JPH0655923B2 - 水性保護用組成物 - Google Patents
水性保護用組成物Info
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- JPH0655923B2 JPH0655923B2 JP1084743A JP8474389A JPH0655923B2 JP H0655923 B2 JPH0655923 B2 JP H0655923B2 JP 1084743 A JP1084743 A JP 1084743A JP 8474389 A JP8474389 A JP 8474389A JP H0655923 B2 JPH0655923 B2 JP H0655923B2
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- Japan
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- protective composition
- aqueous
- acid
- aqueous protective
- parts
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗装面、メッキ面などの一次防錆に適する水性
保護用組成物の製造方法に関するものである。
保護用組成物の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 自動車、オートバイク、農業用耕運機等の車両は、通
常、需要家に渡るまでの間に、ほとんどの車両は屋外に
放置されるので、塗装面は埃や降下煤塵等による付着
物、雨水、大気中の腐食性ガスあるいは直射日光等によ
って、塗装面の汚染、変色、しみ、艶びけ、割れあるい
はさび等が発生して、商品価値が著しく低下する場合が
少なくない。
常、需要家に渡るまでの間に、ほとんどの車両は屋外に
放置されるので、塗装面は埃や降下煤塵等による付着
物、雨水、大気中の腐食性ガスあるいは直射日光等によ
って、塗装面の汚染、変色、しみ、艶びけ、割れあるい
はさび等が発生して、商品価値が著しく低下する場合が
少なくない。
上記の問題の防止対策として、車両の塗装面をワックス
被膜で保護したのち、そのつど除去するという方法も採
用されているが、長期間保管された場合、ワックス被膜
の変質により被膜の除去性が低下するとともに、石油系
溶剤を加えたスチーム洗浄工程で、多量の含油水を排出
するため排水処理に大きな問題を抱えている。これらの
欠点を排除した保護用組成物として、特公昭55−50
517号に開示されている組成物がある。その保護用組
成物は、α,β−モノエチレン性不飽和酸とアクリル酸
またはメタアクリル酸のエステルとを、界面活性剤を使
用しないアルコール中で共重合させる方法で合成され
る。
被膜で保護したのち、そのつど除去するという方法も採
用されているが、長期間保管された場合、ワックス被膜
の変質により被膜の除去性が低下するとともに、石油系
溶剤を加えたスチーム洗浄工程で、多量の含油水を排出
するため排水処理に大きな問題を抱えている。これらの
欠点を排除した保護用組成物として、特公昭55−50
517号に開示されている組成物がある。その保護用組
成物は、α,β−モノエチレン性不飽和酸とアクリル酸
またはメタアクリル酸のエステルとを、界面活性剤を使
用しないアルコール中で共重合させる方法で合成され
る。
ところで、一般に水性保護用組成物において、その組成
物中のアルコール含有量が5重量%を越えると、該組成
物は低い引火点を示すようになる。上記の公告された水
性保護用組成物は、アルコール中でビニル系共重合体を
合成するので、得られた水性保護用組成物中のアルコー
ル含有量は10ないし30重量%であるか、あるいは3
0重量%を越える場合も生じ、実際に使用する際に、火
災、爆発等の安全上の問題、さらには、当該アルコール
が大気中に放出され大気汚染の原因となる問題を抱えて
いるのが現状である。
物中のアルコール含有量が5重量%を越えると、該組成
物は低い引火点を示すようになる。上記の公告された水
性保護用組成物は、アルコール中でビニル系共重合体を
合成するので、得られた水性保護用組成物中のアルコー
ル含有量は10ないし30重量%であるか、あるいは3
0重量%を越える場合も生じ、実際に使用する際に、火
災、爆発等の安全上の問題、さらには、当該アルコール
が大気中に放出され大気汚染の原因となる問題を抱えて
