JPH0655978B2 - 無杼織機における緯糸処理方法 - Google Patents
無杼織機における緯糸処理方法Info
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- JPH0655978B2 JPH0655978B2 JP23384885A JP23384885A JPH0655978B2 JP H0655978 B2 JPH0655978 B2 JP H0655978B2 JP 23384885 A JP23384885 A JP 23384885A JP 23384885 A JP23384885 A JP 23384885A JP H0655978 B2 JPH0655978 B2 JP H0655978B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はジェットルーム、レピア織機あるいはグリッパ
織機等の無杼織機における緯糸処理方法に関するもので
ある。
織機等の無杼織機における緯糸処理方法に関するもので
ある。
(従来の技術) ジェットルーム等の無杼織機においては有杼織機に比べ
て遥かに高い生産性を期待することができ、無杼織機の
採用傾向が近年顕著であるが、緯入れミスの発生割合が
有杼織機に比べて高くなることは周知の事実である。緯
入れミス発生の場合の機台停止は緯糸検出器からの緯入
れミス検出信号に基づいて行われるが、無杼織機のよう
な高速織機では各部の破損防止を考慮して機台1回転以
上慣性作動した後に機台停止が行われるため、緯入れミ
スの緯糸(以下、ミス糸という)が機台停止直前に筬打
ちされて織布に織りこまれる。そのため、機台を逆転し
て経糸によるミス糸の把持状態を解除し、このミス糸を
取り除かねばならない。このミス糸除去作業は人手ある
いは特開昭58−220856号公報、特開昭59−2
1752号公報、特開昭59−21757号公報等に開
示されるような緯糸処理装置を用いて行われる。特開昭
58−220856号公報では、緯糸処理装置が織幅方
向に架設されたレールに沿って所定のミス糸処理位置へ
移動し、同装置内のミス糸分離部材(フィンガー)が略
楕円軌道をえがいて経糸開口外から織前を擦過しつつ経
糸開口内へ進入し、織前に打ちこまれているミス糸の一
部を経糸開口内へ分離する。分離されたミス糸の一部は
経糸を掻き分けて経糸開口内へ挿入された引き出し部材
に受け渡され、経糸開口内から経糸を掻き分けて経糸開
口外へ引き出される。経糸開口外へ引き出されたミス糸
の一部は別の引き出し機構に引き渡され、同機構により
経糸開口内の残りのミス糸がすべて経糸開口外へ引き出
し除去される。特開昭59−21752号及び特開昭5
9−21757号公報では織幅方向の所定位置に複数配
置された緯糸処理装置のミス糸分離部材が織布上を織前
側へ摺動しつつ織前を擦過し、織前から経糸開口内へミ
ス糸の複数部位が分離される。すなわち、経糸開口内の
ミス糸の複数部位が経糸による把持状態を緩和され、経
糸による把持状態を緩和されたミス糸が適宜の引き出し
手段により経糸開口内から経糸を掻き分けて、あるいは
織幅方向に向けて経糸開口外へ引き出される。
て遥かに高い生産性を期待することができ、無杼織機の
採用傾向が近年顕著であるが、緯入れミスの発生割合が
有杼織機に比べて高くなることは周知の事実である。緯
入れミス発生の場合の機台停止は緯糸検出器からの緯入
れミス検出信号に基づいて行われるが、無杼織機のよう
な高速織機では各部の破損防止を考慮して機台1回転以
上慣性作動した後に機台停止が行われるため、緯入れミ
スの緯糸(以下、ミス糸という)が機台停止直前に筬打
ちされて織布に織りこまれる。そのため、機台を逆転し
て経糸によるミス糸の把持状態を解除し、このミス糸を
取り除かねばならない。このミス糸除去作業は人手ある
いは特開昭58−220856号公報、特開昭59−2
1752号公報、特開昭59−21757号公報等に開
示されるような緯糸処理装置を用いて行われる。特開昭
58−220856号公報では、緯糸処理装置が織幅方
向に架設されたレールに沿って所定のミス糸処理位置へ
移動し、同装置内のミス糸分離部材(フィンガー)が略
楕円軌道をえがいて経糸開口外から織前を擦過しつつ経
糸開口内へ進入し、織前に打ちこまれているミス糸の一
部を経糸開口内へ分離する。分離されたミス糸の一部は
経糸を掻き分けて経糸開口内へ挿入された引き出し部材
に受け渡され、経糸開口内から経糸を掻き分けて経糸開
口外へ引き出される。経糸開口外へ引き出されたミス糸
の一部は別の引き出し機構に引き渡され、同機構により
経糸開口内の残りのミス糸がすべて経糸開口外へ引き出
し除去される。特開昭59−21752号及び特開昭5
9−21757号公報では織幅方向の所定位置に複数配
置された緯糸処理装置のミス糸分離部材が織布上を織前
側へ摺動しつつ織前を擦過し、織前から経糸開口内へミ
ス糸の複数部位が分離される。すなわち、経糸開口内の
ミス糸の複数部位が経糸による把持状態を緩和され、経
糸による把持状態を緩和されたミス糸が適宜の引き出し
手段により経糸開口内から経糸を掻き分けて、あるいは
織幅方向に向けて経糸開口外へ引き出される。
(発明が解決しようとする問題点) 織前からミス糸を分離するには通常運転時の最大開口状
態を形成し、経糸によるミス糸の把持緩和がなされる
が、ミス糸が通常の緯糸とほぼ同様に織布に打ちこまれ
ているため、最大開口状態においても経糸によるミス糸
の把持状態は充分に緩和されない。そのため、人手によ
るミス糸除去は容易でなく、その除去作業が非常に煩雑
なものとなり、織機の停止時間が長くなって高速織機に
要求される生産性向上を阻害することになる。
態を形成し、経糸によるミス糸の把持緩和がなされる
が、ミス糸が通常の緯糸とほぼ同様に織布に打ちこまれ
ているため、最大開口状態においても経糸によるミス糸
の把持状態は充分に緩和されない。そのため、人手によ
るミス糸除去は容易でなく、その除去作業が非常に煩雑
なものとなり、織機の停止時間が長くなって高速織機に
