JPH065638U - 加熱蒸散装置 - Google Patents

加熱蒸散装置

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JPH065638U
JPH065638U JP4543492U JP4543492U JPH065638U JP H065638 U JPH065638 U JP H065638U JP 4543492 U JP4543492 U JP 4543492U JP 4543492 U JP4543492 U JP 4543492U JP H065638 U JPH065638 U JP H065638U
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敏夫 阿部
邦浩 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱蒸散装置において、装置本体内に蒸散し
た薬剤のこもりや付着を防止する。 【構成】 装置本体1内に容器13を収納する収納部1
5を形成すると共に、前記装置本体1内に環状の発熱体
16を設け、該発熱体16に容器13に備えた吸液芯1
8aに隙間を有して囲繞し吸液芯18aの上端部を周囲
より加熱し容器13内の薬剤を吸液芯18aより蒸散さ
せる円筒状の放熱部19を設ける。該放熱部19は発熱
体16の上端面より上方に突出し、その上端部を装置本
体1の上壁5に設けた薬剤を装置本体1内より外部に蒸
散する蒸散孔6に近接する構成にする。 【効果】 蒸散した薬剤を放熱部内を通してスムースに
蒸散孔に導くことで、薬剤が装置本体内にこもったり、
付着したりするのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通電により発熱する発熱体を内蔵し、それより発熱した熱にて容器 内の芳香剤、殺虫剤、忌避剤、殺ダニ剤、殺菌剤等の薬剤を吸上げた被加熱体、 或いは上記薬剤をあらかじめ含浸した被加熱体を加熱することにより、この薬剤 を蒸散させる加熱蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、第一に実公昭44−8361号公報に記載されたように 、吸液芯を加熱し、薬剤を蒸散させる加熱蒸散装置において、装置本体内に発熱 体を設け、該発熱体に筒状の放熱部を設けて、薬剤を吸液芯より蒸散させ、装置 本体の上部に設けた網状の上蓋より薬剤を装置本体外部に蒸散させるようになる ものが知られている。 また、第二に特公平4−11172号公報に記載されたように、装置本体の上 壁に設けた蒸散口より薬剤を蒸散させる加熱蒸散装置において、装置本体内部の 空間部から蒸散口に向かう上昇気流を発生させるための外気取り入れ口が設けら れると共に、装置本体内部に設けた薬剤を加熱蒸散するための筒状の発熱体と装 置本体の上壁に設けた蒸散口との間の距離が0.5〜2.5cmに設けられ、か つ蒸散口が発熱体の内部空間と略々等しいかこれより大きい口径で開口されてい るものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術において、第一のものにあっては、蒸散した薬剤が網状の上蓋 を通って装置本体外部に蒸散するため、蒸散した薬剤が上蓋に付着し、網状の上 蓋の開口部を塞いでしまい、薬剤の蒸散量が低下するという問題があった。 第二のものにあっては、発熱体と蒸散口との間の距離が0.5〜2.5cmに 設けられており、装置本体外部からの横風の流入等により蒸散した薬剤が蒸散口 に向かわずに薬剤が装置本体の内部空間に流れてしまい装置本体内部に付着する という問題が発生する恐れがあった。 本考案は、これらの問題を解消することを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、装置本体内に薬剤を含浸した被加熱体を備えた容器を収納する収納 部を形成し、前記装置本体内に発熱体を設け、該発熱体に被加熱体を隙間を有し て囲繞し、被加熱体の上端部を周囲より加熱し薬剤を被加熱体より蒸散させる放 熱部を設け、前記装置本体の上壁に蒸散した薬剤を装置本体内より外部に蒸散す る蒸散孔を設けると共に、装置本体に空気取り入れ口を設けてなる加熱蒸散装置 において、 前記放熱部を発熱体の上端面より上方に突出し、その上端部を装置本体の上壁 に設けた蒸散孔に近接または密接するように設ける。または、前記放熱部と蒸散 孔の間に筒状のガイドヒーター部を蒸散孔に近接または密接するように配設する 。
