉突起をスライダの下端面に向けて突設し、ス ライダの下端面の軸方向の両端部にはアンダーシールの2叉突起が嵌合する縦穴 と、この縦穴に直交すると共にスライダの袖部を貫通する貫通孔とを設け、縦穴 に嵌合した2叉突起の一方の突起が縦穴内で弾性変形してアンダーシールを案内 レールの側面に向かって付勢し、アンダーシールの側縁が案内レールに摺接され ているものである。
【0009】 前述の直動案内軸受のアンダーシール装置は、アンダーシールを該アンダーシ ールに形成した突部又は突起をスライダやサイドシールに形成した嵌合孔に嵌合 することによって取り付けたものである。しかしながら、防塵部材とスライダと は材質が異なるもので制作されているものであり、温度変化に伴う熱膨張が異な るのが一般である。そのため、防塵部材の熱膨張がスライダの熱膨張より大きく なると、防塵部材に撓みが発生し、案内レールとの間或いはケーシングの下面と の間に隙間が発生し、シール効果が低下してダストの侵入を防止できなくなると いう問題がある。
【0010】
従来の直動転がり案内ユニットでは、下面シールの長手方向両端部を、エンド キャップ又は側面シールに形成した嵌合孔に係合させ、下面シールを側面シール に取り付けたものであるから、熱膨張差等による前記下面シールの長手方向の伸 びがエンドキャップ又は側面シールの嵌合孔で許容されるためには、下面シール がケーシング、エンドキャップ下面に対して若干移動する余裕がなければ、下面 シールの座屈等による変形が発生してシール性能を低下させることになる。しか しながら、上記移動は、下面シールの突起部がエンドキャップ又は側面シールの 嵌合孔に長手方向に移動できないように嵌合し、しかも下面シールがケーシング 及びエンドキャップの下面に密着しているので、下面シールは移動できず、上記 の問題点があった。
【0011】 前掲実開平3−98321号公報に開示された直動案内軸受装置の防塵構造、 前掲実開平3−118317号公報に開示された直動案内軸受装置、或いは前掲 実開平3−121220号公報に開示された直動案内軸受のアンダーシール装置 は、下面シールをエンドキャップに取付け・取外しが容易になっても、必ずしも 位置決めが正確でなく、また、下面シールの温度変化、潤滑剤による膨潤等によ って下面シールが変形し、シール性能を低下させるという問題を有している。
【0012】 そこで、この考案の目的は、軌道レールと該軌道レールに跨架して相対移動す るスライダを有する直動転がり案内ユニットにおいて、前記軌道レールと前記ス ライダとの間で循環移動可能に転走する多数の転動体を保持する保持バンドを利 用して、下面シールをエンドキャップに容易に且つ確実に取付け取外しができる ように構成し、前記下面シールの前記スライダへの組み込みの際の位置決めが容 易に且つ確実にでき、しかも前記下面シールのシール性能が良好に発揮できる直 動転がり案内ユニットを提供することである。
【0013】
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように構成されている。即ち 、この考案は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レール、該軌道レール に対して相対移動可能であり且つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成し たケーシング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、対向 する前記軌道溝間で循環移動可能に転走する多数の転動体、該転動体の脱落防止 のため前記転動体を保持する保持バンド、並びに前記ケーシング、前記エンドキ ャップ及び前記軌道レールに対してシールを行う下面シールを有する直動転がり 案内ユニットにおいて、前記エンドキャップは前記保持バンドを嵌入する幅方向 に形成した第1嵌合溝、前記保持バンドの係止爪を係止する係止溝及び前記第1 嵌合溝に交差して高さ方向に形成した第2嵌合溝を有し、前記下面シールは弾性 材から成るシール部材、該シール部材に固着した芯金部材及び該芯金部材の長手 方向両端に設けた上方に伸びて前記第2嵌合溝に嵌合するブラケットを有し、前 記ブラケットと前記保持バンドとが交差する前記ブラケットの部分には前記保持 バンドが係合する凹部が形成されていることを特徴とする直動転がり案内ユニッ トに関する。
【0014】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記ブラケットの前記凹部はプ レス加工で形成されている。
