JPH0654007U - 光ファイバ用絶縁碍子 - Google Patents
光ファイバ用絶縁碍子Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】光ファイバの表面に汚れを付着させたり、光フ
ァイバを損傷したりすることなく、光ファイバを高電圧
側から低電圧側に引き出すことを可能にする。 【構成】絶縁棒21の外周部にその一端から他端に向か
って伸びるガイド溝22を設ける。絶縁棒21のガイド
溝内に光ファイバ14,15を挿入し、光ファイバ1
4,15の一端及び他端を絶縁棒の一端及び他端から外
部に引き出す。絶縁棒21を光ファイバ14,15と共
に樹脂モールド部25により被覆する。
ァイバを損傷したりすることなく、光ファイバを高電圧
側から低電圧側に引き出すことを可能にする。 【構成】絶縁棒21の外周部にその一端から他端に向か
って伸びるガイド溝22を設ける。絶縁棒21のガイド
溝内に光ファイバ14,15を挿入し、光ファイバ1
4,15の一端及び他端を絶縁棒の一端及び他端から外
部に引き出す。絶縁棒21を光ファイバ14,15と共
に樹脂モールド部25により被覆する。
Description
【0001】
本考案は、ガス絶縁開閉装置等において高電圧部に取り付けられた光CTや光 PT等の光センサから得られる光センサ情報を光ファイバを通して低電圧側に導 くために用いる光ファイバ用絶縁碍子に関するものである。
【0002】
ガス絶縁開閉装置等の電気機器において、高電圧部の電流や電圧を検出して、 その検出結果を低圧側に取り出す場合には、絶縁を容易にするために、光CTや 光PT等の光センサを用いて、光センサから得られる光センサ情報を光ファイバ を通して低圧側に伝送するようにするのが有利である。
【0003】 光情報を伝送する手段としては、通常、コアと該コアを覆うクラッドとを有す る裸の光ファイバ(ベア光ファイバ)をビニール等の保護被服で覆った構造の光 ファイバケーブルが用いられている。しかしながら、光ファイバケーブルに用い られている保護被服は絶縁耐力が余り高くないため、高電圧部に配置された光セ ンサから得られる信号を伝送する手段として一般に用いられている光ファイバケ ーブルをそのまま用いると、該光ファイバの保護被服を通して高電圧部と大地間 に閃絡が生じるおそれがある。そのためこの種の用途では、保護被服を有しない 裸の光ファイバを用いることが検討されており、その場合、図6または図7に示 す引き出し構造が提案されている。
【0004】 図6に示した例は、ガス絶縁開閉装置の金属容器1内に配置された主回路導体 2に取り付けられた光CT3から導出された光ファイバ4を外部に引き出す場合 を示したもので、光ファイバ4は、導体2と金属容器1との間に設けられた絶縁 ガイド棒5の外周に巻き付けられて金属容器1の近傍まで導かれている。金属容 器1には光ファイバを引き出すための孔1aが設けられていて、該孔1aを気密 に塞ぐように中継コネクタ6が取り付けられ、光ファイバ4は、この中継コネク タ6を通して外部に導出されて、監視機器7等に接続されている。容器1内には SF6 ガスが充填されている。
【0005】 図7に示した例では、電気機器の接地側のタンク1´から光ファイバ4を引き 出す場合で、この例では、タンク1´の蓋板1a´に絶縁碍子8が取り付けられ 、絶縁碍子8内に設けられた絶縁棒9に光ファイバ4´が巻き付けられている。 タンク1´内の光センサから導出された光ファイバ4´はタンク1´の蓋板1a ´に取り付けた中継コネクタ6を通して光ファイバ4´の下端に接続され、光フ ァイバ4´の上端は絶縁碍子8の上端に設けられた端板10に取り付けられた中 継端子6´を通して外部に導出されている。
【0006】
従来の光ファイバの引き出し構造では、裸の光ファイバがむき出しで配置され ているため、該光ファイバが損傷を受けやすいという問題があった。また光ファ イバがむき出しであるため、該光ファイバの表面に汚れが付着し易いという問題 があった。光ファイバの表面に汚れが付着すると、光ファイバの沿面の絶縁耐力 が低下するため、その汚れを除去することが必要であるが、光ファイバの表面に 付着した汚れを除去することは困難であった。
【0007】 本考案の目的は、光ファイバの表面に汚れを付着させたり、光ファイバを損傷 したりすることなく、光ファイバを高電圧側から低電圧側に引き出すことができ るようにした光ファイバ用絶縁碍子を提供することにある。
【0008】
本考案の光ファイバ用絶縁碍子は、一端から他端に向かって外周部にガイド溝 を設けた樹脂製の絶縁棒と、絶縁棒のガイド溝内に挿入されて該絶縁棒の一端及 び他端から外部に導出された光ファイバと、絶縁棒を光ファイバと共にモールド する樹脂モールド部とにより構成される。
【0009】 ここで用いる光ファイバは、ビニル等の保護被服が施されていない裸の光ファ イバであるが、この光ファイバとしては、コアとクラッドとからなるものを用い てもよく、クラッドの外周を更にシリコンゴムやテフロン等のコーティング(ジ ャケット)で覆ったものを用いてもよい。
【0010】 上記樹脂モールド部を形成する樹脂としては、絶縁棒を形成する樹脂と同一の ものを用いるのが好ましい。
【0011】
上記のように絶縁棒に設けたガイド溝内に光ファイバを挿入して、絶縁棒を光 ファイバとともに樹脂でモールドするようにすると、光ファイバは樹脂モールド 部によりで保護されるため、光ファイバが損傷を受けたり、光ファイバの表面に 汚れが付着したりするのを防ぐことができる。