いるのが現状である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、ビニル系共重合体を必須成分とする水性保護
用組成物において、保護特性と長期保管後の除去性に優
れ、排水処理および火気に問題の無い水性保護用組成物
の製造方法を提供しようとするものである。
用組成物において、保護特性と長期保管後の除去性に優
れ、排水処理および火気に問題の無い水性保護用組成物
の製造方法を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、従来の水性保護用組成物を改善するた
め、重合方法について鋭意研究を進めた結果、上記の欠
点を解消し、優れた保護特性を有する水性保護用組成物
を見い出し、本発明を完成した。
め、重合方法について鋭意研究を進めた結果、上記の欠
点を解消し、優れた保護特性を有する水性保護用組成物
を見い出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の趣旨とするところは、 (第1工程) (a)α,β−モノエチレン性不飽和酸と、 (b)アクリル酸又はメタクリル酸のエステルとを、 界面活性剤を含有しない揮発性溶媒中で共重合させ、 (第2工程) 第1工程で得られた共重合体(c)の酸成分を中和する
ために必要な量の揮発性アルカリと水を加えて水溶液に
し、 (第3工程) 第2工程で得られた水溶液に(d)α,β−モノエチレ
ン性不飽和酸及び(e)アクリル酸又はメタクリル酸の
エステルを添加して共重合させることによって得られる
水性保護用組成物に関するものである。
ために必要な量の揮発性アルカリと水を加えて水溶液に
し、 (第3工程) 第2工程で得られた水溶液に(d)α,β−モノエチレ
ン性不飽和酸及び(e)アクリル酸又はメタクリル酸の
エステルを添加して共重合させることによって得られる
水性保護用組成物に関するものである。
(α,β−モノエチレン性不飽和酸) 本発明において使用されるα,β−モノエチレン性不飽
和酸としては、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、アクリル酸あるいはメタクリル酸などが挙げ
られる。
和酸としては、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イ
タコン酸、アクリル酸あるいはメタクリル酸などが挙げ
られる。
なお、α,β−モノエチレン性不飽和酸(a)および
(d)は、同種のものであっても、異種のものであって
もよい。
(d)は、同種のものであっても、異種のものであって
もよい。
(エステル) また本発明において使用されるアクリル酸またはメタク
リル酸のエステルとしては、炭素原子数が1ないし18
である脂肪族飽和1価アルコールが適当であり、特に炭
素原子数が1ないし4である脂肪族飽和1価アルコール
が好ましい。
リル酸のエステルとしては、炭素原子数が1ないし18
である脂肪族飽和1価アルコールが適当であり、特に炭
素原子数が1ないし4である脂肪族飽和1価アルコール
が好ましい。
なお、アクリル酸またはメタクリル酸のエステル(b)
および(e)は、同種のものであっても、異種のもので
あってもよい。
および(e)は、同種のものであっても、異種のもので
あってもよい。
(配合比) 前記の不飽和酸の使用量と前記のアクリル酸またはメタ
クリル酸のエステルの使用量としては、前者の7ないし
20重量部に対して、後者の80ないし93重量部の範
囲内が適当である。
クリル酸のエステルの使用量としては、前者の7ないし
20重量部に対して、後者の80ないし93重量部の範
囲内が適当である。
なお、(a)と(b)および(d)と(e)の配合比
は、同一であっても異なっていてもよい。
は、同一であっても異なっていてもよい。
(共重合操作) 本発明の製造方法において、第1工程および第3工程と
も、α,β−モノエチレン性不飽和酸と、アクリル酸ま
たはメタクリル酸のエステルは、反応容器中にその全量
を仕込んだ後、反応を開始することができる。
も、α,β−モノエチレン性不飽和酸と、アクリル酸ま
たはメタクリル酸のエステルは、反応容器中にその全量
を仕込んだ後、反応を開始することができる。
あるいは前記の両モノマーを反応容器中に滴下しながら
反応を行う方法もあり、後者の方法が適当である。
反応を行う方法もあり、後者の方法が適当である。
共重合操作は、公知慣用の重合開始剤、たとえば第1工