【0015】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記ブラケットに形成した前記 凹部の反対側は凸部に形成されており、前記第2嵌合溝の底面には前記凸部が嵌 まり込む嵌入穴部が形成されている。
【0016】
この考案による直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されており、次 のような作用をする。即ち、この直動転がり案内ユニットでは、下面シールの長 手方向の両端部に設けたブラケットをエンドキャップに形成した第2嵌合溝に嵌 入し、前記下面シールを前記エンドキャップとケーシングとの下面に接触させた 状態に設定する。次いで、保持バンドを前記エンドキャップに形成した第1嵌合 溝に嵌入すると共に、前記保持バンドを前記下面シールの前記ブラケットに形成 した凹部に嵌入し、前記保持バンドの両端部に形成した係止爪を前記エンドキャ ップの外面に形成した係止溝に係合して前記保持バンドを前記エンドキャップに 固定する。従って、前記下面シールは、前記保持バンドが前記凹部に嵌入した状 態になり、前記下面シールは前記保持バンドで吊り下げられた状態になり、前記 下面シールは前記エンドキャップに固定される。
【0017】 しかも、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記保持バンド及び前記下面 シールの前記ブラケットが弾性を有するので、前記下面シールは前記エンドキャ ップに弾性的に取り付けられ、前記下面シールに外力、熱膨張、潤滑剤による膨 潤等による伸縮が発生しても、前記下面シールはそれらの伸縮を吸収して座屈、 屈折等の変形が発生することがなく、前記下面シールのシール性能が低下するこ とがない。
【0018】 前記下面シールのスライダへの組み込みにおいて、前記下面シールは次のよう に位置決めされる。即ち、前記下面シールの幅方向の位置決めは、前記下面シー ルの前記ブラケットの幅方向両側面と前記ブラケットが係合する前記エンドキャ ップの前記第2嵌合溝の幅方向両側面が当接することで達成される。また、前記 下面シールの上下方向の位置決めは、前記ブラケットに形成した前記凹部の上面 側に前記保持バンドの上面側に当接することで達成される。更に、前記ブラケッ トに形成した前記凹部の反対側を凸部に形成した場合には、前記第2嵌合溝の底 面となる前記エンドキャップに嵌入穴部を形成しておけば、前記凸部が前記嵌入 穴部に嵌まり込み、前記下面シールの上下方向の位置決めは確実に且つ強固に達 成できる。
【0019】 また、前記下面シールのスライダへの組み込んだ状態では、前記下面シールの 芯金部材の弾性力によって前記下面シールのリップ部が前記エンドキャップと前 記ケーシングとの下面に当接する。更に、前記下面シールの前記リップ部とは反 対側に設けた別のリップ部が、前記軌道レールの長手方向両側壁面に当接し、前 記軌道レールと前記スライダとの間の隙間をシールし、該摺動部へのごみ、ちり 等の異物の侵入を防止する。
【0020】
以下、図面を参照して、この考案による直動転がり案内ユニットの一実施例を 説明する。図1はこの考案による直動転がり案内ユニットの一実施例を示す要部 の一部端面図、図2は図1に示した部分の下面図、図3は図1に示した部分の線 A−Aにおける部分断面図、図4はこの直動転がり案内ユニットにおけるスライ ダの分解状態を示す分解斜視図、及び図5は図4に示すエンドキャップと下面シ ールとの分解状態を示す拡大分解斜視図である。図1〜図5において、図6に示 す部品に付した符号と同一の作用を有する部品には同一の符号を付している。
【0021】 この考案による直動転がり案内ユニットは、例えば、図6に示す直動転がり案 内ユニットと基本的には同一の構成を有するものであり、該構成において下面シ ール3即ち13をエンドキャップ4に取り付けることに特徴を有する。即ち、こ の直動転がり案内ユニットは、図6に示すものと同様な長手方向両側壁面5に軌 道溝7を形成した軌道レール1、及び該軌道レール1に対して相対移動可能なス ライダ26から構成されている。スライダ26は、軌道レール1に対して相対摺 動可能であり且つ各軌道溝7に対向する位置に軌道溝6を形成したケーシング2 、対向する軌道溝6,7間で転走して相対移動循環可能な多数の転動体8、ケー シング2の長手方向両端に取り付けたエンドキャップ4、エンドキャップ4の端 面に取り付けた側面シール25及びエンドキャップ4に取り付けた下面シール1 3を有するものである。
【0022】 また、エンドキャップ4は、ケーシング2の両端面に形成された複数の取付孔 にねじ等を貫通させて取り付けられ、また、エンドキャップ4にはボール8がケ ーシング2と軌道レール1間の摺動面を循環する方向を転換する方向変換路が形 成されている。そして、ケーシング2及びエンドキャップ4には、軌道レール1 を跨ぐため軌道レール挿通凹部が形成されている。下面シール13は、軌道レー ル1、エンドキャップ4及びケーシング2に対してシール機能を達成すゴム、プ ラスチック等の弾性材から成るシール部材17、シール部材17に固着した芯金 部材14及び芯金部材14の長手方向両端部から上方へ伸びる芯金部材14と一 体構造のブラケット15を有している。下面シール13のシール部材17には、 軌道レール1側に軌道レール1の長手方向両側壁面5に密封状態で押圧されるリ ップ部19及び反軌道レール1側にケーシング2とエンドキャップ4との下面に 密封状態で押圧される別のリップ部18を有している。
【0023】 特に、この直動転がり案内ユニットにおいて、エンドキャップ4には、その反 ケーシング2側で且つ軌道レール1に近接した位置に、下面シール13の両端部 に上方に伸びるブラケット15が嵌合する第2嵌合溝20が高さ方向に形成され ている。また、エンドキャップ4には、ブラケット15を嵌入係止する幅方向に 形成し且つ保持バンド9が係止する第1嵌合溝22と該第1嵌合溝22に直交等 で交差する高さ方向に伸びるように形成した第2嵌合溝20とが形成されている 。また、ブラケット15と保持バンド9の係止部11とが交差するブラケット1 5の部分には、保持バンド9の係止部11が係止する凹部16が形成されている 。また、このブラケット15の凹部16はプレス加工で形成されているものであ る。また、ブラケット15に形成した凹部16の反対側は、凸部28に形成され ている。
【0024】 更に、エンドキャップ4に形成した第2嵌合溝20の底面となるエンドキャッ プ4には、ブラケット15に形成した凸部28が嵌まり込む嵌入穴部21が形成 されている。ブラケット15に形成した凸部28と第2嵌合溝20に形成した嵌 入穴部21との関係は、凸部28を嵌入穴部21に嵌入した時に、下面シール1 3の上下方向の位置決めができる構造に構成することが好ましい。
【0025】 また、エンドキャップ4に形成された第1嵌合溝22の反軌道レール側の端部 には、保持バンド9の係止爪12が係合する係止溝23が形成される。係止溝2 3の形状は、図1、図2及び図4に示されたものでは、エンドキャップ4の反軌 道レール1の外側に形成された溝形状であるが、溝形状に限るものではなく、例 えば、エンドキャップ4に形成した第1嵌合溝22の途中に形成した穴形状に形 成することができ、該穴形状の係止溝23に保持バンド9の係止爪12が嵌合さ せることで、保持バンド9をエンドキャップ4に取り付けてもよい。
【0026】 ケーシング2に形成された軌道溝6内の転動体8の脱落を防止する保持バンド 9は、転動体8を保持する保持部10、該保持部10の両端を幅方向外向きにL 字型に屈曲させた係止部11、及び該係止部11の外端部即ち自由端を長手方向 内向き即ちケーシング2側に屈曲させた係止爪12から構成されており、係止部 11及び係止爪12は、エンドキャップ4に形成された第1嵌合溝22及び係止 溝23に嵌合するものである。
【0027】 この直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されており、下面シール1 3をエンドキャップ4に取り付けるには、例えば、次のようにして取り付けるこ とができる。下面シール13のブラケット15をエンドキャップ4に形成された 第2嵌合溝20に押し込み、下面シール13をエンドキャップ4の下面に配置す る。この状態において、ブラケット15に形成された凹部16の背面即ち凸部2 8は、第2嵌合溝20の底面に形成した嵌入穴部21に嵌め込まれた状態になる 。また、ブラケット15の凹部16の面がエンドキャップ4に形成された第1嵌 合溝22の底面と同一面になるように、凹部16は形成されている。そこで、保 持部10で転動体8を保持する方向に保持バンド9の係止部11の端部側を多少 拡げた状態で、保持バンド9をエンドキャップ4に形成した第1嵌合溝22及び ブラケット15に形成した凹部16に嵌合する。