要求される生産性向上を阻害することになる。
一方、緯糸処理装置を用いた特開昭58−220856
号公報のミス糸処理方法では、最初に経糸開口外へ引き
出されるミス糸の部位を除いてミス糸を緩めることなく
経糸間を通して経糸開口外へミス糸を引き出す方式であ
るため、通常運転時における最大開口状態を形成して経
糸によるミス糸把持状態を緩和しても引き出し抵抗は極
めて大きい。そのため、引き出し抵抗に起因するミス糸
切断を回避するために織幅、糸質等の条件が制限され、
実際に安定したミス糸処理作業を行うことは困難であ
る。
号公報のミス糸処理方法では、最初に経糸開口外へ引き
出されるミス糸の部位を除いてミス糸を緩めることなく
経糸間を通して経糸開口外へミス糸を引き出す方式であ
るため、通常運転時における最大開口状態を形成して経
糸によるミス糸把持状態を緩和しても引き出し抵抗は極
めて大きい。そのため、引き出し抵抗に起因するミス糸
切断を回避するために織幅、糸質等の条件が制限され、
実際に安定したミス糸処理作業を行うことは困難であ
る。
特開昭59−21752号及び特開昭59−21757
号公報のミス糸処理方法ではミス糸を複数部位にて織前
から分離して緩めるため、経糸開口内からの引き出し抵
抗は特開昭58−220856号公報に開示される方法
に比して緩和される。しかし、通常運転時における最大
開口状態を形成しても経糸による把持状態は充分に解除
されないことから、前記複数の弛緩部位以外では依然と
して経糸による把持作用を受けており、ミス糸引き出し
の際の引き出し抵抗が大きい。
号公報のミス糸処理方法ではミス糸を複数部位にて織前
から分離して緩めるため、経糸開口内からの引き出し抵
抗は特開昭58−220856号公報に開示される方法
に比して緩和される。しかし、通常運転時における最大
開口状態を形成しても経糸による把持状態は充分に解除
されないことから、前記複数の弛緩部位以外では依然と
して経糸による把持作用を受けており、ミス糸引き出し
の際の引き出し抵抗が大きい。
又、前記各緯糸処理装置のミス糸分離部材の先端部が織
布に織り込まれた通常の緯糸とミス糸との間に入り込む
というミス糸分離作用が行われなければならないが、通
常運転時における最大開口状態を形成しても経糸による
ミス糸の把持状態が充分に解除されないことから、織前
から開口内側へミス糸を押しつつ前記緯糸とミス糸との
間にミス糸分離部材が入り込むことに失敗するおそれが
多分にある。すなわち、経糸による把持作用の影響が大
きい限りにおいては、織布の織前からミス糸1本を分離
するという極めて微妙な動作を緯糸処理装置で達成する
には同装置の機構の複雑化が避けられず、しかもなお迅
速な処理及び信頼性を得られないという問題がある。
布に織り込まれた通常の緯糸とミス糸との間に入り込む
というミス糸分離作用が行われなければならないが、通
常運転時における最大開口状態を形成しても経糸による
ミス糸の把持状態が充分に解除されないことから、織前
から開口内側へミス糸を押しつつ前記緯糸とミス糸との
間にミス糸分離部材が入り込むことに失敗するおそれが
多分にある。すなわち、経糸による把持作用の影響が大
きい限りにおいては、織布の織前からミス糸1本を分離
するという極めて微妙な動作を緯糸処理装置で達成する
には同装置の機構の複雑化が避けられず、しかもなお迅
速な処理及び信頼性を得られないという問題がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明では、緯入れ毎に開閉口する経糸によって
通常運転時に形成される最大開口角を越える開口角を少
なくとも織前付近に形成し、機台停止直前に織布に織り
込まれた緯糸の織り込み状態を前記開口角形成により解
除し、織前から前記緯糸を分離するようにした。
通常運転時に形成される最大開口角を越える開口角を少
なくとも織前付近に形成し、機台停止直前に織布に織り
込まれた緯糸の織り込み状態を前記開口角形成により解
除し、織前から前記緯糸を分離するようにした。
(作用) すなわち、通常運転時の最大開口角を越える開口角を織
前付近に形成することにより、機台停止直前に織布に織
り込まれた緯糸が経糸による把持作用から大幅に解放さ
れる。そのため、経糸開口内から経糸間を通って経糸開
口外へ緯糸を引き出したり、織幅方向に向けて経糸開口
外へ緯糸を引き出したりする際の引き出し抵抗が大きく
低減され、経糸開口内からの緯糸除去は円滑に行われ
る。
前付近に形成することにより、機台停止直前に織布に織
り込まれた緯糸が経糸による把持作用から大幅に解放さ
れる。そのため、経糸開口内から経糸間を通って経糸開
口外へ緯糸を引き出したり、織幅方向に向けて経糸開口
外へ緯糸を引き出したりする際の引き出し抵抗が大きく
低減され、経糸開口内からの緯糸除去は円滑に行われ
る。
又、経糸による緯糸把持力の低下は緯糸処理装置の緯糸
分離部材の引っ掛け作用を助成し、しかも経糸による把
持作用から大幅に解放された緯糸はそれ自身の張力によ
って緩み、同緯糸と隣接する通常の緯糸との間に間隙が
生じ易い。従って、緯糸処理装置の緯糸分離部材の先端
が分離すべき緯糸と通常の緯糸の間に入り込み易くな
り、緯糸処理装置を用いた場合の緯糸分離は高い割合で
もって成功する。
分離部材の引っ掛け作用を助成し、しかも経糸による把
持作用から大幅に解放された緯糸はそれ自身の張力によ
って緩み、同緯糸と隣接する通常の緯糸との間に間隙が
生じ易い。従って、緯糸処理装置の緯糸分離部材の先端
が分離すべき緯糸と通常の緯糸の間に入り込み易くな
り、緯糸処理装置を用いた場合の緯糸分離は高い割合で
もって成功する。
(実施例) 以下、本発明の平織りの場合に具体化した一実施例を第
1〜11図に基づいて説明する。
1〜11図に基づいて説明する。
第1図において1は複数枚設けられたヘルドフレームの
うちの1つを示し、ヘルドを張った内枠2と、同内枠2
を上下位置調整可能に支持する外枠3とから構成されて
いる。外枠3は引張ばね4によりジャックレバー5を介
して引張付勢されている吊下ロープ6にて吊下されてお
り、織機の駆動軸(図示略)に同期して回転されるカム
板7のカム作用がカムレバー8及び引き下げロープ9を
介して緯入れ毎の上下運動に変換されるようになってい
る。
うちの1つを示し、ヘルドを張った内枠2と、同内枠2
を上下位置調整可能に支持する外枠3とから構成されて
いる。外枠3は引張ばね4によりジャックレバー5を介
して引張付勢されている吊下ロープ6にて吊下されてお
り、織機の駆動軸(図示略)に同期して回転されるカム
板7のカム作用がカムレバー8及び引き下げロープ9を
介して緯入れ毎の上下運動に変換されるようになってい
る。
なお、10は引き下げロープを案内するためのガイドロ
ーラである。
ーラである。
第2,3図に示すように外枠3の上下両クロスバー3a
の両端部間には各サイドステイ3bに接して断面コ字状
のスライドカバー11が架設固定されている。同カバー
11の各内側面上にはベローズ12が止着されており、
各ベローズ12の先端面には圧接板13が止着されてい
る。各ベローズ12へのエア供給は図示しない電磁バル
ブの開閉制御により行われ、このバルブ開閉制御は予め
設定されたミス糸処理プログラムに従って行われる。そ
して、各圧接板13が各ベローズ12の膨脹により内枠
2のサイドフレーム2aの各外側面に圧接され、内枠2
が所定の高さ位置に圧接挾持されるようになっている。
の両端部間には各サイドステイ3bに接して断面コ字状
のスライドカバー11が架設固定されている。同カバー
11の各内側面上にはベローズ12が止着されており、
各ベローズ12の先端面には圧接板13が止着されてい
る。各ベローズ12へのエア供給は図示しない電磁バル
ブの開閉制御により行われ、このバルブ開閉制御は予め
設定されたミス糸処理プログラムに従って行われる。そ
して、各圧接板13が各ベローズ12の膨脹により内枠
2のサイドフレーム2aの各外側面に圧接され、内枠2
が所定の高さ位置に圧接挾持されるようになっている。
第4,5図に示すようにこの実施例では一対のヘルドフ
レーム1,1Aを用いた平織りを対象としており、他方
のヘルドフレーム1Aにおいても前記ヘルドフレーム1
と同様に内枠2A、外枠3A、スライドカバー11A、
ベローズ12A及び圧接板13Aからなる同様の構成と
なっている。
レーム1,1Aを用いた平織りを対象としており、他方
のヘルドフレーム1Aにおいても前記ヘルドフレーム1
と同様に内枠2A、外枠3A、スライドカバー11A、
ベローズ12A及び圧接板13Aからなる同様の構成と
なっている。
さて、本実施例では緯入れミス発生の場合には、ミス糸
処理は前記ミス糸処理プログラムに基づいて遂行される
ようになっている。そこで、緯入れミスが発生した場合
のミス糸処理の作用を次に説明する。
処理は前記ミス糸処理プログラムに基づいて遂行される
ようになっている。そこで、緯入れミスが発生した場合
のミス糸処理の作用を次に説明する。
第4,5図に示す通常運転時には両ヘルドフレーム1,
1Aの内枠2,2Aは外枠3,3Aの上下中央位置に挾
持固定されている。この状態にて両ヘルドフレーム1,
1Aが緯入れ毎に交互に上下入れ代わり、一方のヘルド
フレーム1側に挿通保持された経糸群T1と、他方のヘ
ルドフレーム1A側に挿通保持された経糸群T2とによ
り第4図に示す最大開口状態と第5図に示す閉口状態と
が緯入れ1サイクル中に交互に形成される。第9図は第
4図に対応する織布Wの織前W1近傍を示す。この通常
運転時の最大開口形成状態では、両内枠2,2Aの高さ
間隔は両ヘルドフレーム1,1Aの上下移動距離lに等
しい。第4図に示す最大開口状態では変形筬14が織布
Wの織前W1から最も後退した位置にあり、第5図に示
す閉口状態では変形筬14が織前W1の近傍位置にあ
る。第4図,5図に示すように両経糸群T1,T2によ
り最大開口が形成されており、図示しない緯入れ用メイ
ンノズルから前記開口内へ射出された緯糸が緯入れミス
を起こすと、図示しない緯入れミス検出装置から緯入れ
ミス検出信号が発せられる。この信号に基づいて織機の
運転が停止されるが、機台各部の破損防止を考慮して機
台はほぼ1回ほど慣性で回転して停止し、両ヘルドフレ
ーム1,1A及び変形筬14は第5図に示す位置にて停
止する。この機台慣性作動中に前記緯入れミスの緯糸
(以下、ミス糸Yという)に続く緯入れが行われようと
するが、図示しない緯入れ阻止装置により後続する緯糸
の緯入れ阻止が行われる。又、緯入れされた緯糸を緯入
れ毎に前記緯入れ用メインノズル側から切断分離するカ
ッター(図示略)が一時的に不作動状態に置かれ、ミス
糸Yと後続する緯糸との切断分離が回避される。機台停
止状態においてミス糸Yは10図に示すように織布Wの
織前W1に打ちこまれ、閉口状態を形成する両経糸群T
1,T2により把持されて織布Wに織りこまれている。
1Aの内枠2,2Aは外枠3,3Aの上下中央位置に挾
持固定されている。この状態にて両ヘルドフレーム1,
1Aが緯入れ毎に交互に上下入れ代わり、一方のヘルド
フレーム1側に挿通保持された経糸群T1と、他方のヘ
ルドフレーム1A側に挿通保持された経糸群T2とによ
り第4図に示す最大開口状態と第5図に示す閉口状態と
が緯入れ1サイクル中に交互に形成される。第9図は第
4図に対応する織布Wの織前W1近傍を示す。この通常
運転時の最大開口形成状態では、両内枠2,2Aの高さ
間隔は両ヘルドフレーム1,1Aの上下移動距離lに等
しい。第4図に示す最大開口状態では変形筬14が織布
Wの織前W1から最も後退した位置にあり、第5図に示
す閉口状態では変形筬14が織前W1の近傍位置にあ
る。第4図,5図に示すように両経糸群T1,T2によ
り最大開口が形成されており、図示しない緯入れ用メイ
ンノズルから前記開口内へ射出された緯糸が緯入れミス
を起こすと、図示しない緯入れミス検出装置から緯入れ
ミス検出信号が発せられる。この信号に基づいて織機の
運転が停止されるが、機台各部の破損防止を考慮して機
台はほぼ1回ほど慣性で回転して停止し、両ヘルドフレ
ーム1,1A及び変形筬14は第5図に示す位置にて停