程ではヒドロペルオキシド、過酸化ベンゾイル等の有機
過酸化物あるいはアゾ化合物を用いて行なうのがよく、
また、第3工程では過酸化水素、過硫酸塩等の無機過酸
化物を用いて行なうのがよい。
程ではヒドロペルオキシド、過酸化ベンゾイル等の有機
過酸化物あるいはアゾ化合物を用いて行なうのがよく、
また、第3工程では過酸化水素、過硫酸塩等の無機過酸
化物を用いて行なうのがよい。
また、共重合をさせる場合に、界面活性剤を使用する
と、得られる水性保護用組成物被膜の耐水性が悪くなる
ので、界面活性剤は添加しない。
と、得られる水性保護用組成物被膜の耐水性が悪くなる
ので、界面活性剤は添加しない。
第1工程での反応は、揮発性溶媒が還流する温度で行な
い、反応時間は各モノマーの仕込み終了後、さらに数時
間を要する。一方、第3工程での反応は、温度60ない
し90℃で行ない、反応時間は各モノマーの仕込み終了
後、1ないし2時間を要する。
い、反応時間は各モノマーの仕込み終了後、さらに数時
間を要する。一方、第3工程での反応は、温度60ない
し90℃で行ない、反応時間は各モノマーの仕込み終了
後、1ないし2時間を要する。
(揮発性溶媒) 本発明の製造方法において、第1工程で用いる揮発性溶
媒として、メチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコール等の炭素原子数が1ないし4の低級飽和
1価アルコール、およびメチルエチルケトン、セルソル
ブなどを用いることができる。
媒として、メチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブ
チルアルコール等の炭素原子数が1ないし4の低級飽和
1価アルコール、およびメチルエチルケトン、セルソル
ブなどを用いることができる。
本発明で得られる水性保護用組成物中の揮発性溶媒の含
有量は、5重量%以下であることが望ましい。
有量は、5重量%以下であることが望ましい。
(中 和) 上記の第1工程の共重合によって得られた共重合体
(c)中の酸成分を中和するのに必要な量の揮発性アル
カリと水を加えて、水溶液とし、第3工程で使用する。
(c)中の酸成分を中和するのに必要な量の揮発性アル
カリと水を加えて、水溶液とし、第3工程で使用する。
本発明の製造方法において、共重合体(c)中の酸成分
は、アンモニア、モルホリン等の揮発性アルカリで中和
する。これに対して水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
または揮発速度の遅いトリエタノールアミン等で中和す
ると、形成される被膜の耐水性が著しく低下するので最
適ではない。
は、アンモニア、モルホリン等の揮発性アルカリで中和
する。これに対して水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
または揮発速度の遅いトリエタノールアミン等で中和す
ると、形成される被膜の耐水性が著しく低下するので最
適ではない。
揮発性アルカリの添加量は、当該ビニル系重合体(c)
の酸成分の中和当量に相当する量である必要がある。揮
発性アルカリの添加量が当該ビニル系重合体(c)の酸
成分より少ないと、共重合体の水に対する溶解性が低下
する。
の酸成分の中和当量に相当する量である必要がある。揮
発性アルカリの添加量が当該ビニル系重合体(c)の酸
成分より少ないと、共重合体の水に対する溶解性が低下
する。
また反対に共重合体(c)の酸成分の中和当量より多い
揮発性アルカリを使用すると、α,β−モノエチレン性
不飽和酸が水に溶解して、共重合反応が不均一となって
しまい、好ましくない。
揮発性アルカリを使用すると、α,β−モノエチレン性
不飽和酸が水に溶解して、共重合反応が不均一となって
しまい、好ましくない。
(共重合体(c)の使用量) 第3工程において、共重合体(c)は(c)と(d)と
(e)の合計量に対して2ないし10重量%である必要
がある。(c)と(d)と(e)の合計量に対して
(c)の割合が2重量%未満であれば、(d)と(e)
の共重合体が析出し、均一な組成物が得られない。一
方、(c)と(d)と(e)の合計量に対して(c)の
割合が10重量%を越えると、得られた水性保護用組成
物の揮発性溶媒の含有量が多くなり、好ましくない。
(e)の合計量に対して2ないし10重量%である必要
がある。(c)と(d)と(e)の合計量に対して
(c)の割合が2重量%未満であれば、(d)と(e)
の共重合体が析出し、均一な組成物が得られない。一