【0012】 尚光ファイバを樹脂でモールドすると、樹脂の熱膨脹係数と光ファイバの熱膨 脹係数との差異により、光ファイバにストレスが加わるが、上記のように、光フ ァイバを絶縁棒のガイド溝内に挿入しておいて樹脂でモールドするようにすると 、ガイド溝内に進入したモールド樹脂は芯となる絶縁棒の樹脂に密着するため、 光ファイバには殆どストレスがかからない。この場合、ガイド溝の幅を十分に狭 くし、かつガイド溝の深さをその溝幅に比べて十分に大きくしておくことが好ま しい。
【0013】
図1ないし図3は本考案の実施例を示したものである。図1において、11は ガス絶縁開閉装置の金属容器、12は容器11内に配置された主回路導体であり 、主回路導体11には、光CT13が取り付けられている。この光CTは、主回 路導体11を取り囲む環状の磁路を構成するコア13aと、該コアの磁路の途中 に挿入されたファラデー素子とを備えた公知のものである。光CTには入射光を 与える入力側光ファイバ14と、ファラデー素子からの出射光(電流情報を含む 光)を外部に導出するための出力側光ファイバ15とがそれぞれコネクタ16及 び17を介して接続される。尚光ファイバ14及び15としては、保護被覆が設 けられていない裸のものを使用する。
【0014】 光ファイバ14及び15を外部に引き出すために用いる光ファイバ用絶縁碍子 20は、樹脂製の絶縁棒21を備え、該絶縁棒21には、図2に示したように、 その外周面に沿ってその一端から他端側に伸びる螺旋状のガイド溝22が形成さ れている。このガイド溝22の幅寸法は、光ファイバ14及び15を挿入するた めに必要最小限の大きさに設定され、ガイド溝22の深さは、溝幅に比べて十分 に大きく設定されている。光ファイバ14及び15は、絶縁棒21のガイド溝2 2の一端側から該ガイド溝内に挿入され、ガイド溝内を通して絶縁棒21の他端 側に引き出されている。絶縁棒21の上端及び他端にそれぞれカップ状の取付け 金具23及び24が配置され、絶縁棒21を形成する樹脂と同じ樹脂により形成 された樹脂モールド部25により、絶縁棒21と取付け金具23及び24と、光 ファイバ14及び15とがモールドされている。樹脂モールド部25は、絶縁棒 21と取付け金具23及び24とを金型内に挿入して、該金型内に樹脂を注入す ることにより形成される。
【0015】 光ファイバ14及び15の一端及び他端はそれぞれ、取付け金具23及び24 にそれぞれ設けられた孔23a及び24aを通して外部に導出されている。
【0016】 上記絶縁棒21と取付け金具23,24と光ファイバ14及び15と樹脂モー ルド部25とにより、光ファイバ用絶縁碍子20が構成されている。
【0017】 この絶縁碍子は、主回路導体12と金属容器11との間に配置されて、主回路 導体12及び金属容器11にそれぞれ固定された固定金具27及び28に取付け 金具23及び24がそれぞれ嵌合されて取り付けられている。絶縁碍子の下端側 から導出された光ファイバ14及び15の他端にはそれぞれ光コネクタ30及び 31が取付けられ、これらのコネクタが金属容器11に取付けられた中継コネク タ32に接続されている。中継コネクタ32には、金属容器11の外部から光フ ァイバケーブル33及び34が接続されていて、光ファイバケーブル33と光フ ァイバ14とを通して光CT13に入射光が与えられている。また光CT13か ら得られる光信号は、光ファイバ15と光ファイバケーブル34とを通して外部 の監視機器等に与えられる。
【0018】 上記の実施例では、絶縁碍子20を容器11内に配置したが、図4に示したよ うに、一方の取付け金具24にフランジ24aを設けて、該取付け金具24のフ ランジ24aを、容器11に設けた開口部11aの周辺部にパッキン35を介し て接続することにより、絶縁碍子20を容器11に取付けるようにしてもよい。 上記の実施例では、樹脂モールド部25の外面が平滑に形成されているが、図 5に示したように、樹脂モールド部25の沿面絶縁距離を大きくしてその絶縁耐 力を高めるために、通常の碍子と同様に、樹脂モールド部25の外面に多数のひ だ25aを設けるようにしてもよい。
【0019】 また図1ないし図3に示した実施例では、取付け金具23及び24の一部を樹 脂モールド部25から突出させているが、図5に示したように、取付け金具23 及び24の全体を樹脂モールド部25により被覆するようにしてもよい。
【0020】 上記のように絶縁棒21に設けたガイド溝内に光ファイバ14及び15を挿入 して、絶縁棒を光ファイバとともに樹脂モールド部25によりモールドするよう にすると、光ファイバ14,15は樹脂モールド部25によりで被覆されて保護 されるため、光ファイバ14,15が損傷を受けたり、光ファイバの表面に汚れ が付着したりするのを防ぐことができる。
【0021】 尚光ファイバを樹脂でモールドすると、樹脂の熱膨脹係数と光ファイバの熱膨 脹係数との差異により、光ファイバにストレスが加わるが、上記実施例のように 、光ファイバを絶縁棒のガイド溝内に挿入しておいて樹脂でモールドするように すると、ガイド溝内に進入したモールド樹脂は芯となる絶縁棒の樹脂に密着して 、該絶縁棒によりストレスが吸収されるため、光ファイバには殆どストレスがか からない。この場合、ガイド溝の幅を十分に狭くし、かつガイド溝の深さをその 溝幅に比べて十分に大きくしておくことが好ましい。
