JPH0654380B2 - 感光性樹脂版 - Google Patents

感光性樹脂版

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JPH0654380B2
JPH0654380B2 JP61302807A JP30280786A JPH0654380B2 JP H0654380 B2 JPH0654380 B2 JP H0654380B2 JP 61302807 A JP61302807 A JP 61302807A JP 30280786 A JP30280786 A JP 30280786A JP H0654380 B2 JPH0654380 B2 JP H0654380B2
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film
layer
resin
photosensitive
adhesion
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勝行 大田
智 矢沢
俊身 青山
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

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  • Structural Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、凸版印刷用の版面を形成させるのに用いられ
る感光性樹脂版に関するものである。さらに詳しくいえ
ば、本発明は、感光性樹脂版の感光層の表面の粘着性を
抑制する方法に関するものである。したがって本発明に
よれば、感光層の表面の粘着性によって起こる種々のト
ラブルを防止することができる。
従来の技術 従来の感光性樹脂版は、感光層表面に粘着性を生じるこ
とが多く、そのため、原図フィルムと感光性樹脂版との
均一な密着が阻害されたり、あるいは露光後に原図フィ
ルムを感光層から剥離する際に原図フィルムに感光層表
面が転写して、該フィルムを損傷したりするなどの問題
が起こるのを免れなかった。
このような問題を解決する方法として、例えば感光層表
面を直接マット化する方法(特開昭48−45304号
公報)、感光層表面に、粘着防止のためのポリビニルア
ルコール被膜を設ける方法(特開昭58−18633号
公報)、支持体上に設けられた感光層の表面に、粘着防
止用樹脂被膜を設け、その上に該樹脂被膜と感光層の接
着力より小さい接着力を有する接着層を設け、さらに該
接着層の上にフィルムを被覆する方法(特開昭61−1
7148号公報)などが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、感光層表面を直接マット化する方法で
は、感光層自体が強い粘着性を有する場合には、原図フ
ィルムとの密着性を十分に高めることができない。また
ポリビニルアルコール被膜を設ける方法では、原図フィ
ルムとの密着性は改善されるとしても、フィルムとポリ
ビニルアルコール被膜を直接コーティングし、これを感
光層に圧着する形態をとっているため、フィルムとポリ
ビニルアルコール被膜との接着性が低く、取り扱い中に
フィルムの剥離を生じるという欠点がある。
一方、ポリビニルアルコール被膜等の粘着防止層と、カ
バーフィルムの間に接着層を設ける方法によれば、上記
欠点を解決することができるものの、カバーフィルムを
剥離する際に、接着層がカバーフィルムと共に剥離され
ずに、部分的に粘着防止層表面に残るという欠点があ
る。
本発明者らは、このような問題を解決して、感光層表面
に粘着性がなく、取り扱い中にカバーフィルムが剥離し
たり、部分的に接着層が粘着防止層に残ったりすること
がない感光性樹脂版を提供すべく鋭意研究を重ねた結
果、本発明に到達した。
問題点を解決するための手段 本発明を概説すれば、発明者らは、支持体上に設けられ
た感光層の表面に粘着防止層を設け、その上に接着層お
よびマット層を順次被覆して成る感光性樹脂版におい
て、感光層と前記粘着防止層との接着力および該粘着防
止層と接着層との接着力に差異をもたせたことにより、
上記の目的を達成しうることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