【0028】 上記のように、下面シール13をエンドキャップ4に取り付けた状態では、下 面シール13の上面30はケーシング2とエンドキャップ4との下面29に芯金 部材14の弾性で押し付けられた状態になり、また、下面シール13のリップ部 18はケーシング2とエンドキャップ4との下面29に密着してシール性能を向 上でき、しかも下面シール13のリップ部19は軌道レール1の側壁面5に密着 状態に当接して軌道レール1に対するシール性能を向上させることができる。ま た、ブラケット15の凹部16に保持バンド9の係止部11が嵌合することによ って、下面シール13のブラケット15が保持バンド9の係止部11によってエ ンドキャップ4に押さえ込まれた状態になり且つブラケット15が係止部11に 吊られた状態になって、下面シール13がエンドキャップ4に位置決めされた状 態で確実に且つ弾性的に堅固に取り付けられる。
【0029】
この考案による直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されており、次 のような効果を有する。この直動転がり案内ユニットは、エンドキャップは保持 バンドを嵌入係止する幅方向に形成した第1嵌合溝と該第1嵌合溝に交差して高 さ方向に形成した第2嵌合溝とを有し、また、下面シールは弾性材から成るシー ル部材に固着された芯金部材と該芯金部材の長手方向両端に設けた上方に伸びて 前記第2嵌合溝に係合するブラケットとを有し、前記ブラケットには軌道レール とスライダと間で循環移動可能に転走する多数の転動体を保持する保持バンドが 係止する凹部が形成されているので、前記保持バンドを利用して、前記下面シー ルを前記エンドキャップに対して容易に且つ確実に取付け取外しができる。
【0030】 しかも、前記下面シールの前記スライダへの組み込みの際の位置決めを容易に 且つ確実に行うことができる。即ち、前記ブラケットの幅方向両側面と前記第1 嵌合溝の幅方向両側面とを係合させることで、前記下面シールの幅方向の位置決 めが達成され、また、前記下面シールの前記凹部の上面を前記保持バンドの係止 部の上面に当接させることで、前記下面シールの上下方向の位置決めが達成され る。従って、前記下面シールは前記エンドキャップに対して確実に且つ容易に位 置決めされた状態で装着される。
【0031】 更に、前記下面シールの前記スライダへの組み込みにおいて、前記エンドキャ ップの前記第2嵌合溝に係合させた前記ブラケットの前記凹部に、前記保持バン ドの係止部が直交するように外側より押さえ付けた状態で嵌合するので、前記転 動体を保持するための前記保持バンドで前記エンドキャップに取り付けた前記下 面シールを確実に保持することができる。即ち、前記保持バンドは、前記転動体 を保持する機能と前記下面シールを保持する機能とを兼ね備えたものとなり、ス ライダ組立部品の部品点数を低減し、コスト低減を図ることができる。
【0032】 また、前記下面シールのスライダへの組み込みで、前記下面シールが前記エン ドキャップに対して確実に位置決めされ、しかも前記ブラケットと前記保持バン ドとは弾性力を有しているので、前記下面シールの前記ブラケットと芯金部材と の弾性力によって前記下面シールのシール部材が前記エンドキャップとケーシン グとの下面に密着状態に当接され、更に、前記下面シールのリップ部が前記軌道 レールの長手方向側壁面に密着状態に当接され、シール機能を一層増強すること ができる。従って、前記下面シールは前記軌道レールと前記スライダとの間の隙 間を良好にシールすることができ、摺動部へのごみ、ちり等の異物の侵入を防止 することができ、前記下面シールの良好なシール性能が発揮できる。
【図1】この考案による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示す要部の一部端面図である。
施例を示す要部の一部端面図である。
【図2】図1に示した部分の下面図である。
【図3】図1に示した部分の線A−Aにおける部分断面
図である。
図である。
【図4】この直動転がり案内ユニットにおけるスライダ
の分解状態を示す分解斜視図である。
の分解状態を示す分解斜視図である。
【図5】図4に示すエンドキャップと下面シールとの分
解状態を示す拡大分解斜視図である。
解状態を示す拡大分解斜視図である。
【図6】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜
視図である。
視図である。
1 軌道レール 2 ケーシング 4 エンドキャップ 5 側壁面 6,7 軌道溝 8 転動体 9 保持バンド 12 係止爪(保持バンド) 13 下面シール 14 芯金部材 15 ブラケット 16 凹部 17 シール部材 20 第2嵌合溝 21 穴部 22 第1嵌合溝 23 係止溝 28 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