【0005】
【作 用】
装置本体内部に発熱体の上端面より上方に突出し、その上端部を蒸散孔に近接 または密接する放熱部を設けたこと、また、装置本体内部に発熱体と蒸散孔の間 に蒸散孔に近接または密接するガイドヒーター部を配設したことにより、蒸散し た薬剤が放熱部内、あるいは、ガイドヒーター部内を通って装置本体の内部空間 に流れることなく、常に蒸散孔に向うようになり、薬剤の装置本体内部へのこも りや付着を無くすことができる。
【0006】
【実 施 例】
本考案による加熱蒸散装置の第1実施例について説明する。 図1に示すように、装置本体1は、上部本体2と下部本体3とより中空形状と なり、上部本体2は、上方側が下から上に向けて徐々に若干縮径した円筒状の周 壁4と、該周壁4の上端全体にわたって設ける上壁5とから下方が開口するよう になっている。また、前記上壁5には、その中央部に蒸散孔6を設けている。下 部本体3は上部本体2の周壁4の下端に上端を嵌合する円筒状の周壁7と、該周 壁7の上端内側に一体的に設ける環状の底壁8と、該底壁8の内周端から立設す る下部大径円筒体9aおよび下部大径円筒体9aの上部から立設する上部小径円 筒体9bよりなる内周壁9とから中央が上下方向にわたって開口するほぼ筒形状 になっている。また、前記下部本体3の内周壁9の下部大径円筒体9aの一部に 下方側から上方側に連通する通気孔10を設けると共に、底壁8と内周壁9の下 部大径円筒体9aとにまたがった位置に複数の発熱体支持部11を立設している 。さらに、前記下部本体3には、その周壁7の下端に円周方向に等間隔に複数個 の下方へ突出する脚12を設けることで、装置本体1を設置した際、この脚12 により下端部に隙間をつくり、この隙間より空気を装置本体1内に取り入れるよ うになる空気取り入れ口を形成している。また、下部本体3の内周壁9の上部小 径円筒体9bの内周に液状の薬剤を収納する容器13と螺合するネジ部14を形 成し、容器13を下方より下部大径円筒体9aおよび上部小径円筒体9bの内側 に形成される収納部15に挿入し、前記ネジ部14に容器13のネジ部13aを 螺着保持する。前記容器13は、内部に液状の薬剤を収納すると共に、この薬剤 を吸上げて含浸する被加熱体18としての吸液芯18aを上方に突出するように 備えている。 また、発熱体16は下部本体3に設けた発熱体支持部11の上端部に取付板1 7を介して固着しており、容器13に備えた吸液芯18aを隙間を存して囲繞す るように環状になっている。また、前記発熱体16の内周には、やはり吸液芯1 8aを隙間を存して囲繞するようになる円筒状の放熱部19を設けており、該放 熱部19は発熱体16の上端より上方に突出し、その上端部を上部本体2の上壁 5に設けた蒸散孔6の周縁下端部に近接するように構成している。
【0007】 この状態でコードを電源コンセントに差し込んで通電すると、これと同時に発 熱体16が発熱し伝導熱及び輻射熱により放熱部19が発熱して吸液芯18aの 上部を加熱し、容器13内より吸い上げた薬剤を蒸散し、放熱部19の内部空間 を通って蒸散孔6から薬剤が蒸散する。 このとき、前述の発熱体16の発熱によって熱上昇気流が発生して下記のよう に装置本体1内に空気が流通する。 外気が装置本体1下部から下部本体3に設けた通気孔10あるいはネジ部14 の隙間を通って装置本体1内部へそれぞれ流入し、第1に放熱部19の内部空間 を経て蒸散孔6へ、第2に発熱体16および放熱部19の外周近傍を経て蒸散孔 6へ、第3に上部本体2の周壁4近傍を経て蒸散孔6へそれぞれ流通する。
【0008】 加熱蒸散装置は、一般に装置本体1内部に蒸散した薬剤がこもったり、薬剤の 蒸散通路に温度の低い物体(壁)等が存在すると、該物体に薬剤が接触し、それ に伴なう薬剤凝結現象が生じやすく、装置本体1内部の薬剤汚染が発生し易くな る。 しかし、本考案による加熱蒸散装置においては、放熱部19が発熱体16によ り熱せられると共に、該放熱部19外周に沿った熱上昇気流によって常に保温さ れ、しかも、その内部は、発熱体16の熱上昇により下方からの通気がスムース となることで蒸散した薬剤を付着することがない。 また、放熱部19を設けることにより、発熱体16から生じた熱上昇気流が、 放熱部19外周に沿って蒸散孔6へ向かう上昇気流となり、装置本体1内におい て、上部本体2に当たったり、外部からの横風等によって生じる装置本体1内部 の乱流の発生を防止する効果をもつ。このように、蒸散した薬剤の蒸散軌道を放 熱部19により規制して、蒸散孔6へ導くことで、装置本体1内部への薬剤のこ もりや付着による装置本体1の汚れを防止し、ひいては蒸散率の向上による所期 の薬剤蒸散効果が得られる。
【0009】 ここで、前記薬剤付着が生じにくい温度としては、薬剤の種類によっても異な るが、例えば電器蚊取器として用いる場合、脂肪族炭化水素系溶剤に、 アレスリン dl−3−ally1−2−methy1−4−oxo−2−cyclope ntenyl dl−cis/trans−chrysanthemate レスメトリン (5−benzy1−3−fury1)methy1 dl−cis/tra ns−chrysanthemate フェノトリン 3−phenoxybenzy1 d−cis/trans−chrysan themate フラメトリン [5−(2−propyny1)−2−fury1]methy1 dl−c is/trans−chrysanthemate プラレスリン (s)−2−methy1−4−oxo−3−(2−propyny1)cy clopent−2−eny1(1R)−cistrans−chrysanh emate ペルメトリン 3−phenoxybenzy1 dl−cis/trans−3−(2,2 −dichloroviny1)−2,2−dimethy cyclopro panecarboxylate ベンフルスリン [(Pentafluoropheny1)−methy1]−1R,3R− 3−(2,2−dichloro−etheny1)−2,2−dimethy 1−cyclopropanecarboxylate等の殺虫剤を含有した薬 剤を用いたものでは、放熱部19の突出部分の温度を70℃以上に保つことが好 ましく、より好ましくは100℃以上である。
【0010】 また、放熱部19の材質についても、蒸散させる薬剤の種類に応じて耐熱性・ 耐薬品性を有することが望まれ、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ アミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリサル フォン、ポリアセタール、メラミン樹脂、ポリ四フッ化エチレン、フェノール樹 脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メタアクリル酸樹 脂、ポリアクリレート、ポリケトン、ポリアミドイミド、ポリアリルサルフォン 、ポリフェニルレンサルファイト、ポリフェニルサルフォン、ポリエーテルニト リル等の樹脂の使用が可能であるが、電気蚊取器として用いる場合、放熱部19 の突出部分を高温(例えば70℃以上)に保つとき、該放熱部19を熱伝導性部 材で構成することが好ましく、例えば、銀・銅・金・アルミニウム・ジュラルミ ン・黄銅、タングステン、鉄、ステンレス、真ちゅう等の金属、酸化アルミニウ ム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化ベリリウム等のセラミック等を使用す ることができ、蒸散させる薬剤の種類に応じ、上記放熱部19の温度は任意であ る。
【0011】 また、装置本体1内部で乱流のないスムースな薬剤蒸散効果を得るためには、 放熱部19上端と蒸散孔6の周縁下端部との距離を短くし、すなわち5mm未満 に近接、または密接して設けることがもっとも好ましい。 また、該放熱部19は、発熱体16の上端面から上方に突出して筒状に形成さ れており、発熱体16と、その上方に位置する上部本体2の上壁5との空間距離 を大きくとることができ、さらに熱上昇気流の多くが放熱部の突出部分に沿って 上昇するため、蒸散孔周辺への熱上昇気流の衝突を抑えて、上部本体2の過剰な 熱上昇を防止して、持ち運び時に上部本体2に触れても火傷を生じない構造であ り、尚かつ、蒸散薬剤を無駄なく蒸散孔6から装置本体1外部へ蒸散させること ができる。