方、(c)と(d)と(e)の合計量に対して(c)の
割合が10重量%を越えると、得られた水性保護用組成
物の揮発性溶媒の含有量が多くなり、好ましくない。
(揮発性溶媒の含有量) 水性保護用組成物中の揮発性溶媒の含有量は、5重量%
未満であることが必要である。それが5重量%を越える
と、該組成物が低い引火点を示し、好ましくない。
未満であることが必要である。それが5重量%を越える
と、該組成物が低い引火点を示し、好ましくない。
(被膜のガラス転移点) 本発明の保護用組成物によって塗装面を保護するには、
被膜のガラス転移点が0ないし50℃のもので、特に1
0ないし30℃のものが好ましい。被膜のガラス転移点
が0℃未満であると、被膜が柔らかになり、土砂が多く
付着することとなるし、また夏季の炎天下では車両外板
温度は80ないし100℃にも達するので、被膜切れが
起こる。一方、被膜のガラス転移点が50℃を越える場
合には、常温で塗布すると均一な被膜が得られないし、
保護組成物を乳化して塗布しても白粉化して被膜が形成
できない。さらに被膜が形成されても、被膜の除去が甚
だ困難となる。
被膜のガラス転移点が0ないし50℃のもので、特に1
0ないし30℃のものが好ましい。被膜のガラス転移点
が0℃未満であると、被膜が柔らかになり、土砂が多く
付着することとなるし、また夏季の炎天下では車両外板
温度は80ないし100℃にも達するので、被膜切れが
起こる。一方、被膜のガラス転移点が50℃を越える場
合には、常温で塗布すると均一な被膜が得られないし、
保護組成物を乳化して塗布しても白粉化して被膜が形成
できない。さらに被膜が形成されても、被膜の除去が甚
だ困難となる。
実施例 次に、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本
発明は下記の実施例によってなんらの制限をも受けるも
のではない。実施例および比較例において、部および%
は、特記しない限り重量基準である。
発明は下記の実施例によってなんらの制限をも受けるも
のではない。実施例および比較例において、部および%
は、特記しない限り重量基準である。
実施例1 温度計、撹拌機、滴下漏斗、窒素ガス導入口および還流
冷却器を備えた反応器に、溶媒としてのイソプロピルア
ルコール100部を仕込み、窒素気流中で82ないし8
6℃に昇温した後、別にビニル系モノマーとして、アク
リル酸15部、ブチルアクリレート42.5部およびメ
チルアクリレート42.5部を混合しておき、この混合
物と過酸化ベンゾイル1部とを、別々の滴下漏斗から5
時間を要して滴下注入し、共重合させた。滴下終了後も
同温度でさらに5時間保って共重合反応を完了させた。
冷却器を備えた反応器に、溶媒としてのイソプロピルア
ルコール100部を仕込み、窒素気流中で82ないし8
6℃に昇温した後、別にビニル系モノマーとして、アク
リル酸15部、ブチルアクリレート42.5部およびメ
チルアクリレート42.5部を混合しておき、この混合
物と過酸化ベンゾイル1部とを、別々の滴下漏斗から5
時間を要して滴下注入し、共重合させた。滴下終了後も
同温度でさらに5時間保って共重合反応を完了させた。
次いで、得られたビニル系共重合体溶液を室温まで冷却
した後、濃度25%のアンモニア水14.2部を滴下
し、不揮発分濃度が5%になるまで水を添加した。
した後、濃度25%のアンモニア水14.2部を滴下
し、不揮発分濃度が5%になるまで水を添加した。
次いで、かくして得られたビニル系共重合体水溶液15
0部(共重合体(c)として7.5部)を別の反応器に
仕込み、過硫酸カリウム0.3部を添加し、窒素気流中
で75ないし80℃まで昇温した後、ビニル系モノマー
として、アクリル酸の15部、ブチルアクリレートの4
2.5部、メチルアクリレートの42.5部および重合
度調整剤として、ドデシルメルカプタン2部からなる混
合物102部を、3時間を要して滴下した。
0部(共重合体(c)として7.5部)を別の反応器に
仕込み、過硫酸カリウム0.3部を添加し、窒素気流中
で75ないし80℃まで昇温した後、ビニル系モノマー
として、アクリル酸の15部、ブチルアクリレートの4
2.5部、メチルアクリレートの42.5部および重合
度調整剤として、ドデシルメルカプタン2部からなる混
合物102部を、3時間を要して滴下した。
滴下終了後も同温度に2時間保って共重合反応を完了さ
せて、本発明の水性保護用組成物が得られた。なお、
(c)と(d)と(e)の合計量に対する(c)の割合