すなわち本発明は、支持体上に設けられた感光層の表面
に、順次に粘着防止層、接着層およびマット層を被覆し
て成る感光性樹脂版において、感光層と前記粘着防止層
との接着力は該粘着防止層と接着層との接着力よりも大
きく、マット層の基材は合成樹脂製のフィルムからな
り、かつ、マット層の接着層側にはマット化剤を分散さ
せたコーティング剤が塗布され、該コーティング剤中に
硬化剤を含有したことを特徴とする感光性樹脂版を提供
するものである。
本発明の構成要素について下記に詳説する。
(支持体) 本発明の感光性樹脂版に用いられる支持体としては、例
えば、従来の感光性樹脂版に使用されているポリエステ
ル、ポリアミド、ポリスチレン等の樹脂フィルム、鋼、
アルミニウム等の板にハレーション防止層を設けたもの
などがある。
(感光層) 本発明の感光性樹脂版における感光層には、主体樹脂
と、光重合可能なアルケニル基を少なくとも1個有す
る単量体と、光重合開始剤とを主成分とし、必要に応
じて熱重合禁止剤、染料や顔料などの着色剤、可塑剤な
どが添加された組成物が用いられる。
前記の主体樹脂としては、例えば部分ケン化された酢酸
ビニル樹脂及びその誘導体、セルロース系樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリエチレンオキシド、スルホネート基や
塩基性基を有する水溶性ポリアミド、マレイン酸共重合
体、アルコール可溶性ポリアミド、スチレンとブタジエ
ンとの共重合体、スチレンとイソプレンとの共重合体な
どが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いられてもよ
いし、2種以上組み合わせて用いられてもよい。
(粘着防止用樹脂) 粘着防止用樹脂被膜の形成に用いられる樹脂としては、
例えばポリアミド、ポリアクリルアミド、セルロース、
ポリビニルアルコールなどを主体としたもの、あるいは
これらの樹脂を2種以上混合したものが挙げられる。
これらの粘着防止用樹脂は、その被膜と前記感光層とが
同一の現像液に溶解するように選択されることが必要で
ある。しかしながら、粘着防止用樹脂被膜の形成に用い
た樹脂と感光層における主体樹脂とが同一の場合などで
は、長時間経過するうちに、感光層の成分が粘着防止用
樹脂被膜の樹脂と混ざり合って、粘着防止用樹脂被膜と
しての効果が低下する。したがって、このような問題を
解決するためには、粘着防止用樹脂被膜の形成には感光
層よりもやや難溶性の樹脂を用いることが望ましい。例
えば粘着防止用樹脂被膜と感光層がいずれもポリビニル
アルコールを主体としている場合には、粘着防止用樹脂
被膜には感光層より平均分子量の大きいポリビニルアル
コールを用いることが好ましい。このような溶解性の調
節は、ポリビニルアルコールのけん化度の違いを利用す
ることによっても可能である。例えば、ポリビニルアル
コールのけん化度が80%の時に水に対する溶解度が最
高になるので、けん化度80%のポリビニルアルコール
を感光層に用いる場合には、粘着防止用樹脂被膜を形成
するポリビニルアルコールのけん化度は90%とすれば
よい。
粘着防止用樹脂被膜の乾燥膜厚は0.1μmないし20
μmの範囲で使用されるが、好ましくは0.5μmない
し4μmである。粘着防止用樹脂被膜の乾燥膜厚が0.
1μmに満たない場合には粘着防止効果がなくなる。ま
た、それが20μmを超える場合には、ネガフィルムを
介して露光する際に粘着防止用樹脂被膜において光の散
乱が起こるので、画像再現性が悪くなる。
(接着層) 本発明における接着層は、後記のマットフィルムと界面
において化学的に結合を生ぜしめる反応性基を有する樹
脂であるか、または化学的に結合することが可能な反応
性化合物を含有しているものでなければならない。
前記の必要条件を満たすものとしては、例えばポリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、合
成ゴム、アクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂
などから選ばれた少なくとも1種の高分子物質を主成分
とするものが用いられる。
この接着層と前記粘着防止用樹脂被膜との接着力は、該
粘着防止用樹脂被膜と感光層との接着力より小さいこと
も必要である。
接着層の膜厚は0.01μmないし20μmの範囲であ
ることが好ましい。さらに好ましいのは0.5μmない
し2μmの範囲である。接着層の膜厚が0.01μmよ
り小さい場合には、粘着防止用樹脂被膜およびマットフ
ィルム表面との十分な接着強度が得られず、感光性樹脂
版の保存中、あるいは取り扱い中にマットフィルムが剥
がれたりする。一方、接着層の膜厚が20μmを超える
と、マットフィルムのマット化表面を覆ってしまい、マ
ット化表面の形状が粘着防止用樹脂被膜に転写されない
ため、露光処理時に所要のマスクフィルムを粘着防止用
樹脂被膜に密着させるのに不当な時間を要し、しかも焼
きボケを生ずるため好ましくない。
(マットフィルム) 本発明で使用するマットフィルムの素材としては、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリレート、ポリメタ
クリレートなどが挙げられるが、これらに限られるもの
ではなく、また上記ポリマーは可塑剤等の添加物を含ん
でいてもよい。
フィルム表面のマット化方法としては、たとえば、フィ
ルムの表面をアルカリまたは酸で処理して表面を腐食さ
せる化学研磨法、フィルム表面に微粒子を噴射して表面
に孔を形成させるサンドブラスト法、微粒子を含んだ水
をフィルム表面に噴射してフィルム表面に孔を形成させ
る液体ホーニング法、微粒子を含んだ樹脂をフィルム表
面にコートするコーティング法などがある。それらの方
法のうち、表面の粗さを一定にすることが比較的容易で
あるという観点から見て、コーティング法を用いること
が好ましい。
コーティング法は通常は次のように行われる。すなわち
ポリエステル、アクリル樹脂、ウレタン樹脂などの樹脂
およびイソシアネート化合物などの硬化剤を有機溶剤に
溶解した溶液の中に、マット化剤を分散させてコーティ
ング剤としたのち、このコーティング剤を前記フィルム
上に塗布し、乾燥し、エージング処理と呼ばれる加熱処
理を行って硬化させることによりマットフィルムとす
る。
マット化剤としては、二酸化ケイ素、グラファイト、ア
ルミナなどの無機物や、ポリイミド、ポリアミド、エポ
キシ樹脂、セルロースなどの有機物の固体粉末を使用す
ることができる。
しかし、本発明においては、硬化剤であるイソシアネー
ト化合物等を、接着層とウレタン結合等により化学的結
合を生じさせるための反応種としても用いるため、エー
ジング処理は接着層を塗布した後に行わなければならな
い。
本発明においては、マットフィルムの表面粗さは、日本
工業規格(JIS)B0601によるRa=0.01μ
mないし5μmであって、しかもRmax=0.04μm
ないし20μmの範囲であることが好ましい。特に好ま
しのはRa=0.2μmないし0.8μmであって、し
かもRmax=1.0μmないし3μmである。このよう
にして得られマットフィルム上には、接着層が両者の界
面において化学的に結合せしめられて設けられているた
めに、マットフィルムと一体的に剥離することを可能と
している。もし、化学的に結合していない場合には、マ
ットフィルムを剥離する際に接着層が部分的に粘着防止
用樹脂被膜層表面に残り、焼きボケや現像不良発生の原
因となる。
マットフィルムは露光処理に先立ち、感光性樹脂版から
剥離されるが、このとき粘着防止用樹脂被膜は接着層よ
りも感光層と強固に接着しているため、マットフィルム
は接着層とともに容易に粘着防止層表面から剥離され
る。このとき、Raが0.01μmより小さく、かつR
maxが0.04μmより小さいと、マットフィルムの表
面形状が粘着防止用樹脂被膜に転写される効果が乏し
く、ネガフィルムとの真空密着性が悪くなる。またRa
が5μmを超え、かつRmaxが20μmを超えると、粘
着防止用樹脂被膜に転写されたマット化面において、マ
ットフィルム表面形状の深さに起因して露光時に入射光
が乱反射し、画像再現性が悪くなる。
(製造法) 次に本発明の感光性樹脂版の製造法の好適な1例につい
て説明する。
まず、マットフィルムとなる素材フィルム上にコーティ
ング剤を均一に塗布し、乾燥する。コーティング剤は前
記ポリエステル等の樹脂、二酸化ケイ素等の粉末、接着
層と化学的に結合するための反応種を有するイソシアネ
ート化合物等の硬化剤および溶剤から成るものである。
次に、前記の接着層形成用樹脂を揮発性溶媒に溶解させ
たものを、前記マットフィルムのマット化された面に塗
布し、乾燥して接着層を形成する。次いで室温または加
熱した状態で放置する。このとき、前記イソシアネート
化合物等の硬化剤と接着層形成用樹脂との間で反応が進
行し、マットフィルムのコーティング層と接着層との接
触面において強力な化学結合が生じ、マットフィルムと
接着層とは強固に接着することとなる。次に、粘着防止
用樹脂被膜を形成するための樹脂、例えば適当なけん化
度及び重合度を有するポリビニルアルコールとメタノー
ル−水とから成る組成物を前記の接着層上に塗布するな
どして粘着防止用樹脂被膜を形成し、3層から成るフィ
ルムを作成する。
一方、支持体表面に、前記の感光層形成用組成物を用い
て感光層を形成し、この感光層に前記のようにして得ら
れた3層から成るフィルムを、粘着防止用樹脂被膜と感
光層とが対面するようにして圧着し、感光性樹脂版を得
る。
本発明の感光性樹脂版の製造方法としては、前記の方法
に限らず、支持体上に感光層、粘着防止用樹脂被膜、接
着層及びマットフィルムを順次積層する方法なども用い
ることができる。
実施例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 重合度が約2万の飽和ポリエステル樹脂100重量部を
シクロヘキサノン3,800重量部に溶解し、この中に
平均粒子径が5μmの二酸化ケイ素粉末10gを分散さ
せ、コロネートL(日本ポリウレタン社製、イソシアネ
ート化合物)2重量部を添加し、マット化層形成用コー
ティング剤とした。
また、重合度が約2万の飽和ポリエステル樹脂100重
量部をシクロヘキサノン3,800重量部に溶解し、接
着層形成用組成物とした。
一方、けん化度が90モル%、重合度が1,000の部
分けん化ポリ酢酸ビニルを水/メタノール=90/10(重
量/重量)の混合溶剤に溶解し、3重量%溶液を調製し
て粘着防止用樹脂被膜形成用組成物とした。
ポリエステルフィルム(125μm厚)に前記マット化
層形成用コーティング剤を乾燥膜厚が4μmとなるよう
に塗布し、シクロヘキサノンを揮散させるために100
℃で5分間乾燥した。こうして得られた表面粗さはRa
=0.5μm、Rmax=2μmであった。前記のコーテ
ィング剤が乾燥後、ただちに前記の接着層形成用組成物
を乾燥膜厚が1μmとなるように塗布し、100℃で1
0分間乾燥した。こうして得られたフィルムを60℃で
4日間加熱処理を行い、マット化層の硬化およびマット
化層と接着層との界面での化学反応を十分に行わせた。
次いで接着層の上に粘着防止用樹脂被膜形成用組成物を
乾燥膜厚が2μmとなるように塗布して、120℃で3
0秒間乾燥し、マットフィルム、接着層および粘着防止
用樹脂被膜から成る積層体を作成した。
一方、感光性樹脂組成物として けん化度が80モル%で重合度が 500の部分けん化ポリ酢酸ビニル 100重量部 感光性反応生成物 100重量部 エチレングリコール 10重量部 ベンゾインイソプロピルエーテル 4重量部 メチルヒドロキノン 0.05重量部 水 200重量部 をフラスコ中で90℃に保持してかきまぜ、溶解した溶
液をハレーション防止層を設けた鋼板上に流延し、40
℃で15時間乾燥して厚さ0.7mmの感光層を形成させ
た。
なお、前記感光性反応生成物は、特公昭54−3790
号公報の実施例2に開示されている方法に従って製造し
た。
すなわち、水10重量部にメチルヒドロキノン0.02
5重量部を溶かし、これにジメチロール尿素ジメチルエ
ーテル74重量部、N−メチロールアクリルアミド20
2重量部、塩化アンモニウム2重量部を加えて80℃に
加熱し、2時間かきまぜた。次いでこの反応混合物をア
セトン1,000重量部中に注加し、沈澱物をろ過して
除いた。
次に、ろ液を蒸留してアセトンを除き、粘ちょうな感光
性反応生成物を得た。このものは水、アルコール及びア
セトンに可溶で、その赤外線吸収スペクトルは800cm
-1に強い吸収を示した。
このようにして形成された感光層表面は強い粘着性を有
し、ネガフィルムとの真空密着性が悪い。この感光層表
面に、先に作成した3層から成る積層体を粘着防止用樹
脂被膜が感光層表面に接するようにして80℃で熱圧着
した。
このようにして得られた感光性樹脂版を1週間放置した
のち、A−3サイズに断裁したが、その周囲などのマッ
トフィルムの剥がれは全くなかった。このフィルムを剥
がすと、フィルム側には接着層が全面に付着していた。
一方、粘着防止用樹脂被膜は感光層表面に付着してお
り、粘着防止用樹脂被膜表面には熱圧着時に転写された
マットフィルム上のマット形状が形成されていた。
また、マットフィルムを剥がす際に、フィルムを数cmお
きに止めながら剥がしたが、やはりフィルム側に接着層
が全面に付着し、粘着防止用樹脂被膜表面に接着層が残
ることはなかった。
このサンプルにネガフィルムを重ね、真空密着後ケミカ
ルランプで露光を行った。次いでスプレー式洗い出し機
を用いてスプレー圧2.7kg/cm2、液温45℃の水道
水によって2分間現像し、その後乾燥し、後露光を行っ
た版について観察したところ、全く焼きボケはなく、真
空密着性が良好であったことを示していた。また版面に
粘着防止用樹脂被膜が残留していることもなく、白ヌキ
深度も十分であり、再現性が良好であった。さらに、印
刷テストを行っても印刷開始から良好な印刷物が得られ
た。
比較例1 実施例1と同様にしてマット化層形成用コーティング
剤、接着層形成用組成物、粘着防止用樹脂被膜形成用組
成物を調製した。ポリエステルフィルム(125μm
厚)上にマット化層形成用コーティング剤を塗布し、乾
燥した後、60℃で4日間エージング処理を行い、マッ
ト化層を十分に硬化させた。このとき、マット化層に含
まれていたイソシアネート化合物は、マット化層の硬化
のためにほとんど消費された。次に実施例1と同様にし
て接着層形成用組成物および粘着防止用樹脂被膜形成用
組成物を順に塗布乾燥して、マットフィルム、接着層お
よび粘着防止用樹脂被膜から成る積層体を作成した。
実施例1と同様にして得られた感光層表面に上記積層体
を80℃で熱圧着した。一週間放置後、A−3サイズに
断裁したが周囲の剥がれなどはなかった。次に、フィル
ムを剥がす際に、フィルムを数cmおきに止めながら剥が
したところ、フィルムを止めた部分の接着層部が粘着防
止層表面に線状に残っていた。そのまま露光および現像
したが、接着層部が粘着防止層表面に残っていた部分は
現像液で溶出されなかった。
実施例2 メチルメタクリレート60重量部、ヒドロキシエチルメ
タクリレート40重量部からなり、分子量が約4万のア
クリル樹脂100重量部をアルミニウムイソプロピレー
ト5重量部をメチルエチルケトン100重量部に溶解さ
せた中に、平均粒子径が5μmの二酸化ケイ素10重量
部を均一に分散させてマット化層形成用コーティング剤
とした。
またエチレン酢酸ビニル樹脂100重量部を酢酸エチル
1,000重量部に溶解して接着層形成用組成物とし
た。
一方、けん化度が99モル%、重合度が500の部分け
ん化ポリビニルアルコール3重量部を、水/メタノール
=60/37(重量部/重量部)の混合溶剤に溶解して粘着
防止用樹脂被膜形成用組成物とした。
実施例1と同様にしてポリエステルフィルム(100μ
m厚)に前記マット化層形成用コーティング剤を乾燥膜
厚が5μmとなるように塗布し、100℃で2分間乾燥
した。次にこの上に接着層形成用組成物を乾燥膜厚が
0.7μmとなるように塗布し、100℃で2分間乾燥
し、さらに60℃で10日間放置した。次いで粘着防止
用樹脂被膜形成用組成物を乾燥膜厚2μmとなるように
塗布し、120℃で30秒間乾燥して、マットフィル
ム、接着層および粘着防止用樹脂被膜から成る積層体を
作成した。
実施例1と同様にして形成した感光層表面に水を微量塗
布してから、先に作成した積層体を粘着防止用樹脂被膜
が感光層表面に接するようにして圧着した。
このようにして得られた感光性樹脂版を1週間放置した
のち、A−3サイズに断裁したが、その周囲などのマッ
トフィルムの剥がれは全くなかった。このフィルムを剥
がすと、フィルム側には接着層が全面に付着していた。
一方、粘着防止用樹脂被膜は感光層表面に全面に付着
し、かつその表面はマットフィルムのマット形状を有し
ていた。
このサンプルにネガフィルムを重ね、真空密着後に露光
し、現像、乾燥後、後露光を行ったところ、真空密着時
には良好な真空密着性を示し、得られた画像は再現性、