【0012】 次に第2実施例について説明すると、図2に示すように、発熱体16を容器1 3に備えた吸液芯18aに対して偏心した箇所に設けており、該発熱体16の一 部に吸液芯18aを隙間を存して囲繞するようになる筒状の放熱部19を設ける 。そして、該放熱部19の上端部に円筒状のガイドヒーター部25を嵌合する構 成とし、該ガイドヒーター部25の上端部は、上部本体2の上壁5に設けた蒸散 孔6内に一体的に形成する内周側が高くなる環状の受熱部20に近接するように なっている。また、装置本体1内部においては、容器13と収納部15との嵌合 を互いにネジ部を設けて該ネジ部で嵌合するのでなく、下部本体3の周壁7の内 周下端部に内側に突出する固定用リブ21を形成し、該固定用リブ21に容器1 3の下端部を当接保持する容器受け部材22を嵌合するように構成している。な お、前記容器受け部材22には上下方向に連通する通気孔23を設けている。
【0013】 このように、発熱体16が容器13の吸液芯18aに対して偏心した箇所に設 けられた場合、一般的には、その構造上、発熱体16から生じる上昇気流により 蒸散した薬剤が上昇中に発熱体16上方に引っ張られて吸液芯18aの中心から ずれた位置に蒸散する。したがって、蒸散孔6をかなり大きく形成しなければ蒸 散した薬剤が装置本体1の蒸散孔6周辺にぶつかって乱流を発生させて、装置本 体1内部に蒸散した薬剤がこもったり、薬剤が付着して汚染し、更には、所期の 薬剤蒸散効果が得られない原因となっていた。しかし、本考案においては、ガイ ドヒーター部25を設けることにより、蒸散する薬剤をガイドヒーター部25内 の上昇気流にのって蒸散孔6へ導くことで、蒸散通路を規制することができると 共に、ガイドヒーター部25は、発熱体16からの伝導熱により一定の温度に保 たれており、更に、ガイドヒーター部25の外周に沿って蒸散孔6へ向かう熱上 昇気流によって保温されて、蒸散した薬剤が接触しても薬剤が付着することなく 、スムースに蒸散孔6から蒸散させることができる。更には、上記ガイドヒータ ー部25の外周に生じる発熱体16からの熱上昇気流が、蒸散孔6付近で乱流と ならず蒸散した薬剤の周囲を包み込むようにして、集約して蒸散させるため、横 風等による影響も小さく、所期の安定した薬剤蒸散効果が得られる。すなわち、 発熱体16が吸液芯18aに対して偏心した箇所に設けられた構造の場合でも安 定した薬剤蒸散を行うことができる。
【0014】 さらに、第3実施例としては、図3に示すように放熱部19の形状を蒸散孔6 に向けて徐々に縮径した円筒状とするこで、前述の実施例と同様に蒸散した薬剤 が放熱部19に付着することなく、放熱部19の内周に沿って蒸散孔6へ導かれ て安定して蒸散することができると共に、蒸散孔6の径を縮小して設けることが 容易となり、蒸散孔6から異物が侵入したり、幼児が誤まって指を入れて火傷す ることも防止でき、安全性が向上する。更に本実施例においては、上部本体2の 蒸散孔6には二重の受熱部20を設け、上部本体2の器体外部の温度上昇を抑え る構成となり、この受熱部20周辺より、熱上昇気流を生じさせて、スムースな 薬剤蒸散を行うようになっている。
【0015】 また、第4実施例としては、図4に示すように、放熱部19の上部側に上下方 向に通気用スリット部24を形成し、放熱部19の内部の上昇気流を増幅させる ように構成しても良い。
【0016】 さらに第5実施例としては、図5に示すように、放熱部19の上端部に下端を 固着し、上端を上部本体2の蒸散孔6の周縁下端部に密接する円筒状のガイドヒ ーター部25を挟持して設けた構成としている。
【0017】 また、第6実施例としては、図6に示すように、放熱部19と蒸散孔6の間に 円筒状のガイドヒーター部25を配設したものにおいて、該ガイドヒーター部2 5はその上端部に外周に向って突出する突出部26を形成すると共に、該突出部 26の下方側の一部に上方に向って開口するようになるかえり爪27を形成して おり、該ガイドヒーター部25を上部本体2の蒸散孔6に上方より挿入してガイ ドヒーター部25の上部において、突出部26とかえり爪27とで蒸散孔6の周 縁部の一部を挟持すると共に、下部において、発熱体16の内周上端部に嵌合す る構成となっている。
【0018】 また、第7実施例としては、図7に示すように、放熱部19の上端部に嵌合し た円筒状のガイドヒーター部25の上部側と下部側のそれぞれに上下方向に通気 用スリット部24を形成した構成としている。