【0022】 尚光ファイバとして、最外周に緩衝層として作用するコーティング層を有する ものを用いると、光ファイバに加わるストレスを軽減することができる。クラッ ドの外周をシリコンゴムやテフロン等のコーティングで覆った構造の光ファイバ を用いる場合には、該コーティング層を緩衝層として利用することができる。
【0023】 上記の実施例では、絶縁棒21のガイド溝を螺旋状に形成したが、このように ガイド溝を螺旋状に形成すると、その沿面絶縁距離を長くすることができるため 、絶縁棒21の長さを短くして所定の絶縁性能を得ることができ、絶縁碍子の小 形化を図ることができる。しかし本考案は、このようにガイド溝を螺旋状に設け る場合に限定されるものではなく、例えば絶縁棒21の一端側から他端側に向け て直線状のガイド溝を設けるようにしてもよい。
【0024】 上記の実施例では、保護被覆が設けられていない裸の光ファイバを用いたが、 保護被覆が設けられている光ファイバを用いてもよい。
【0025】 上記の実施例では、両端に取付け金具23及び24が設けられているが、これ らの取付け金具の形状は任意であり、取付け箇所に応じて適宜の構造の取付け金 具を用いることができる。
【0026】
以上のように、本考案によれば、絶縁棒に設けたガイド溝内に光ファイバを挿 入して、絶縁棒を光ファイバとともに樹脂でモールドするようにしたので、光フ ァイバを樹脂モールド部によりで保護することができ、光ファイバが損傷を受け たり、光ファイバの表面に汚れが付着したりするのを防ぐことができる。
【0027】 また本考案によれば、光ファイバを絶縁棒のガイド溝内に挿入した状態で樹脂 でモールドするので、樹脂モールド部を形成する際に光ファイバにストレスがか かるのを防ぐことができる利点がある。
【図1】本考案の実施例の要部を示す断面図である。
【図2】(A)は図1の実施例で用いる絶縁棒を示した
斜視図である。(B)は(A)の絶縁棒の一端付近の拡
大図である。
斜視図である。(B)は(A)の絶縁棒の一端付近の拡
大図である。
【図3】図1の実施例の絶縁碍子の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】本考案の他の実施例の要部を示した断面図であ
る。
る。
【図5】本考案の更に他の実施例の要部を示した断面図
である。
である。
【図6】従来の光ファイバの引き出し構造を概略的に示
した構成図である。
した構成図である。
【図7】従来の他の光ファイバの引き出し構造を示した
断面図である。
断面図である。
11 金属容器 12 主回路導体 13 光CT 14 光ファイバ 15 光ファイバ 20 光ファイバ用絶縁該し 21 絶縁棒 22 ガイド溝 23 取付け金具 24 取付け金具 25 樹脂モールド部
Claims (1)
- 【請求項1】 一端から他端に向かって外周部にガイド
溝を設けた樹脂製の絶縁棒と、 前記絶縁棒のガイド溝内に挿入されて該絶縁棒の一端及
び他端から外部に導出された光ファイバと、 前記絶縁棒を光ファイバと共にモールドする樹脂モール
ド部とを備えた光ファイバ用絶縁碍子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8793492U JPH0654007U (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 光ファイバ用絶縁碍子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8793492U JPH0654007U (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 光ファイバ用絶縁碍子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0654007U true JPH0654007U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=13928741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8793492U Withdrawn JPH0654007U (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 光ファイバ用絶縁碍子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0654007U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002517772A (ja) * | 1998-06-01 | 2002-06-18 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 光ファイバの高圧碍子 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP8793492U patent/JPH0654007U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002517772A (ja) * | 1998-06-01 | 2002-06-18 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー | 光ファイバの高圧碍子 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |