JPH0656375B2 - ジルコニア電極及びペーハ測定装置 - Google Patents
ジルコニア電極及びペーハ測定装置Info
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- JPH0656375B2 JPH0656375B2 JP62323782A JP32378287A JPH0656375B2 JP H0656375 B2 JPH0656375 B2 JP H0656375B2 JP 62323782 A JP62323782 A JP 62323782A JP 32378287 A JP32378287 A JP 32378287A JP H0656375 B2 JPH0656375 B2 JP H0656375B2
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高温かつ高圧状態にある液体のpH(ペー
ハ)を測定するペーハ測定装置に関し、更に詳しくは、
ペーハ測定用の電極がジルコニアから成ってその中空部
に気体が供給可能とされ、圧力平衡手段の作用で溶液が
収容された圧力容器の内部空間の液圧をジルコニア電極
の中空部の気体の圧力と等しくすることにより、ジルコ
ニア電極が高い液圧にも耐えられるように改良されたペ
ーハ測定装置に関する。
ハ)を測定するペーハ測定装置に関し、更に詳しくは、
ペーハ測定用の電極がジルコニアから成ってその中空部
に気体が供給可能とされ、圧力平衡手段の作用で溶液が
収容された圧力容器の内部空間の液圧をジルコニア電極
の中空部の気体の圧力と等しくすることにより、ジルコ
ニア電極が高い液圧にも耐えられるように改良されたペ
ーハ測定装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 高温かつ高圧状態にある液体中においてペーハを測定す
ることが必要となる場合がある。例えば、高温・高圧状
態にある溶液中において金属材料の腐蝕現象を調べると
きである。この種のペーハ測定装置において中心をなす
のがペーハ測定電極であり、電極としてはこれまでにガ
ラス製のもの、ジルコニア(ZrO2)固体電解質隔膜
型電極、Pt−H電極、Pd−H電極、TiO2半導体
電極等が知られている。しかし、これらは何れも一長一
短があることから、測定の安定性を重視するときはジル
コニア電極が使用されている。
ることが必要となる場合がある。例えば、高温・高圧状
態にある溶液中において金属材料の腐蝕現象を調べると
きである。この種のペーハ測定装置において中心をなす
のがペーハ測定電極であり、電極としてはこれまでにガ
ラス製のもの、ジルコニア(ZrO2)固体電解質隔膜
型電極、Pt−H電極、Pd−H電極、TiO2半導体
電極等が知られている。しかし、これらは何れも一長一
短があることから、測定の安定性を重視するときはジル
コニア電極が使用されている。
その原理を簡単に説明すれば、ジルコニアで造った隔膜
を有するジルコニア電極及び基準電位を有する照合電極
を所定の溶液中にセットし、各々を電位差計に接続す
る。そして、溶液の種類即ち測定雰囲気が変化すれば、
ジルコニア隔膜の外周面に水素イオン濃度に応じた電位
を生じ、これに応じて照合電極とジルコニア電極との間
に電位差が生ずるので、これを電位差計で測定するので
ある。なお、ジルコニア電極内には固体電解質または電
解液が充填され、ペーハ測定中にジルコニア電極内では
酸素が不足するので、外部からこれを補充する必要があ
る。
を有するジルコニア電極及び基準電位を有する照合電極
を所定の溶液中にセットし、各々を電位差計に接続す
る。そして、溶液の種類即ち測定雰囲気が変化すれば、
ジルコニア隔膜の外周面に水素イオン濃度に応じた電位
を生じ、これに応じて照合電極とジルコニア電極との間
に電位差が生ずるので、これを電位差計で測定するので
ある。なお、ジルコニア電極内には固体電解質または電
解液が充填され、ペーハ測定中にジルコニア電極内では
酸素が不足するので、外部からこれを補充する必要があ
る。
ここで従前のジルコニア電極が高温、高圧の溶液中にセ
ットされた場合について言及すると、高温及び高圧のた
めにジルコニア電極の機械的強度が弱くなるとともに、
高圧のためにジルコニア隔膜が変形し易くなり、またジ
ルコニア電極内の固体電解質または電解液における酸素
量が変化して長時間の継続使用が困難になることがあっ
た。
ットされた場合について言及すると、高温及び高圧のた
めにジルコニア電極の機械的強度が弱くなるとともに、
高圧のためにジルコニア隔膜が変形し易くなり、またジ
ルコニア電極内の固体電解質または電解液における酸素
量が変化して長時間の継続使用が困難になることがあっ
た。
本発明は、上記問題点を解決すること、即ちジルコニア
隔膜を有し高温、高圧(特に高圧)の溶液中にセットし
た場合でも、溶液のペーハが長時間にわたって測定でき
るジルコニア電極及びこれを用いたペーハ測定装置を提
供することを目的としてなされたものである。
隔膜を有し高温、高圧(特に高圧)の溶液中にセットし
た場合でも、溶液のペーハが長時間にわたって測定でき
るジルコニア電極及びこれを用いたペーハ測定装置を提
供することを目的としてなされたものである。
本発明の別の目的は、上記目的を、測定装置を徒らに複
雑にするようなことなく、従来の測定装置の構成部分を
極力利用することにより、達成することにある。
雑にするようなことなく、従来の測定装置の構成部分を
極力利用することにより、達成することにある。
(問題点を解決するための手段,作用) 上記目的を達成するために、本第1発明のジルコニア電
極(30)は、溶液(16)のペーハを測定するためにこの溶液
中に注入される先端(55)を有する中空部(53)を備え、少
なくとも先端(55)はジルコニア隔膜(58)から構成され、
中空部(53)に酸素気体または少なくとも酸素を含む気体
を含ませかつこの気体が外部から供給されるように構成
されている。中空部(53)には、従来のような固体電解質
や電解液ではなく、酸素気体(酸素を含む気体でもよ
い)を含ませかつこの気体が外部から供給されるように
したため、固体電解質や電解液において問題となる酸素
量不足は生じない。従って、電極を長時間使用できる。
極(30)は、溶液(16)のペーハを測定するためにこの溶液
中に注入される先端(55)を有する中空部(53)を備え、少
なくとも先端(55)はジルコニア隔膜(58)から構成され、
中空部(53)に酸素気体または少なくとも酸素を含む気体
を含ませかつこの気体が外部から供給されるように構成
されている。中空部(53)には、従来のような固体電解質
や電解液ではなく、酸素気体(酸素を含む気体でもよ
い)を含ませかつこの気体が外部から供給されるように
したため、固体電解質や電解液において問題となる酸素
量不足は生じない。従って、電極を長時間使用できる。
また、本第2発明は、圧力容器(14)中の溶液(16)のペー
ハを測定するための前記ジルコニア電極(30)と、溶液中
に注入される照合電極(20)と、ジルコニア電極(30)と照
合電極(20)との電位差から溶液(16)のペーハ値を測定す
るペーハ測定手段(22、24)とを具備するペーハ測定装置
である。上述のようにジルコニア電極(30)の中空部(53)
には、酸素気体を含ませかつこの気体が外部から供給さ
れるようにしたため、固体電解質や電解液において問題
となる酸素量不足は生じない。従って、圧力容器中の溶
液のペーハ測定を長時間にわたって行える。
ハを測定するための前記ジルコニア電極(30)と、溶液中
に注入される照合電極(20)と、ジルコニア電極(30)と照
合電極(20)との電位差から溶液(16)のペーハ値を測定す
るペーハ測定手段(22、24)とを具備するペーハ測定装置
である。上述のようにジルコニア電極(30)の中空部(53)
には、酸素気体を含ませかつこの気体が外部から供給さ
れるようにしたため、固体電解質や電解液において問題
となる酸素量不足は生じない。従って、圧力容器中の溶
液のペーハ測定を長時間にわたって行える。
また、本第3発明は、前記ペーハ測定装置に圧力容器(1
4)内の圧力とジルコニア電極(30)の中空部(53)内の気体
の圧力とを平衡させる圧力平衡手段(100)を備えたペー
ハ測定装置である。圧力平衡手段(100)によりジルコニ
ア電極(30)の中空部(53)内の気体の圧力が圧力容器(14)
内の圧力と平衡するので、圧力容器の圧力によるジルコ
ニア電極の変形が生じにくくなり、圧力容器中の溶液の
ペーハ測定を長時間にわたって行える。この構造は、圧
力容器の圧力が高い場合、特に有利である。
4)内の圧力とジルコニア電極(30)の中空部(53)内の気体
の圧力とを平衡させる圧力平衡手段(100)を備えたペー
ハ測定装置である。圧力平衡手段(100)によりジルコニ
ア電極(30)の中空部(53)内の気体の圧力が圧力容器(14)
内の圧力と平衡するので、圧力容器の圧力によるジルコ
ニア電極の変形が生じにくくなり、圧力容器中の溶液の
ペーハ測定を長時間にわたって行える。この構造は、圧
力容器の圧力が高い場合、特に有利である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面をもとに説明する。
ペーハ測定装置の全体を示す第1図において、ヒータ1
2を有する加熱炉10の中空部には圧力容器本体14が
挿入され、これに所定種類の溶液16が充填されてい
る。圧力容器本体14の開口部には圧力容器蓋板18が
被せられ、これにより本体内が密封状態にセットされ
る。圧力容器蓋板18には照合電極20及びペーハ測定
用のジルコニア隔膜58を有するジルコニア電極30が
挿通され、各々の下端(ジルコニア電極30の場合は第
3図の符号55の部分)は溶液16中に達し、上端は電
位差計22が接続されている。電位差計22にはペーハ
測定器24が接続されている。ジルコニア電極30につ
いては後に詳述する。
2を有する加熱炉10の中空部には圧力容器本体14が
挿入され、これに所定種類の溶液16が充填されてい
る。圧力容器本体14の開口部には圧力容器蓋板18が
被せられ、これにより本体内が密封状態にセットされ
る。圧力容器蓋板18には照合電極20及びペーハ測定
用のジルコニア隔膜58を有するジルコニア電極30が
挿通され、各々の下端(ジルコニア電極30の場合は第
3図の符号55の部分)は溶液16中に達し、上端は電
位差計22が接続されている。電位差計22にはペーハ
測定器24が接続されている。ジルコニア電極30につ
いては後に詳述する。
圧力容器本体14及び蓋板18の側方には圧力平衡調整
器100が配置され、互いに平衡される一方の圧力が容
器本体14内に、他方の圧力がジルコニア電極30に連
通されている。圧力平衡調整器100にはボンベ160
から酸素が供給されるようになっているが、これについ
ては後に詳述する。
器100が配置され、互いに平衡される一方の圧力が容
器本体14内に、他方の圧力がジルコニア電極30に連
通されている。圧力平衡調整器100にはボンベ160
から酸素が供給されるようになっているが、これについ
ては後に詳述する。
次に、第2図をもとにペーハ測定用のジルコニア電極3
0について説明すると、この電極30は円筒状の電極ホ
ルダ32と、その一端の開口部に袋ナット70により取
り付けされた円筒状のガス封入圧力容器46と、ホルダ
の中空部を貫通して延びるジルコニア隔膜58等を含
み、ジルコニア隔膜58は中空とされておりその内側に
中空部53が構成されている。
0について説明すると、この電極30は円筒状の電極ホ
ルダ32と、その一端の開口部に袋ナット70により取
り付けされた円筒状のガス封入圧力容器46と、ホルダ
の中空部を貫通して延びるジルコニア隔膜58等を含
み、ジルコニア隔膜58は中空とされておりその内側に
中空部53が構成されている。
即ち、電極ホルダ32は小径部34、中径部36及び大
径部から成り、小径部34は前記圧力容器蓋板18に形
成された取付け穴40内に螺合されており、中径部36
には冷却水を充填するための環状の水室42が形成され
ている。大径部38の大径穴44にはガス封入圧力容器
46下端の取付け部48が挿入され、つば部50と大径
部38の端面との当接により軸方向位置が決められてい
る。取付け部48と大径部38との間はパッキン52に
よりシールされている。
径部から成り、小径部34は前記圧力容器蓋板18に形
成された取付け穴40内に螺合されており、中径部36
には冷却水を充填するための環状の水室42が形成され
ている。大径部38の大径穴44にはガス封入圧力容器
46下端の取付け部48が挿入され、つば部50と大径
部38の端面との当接により軸方向位置が決められてい
る。取付け部48と大径部38との間はパッキン52に
よりシールされている。
取付け部48の下端部49の中空穴部はその直径が先端
(下端)に向かうにつれて漸増しており、ここにジルコ
ニア隔膜58の上端に形成された頭部56が係合してい
る。ジルコニア隔膜58は胴部54と頭部56とから成
り、胴部54は円筒管状で先端(下端)がるつぼ状にさ
れ、未端(上端)に頭部56が形成されている。胴部5
4の下端部の内周面には白金触媒60がコーティングさ
れている。頭部56の直径は取付け部48の下端部49
に係合すべく先端(上端)に向かうにつれて漸減してい
る。ジルコニア隔膜58の首部には隔膜固定キャップ6
1が嵌合され、このキャップ61は上記取付け部48の
下端部49に螺合されている。これにより、ジルコニア
隔膜58が圧力容器46に固定されている。頭部56と
取付け部48の下端部49との間はパッキン64により
シールされている。そして電極ホルダ32と圧力容器4
6とは、円周部66が上記大径部38に螺合し、フラン
ジ部68がつば部50の端面に係合する袋ナット70に
より一体化されている。
(下端)に向かうにつれて漸増しており、ここにジルコ
ニア隔膜58の上端に形成された頭部56が係合してい
る。ジルコニア隔膜58は胴部54と頭部56とから成
り、胴部54は円筒管状で先端(下端)がるつぼ状にさ
れ、未端(上端)に頭部56が形成されている。胴部5
4の下端部の内周面には白金触媒60がコーティングさ
れている。頭部56の直径は取付け部48の下端部49
に係合すべく先端(上端)に向かうにつれて漸減してい
る。ジルコニア隔膜58の首部には隔膜固定キャップ6
1が嵌合され、このキャップ61は上記取付け部48の
下端部49に螺合されている。これにより、ジルコニア
隔膜58が圧力容器46に固定されている。頭部56と
取付け部48の下端部49との間はパッキン64により
シールされている。そして電極ホルダ32と圧力容器4
6とは、円周部66が上記大径部38に螺合し、フラン
ジ部68がつば部50の端面に係合する袋ナット70に
より一体化されている。
圧力容器46の上端には大径穴72が形成され、上端か
ら若干下がった部分には半径方向74が形成され、圧力
室76に通じている。大径穴72と圧力室76との間の
段部には、導線80を保持する導線絶縁管82に取り付
けられた絶縁シールプラグ84が着座し、さらにシール
プラグ押え86が嵌合されている。シールプラグ押え8
6と円筒部88との間はパッキン90によってシールさ
れており、シールプラグ84及び押え86は、円筒部8
8に螺合された袋ナット92により圧力容器46に締
付、固定されている。
ら若干下がった部分には半径方向74が形成され、圧力
室76に通じている。大径穴72と圧力室76との間の
段部には、導線80を保持する導線絶縁管82に取り付
けられた絶縁シールプラグ84が着座し、さらにシール
プラグ押え86が嵌合されている。シールプラグ押え8
6と円筒部88との間はパッキン90によってシールさ
れており、シールプラグ84及び押え86は、円筒部8
8に螺合された袋ナット92により圧力容器46に締
付、固定されている。
絶縁管82はほぼ圧力容器46の圧力室76全長にわた
って延び、これにより保持された導線80の先端にはコ
イル94が接続され、このコイル94はコーティング6
0に弾性的に接触している。なお、導線80の上端は前
記電位差計22(第1図)に連結されている。また、上
記半径方向穴74には気体導入管96が固設されてい
る。
って延び、これにより保持された導線80の先端にはコ
イル94が接続され、このコイル94はコーティング6
0に弾性的に接触している。なお、導線80の上端は前
記電位差計22(第1図)に連結されている。また、上
記半径方向穴74には気体導入管96が固設されてい
る。
なお、照合電極20は公知のものであり、詳細について
は例えば本出願人の出願にかかる特公昭60−4130
3等を参照されたい。
は例えば本出願人の出願にかかる特公昭60−4130
3等を参照されたい。
次に圧力平衡調整器100について第3図をもとに説明
すると、この調整器100は底板102、本体104、
圧力平衡ピストン106及び蓋体108から成る。底板
102には中心部に段付穴110が形成され、ここにパ
ッキンホルダ109が嵌合保持されている。本体104
は下方に開口した容器形状を呈し、本体104の中空部
に圧力平衡ピストン106が滑合され、このピストン1
06の上方には第1の圧力室112が形成されている。
第1の圧力室112は第1の通路を形成する連通穴13
1及びパイプ(気体導入管)96によりジルコニア電極
30内の中空部53に連通されている ピストン106は軸方向穴114と半径方向穴116と
を有している。本体の円筒部120とピストン106と
の間は二重のパッキン122及び124によりシールさ
れている。ピストン106の下方に第2の圧力室115
が形成され、第2の通路を形成する連通穴133及びパ
イプ97により圧力容器14内の液体16の収容部77
に連通されている。
すると、この調整器100は底板102、本体104、
圧力平衡ピストン106及び蓋体108から成る。底板
102には中心部に段付穴110が形成され、ここにパ
ッキンホルダ109が嵌合保持されている。本体104
は下方に開口した容器形状を呈し、本体104の中空部
に圧力平衡ピストン106が滑合され、このピストン1
06の上方には第1の圧力室112が形成されている。
第1の圧力室112は第1の通路を形成する連通穴13
1及びパイプ(気体導入管)96によりジルコニア電極
30内の中空部53に連通されている ピストン106は軸方向穴114と半径方向穴116と
を有している。本体の円筒部120とピストン106と
の間は二重のパッキン122及び124によりシールさ
れている。ピストン106の下方に第2の圧力室115
が形成され、第2の通路を形成する連通穴133及びパ
イプ97により圧力容器14内の液体16の収容部77
に連通されている。
圧力平衡ピストン106の下面中心部には中空な微小差
圧ピストン126が設けられ、その中空穴125は上記
軸方向穴114に連通され第3の通路を形成している。
このピストン126は細長い中空棒から成り、上記パッ
キンホルダ110の中空穴内に挿通され、ピストン12
6とホルダ110との間はパッキン129によりシール
されている。
圧ピストン126が設けられ、その中空穴125は上記
軸方向穴114に連通され第3の通路を形成している。
このピストン126は細長い中空棒から成り、上記パッ
キンホルダ110の中空穴内に挿通され、ピストン12
6とホルダ110との間はパッキン129によりシール
されている。
本体104の天井部128には大径及び小径の軸方向穴
130及び132が連続して形成され、大径穴132の
開口部には支持部134が連続して形成され、大径穴1
32の開口部には支持部134が形成されている。穴1
30及び132内には第1の弁棒136が配置され、下
端の弁部138がピストン106の穴114に挿入可能
となり、またつば部135と軸方向穴130の天井部と
の間に配設されたばね140により下方に付勢されてい
る。
130及び132が連続して形成され、大径穴132の
開口部には支持部134が連続して形成され、大径穴1
32の開口部には支持部134が形成されている。穴1
30及び132内には第1の弁棒136が配置され、下
端の弁部138がピストン106の穴114に挿入可能
となり、またつば部135と軸方向穴130の天井部と
の間に配設されたばね140により下方に付勢されてい
る。
蓋体108には大径及び小径の軸方向穴144及び14
6が形成され、大径穴144には半径方向穴148が連
通している。天井部128の小径穴132から蓋板10
8の穴144及び146にかけて第2の弁棒150が配
置されている。この弁棒150は、下端が上記第1の弁
棒36と当接可能とされ、中間部に弁部152を有し、
上端のばね受け板154と小径穴146の端壁との間に
はばね156が配置されている。また、上記半径方向穴
148に酸素ボンベ160から酸素がパイプ162によ
り供給されるようになっている。
6が形成され、大径穴144には半径方向穴148が連
通している。天井部128の小径穴132から蓋板10
8の穴144及び146にかけて第2の弁棒150が配
置されている。この弁棒150は、下端が上記第1の弁
棒36と当接可能とされ、中間部に弁部152を有し、
上端のばね受け板154と小径穴146の端壁との間に
はばね156が配置されている。また、上記半径方向穴
148に酸素ボンベ160から酸素がパイプ162によ
り供給されるようになっている。
次に、本実施例の作用、効果について説明する。
ジルコニア隔膜58は酸素イオンの良導体であり、ペー
パを測定すべき溶液16中の水素イオンが酸素イオンと
反応し、ジルコニア隔膜58に膜電位を生ずる。この膜
電位をコイル及び導線を介して電位差計22により測定
し、照合電極20の基準電位と比較し、ペーパ測定器2
4でペーハに換算して表示する。
パを測定すべき溶液16中の水素イオンが酸素イオンと
反応し、ジルコニア隔膜58に膜電位を生ずる。この膜
電位をコイル及び導線を介して電位差計22により測定
し、照合電極20の基準電位と比較し、ペーパ測定器2
4でペーハに換算して表示する。
上記化学反応によりジルコニア隔膜58内の酸素が減少
するので、ここに酸素を補充することが必要となる。こ
こで、圧力容器14内の溶液16圧力をP2とし、圧力
平衡調整器100の第1の圧力室112内の圧力をP1
とし、酸素ボンベ160内の酸素の圧力をP3とする
と、圧力P1とP2の間に差異があっても、圧力平衡調
整器100の作用により、両者は等しくされる。
するので、ここに酸素を補充することが必要となる。こ
こで、圧力容器14内の溶液16圧力をP2とし、圧力
平衡調整器100の第1の圧力室112内の圧力をP1
とし、酸素ボンベ160内の酸素の圧力をP3とする
と、圧力P1とP2の間に差異があっても、圧力平衡調
整器100の作用により、両者は等しくされる。
即ち、仮に圧力容器14内の溶液16の圧力P2がP1
よりも高くなると、パイプ97を介して第2の圧力室1
15の圧力(P2)が、第1の圧力室112の圧力P1
よりも高くなるので、その差分によりピストン106
は、上方第1の圧力室112側に移動する。すると、ピ
ストン106は、第1の弁棒136の弁部138がピス
トン106の穴114の上端のシート部139に着座し
てこの穴114を閉塞した状態で第1の弁棒136を持
ち上げ、更にこの第1の弁棒136の上端が第2の弁棒
150の下端に当接して第2の弁棒150が上方に持ち
上げられ、弁部152が軸方向穴132の上端のシート
部153から離れるので、酸素ボンベ160からパイプ
162を通して圧力P3の酸素が圧力平衡調整器100
の第1の圧力室112に供給される。この酸素の供給
は、第1の圧力室112内の酸素の圧力P1が圧力容器
14内の溶液16の圧力P2に等しくなるまで行われ
る。そして、圧力P1がP2にほぼ等しくなると、ピス
トン106が下降して元の位置(第3図)に戻り、弁部
152がシート部153に着座して酸素の供給を断つ。
よりも高くなると、パイプ97を介して第2の圧力室1
15の圧力(P2)が、第1の圧力室112の圧力P1
よりも高くなるので、その差分によりピストン106
は、上方第1の圧力室112側に移動する。すると、ピ
ストン106は、第1の弁棒136の弁部138がピス
トン106の穴114の上端のシート部139に着座し
てこの穴114を閉塞した状態で第1の弁棒136を持
ち上げ、更にこの第1の弁棒136の上端が第2の弁棒
150の下端に当接して第2の弁棒150が上方に持ち
上げられ、弁部152が軸方向穴132の上端のシート
部153から離れるので、酸素ボンベ160からパイプ
162を通して圧力P3の酸素が圧力平衡調整器100
の第1の圧力室112に供給される。この酸素の供給
は、第1の圧力室112内の酸素の圧力P1が圧力容器
14内の溶液16の圧力P2に等しくなるまで行われ
る。そして、圧力P1がP2にほぼ等しくなると、ピス
トン106が下降して元の位置(第3図)に戻り、弁部
152がシート部153に着座して酸素の供給を断つ。
これとは反対に、圧力容器14内の圧力P2がP1より
も低くなると、上下の圧力差によりピストン106が下
方に押し下げられ、第1の弁棒136の弁部138がピ
ストン106の穴114の上端のシート部139から離
れる。すると、第1の圧力室112内の酸素が、穴11
4及び中空穴125を通して外界に放出され、第1の圧
力室112の圧力が減少する。そして、第1の圧力室1
12の圧力P1がP2にほぼ等しくなれば、ピストン1
06が上昇して元の位置(第3図)に戻り、弁部138
がシート部139に着座して、酸素の外界への放出を停
止させる。こうして、第1の圧力室112即ちジルコニ
ア隔膜58内の中空部53の圧力P1は、第2の圧力室
115の圧力即ち圧力容器14内の溶液16の圧力P2
にほぼ等しくされ、かつその状態に維持される。
も低くなると、上下の圧力差によりピストン106が下
方に押し下げられ、第1の弁棒136の弁部138がピ
ストン106の穴114の上端のシート部139から離
れる。すると、第1の圧力室112内の酸素が、穴11
4及び中空穴125を通して外界に放出され、第1の圧
力室112の圧力が減少する。そして、第1の圧力室1
12の圧力P1がP2にほぼ等しくなれば、ピストン1
06が上昇して元の位置(第3図)に戻り、弁部138
がシート部139に着座して、酸素の外界への放出を停
止させる。こうして、第1の圧力室112即ちジルコニ
ア隔膜58内の中空部53の圧力P1は、第2の圧力室
115の圧力即ち圧力容器14内の溶液16の圧力P2
にほぼ等しくされ、かつその状態に維持される。
また、本実施例では、ジルコニア隔膜58の内側の中空
部53の圧力(P1)がその外側即ち圧力容器14内の
圧力(P2)よりも僅かに低くなるように構成されてい
る。このようにすれば、ジルコニア電極は常にその外面
に圧力を受け、これに対抗して内部には圧縮応力を生じ
ることになるからである。そのために差圧ピストン12