止する。この機台慣性作動中に前記緯入れミスの緯糸
(以下、ミス糸Yという)に続く緯入れが行われようと
するが、図示しない緯入れ阻止装置により後続する緯糸
の緯入れ阻止が行われる。又、緯入れされた緯糸を緯入
れ毎に前記緯入れ用メインノズル側から切断分離するカ
ッター(図示略)が一時的に不作動状態に置かれ、ミス
糸Yと後続する緯糸との切断分離が回避される。機台停
止状態においてミス糸Yは10図に示すように織布Wの
織前W1に打ちこまれ、閉口状態を形成する両経糸群T
1,T2により把持されて織布Wに織りこまれている。
機台停止後、両ヘルドフレーム1,1Aのベローズ1
2,12Aが収縮し、圧接板13,13Aが内枠2から
離間する。これにより圧接板13,13Aによるサイド
フレーム2の挾持状態が解除され、内枠2,2Aは外枠
3,3Aに対して上下動可能となる。この状態では内枠
2,2Aは経糸群T1,T2により第6図に示す位置に
吊下支持されており、内枠2,2Aの落下は阻止され
る。圧接板13,13Aによる内枠2,2Aの挾持状態
が解除された後、機台がほぼ半回ほど正転し、両ヘルド
フレーム1,1A及び変形筬14が第7図に示す位置に
配置される。すなわち、両外枠3,3Aは通常運転時の
最大開口形成位置に配置されるが、内枠2,2Aは両外
枠3,3Aに追随せず、経糸群T1,T2は閉口状態を
維持する。この状態では一方の内枠2は外枠3内の上部
と対応配置し、他方の内枠2Aは外枠3Aの下部と対応
配置する。
2,12Aが収縮し、圧接板13,13Aが内枠2から
離間する。これにより圧接板13,13Aによるサイド
フレーム2の挾持状態が解除され、内枠2,2Aは外枠
3,3Aに対して上下動可能となる。この状態では内枠
2,2Aは経糸群T1,T2により第6図に示す位置に
吊下支持されており、内枠2,2Aの落下は阻止され
る。圧接板13,13Aによる内枠2,2Aの挾持状態
が解除された後、機台がほぼ半回ほど正転し、両ヘルド
フレーム1,1A及び変形筬14が第7図に示す位置に
配置される。すなわち、両外枠3,3Aは通常運転時の
最大開口形成位置に配置されるが、内枠2,2Aは両外
枠3,3Aに追随せず、経糸群T1,T2は閉口状態を
維持する。この状態では一方の内枠2は外枠3内の上部
と対応配置し、他方の内枠2Aは外枠3Aの下部と対応
配置する。
外枠3,3Aが第7図に示す位置に配置されると、ベロ
ーズ12,12Aが膨脹し、内枠2,2Aが圧接板1
3,13Aにより圧接挾持される。続いて、機台が1回
正転あるいは逆転され、両ヘルドフレーム1,1Aが上
下を入れ替えて第8図に示す通常運転時の最大開口形成
位置に配置される。これに伴い、内枠2,2Aが第7図
に示す位置からヘルドフレーム1,1Aの移動量lだけ
互いに逆方向に移動される。従って、両内枠2,2Aは
通常運転時の最大開口形成状態における高さ間隔lの2
倍の高さ間隔をなし、このときの両経糸群T1,T2に
よる開口角αは第8,11図に示すように通常運転時の
最大開口角βよりも大きくなる。この開口形成により織
布Wに織りこまれていたミス糸Yの織り込みが解除され
た状態において前記緯入れ阻止装置により緯入れを阻止
された緯糸側が図示しない緯糸除去装置により牽引除去
され、これに伴って同緯糸に連なるミス糸Yが経糸開口
内から緯入れ方向に沿って緯入れ用メインノズル側へ引
き出し除去される。
ーズ12,12Aが膨脹し、内枠2,2Aが圧接板1
3,13Aにより圧接挾持される。続いて、機台が1回
正転あるいは逆転され、両ヘルドフレーム1,1Aが上
下を入れ替えて第8図に示す通常運転時の最大開口形成
位置に配置される。これに伴い、内枠2,2Aが第7図
に示す位置からヘルドフレーム1,1Aの移動量lだけ
互いに逆方向に移動される。従って、両内枠2,2Aは
通常運転時の最大開口形成状態における高さ間隔lの2
倍の高さ間隔をなし、このときの両経糸群T1,T2に
よる開口角αは第8,11図に示すように通常運転時の
最大開口角βよりも大きくなる。この開口形成により織
布Wに織りこまれていたミス糸Yの織り込みが解除され
た状態において前記緯入れ阻止装置により緯入れを阻止
された緯糸側が図示しない緯糸除去装置により牽引除去
され、これに伴って同緯糸に連なるミス糸Yが経糸開口
内から緯入れ方向に沿って緯入れ用メインノズル側へ引
き出し除去される。
ミス糸Yは正常に緯入れされた緯糸と同様に織前W1に
打ちこまれていることから、通常運転時における最大開
口角βを形成しても経糸群T1,T2によるミス糸Yの
把持力はかなり大きく、織前W1からのミス糸Yの分離
には大きな抵抗が伴う。しかしながら、通常運転時にお
ける最大開口角βを越える開口角αを織前W1近傍に形
成することにより両経糸群T1,T2によるミス糸Yの
把持力は大きく低減され、織前W1からミス糸Yを分離
する際の分離抵抗が大幅に抑制される。従って、経糸開
口内から緯入れ方向に沿って経糸開口外へ引き出される
ミス糸Yの引き出し抵抗は小さく、引き出し抵抗に起因
するミス糸Yの切断を生ずることなく円滑なミス糸Yの
除去が行われる。
打ちこまれていることから、通常運転時における最大開
口角βを形成しても経糸群T1,T2によるミス糸Yの
把持力はかなり大きく、織前W1からのミス糸Yの分離
には大きな抵抗が伴う。しかしながら、通常運転時にお
ける最大開口角βを越える開口角αを織前W1近傍に形
成することにより両経糸群T1,T2によるミス糸Yの
把持力は大きく低減され、織前W1からミス糸Yを分離
する際の分離抵抗が大幅に抑制される。従って、経糸開
口内から緯入れ方向に沿って経糸開口外へ引き出される
ミス糸Yの引き出し抵抗は小さく、引き出し抵抗に起因
するミス糸Yの切断を生ずることなく円滑なミス糸Yの
除去が行われる。
前記緯糸除去装置によるミス糸Yの除去が完了すると、
機台が1回正転あるいは逆転され、両ヘルドフレーム
1,1Aが上下入れ替わる。これにより第7図に示すよ
うに両内枠2,2Aが閉口形成位置に揃う。この状態に
おいてベローズ12,12Aが収縮状態に移行し、両内
枠2,2Aが圧接板13,13Aによる挾持から解放さ