は7.0%である。
せて、本発明の水性保護用組成物が得られた。なお、
(c)と(d)と(e)の合計量に対する(c)の割合
は7.0%である。
ここに得られた水性保護用組成物中のイソプロピルアル
コール含有量は、3.0%であり、当該組成物の引火点
をペンスキーマルテンス法で測定したところ、引火点は
認められなかった。
コール含有量は、3.0%であり、当該組成物の引火点
をペンスキーマルテンス法で測定したところ、引火点は
認められなかった。
次いで、当該組成物をアンモニアで中和し、不揮発分濃
度20%になるまで水を加えて希釈した後、軟鋼板にエ
アスプレーし、乾燥させて膜厚が10ないし20μmの
保護被膜を形成させた。
度20%になるまで水を加えて希釈した後、軟鋼板にエ
アスプレーし、乾燥させて膜厚が10ないし20μmの
保護被膜を形成させた。
得られた保護被膜は、ガラス転移点(示差熱分析で測
定)が28℃で、均一で透明な被膜が得られた。この被
膜の諸性能を調べた結果、耐熱性(100℃で24時間
保持)、保進耐候性(サンシャインウェザーメータで3
00時間暴露)、耐候性(屋外に1年間暴露)、および
耐水性(40℃の蒸留水中に24時間浸漬)において、
試験後の被膜に変化は認められず、極めて良好であるこ
とが分かった。また、上記試験後に保護被膜を形成させ
た各試験片を、約60℃に加温した0.3%水酸化カリ
ウム水溶液中に3分間浸漬した後、水洗したところ、保
護被膜は3分間以内の時間で完全に除去されることも確
認された。
定)が28℃で、均一で透明な被膜が得られた。この被
膜の諸性能を調べた結果、耐熱性(100℃で24時間
保持)、保進耐候性(サンシャインウェザーメータで3
00時間暴露)、耐候性(屋外に1年間暴露)、および
耐水性(40℃の蒸留水中に24時間浸漬)において、
試験後の被膜に変化は認められず、極めて良好であるこ
とが分かった。また、上記試験後に保護被膜を形成させ
た各試験片を、約60℃に加温した0.3%水酸化カリ
ウム水溶液中に3分間浸漬した後、水洗したところ、保
護被膜は3分間以内の時間で完全に除去されることも確
認された。
実施例2 実施例1と同様の反応器中に、溶媒としてメチルアルコ
ール80部を仕込み、窒素気流中で64ないし68℃ま
で昇温した後、別にビニル系モノマーとして、メタクリ
ル酸15部とエチルアクリレートの50部およびメチル
アクリレート35部を混合しておき、この混合物と重合
開始剤としてのアゾイソブチロニトリル1部とを、別々
の滴下漏斗から5時間を要して滴下し、共重合させた。
ール80部を仕込み、窒素気流中で64ないし68℃ま
で昇温した後、別にビニル系モノマーとして、メタクリ
ル酸15部とエチルアクリレートの50部およびメチル
アクリレート35部を混合しておき、この混合物と重合
開始剤としてのアゾイソブチロニトリル1部とを、別々
の滴下漏斗から5時間を要して滴下し、共重合させた。
次いで、得られたビニル系共重合体溶液を室温まで冷却
した後、モノホリン15.2部を滴下し、不揮発分濃度
が10重量%になるまで水を添加した。
した後、モノホリン15.2部を滴下し、不揮発分濃度
が10重量%になるまで水を添加した。
次いで、こうして得られたビニル系共重合体水溶液10
0部(共重合体(c)として10部)を別の反応器に仕
込み、過硫酸カリウム0.3部を添加し、窒素気流中で
75ないし80℃まで昇温した後、メタクリル酸10
部、メチルアクリレート20部、エチルアクリレート7
0部および重合調整剤としてドデシルメルカプタン2部
からなる混合物102部を3時間かけて滴下した。滴下
終了後も、同温度に2時間保って共重合反応を完了させ
て、本発明の水性保護用組成物が得られた。なお、
(c)と(d)と(e)の合計量に対する(c)の割合
は4.8%であった。
0部(共重合体(c)として10部)を別の反応器に仕
込み、過硫酸カリウム0.3部を添加し、窒素気流中で
75ないし80℃まで昇温した後、メタクリル酸10
部、メチルアクリレート20部、エチルアクリレート7
0部および重合調整剤としてドデシルメルカプタン2部
からなる混合物102部を3時間かけて滴下した。滴下
終了後も、同温度に2時間保って共重合反応を完了させ
て、本発明の水性保護用組成物が得られた。なお、
(c)と(d)と(e)の合計量に対する(c)の割合
は4.8%であった。
ここに得られた水性保護用組成物中のメチルアルコール
含有量は、4.0%であり、当該組成物の引火点をペン
スキーマルテンス法で測定したところ、引火点は認めら