道レール、該軌道レールに対して相対移動可能であり且
つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成したケー
シング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエン
ドキャップ、対向する前記軌道溝間で循環移動可能に転
走する多数の転動体、該転動体の脱落防止のため前記転
動体を保持する保持バンド、並びに前記ケーシング、前
記エンドキャップ及び前記軌道レールに対してシールを
行う下面シールを有する直動転がり案内ユニットにおい
て、前記エンドキャップは前記保持バンドを嵌入する幅
方向に形成した第1嵌合溝、前記保持バンドの係止爪を
係止する係止溝及び前記第1嵌合溝に交差して高さ方向
に形成した第2嵌合溝を有し、前記下面シールは弾性材
から成るシール部材、該シール部材に固着した芯金部材
及び該芯金部材の長手方向両端に設けた上方に伸びて前
記第2嵌合溝に嵌合するブラケットを有し、前記ブラケ
ットと前記保持バンドとが交差する前記ブラケットの部
分には前記保持バンドが係合する凹部が形成されている
ことを特徴とする直動転がり案内ユニット。 - 【請求項2】 前記ブラケットの前記凹部はプレス加工
で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の直
動転がり案内ユニット。 - 【請求項3】 前記ブラケットに形成した前記凹部の反
対側は凸部に形成されており、前記第2嵌合溝の底面に
は前記凸部が嵌まり込む嵌入穴部が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニッ
ト。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992092955U JP2563003Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 直動転がり案内ユニット |
| US08/170,857 US5340219A (en) | 1992-12-28 | 1993-12-21 | Linear motion rolling guide unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992092955U JP2563003Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 直動転がり案内ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653821U true JPH0653821U (ja) | 1994-07-22 |
| JP2563003Y2 JP2563003Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=14068885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992092955U Expired - Lifetime JP2563003Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 直動転がり案内ユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5340219A (ja) |
| JP (1) | JP2563003Y2 (ja) |
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-
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- 1992-12-28 JP JP1992092955U patent/JP2563003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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1993
- 1993-12-21 US US08/170,857 patent/US5340219A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5340219A (en) | 1994-08-23 |
| JP2563003Y2 (ja) | 1998-02-18 |
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