れる。この状態で、機台が半回正転あるいは逆転し、第
6図に示すように両外枠3,3Aの高さ位置が両内枠
2,2Aと同様に揃う。そして、ベローズ12,12A
が膨脹状態に移行し、両内枠2,2Aが圧接板13,1
3Aの圧接挾持作用を受け、通常運転時における所定の
高さ位置に固定される。
機台が1回正転あるいは逆転され、両ヘルドフレーム
1,1Aが上下入れ替わる。これにより第7図に示すよ
うに両内枠2,2Aが閉口形成位置に揃う。この状態に
おいてベローズ12,12Aが収縮状態に移行し、両内
枠2,2Aが圧接板13,13Aによる挾持から解放さ
れる。この状態で、機台が半回正転あるいは逆転し、第
6図に示すように両外枠3,3Aの高さ位置が両内枠
2,2Aと同様に揃う。そして、ベローズ12,12A
が膨脹状態に移行し、両内枠2,2Aが圧接板13,1
3Aの圧接挾持作用を受け、通常運転時における所定の
高さ位置に固定される。
その後、機台が再起動に最も適した回転位置まで所定量
正転あるいは逆転され、織機の運転が再開される。
正転あるいは逆転され、織機の運転が再開される。
この実施例では経糸開口内のミス糸Yが織前W1から経
糸開口側へ分離されることなく前記緯糸除去装置により
緯入れ方向に沿って経糸開口内から経糸開口外へ引き出
し除去されたが、例えば特開昭58−220856号公
報、特開昭59−21752号公報あるいは特開昭59
−21757号公報に開示されるような緯糸処理装置に
より織前W1から経糸開口側へミス糸Yを分離する方法
を採用してもよい。このような緯糸処理装置では緯糸分
離部材が織布上を摺動して織前を擦過し、同分離部材の
先端がミス糸とその1サイクル前に緯入れされた緯糸と
の間に入り込むが、通常運転時における最大開口角βを
越える開口角αを形成することにより織前W1からのミ
ス糸Yの分離抵抗が大幅に低減し、緯糸分離部材の引っ
掛け作用が効果的に働く。すなわち、緯糸分離部材の先
端が織布W上を摺動してミス糸Yの位置に至ると、同先
端がミス糸Yを織前W1から離間方向に押し、同ミス糸
Yと前記緯糸との間に形成された間隙に入り込むが、両
経糸群T1,T2による把持力が大きく抑制されている
ことから織前W1からのミス糸Yの離間は容易に行われ
る。従って、緯糸分離部材の先端はミス糸Yと前記緯糸
との間に容易に入り込み、織前W1から経糸開口側への
ミス糸分離は高い割合でもって成功する。経糸による把
持作用の影響が大きい限りにおいては、織布の織前から
ミス糸1本を分離するという極めて微妙な動作を緯糸処
理装置で達成するには同装置の機構の複雑化が避けられ
ず、しかもなお迅速な処理及び信頼性を得られないとい
う問題があるが、経糸による把持作用の影響を大幅に抑
制することによりこのような問題が解消される。
糸開口側へ分離されることなく前記緯糸除去装置により
緯入れ方向に沿って経糸開口内から経糸開口外へ引き出
し除去されたが、例えば特開昭58−220856号公
報、特開昭59−21752号公報あるいは特開昭59
−21757号公報に開示されるような緯糸処理装置に
より織前W1から経糸開口側へミス糸Yを分離する方法
を採用してもよい。このような緯糸処理装置では緯糸分
離部材が織布上を摺動して織前を擦過し、同分離部材の
先端がミス糸とその1サイクル前に緯入れされた緯糸と
の間に入り込むが、通常運転時における最大開口角βを
越える開口角αを形成することにより織前W1からのミ
ス糸Yの分離抵抗が大幅に低減し、緯糸分離部材の引っ
掛け作用が効果的に働く。すなわち、緯糸分離部材の先
端が織布W上を摺動してミス糸Yの位置に至ると、同先
端がミス糸Yを織前W1から離間方向に押し、同ミス糸
Yと前記緯糸との間に形成された間隙に入り込むが、両
経糸群T1,T2による把持力が大きく抑制されている
ことから織前W1からのミス糸Yの離間は容易に行われ
る。従って、緯糸分離部材の先端はミス糸Yと前記緯糸
との間に容易に入り込み、織前W1から経糸開口側への
ミス糸分離は高い割合でもって成功する。経糸による把
持作用の影響が大きい限りにおいては、織布の織前から
ミス糸1本を分離するという極めて微妙な動作を緯糸処
理装置で達成するには同装置の機構の複雑化が避けられ
ず、しかもなお迅速な処理及び信頼性を得られないとい
う問題があるが、経糸による把持作用の影響を大幅に抑
制することによりこのような問題が解消される。
又、経糸群T1,T2による把持力の低下によりミス糸
Yが自身の張力で収縮し、前記緯糸分離部材の分離作用
に有効に働く織前W1とミス糸Yとの間の間隙形成が前
記収縮によっても行われる。
Yが自身の張力で収縮し、前記緯糸分離部材の分離作用
に有効に働く織前W1とミス糸Yとの間の間隙形成が前
記収縮によっても行われる。
なお、通常運転時の最大開口角を越える開口角αの形成
は経糸群T1,T2に対する通常の張力を越える異常張
力の付与を意味し、製織上好ましくない。そこで、この
異常張力を回避するため、送り出し装置あるいは巻取り
装置の少なくとも一方と、開口角α形成時のヘルドフレ
ーム1,1Aの上下動とを同期させ、経糸の送り出し量
あるいは織布の巻取り量の少なくとも一方を制御するこ
とにより通常運転時の張力維持を行うことが望ましい。
は経糸群T1,T2に対する通常の張力を越える異常張
力の付与を意味し、製織上好ましくない。そこで、この
異常張力を回避するため、送り出し装置あるいは巻取り
装置の少なくとも一方と、開口角α形成時のヘルドフレ
ーム1,1Aの上下動とを同期させ、経糸の送り出し量
あるいは織布の巻取り量の少なくとも一方を制御するこ
とにより通常運転時の張力維持を行うことが望ましい。
又、開口系と機械的に接続してタイミング稼動している
筬打ち系、測長系等の部位と、開口系とを連結解除可能
にクラッチ機構で作動連結し、ミス糸処理期間中は同ク
ラッチ機構の連結を解除しておくことにより、再起動時
のタイミング合わせが容易となる。
筬打ち系、測長系等の部位と、開口系とを連結解除可能
にクラッチ機構で作動連結し、ミス糸処理期間中は同ク