6が設けられているのであり、ピストン106の第2の
圧力室115側の面積は、第1の圧力室112側の面積
よりも差圧ピストン126の外径dの分だけ小さくなっ
ている(第3図)。従って、ピストン106が第1と第
2の圧力室112、115間で平衡するとき、第2の圧
力室115の圧力P2は、第1の圧力室112の圧力P
1よりも、差圧ピストン126の外径dの面積に対応す
る力を補う分だけ高くなり、第1の圧力室112の圧力
P1と第2の圧力室115の圧力P2との間にはその外
径dの面積分だけ微少な圧力差が生じる。この差圧ピス
トン126の直径の大きさを適宜選択することにより、
ピストン106に作用する上下方向の力の大きさを調整
することができる。
部53の圧力(P1)がその外側即ち圧力容器14内の
圧力(P2)よりも僅かに低くなるように構成されてい
る。このようにすれば、ジルコニア電極は常にその外面
に圧力を受け、これに対抗して内部には圧縮応力を生じ
ることになるからである。そのために差圧ピストン12
6が設けられているのであり、ピストン106の第2の
圧力室115側の面積は、第1の圧力室112側の面積
よりも差圧ピストン126の外径dの分だけ小さくなっ
ている(第3図)。従って、ピストン106が第1と第
2の圧力室112、115間で平衡するとき、第2の圧
力室115の圧力P2は、第1の圧力室112の圧力P
1よりも、差圧ピストン126の外径dの面積に対応す
る力を補う分だけ高くなり、第1の圧力室112の圧力
P1と第2の圧力室115の圧力P2との間にはその外
径dの面積分だけ微少な圧力差が生じる。この差圧ピス
トン126の直径の大きさを適宜選択することにより、
ピストン106に作用する上下方向の力の大きさを調整
することができる。
なお、圧力平衡調整器100は上下両側の圧力室112
と115とに気体と液体のように性質の全く異なるもの
を封入しているが、パッキン122及び124が二重に
介装されているので、気体と液体とが混合する心配は殆
どない。仮に気体または液体が若干でも洩れたときは穴
116及び差圧ピストン126の中空部を通って外部に
排出されることとなる。
と115とに気体と液体のように性質の全く異なるもの
を封入しているが、パッキン122及び124が二重に
介装されているので、気体と液体とが混合する心配は殆
どない。仮に気体または液体が若干でも洩れたときは穴
116及び差圧ピストン126の中空部を通って外部に
排出されることとなる。
なお、本発明は上記実施例に限定して解釈されるべきで
はなく、その趣旨を損ねない範囲内において適宜変更、
改良が可能であることは言うまでもない。例えば、ジル
コニア電極及び圧力平衡手段の細部構造や、溶液、気体
の種類は必要に応じて選択できる。
はなく、その趣旨を損ねない範囲内において適宜変更、
改良が可能であることは言うまでもない。例えば、ジル
コニア電極及び圧力平衡手段の細部構造や、溶液、気体
の種類は必要に応じて選択できる。
以上述べてきたように、本発明によれば、圧力容器内の
溶液の圧力とジルコニア電極内の気体の圧力とを平衡さ
せることができるので、ジルコニア電極を高圧の溶液中
にセットした場合でも、これが破損することはなく、溶
液のペーハが長時間にわたって支障なく測定できる効果
が奏される。
溶液の圧力とジルコニア電極内の気体の圧力とを平衡さ
せることができるので、ジルコニア電極を高圧の溶液中
にセットした場合でも、これが破損することはなく、溶
液のペーハが長時間にわたって支障なく測定できる効果
が奏される。
第1図は本発明の一実施例を示す全体図、第2図はその
要部(ジルコニア電極)を示す正面断面図、第3図は別
の要部(圧力平衡器)を示す正面断面図である。 [主要部分の符号の説明] 10:圧力容器 24:ペーハ測定器 20:照合電極 22:電位差計 100:圧力平衡器
要部(ジルコニア電極)を示す正面断面図、第3図は別
の要部(圧力平衡器)を示す正面断面図である。 [主要部分の符号の説明] 10:圧力容器 24:ペーハ測定器 20:照合電極 22:電位差計 100:圧力平衡器
Claims (4)
- 【請求項1】溶液のペーハを測定するためにこの溶液中
に注入される先端を有する中空部を備え、少なくとも前
記先端はジルコニア隔膜から構成され、前記中空部に酸
素気体または少なくとも酸素を含む気体を含ませかつこ
の気体が外部から供給されるように構成したことを特徴
とするジルコニア電極。 - 【請求項2】圧力容器中の溶液のペーハを測定するため