れなかった。
含有量は、4.0%であり、当該組成物の引火点をペン
スキーマルテンス法で測定したところ、引火点は認めら
れなかった。
ついで当該組成物をモルホリンで中和し、不揮発分濃度
が20%になるまで水を加えて希釈して得られた保護用
組成物の保護被膜を、実施例1と同様の操作手順で形成
させたところ、被膜のガラス転移点は10℃で、均一透
明な被膜が得られた。この被膜の諸性能は実施例1と同
様であった。
が20%になるまで水を加えて希釈して得られた保護用
組成物の保護被膜を、実施例1と同様の操作手順で形成
させたところ、被膜のガラス転移点は10℃で、均一透
明な被膜が得られた。この被膜の諸性能は実施例1と同
様であった。
比較例1 実施例1においてイソプロピルアルコール中で共重合に
用いたと同様なビニル系モノマー100部を、イソプロ
ピルアルコール100部の溶媒中で共重合させて得られ
た共重合体組成物を、25%アンモニア水で中和し、不
揮発分濃度が20%になるまで水を加えて希釈し、保護
用組成物が得られた。
用いたと同様なビニル系モノマー100部を、イソプロ
ピルアルコール100部の溶媒中で共重合させて得られ
た共重合体組成物を、25%アンモニア水で中和し、不
揮発分濃度が20%になるまで水を加えて希釈し、保護
用組成物が得られた。
当該組成物中のイソプロピルアルコール含有量は、20
%であり、ペンスキーマルテンス法による引火点は27
℃であった。
%であり、ペンスキーマルテンス法による引火点は27
℃であった。
実施例1と同様の操作手順で形成させた保護被膜は、ガ
ラス転移点が28℃で、諸性能は実施例1と同様であっ
た。
ラス転移点が28℃で、諸性能は実施例1と同様であっ
た。
比較例2 実施例2の水溶液中での共重合に用いたと同様なビニル
系モノマー100部を、メチルアルコール150部溶媒
中で共重合させて得られた共重合体組成物を、モルホリ
ンで中和し、不揮発分濃度20%になるまで水を加えて
希釈し、保護用組成物が得られた。
系モノマー100部を、メチルアルコール150部溶媒
中で共重合させて得られた共重合体組成物を、モルホリ
ンで中和し、不揮発分濃度20%になるまで水を加えて
希釈し、保護用組成物が得られた。
当該組成物中のメチルアルコール含有量は、30%であ
り、ペンスキーマルテンス法による引火点は23℃であ
った。
り、ペンスキーマルテンス法による引火点は23℃であ
った。
実施例1と同様の操作手順で形成させた保護被膜は、ガ
ラス転移点が10℃で、諸性能は実施例1と同様であっ
た。
ラス転移点が10℃で、諸性能は実施例1と同様であっ
た。
[発明の効果] 本発明の製造方法により得られる水性保護用組成物は、
特に自動車、車両、機械部品などの一時防錆用として優
れた保護特性を発揮し、長期安定に保護しうるととも
に、火気の問題がなく、また、被膜の除去および排水処
理が容易であるので、作業の合理化が図れるし、さらに
自然環境を破壊しないなどの利点を有する。
特に自動車、車両、機械部品などの一時防錆用として優
れた保護特性を発揮し、長期安定に保護しうるととも
に、火気の問題がなく、また、被膜の除去および排水処
理が容易であるので、作業の合理化が図れるし、さらに
自然環境を破壊しないなどの利点を有する。
Claims (7)
- 【請求項1】(第1工程)(a)α,β−モノエチレン性
不飽和酸と、(b)アクリル酸又はメタクリル酸のエス
テルとを、界面活性剤を含有しない揮発性溶媒中で共重
合させ、 (第2工程)第1工程で得られた共重合体(c)の酸成分
を中和するのに必要な量の揮発性アルカリと水を加えて
水溶液にし、 (第3工程)第2工程で得られた水溶液に、(d)α,β
−モノエチレン性不飽和酸及び(e)アクリル酸又はメ
タクリル酸のエステルを添加して共重合させることによ
って得られる組成物からなる水性保護用組成物。 - 【請求項2】アクリル酸又はメタクリル酸のエステル
(b)及び(e)が、いずれも1個ないし18個の炭素
原子をもつ飽和脂肪族1価アルコールのエステルである
請求項1に記載の水性保護用組成物。 - 【請求項3】(a)と(b)の配合割合及び(b)と
(e)の配合割合が、7ないし20:80ないし93で
ある請求項1に記載の水性保護用組成物。 - 【請求項4】揮発性溶媒が、1個ないし4個の炭素原子
をもつ飽和1価アルコール及びメチルエチルケトン、セ
ロソルブである請求項1に記載の水性保護用組成物。 - 【請求項5】(c)と(d)と(e)との合計重量に対