ラッチ機構の連結を解除しておくことにより、再起動時
のタイミング合わせが容易となる。
前記実施例ではミス糸Yが緯糸除去装置により経糸開口
内から緯入れ方向に沿って経糸開口外へ引き出された
が、もちろん手動により経糸開口内から経糸開口外へミ
ス糸を引き出すようにしてもよい。
内から緯入れ方向に沿って経糸開口外へ引き出された
が、もちろん手動により経糸開口内から経糸開口外へミ
ス糸を引き出すようにしてもよい。
なお、前記実施例のような変形筬14使用のジェットル
ームにおいては緯入れ用補助ノズルが経糸を掻き分けて
経糸開口内へ出入りすることから織布上に経筋発生のお
それがあり、この経筋発生防止のために開閉口形成位置
に調整が行われる場合があるが、前記実施例において採
用されたヘルドフレーム1,1Aの構成は開閉口形成位
置の調整に応用可能であり、この開閉口形成位置の一調
整例を第4,5,12〜15図に基づいて説明する。
ームにおいては緯入れ用補助ノズルが経糸を掻き分けて
経糸開口内へ出入りすることから織布上に経筋発生のお
それがあり、この経筋発生防止のために開閉口形成位置
に調整が行われる場合があるが、前記実施例において採
用されたヘルドフレーム1,1Aの構成は開閉口形成位
置の調整に応用可能であり、この開閉口形成位置の一調
整例を第4,5,12〜15図に基づいて説明する。
両ヘルドフレーム1,1Aが第4,5図に示すような開
閉口形成状態にあったとすると、機台停止により両ヘル
ドフレーム1,1Aは第5図に示す閉口形成位置に停止
する。機台停止後、ベローズ12,12Aを収縮状態に
して圧接板13,13Aによる内枠2,2Aの挾持状態
を解放する。外枠3,3Aに対する内枠2,2Aの固定
状態解除後、機台を所定量正転して第12図に示すよう
に外枠3,3Aを上下に所定距離l1だけ移動する。こ
の状態で一方のヘルドフレーム1A側のベローズ12A
のみを膨脹状態に移行し、圧接板13Aにより内枠2A
を圧接挾持する。続いて、機台を前記所定量だけ逆転
し、第13図に示すように両ヘルドフレーム1,1Aを
上下入れ替える。この入れ替えにより内枠2Aは外枠3
Aとともに下動するが、内枠2は上動することなく第1
2図と同一位置に留まる。その後、ヘルドフレーム1側
のベローズ12を膨脹状態に移行して圧接板13で内枠
2を圧接挾持することにより開閉口形成位置の変更調整
が完了する。この調整例においては第14,15図に示
すように両経糸群T1,T2による開閉口形成位置は第
4,5図に示す通常の開閉口形成位置よりも下側に位置
する。通常の開閉口形成位置よりも上側に形成する場合
もほぼ同様の手順を踏むことにより達成される。
閉口形成状態にあったとすると、機台停止により両ヘル
ドフレーム1,1Aは第5図に示す閉口形成位置に停止
する。機台停止後、ベローズ12,12Aを収縮状態に
して圧接板13,13Aによる内枠2,2Aの挾持状態
を解放する。外枠3,3Aに対する内枠2,2Aの固定
状態解除後、機台を所定量正転して第12図に示すよう
に外枠3,3Aを上下に所定距離l1だけ移動する。こ
の状態で一方のヘルドフレーム1A側のベローズ12A
のみを膨脹状態に移行し、圧接板13Aにより内枠2A
を圧接挾持する。続いて、機台を前記所定量だけ逆転
し、第13図に示すように両ヘルドフレーム1,1Aを
上下入れ替える。この入れ替えにより内枠2Aは外枠3
Aとともに下動するが、内枠2は上動することなく第1
2図と同一位置に留まる。その後、ヘルドフレーム1側
のベローズ12を膨脹状態に移行して圧接板13で内枠
2を圧接挾持することにより開閉口形成位置の変更調整
が完了する。この調整例においては第14,15図に示
すように両経糸群T1,T2による開閉口形成位置は第
4,5図に示す通常の開閉口形成位置よりも下側に位置
する。通常の開閉口形成位置よりも上側に形成する場合
もほぼ同様の手順を踏むことにより達成される。
本発明はもちろん前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、ヘルドフレームの高さ位置を調整して通常運転時
の最大開口角を越える開口角を形成する方法としては第
16図に示す実施例が可能である。
なく、ヘルドフレームの高さ位置を調整して通常運転時
の最大開口角を越える開口角を形成する方法としては第
16図に示す実施例が可能である。
この実施例では前記実施例と同様にヘルドフレーム15
が、ヘルドを張った内枠16と、同枠16を上下動可能
に支持する外枠17とから構成されており、外枠17に
対する内枠16の上下位置は外枠17のサイドステイ1
7a内に埋没された複数の電磁ソレノイド18,19,
20,21の駆動ピン18a,19a,20a,21a
の突出により規制される。図示の例では上下一対の電磁
ソレノイド18,21が通常運転時の最大開口角形成位
置に内枠16を規制保持し、中間の一対の電磁ソレノイ
ド19,20が通常運転時の最大開口角を越える開口角
を形成する際に利用される。すなわち、通常運転時の最
大開口角を越える開口角を形成する場合には、内枠16
が外枠17の上側クロスバー17bと電磁ソレノイド1
9の駆動ピン19aとの間、あるいは下側クロスバー1
7cと電磁ソレノイド20の駆動ピン20aとの間に規
制保持される。例えば図示の状態から電磁ソレノイド1
9の駆動ピン19aにより内枠16を規制保持するに
は、通常の閉口状態において電磁ソレノイド18の駆動
ピン18aを没入し、機台を正転あるいは逆転して外枠
17を下動させ、続いて電磁ソレノイド19の駆動ピン
19aを突出させればよい。
が、ヘルドを張った内枠16と、同枠16を上下動可能
に支持する外枠17とから構成されており、外枠17に
対する内枠16の上下位置は外枠17のサイドステイ1
7a内に埋没された複数の電磁ソレノイド18,19,
20,21の駆動ピン18a,19a,20a,21a
の突出により規制される。図示の例では上下一対の電磁
ソレノイド18,21が通常運転時の最大開口角形成位
置に内枠16を規制保持し、中間の一対の電磁ソレノイ
ド19,20が通常運転時の最大開口角を越える開口角