にこの溶液中に注入される先端を有する中空部を備え、
少なくとも前記先端はジルコニア隔膜から構成され、前
記中空部に酸素気体または少なくとも酸素を含む気体を
含ませかつこの気体が外部から供給されるように構成し
たジルコニア電極と、 前記溶液中に注入される照合電極と、 前記ジルコニア電極と前記照合電極との電位差から前記
溶液のペーハ値を測定するペーハ測定手段とを具備する
ことを特徴とするペーハ測定装置。 - 【請求項3】圧力容器中の溶液のペーハを測定するため
にこの溶液中に注入される先端を有する中空部を備え、
少なくとも前記先端はジルコニア隔膜から構成され、前
記中空部に酸素気体または少なくとも酸素を含む気体を
含ませかつこの気体が外部から供給されるように構成し
たジルコニア電極と、 前記溶液中に注入される照合電極と、 前記ジルコニア電極と前記照合電極との電位差から前記
溶液のペーハ値を測定するペーハ測定手段と、 前記圧力容器内の圧力と前記ジルコニア電極の中空部内
の気体の圧力とを平衡させる圧力平衡手段とを具備する
ことを特徴とするペーハ測定装置。 - 【請求項4】前記ジルコニア電極の中空部内の気体の圧
力が前記圧力容器内の圧力よりも僅かに低く圧力平衡す
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載のペー
ハ測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62323782A JPH0656375B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | ジルコニア電極及びペーハ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62323782A JPH0656375B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | ジルコニア電極及びペーハ測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01165952A JPH01165952A (ja) | 1989-06-29 |
| JPH0656375B2 true JPH0656375B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=18158560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62323782A Expired - Lifetime JPH0656375B2 (ja) | 1987-12-23 | 1987-12-23 | ジルコニア電極及びペーハ測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0656375B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10161897B2 (en) * | 2015-01-09 | 2018-12-25 | Xerox Corporation | Sensors incorporating palladium electrodes |
| JP7576776B2 (ja) * | 2021-05-31 | 2024-11-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インラインpHセンサ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59154351A (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-03 | Ngk Insulators Ltd | 水素イオン濃度測定装置 |
| JPS60173460A (ja) * | 1984-02-18 | 1985-09-06 | Toshiba Corp | 金属の溶媒抽出装置での水素イオン濃度測定方法 |
-
1987
- 1987-12-23 JP JP62323782A patent/JPH0656375B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01165952A (ja) | 1989-06-29 |
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