【0019】 また、第8実施例としては、図8に示すように、放熱部19の上端部に嵌合し た円筒状のガイドヒーター部25の上端部に内側に向って突出する複数個のリブ 28を形成し、蒸散孔6より装置本体1内部に異物が侵入するのを前記リブ28 により防ぐように構成している。
【0020】 また、第9実施例としては、図9に示すように、上部本体2の蒸散孔6に受熱 部20を形成し、該受熱部20に嵌合する円筒状のガイドヒーター部25を設け 、該ガイドヒーター部25は下端部を発熱体16に近接すると共に、外周に向っ て突出する突出部29を形成して、発熱体16からの輻射熱を前記突出部29で 受ける構成となっている。
【0021】 また、第10実施例としては、図10に示すように、放熱部19の上端部に嵌 合し、上端を上部本体2の蒸散孔6の周縁下端部に密接する円筒状の外ガイドヒ ーター部25aと、該外ガイドヒーター部25aの内部に外ガイドヒーター部2 5aと上端部で部分的に連結し下端を放熱部19の下端部まで延びた円筒状の内 ガイドヒーター部25bとから二重筒状となるガイドヒーター部25を設けて、 多重の熱上昇気流が発生するように構成している。また、上部本体2の上壁5の 上面には、蒸散孔6の外周に周方向に等間隔にわたって上方へ突出する複数個の リブ体30を一体的に形成し、蒸散孔6周辺を直接手が触れないようにする。
【0022】 次に他の実施例として、容器13に備えた被加熱体18に吸液芯18aを用い る代わりに、薬剤をあらかじめ含浸した含浸体18bを用いたものについて説明 する。 図11に示すように、容器13においては、内部中間部に保持体31を設け、 該保持体31の上に被加熱体18として薬剤をあらかじめ含浸した含浸体18b を設け、該含浸体18bを容器13より上方に突出するように構成する。そして 、放熱部19の上端部より上方に立設し、上端を上部本体2の蒸散孔6の周縁下 端部に密接する円筒状のガイドヒーター部25を設け、該ガイドヒーター部25 は上端に通気用スリット24を形成し、下端に環状部25cを形成すると共に、 円周方向に等間隔に3個のフック部25dを形成し、該フック部25dを発熱体 16の外周下端部に引っ掛けてガイドヒーター部25を装着する構成となってい る。
【0023】 以上、本考案による加熱蒸散装置の実施例について述べたが、放熱部19ある いはガイドヒーター部25においては、円筒状に限定されるものではなく、被加 熱体18の上端部より蒸散孔6へ向かう空間を有するものであれば、断面が多角 形、星形等、形状は任意である。また、発熱体16においても、U字状や複数の 発熱体を組み合せる等にしてもよい。 また、装置本体1、容器13の形状は実施例に限るものではなく任意の形状と しても良い。
【0024】
【考案の効果】
装置本体内部に上壁に設けた蒸散孔に近接または密接する放熱部あるいはガイ ドヒーター部を設けたことで、放熱部あるいはガイドヒーター部内に発熱体によ り生じた熱上昇気流により蒸散した薬剤を放熱部あるいはガイドヒーター部内を 通ってスムースに蒸散孔へ向かわすことができ、放熱部あるいはガイドヒーター 部を蒸散孔に近接した際に若干の隙間がある場合は、蒸散した薬剤は熱上昇気流 により装置本体の内部空間に流れることなく常に蒸散孔に向かうようにすること ができる。また、放熱部あるいはガイドヒーター部の外周に沿って発熱体による 熱上昇気流が生じ、該熱上昇気流により蒸散した薬剤を包みこむようにすること で、薬剤を装置本体の内部空間に流れるのを防止することもできる。このように 、蒸散した薬剤を常に蒸散孔へ向かわせて装置本体の外部へ蒸散することで、薬 剤が装置本体内部にこもったり、付着するのを防止でき、所期の安定した薬剤蒸 散効果が得られる。 また、放熱部あるいはガイドヒーター部においては、通常、加熱して蒸散した 薬剤が冷たい壁などに接触することにより急冷された場合に薬剤凝結が生じ薬剤 付着現象が起きるが、熱い部分に接触した場合には上記の付着現象が生じないの で、仮りに放熱部あるいはガイドヒーター部に薬剤が接触しても放熱部あるいは ガイドヒーター部が熱いため薬剤が付着することはない。 さらに、蒸散した薬液が放熱部あるいはガイドヒーター部内を通るので、該放 熱部あるいはガイドヒーター部の構造を変更することで、装置本体内の薬剤の蒸 散通路をある程度任意に設計することが可能となり、蒸散孔の径もある程度縮小 することができ、蒸散孔から異物が装置本体内に入り込むのを防止できると共に 、幼児が誤って指を入れて火傷をすることを防止でき、加熱蒸散装置として安全 性の向上を行うことができるという効果も奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第一実施例の縦断面図である。