を形成する際に利用される。すなわち、通常運転時の最
大開口角を越える開口角を形成する場合には、内枠16
が外枠17の上側クロスバー17bと電磁ソレノイド1
9の駆動ピン19aとの間、あるいは下側クロスバー1
7cと電磁ソレノイド20の駆動ピン20aとの間に規
制保持される。例えば図示の状態から電磁ソレノイド1
9の駆動ピン19aにより内枠16を規制保持するに
は、通常の閉口状態において電磁ソレノイド18の駆動
ピン18aを没入し、機台を正転あるいは逆転して外枠
17を下動させ、続いて電磁ソレノイド19の駆動ピン
19aを突出させればよい。
第16図では複数の電磁ソレノイドを使用しているが、
電磁ソレノイドを1つとし、同ソレノイドの駆動ピンが
嵌合し得る係止孔を内枠16のサイドフレームの所定位
置に複数設ける構成も可能である。
電磁ソレノイドを1つとし、同ソレノイドの駆動ピンが
嵌合し得る係止孔を内枠16のサイドフレームの所定位
置に複数設ける構成も可能である。
内枠及び外枠からなる二重構造のヘルドフレーム形式で
は、第16図に示す実施例において電磁ソレノイドの代
わりに内枠16を摺動案内するサイドステイ17aの案
内面上に電磁石を取り付け、内枠16のサイドフレーム
を磁性体で形成する構成も可能である。
は、第16図に示す実施例において電磁ソレノイドの代
わりに内枠16を摺動案内するサイドステイ17aの案
内面上に電磁石を取り付け、内枠16のサイドフレーム
を磁性体で形成する構成も可能である。
ヘルドフレームの高さ位置を調整して通常運転時の最大
開口角を越える開口角を形成する方法としては第17,
18図に示す実施例も可能である。
開口角を越える開口角を形成する方法としては第17,
18図に示す実施例も可能である。
この実施例では消極開口装置が前提であり、ヘルドフレ
ーム22は従来と同様のものである。機台に同期して回
転されるカム板7の回転に伴って揺動されるカムレバー
8からヘルドフレーム22に至る一対の引き下げロープ
23は一対のダブルガイドローラ25,26を案内され
た後、ダブルガイドローラ26から分岐し、別々にガイ
ドローラ27,28を経由してヘルドフレーム22に連
結されている。両ダブルガイドローラ25,26間には
開口量調整装置29が設置されており、同装置29によ
り引き下げロープ23の経路が上下に位置調整可能であ
る。
ーム22は従来と同様のものである。機台に同期して回
転されるカム板7の回転に伴って揺動されるカムレバー
8からヘルドフレーム22に至る一対の引き下げロープ
23は一対のダブルガイドローラ25,26を案内され
た後、ダブルガイドローラ26から分岐し、別々にガイ
ドローラ27,28を経由してヘルドフレーム22に連
結されている。両ダブルガイドローラ25,26間には
開口量調整装置29が設置されており、同装置29によ
り引き下げロープ23の経路が上下に位置調整可能であ
る。
第18図に示すように開口量調整装置29は前後一対の
支持レール30,31間に架設支持されており、ヘルド
フレーム22と同数のエアシリンダ32,33がカバー
38及び支持ブラケット39により前後に並設支持され
ている。各エアシリンダ32,33のピストンロッド3
2a,33aは下方に突出するようになっており、各ロ
ッド32a,33aの先端にはダブルローラ34,35
が回転可能に支持されている。引き下げロープ23,2
4はダブルローラ34,35の上側を案内されており、
通常運転時には引き下げロープ23,24は第18図に
示すように同一高さ位置に揃えられているとともに、第
17図に示すように両ダブルガイドローラ25,26間
において上方へ屈曲案内されている。
支持レール30,31間に架設支持されており、ヘルド
フレーム22と同数のエアシリンダ32,33がカバー
38及び支持ブラケット39により前後に並設支持され
ている。各エアシリンダ32,33のピストンロッド3
2a,33aは下方に突出するようになっており、各ロ
ッド32a,33aの先端にはダブルローラ34,35
が回転可能に支持されている。引き下げロープ23,2
4はダブルローラ34,35の上側を案内されており、
通常運転時には引き下げロープ23,24は第18図に
示すように同一高さ位置に揃えられているとともに、第
17図に示すように両ダブルガイドローラ25,26間
において上方へ屈曲案内されている。
通常運転時の最大開口角を越える開口角を形成するに
は、まずミス糸把持を解除する方向へ通常運転時の最大
開口角を形成しておく。そして、上動位置のヘルドフレ
ームに連結する引き下げロープ23はエアシリンダ32
のピストンロッド32aをさらに突出してさらに送り出
し、下動位置のヘルドフレームに対応する引き下げロー
プ24はエアシリンダ33のピストンロッド33aを投
入方向に移動してさらに引き下げる。これにより上動位
置のヘルドフレームがさらに上動するとともに、下動位
置のヘルドフレームがさらに下動し、通常運転時の最大
開口角を越える開口角の形成が行われる。
は、まずミス糸把持を解除する方向へ通常運転時の最大
開口角を形成しておく。そして、上動位置のヘルドフレ
ームに連結する引き下げロープ23はエアシリンダ32
のピストンロッド32aをさらに突出してさらに送り出
し、下動位置のヘルドフレームに対応する引き下げロー
プ24はエアシリンダ33のピストンロッド33aを投
入方向に移動してさらに引き下げる。これにより上動位
置のヘルドフレームがさらに上動するとともに、下動位
置のヘルドフレームがさらに下動し、通常運転時の最大
開口角を越える開口角の形成が行われる。
本実施例では、通常運転時の最大開口角を越える開口角
形成の際には各ヘルドフレームの上下位置を検出してお
く必要があり、例えばカムを用いた開口形式ではカムの
回転位置を検出し、この検出信号によりエアシリンダ3
3,34のピストンロッド33a,34aの移動方向を
選択すればよい。
形成の際には各ヘルドフレームの上下位置を検出してお
く必要があり、例えばカムを用いた開口形式ではカムの
回転位置を検出し、この検出信号によりエアシリンダ3