深度などいずれも良好であった。
実施例3 実施例1で使用したマット化層形成用コーティング剤お
よび接着層形成用組成物を用い、粘着防止用樹脂被膜形
成用組成物として、メトキシ基約30%含有のメチルセ
ルロース樹脂であるメトローズSM15(信越化学社
製)5重量部を水95重量部に溶解させたものを用い、
実施例1と同様にして積層体を作成した。
一方、感光性樹脂組成物としてけん化度が80モル%で
重合度が580の部分けん化ポリ酢酸ビニル
100重量部 ポリグリセリン♯500(阪本薬品工業(株)製、水酸
基が960で粘度が175,000cP(30℃)のも
の)100gに、アクリル酸36g、無水リン酸1g及
びメチルヒドロキノン20mgを混合し、60℃で4時間
かきまぜながら加熱したのち、未反応のアクリル酸を減
圧下で留去し、得られた反応混合物を水45gに溶解し
てアンモニアで中和後、ろ過して得られた感光性物質 100重量部 ベンゾインイソプロピルエステル 4重量部 メチルヒドロキノン 0.05重量部 水 200重量部 から成る組成物をハレーション防止層を設けた鋼板上に
流延し、40℃で15時間乾燥して、膜厚0.4mmの感
光層を形成した。
この表面は強い粘着性があり、ネガフィルムとの真空密
着性が悪い。
この感光層表面に、先に作成した積層体を粘着防止用樹
脂被膜が感光層表面に接するようにして圧着したのち、
1週間放置したところ、実施例1と全く同様の結果が得
られた。
実施例4 感光性樹脂組成物として 共重合ポリアミド 100重量部 メチレンビスアクリルアミド 10重量部 ベンゾフェノン 2重量部 ヒドロキノン 0.01重量部 メタノール 100重量部 水 20重量部 から成る溶液を調製し、これをハレーション防止層を設
けた鋼板上に、膜厚0.6mmになるように流延し、40
℃で15時間乾燥して感光層を形成させた。
なお、共重合ポリアミドは、特公昭54−41203号
公報の実施例に開示されている方法に従って製造した。
すなわち、ε−カプロラクタム60重量%、ヘキサメチ
レンジアンモニウムアジペート18重量%及び5−(ナ
トリウムスルホ)イソフタル酸とヘキサメチレンジアミ
ンの塩22重量%の共重合組成となるようにオートクレ
ーブに仕込み、窒素ガスで置換したのち昇温1時間、制
圧(30kg/cm2)4時間、放圧30分、常圧5時間の
圧力条件下、240ないし250℃の温度で重合させ
て、共重合ポリアミドを得た。
前記感光層に、実施例1と同様にして接着層および粘着
防止用樹脂被膜を有するポリエステルフィルムを圧着
し、1週間放置したところ、実施例1と全く同様の結果
が得られた。
発明の効果 本発明の感光性樹脂版は、支持体上に設けられた感光層
の表面に、順次に粘着防止層、接着層およびマット層を
被覆して成る感光性樹脂版において、感光層と前記粘着
防止層との接着力は該粘着防止層と接着層との接着力よ
りも大きく、マット層の基材は合成樹脂製のフィルムか
らなり、かつ、マット層の接着層側にはマット化剤を分
散させたコーティング剤が塗布され、該コーティング剤
中に硬化剤を含有したことを特徴とする感光性樹脂版で
あるために、取扱中または断裁時に周囲および全面の剥
がれを防止でき、マットフィルムを剥がす際にも接着層
が粘着防止用樹脂膜上に残ることがないので良好な印刷
物を得ることができるなどの効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−17148(JP,A) 特開 昭60−39635(JP,A) 特開 昭57−208556(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に設けられた感光層の表面に、順
    次に粘着防止層、接着層およびマット層を被覆して成る
    感光性樹脂版において、感光層と前記粘着防止層との接
    着力は該粘着防止層と接着層との接着力よりも大きく、
    マット層の基材は合成樹脂製のフィルムからなり、か
    つ、マット層の接着層側にはマット化剤を分散させたコ
    ーティング剤が塗布され、該コーティング剤中に硬化剤
    を含有したことを特徴とする感光性樹脂版。
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