【図2】本考案による第二実施例の縦断面図である。
【図3】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図4】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図5】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図6】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図7】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図8】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図9】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図10】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【図11】本考案による他の実施例の概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…装置本体、2…上部本体、3…下部本体、4…周
壁、5…上壁、6…蒸散孔、7…周壁、8…底壁、9…
内周壁、9a…下部大径円筒体、9b…上部小径円筒
体、10…通気孔、11…発熱体支持部、12…脚、1
3…容器、13a…ネジ部、14…ネジ部、15…収納
部、16…発熱体、17…取付板、18…被加熱体、1
8a…吸液芯、18b…含浸体、19…放熱部、20…
受熱部、21…固定用リブ、22…容器受け部材、23
…通気孔、24…通気用スリット部、25…ガイドヒー
ター部、26…突出部、27…かえり爪、28…リブ、
29…突出部、30…リブ体、31…保持体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 25/18 103 7457−4H

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体1内に薬剤を含浸した被加熱体
    18を備えた容器13を収納する収納部15を形成し、
    前記装置本体1内に発熱体16を設け、該発熱体16に
    被加熱体18を隙間を有して囲繞し、被加熱体18の上
    端部を周囲より加熱し薬剤を被加熱体18より蒸散させ
    る放熱部19を設け、前記装置本体1の上壁5に蒸散し
    た薬剤を装置本体1内より外部に蒸散する蒸散孔6を設
    けると共に、装置本体1に空気取り入れ口を設けてなる
    加熱蒸散装置において、前記放熱部19を発熱体16の
    上端面より上方に突出し、その上端部を装置本体1の上
    壁5に設けた蒸散孔6に近接または密接するように設け
    たことを特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 【請求項2】 装置本体1内に薬剤を含浸した被加熱体
    18を備えた容器13を収納する収納部15を形成し、
    前記装置本体1内に発熱体16を設け、該発熱体16に
    被加熱体18を隙間を有して囲繞し、被加熱体18の上
    端部を周囲より加熱し薬剤を被加熱体18より蒸散させ
    る放熱部19を設け、前記装置本体1の上壁5に蒸散し
    た薬剤を装置本体1内より外部に蒸散する蒸散孔6を設
    けると共に、装置本体1に空気取り入れ口を設けてなる
    加熱蒸散装置において、前記放熱部19と蒸散孔6の間
    に筒状のガイドヒーター部25を蒸散孔6に近接または
    密接するように配設したことを特徴とする加熱蒸散装
    置。
JP1992045434U 1992-06-30 1992-06-30 加熱蒸散装置 Expired - Fee Related JP2595028Y2 (ja)

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