3,34のピストンロッド33a,34aの移動方向を
選択すればよい。
ヘルドフレームの上下位置調整以外の開口角α形成方法
としては第19,20図に示す実施例が可能である。
としては第19,20図に示す実施例が可能である。
第19図では平板状のロッド36を開口内に水平状態で
挿入し、同ロッド36をほぼ90°回転して織前W1近
傍に通常運転時の最大開口角βを越える開口角αを形成
している。
挿入し、同ロッド36をほぼ90°回転して織前W1近
傍に通常運転時の最大開口角βを越える開口角αを形成
している。
第20図では長手方向に吸引スリット37aを備えた三
角柱状の吸引パイプ37を経糸開口内へ挿入するととも
に織前W1側に移動し、織前W1近傍に開口角αを形成
しつつ織前W1からミス糸を吸引分離するようにしたも
のである。
角柱状の吸引パイプ37を経糸開口内へ挿入するととも
に織前W1側に移動し、織前W1近傍に開口角αを形成
しつつ織前W1からミス糸を吸引分離するようにしたも
のである。
又、本発明ではミス糸の処理のみならず人為的な機台停
止による機台停止直前の慣性作動中に緯入れされた緯糸
を織布から分離処理する場合に適用することも可能であ
る。
止による機台停止直前の慣性作動中に緯入れされた緯糸
を織布から分離処理する場合に適用することも可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、通常運転時の最大開口角を越える
開口角を少なくとも織前近傍に形成して緯糸処理を行う
本発明の緯糸処理方法によれば、経糸による緯糸把持力
を低減して織前からの緯糸分離抵抗を抑制し、人手ある
いは処理装置により経糸開口内から緯糸を除去するいず
れの場合にも円滑な緯糸除去処理が可能という優れた効
果を奏する。
開口角を少なくとも織前近傍に形成して緯糸処理を行う
本発明の緯糸処理方法によれば、経糸による緯糸把持力
を低減して織前からの緯糸分離抵抗を抑制し、人手ある
いは処理装置により経糸開口内から緯糸を除去するいず
れの場合にも円滑な緯糸除去処理が可能という優れた効
果を奏する。
第1〜11図は本発明を具体化した一実施例を示し、第
1図は開口装置の正面図、第2図はヘルドフレームの一
部破断要部正面図、第3図は第2図のA−A線断面図、
第4〜8図は通常運転時の最大開口角を越える開口角を
形成する作用を説明する縦断面図、第9〜11図は開口
角形成の作用を示す要部縦断面図、第12〜15図は通
常運転時の開閉口形成位置調整方法を示す縦断面図、第
16図は二重構造のヘルドフレームの別例を示す一部破
断要部正面図、第17図は本発明の別例を示す正面図、
第18図は第17図のB−B線拡大断面図、第19,2
0図はいずれも本発明の別例を示す要部縦断面図であ
る。 経糸群T1,T2、通常運転時における最大開口角β、
開口角α、ミス糸Y。
1図は開口装置の正面図、第2図はヘルドフレームの一
部破断要部正面図、第3図は第2図のA−A線断面図、
第4〜8図は通常運転時の最大開口角を越える開口角を
形成する作用を説明する縦断面図、第9〜11図は開口
角形成の作用を示す要部縦断面図、第12〜15図は通
常運転時の開閉口形成位置調整方法を示す縦断面図、第
16図は二重構造のヘルドフレームの別例を示す一部破
断要部正面図、第17図は本発明の別例を示す正面図、
第18図は第17図のB−B線拡大断面図、第19,2
0図はいずれも本発明の別例を示す要部縦断面図であ
る。 経糸群T1,T2、通常運転時における最大開口角β、
開口角α、ミス糸Y。
Claims (1)
- 【請求項1】緯入れ毎に開閉口する経糸によって通常運
転時に形成される最大開口角を越える開口角を少なくと
も織前付近に形成し、この開口角形成により機台停止直
前に織布に織り込まれた緯糸の織り込み状態を解除し、
織前から前記緯糸を分離する無杼織機における緯糸処理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23384885A JPH0655978B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23384885A JPH0655978B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6297944A JPS6297944A (ja) | 1987-05-07 |
| JPH0655978B2 true JPH0655978B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=16961516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23384885A Expired - Lifetime JPH0655978B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 無杼織機における緯糸処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655978B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ305006B6 (cs) * | 2006-12-21 | 2015-03-25 | VĂšTS, a.s. | Způsob tkaní se zvýšeným překřížením osnovy a tkací stroj k jeho provádění |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP23384885A patent/JPH0655978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6297944A (ja) | 1987-05-07 |
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