する(c)の割合が、2ないし10重量%である請求項
1に記載の水性保護用組成物。 - 【請求項6】水性保護用組成物の中の揮発性溶媒の含有
量が、5重量%以下である請求項1に記載の水性保護用
組成物。 - 【請求項7】水性保護用組成物によって形成される皮膜
のガラス転移点が0ないし50℃である請求項1に記載
の水性保護用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1084743A JPH0655923B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 水性保護用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1084743A JPH0655923B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 水性保護用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02263811A JPH02263811A (ja) | 1990-10-26 |
| JPH0655923B2 true JPH0655923B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=13839173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1084743A Expired - Lifetime JPH0655923B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 水性保護用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655923B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100400331B1 (ko) * | 1999-12-02 | 2003-10-01 | 주식회사 하이닉스반도체 | 포토레지스트 오버코팅용 조성물 및 이를 이용한포토레지스트 패턴 형성방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5328937A (en) * | 1976-08-30 | 1978-03-17 | Otake Toushirou | Toilet |
| US4151143A (en) * | 1977-08-19 | 1979-04-24 | American Cyanamid Company | Surfactant-free polymer emulsion coating composition and method for preparing same |
| JPS61264077A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-21 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 水分散型感圧性接着剤組成物の製造法 |
| JPS61271367A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-01 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 水分散型感圧性接着剤組成物の製造法 |
| JPS6272710A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-03 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | アクリル酸エステル系ポリマ−コンポジツトの製造法 |
| JPH0813923B2 (ja) * | 1987-08-17 | 1996-02-14 | 三菱化学ビーエーエスエフ株式会社 | 常温架橋型重合体分散体組成物 |
-
1989
- 1989-04-05 JP JP1084743A patent/JPH0655923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02263811A (ja) | 1990-10-26 |
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